JP6522424B2 - 作業車 - Google Patents
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エンジン等を有する原動機部と、原動機部の後方に配設した運転部を備えた作業車であって、
原動機部を被覆するボンネットと運転部との間に形成された間隙に、排熱孔を有する排熱カバーを介設したことを特徴とする。
ボンネットは、原動機部の後上部に配設された枢支部に開閉アームを介して後部を枢支して、枢支部を中心に上下方向に開閉自在となし、
排熱カバーは、枢支部を上方から被覆するとともに、枢支部に排熱カバーの前端縁部を近接させて配置し、
閉塞されたボンネットの後端縁部と排熱カバーの前端縁部は、上下方向に重合させて配置するとともに、その間には、シール性を保持させるためのシール材を介設したことを特徴とする。
排熱孔は、前後方向に延伸する細長孔となすとともに、前端を内側寄りに配置する一方、後端を外側寄りに配置し、後端縁部には排熱ガイド片を突設して、
原動機部から排熱孔を通して流出される排熱が、排熱ガイド片を介して外側方を指向して案内されるようにしたことを特徴とする。
排熱カバーは、枢支部を上方から被覆するカバー前部と、枢支部を背後から被覆するカバー後部と、を有し、
カバー後部は、左右方向に延伸する凹条に形成して、カバー後部に左右方向に延伸する細長孔となした排熱孔を形成したことを特徴とする。
排熱カバーは、大気放熱が可能な熱伝導性と、石等の落下物によっても破損し難い剛性を有する素材で成形したことを特徴とする。
キャビンタイプのトラクタA1は、図1及び図2に示すように、前後方向に延伸させて枠組形成した機体フレーム10の前部に原動機部11を設けるとともに、機体フレーム10の後端部にミッションケース12を設けている。原動機部11とミッションケース12は、動力伝動シャフト(図示せず)を介して連動連結している。そして、機体フレーム10の前部には、左右方向に軸線を向けたフロントアクスルケース13を取り付け、フロントアクスルケース13の左右側端部に前輪軸14を介して前輪15を取り付けている。また、ミッションケース12の左右側部には、それぞれリヤアクスルケース16を取り付けて、各リヤアクスルケース16に後輪軸17を介して後輪18を連動連結している。ミッションケース12とフロントアクスルケース13は、前輪駆動シャフト(図示せず)を介して連動連結して、前・後輪15,18を駆動する四輪駆動を可能としている。19は燃料タンクである。
原動機部11は、図3に示すように、機体フレーム10の前部にエンジン40等を配設して構成している。すなわち、機体フレーム10は、原動機部11を支持する機体フレーム10の前部と、運転部20を支持する機体フレーム10の後部とから形成している。機体フレーム10の前部は、前後方向に延伸する左右一対の帯状の前部前後方向延伸片10aを左右方向に一定の間隔をあけて対面状態に配置し、両前部前後方向延伸片10aの前端間に左右方向に横長板状に形成した左右方向横長片10bを横架して形成している。機体フレーム10の後部は、前後方向に延伸する左右一対の帯状の後部前後方向延伸片10c(図1参照)を左右方向に一定の間隔をあけて対面状態に配置し、両後部前後方向延伸片10cの前部間に背面視U字状に形成した横架片10d(図4参照)を横架して形成している。左右一対の前部前後方向延伸片10aの後端部には、左右一対の後部前後方向延伸片10cの前端部を外側から重合状態に連結して一体となし、左右一対の後部前後方向延伸片10cの後端部間には、ミッションケース12の前部を介設状態に連結している。
上記のように構成した原動機部11には、図4に示すように、前部強度メンバーとしてのボンネット支持機枠60を設けて、ボンネット支持機枠60にボンネット80を開閉自在に取り付けて、ボンネット80により原動機部11を開放・閉塞可能としている。
ボンネット80は、図1及び図2に示すように、船底を逆さにしたような形(いわゆる、船底天井)に形成した天井面部81と、網目状の前面部(フロントグリル)82と、左・右側面部83,83と、から下方と後方が開口する箱型に形成しており、枢支部71を介して原動機部11の大部分を開閉自在としている。つまり、ボンネット80は、フルオープン型に形成している。ボンネット80により被覆できない部分、つまり、残余となる原動機部11の下部の左右側方は、扁平扇状に形成した左右一対のサイドカバー84により僅かに被覆している。サイドカバー84は、ボンネット支持機枠60に固定されている。84aは、サイドカバー84に多数整列させて形成した通気孔である。
ボンネット補強枠90は、図5に示すように、ボンネット80の内面の前部と後部において、その内面に沿って左右方向に湾曲させて形成した前部門型フレーム91と後部門型フレーム92を取り付けている。天井面部81の内面の中央部には、その内面に沿って前後方向に延伸させて形成した前後延伸フレーム93を、上記門型フレーム91,92と交差させて取り付けている。前部門型フレーム91の左右側端部には、門型支持体52に沿って形成された左右側縁部と、支持板43の前端縁部44に沿って形成された前縁部と、から湾曲補強フレーム94を正面視U字状に形成している。湾曲補強フレーム94の中央部と前後延伸フレーム93の前端部との間には、前端直状フレーム95を架設状に介設している。前後延伸フレーム93の前端部には、左右側面81b,81bの前部内面に沿って左右側方に張り出し状に張出フレーム96を突設している。これらのフレーム91〜96は、ボンネット80を内方から補強している。
キャビンCは、図1、図2、図6及び図7に示すように、六面体を形成するように枠組み形成したキャビンフレーム200と、キャビンフレーム200を形成する各片間に介設した各面部とから形成している。
排熱カバー30は、図8〜図13に示すように、枢支部71の枢軸73を上方から被覆するカバー前部31と、枢軸72を背後から被覆するカバー後部33と、を有している。カバー後部33は、左右方向に延伸する凹条に形成して、カバー後部33に左右方向に延伸する細長孔となした排熱孔34を形成している。
ロプスタイプのトラクタA2は、図14及び図15に示すように、キャビンタイプのトラクタA1と基本的構造を同じくしているが、運転部20をキャビンCによって被覆することなく、ロプスR及び防風板23,23を設けている点で大きく異なる。そして、運転部20がキャビンCにより被覆されていない関係で、他実施形態としての排熱カバー100の形状及び排熱孔130の形状も異なっている。
排熱カバー100は、図16〜図22に示すように、天井面部81の天井面81aと対応する前後広幅部110と、天井面部81の左右側面81b,81b及び左・右側面部83,83と対応する前後短幅部115とから、背面視においてボンネット80の後端縁部の形状と同一形状である門型に形成している。前後広幅部110は、ボンネット80の前後幅の略11分の1の前後幅に形成するとともに、前後短幅部115は、前後広幅部110の略4分の1の短幅の前後幅に形成している。そして、前後広幅部110の前端縁部112と前後短幅部115の前端縁部122は、段付き凹状に形成して、側面視で折曲状に一体成形している。一方、前後広幅部110の後端縁部114と前後短幅部115の上半部の後端縁部124は、段付き凹状に形成して、面一の仮想垂直端面に沿わせて一体成形している。ボンネット80の後端縁部は、段付き凹状に形成した前後広幅部110の前端縁部112及び前後短幅部115の前端縁部122と突合せ状に印籠嵌合可能に形成している。また、ダッシュボード25の上部の前端縁部25aは、段付き凸条に形成して、段付き凹状に形成した前後広幅部110の後端縁部114及び前後短幅部115の上半部の後端縁部124と突合せ状に印籠嵌合可能に形成している。そして、ボンネット80と排熱カバー100とダッシュボード25の表面を面一状に形成している。排熱カバー100は、大気放熱が可能な熱伝導性と、石等の落下物によっても破損し難い剛性を有する素材(例えば、鉄板)で成形している。
10 機体フレーム
11 原動機部
12 ミッションケース
20 運転部
30,100 排熱カバー
88 間隙
80 ボンネット
34,130 排熱孔
Claims (2)
- エンジン等を有する原動機部と、原動機部の後方に配設した運転部を備えた作業車であって、
原動機部を被覆するボンネットと運転部との間に形成された間隙に、排熱孔を有する排熱カバーを介設し、
排熱孔は、前後方向に延伸する細長孔となすとともに、前端を内側寄りに配置する一方、後端を外側寄りに配置し、後端縁部には排熱ガイド片を突設して、
原動機部から排熱孔を通して流出される排熱が、排熱ガイド片を介して外側方を指向して案内されるようにしたことを特徴とする作業車。 - エンジン等を有する原動機部と、原動機部の後方に配設した運転部を備えた作業車であって、
原動機部を被覆するボンネットと運転部との間に形成された間隙に、排熱孔を有する排熱カバーを介設し、
排熱カバーは、ボンネットの後部を枢支する枢支部を上方から被覆するカバー前部と、枢支部を背後から被覆するカバー後部と、を有し、
カバー後部は、左右方向に延伸する凹条に形成して、カバー後部に左右方向に延伸する細長孔となした排熱孔を形成したことを特徴とする作業車。
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