JP2839509B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2839509B2
JP2839509B2 JP63215908A JP21590888A JP2839509B2 JP 2839509 B2 JP2839509 B2 JP 2839509B2 JP 63215908 A JP63215908 A JP 63215908A JP 21590888 A JP21590888 A JP 21590888A JP 2839509 B2 JP2839509 B2 JP 2839509B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電話装置に係り、特に送話が適切に行なわ
れるようにした電話装置に関する。
(従来の技術) 第3図は、従来の拡声電話装置の一例を示すブロック
図である。マイク1から入力された音声信号は、送信用
アンプ2により増幅されたのち、送信損失回路3によっ
て減衰を受け、さらにハイブリッド回路を介して回線5
に送出される。
一方、回線5に伝送されてきた音声信号は、ハイブリ
ッド回路4を介して受話損失回路6に入り、ここで減衰
されたのち受話用アンプ7により増幅され、スピーカ8
から出力される。
送話損失回路6からの信号は、送話検出回路9に入力
される。またハイブリッド回路4からの受話信号は、受
話検出回路10に入力される。送話検出回路9および受話
検出回路10からの出力信号は、それぞれ音声スイッチ制
御回路11に入力される。この音声スイッチ制御回路11に
は、受話閾値レベル設定回路12が出力する受話閾値レベ
ルが入力されている。音声スイッチ制御回路11が出力す
る制御信号は、送話損失回路3および受話損失回路6に
入力される。音声スイッチ制御回路11は、送話検出回路
9および受話検出回路10の出力レベルを比較し、その結
果に応じて送話損失回路3および受話損失回路6のそれ
ぞれの損失量を相反的に増減制御する。
なお、マイク1、送話用アンプ2、送信損失回路3、
ハイブリッド回路4および回線5により送話路が形成さ
れ、回線5、ハイブリッド回路4、受話損失回路6、受
話用アンプ7およびスピーカ8により受話路が形成され
る。
また受話閾値レベル設定回路12が発生する受話閾値レ
ベルとは、マイク1からの送話信号がない状態におい
て、この装置が送話状態から受話状態になる点の回線5
における入力レベルである。
次に第3図の回路の動作について説明する。まず回線
5からの受話信号が無く、マイク1からの送話信号も無
い状態では、回線5からの入力レベルは受話閾値レベル
よりも低いため、音声スイッチ制御回路11は送話損失回
路3の損失量を小とし、受話損失回路6の損失量を大と
するように制御し、回路は送話状態となる。この状態で
回線5から受話信号が入り、受話検出回路10の出力レベ
ルが増大し、回線5からの受話信号がレベル設定回路12
で設定した受話閾値レベルよりも大きくなると、制御回
路11は送話損失回路3の損出量を大とし、受話損失回路
6の損失量を小とする制御を行なう。これにより回路
は、受話状態となる。
受話信号が、受話閾値レベルより大きく、送話信号も
ある場合には、制御回路11は送話検出回路9および受話
検出回路10の出力レベルを比較し、その比較結果に応じ
て送話損失回路3および受話損失回路6の損失量を相反
的に増減する。
第4図は、第3図の回路の切り替わり特性を示す図で
ある。縦軸はマイク1から入力される送話レベルを、横
軸は回線5から入力される受話レベルを示している。
曲線Aは受話状態から送話状態への、曲線Bは送話状
態から受話状態への切り替わり特性を示している。
今、第4図において、回線5からNのレベルの騒音レ
ベルが入ったと仮定する。ここで騒音とは、通話相手の
送話器に入力される周囲騒音を意味する。
この時、マイク1からの送話信号がない状態では、受
話検出回路10の出力レベルは、送話検出回路9の出力レ
ベルより大きいため、制御回路11は送話損失回路3の損
失量を大とし、受話損失回路6の損失量を小となるよう
制御し受話状態となる。
ここでマイク1から送話信号を入力して回線5に通過
可能な送話レベルを送出するためには、第4図のP点以
上のレベルが必要となる。このレベル以上では送話検出
回路9の出力レベルが受話検出回路10の出力レベルより
大きくなり、制御回路11は送話損失回路3の損失量を小
とし、受話損失回路6の損失量を大となるよう制御し送
話状態となる。
このように送話損失回路3および受話損失回路6の損
失量を相反的に増減させるのは、ハイブリッド回路4に
おける送話信号の受話側への回りこみおよびスピーカ8
からマイク1への音響結合を考えた場合に、マイク1、
送信用アンプ2、送話損失回路3、ハイブリッド回路
4、受話損失回路6、受話用アンプ7、スピーカ8およ
びマイク1のループのトータルゲインが送話及び受話状
態のいずれの場合でも、1倍以下となるようにするため
である。これにより装置の発振を防止している。
(発明が解決しようとする課題) 上述したようにノズルレベルNが受話閾値レベルRよ
り大きい場合には、マイク1の入力レベルがPのレベル
以上でなければ送話状態とはならない。
例えば、この拡声電話装置を用いて、音声により呼び
をかけ、音声により応答する場合を考える。通話相手か
らの受話信号(音声による呼び信号)は、回線5、受話
損失回路6および受話用アンプ7を介してスピーカ8か
ら出力される。
スピーカ8から出力された音声呼びに対して、マイク
1を通して応答する場合、通話相手からの騒音レベルN
が受話閾値レベルRより低い場合には、受話信号がなく
なると送話状態となるが、騒音レベルNが受話閾値レベ
ルRより大きい場合には、マイク入力レベルがP点以上
にならなければ送話状態とならない。この場合、マイク
1からの応答は送話損失回路3で損失が入った状態で回
線5へ出ていく。
つまり、通話者がこの拡声電話装置から離れたところ
にいて、送話レベルが小さい場合には送話状態となら
ず、送話信号が相手に届かないという問題がある。
本発明は、このような問題点を解消するためになされ
たもので、送話レベルが小さくても送話信号が相手側に
届くようにした電話装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、 送話信号を第1の送話損失回路を介して回線に送出す
る送話路と、 前記回線からの受話信号を第1の受話損失回路を介し
て出力する受話路と、 前記送話路から前記回線に出力される送話信号レベル
及び前記回線から入力される受話信号レベルとを予め定
めた受話閾値レベルと比較し、その比較結果に応じて前
記第1の送話損失回路及び前記第1の受話損失回路のそ
れぞれの損失量を相反的に増減制御する制御回路と、 前記送話路に、前記第1の送話損失回路と直列に設け
られた第2の送話損失回路と、 前記受話路に、前記第1の受話損失回路と直列に設け
られた第2の受話損失回路と、 前記回線から前記受話路に入力された騒音を検出する
騒音検出回路と、 前記騒音検出回路により検出された騒音レベル及び前
記受話信号レベルと前記受話閾値レベルとを比較するこ
とにより、前記騒音レベルが前記受話閾値レベルを超え
たときは前記第2の送話損失回路の損失量を小とし前記
第2の受話損失回路の損失量を大とし、また、この状態
において前記受話信号レベルが前記騒音レベルを超えた
ときは前記第2の送話損失回路の損失量を大とし前記第
2の受話損失回路の損失量を小とする制御を行う損失制
御回路と を備えた電話装置を提供する。
(作 用) 本発明では、送話損失回路と受話損失回路を2つに分
割し、回線からの受話の騒音レベルが受話閾値レベルよ
り大きい場合の受話状態において、送話の損失回路の損
失量を小さく、受話の損失回路の損失量を大きくするよ
うに動作する損失制御回路を設け、分割された送話及び
受話損失回路の一方をこの損失制御回路により制御する
ように構成されているため、受話の騒音が大きい場合で
も、また送話信号が小さくても損失の無い送話信号を相
手通話者に送ることが出来る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図で、第
3図に示す従来の回路と同一部分には同一符号を付しそ
の詳細説明は省略する。
本発明では、送話損失回路及び受話損失回路をそれぞ
れ第1及び第2の送話損失回路13、14及び第1及び第2
の受話損失回路16、15に分割している。そして損失量制
御回路17を設け、受話検出回路10及び受話閾値レベル設
定回路12の出力さらに騒音検出回路18の出力を入力して
それぞれ比較し、比較結果に応じて第2の送話損失回路
14及び第2の受話損失回路15の損失量を相反的に制御し
ている。
第2図は、第1図の回路の送話及び受話切り替わり特
性を示す図である。
次に第1図の回路の動作を説明する。第2図におい
て、従来の第4図に相当する騒音レベルNと同じ騒音レ
ベルが回線5から入力されたものと仮定する。騒音レベ
ルNは騒音検出回路18より検出され、マイク1からの送
話信号が無く、受話信号は騒音信号のみで音声による受
話信号が無い場合には、損失量制御回路17に入力される
3つの入力は、騒音検出回路18を通ってきたレベルが一
番大きいため、損失量制御回路17は第2の送話損失回路
14の損失量を小とし、第2の受話損失回路15の損失量を
大とする。
制御回路11による第1の送話損失回路13および第1の
受話損失回路16の制御は従来と同様である。
したがってこの場合、第1の送信損失回路13の損失量
を大きく、第1の受話損失回路16の損失量を小さくす
る。
この状態では第2の送話損失回路14の損失量が小さい
ため、送話損失回路9に入力されるレベルはその分だけ
大きく、音声スイッチ制御回路11はその分だけ送話状態
にしやすい状態となる。
つまり、受話状態から送話状態への切り替わり曲線は
第2図の曲線Cに変更され、P点とQ点間のレベル差が
第2の送話損失回路の損失量を小さくしたレベル分に等
しい。
またこの時、マイク1からハイブリッド回路4を通
り、スピーカ8を介してマイク1に戻ってくるトータル
のループゲインが1倍以下になるためには、損失量制御
回路17は第2の送話損失回路14で小さくした損失量の分
だけ第2の受話損失回路15に損失を入れる必要がある。
この状態では、スピーカ8からの受話出力は損失が入
り、その分だけ騒音の出力が押えられる。
このように回線5からの信号が騒音信号のみの場合に
は、切り替わり曲線は曲線Cのように変更され、小さな
マイクレベルでも送話状態となりうる。
次にこの状態で回線5から受話音声信号が入ってきて
そのレベルが騒音レベルより大きい場合には、受話検出
回路10の出力レベルが騒音検出回路18の出力レベルより
も大きくなるため、第2の送話損失回路14の損失量を大
とし、第2の受話損失回路15の損失量を小とすることに
より、切り替わり曲線をAの位置に戻すことが出来る。
これによりスピーカ8から出力される受話信号は、損
失の無い受話信号となる。受話音声信号が無くなり、騒
音のみとなる、切り替わり曲線はCの線に戻る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では受話騒音があった場
合、受話状態から送話状態へ切り替わる切り替わり曲線
が従来に比べ低い位置に変更されるため、従来に比べ送
話状態になりやすいという利点がある。
相手側電話装置が拡声電話装置であって、この拡声電
話装置の周囲騒音が大きいときに、本発明の電話装置の
送話者が、この電話装置から離れたところにいて、送話
レベルが小さいような場合でも、送話信号が損失無く通
話相手に届くことになる。
また騒音のみがある場合、スピーカから出力される騒
音レベルは損失が入り押さえられるため、通話者は騒音
が耳障りで無くなるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は第1図のブロック図における切り替わり特性図、第3
図は従来の拡声電話装置の一例を示すブロック図、第4
図は、第3図のブロック図における切り替わり特性図で
ある。 1……マイク、2……送話用アンプ、4……ハイブリッ
ド回路、5……回線、7……受話用アンプ、8……スピ
ーカ、9……送話検出回路、10……受話検出回路、11…
…音声スイッチ制御回路、12……受話閾値レベル設定回
路、13……第1の送話損失回路、14……第2の送話損失
回路、15……第2の受話損失回路、16……第1の受話損
失回路、17……損失量制御回路、18……騒音検出回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送話信号を第1の送話損失回路を介して回
    線に送出する送話路と、 前記回線からの受話信号を第1の受話損失回路を介して
    出力する受話路と、 前記送話路から前記回線に出力される送話信号レベル及
    び前記回線から入力される受話信号レベルとを予め定め
    た受話閾値レベルと比較し、その比較結果に応じて前記
    第1の送話損失回路及び前記第1の受話損失回路のそれ
    ぞれの損失量を相反的に増減制御する制御回路と、 前記送話路に、前記第1の送話損失回路と直列に設けら
    れた第2の送話損失回路と、 前記受話路に、前記第1の受話損失回路と直列に設けら
    れた第2の受話損失回路と、 前記回線から前記受話路に入力された騒音を検出する騒
    音検出回路と、 前記騒音検出回路により検出された騒音レベル及び前記
    受話信号レベルと前記受話閾値レベルとを比較すること
    により、前記騒音レベルが前記受話閾値レベルを超えた
    ときは前記第2の送話損失回路の損失量を小とし前記第
    2の受話損失回路の損失量を大とし、また、この状態に
    おいて前記受話信号レベルが前記騒音レベルを超えたと
    きは前記第2の送話損失回路の損失量を大とし前記第2
    の受話損失回路の損失量を小とする制御を行う損失制御
    回路と を備えた電話装置。
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