JPH04323938A - ハンズフリー回路 - Google Patents

ハンズフリー回路

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JPH04323938A
JPH04323938A JP3092351A JP9235191A JPH04323938A JP H04323938 A JPH04323938 A JP H04323938A JP 3092351 A JP3092351 A JP 3092351A JP 9235191 A JP9235191 A JP 9235191A JP H04323938 A JPH04323938 A JP H04323938A
Authority
JP
Japan
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level
mode
signal
transmitting
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3092351A
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English (en)
Inventor
Osamu Kurokawa
修 黒川
Toyotaro Sawa
沢 豊太郎
Takuya Kanesumi
拓也 金住
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Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車電話装置等に
用いられるハンズフリ−回路の改良に係り、特に、車内
騒音の増大等に起因する受話モ−ドから送話モ−ドへの
誤切替等により、受話音声がその途中でクリッピングさ
れることを防止したハンズフリ−回路に関する。
【0003】
【従来の技術】自動車電話装置等において、スピ−カと
マイクロフォンを用いて同時通話を行う場合、スピ−カ
とマイクロフォンの音響的結合によるハウリングを未然
に防止することが必要される。
【0004】いわゆるハンズフリ−回路は、このような
ハウリングを防止するための回路であり、例えば図2に
示すように構成されている。
【0005】マイクロフォン1から出力された送話信号
(音声信号と周囲雑音信号との双方を含む)はマイクア
ンプ2で増幅され、減衰回路3を経て、インタフェ−ス
回路4に送出される。
【0006】一方、インタフェ−ス回路4から取り込ま
れた受話信号は、減衰回路5を経て、スピ−カアンプ6
で増幅された後、スピ−カ7から音響として出力される
【0007】送話信号及び受話信号はそれぞれ整流回路
8,9で整流されてその信号レベルが検出され、これら
の検出レベルはコンパレ−タ10において互いに比較さ
れ、これにより送話モ−ドか受話モ−ドかの判別が行わ
れる。
【0008】そして、送話信号検出レベルが受話信号検
出レベルよりも高いことにより、コンパレ−タ10の出
力が“1”(送話モ−ドと判別)になると、ハンズフリ
−制御回路11の作用により、受話信号系に介在された
減衰回路5のみが作動して、受話信号は所定量だけ減衰
され、これによりスピ−カ7の音量低下により、送話系
・受話系を音響的に結合してなる帰還ル−プのゲインが
低下してハウリングが防止される。
【0009】逆に、送話信号検出レベルが受話信号検出
レベルよりも低いことにより、コンパレ−タ10の出力
が“0”(受話モ−ドと判別)になると、ハンズフリ−
制御回路11の作用により、送話信号系に介在された減
衰回路3のみが作動して、送話信号は所定量だけ減衰さ
れ、これによりマイクロフォン1から入力されて相手方
へ送出される送話信号レベルの低下により、送話系・受
話系を音響的に結合してなる帰還ル−プのゲインが低下
してハウリングが防止される。
【0010】以上のようにして、スピ−カ7とマイクロ
フォン1との音響的結合によるハウリングが防止される
【0011】尚、マイクロフォン1から音声が入力され
ず、また、インタフェ−ス回路4からも受話信号が取り
込まれていない状態、すなわち送受話とも音声が無入力
の待ち受け状態の場合には、オフセット電圧回路12の
作用により、送話側の整流回路8の基準電圧(直流バイ
アス電圧)が受話側の整流回路9の基準電圧(直流バイ
アス電圧)よりも高く設定される。
【0012】そのため、コンパレ−タ10に入力される
信号レベルは送話側のほうが高くなり、これによりコン
パレ−タ10では送話モ−ドとの判別が行われ、その出
力は“1”となる。  従って、無信号待受時にあって
も、送話側減衰回路3が作動することはなく、常に送話
を優先した状態に維持される。
【0013】このように、従来のハンズフリ−回路にあ
っては、送話信号レベルを検出する送話レベル検出手段
(整流回路8)と、受話信号レベルを検出する受話レベ
ル検出手段(整流回路9)と、前記送話信号の検出レベ
ルと前記受話信号の検出レベルとの相対比較により送話
モ−ドと受話モ−ドとの判別を行うモ−ド判別手段(コ
ンパレ−タ10)と、前記送話モ−ドと判別されるとき
には受話信号レベルを減衰させる一方、前記受話モ−ド
と判別されるときには送話信号レベルを減衰させる信号
レベル減衰手段(ハンズフリ−制御回路11,減衰回路
3,5)とを備え、これによりマイクロフォン1とスピ
−カ7との音響的結合に起因するハウリングの発生を未
然に防止するように構成されている。
【0014】しかしながら、このような従来のハンズフ
リ−回路にあっては、送話信号(音声信号と雑音信号と
の双方を含む)の検出レベルと受話信号の検出レベルと
の相対比較により送話モ−ドと受話モ−ドとの判別を行
うため、自動車電話等のように周囲雑音の大きい環境で
使用される電話装置に適用されると、大なる周囲雑音に
起因するモ−ド判別手段の誤動作により、受話モ−ドの
途中で突然送話モ−ドへの切り替えが生じて相手方の声
が聞き取り難くなったり、或いは送話が終了して相手方
の会話が開始されたにも拘らず、送話モ−ドから受話モ
−ドへの切り替えが生じないことから、やはり相手方の
声が聞き取り難くなる等の問題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
ハンズフリ−回路においては、送話信号(音声信号と雑
音信号との双方を含む)の検出レベルと受話信号の検出
レベルとの相対比較により送話モ−ドと受話モ−ドとの
判別を行うため、自動車電話等のように周囲雑音の大き
い環境で使用される電話装置に適用されると、大なる周
囲雑音に起因するモ−ド判別手段の誤動作により、受話
モ−ドの途中で突然送話モ−ドへの切り替えが生じて相
手方の声が聞き取り難くなったり(いわゆるクリッピン
グの発生)、或いは送話が終了して相手方の会話が開始
されたにも拘らず、送話モ−ドから受話モ−ドへの切り
替えが生じないことから、やはり相手方の声が聞き取り
難くなる等の問題点があった。
【0016】本発明はこの問題点を除去し、自動車電話
等のように周囲雑音の大きい環境で使用される電話装置
に適用された場合にも、受話モ−ドの途中で突然送話モ
−ドへの切り替えが生じて相手方の声が聞き取り難くな
ったり、或いは送話が終了して相手方の会話が開始され
たにも拘らず、送話モ−ドから受話モ−ドへの切り替え
が生じないことから、やはり相手方の声が聞き取り難く
なる等の問題が生じないようにしたハンズフリ−回路を
提供することを目的とする。
【0017】[発明の構成]
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、送話信号レベ
ルを検出する送話レベル検出手段と、受話信号レベルを
検出する受話レベル検出手段と、前記送話信号の検出レ
ベルと前記受話信号の検出レベルとの相対比較により送
話モ−ドと受話モ−ドとの判別を行うモ−ド判別手段と
、前記送話モ−ドと判別されるときには受話信号レベル
を減衰させる一方、前記受話モ−ドと判別されるときに
は送話信号レベルを減衰させる信号レベル減衰手段とを
備えたハンズフリ−回路において、周囲雑音信号レベル
を検出する周囲雑音検出手段と、前記周囲雑音の検出レ
ベルと送話信号の検出レベルとの相対比較により騒音状
態と送話状態を判別する騒音状態判別手段と、前記騒音
状態と判別されるときには前記送話モ−ドと受話モ−ド
との判別に使用される送話信号の検出レベルを減衰させ
る検出送話レベル減衰手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】本発明のハンズフリー回路によれば、周囲雑音
を検出した結果として騒音状態と判別されるときには、
送話モ−ドと受話モ−ドとの判別に使用される送話信号
の検出レベルを減衰させるため、例え周囲雑音が大きく
ても、実際に音声が入力されない限り、モ−ド判別手段
が送話モ−ドと誤判別することがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例に係るハンズフ
リ−回路の構成図であり、図2に示した従来例と同一構
成部分に付いては同符号を付している。
【0022】図1において、マイクロフォン1から出力
された送話信号(音声信号と周囲雑音信号との双方を含
む)はマイクアンプ2で増幅されたのち2系統に分岐さ
れ、その一方は減衰回路3を経てインタフェ−ス回路4
に送出され、他方は整流回路8で整流されて送話信号レ
ベルが検出された後、更に減衰回路13を経てコンパレ
−タ10の一方の入力へと供給される。
【0023】減衰回路13は選択的に減衰動作を行うよ
うに構成されており、その作動により送話信号検出レベ
ルを所定量だけ減衰させるようになされている。
【0024】また、インタフェ−ス回路4から取り込ま
れた受話信号は2系統に分岐されたのち、その一方は減
衰回路5を経てスピ−カアンプ6で増幅された後、スピ
−カ7から音響として出力され、他方は整流回路9で整
流されて受話信号レベルが検出されたのち、コンパレ−
タ10の他方の入力へと供給される。
【0025】また、送話信号に含まれる雑音信号成分は
バンドパスフィルタ14で送話信号中より抽出されたの
ち、整流回路15で整流及び直流化されて雑音信号レベ
ルが検出され、騒音状態判別用のコンパレ−タ16の一
方の入力に供給される。
【0026】ここで、整流回路15の出力特性は、立上
がり時間が長くかつ立ち下がり時間が短くなるように設
定されており、これにより整流回路15の出力は周囲雑
音特有の定常的に継続する信号成分にのみ応答して十分
なレベルまで立ち上がると共に、車両の窓を閉めた場合
のように周囲雑音が突然消滅した場合には、これに応答
して直ちに立ち下がるようになっている。
【0027】このコンパレ−タ16の他方の入力には、
送話レベル検出用整流回路8から得られる送話レベル検
出信号(雑音信号と音声信号との総和に対応する)が供
給されている。
【0028】従って、騒音状態判別用のコンパレ−タ1
6は、送話信号中に含まれる雑音信号の割合が一定量を
越えると騒音状態と判別して“1”を出力するようにな
されている。
【0029】そして、減衰回路13は騒音状態判別用の
コンパレ−タ16の出力“1”を受けて作動して減衰動
作を行う一方、コンパレ−タ16の出力が“0”の場合
には不作動となり減衰動作を行わないようなされている
【0030】尚、マイクロフォン1から音声が入力され
ず、また、インタフェ−ス回路4からも受話信号が取り
込まれておらず、さらに周囲雑音も存在しない状態、す
なわち送受話とも音声が無入力の待受状態の場合には、
オフセット電圧回路12の作用により、送話側の整流回
路8の基準電圧(直流バイアス電圧)の値は受話側の整
流回路9及び周囲雑音検出用の整流回路15の基準電圧
(直流バイアス電圧)よりも高く設定される。
【0031】そのため、コンパレ−タ16の出力は“0
”となって送話信号検出レベル減衰用の減衰回路13が
作動しないことから、従来通りコンパレ−タ10に入力
される信号レベルは送話側のほうが高くなり、これによ
りコンパレ−タ10では送話モ−ドとの判別が行われ、
その出力は“1”となる。従って、無信号待受時にあっ
ても、送話側減衰回路3が作動することはなく、常に送
話を優先した状態に維持される。
【0032】次に、以上の構成よりなる実施例回路の動
作を系統的に説明する。今仮に、周囲雑音が小さい状態
において、相手方から受話信号が到来しているものと想
定する。
【0033】このような状態では、バンドパスフィルタ
14から抽出され、かつ整流回路15で整流・直流化さ
れて検出される周囲雑音信号検出レベルは、送話信号レ
ベル検出用の整流回路8から得られる送話信号検出レベ
ル(バイアス直流電圧に起因する)よりも十分に小さい
ため、周囲雑音検出用のコンパレ−タ16の出力は“0
”となり、これを受けて送話信号検出レベル減衰用の減
衰回路13は不作動状態となる。
【0034】そのため、送話信号レベル検出用整流回路
8の出力は何等減衰されること無く減衰回路13を通過
してモ−ド判別用コンパレ−タ10の一方の入力へと供
給される。
【0035】一方、モ−ド判別用コンパレ−タ10の他
方の入力には、受話信号レベル検出用整流回路9から得
られる受話信号レベルがそのまま供給されており、この
場合受話信号検出レベルは送話信号検出レベルよりも十
分に大きな値を有する。
【0036】したがって、モ−ド判別用コンパレ−タ1
0は受話モ−ドを判別してその出力は“0”となり、こ
れを受けてハンズフリ−制御回路11の作用により、送
話信号系に介在された減衰回路3のみが作動(受話信号
系に介在された減衰回路5は作動しない)して送話信号
は所定量だけ減衰され、マイクロフォン1から入力され
て相手方へ送出される送話信号レベルの低下により、送
話系・受話系を音響的に結合してなる帰還ル−プのゲイ
ンが低下しハウリングが防止される。
【0037】このような状態において大きな周囲雑音が
到来した場合について説明する。大きな周囲雑音が到来
すると、これに追従して送話信号レベル検出用整流回路
8の出力レベルは音声が存在しないにも拘らず大きな値
となるが、このような状態においては、バンドパスフィ
ルタ14で抽出されかつ整流回路15で直流化して得ら
れる雑音信号検出レベルについても大きな値となる。
【0038】その結果、騒音状態判別用コンパレ−タ1
6の出力は“0”から“1”へと反転し、これを受けて
送話信号検出レベル減衰用の減衰回路13が作動し、モ
−ド判別用コンパレ−タ10へ供給される送話信号検出
レベルは所定量減衰される。そのため、モ−ド判別用コ
ンパレ−タ10は依然として受話モ−ドを判別してその
出力は“0”に保持されから、受話系に介在された減衰
回路5は不作動状態に維持され、図2に示される従来回
路にように、受話モ−ドから送話モ−ドへの誤切替によ
り相手の声が聞き取り難くなることはない。
【0039】尚、整流回路15は立上がり時間が長くな
るような出力特性を有するが、通常車両内で対象となる
騒音はさほど急激に増大するものではないから、騒音到
来時に過渡的にモ−ド誤切替が生ずる可能性は殆ど無い
【0040】次に、周囲雑音が小さい状態において、相
手方に対して送話信号が送出しているものと想定する。
【0041】係る状態では、バンドパスフィルタ14か
ら抽出され、かつ整流回路15で整流・直流化されて検
出される周囲雑音信号検出レベルは、送話信号レベル検
出用の整流回路8から得られる送話信号検出レベル(音
声信号に起因する)よりも十分に小さいため、周囲雑音
検出用のコンパレ−タ16の出力は“0”となり、これ
を受けて送話信号検出レベル減衰用の減衰回路13は不
作動状態となる。
【0042】そのため、送話信号レベル検出用整流回路
8の出力は何等減衰されること無く減衰回路13を通過
してモ−ド判別用コンパレ−タ10の一方の入力へと供
給される。
【0043】一方、モ−ド判別用コンパレ−タ10の他
方の入力には、受話信号レベル検出用整流回路9から得
られる受話信号レベルがそのまま供給されており、この
場合受話信号検出レベルは送話信号検出レベルよりも十
分に小さな値を有する。
【0044】したがって、モ−ド判別用コンパレ−タ1
0は送話モ−ドを判別してその出力は“1”となり、こ
れを受けてハンズフリ−制御回路11の作用により、受
話信号系に介在された減衰回路5のみが作動(受話信号
系に介在された減衰回路3は作動しない)して受話信号
は所定量だけ減衰され、これによりインタフェ−ス回路
4から取り込まれてスピ−カ7へ送出される受話信号レ
ベルの低下により、送話系・受話系を音響的に結合して
なる帰還ル−プのゲインが低下しハウリングが防止され
る。
【0045】このような状態において大きな周囲雑音が
到来した場合について説明する。大きな周囲雑音が到来
すると、これに追従して送話信号レベル検出用整流回路
8の出力レベルは大きな値となるが、このような状態に
おいては、バンドパスフィルタ14で抽出されかつ整流
回路15で直流化して得られる雑音信号検出レベルにつ
いても大きな値となる。
【0046】その結果、騒音状態判別用コンパレ−タ1
6の出力は“0”から“1”へと反転し、これを受けて
送話信号検出レベル減衰用の減衰回路13が作動し、モ
−ド判別用コンパレ−タ10へ供給される送話信号検出
レベルは所定量減衰されるが、このとき減衰前の送話信
号検出レベルそれ自体はかなり大きな値を有する一方、
受話信号検出レベルは殆ど零の状態にある。
【0047】そのため、モ−ド判別用コンパレ−タ10
は依然として送話モ−ドを判別してその出力は“1”に
保持されから、送話系に介在された減衰回路5は不作動
状態に維持され、送話モ−ドから受話モ−ドへの誤切替
が行われることは無い。
【0048】次に、このような大きな周囲雑音が到来し
ている状態において、送話が終了して、受話が開始され
た場合に付いて説明する。
【0049】インタフェ−ス回路4から受話信号が到来
すると、受話信号レベル検出用整流回路9の出力レベル
は大きな値となるが、このとき送話信号レベル検出用整
流回路8の出力レベルは周囲雑音の存在に起因してなお
もかなり大きな値に維持されており、これをそのままモ
−ド判別用コンパレ−タ10に供給すれば、従来回路で
問題とされたように、送話モ−ドから受話モ−ドへの切
り替えに支障を来すこととなる。
【0050】しかしながら、送話が終了して送話音声が
消失すると、雑音信号レベル検出用整流回路15の出力
レベルについては変わらないものの、送話信号レベル検
出用整流回路8の出力レベルについては大きく低下する
結果、騒音状態判別用コンパレ−タ16は騒音状態を判
定してその出力は“1”となり、送話信号検出レベル減
衰用の減衰回路3が作動して送話信号検出レベルは所定
量だけ減衰される。
【0051】その結果、モ−ド判別用コンパレ−タ10
は受話モ−ドを判別してその出力は“1”から“0”へ
と反転し、周囲雑音の存在にも拘らず、送話モ−ドから
受話モ−ドへの切り替えはスム−ズに行われ、図2に示
す従来例のように、騒音の存在に起因して送話状態から
受話状態へ切り替わり難くなると言う問題を解決するこ
とができる。
【0052】以上の説明で明らかなように、この実施例
回路によれば、自動車電話等のように周囲雑音の大きい
環境で使用される電話装置に適用された場合にも、受話
モ−ドの途中で突然送話モ−ドへの切り替えが生じて相
手方の声が聞き取り難くなったり(いわゆるクリッピン
グの発生)、或いは送話が終了して相手方の会話が開始
されたにも拘らず、送話モ−ドから受話モ−ドへの切り
替えが生じないことから、相手方の声が聞き取り難くな
る等の問題を未然に防止することができる。
【0053】また、以上の実施例によれば、送話信号そ
れ自体に含まれる雑音成分に基いて騒音状態を判別する
ため、別途周囲雑音検出用のマイクが不要であり、また
マイクが感応しない周囲雑音により騒音状態と誤判別し
て、受話モ−ドから送話モ−ドへの切り替えに支障を来
すこともない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンズフリ
ー回路によれば、自動車電話等のように周囲雑音の大き
い環境で使用される電話装置に適用された場合にも、受
話モ−ドの途中で突然送話モ−ドへの切り替えが生じて
相手方の声が聞き取り難くなったり(いわゆるクリッピ
ングの発生)、或いは送話が終了して相手方の会話が開
始されたにも拘らず、送話モ−ドから受話モ−ドへの切
り替えが生じないことから、やはり相手方の声が聞き取
り難くなる等の問題を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンズフリ−回路の一実施例を示
すブロック回路図。
【図2】従来のハンズフリ−回路の一例を示すブロック
回路図。
【符号の説明】
1  マイクロフォン 2  マイクアンプ 3  送話信号用減衰回路 4  インタフェ−ス回路 5  受話信号用減衰回路 6  スピ−カアンプ 7  スピ−カ 8  送話信号レベル検出用整流回路 9  受話信号レベル検出用整流回路 10  モ−ド判別用コンパレ−タ 11  ハンズフリ−制御回路 12  オフセット電圧回路 13  送話信号検出レベル減衰用減衰回路14  バ
ンドパスフィルタ 15  周囲雑音レベル検出用整流回路16  騒音状
態判別用コンパレ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送話信号レベルを検出する送話レベル
    検出手段と、受話信号レベルを検出する受話レベル検出
    手段と、前記送話信号の検出レベルと前記受話信号の検
    出レベルとの相対比較により送話モ−ドと受話モ−ドと
    の判別を行うモ−ド判別手段と、前記送話モ−ドと判別
    されるときには受話信号レベルを減衰させる一方、前記
    受話モ−ドと判別されるときには送話信号レベルを減衰
    させる信号レベル減衰手段とを備えたハンズフリ−回路
    において、周囲雑音信号レベルを検出する周囲雑音検出
    手段と、前記周囲雑音の検出レベルと送話信号の検出レ
    ベルとの相対比較により騒音状態と送話状態を判別する
    騒音状態判別手段と、前記騒音状態と判別されるときに
    は前記送話モ−ドと受話モ−ドとの判別に使用される送
    話信号の検出レベルを減衰させる検出送話レベル減衰手
    段とを具備することを特徴とするハンズフリ−回路。
JP3092351A 1991-04-23 1991-04-23 ハンズフリー回路 Pending JPH04323938A (ja)

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