JPH0432754Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0432754Y2 JPH0432754Y2 JP1984096467U JP9646784U JPH0432754Y2 JP H0432754 Y2 JPH0432754 Y2 JP H0432754Y2 JP 1984096467 U JP1984096467 U JP 1984096467U JP 9646784 U JP9646784 U JP 9646784U JP H0432754 Y2 JPH0432754 Y2 JP H0432754Y2
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- JP
- Japan
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- collector
- region
- emitter
- regions
- lateral
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- Expired
Links
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 6
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000006798 recombination Effects 0.000 description 1
- 238000005215 recombination Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明はラテラル形トランジスタ、特に半導体
集積回路に組み込むラテラル型トランジスタの改
良に関する。
集積回路に組み込むラテラル型トランジスタの改
良に関する。
(ロ) 従来技術
第4図に従来のマルチコレクタを有するラテラ
ル型トランジスタを示す、1はP型半導体基板上
に積層されたN型エピタキシヤル層を島状にPN
分離されて形成される島領域であり、ラテラル型
トランジスタのベース領域となる。2はP+型の
エミツタ領域、3,4はP+型の第1および第2
コレクタ領域である。5はベース領域1のオーミ
ツク接触を得るためのN+型のコレクタ領域であ
る。
ル型トランジスタを示す、1はP型半導体基板上
に積層されたN型エピタキシヤル層を島状にPN
分離されて形成される島領域であり、ラテラル型
トランジスタのベース領域となる。2はP+型の
エミツタ領域、3,4はP+型の第1および第2
コレクタ領域である。5はベース領域1のオーミ
ツク接触を得るためのN+型のコレクタ領域であ
る。
斯上したマルチコレクタを有するラテラル型ト
ランジスタはエミツタ領域2の周囲を第1および
第2のコレクタ領域3,4で取り囲み、第1およ
び第2のコレクタ領域3,4のエミツタ領域2を
囲む周囲長比で電流比を決定する。たとえば第1
および第2のコレクタ領域3,4のパターンを
1:1に形成すると、そのコレクタ電流比も1:
1となる。これによりコレクタ電流をマルチコレ
クタのパターン比で所望の比に分割できることが
できる。
ランジスタはエミツタ領域2の周囲を第1および
第2のコレクタ領域3,4で取り囲み、第1およ
び第2のコレクタ領域3,4のエミツタ領域2を
囲む周囲長比で電流比を決定する。たとえば第1
および第2のコレクタ領域3,4のパターンを
1:1に形成すると、そのコレクタ電流比も1:
1となる。これによりコレクタ電流をマルチコレ
クタのパターン比で所望の比に分割できることが
できる。
しかしながら、従来のマルチコレクタを有する
ラテラル型トランジスタでは、第1および第2の
コレクタ領域3,4の電位が最も低いため、第1
および第2のコレクタ領域3,4の離間した部分
のエピキシヤル層表面に反転層が生成される。こ
の反転層は極めて不安定であるため、第1または
第2コレクタ領域3,4のどちらの空乏層と一体
化するかは分からない。そのため、反転層で捕獲
したキヤリアがどちらのコレクタ電流になるかが
不安定であるため、電流比が崩れてしまう。ま
た、第1および第2コレクタ領域3,4が反転層
で接続された状態でも、どたらのコレクタ電流に
なるかが不安定であるため、同様の現象が生じ
る。
ラテラル型トランジスタでは、第1および第2の
コレクタ領域3,4の電位が最も低いため、第1
および第2のコレクタ領域3,4の離間した部分
のエピキシヤル層表面に反転層が生成される。こ
の反転層は極めて不安定であるため、第1または
第2コレクタ領域3,4のどちらの空乏層と一体
化するかは分からない。そのため、反転層で捕獲
したキヤリアがどちらのコレクタ電流になるかが
不安定であるため、電流比が崩れてしまう。ま
た、第1および第2コレクタ領域3,4が反転層
で接続された状態でも、どたらのコレクタ電流に
なるかが不安定であるため、同様の現象が生じ
る。
そこで、本考案者は第5図に示すように、第1
および第2のコレクタ領域3,4間に高濃度拡散
領域6を設け、コレクタ領域3,4からの空乏層
の拡がりを規制したラテラル型トランジスタを提
案した(特願昭58−91177号に詳しい。)。
および第2のコレクタ領域3,4間に高濃度拡散
領域6を設け、コレクタ領域3,4からの空乏層
の拡がりを規制したラテラル型トランジスタを提
案した(特願昭58−91177号に詳しい。)。
ところが、上述したラテラル型トランジスタ
は、第1および第2のコレクタ領域3,4に高濃
度拡散領域6を設けるため、トランジスタの耐圧
が下がると共に、パターン面積も大きくなるなど
の難点があつた。
は、第1および第2のコレクタ領域3,4に高濃
度拡散領域6を設けるため、トランジスタの耐圧
が下がると共に、パターン面積も大きくなるなど
の難点があつた。
(ハ) 考案の目的
本考案は斯る欠点に鑑みてなされ、従来の欠点
を大巾に改善したマルチコレクタを有するラテラ
ル型トランジスタを提供することになる。
を大巾に改善したマルチコレクタを有するラテラ
ル型トランジスタを提供することになる。
(ニ) 考案の構成
本考案に依るラテラル型トランジスタは、ベー
ス領域13と、ベース領域13表面に設けられた
エミツタ領域15と、エミツタ領域15を取り囲
む複数個のコレクタ領域16,17とを備え、コ
レクタ領域16,17間のベース領域13表面上
にエミツタ電極20をコレクタ領域16,17の
横方向拡散量より外側まで延在せしめたことを特
徴とする。
ス領域13と、ベース領域13表面に設けられた
エミツタ領域15と、エミツタ領域15を取り囲
む複数個のコレクタ領域16,17とを備え、コ
レクタ領域16,17間のベース領域13表面上
にエミツタ電極20をコレクタ領域16,17の
横方向拡散量より外側まで延在せしめたことを特
徴とする。
(ホ) 実施例
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
に従い説明する。第1図は本考案によるマルチコ
レクタを有するラテラル型トランジスタを示す平
面図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は第1図の−線断面図である。
に従い説明する。第1図は本考案によるマルチコ
レクタを有するラテラル型トランジスタを示す平
面図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は第1図の−線断面図である。
これらの図において、10はP型半導体基板、
11は半導体基板10上に積層されたN型のエピ
タキシヤル層であり、このエピタキンヤル層11
をP+型の分離領域12で島状に分離して島領域
13が形成され、この島領域13がラテラル型ト
ランジスタのベース領域13として働く。14は
島領域13の底面に埋め込まれたN+型の埋め込
み層である。15はP+型のエミツタ領域、16,
17はP+型の第1および第2のコレクタ領域で
あり、共に同時に選択拡散して形成される。18
はベース領域13にオーミツク接触を得るための
N+型のコンタクト領域である。19はエピタキ
シヤル層11表面を被覆する酸化膜である。エミ
ツタ領域15、第1および第2コレクタ領域1
6,17およびベースコンタクト領域18には
夫々斜線で示す部分にコンタクトを形成してい
る。20はエミツタ領域15にオーミツクコンタ
クトしたエミツタ電極、21,22はコレクタ領
域16,17にオーミツクコンタクトしたコレク
タ電極、23はベースコンタクト領域18にオー
ミツクコンタクトしたベース電極である。
11は半導体基板10上に積層されたN型のエピ
タキシヤル層であり、このエピタキンヤル層11
をP+型の分離領域12で島状に分離して島領域
13が形成され、この島領域13がラテラル型ト
ランジスタのベース領域13として働く。14は
島領域13の底面に埋め込まれたN+型の埋め込
み層である。15はP+型のエミツタ領域、16,
17はP+型の第1および第2のコレクタ領域で
あり、共に同時に選択拡散して形成される。18
はベース領域13にオーミツク接触を得るための
N+型のコンタクト領域である。19はエピタキ
シヤル層11表面を被覆する酸化膜である。エミ
ツタ領域15、第1および第2コレクタ領域1
6,17およびベースコンタクト領域18には
夫々斜線で示す部分にコンタクトを形成してい
る。20はエミツタ領域15にオーミツクコンタ
クトしたエミツタ電極、21,22はコレクタ領
域16,17にオーミツクコンタクトしたコレク
タ電極、23はベースコンタクト領域18にオー
ミツクコンタクトしたベース電極である。
さて、本考案によるラテラル型トランジスタ
は、エミツタ電極20をコレクタ領域16,17
間のベース領域13表面上の酸化膜19上に配設
し、このエミツタ電極20をコレクタ領域16,
17の横方向拡散量よりも外側まで延在せしめた
ことにある。すなわち、コレクタ領域16,17
間の反転層が生成されるベース領域13上に最高
電位にあるエミツタ電極20が配設されている。
は、エミツタ電極20をコレクタ領域16,17
間のベース領域13表面上の酸化膜19上に配設
し、このエミツタ電極20をコレクタ領域16,
17の横方向拡散量よりも外側まで延在せしめた
ことにある。すなわち、コレクタ領域16,17
間の反転層が生成されるベース領域13上に最高
電位にあるエミツタ電極20が配設されている。
而して、本考案のラテラル型トランジスタによ
れば、最も電位の高いエミツタ電極20で、第1
および第2コレクタ領域16,17間のベース領
域13上を覆つているので、ベース領域13表面
の表面再結合電流が抑制され、反転層の生成を防
止することができる。従つて、第1および第2コ
レクタ領域16,17が接続するおそれはなく、
回路動作に支障をきたすことはない。
れば、最も電位の高いエミツタ電極20で、第1
および第2コレクタ領域16,17間のベース領
域13上を覆つているので、ベース領域13表面
の表面再結合電流が抑制され、反転層の生成を防
止することができる。従つて、第1および第2コ
レクタ領域16,17が接続するおそれはなく、
回路動作に支障をきたすことはない。
(ヘ) 考案の効果
以上説明したように、本考案に依れば、マルチ
コレクタ領域の各領域間のベース領域表面の反転
層の生成を防止でき、各領域間が接続するおそれ
がなくなり、反転層で捕獲されるキヤリアがなく
なるので、各コレクタ領域16,17のパターン
サイズに従つた電流比を正確に保つことができ
る。また、チヤンネルストツパなど特別に設ける
必要もないので、耐圧も低下せずに且つ集積化を
図ることができるなどその実用的効果は大きい。
コレクタ領域の各領域間のベース領域表面の反転
層の生成を防止でき、各領域間が接続するおそれ
がなくなり、反転層で捕獲されるキヤリアがなく
なるので、各コレクタ領域16,17のパターン
サイズに従つた電流比を正確に保つことができ
る。また、チヤンネルストツパなど特別に設ける
必要もないので、耐圧も低下せずに且つ集積化を
図ることができるなどその実用的効果は大きい。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は本考案によるマルチコレクタを有す
るラテラル型トランジスタを示す平面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図である。第4図および第5図は夫々
従来のマルチコレクタを有するラテラル型トラン
ジスタを示す平面図である。 13,1……ベース領域、15,2……エミツ
タ領域、16,3……第1コレクタ領域、17,
4……第2コレクタ領域、18,5……ベースコ
ンタクト領域、20……エミツタ電極、21,2
2……コレクタ電極、23……ベース電極。
し、第1図は本考案によるマルチコレクタを有す
るラテラル型トランジスタを示す平面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図である。第4図および第5図は夫々
従来のマルチコレクタを有するラテラル型トラン
ジスタを示す平面図である。 13,1……ベース領域、15,2……エミツ
タ領域、16,3……第1コレクタ領域、17,
4……第2コレクタ領域、18,5……ベースコ
ンタクト領域、20……エミツタ電極、21,2
2……コレクタ電極、23……ベース電極。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ベース領域表面に設けたエミツタ領域と、この
エミツタ領域をほぼ等距離で囲む複数個のコレク
タ領域とを備え、前記コレクタ領域の長さの比で
コレクタ電流の比を所望の値に設定するラテラル
形トランジスタにおいて、 前記エミツタ領域とコレクタ領域との間のベー
ス領域表面、および前記コレクタ領域と前記コレ
クタ領域とに挟まれたベース領域の表面上に、前
記エミツタ領域にコンタクトするエミツタ電極を
形成し、且つ前記コレクタ領域に挟まれたベース
領域では前記コレクタ領域の横方向拡散量より外
側まで前記エミツタ領域を拡張したことを特徴と
するラテラル形トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9646784U JPS6112251U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | ラテラル型トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9646784U JPS6112251U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | ラテラル型トランジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6112251U JPS6112251U (ja) | 1986-01-24 |
JPH0432754Y2 true JPH0432754Y2 (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=30655948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9646784U Granted JPS6112251U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | ラテラル型トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6112251U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50154073A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5643005Y2 (ja) * | 1978-12-26 | 1981-10-08 |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP9646784U patent/JPS6112251U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50154073A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6112251U (ja) | 1986-01-24 |
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