JPH0816321B2 - 舗装機械における合材の送出し量制御方法 - Google Patents
舗装機械における合材の送出し量制御方法Info
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- JPH0816321B2 JPH0816321B2 JP3114082A JP11408291A JPH0816321B2 JP H0816321 B2 JPH0816321 B2 JP H0816321B2 JP 3114082 A JP3114082 A JP 3114082A JP 11408291 A JP11408291 A JP 11408291A JP H0816321 B2 JPH0816321 B2 JP H0816321B2
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Description
シャ等の舗装機械における合材の送出し量制御方法に関
する。
スファルト舗装路面の修復を行う際に使用される路上切
削混合機や、一般的なアスファルトフィニッシャ等の機
械は、ダンプトラック等から投入されたアスファルト合
材を受け入れるホッパと、このホッパ内の合材を所定量
ずつ搬送するバーフィーダと、このバーフィーダによっ
て搬送された合材を、路面の幅方向へ移送しつつ、路面
上に均等に送り出すスクリュと、路面上に送り出された
アスファルト合材を敷き均すスクリード等を走行車両に
搭載した構成となっている。
送出し量制御装置として、従来、スクリードの前方に滞
留する合材の高さを検出する非接触式の1個(左右両側
で2個)の高さセンサを設け、その高さセンサの検出信
号でゲートの開度やバーフィーダの速度等を制御するこ
とにより、合材の送出し量を制御するようにしたものが
知られている(特開昭63−308103号公報)。
来の合材の送出し量制御方法では、スクリュによって路
面の幅方向へ送り出される合材の送出し量が、片側1個
の高さセンサの中央寄りと外側寄りで大きく異なってい
てもこれを正確に把握することができず、したがってス
クリード前方における合材の滞留量を路面幅方向に均等
に保ち路面を平坦に品質良く舗装することができない。
このことは、スクリュによる路面幅方向への合材の送出
し幅が広い場合に特に顕著で、高さセンサの中央寄りで
合材が足りていても外側寄りでは不足するといった事態
を生じ、平坦性が大きく損なわれることも稀ではない。
合材の送出し幅が広いような場合でも、合材の送出し量
を精度良く迅速に制御して平坦に舗装することができる
舗装機械における合材の送出し量制御方法を提供するこ
とを目的とする。
めに、請求項1に係る発明は、排出口にゲートを備えた
ホッパと、該ホッパ内の合材を後方に搬送するフィーダ
と、該フィーダによって搬送されてきた合材を路面の幅
方向へ送り出すスクリュと、該スクリュによって路面に
送り出された合材を敷き均すスクリードとが走行車両に
設けられた舗装機械において、上記スクリードの前方の
路面幅方向中央寄りに滞留した合材の高さをセンタセン
サで検出して路面幅方向中央寄りに滞留した合材の高さ
が上記スクリードの前方の路面幅方向中央寄りに滞留す
べき合材量を設定するセンタ合材量設定器の設定値に一
致するように上記フィーダによる合材の搬送量をコント
ローラで制御するとともに、上記スクリードの前方の路
面幅方向外側寄りに滞留した合材の高さをサイドセンサ
で検出して路面幅方向外側寄りに滞留した合材の高さが
上記スクリードの前方の路面幅方向外側寄りに滞留すべ
き合材量を設定するサイド合材量設定器の設定値に一致
するように上記スクリュの回転速度をコントローラで制
御する構成とした。
定値を基準とする合材の高さの程度と合材高さの変化傾
向の度合とを判断してフィーダによる合材の搬送量を制
御し、またサイド合材量設定器の設定値を基準とする合
材の高さの程度と合材高さの変化傾向の度合とを判断し
てスクリュの回転速度を制御する構成とすることことが
好ましい。
りフィーダによる合材の搬送量を制御し、またサイドセ
ンサの検出信号によりスクリュの回転速度を制御する。
したがって、フィーダによるホッパからの合材の送出し
量と、スクリュによる路面幅方向への合材の送出し量が
共に制御されるようになり、その結果、ホッパから適量
の合材が送り出されて路面幅方向に均一に広げられるこ
とになる。
定値を基準とする合材の高さの程度と合材高さの変化傾
向の度合とを判断してフィーダによる合材の搬送量を制
御する構成とした場合は、フィーダによる合材の搬送量
の制御が一層精度良くかつ迅速に行われる。
器の設定値を基準とする合材の高さの程度と合材高さの
変化傾向の度合とを判断してスクリュの回転速度を制御
する構成とした場合は、スクリュの回転速度の制御が一
層精度良くかつ迅速に行われる。
ファルトフィニッシャの一例を示すもので、図中符号1
は走行車両である。走行車両1は操向車輪2と駆動車輪
3とを備え、運転席4に着いたオペレータによって運転
される。走行車両1には、ホッパ5と、バーフィーダ6
L,6R、固定スクリュ7L,7R、移動スクリュ8
L,8R、及びスクリード9L,9Rが設けられてい
る。なお、上記及び図において、「L」は左、「R」は
右を示すが、煩雑であるので、紛らわしくない限り、以
下これを省いて説明する。
ており、アスファルト合材を収容する。バーフィーダ6
は、ホッパ5の底部から後方にかけて設けられ、ホッパ
5内の合材を、ホッパ5の排出口5aから後方へ移送す
る。また、固定スクリュ7と移動スクリュ8とは、バー
フィーダ6で移送されてきた合材を路面の幅方向へ送り
出す。スクリード9はスクリュ7,8によって路面に送
り出された合材を平らに敷き均す。ホッパ5の排出口5
aはゲート11によって開閉される。
ベリングアーム12(図2では手前側のものしか示され
ていない)の後端部に取り付けられたスクリードフレー
ム13に、互いに前後に位置をずらして支持されてお
り、油圧シリンダ等の移動装置14によって左右に動か
されて敷き均し幅を変える。レベリングアーム12は、
走行車両1のほぼ中央側面に設けられた支持軸15に上
下に回動自在に枢着されている。支持軸15は、ピボッ
トシリンダ16によって上下に移動され、スクリード9
のアタック角を調整する。バーフィーダ6とスクリュ
7,8及びゲート11等は合材の送出し装置17を構成
している。なお、上記したアスファルトフィニッシャの
基本構造は周知である。
ゼルエンジンであり、このディーゼルエンジン20によ
って油圧ポンプ21が駆動されるようになっている。上
記油圧ポンプ21から吐出された作動油は、圧力配管2
2によって一対の電磁比例制御弁23へ導かれ、これら
電磁比例制御弁23によって作動油の流量が各々調整さ
れた後、一対の圧力配管24によって一対の油圧モータ
25へ各々導かれる。また、左右の油圧モータ25から
各々吐出された作動油は、一対の戻り配管26によって
電磁比例制御弁23へ各々導かれた後、戻り配管27に
よって作動油タンク28へ戻され、さらに、この作動油
タンク28内に貯蔵されている作動油が吸込み配管29
によって油圧ポンプ21へ導かれるようになっている。
てポペットやスプールを移動させることにより、左右の
油圧モータ25へ供給される作動油の流量を各々制御す
るもので、電磁力が電磁石のコイルに供給される励磁電
流の大きさにほぼ比例する性質を利用している。すなわ
ち、電磁比例制御弁23に供給される励磁電流が大とな
る程、左右の油圧モータ25へ供給される作動油の流量
が大となる。これら左右の油圧モータ25は、スプロケ
ットとローラチェーン(図示せず)を介して、各バーフィ
ーダ6を各々駆動すると共に、各スクリュ7,8を各々
回転駆動するためのものであり、これら油圧モータ25
に供給される作動油の流量を増減することにより、スク
リュ7,8等の回転速度が任意に調整できるようになっ
ている。
シリンダであり、ホッパ5の後端の左右の排出口5aに
各々開閉自在に設けられた左右のゲート11の開閉度を
各々調整するためのもので、これらの油圧シリンダ32
には、前記油圧ポンプ21からソレノイドバルブ33を
介して作動油が各々供給されるようになっている。すな
わち左ソレノイドバルブ33Lの一方のソレノイド33
aLがオンとされると、このソレノイドバルブ33Lを
介して油圧シリンダ32Lへ正方向に作動油が供給さ
れ、左ゲート11Lが閉じられ、逆に、他方のソレノイ
ド33bLがオンとされると、油圧シリンダ32Lへ逆
方向に作動油が供給され、ゲート11Lが開かれる。同
様に、右ソレノイドバルブ33Rの一方のソレノイド3
3aRがオンとされると、このソレノイドバルブ33R
を介して油圧シリンダ32Rへ正方向に作動油が供給さ
れ、ゲート11Rが閉じられ、逆に、他方のソレノイド
33bRがオンとされると、油圧シリンダ32Rへ逆方
向に作動油が供給され、ゲート11Rが開かれるように
なっている。
リード9の前方であって、各固定スクリュ7の合材が送
り出される側の端部である外端部近くの所定の高さ位置
に、スクリードフレーム13に支持されて配置され、そ
こに滞留する合材の路面からの高さ(合材までの距離)
を非接触で検出する左右のセンタセンサであり、特定の
周波数の超音波を下方へ向けて発射してから、合材表面
で反射して戻ってくるまでの超音波伝播時間に基づい
て、合材の高さに対応した検出データを後述するコント
ローラ35へ出力する。同様に符号36は、スクリード
9の左右端に各々設けられた左右のエンドプレート37
と、各移動スクリュ8の合材が送り出される側の端部で
ある外端部との間の所定の高さ位置に、スクリード9の
移動フレーム(図示せず)に支持されて配置され、エン
ドプレート37の近くに滞留する合材の路面からの高さ
(合材までの距離)を非接触で検出する左右のサイドセ
ンサであり、各センタセンサ34と同様に超音波伝播時
間に基づいて、合材の高さに対応した検出データをコン
トローラ35へ出力する。
等の速度センサ38が設けられている。各速度センサ3
8は走行車両1の走行速度を検出してその検出データを
コントローラ35へ出力する。また各スクリード9に
は、エンコーダやポテンショメータ等よりなる移動量検
出センサ39が付設されている。移動量検出センサ39
は移動装置14によるスクリード9の左右方向の移動量
を検出してその検出データをコントローラ35へ出力す
る。
もので、各種演算等を行うCPU(中央処理装置)と、
CPUにおいて用いられるプログラムが記憶されたRO
M(リードオンメモリ)、データ一時保持用のRAM
(ランダムアクセスメモリ)と、各種データの授受を行
うI/O(入出力)インターフェイスとからなるマイク
ロコンピュータによって主に構成され、その他、CPU
が算出した電流指令値(ディジタル信号)Eをアナログ
信号に変換し、左右の比例弁アンプ41へ供給するD/
A(ディジタル/アナログ)変換器、CPUの指示に応
じて各ソレノイドバルブ33に対して切換制御信号Vを
個々に出力するバルブ駆動回路等が設けられている。
ら出力された各電流指令値(電圧信号)Eに各々対応す
る励磁電流を電磁比例制御弁23へ出力する。
プレート37の内側まで送り出されて、スクリード9の
前方に滞留すべき合材量を設定するためのサイド合材量
設定器、43はスクリード9の前方であって、固定スク
リュ7の外端部近傍に滞留すべき合材量を設定するため
のセンタ合材量設定器であり、いずれも左右別々に設け
られている。
トフィニッシャにおける合材送出し量の自動制御につい
て説明する。アスファルトフィニッシャが、スクリード
9の敷均し幅を変えることなく一定の速度で直進して舗
装を行う場合、つまり、センタセンサ34とサイドセン
サ36のみによる制御は図6のフローチャートのように
行われる。
すステップSP1において、サイド合材量設定器42に
よって設定された設定値、すなわち、固定スクリュ7お
よび移動スクリュ8によって送り出され、エンドプレー
ト37の内側で滞留すべき合材量に対応した値を取り込
んだ後、次のステップSP2において、サイドセンサ3
6によって検出された合材の高さに対応する検出データ
を取り込み、そして、次のステップSP3において、移
動スクリュ8および固定スクリュ7の回転速度を決定す
る。この場合、コントローラ35内のCPUは、サイド
センサ36の検出データに基づいて、合材の高さを、図
4に示すように、高域、中域、低域の3段階に分類す
る。
器42によって設定された設定値とほぼ等しかった場合
は中域と判断し、設定値よりも大であった場合は高域と
判断し、設定値よりも小であった場合は低域と判断す
る。さらに、図5に示すように、高域、中域、低域の各
検出域毎に、サイドセンサ36の検出データの変化傾向
を、増加、一定、減少の3段階に分類する。そして、高
域で増加傾向にあると判断した場合は、スクリュ7,8
の回転速度を大幅に下げ、高域で一定であると判断した
場合は、スクリュ7,8の回転速度を少し下げ、逆に、
低域で一定であると判断した場合は、スクリュ7,8の
回転速度を少し上げ、低域で減少傾向にあると判断した
場合は、スクリュ7,8の回転速度を大幅に上げ、上記
以外の場合であると判断した場合は、スクリュ7,8の
回転速度を現状のまま維持すべきであると決定する。
ップSP3で決定されたスクリュ回転速度に対応した電
流指令値Eを、D/A変換器によってアナログ信号に変
換した後、比例弁アンプ41へ出力する。これにより比
例弁アンプ41は、コントローラ35から出力された電
流指令値Eに対応した励磁電流を電磁比例制御弁23へ
供給するので、電磁比例制御弁23を介して油圧モータ
25へ供給される作動油の流量が電流指令値Eに応じた
値に調整され、この結果、スクリュ7,8の回転速度、
およびこのスクリュ7,8と連動して駆動されるバーフ
ィーダ6の搬送速度が、電流指令値Eに応じた値とな
る。このようにして、スクリュ7,8によって、エンド
プレート37の内側へ送り出されて滞留する合材量が、
常に、サイド合材量設定器42によって設定された値と
なるように制御される。
ーラ35内のCPUは、センタ合材量設定器43によっ
て設定された設定値、すなわち、固定スクリュ7の外端
部近傍に滞留すべき合材量に対応した値を取り込んだ
後、次のステップSP6において、センタセンサ34に
よって検出された合材の高さに対応する検出データを取
り込み、そして、次のステップSP7において、ゲート
11の開閉度を決定する。
は、センタセンサ34の検出データに基づいて、合材の
高さを、高域、中域、低域の3段階に分類する。すなわ
ち、合材の高さがセンタ合材量設定器43によって設定
された設定値とほぼ等しかった場合は中域と判断し、設
定値よりも大であった場合は高域と判断し、設定値より
も小であった場合は低域と判断する。さらに、図5に示
すように、各検出域毎に、センタセンサ34の検出デー
タの変化傾向を、増加、一定、減少の3段階に分類す
る。そして、高域で増加傾向にあると判断した場合は、
ゲート11を大幅に閉じ、高域で一定であると判断した
場合は、ゲート11を少し閉じ、逆に、低域で一定であ
ると判断した場合は、ゲート11を少し開き、低域で減
少傾向にあると判断した場合は、ゲート11を大幅に開
き、上記以外の場合であると判断した場合は、ゲート1
1の開閉度を現状のまま維持すべきであると決定する。
7の合材が送り出される側の端部近傍に配置されてお
り、この位置は合材の一連の流れの途中にあることか
ら、たとえスクリード9の移動に応じて移動スクリュ8
が左右に移動する場合でも、バーフィダ6から送られて
くる合材の量が多すぎる場合あるいは少なすぎる場合に
は、ただちにそこに滞留する合材の高さの変化となって
表れる箇所であり、このような位置にセンサを設けてい
るので、高精度の制御が実現できる。
ップSP7で決定されたゲート開閉度に応じたバルブ駆
動信号Vがソレノイドバルブ33へ供給され、これによ
り、油圧シリンダ32が駆動されてゲート11の開閉度
が調整され、この結果、ホッパ5内から排出口5aを介
してバーフィダ6によって搬送される合材量が調整され
る。このようにして、スクリード9の前方であって、セ
ンタセンサ34の下方に滞留する合材量が、常に、セン
タ合材量設定器43によって設定された値となるように
制御される。
は、図7のフローチャートに示す通りである。すなわち
コントローラ35内のCPUは、各速度センサ38の検
出データSL,SRを読み込み、左右の速度センサ38に
おける検出速度の差が予め定められた範囲内にあるかど
うかをチエックするとともに、各速度センサ38の上記
検出速度の差が予め定められた範囲よりも大きい場合
に、その速度差が一定時間以上継続したか否かをチエッ
クする。
おける検出速度の差が所定値以上であり、かつその状態
が所定時間以上続いた場合、アスファルトフィニッシャ
が所定値以上の角度で走行方向の転換を継続していると
判断し、次の数式1,数式2,数式3の演算を行って、
速度が早い側では合材の送出し量が増すように、また、
速度が遅い側では合材送出し量が減ずるように、各比例
弁アンプ41に個々に指令QAL,QARを出す。な
お、数式1,数式2,数式3はSR>SLの場合の例であ
る。
の制御は、図8のフローチャートの通りである。すなわ
ち、コントローラ35は、各移動量検出センサ39の検
出データT1 を読み込み、その検出データT1が前回の
検出データT2と同じか否かチエックする。その結果、
検出データT1,T2が同一でなかったときは、コントロ
ーラ35は、次の数式4,数式5の演算を行い、スクリ
ード9が外側に伸長して舗装幅が大きくなった場合に
は、合材送出し量が増加するように、また、スクリード
9が縮小して舗装幅が小さくなった場合は、合材送出し
量が減少するように比例弁アンプ41に指令QBL,Q
BRを出す。なお、数式5は右の移動量検出センサ39
Rの場合であり、左の移動量検出センサ39Lもこれと
同様である。
センサ34とサイドセンサ36、速度センサ36、及び
移動量検出センサ39の三つの制御系をそれぞれ単独に
働かせて合材送出し量を制御することもできる構成とさ
れているが、一般には上記三系統を同時に働かせて合材
の送出し量を制御する。この場合、アスファルトフィニ
ッシャが左右のスクリード9を伸縮させることなく、そ
れまでと同一の速度で直進していて合材送出し量が変わ
らない場合は勿論のこと、速度センサ36と移動量検出
センサ39の二系統の制御が互いに相殺し合って合材送
出し量が変わらない場合を除き、通常、速度センサ36
と移動量検出センサ39の二系統の制御内容により、セ
ンタセンサ34とサイドセンサ36による制御内容を修
正してアスファルト合材の送出し量を制御する。
ド9Rが外側に伸長して舗装幅が大きくなった場合、右
のサイドセンサ36Rと右のセンタセンサ34Rが、図
5において高域−増加を検出していても、コントローラ
35は「スクリュ8Rの回転速度を大幅に下げる」、
「ゲート11Rを大幅に閉じる」の指令を出さずに、1
ランク下の「少し下げる」、「少し閉じる」か、2ラン
ク下の「現状維持」の指令を出す。上記二系統の制御に
よる合材の送出し量が変わらない場合は、センタセンサ
34とサイドセンサ36による制御がそのまま実施され
る。
ト11の開閉度によって、各バーフィーダ6によって搬
送される合材の搬送量を調整するようにしたが、各スク
リュ7,8と各バーフィーダ6が各々別個の油圧モータ
等によって駆動される構成とされていて、電磁比例制御
弁によって各々別個に速度制御可能である場合において
は、各バーフィーダ6を駆動する油圧モータ等の回転速
度を変化させて、合材の搬送量を調整するようにしても
勿論構わない。
の走行速度を直接計測する構成とされているが、走行速
度を直接計測しなくても、駆動車輪3を駆動する駆動装
置の回転速度が一定であれば、ハンドル10で操作され
る操向車輪2の操向角度によっても左右の速度差を知る
ことができるので、センサで操向系の操作角度を検出し
て(間接的に走行車両1の左右の走行速度を検出したこ
とになる)速度センサ38と同一の目的を達成すること
ができる。
明は、排出口にゲートを備えたホッパと、該ホッパ内の
合材を後方に搬送するフィーダと、該フィーダによって
搬送されてきた合材を路面の幅方向へ送り出すスクリュ
と、該スクリュによって路面に送り出された合材を敷き
均すスクリードとが走行車両に設けられた舗装機械にお
いて、上記スクリードの前方の路面幅方向中央寄りに滞
留した合材の高さをセンタセンサで検出して路面幅方向
中央寄りに滞留した合材の高さが上記スクリードの前方
の路面幅方向中央寄りに滞留すべき合材量を設定するセ
ンタ合材量設定器の設定値に一致するように上記フィー
ダによる合材の搬送量をコントローラで制御するととも
に、上記スクリードの前方の路面幅方向外側寄りに滞留
した合材の高さをサイドセンサで検出して路面幅方向外
側寄りに滞留した合材の高さが上記スクリードの前方の
路面幅方向外側寄りに滞留すべき合材量を設定するサイ
ド合材量設定器の設定値に一致するように上記スクリュ
の回転速度をコントローラで制御する構成とされている
ので、フィーダによるホッパからの合材の送出し量と、
スクリュによる路面幅方向への合材の送出し量が共に制
御されるようになり、ホッパから適量の合材が送り出さ
れて路面幅方向に均一に広げられることになる。このた
め、合材の送出し量をきめ細かく的確に制御して合材の
滞留量を精度良く一定に保ち、路面を平坦に品質良く舗
装することができる。
定値を基準とする合材の高さの程度と合材高さの変化傾
向の度合とを判断してフィーダによる合材の搬送量を制
御し、またサイド合材量設定器の設定値を基準とする合
材の高さの程度と合材高さの変化傾向の度合とを判断し
てスクリュの回転速度を制御する構成とした場合は、フ
ィーダによる合材の搬送量の制御と、スクリュの回転速
度の制御が一層精度良くかつ迅速に行われるようにな
り、路面をより平坦に品質良く舗装することができる。
出し量制御装置の一例を示すブロック図である。
の側面図である。
ある。
図である。
の各検出結果と各部の制御内容との関係の説明図であ
る。
ロー図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 排出口(5a)にゲート(11)を備え
たホッパ(5)と、該ホッパ(5)内の合材を後方に搬
送するフィーダ(6)と、該フィーダ(6)によって搬
送されてきた合材を路面の幅方向へ送り出すスクリュ
(7,8)と、該スクリュ(7,8)によって路面に送
り出された合材を敷き均すスクリード(9)とが走行車
両(1)に設けられた舗装機械において、上記スクリー
ド(9)の前方の路面幅方向中央寄りに滞留した合材の
高さをセンタセンサ(34)で検出して路面幅方向中央
寄りに滞留した合材の高さが上記スクリード(9)の前
方の路面幅方向中央寄りに滞留すべき合材量を設定する
センタ合材量設定器(43)の設定値に一致するように
上記フィーダ(6)による合材の搬送量をコントローラ
(35)で制御するとともに、上記スクリード(9)の
前方の路面幅方向外側寄りに滞留した合材の高さをサイ
ドセンサ(36)で検出して路面幅方向外側寄りに滞留
した合材の高さが上記スクリード(9)の前方の路面幅
方向外側寄りに滞留すべき合材量を設定するサイド合材
量設定器(42)の設定値に一致するように上記スクリ
ュ(7,8)の回転速度をコントローラ(35)で制御
することを特徴とする舗装機械における合材の送出し量
制御方法。 - 【請求項2】 コントローラ(35)は、センタ合材量
設定器(43)の設定値を基準とする合材の高さの程度
と合材高さの変化傾向の度合とを判断してフィーダ
(6)による合材の搬送量を制御することを特徴とする
請求項1記載の舗装機械における合材の送出し量制御方
法。 - 【請求項3】 コントローラ(35)は、サイド合材量
設定器(42)の設定値を基準とする合材の高さの程度
と合材高さの変化傾向の度合とを判断してスクリュ
(7,8)の回転速度を制御することを特徴とする請求
項1記載の舗装機械における合材の送出し量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3114082A JPH0816321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 舗装機械における合材の送出し量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3114082A JPH0816321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 舗装機械における合材の送出し量制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04319104A JPH04319104A (ja) | 1992-11-10 |
JPH0816321B2 true JPH0816321B2 (ja) | 1996-02-21 |
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JP3114082A Expired - Fee Related JPH0816321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 舗装機械における合材の送出し量制御方法 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104452552A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-03-25 | 戴纳派克(中国)压实摊铺设备有限公司 | 横坡角度调节系统与调节方法、螺旋分料器及其摊铺机 |
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