JPH0431738B2 - - Google Patents

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JPH0431738B2
JPH0431738B2 JP3923388A JP3923388A JPH0431738B2 JP H0431738 B2 JPH0431738 B2 JP H0431738B2 JP 3923388 A JP3923388 A JP 3923388A JP 3923388 A JP3923388 A JP 3923388A JP H0431738 B2 JPH0431738 B2 JP H0431738B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気清浄装置を併せ用い、既設の広
い屋内の床面の一面に組立てて設けられる組立式
の清浄室に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば病院、薬品工場などでは手術室、
アフターケア室、薬品製造室、調剤室などとし
て、空気清浄装置を併せ用いる清浄室を設置して
いる。この室は清浄性が要求されることから設立
時に充分な計画や準備がなされ、いずれも内部
(室内)をコンクリートやタイル、金属板などで
構成し、室内を汚れが付着し難く、また掃除、洗
浄がし易くしてあり、壁面等の凹凸を少なくし、
且つ窓や出入口を内外とも空気の流入しない気密
状態としている。これらの室内には、空気清浄機
又はそのダクトが配置されており、室内の汚れた
空気を清浄にすると共に、内部の浮遊粉塵が室外
へ流出して汚染することを防止している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、これらの清浄室は、間仕切り壁パネ
ル(以下壁パネルとする)、天井、ドア、採光窓
などにいずれも質量の大きい重厚なものを用いて
おり、新たに別の清浄室を造出しようとすると、
殆ど当初に設けた清浄室と施工内容が同じで、内
部の塗装や気密構造など、大がかりな工事を要す
る。
しかるに今日では、バイオテクノロジーの発達
や衛生の観念の普及もあつて、清浄室の要望が増
加しており、特に、農場近くでの培養実験室、検
査室、菌や細胞の新たな結合等の開発室、体育館
での応急治療室や休憩室等に用いようとされてい
る。
一方、空気清浄装置には室内設置型もあり、ま
た、集中空気調整装置による吸、排のダクト配置
によることも出来るので、これらのいずれのタイ
プの使用も可能であるという要請に応える清浄室
は、組立式であつても且つ耐震性等の強度にも優
れ、金属その他の硬質素材で内部を表装して清潔
を保ち且つ気密保持がなされるものであることが
望まれる。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、
組立式で簡易に構成でき、しかも従来型と同じ堅
ろうさと清浄性を保持できる屋内組立式清浄装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、屋内の床面
上に敷設した床レールに金属製間柱を立設し、こ
の間柱に金属製梁を固定して骨組を形成し、該骨
組に表板が金属製の壁パネル、天井パネルを金属
製の回り縁材、縦コーナー材及び巾木材を介して
取付け、また、窓を接着材により、ドアを気密材
を介してそれぞれ気密に取付けて室を形成し、こ
の室内に空気清浄装置を配設することを要旨とす
るものである。
〔作用〕
本発明によれば、可動間仕切り技術により屋内
の広い床面上に間柱、梁で構成する骨組を立設
し、この骨組に壁パネル、天井パネル、窓、ドア
などを気密に取付けるだけでワンタツチ的に室が
簡単に組立てられる。そして、この室内に例えば
室内設置型の空気清浄装置を配設すれば、清浄室
が形成される。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本発明の屋内組立式清浄室の実施例を
示す斜視図、第2図は清浄室の骨組を示す斜視図
で、図中1は屋内組立式清浄室で、床面13上に
敷設したレール12上に立設した組立て間柱2を
立設し、この間柱2,2の上部に組立て梁3,3
…を取付て骨組を構成する。図中5は壁パネル、
21は組立て梁3,3に取付ける天井パネルを示
し、壁パネル5、天井パネル21ともに室内側へ
向くその表板17を金属製とし、これらは第3図
に示すように金属製の周り縁材27、縦コーナー
材28及び巾木材29を介して骨組の間柱2や組
立て梁3に取付けられる。
また、図中6は採光窓を示し、これは第6図に
示すように壁ガラス14を接着剤33をもつて壁
パネル5に取付けるものである。
図中7は出入ドアで、第9図,第10図に示す
ようににドア枠15が気密材35を介して間柱2
に取付けられる。
また、組立て梁3,3…の上方に突出して見え
るのは、空気清浄装置(図示せず)より配管され
ている吸気ダクト10及び排気ダクト11であ
る。
まず、屋内組立式清浄室1の骨組みの組立て方
法から説明すると、第2図に示したように、体育
館や実験室など広い屋内の広く平らで硬く造出さ
れた床面13の一区画に予め形成した区画線に沿
つて金属製の角材又はC形材である床レール12
を敷設し、その上面に金属製の角材である組立て
間柱2を、垂直に立設し固定する。この床レール
12上に、組立て間柱2,2…を、壁パネル5や
壁ガラス14、ドア枠15の横巾に近い間隔をと
つて立てる。組立て間柱2,2間には筋違い4,
4をとりつける(第8図)。
次に、このようにして形成した骨組構成体にお
いて、組立間柱2,2…の上部に、金属製の角材
又はC形材(第3図に示した例ではC形材)であ
る組立て梁3,3…を前記区画線にほぼ沿つてと
りつけ、枠体に連結し外梁枠16を形成する。こ
の外梁枠16の内方縦横に他の組立て梁3,3…
で升目状に仕切りを設け、組立て梁3,3間を筋
違い4,4で筋違い且つ外梁枠16内殆ど全面に
筋違いをなし、筋違い4,4…で網状を呈するも
のとする(第1図〜第3図,第8図)。
前記組立て間柱2,2の内、外側部を2枚の壁
パネル5,5で背向いにして挟み、前記間柱2,
2上に目地18巾を極く細いものにし、夫々隣接
する壁パネル5等にさすりに固定される。また、
第1図及び第6図に示すように、壁パネル5は上
から下迄1枚のものでなくても、上下2枚にして
用いたり、上、下一方のみを組立て間柱2,2間
で用いたり、或は中間部空き状態にも用いられ
る。背向い合わせの中空部には中間材19,19
…を介装しこれにより補強や壁パネル5等の固定
を確実にしている。
前記組立て梁3,3…より吊り下ろした野縁2
0,20…に天井パネル21,21…を、表板1
7を室内側にして、目地18巾をビス頭程度の極
く細いものにして、さすりにとりつける。
前記目地18,18…を合成樹脂等の目地材2
2で、壁パネル5等とさすりに近く平らに埋め
る。
この状態において、第3図に見るように、天井
パネル21と壁パネル5の直角交差する回り縁部
23、第3図,第7図に見られる壁パネル5,5
の直角交差する縦コーナー部24及び壁パネル5
と床面13の直角交差する巾木部25の隙間がな
お存在している。
ここにおいて、金属製等の硬質の素材よりな
る、縦長又は横長材であつて、表方向に向かつて
凹曲面26を縦長又は横長に形成している回り縁
付27、縦コーナ材28及び巾木材29を夫々、
前記回り縁部23、縦コーナー部24及び巾木部
25に嵌めこみ隙間なくとりつける。凹曲面26
及び回り縁材27等のとりつけ技術については、
出願人は開発をなしており(実用新案登録第
1595995号、天井等における回り縁着脱装置)公
知のものである。第7図に見るように、壁パネル
5等が三方向より交差する隅部30は、表方向に
向かつて前記の凹曲面26が三方向より交差する
形状の隅部材31で、隙間なく嵌め固定する。な
お室の外側においては、前記の回り縁材27、縦
コーナー部材28及び巾木材29を内側と同じく
用いてもよく、第1図に見るように公知の巾木8
や回り縁9等を用いてもよい。
次に、第4図〜第6図によつて、採光用等の採
光窓6のとりつけについて述べる。壁ガラス1
4,14を前記組立て間柱2,2の当接面32,
32…に接着剤33をもつて、目地18巾を極く
細いものにして、隣接する壁パネル5等とさすり
に、内、外側背向かいに対向させて、内部に中空
部34をおいてとりつける。
実施例では、接着剤33を組立て間柱2,2上
ばかりでなく、第5図のように、中間材19の当
接面32,32にも接着させて用いている。
次に第9図を中心に、出入口について説明す
る。なお実施例では、第2図に見られるように前
記床レール12を出入口では取りはずした形にな
つているが、床レール12を取りつけたままであ
つてもよい。出入口にドア枠15をとりつけ、ド
ワ枠15のドア当接部には、樹脂製等の気密材3
5を貼着し、該気密材35を介して出入ドア7を
ドア枠15にとりつける。なお、出入ドア7に
も、ドア枠15或は床面13等と当接する部分に
樹脂製等の気密材35を装着している。
以上によつて、本発明の屋内組立式清浄室1は
なるが、堅ろうさについては、実施例で測定した
ところでは、地震係数0.5以上という強さを示し
ている。
清浄保持については、天井パネル21、壁パネ
ル5、壁ガラス32等金属等の汚れ難い表面材で
殊に室内部が蔽われ、壁パネル5等は目地18巾
を極く細いものにして、さすりに形成されてお
り、且つ回り縁部27等の交差隙間部には、表方
向に凹曲面26を備えた回り縁材27、縦コーナ
ー材28、巾木材29を嵌めこみ、それらの端口
部30,30…を壁パネル5等とさすりに揃え、
隙間なくとりつけられて、汚れの付着や残存のし
難い構造となつている。
また、本発明の屋内組立式清浄室1の内部は外
気をほぼ完全に遮断しており、出入りによる外気
の進入、内気の流出は出入口におけるドア枠15
等に設けられた気密材35により、最小限に留め
られる。
従つて空気清浄装置を室1内に配設し、吸気ダ
クト10及び排気ダクト11を取付けることによ
つて、屋内組立式清浄室1の室内は常に清浄に保
たれる。
即ち、完全とも言える清浄室を、屋内所望の個
所に容易に得ることにしたものである。勿論、屋
外において屋根を取りつけ、本発明の清浄室とす
ることも出来る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の屋内組立式清浄室
は、金属、ガラス又は硬質樹脂等の素材を主体と
して用いていており、可動間仕切りの技術により
屋内において所望の個所に容易に清浄室を組立て
て設けることが出来、従来の半永久的施設の清浄
室と比べても、少しも遜色がなく、堅ろうさと清
浄保持性を有する。
このように、設定容易でしかも清浄効果の高い
本発明の清浄室は、産業界、学界、医療方面等の
要請に応えることができるもので、産業上の利用
可能性は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の屋内組立式清浄室の実施例
を示す斜視図、第2図は同上角材等によるその骨
組み状態を示す斜視図、第3図は清浄室内側、外
側の状態を示す一部省略縦断面図、第4図は採光
窓6部分の同内、外側の状態を示す一部省略横断
面図、第5図は第4図の縦断面図、第6図は壁ガ
ラスのとりつけ状態を示す斜視図、第7図は回り
縁材27の回り縁部23とりつけ状態等を示す、
一部省略斜視図、第8図は筋違いのとりつけ状態
を示す一部省略の斜視図、第9図は出入ドアとド
ア枠の関わりを示す横断平面図、第10図は同上
縦断側面図である。 1…屋内組立式清浄室、2…組立て間柱、3…
組立て梁、4…筋違い、5…壁パネル、6…採光
窓、7…出入ドア、8…巾木、9…回り縁、10
…吸気ダクト、11…排気ダクト、12…床レー
ル、13…床面、14…壁ガラス、15…ドア
枠、16…外梁枠、17…表板、18…目地、1
9…中間材、20…野縁、21…天井パネル、2
2…目地材、23…回り縁部、24…縦コーナー
部、25…巾木部、26…凹曲面、27…回り縁
材、28…縦コーナー材、29…巾木材、30…
隅部、31…隅部材、32…当接面、33…接着
剤、34…中空部、35…気密材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 屋内の床面上に敷設した床レールに金属製間
    柱を立設し、この間柱に金属製梁を固定して骨組
    を形成し、該骨組に表板が金属製の壁パネル、天
    井パネルを金属製の回り縁材、縦コーナー材及び
    巾木材を介して取付け、また、窓を接着材によ
    り、ドアを気密材を介してそれぞれ気密に取付け
    て室を形成し、この室内に空気清浄装置を配設す
    ることを特徴とした屋内組立式清浄室。
JP3923388A 1988-02-22 1988-02-22 屋内組立式清浄室 Granted JPH01215350A (ja)

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JP3923388A JPH01215350A (ja) 1988-02-22 1988-02-22 屋内組立式清浄室

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JP3923388A JPH01215350A (ja) 1988-02-22 1988-02-22 屋内組立式清浄室

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