JPH0512326Y2 - - Google Patents

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JPH0512326Y2
JPH0512326Y2 JP2612488U JP2612488U JPH0512326Y2 JP H0512326 Y2 JPH0512326 Y2 JP H0512326Y2 JP 2612488 U JP2612488 U JP 2612488U JP 2612488 U JP2612488 U JP 2612488U JP H0512326 Y2 JPH0512326 Y2 JP H0512326Y2
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control valve
pressure
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hydraulic pump
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アスフアルトフイニツシヤ、ベース
ペーバ等の舗装車両の駆動制御装置に関するもの
である。
[従来の技術] この種の車両の中には、たとえば走行駆動輪の
駆動用に油圧モータを設け、またアスフアルト合
材を路面に対して供給するコンベヤの駆動用に別
の油圧モータを設けたものがある。そして、これ
らの油圧モータは、1つの可変油圧ポンプから吐
出された流量がそれぞれに設けられた制御弁によ
り制御されて、回転駆動されるようになつてい
る。また、それぞれの油圧モータの負荷圧力は平
地走行時にほぼ同一になるように設計されてい
る。
このような車両においては、それぞれの制御弁
の開口面積を調整することにより、走行速度に適
した量のアスフアルト合材等をコンベヤによつて
路面に送つている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記車両においては、登り坂を走行
する場合のように走行用の油圧モータの方が負荷
圧が高くなる場合がある。この場合、高い方の圧
力に可変油圧ポンプの圧力がならうので、コンベ
ヤ用の制御弁を絞つてやらないと該コンベヤ用の
油圧モータの回転速度が上昇してしまうことにな
る。このため、上記のような場合には、コンベヤ
用の制御弁を平地走行時に比べて絞らなければな
らず、効率が悪くなるという問題がある。
本考案は上記事情に鑑みなされたものであり、
走行用油圧モータの負荷圧力とコンベヤ等の作業
装置駆動用の油圧モータの負荷圧力に差が生じた
場合でも効率が落ちることのない舗装車両の駆動
制御装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためになされたも
のであつて、走行駆動輪の駆動用に油圧モータA
1が設けられ、また作業装置の駆動用に油圧モー
タB1が設けられ、前記油圧モータA1には該油
圧モータA1を制御する制御弁A2と該制御弁A
2に供給する流量を制御する吐出量可変装置A3
を有する可変油圧ポンプA4とが接続して設けら
れ、また前記油圧モータB1には該油圧油圧モー
タB1を制御する制御弁B2と該制御弁B2に供
給する流量を制御する吐出量可変装置B3を有す
る可変油圧ポンプB4とが接続して設けられ、前
記吐出量可変装置A3には前記制御弁A2の上流
側および下流側の圧力が導かれ、前記吐出量可変
装置B3には前記制御弁B2の上流側の圧力が導
かれているとともに制御弁B2および制御弁A2
のいずれか一方の下流側の圧力が導かれ、前記可
変油圧ポンプA4と可変油圧ポンプB4との間に
は前記制御弁A2および制御弁B2の上流側で該
可変油圧ポンプA4および可変油圧ポンプB4の
吐出流量の合流および合流の阻止をする弁が設け
られていることを特徴としている。
[作用] 本考案においては、作業中には弁で可変油圧ポ
ンプA4とB4との合流を阻止し、また制御弁B
2の下流側の圧力を吐出量可変装置B3に導くよ
うにする。そうすると、可変油圧ポンプA4およ
びB4から吐出された油はそれぞれ単独で油圧モ
ータA1およびB1に流れ、このとき各可変油圧
ポンプA4,B4からの吐出量は、各制御弁A
2,B2の上流側と下流側との圧力差を所定の値
にするような量となる。すなわち、可変油圧プン
プA4またはB4の吐出圧力は、前記油圧モータ
A1またはB1の負荷圧力に前記制御弁A2また
はB2の圧力差を加えた圧力になり、また可変油
圧ポンプA4またはB4の吐出流量は、前記制御
弁A2またはB2の圧力差を所定の値以上にする
ような余分な流量とはならない。また、回送する
場合には、弁を切り換えて可変油圧ポンプA4と
B4とを合流させ、また制御弁A2の下流側の圧
力を吐出量可変装置B3に導くようにする。そう
すると、可変油圧ポンプA4およびB4から吐出
された油が合流し、この合流された油が制御弁A
2から油圧モータA1に流れ、高速走行が可能に
なる。この時、各可変油圧ポンプA4,B4から
の吐出量は、制御弁A2の上流側と下流側との圧
力差を所定の値にするような量となる。すなわち
この時も、可変油圧ポンプA4,B4からは、前
記制御弁A2の圧力差を所定の値以上にするよう
な余分な流量が吐出することがない。
[実施例] 以下、本考案をアスフアルトフイニツシヤに適
用した実施例を第1図ないし第4図を参照して説
明する。
このアスフアルトフイニツシヤは、第1図、第
2図に示すように、駆動輪(後輪)1を回転させ
て車体2を走行さながら、ホツパ3に投入された
アスフアルト合材をコンベヤ(バーフイーダ)4
で後方のスプレツデイングスクリユー5に送り、
ここで左右に一様に広げてこれを支持アーム6の
後方に懸吊された敷き均し装置7により路面上に
平らに敷き均しすることができるように構成した
ものである。この場合、前輪8も操向を兼ねた駆
動輪として機能するように構成されており、必要
に応じて後輪1と一緒に駆動される。ただし、こ
の実施例では、後輪1で駆動する場合に沿つて説
明する。
前記車体2には、第3図に示すようにエンジン
9が搭載され、エンジン9には、主となる可変油
圧ポンプA4,B4および作業用あるいはパイロ
ツト用の幾つかの油圧ポンプ10が連結されてい
る。
一方、後輪1の車輪には、チエーン11やデフ
アレンシヤルギヤ12等の動力伝達機構を介して
後輪駆動用の油圧モータA1が連結されている。
また、各前輪8にもそれぞれ前輪駆動用の油圧モ
ータ13が連結されている。さらに、左右のコン
ベヤ4,4の各軸14,14には、チエーンとチ
エーンスプロケツト等の動力伝達機構15を介し
て、それぞれ左右別個に設けた油圧モータB1,
B1が連結されている。また、スプレツデイング
スクリユー5,5は、前記コンンベヤ4,4の軸
14、14にチエーンスプロケツト等の動力伝達
機構16,16を介して連結されている。
そして、前記可変油圧ポンプA4,B4と油圧
モータA1,B1,13とが、各比例制御弁A
2,B2,B2,17を介して連結されている。
第4図は、このような構成の駆動系の油圧系統
を示している。ここで、油圧モータA1制御用の
比例制御弁A2と油圧モータ13制御用の比例制
御弁17は、並列に設けられており、該比例制御
弁A2および17の下流側の圧力のどちらか大き
い方の圧力がシヤトル弁18を介し、パイロツト
配管19によつて可変油圧ポンプA4の吐出量可
変装置A3に伝えられるようになつている。ただ
し、本実施例の場合は、前輪8を駆動用に用いて
いないので、シヤトル弁18により比例制御弁A
2の下流側の圧力が選択される。また、比例制御
弁A2および17の上流側の圧力も吐出量可変装
置A3に伝えられるようになつている。そして、
吐出量可変装置A3は、比例制御弁A2または1
7の上流側と下流側との圧力差が所定の値になる
ように、可変油圧ポンプA4の吐出量を制御する
ものである。さらに、パイロツト配管19は、電
磁弁20を介して後述する吐出量可変装置B3に
連結されるようになつており、該電磁弁20が作
動された際に前記比例制御弁A2または17の下
流側の圧力が該吐出量可変装置B3に伝えられる
ようになつている。また、比例制御弁A2および
17に並列に流量補正弁21が設けられている。
この流量補正弁21は、下流側が油圧モータA1
の前進時の圧力供給側に連結されており、該油圧
モータA1の供給圧力によつて作動する流量制御
弁22と、該流量制御弁22の上流側と下流側と
の圧力差を補償する圧力補償弁23とを有するも
のである。そして、流量制御弁22は、油圧モー
タA1の供給圧力が増大した場合にスプールが移
動して開口面積が増大するものであり、同一の供
給圧力に対して該流量制御弁22を流れる流量が
油圧モータA1の漏れ量に等しくなるように構成
されている。
一方、コンベヤ4,4駆動用の比例制御弁B
2,B2は、並列に設けられており、該比例制御
弁B2,B2の下流側のどちらか大きい方の圧力
がシヤトル弁24を介して取り出され、この圧力
がパイロツト配管25を通り、電磁弁20を介し
て可変油圧ポンプB4の吐出量可変装置B3に伝
えられている。そして通常時、比例制御弁B2の
下流側の圧力が吐出量可変装置B3に伝えられ、
電磁弁20が作動時に該圧力の吐出量可変装置B
3への伝達が阻止されるようになつている。ま
た、比例制御弁B2,B2の上流側の圧力も吐出
量可変装置B3に伝えられるようになつている。
そして、吐出量可変装置B3は、通常時には、比
例制御弁B2,B2のいずれかの上流側と下流側
との圧力差が所定の値になるように可変油圧ポン
プB4の吐出量を制御し、また電磁弁20作動時
には、比例制御弁A2または17の上流側と下流
側との圧力差が所定の値になるように可変油圧ポ
ンプB4の吐出量を制御するようになつている。
また、比例制御弁B2と流量補正弁21の上流
側の間にはロジツクバルブ(弁)26が設けられ
ており、可変油圧ポンプA4とB4との合流およ
び分割が可能にされている。ロジツクバルブ26
は、その背圧側に設けられた電磁弁27によつ
て、通常時背圧側に可変油圧ポンプA4およびB
4のどちらかの吐出圧力が伝えられて閉状態とさ
れ、これにより可変油圧ポンプA4とB4の合流
を阻止しており、また電磁弁27の作動時に背圧
側の圧力をタンクに逃がして開状態とされ、これ
により該可変油圧ポンプA4とB4とを合流する
ようになつている。
次に、上記構成のアスフアルトフイニツシヤの
作用を説明する。
アスフアルトの敷き均し作業をするときには、
電磁弁20および27を作動させずに中立位置に
しておく、そうすると、可変油圧ポンプA4から
吐出された油が比例制御弁A2を通つて油圧モー
タA1に流れ、可変油圧ポンプB4から吐出され
た油が比例制御弁B2,B2を通つて油圧モータ
B1に流れる。この時、各可変油圧ポンプA4,
B4からは、各比例制御弁A2,B2の上流側と
下流側との圧力差を所定の値にするような流量が
吐出される。すなわち、各可変油圧ポンプA4,
B4の吐出圧力は、各油圧モータA1,B1の負
荷圧力に各比例制御弁A2,B2の圧力差を加え
た圧力になり、また各可変油圧ポンプA4,B4
の吐出流量は、各比例制御弁A2,B2の圧力差
を所定の値以上にするような余分な流量とはなら
ない。また、路面が登り坂になり走行抵抗が増加
して油圧モータA1の供給圧力が所定の圧力に達
すると、流量補正弁21の流量制御弁22が開口
し始め、さらに圧力が増大すると該流量制御弁2
2がさらに開口し、流量制御弁22から、圧力の
増大による油圧モータA1の漏れ量の増大分を補
う量の油が油圧モータA1に流れる。
また、回送時には、電磁弁20および27を作
動させる。そうすると、ロジツクバルブ26が開
状態になつて可変油圧ポンプA4とB4とが合流
し、合流した油が比例制御弁A2を通つて油圧モ
ータA1に流れる。また、比例制御弁A2の下流
側の圧力がパイロツト配管19、電磁弁20を通
つて可変油圧ポンプB4の吐出量可変装置B3に
伝わるので、可変油圧ポンプA4,B4からは、
比例制御弁A2の上流側と下流側との圧力差を所
定の値にするような流量が吐出されるようにな
る。このため、回送時には、高速走行が可能にな
る。
上記のように構成された装置においては、走行
抵抗が増大して油圧モータA1の圧力が増大した
場合でも、この増大した分の流量を流量補正弁2
1から該油圧モータA1に供給することができる
ので、走行速度を一定に保つことができる。この
ため、走行抵抗が増大した場合でも、走行速度が
低下することがなく、アスフアルトを敷き均す際
の該アスフアルト層の厚さを一定にすることがで
きる。また、各油圧モータA1,B1にそれぞれ
単独に可変油圧ポンプA4,B4を設けたので、
アスフアルト敷き均し作業中に油圧モータA1と
B1の負荷圧力が異なるような場合でも、各可変
油圧ポンプA4,B4には、それぞれの負荷圧力
に応じた圧力が発生し、しかも各油圧ポンプA
4,B4からは余分な流量が吐出されることがな
い。したがつて、従来のように負荷圧力の低い側
の制御弁を絞つて、該負荷圧力の低い側への流量
の増加を抑える必要がなく、効率の向上を図るこ
とができる。しかも、回送時には、ロジツクバル
ブ26により可変油圧ポンプA4,B4を圧力損
失がほとんどない状態で合流させて、走行用の油
圧モータA1に油を供給することができるので高
速走行が可能になる。そして、この時の可変油圧
ポンプA4,B4からの吐出量は、比例制御弁A
2の上流側と下流側との圧力差を所定の値にする
ような量になるので、効率のよい状態で走行する
ことができる。
なお、上記実施例では、油圧モータB2をコン
ベヤ4の駆動用に設けたが、他の作業装置駆動用
に設けられたものであつてもよい。
また、制御弁A2,B2として、比例制御弁A
2,B2を用いたが、手動操作の流量制御、絞り
切換弁等の制御弁用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、油圧モー
タA1および油圧モータB1にそれぞれ単独に可
変油圧ポンプA4および可変油圧ポンプB4を設
けたので、油圧モータA1と油圧モータB1の負
荷圧力が異なる場合でも、各可変油圧ポンプA
4,B4には、それぞれの負荷圧力に応じた圧力
が発生し、しかも可変油圧ポンプA4,B4から
は余分な流量が吐出されることがない。したがつ
て、従来のように、負荷圧力の低い側の制御弁を
絞つて該負荷圧力の低い側への流量の増加を抑え
る必要がないので、効率の向上を図ることができ
る。しかも、回送時には、弁で可変油圧ポンプA
4とB4とを合流させることができるので高速走
行が可能になる。そして、この時の可変油圧ポン
プA4,B4からの吐出量は、制御弁A2の上流
側と下流側との圧力差を所定の値にするような量
になるので、可変油圧ポンプA4,B4から余分
な流量が吐出せず、効率のよい状態で走行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したアスフアルトフイニ
ツシヤの側面図、第2図は平面図、第3図は同ア
スフアルトフイニツシヤの駆動装置の基本構成を
示す図、第4図は同駆動装置の油圧系統図であ
る。 1……駆動輪(後輪)、4……コンベヤ、20
……電磁弁、26……ロジツクバルブ(弁)、A
1……油圧モータA1、A2……比例制御弁A
2、A3……吐出量可変装置、A4……油圧ポン
プA4、B1……油圧モータB1、B2……比例
制御弁B2、B3……吐出量可変装置B3、B4
……油圧ポンプB4。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行駆動輪の駆動用に油圧モータA1が設けら
    れ、また作業装置の駆動用に油圧モータB1が設
    けられ、前記油圧モータA1には該油圧モータA
    1を制御する制御弁A2と該制御弁A2に供給す
    る流量を制御する吐出量可変装置A3を有する可
    変油圧ポンプA4とが接続して設けられ、また前
    記油圧モータB1には該油圧モータB1を制御す
    る制御弁B2と該制御弁B2に供給する流量を制
    御する吐出量可変装置B3を有する可変油圧ポン
    プB4とが接続して設けられ、前記吐出量可変装
    置A3には前記制御弁A2の上流側および下流側
    の圧力が導かれ、前記吐出量可変装置B3には前
    記制御弁B2の上流側の圧力が導かれているとと
    もに制御弁B2および制御弁A2のいずれか一方
    の下流側の圧力が導かれ、前記可変油圧ポンプA
    4と可変油圧ポンプB4との間には前記制御弁A
    2および制御弁B2の上流側で該可変油圧ポンプ
    A4および可変油圧ポンプB4の吐出流量の合流
    および合流の阻止をする弁が設けられていること
    を特徴とする舗装車両の駆動制御装置。
JP2612488U 1988-02-29 1988-02-29 Expired - Lifetime JPH0512326Y2 (ja)

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JPH01136511U JPH01136511U (ja) 1989-09-19
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