JPH04320857A - 記録方法及び装置 - Google Patents

記録方法及び装置

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JPH04320857A
JPH04320857A JP9057991A JP9057991A JPH04320857A JP H04320857 A JPH04320857 A JP H04320857A JP 9057991 A JP9057991 A JP 9057991A JP 9057991 A JP9057991 A JP 9057991A JP H04320857 A JPH04320857 A JP H04320857A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録方式及び装置に
関し、特にファクシミリ装置のようにライン毎の記録周
期が異なり、かつ複数の線密度の記録モードを有する感
熱記録方式及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の副走査線密度で記録する感
熱記録装置では、線密度が低い状態で記録する場合は、
サーマルヘッドへの印加エネルギーを同じにして同じデ
ータを繰返し記録することにより記録を行っていた。即
ち、現在のファクシミリの副走査線密度は、3.85ラ
イン/mmの標準モードと7.7ライン/mmのファイ
ンモード、更には15.4ライン/mmのスーパーファ
インのモードを持つものが多い。この場合、サーマルヘ
ッドの発熱素子の副走査方向の長さは、1/15.4m
mに設計されており、スーパーファインモード時では、
1ラインを1回の記録動作(1ライン記録)により記録
し、ファインモード時は同一データを2ライン連続して
記録することによりファインモードでの線密度で1ライ
ンを記録し、標準モード時には、同一データを4ライン
分連続して記録して、標準モードでの線密度での1ライ
ンを記録している。そして、これら各記録毎に記録紙を
副走査方向に1/15.4mmずつ搬送されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、標準モードやファインモード時には、各ライン
記録毎にサーマルヘッドに同じエネルギーを印加して同
一データを複数回記録するため、記録回数が多くなると
サーマルヘッドの蓄熱により印加エネルギーが過剰とな
り、記録された画像が尾引いたり、ドットがつぶれたり
するという欠点があった。また、この尾引きやつぶれ等
を防ぐためにサーマルヘッドへの印加エネルギーを少な
くすると、記録開始ラインが濃度が不足したり、かすれ
が発生するという欠点がある。また、このように同一ラ
インデータを複数回記録して各モードに対応した線密度
で1ラインを記録する時に、各ライン記録毎に所定量ず
つサーマルヘッドへの印加エネルギーを低下させること
も考えられる。しかし、この場合は、その各ライン記録
時における前ラインからの記録時間間隔により、画像の
尾引きやつぶれ方が異なってしまい、ライン毎にエネル
ギーを下げる効果が充分に得られなかった。
【0004】本発明は上述従来例に鑑みてなされたもの
で、ほぼ同一データを連続して複数ライン記録するとき
、前ラインを記録してからの時間間隔に応じて記録ヘッ
ドへの印加エネルギーを減少させることにより、記録品
位を向上した感熱記録方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の感熱記録装置は以下のような構成を備える。 即ち、ライン単位に記録を行う記録ヘッドにより記録媒
体に記録を行う感熱記録装置であって、ライン毎の記録
周期を計時する計時手段と、同一データ或いはほぼ同一
データを複数ライン繰り返して記録する時、前記計時手
段により計時された記録周期に応じて前記記録ヘッドへ
の印加エネルギーを制御する制御手段とを備える。
【0006】上記目的を達成するために本発明の感熱記
録方法は以下のような工程を備える。即ち、ライン単位
に記録を行う記録ヘッドにより記録媒体に記録を行う感
熱記録方法であって、ライン毎の記録周期を計時する工
程と、同一データ或いはほぼ同一データを複数ライン繰
り返して記録する時、この計時された記録周期に応じて
前記記録ヘッドへの印加エネルギーを減少させる工程と
を備える。
【0007】
【作用】以上の構成において、ライン毎の記録周期を計
時し、同一データ或いはほぼ同一データを複数ライン繰
り返して記録する時、この計時された記録周期に応じて
記録ヘッドへの印加エネルギーを減少させるように動作
する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。 <ファクシミリ装置の説明  (図1)>図1は本実施
例のファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0009】図1において、1は装置全体を制御する主
制御部、2は操作パネルや液晶表示部等を備えた操作・
表示部である。3は読取部で、原稿画像を光電的に読取
って画像データを入力している。4は通信制御部で、網
制御部(NCU)5を介して通信回線に接続され、ファ
クシミリ通信のための各種制御を行っている。6は、例
えばCPU60の制御プログラムや後述するパルス幅デ
ータなどを記憶しているROM61、CPU60のワー
クエリアとして使用されるRAM62、及びCPU60
の指示により時間の計時を行うタイマ63等を有する1
チップマイコン等を備えた記録制御部で、記録媒体であ
る記録紙を搬送するモータ7、及び記録デバイスである
サーマルヘッド8への通電を制御している。9はサーマ
ルヘッド8の温度を検出して温度情報を出力する温度セ
ンサであるサーミスタである。
【0010】このような構成により、コピー動作時には
読取部3で読み取った画像データに基づいてサーマルヘ
ッド8が発熱駆動されて記録される。また、ファクシミ
リ画像受信の場合は、通信回線よりNCU5を介して受
信され、通信制御部4で復調された画像データは、主制
御部1にてサーマルヘッド8で記録可能な形態に変換さ
れる。主制御部1は、この変換された画像データの1ラ
インをサーマルヘッド8に転送する毎に、記録制御部6
へプリントコマンドを送出する。これを受けた記録制御
部6は、記録紙の移動を開始すると同時に、サーマルヘ
ッド8の温度に従ってサーマルヘッド8を発熱駆動する
ことで、1ライン分の記録を行う。
【0011】この1ラインの記録時には、同時に通電さ
れる発熱素子数を減らし、装置の電源を小型にするため
に、通常、サーマルヘッド8の1ライン分の発熱素子を
2〜8前後の複数ブロックに分割し、各ブロック毎に順
次通電することにより1ラインデータを記録している。 このときの各ブロックへの通電時間(印加時間)を通電
パルス巾と呼ぶ。
【0012】このような1ライン毎の記録においては、
回線の状態やモデム(変復調部)の能力、受信したファ
クシミリ画像データの複雑さ(白黒ドットの反転回数)
、符号化形態や副走査線密度等により、1ライン分のデ
ータが揃って記録可能になるまでの時間が異なり、記録
周期がランダムな間欠記録となる。記録制御部6のタイ
マは、このような次のラインデータが揃うまでの記録間
隔を計時するものである。
【0013】また副走査線密度が低い場合、即ち、スー
パーファインモードでない場合は、主制御部1からサー
マルヘッド8に1ライン分の記録データが転送された後
、その副走査線密度をプリントコマンドと同時に記録制
御部6に出力している。これにより記録制御部6は、標
準モードであれば、各ライン毎に記録紙を1/15.4
(mm)ずつ搬送しながら、同じ記録データを4ライン
分記録し、ファインモードであれば、各ライン毎に記録
紙を1/15.4(mm)ずつ搬送しながら、同じ記録
データを2ライン分記録している。 <標準モードでの記録タイミングの説明  (図2)>
図2は本実施例の記録制御部6が実施する標準モードで
の記録動作タイミングを示す図である。
【0014】主制御部1から1ライン分の記録データが
サーマルヘッド8に転送され、記録制御部6がプリント
コマンドを受け取ると、記録紙搬送モータ7にモータ励
磁信号を出力して記録紙の搬送を開始して1ラインが記
録される。ここでは、サーマルヘッド8の発熱素子を4
ブロックに分割し、各発熱素子の副走査方向の長さが1
/15.4mmであるスーパーファインモード用のサー
マルヘッド8で記録する場合で説明する。
【0015】この記録時には、記録紙の搬送と同時に記
録を開始する移動書きで、スーパーファインモードでの
1ラインを約2.4ms(時間t5)で記録する。従っ
て、サーマルヘッド8の各ブロックに対する通電時間を
規定するパルス巾t0 としては、約0.6msの時間
枠が用意されている。この通電時間は、サーミスタ9が
検出したサーマルヘッド8の温度や、本実施例のコント
ロールに応じて、0.6ms以内で決定されて記録が行
われる。例えば、図2に示すように、標準モードでは1
ライン目の記録時はパルス幅t1 で、2ライン目はパ
ルス幅t2 、3ライン目はパルス幅t3 、4ライン
目はパルス幅t4 でそれぞれ通電される。なお、ここ
で、t0 >t1 >t2 >t3 >t4 とする。
【0016】図3は、このようにパルス幅を減じる量と
、前ライン記録からの時間間隔との関係を示す図である
【0017】このパルス幅を決定するデータは、記録制
御部6のROM61に格納されており、前ラインの記録
終了後からの時間間隔に応じて、1ライン目に対し2ラ
イン目はF2 (=t1 −t2 ),2ライン目に対
し3ラインはF3 (=t2 −t3 ),3ライン目
に対し4ライン目はF4 (=t3 −t4)の値を、
それぞれ前回のパルス幅から減算し、各ラインの通電パ
ルス幅を決定するものである。ここではF1 =0とし
、記録時間間隔が“0”msのときはF2 は0.1m
s,F4 は“0.05ms”であり、記録時間間隔が
40ms以上になるとF2 ,F3 ,F4の値は一定
になっている。
【0018】図4は本実施例のファクシミリ装置の記録
制御部6のCPUが実行する記録動作を示すフローチャ
ートで、この処理を実行する制御プログラムはROM6
1に記憶されている。
【0019】まずステップS1で、ページの先頭におけ
る各ラインの時間間隔の初期値としてI=100msを
セットし、同一ラインを連続して記録する時のパルス幅
の減少が最小になるようにする。ステップS2で主制御
部1からプリントコマンドを入力するとステップS3に
進み、各ラインの時間間隔を計時するためのタイマの動
作を停止し、時間間隔Iを決定する。これにより、ペー
ジの先頭ではステップS1で定めた100ms(I)が
選択され、その次からはステップS15で計時を開始し
たタイマ63の値(時間間隔)がセットされる。
【0020】次にステップS4に進み、副走査線密度の
モード、即ち、ファクシミリ受信モードを判定し、スー
パーファインモードであればステップS5に進み、Nに
“1”をセットし、ファインモードであればステップS
6に進み、Nに“2”をセットする。さらに、標準モー
ドであればステップS7に進み、Nに“4”をセットす
る。このNの値は、同じ記録データ繰返し記録されるラ
インの記録回数を表わしている。
【0021】ステップS8でポインタnに“1”をセッ
トして、最初のパルス幅が選択されるようにする。尚、
このポインタn及び前述したNの記録領域は、RAM6
2に設けられている。次にステップS9に進み、記録紙
搬送用モータ7を駆動すると同時に、ステップS10で
、その時のサーマルヘッド8の温度及び前ラインからの
時間間隔Iに応じたパルス幅tn でサーマルヘッド8
に通電して記録を行う。即ち、同一ラインを記録する最
初の記録時にはサーマルヘッド8に通電されるパルス幅
が(t1 )となり、2回目の記録時にはパルス幅が(
t1 −F2 )、3回目の記録時にはパルス幅が(t
2 −F3 )に、3回目の記録時にはパルス幅が(t
3 −F4 )になって、記録時間間隔に応じた通電パ
ルス幅が求められて記録が行われる。
【0022】ステップS11で、サーマルヘッド8の4
ブロックに通電して1ラインを記録するとステップS1
2に進み、現在の副走査線密度に応じた1ラインデータ
の記録を終了したかどうかを、即ちスーパーファインモ
ードであれば1回、ファインモードであれば2回、標準
モードであれば4回の記録が行われたかを調べ、1ライ
ンの記録終了でないときはステップS13に進み、nを
+1してステップS9に戻り、前述した処理を実行する
【0023】一方、ステップS12で1ラインの記録終
了であるときはステップS14に進み、1ページの記録
終了かどうかをみる。1ページの記録を終了すると記録
紙のページ単位の切断、排紙などを行って1ページの記
録処理を終了する。
【0024】しかし、1ページの記録動作の終了でなけ
ればステップS15に進み、次ラインとの記録時間間隔
Iを計時するため、タイマ63による計時を開始してス
テップS2に戻り、前述の処理を繰り返す。これにより
、次のステップS3で、このタイマ63の計時値I(記
録時間間隔)が読取られ、この値に応じてステップS1
0でサーマルヘッド8に通電するパルス幅が決定される
【0025】なお、この実施例では記録制御部6がサー
マルヘッド8の通電制御を行ったが本発明はこれに限定
されるものでなく、主制御部1が直接制御するようにし
てもよい。
【0026】また、図3に示したように、この実施例で
は、サーマルヘッド8への通電パルス幅を減少させる量
を記録時間間隔Iの関数としているが、これに更に、サ
ーミスタ9により検出したサーマルヘッド8の温度が高
い程、減じる通電パルス幅も大きくする。また特に、標
準モードでの尾引き等が問題となる場合は、2ライン目
や3ライン目より、4ライン目を記録する時のパルス幅
を大きく減少させる等、その記録系に応じてライン毎の
パルス幅の減らす量を制御しても良い。
【0027】また、この実施例では、記録時におけるサ
ーマルヘッド8への印加エネルギーの制御を通電パルス
幅を制御して行ったが、サーマルヘッド8への印加電圧
,通電電流,通電パルス数等を制御して行ってもよいこ
とはもちろんである。
【0028】また、スムージング等の画像処理において
、連続して記録する記録データ(ラインデータ)が完全
に同一データでない場合でも、ほぼ同一データとみなせ
る場合には、この実施例によるサーマルヘッドの印加エ
ネルギー制御が有効となる。また更には、副走査線密度
とは関係なく、同一データを連続して記録するプリンタ
等においても有効である。
【0029】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、この発
明により規定された処理を実行するプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることは言
うまでもない。
【0030】以上説明したように本実施例によれば、副
走査線密度が低く、同一データを複数回記録する場合に
、各ラインの記録毎に、前ラインからの記録間隔に応じ
て徐々に印加エネルギーを減らすことにより、記録画像
の尾引きやつぶれ等を低減することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ほ
ぼ同一データを連続して複数ライン記録するとき、前ラ
インを記録してからの時間間隔に応じて記録ヘッドへの
印加エネルギーを減少させることにより、記録品位を向
上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置における標準モー
ドでの記録タイミングを示すタイミング図である。
【図3】本実施例のファクシミリ装置におけるサーマル
ヘッドへのパルス幅を減じる量と、記録時間間隔との関
係を示す図である。
【図4】本実施例のファクシミリ装置における受信画像
の記録動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1  主制御部 2  操作・表示部 3  読取制御部 4  通信制御部 5  NCU 6  記録制御部 7  記録紙搬送用モータ 8  サーマルヘッド 9  サーミスタ 60  CPU 61  ROM 63  タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ライン単位に記録を行う記録ヘッドに
    より記録媒体に記録を行う感熱記録装置であって、ライ
    ン毎の記録周期を計時する計時手段と、同一データ或い
    はほぼ同一データを複数ライン繰り返して記録する時、
    前記計時手段により計時された記録周期に応じて前記記
    録ヘッドへの印加エネルギーを制御する制御手段と、を
    備えることを特徴とする感熱記録装置。
  2. 【請求項2】  前記記録周期に対応して前記記録ヘッ
    ドへの印加エネルギー情報を記憶する記憶手段を更に有
    し、前記制御手段は前記記録周期に応じて前記印加エネ
    ルギー情報を参照して前記記録ヘッドへの印加エネルギ
    ーを制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の感熱記録装置。
  3. 【請求項3】  ライン単位に記録を行う記録ヘッドに
    より記録媒体に記録を行う感熱記録方法であって、ライ
    ン毎の記録周期を計時する工程と、同一データ或いはほ
    ぼ同一データを複数ライン繰り返して記録する時、この
    計時された記録周期に応じて前記記録ヘッドへの印加エ
    ネルギーを減少させる工程と、を備えることを特徴とす
    る感熱記録方法。
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