JPH0431881Y2 - - Google Patents

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JPH0431881Y2
JPH0431881Y2 JP1986187098U JP18709886U JPH0431881Y2 JP H0431881 Y2 JPH0431881 Y2 JP H0431881Y2 JP 1986187098 U JP1986187098 U JP 1986187098U JP 18709886 U JP18709886 U JP 18709886U JP H0431881 Y2 JPH0431881 Y2 JP H0431881Y2
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gear mechanism
wiper
wiper motor
cowl box
reinforcing member
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JP1986187098U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のワイパー取付構造に関するも
のである。
(従来の技術) 一般に、自動車のワイパー装置においては、そ
のワイパーに連結されたリンク系をワイパーモー
タで直接駆動するか或いはギヤ機構を介して駆動
するように構成されている。
前記ワイパーモータでリンク系を直接駆動する
場合には、そのワイパーモータはそのモータ軸を
略水平方向に向けて配設され、またギヤ機構を介
してリンク系を駆動する場合には、ギヤ機構の最
終ギヤのギヤ軸を前記モータ軸の方向と同様に略
水平方向に向けて配設されている。
従来、例えば、実公昭59−14296号公報には、
フロントパネルとダクトパネルとフロントバルク
ヘツドとでダクト室(カウルボツクス)が設けら
れ、ワイパーモータがそのモータ軸方向を水平方
向よりやや下方に向けてカウルボツクスの一部を
形成する略鉛直向きのダクトパネルに取付けら
れ、ワイパーモータの駆動によりモータ軸に固着
された作動レバーが扇形運動し、ワイパーに連結
された作動リンクを往復駆動させることによりワ
イパーをワイパーモータで直接駆動するようにし
た自動車のワイパー装置が記載されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記実公昭59−14296号公報に記載の自動車の
ワイパー装置によれば、ワイパーモータはそのモ
ータ軸を水平方向よりやや下方に向けてダクトパ
ネルに取付けられており、フロントパネルとカウ
ルボツクスの底部を形成するフロントバルクヘツ
ドとの間にワイパーモータを収容するように構成
されているので、フロントパネルからフロントバ
ルクヘツドに至る距離(高さ)をワイパーモータ
の外径より大きくする必要が生じ、カウルボツク
スが大形化する。
従つて、フロントパネルやボンネツト(フー
ド)等が必然的に高い位置に配設されることにな
り、自動車走行時の空気抵抗が大きくなること、
特に最近要請されているカウルパネルやボンネツ
トを低くするようなデザインを満足させることが
出来ないことなどの問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る自動車のワイパー取付構造は、ワ
イパーモータでギヤ機構とリンク系とを介して2
つのワイパーを駆動するようにした自動車のワイ
パー装置において、上記2つのワイパーの一方は
車幅方向中央部にまた他方は車幅方向端部側に
夫々配設され、上記リンク系はカウルボツクス内
に配設され、上記車幅方向端部側のワイパーに対
応する車体端部側において、サスペンシヨンタワ
ーとダツシユパネルとの間においてホイールエプ
ロンの上面側にホイールエプロンと閉断面をなし
且つホイールエプロンとサスペンシヨンタワーに
接続された補強部材が設けられ、上記ワイパーモ
ータとギヤ機構とが上記補強部材の下側面に装着
され、上記ギヤ機構の出力軸が補強部材を挿通し
て上方に突出され、上記ギヤ機構の出力軸は、カ
ウルボツクスの前壁部に形成された開口を挿通し
た連結リンクを介してリンク系に連結されている
ことを特徴とするものである。
(作用) 本考案に係る自動車のワイパー取付構造におい
ては、補強部材によりそのホイールエプロン及び
サスペンシヨンタワーの部分の車体の剛性・強度
が大きくなるし、車体補強用の補強部材を有効活
用してワイパーモータとギヤ機構を取付けること
ができ、ワイパー装置による振動も発生しにくく
なり、補強部材の下側のデツドスペースを活用し
てワイパーモータとギヤ機構を配置できる。
上記のように、2つのワイパーの一方は車幅方
向中央部にまた他方は車幅方向端部側に夫々配設
するため、リンク系を車幅方向片側に寄せて配設
でき、カウルボツクスにエアコンの吸入口などを
設ける上で有利である。また、リンク系をカウル
ボツクス内に配置し、ワイパーモータ及びギヤ機
構を、車幅方向端部側のワイパーに対応する車体
端部側において、カウルボツクスの外側前方に配
置したため、ワイパーモータ及びギヤ機構とリン
ク系との干渉を防ぐことができる。
ワイパーモータ及びギヤ機構をカウルボツクス
の外側前方に配置したためギヤ機構の出力軸とリ
ンク系とが離隔するが、ギヤ機構の出力軸は、カ
ウルボツクスの前壁部に形成された開口を挿通し
た連結リンクを介してリンク系に連結したので、
ワイパーモータによりリンク系を駆動できる。上
記連結リンクが長くなる程開口を小型化できるし
また連結リンクは略水平面内で運動するため、開
口は小さなものでよい。
更に、カウルボツクス内にワイパーモータとギ
ヤ機構を配設しないため、ワイパーモータとギヤ
機構及びギヤ機構の出力軸に固定されるアーム部
材などによりカウルボツクスの高さ寸法及びカウ
ルボツクスとボンネツトの高さ位置が制約されな
くなる。また、上記ギヤ機構の出力軸が上方を向
き、リンク系が略水平面内で運動するため、カウ
ルボツクスの偏平化が可能になる。
(考案の効果) 本考案に係る自動車のワイパー取付構造によれ
ば、以上説明したように、補強部材によりそのホ
イールエプロン及びサスペンシヨンタワーの部分
の車体の剛性・強度が大きくできること、車体補
強用の補強部材を有効活用してワイパーモータと
ギヤ機構を取付けることができること、ワイパー
装置による振動も発生しにくくなること、補強部
材の下側のデツドスペースを活用してワイパーモ
ータとギヤ機構を配置できること、リンク系を車
幅方向片側に十分に片寄せて配設できること、ま
た、リンク系を車幅方向片側に配設してもワイパ
ーモータ及びギヤ機構とリンク系との干渉を防ぐ
ことができること、などの効果が得られる。
更に、上記ワイパーモータ及びギヤ機構をカウ
ルボツクスの外側前方に配置したためギヤ機構の
出力軸とリンク系とが離隔するが、ギヤ機構の出
力軸は、カウルボツクスの前壁部に形成された開
口を挿通した連結リンクを介してリンク系に連結
したので、ワイパーモータによりリンク系を駆動
できるし、上記連結リンクが長くなる程開口を小
型化できるしまた連結リンクは略水平面内で運動
するため、開口は小さなものでよい。
更に、カウルボツクス内にワイパーモータとギ
ヤ機構を配設しないため、ワイパーモータとギヤ
機構及びギヤ機構の出力軸に固定されるアーム部
材などによりカウルボツクスの高さ寸法及びカウ
ルボツクスとボンネツトの高さ位置が制約されな
くなる。また、上記ギヤ機構の出力軸が上方を向
き、リンク系が略水平面内で運動するため、カウ
ルボツクスの偏平化が可能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図〜第3図に示すように、自動車1のフロ
ントガラス2の下端部にはフロントガラス2の下
端部を支持するように、左右方向に延びるカウル
パネル3とダツシユパネルアツパー4とで閉断面
のカウルボツクス5が形成され、ダツシユパネル
アツパー4の前端位置から下方にダツシユパネル
ロア6が配設されている。
上記カウルボツクス3の前壁部3aの右端近傍
部にはリンク22が挿通する角穴7が形成されて
いる。
一方、車体右側のホイールエプロン8の下部に
は、前後方向に延びる閉断面構造のロアフレーム
9が接合されると共に、上記ホイールエプロン8
の上部には、前後方向に延びる閉断面構造のアツ
パフレーム10が接合されている。
上記ホイールエプロン8の上段の上面側には、
サスペンシヨンタワー11からダツシユパネルロ
ア6に亙り、断面略横向L字状の補強部材12が
ホイールエプロン8と閉断面を形成するように配
設され、その補強部材12はその前端部において
サスペンシヨンタワー11に接合され、その後端
部においてダツシユパネルロア6に接合され、ま
たその上端部はホイールエプロン8の最上段に、
その下端部はホイールエプロン8の中段に各々接
合されている。
上記補強部材12の幅方向中央部の水平壁部1
2aには、ワイパーモータ14及びギヤ機構15
を挿通し得る前後方向に長い矩形の挿通穴12b
が形成されている。
ワイパーモータ14とギヤ機構15とは一体的
なユニツトに形成され、ワイパーモータ14は前
後方向に向け且つその出力軸を後方に向けて配設
され、上記ギヤ機構15はワイパーモータ14の
出力軸に固着されたウオームギヤとウオームホイ
ールとから構成されている。
そして、ギヤ機構15はウオームホイールのギ
ヤ軸16を鉛直方向上方に向けて3本の取付足1
7によりボルト18で取付板13の下側面に装着
され、ワイパーモータ14とギヤ機構15とを挿
通穴12bから補強部材12の内側へ挿入した状
態でこの取付板13はボルト19で上記補強部材
12に固着されている。即ち、ワイパーモータ1
4とギヤ機構15とが補強部材12の下側面に装
着され、このときギヤ軸16の先端が取付板13
の中央に形成された軸穴13aを挿通して取付板
13より上方に突出している。
上記ギヤ軸16の先端にはクランクアーム20
の基端がナツト21により固着され、ワイパーモ
ータ14が回転駆動すると、ギヤ機構15を介し
てクランクアーム20が回転駆動されるようにな
つている。
上記クランクアーム20の先端には角穴7を挿
通させ前後方向向きに配設されたリンク22の後
端がピン23を介して回転自在に連結されてい
る。
一方、2本のワイパー24,25は、その各基
端部においてカウルパネル3に回転自在に枢支さ
れ、ワイパー24の基端部にはL型の駆動アーム
26の基端が固着され、ワイパー25の基端部に
は駆動アーム27の基端が固着されている。上記
リンク22の後端が駆動アーム26の右腕部の先
端にピンで回転自在に枢支され、またリンク23
はその左端が駆動アーム26の左端部の先端に、
その右端が駆動アーム27の先端に夫々ピンで回
転自在に枢支されている。
尚、クランクアーム20とリンク22,23と
駆動アーム26,27とでリンク系が構成されて
いる。
次に、上記ワイパー装置及びワイパー取付構造
の作用について説明する。
ワイパー駆動用スイツチ(図示略)が投入され
るとワイパーモータ14が回転駆動され、ギヤ機
構15を介してクランクアーム20が回転駆動さ
れ、リンク22の他端が回転駆動されることによ
り、リンク22は前後方向に往復駆動され、駆動
アーム26を介してリンク23は左右方向に往復
駆動され、駆動アーム26,27を介して各ワイ
パー24,25は同期して所定角度内で扇形に往
復駆動される。
一方、補強部材12がホイールエプロン8の上
段の上面側に、ホイールエプロン8と閉断面を形
成し且つホイールエプロン8とサスペンシヨンタ
ワー11とダツシユパネルロア6とに接合される
ので、車輪の大荷重を受けるサスペンシヨンタワ
ー11及びその周辺の車体の剛性・強度が大幅に
向上する。要するに、補強部材12は、ワイパー
モータ14とギヤ機構15とを支持し且つそれら
を保護する機能と、車体を補強する機能とを果し
ているのである。
更に、リンク系は略水平面で運動するように構
成されており且つ前記カウルボツクス5内にはワ
イパーモータ14やギヤ機構15等を配設しない
ので、カウルボツクス5を偏平化することが出
来、カウルパネル3やボンネツト(フード)の位
置を低く配設出来ることになり、ローカウル及び
ローボンネツトのデザインを満足させることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車のワイパー装置周辺の要部斜視図、第2図
は第1図−線断面図、第3図はワイパーモー
タとギヤ機構及び補強部材及び取付板等の分解斜
視図である。 3……カウルパネル、4……ダツシユパネルア
ツパー、5……カウルボツクス、6……ダツシユ
パネルロア、8……ホイールエプロン、11……
サスペンシヨンタワー、12……補強部材、13
……取付板、14……ワイパーモータ、15……
ギヤ機構、16……ギヤ軸、20……クランクア
ーム、22,23……リンク、24,25……ワ
イパー、26,27……駆動アーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワイパーモータでギヤ機構とリンク系とを介し
    て2つのワイパーを駆動するようにした自動車の
    ワイパー装置において、 上記2つのワイパーの一方は車幅方向中央部に
    また他方は車幅方向端部側に夫々配設され、 上記リンク系はカウルボツクス内に配設され、 上記車幅方向端部側のワイパーに対応する車体
    端部側において、サスペンシヨンタワーとダツシ
    ユパネルとの間においてホイールエプロンの上面
    側にホイールエプロンと閉断面をなし且つホイー
    ルエプロンとサスペンシヨンタワーに接続された
    補強部材が設けられ、 上記ワイパーモータとギヤ機構とが上記補強部
    材の下側面に装着され、上記ギヤ機構の出力軸が
    補強部材を挿通して上方に突出され、 上記ギヤ機構の出力軸は、カウルボツクスの前
    壁部に形成された開口を挿通した連結リンクを介
    してリンク系に連結されていることを特徴とする
    自動車のワイパー取付構造。
JP1986187098U 1986-12-04 1986-12-04 Expired JPH0431881Y2 (ja)

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JP1986187098U JPH0431881Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

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JP1986187098U JPH0431881Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

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JPS6394074U JPS6394074U (ja) 1988-06-17
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Families Citing this family (3)

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JP2568564Y2 (ja) * 1991-10-18 1998-04-15 日産自動車株式会社 ワイパー格納カバー駆動ユニットの取付部構造
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JPS6020533Y2 (ja) * 1980-01-18 1985-06-19 マツダ株式会社 自動車のカウルパネル部構造

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JPS6394074U (ja) 1988-06-17

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