JPH04319104A - 舗装機械における合材の送出し量制御方法 - Google Patents

舗装機械における合材の送出し量制御方法

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JPH04319104A
JPH04319104A JP11408291A JP11408291A JPH04319104A JP H04319104 A JPH04319104 A JP H04319104A JP 11408291 A JP11408291 A JP 11408291A JP 11408291 A JP11408291 A JP 11408291A JP H04319104 A JPH04319104 A JP H04319104A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルトフィニッ
シャ等の舗装機械における合材の送出し量制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】路上表層再生工法等によって、既設のア
スファルト舗装路面の修復を行う際に使用される路上切
削混合機や、一般的なアスファルトフィニッシャ等の機
械は、ダンプトラック等から投入されたアスファルト合
材を受け入れるホッパと、このホッパ内の合材を所定量
ずつ搬送するバーフィーダと、このバーフィーダによっ
て搬送された合材を、路面の幅方向へ移送しつつ、路面
上に均等に送り出すスクリュと、路面上に送り出された
アスファルト合材を敷き均すスクリード等を走行車両に
搭載した構成となっている。
【0003】上記のような舗装機械に設備される合材の
送出し量制御装置として、従来、スクリードの前方に滞
留する合材の高さが一定の高さ以上になると、その合材
に押されて揺動するパドルを設け、該パドルによりスイ
ッチをオン/オフさせてスクリュの回転等を制御するこ
とにより、スクリュ等による合材の送出し量を制御する
ようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合材の送出し量制御方法では、路面に送り出され終
わった合材量でスクリュの回転等を制御するため、路面
が直線から曲線に変わったり、舗装幅が急に変わったよ
うな場合、制御遅れが生じやすく、安定した舗装ができ
ないという問題点がある。
【0005】本発明は、路面が湾曲したり舗装幅が急に
変わるようなことがあっても、いち早く合材の送出し量
を制御して安定した舗装を行うことができる舗装機械に
おける合材の送出し量制御方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の手段は、走行車両に、ホッパと送出し装置
、及びスクリードが設けられ、ホッパから合材を送出し
装置で取り出して路面の幅方向へ送り出し、この路面上
に送り出された合材を、スクリードで敷き均す舗装機械
において、上記走行車両に、該走行車両の左右の速度差
を検出する速度センサを付設するとともに、上記送出し
装置に該送出し装置を制御するコントローラを連絡し、
上記速度センサの出力信号に基づいてコントローラで送
出し装置を制御することにより合材の送出し量を制御す
る構成とした。
【0007】また第2の手段は、走行車両に、ホッパと
送出し装置、及びスクリードが設けられ、ホッパから合
材を送出し装置で取り出して路面の幅方向へ送り出し、
この路面上に送り出された合材を、移動装置で左右に移
動させられる複数のスクリードにより敷き均す舗装機械
において、上記スクリードに該スクリードの左右方向の
移動量を検出する移動量検出センサを付設するとともに
、上記送出し装置に該送出し装置を制御するコントロー
ラを連絡し、移動量検出センサの出力信号に基づいてコ
ントローラで送出し装置を制御することにより合材の送
出し量を制御する構成とした。
【0008】
【作用】速度センサは、走行車両が方向を転換したり、
方向の転換度合を変化させると、直ちにこれを検出して
コントローラに検出信号を出力する。コントローラは、
速度センサの検出信号に基づいて送出し装置を制御し、
送出し装置による合材の送出し量を路面の湾曲度合に適
合させる。
【0009】移動量検出センサは、スクリードが移動装
置により左右方向に動かされて舗装幅を変えると、直ち
にこれを検出してコントローラに検出信号を出力する。 コントローラは、移動量検出センサの検出信号に基づい
て送出し装置を制御し、送出し装置による合材の送出し
量を舗装幅に適合させる。
【0010】したがって、路面が急に湾曲したり、舗装
幅が急に変わっても、これにすばやく追従して合材の送
出し量を変え、制御遅れに起因する不都合を回避するこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1ないし図4は、本発明が適用されるアス
ファルトフィニッシャの一例を示すもので、図中符号1
は走行車両である。走行車両1は操向車輪2と駆動車輪
3とを備え、運転席4に着いたオペレータによって運転
される。走行車両1には、ホッパ5と、バーフィーダ6
L,6R、固定スクリュ7L,7R、移動スクリュ8L
,8R、及びスクリード9L,9Rが設けられている。 なお、上記及び図において、「L」は左、「R」は右を
示すが、煩雑であるので、紛らわしくない限り、以下こ
れを省いて説明する。
【0012】ホッパ5は、走行車両1の前部に設けられ
ており、アスファルト合材を収容する。バーフィーダ6
は、ホッパ5の底部から後方にかけて設けられ、ホッパ
5内の合材を、ホッパ5の排出口5aから後方へ移送す
る。また、固定スクリュ7と移動スクリュ8とは、バー
フィーダ6で移送されてきた合材を路面の幅方向へ送り
出す。スクリード9はスクリュ7,8によって路面に送
り出された合材を平らに敷き均す。ホッパ5の排出口5
aはゲート11によって開閉される。
【0013】左右一対のスクリード9は、左右一対のレ
ベリングアーム12(図2では手前側のものしか示され
ていない)の後端部に取り付けられたスクリードフレー
ム13に、互いに前後に位置をずらして支持されており
、油圧シリンダ等の移動装置14によって左右に動かさ
れて敷き均し幅を変える。レベリングアーム12は、走
行車両1のほぼ中央側面に設けられた支持軸15に上下
に回動自在に枢着されている。支持軸15は、ピボット
シリンダ16によって上下に移動され、スクリード9の
アタック角を調整する。バーフィーダ6とスクリュ7,
8及びゲート11等は合材の送出し装置17を構成して
いる。なお、上記したアスファルトフィニッシャの基本
構造は周知である。
【0014】符号20は走行車両1に搭載されたディー
ゼルエンジンであり、このディーゼルエンジン20によ
って油圧ポンプ21が駆動されるようになっている。上
記油圧ポンプ21から吐出された作動油は、圧力配管2
2によって一対の電磁比例制御弁23へ導かれ、これら
電磁比例制御弁23によって作動油の流量が各々調整さ
れた後、一対の圧力配管24によって一対の油圧モータ
25へ各々導かれる。また、左右の油圧モータ25から
各々吐出された作動油は、一対の戻り配管26によって
電磁比例制御弁23へ各々導かれた後、戻り配管27に
よって作動油タンク28へ戻され、さらに、この作動油
タンク28内に貯蔵されている作動油が吸込み配管29
によって油圧ポンプ21へ導かれるようになっている。
【0015】上記電磁比例制御弁23は、電磁石によっ
てポペットやスプールを移動させることにより、左右の
油圧モータ25へ供給される作動油の流量を各々制御す
るもので、電磁力が電磁石のコイルに供給される励磁電
流の大きさにほぼ比例する性質を利用している。すなわ
ち、電磁比例制御弁23に供給される励磁電流が大とな
る程、左右の油圧モータ25へ供給される作動油の流量
が大となる。これら左右の油圧モータ25は、スプロケ
ットとローラチェーン(図示せず)を介して、各バーフ
ィーダ6を各々駆動すると共に、各スクリュ7,8を各
々回転駆動するためのものであり、これら油圧モータ2
5に供給される作動油の流量を増減することにより、ス
クリュ7,8等の回転速度が任意に調整できるようにな
っている。
【0016】また、符号32は左右のゲート駆動用油圧
シリンダであり、ホッパ5の後端の左右の排出口5aに
各々開閉自在に設けられた左右のゲート11の開閉度を
各々調整するためのもので、これらの油圧シリンダ32
には、前記油圧ポンプ21からソレノイドバルブ33を
介して作動油が各々供給されるようになっている。すな
わち左ソレノイドバルブ33Lの一方のソレノイド33
aLがオンとされると、このソレノイドバルブ33Lを
介して油圧シリンダ32Lへ正方向に作動油が供給され
、左ゲート11Lが閉じられ、逆に、他方のソレノイド
33bLがオンとされると、油圧シリンダ32Lへ逆方
向に作動油が供給され、ゲート11Lが開かれる。同様
に、右ソレノイドバルブ33Rの一方のソレノイド33
aRがオンとされると、このソレノイドバルブ33Rを
介して油圧シリンダ32Rへ正方向に作動油が供給され
、ゲート11Rが閉じられ、逆に、他方のソレノイド3
3bRがオンとされると、油圧シリンダ32Rへ逆方向
に作動油が供給され、ゲート11Rが開かれるようにな
っている。
【0017】さらに、符号34は、車両中央部側のスク
リード9の前方であって、各固定スクリュ7の合材が送
り出される側の端部である外端部近くの所定の高さ位置
に、スクリードフレーム13に支持されて配置され、そ
こに滞留する合材の路面からの高さ(合材までの距離)
を非接触で検出する左右のセンタセンサであり、特定の
周波数の超音波を下方へ向けて発射してから、合材表面
で反射して戻ってくるまでの超音波伝播時間に基づいて
、合材の高さに対応した検出データを後述するコントロ
ーラ35へ出力する。同様に符号36は、スクリード9
の左右端に各々設けられた左右のエンドプレート37と
、各移動スクリュ8の合材が送り出される側の端部であ
る外端部との間の所定の高さ位置に、スクリード9の移
動フレーム(図示せず)に支持されて配置され、エンド
プレート37の近くに滞留する合材の路面からの高さ(
合材までの距離)を非接触で検出する左右のサイドセン
サであり、各センタセンサ34と同様に超音波伝播時間
に基づいて、合材の高さに対応した検出データをコント
ローラ35へ出力する。
【0018】走行車両1の左右両側部にはパルスセンサ
等の速度センサ38が設けられている。各速度センサ3
8は走行車両1の走行速度を検出してその検出データを
コントローラ35へ出力する。また各スクリード9には
、エンコーダやポテンショメータ等よりなる移動量検出
センサ39が付設されている。移動量検出センサ39は
移動装置14によるスクリード9の左右方向の移動量を
検出してその検出データをコントローラ35へ出力する
【0019】コントローラ35は車両各部の制御を行う
もので、各種演算等を行うCPU(中央処理装置)と、
CPUにおいて用いられるプログラムが記憶されたRO
M(リードオンメモリ)、データ一時保持用のRAM(
ランダムアクセスメモリ)と、各種データの授受を行う
I/O(入出力)インターフェイスとからなるマイクロ
コンピュータによって主に構成され、その他、CPUが
算出した電流指令値(ディジタル信号)Eをアナログ信
号に変換し、左右の比例弁アンプ41へ供給するD/A
(ディジタル/アナログ)変換器、CPUの指示に応じ
て各ソレノイドバルブ33に対して切換制御信号Vを個
々に出力するバルブ駆動回路等が設けられている。
【0020】各比例弁アンプ41はコントローラ35か
ら出力された各電流指令値(電圧信号)Eに各々対応す
る励磁電流を電磁比例制御弁23へ出力する。
【0021】符号42は移動スクリュ8によってエンド
プレート37の内側まで送り出されて、スクリード9の
前方に滞留すべき合材量を設定するためのサイド合材量
設定器、43はスクリード9の前方であって、固定スク
リュ7の外端部近傍に滞留すべき合材量を設定するため
のセンタ合材量設定器であり、いずれも左右別々に設け
られている。
【0022】次に、上記のように構成されたアスファル
トフィニッシャにおける合材送出し量の自動制御につい
て説明する。アスファルトフィニッシャが、スクリード
9の敷均し幅を変えることなく一定の速度で直進して舗
装を行う場合、つまり、センタセンサ34とサイドセン
サ36のみによる制御は図6のフローチャートのように
行われる。
【0023】コントローラ35内のCPUは、図6に示
すステップSP1において、サイド合材量設定器42に
よって設定された設定値、すなわち、固定スクリュ7お
よび移動スクリュ8によって送り出され、エンドプレー
ト37の内側で滞留すべき合材量に対応した値を取り込
んだ後、次のステップSP2において、サイドセンサ3
6によって検出された合材の高さに対応する検出データ
を取り込み、そして、次のステップSP3において、移
動スクリュ8および固定スクリュ7の回転速度を決定す
る。この場合、コントローラ35内のCPUは、サイド
センサ36の検出データに基づいて、合材の高さを、図
4に示すように、高域、中域、低域の3段階に分類する
【0024】すなわち、合材の高さがサイド合材量設定
器42によって設定された設定値とほぼ等しかった場合
は中域と判断し、設定値よりも大であった場合は高域と
判断し、設定値よりも小であった場合は低域と判断する
。さらに、図5に示すように、高域、中域、低域の各検
出域毎に、サイドセンサ36の検出データの変化傾向を
、増加、一定、減少の3段階に分類する。そして、高域
で増加傾向にあると判断した場合は、スクリュ7,8の
回転速度を大幅に下げ、高域で一定であると判断した場
合は、スクリュ7,8の回転速度を少し下げ、逆に、低
域で一定であると判断した場合は、スクリュ7,8の回
転速度を少し上げ、低域で減少傾向にあると判断した場
合は、スクリュ7,8の回転速度を大幅に上げ、上記以
外の場合であると判断した場合は、スクリュ7,8の回
転速度を現状のまま維持すべきであると決定する。
【0025】次のステップSP4においては、上記ステ
ップSP3で決定されたスクリュ回転速度に対応した電
流指令値Eを、D/A変換器によってアナログ信号に変
換した後、比例弁アンプ41へ出力する。これにより比
例弁アンプ41は、コントローラ35から出力された電
流指令値Eに対応した励磁電流を電磁比例制御弁23へ
供給するので、電磁比例制御弁23を介して油圧モータ
25へ供給される作動油の流量が電流指令値Eに応じた
値に調整され、この結果、スクリュ7,8の回転速度、
およびこのスクリュ7,8と連動して駆動されるバーフ
ィーダ6の搬送速度が、電流指令値Eに応じた値となる
。このようにして、スクリュ7,8によって、エンドプ
レート37の内側へ送り出されて滞留する合材量が、常
に、サイド合材量設定器42によって設定された値とな
るように制御される。
【0026】次に、ステップSP5において、コントロ
ーラ35内のCPUは、センタ合材量設定器43によっ
て設定された設定値、すなわち、固定スクリュ7の外端
部近傍に滞留すべき合材量に対応した値を取り込んだ後
、次のステップSP6において、センタセンサ34によ
って検出された合材の高さに対応する検出データを取り
込み、そして、次のステップSP7において、ゲート1
1の開閉度を決定する。
【0027】この場合、コントローラ35内のCPUは
、センタセンサ34の検出データに基づいて、合材の高
さを、高域、中域、低域の3段階に分類し、すなわち、
合材の高さがセンタ合材量設定器43によって設定され
た設定値とほぼ等しかった場合は中域と判断し、設定値
よりも大であった場合は高域と判断し、設定値よりも小
であった場合は低域と判断し、さらに、図5に示すよう
に、各検出域毎に、センタセンサ34の検出データの変
化傾向を、増加、一定、減少の3段階に分類する。 そして、高域で増加傾向にあると判断した場合は、ゲー
ト11を大幅に閉じ、高域で一定であると判断した場合
は、ゲート11を少し閉じ、逆に、低域で一定であると
判断した場合は、ゲート11を少し開き、低域で減少傾
向にあると判断した場合は、ゲート11を大幅に開き、
上記以外の場合であると判断した場合は、ゲート11の
開閉度を現状のまま維持すべきであると決定する。
【0028】ここで、センタセンサ34は固定スクリュ
7の合材が送り出される側の端部近傍に配置されており
、この位置は合材の一連の流れの途中にあることから、
たとえスクリード9の移動に応じて移動スクリュ8が左
右に移動する場合でも、バーフィダ6から送られてくる
合材の量が多すぎる場合あるいは少なすぎる場合には、
ただちにそこに滞留する合材の高さの変化となって表れ
る箇所であり、このような位置にセンサを設けているの
で、高精度の制御が実現できる。
【0029】次のステップSP8においては、上記ステ
ップSP7で決定されたゲート開閉度に応じたバルブ駆
動信号Vがソレノイドバルブ33へ供給され、これによ
り、油圧シリンダ32が駆動されてゲート11の開閉度
が調整され、この結果、ホッパ5内から排出口5aを介
してバーフィダ6によって搬送される合材量が調整され
る。このようにして、スクリード9の前方であって、セ
ンタセンサ34の下方に滞留する合材量が、常に、セン
タ合材量設定器43によって設定された値となるように
制御される。
【0030】速度センサ38による合材送出し量の制御
は、図7のフローチャートに示す通りである。すなわち
コントローラ35内のCPUは、各速度センサ38の検
出データSL,SRを読み込み、左右の速度センサ38
における検出速度の差が予め定められた範囲内にあるか
どうかをチエックするとともに、各速度センサ38の上
記検出速度の差が予め定められた範囲よりも大きい場合
に、その速度差が一定時間以上継続したか否かをチエッ
クする。
【0031】コントローラ35は、各速度センサ38に
おける検出速度の差が所定値以上であり、かつその状態
が所定時間以上続いた場合、アスファルトフィニッシャ
が所定値以上の角度で走行方向の転換を継続していると
判断し、次の数式1,数式2,数式3の演算を行って、
速度が早い側では合材の送出し量が増すように、また、
速度が遅い側では合材送出し量が減ずるように、各比例
弁アンプ41に個々に指令QAL,QARを出す。なお
、数式1,数式2,数式3はSR>SLの場合の例であ
る。
【0032】
【数1】{SR−(SL+SR)/2}×Ca=QaH
【数2】QaL−QaH=QAL
【数3】QaR+QaH=QAR
【0033】SL  ;  速度センサ38Lの検出速
度SR  ;  速度センサ38Rの検出速度Ca ;
  定数 QaH;  補正値 QaL;  左側設定指令値 QaR;  右側設定指令値
【0034】移動量検出センサ39による合材送出し量
の制御は、図8のフローチャートの通りである。すなわ
ち、コントローラ35は、各移動量検出センサ39の検
出データT1 を読み込み、その検出データT1が前回
の検出データT2と同じか否かチエックする。その結果
、検出データT1,T2が同一でなかったときは、コン
トローラ35は、次の数式4,数式5の演算を行い、ス
クリード9が外側に伸長して舗装幅が大きくなった場合
には、合材送出し量が増加するように、また、スクリー
ド9が縮小して舗装幅が小さくなった場合は、合材送出
し量が減少するように比例弁アンプ41に指令QBL,
QBRを出す。なお、数式5は右の移動量検出センサ3
9Rの場合であり、左の移動量検出センサ39Lもこれ
と同様である。
【0035】
【数4】(T1−T2)×Cb=QbH
【数5】QbR
+QbH=QBR
【0036】T1  ;  今回の検出データT2  
;  前回の検出データ Cb ;  定数 QbH;  補正値 QbR;  前回の右側設定指令値
【0037】図のアスファルトフィニッシャは、センタ
センサ34とサイドセンサ36、速度センサ36、及び
移動量検出センサ39の三つの制御系をそれぞれ単独に
働かせて合材送出し量を制御することもできる構成とさ
れているが、一般には上記三系統を同時に働かせて合材
の送出し量を制御する。この場合、アスファルトフィニ
ッシャが左右のスクリード9を伸縮させることなく、そ
れまでと同一の速度で直進していて合材送出し量が変わ
らない場合は勿論のこと、速度センサ36と移動量検出
センサ39の二系統の制御が互いに相殺し合って合材送
出し量が変わらない場合を除き、通常、速度センサ36
と移動量検出センサ39の二系統の制御内容により、セ
ンタセンサ34とサイドセンサ36による制御内容を修
正してアスファルト合材の送出し量を制御する。
【0038】具体的に言えば、例えば、右側のスクリー
ド9Rが外側に伸長して舗装幅が大きくなった場合、右
のサイドセンサ36Rと右のセンタセンサ34Rが、図
5において高域−増加を検出していても、コントローラ
35は「スクリュ8Rの回転速度を大幅に下げる」、「
ゲート11Rを大幅に閉じる」の指令を出さずに、1ラ
ンク下の「少し下げる」、「少し閉じる」か、2ランク
下の「現状維持」の指令を出す。上記二系統の制御によ
る合材の送出し量が変わらない場合は、センタセンサ3
4とサイドセンサ36による制御がそのまま実施される
【0039】なお、上述した実施例においては、各ゲー
ト11の開閉度によって、各バーフィーダ6によって搬
送される合材の搬送量を調整するようにしたが、各スク
リュ7,8と各バーフィーダ6が各々別個の油圧モータ
等によって駆動される構成とされていて、電磁比例制御
弁によって各々別個に速度制御可能である場合において
は、各バーフィーダ6を駆動する油圧モータ等の回転速
度を変化させて、合材の搬送量を調整するようにしても
勿論構わない。
【0040】また、図の速度センサ38は、走行車両1
の走行速度を直接計測する構成とされているが、走行速
度を直接計測しなくても、駆動車輪3を駆動する駆動装
置の回転速度が一定であれば、ハンドル10で操作され
る操向車輪2の操向角度によっても左右の速度差を知る
ことができるので、センサで操向系の操作角度を検出し
て(間接的に走行車両1の左右の走行速度を検出したこ
とになる)速度センサ38と同一の目的を達成すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、走
行車両に、ホッパと送出し装置、及びスクリードが設け
られ、ホッパから合材を送出し装置で取り出して路面の
幅方向へ送り出し、この路面上に送り出された合材を、
スクリードで敷き均す舗装機械において、上記走行車両
に、該走行車両の左右の速度差を検出する速度センサを
付設するとともに、上記送出し装置に該送出し装置を制
御するコントローラを連絡し、上記速度センサの出力信
号に基づいてコントローラで送出し装置を制御すること
により合材の送出し量を制御する構成とされているので
、路面が急に湾曲してそのままでは湾曲の外側において
多量の合材が必要になり、また内側において合材が余る
ような事態が生じても、いち早く合材の送出し量を制御
して安定した舗装を行うことができる。
【0042】また、第2の発明は、走行車両に、ホッパ
と送出し装置、及びスクリードが設けられ、ホッパから
合材を送出し装置で取り出して路面の幅方向へ送り出し
、この路面上に送り出された合材を、移動装置で左右に
移動させられる複数のスクリードにより敷き均す舗装機
械において、上記スクリードに該スクリードの左右方向
の移動量を検出する移動量検出センサを付設するととも
に、上記送出し装置に該送出し装置を制御するコントロ
ーラを連絡し、移動量検出センサの出力信号に基づいて
コントローラで送出し装置を制御することにより合材の
送出し量を制御する構成とされているので、舗装幅が急
に変わった場合でも、第1発明の場合と同様に、いち早
く合材の送出し量を制御して安定した舗装を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明を実施する舗装機械における合材の
送出し量制御装置の一例を示すブロック図である。
【図2】  本発明を実施するアスファルトフィニッシ
ャの側面図である。
【図3】  図2のアスファルトフィニッシャの平面図
である。
【図4】  サイドセンサとセンタセンサの検出域の説
明図である。
【図5】  実施例におけるサイドセンサとセンタセン
サの各検出結果と各部の制御内容との関係の説明図であ
る。
【図6】  サイドセンサとセンタセンサによる制御の
フロー図である。
【図7】  速度センサによる制御のフロー図である。
【図8】  移動量検出センサによる制御のフロー図で
ある。
【符号の説明】
1  走行車両 5  ホッパ 5a  排出口 6L,6R  バーフィーダ 7L,7R  固定スクリュ 8L,8R  移動スクリュ 9L,9R  スクリード 11L,11R  ゲート 14L,14R  移動装置 17L,17R  送出し装置 23L,23R  電磁比例制御弁 34L,34R  センタセンサ 35  コントローラ 36L,36R  サイドセンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  走行車両に、ホッパと送出し装置、及
    びスクリードが設けられ、ホッパから合材を送出し装置
    で取り出して路面の幅方向へ送り出し、この路面上に送
    り出された合材を、スクリードで敷き均す舗装機械にお
    いて、上記走行車両に、該走行車両の左右の速度差を検
    出する速度センサを付設するとともに、上記送出し装置
    に該送出し装置を制御するコントローラを連絡し、上記
    速度センサの出力信号に基づいてコントローラで送出し
    装置を制御することにより合材の送出し量を制御するこ
    とを特徴とする舗装機械における合材の送出し量制御方
    法。
  2. 【請求項2】  走行車両に、ホッパと送出し装置、及
    びスクリードが設けられ、ホッパから合材を送出し装置
    で取り出して路面の幅方向へ送り出し、この路面上に送
    り出された合材を、移動装置で左右に移動させられる複
    数のスクリードにより敷き均す舗装機械において、上記
    スクリードに該スクリードの左右方向の移動量を検出す
    る移動量検出センサを付設するとともに、上記送出し装
    置に該送出し装置を制御するコントローラを連絡し、移
    動量検出センサの出力信号に基づいてコントローラで送
    出し装置を制御することにより合材の送出し量を制御す
    ることを特徴とする舗装機械における合材の送出し量制
    御方法。
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