JPH0418970Y2 - - Google Patents

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JPH0418970Y2
JPH0418970Y2 JP1985123946U JP12394685U JPH0418970Y2 JP H0418970 Y2 JPH0418970 Y2 JP H0418970Y2 JP 1985123946 U JP1985123946 U JP 1985123946U JP 12394685 U JP12394685 U JP 12394685U JP H0418970 Y2 JPH0418970 Y2 JP H0418970Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばクリーンルーム内に搬送装置
を設備するに当たり、搬送装置をクリーンルーム
内で気密状態に隔離するために使用する等、搬送
設備用、空調用等の各種の用途に使用される組立
式のダクトに関するものである。
[従来の技術] 最近の工場においては、製造する機器の精密
化、耐電圧特性の向上等の要請から、室内の塵埃
を極めて少ない状態に保つたクリーンルームが採
用されている。しかし、工場の場合は組立部品や
製品を入出庫するための搬送装置が不可欠である
が、搬送装置にはローラその他の摩耗部分が存在
し、その部分から金属粉等の塵埃が発生すること
は避けられない。そのため、クリーンルーム内に
搬送装置を露出した状態で配設することは、クリ
ーンルーム内の清浄度を低下させることになり、
また、この様な搬送装置から発生する塵埃を総て
除去しようとすると、空気浄化装置として能力の
大きなものが必要になる等の問題点がある。
この様な問題点に鑑み、本出願人は、クリーン
ルーム内に気密のダクトを設け、このダクト内に
搬送装置を配設することで、クリーンルーム内の
清浄度を保つ様な提案を既に行なつている。しか
し、従来から一般に知られているダクトは、内部
に搬送装置の様な機器を収納するのに適したもの
ではなく、この様な新しい提案を実現するのに適
したダクトの開発が望まれている。
即ち、従来から知られているダクトは、一般に
薄い鋼板を角筒状に屈曲し、その継目の部分をは
ぜ折り機を利用して噛合わせて成るものである。
しかし、この様なダクトは、構成部材がユニツト
化されていないので、現場での組立や輸送が困難
という欠点がある。その上、空調用ダクトの様に
比較的小型で内部メンテナンスの必要性の低いも
のには適しているものの、前記の様に内部に搬送
装置の様な各種の機器を収納する場合には、ダク
トの側面を自由に開放できないことから好ましい
ものではない。もちろん、従来のダクトでも、ダ
クトの側面に開閉自在とした点検口を設けること
も可能であり、実際にその様な試みもなされてい
るが、搬送装置の様な機器ではメンテナンスを必
要とする箇所が必ずしも点検口と一致するとは限
らず、その様な場合はメンテナンス作業が非常に
困難になる。しかも、点検口はダクトの他の部分
とは明らかに構造が異なつており、外部に蝶番や
ハンドル等の部材が突出して危険であるとか、そ
の部分の気密性の確保が困難であるとかの欠点も
ある。
また、クリーンルーム内には、空気を浄化装置
に循環させ、また塵埃の浮遊を抑えるために天井
から床面に向かう気流があるが、従来のダクトは
一般に角筒状をしているために、そのコーナー部
分での気流の乱れが大きく、これが塵埃の浮遊を
促す恐れもあつた。更に、クリーンルームの天井
にはフイルタが設けられているが、従来の鋼製ダ
クトの様に重量が大きいと、ダクトのために専用
の吊り架台を天井裏に配置しなければならず、そ
の部分ではフイルタを吊り材が貫通することにな
り、施工が大変になる欠点もあつた。
上記の様な問題点は、クリーンルーム内の搬送
装置用のダクトのみに生じる問題点ではなく、空
調用その他の用途のダクトのおいても、従来の鋼
製ダクトに代る組立自在で、軽量且つ施工の簡単
なダクトの開発が望まれていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記の様な従来技術に鑑み提案された
もので、クリーンルーム内搬送装置用のダクトと
してはもちろんのこと、一般のダクトとしても使
用でき、しかも組立が容易で、内部の点検も自由
に実施できる気密性能に優れた組立式ダクトを提
供することを目的とする。
なお、本考案の実施態様として記載した組立式
ダクトは、上記の点に加え、クリーンルーム内搬
送装置用ダクトとして使用した場合に、クリーン
ルーム内の気流を乱すことがなく、しかも軽量で
天井の任意の位置に吊下げることが可能としたも
のである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案組立式ダク
トは、 上下左右のパネルを四隅のコーナーフレームを
介して筒状に組立てて成る組立式ダクトであつ
て、 各コーナーフレームの両側端にそれぞれパネル
固定部が互いに直角方向を向いて形成され、この
パネル固定部に前記パネル側縁部が着脱自在に固
定され、 各コーナーフレームの端部には、四隅のコーナ
ーフレームを互いに連結する接続用フレームが設
けられ、これら各接続用フレームには、前記パネ
ルの端縁部の固定部が形成されると共に他のダク
トの接続用フレームとの接続板が形成され、 前記コーナーフレームと接続用フレームの少な
くとも一部が、ダクト内部の部材の支持部材を兼
用したフレーム繋ぎ材を介して接続されているこ
とを構成上の特徴とする。
[作用] 上記のような構成を有する本考案においては、
ダクトの上下左右のパネルの周囲に、コーナーフ
レーム及び接続用フレームが設けられ、これらの
フレームによつてダクトの強度が確保されること
になる。また、フレームに対して、各パネルが着
脱自在とされているので、必要時にはその部分の
パネルを取り外してもダクトが変形したり分解さ
れることがなく、内部の点検などを自由に行え
る。更に、接続用フレームやフレーム繋ぎ材など
の部材が、強度部材以外の用途も兼用しているの
で、部品点数も少なく構造が単純になつている。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従つて具体的
に説明する。
ダクトの全体構成 第1図は本実施例の組立式ダクトの正面図で、
全体として角筒状をなすダクト内部は、上段のエ
アチヤンバー部A、中段の搬送物通過部B、下段
の駆動部通過部(排気部)Cの3部分から構成さ
れている。このうち、エアチヤンバー部Aと搬送
物通過部Bとの境にはエアフイルタ1が設けら
れ、エアチヤンバー部Aから清浄な空気が送り込
まれる様になつている。搬送物通過部B内には、
搬送物2を支持するバケツト等の搬送装置支持部
3が設けられ、その支持部材4の下端が駆動部通
過部Cとの間の隔壁5中央のフレキシブルシート
に形成されたスリツト6を貫通して、駆動部通過
部C内の搬送装置駆動部7に取付けられている。
駆動部通過部C内には、前記駆動部7とその走行
用レール8が配設されている。そして、この駆動
部通過部C内に配設された前記隔壁5を支持して
いるフレーム繋ぎ材9は、本実施例のダクトの内
面にボルト・ナツト等の締結手段により固定され
ている。
上下左右のパネル この様な搬送装置を収納した本実施例の組立式
ダクトの構成は、上下左右のパネル10を、四隅
のコーナーフレーム20を利用して筒状に組立て
て成るものである。ここで、各パネル20として
は、2枚のアルミ板の間に断熱材やハニカムコア
を挟み込んだ複合材料や、透明アクリル板等の合
成樹脂板等、軽量で優れた気密性能を確保できる
ものが使用される。
なお、本実施例では、第2図の斜視図に示す様
に、各パネル10及びコーナーフレーム20を所
定のユニツトとして組立て、各ユニツトの端部に
接続用のフレーム60を設けているので、ダクト
内の搬送装置の荷重はこの接続用フレーム60で
受けることが可能である。そのため、パネル10
自体には直接荷重が加わらないので、上記の様な
軽量の材料からパネル10を構成した。従つて、
底部のパネル等に直接荷重をかける必要がある場
合には、その部分のパネルを強度の高い鋼製のも
のとしたり、所定の補強材を組込んだものとする
ことも可能である。
コーナーフレームとパネルの固定手段 ダクト四隅に設けられるコーナーフレーム20
は、第3図の拡大断面図に示す通り、円弧状(正
確には卵の殻の一部断面形)をなすフレーム本体
21の両端にそれぞれパネル固定部22を一体に
設けたもので、本実施例ではこのコーナーフレー
ム20はアルミの押出し型材により構成されてい
る。即ち、本実施例の様に四隅のコーナーフレー
ムを角のない円弧状断面とすれば、このダクトを
クリーンルーム内の様に気流のある場所に配置し
た場合に気流を乱すことがなく、塵埃の浮遊を抑
えることができる。
一方、コーナーフレーム20両端のパネル固定
部22は、それぞれに固定するパネル10が互い
に直角になる様に向きを変えて設けられている。
各パネル固定部22には、パネル10のダクト内
側の縁部を後述する押縁30との間で挟み込む受
け縁23が設けられ、この受け縁23の外側表面
にはパネル10の表面との気密を保つ気密材24
が設けられている。また、パネル固定部22に
は、前記受け縁23と直角に、パネル10の端面
の位置決めをする受け部25とが設けられてい
る。更に、この受け部25のダクトコーナー側の
部分には、押縁30を係止する内外の係止部2
6,27が設けられている。
このパネル固定部22に装着される押縁30
は、パネル10を抑える縁板31と、この縁板3
1に一体に設けられた波型の変形部32及びこの
変形部32の先端と根元部分とにそれぞれ設けら
れた突起状の係止部33,34とから成る断面L
字形の型材から成り、前記コーナーフレーム20
と同様アルミの押出し型材から形成されている。
そして、縁板31の先端には、塩化ビニル樹脂等
の合成樹脂材から成るビード35が、ダクト内側
に向けて設けられている。
上記の様なパネル固定部22と押縁30とによ
るパネル10の固定構造は、次の通りである。即
ち、パネル10の端部内面を受け縁23に押付け
る共に端面を受け部25に当てがつた状態で、パ
ネル10の外側から押縁30を係止部26,27
の部分に嵌込み、その縁板31と前記受け縁23
とによつてパネル10を内外から挟み込む。この
時、L字形をした押縁30の係止部33,34を
波型をした変形部32の弾性変形を利用してコー
ナーフレーム20側の係止部26,27内に嵌込
む様にすれば、押縁30はコーナーフレーム20
にワンタツチでしかも確実に固定される。そし
て、押縁30先端のビード35の弾性によつてパ
ネル10はダクト内側に押圧され、パネル10内
面と気密材24とが密着してコーナーフレーム2
0との気密性が確保される。
なお、この様にして固定されたパネル10をコ
ーナーフレーム20から取外すには、押縁30全
体をビード35を取り外した後にダクト内側に押
圧すれば、押縁30の外側の係止部34とコーナ
ーフレームの外側の係止部27とが外れるので、
押縁30をパネル10に沿つて引上げる様にすれ
ば良い。従つて、ダクト内部のメンテナンスのた
めに、ダクトの上下左右のパネル10を容易に取
り外すことができる。しかし、パネル10側から
いくら力が加わつても前記係止部27と34との
係合が深くなるだけであり、不用意にパネルが外
れる恐れはない。
ダクト内部の部材の固定手段 第3図の拡大断面図に示す通り、本実施例にお
いては、そのコーナーフレーム20の内面に、ダ
クト内部に設ける各部材、例えば搬送装置の駆動
部通過部Cの隔壁5を支持しているフレーム繋ぎ
材9を固定するための装着部41〜45が設けら
れている。この装着部41〜45は、ボルト頭部
或いはナツトをコーナーフレーム20端部から挿
入することのできる様なあり溝形をしており、こ
こに装着したボルト・ナツトを利用してダクト内
部に設ける部材を、コーナーフレーム20に締結
するものである。
なお、本実施例においては、上下のパネル10
の固定部近傍に、そのパネルと同方向に伸びるボ
ルト・ナツトの装着部41と直角方向に伸びるボ
ルト・ナツトの装着部42とが1個づつ設けら
れ、左右のパネル10の固定部近傍には、そのパ
ネル10と同方向に伸びるボルト・ナツトの装着
部43が1個と直角方向に伸びるボルト・ナツト
の装着部44,45が2個設けられているが、こ
の位置や数は本実施例のものに限定されるもので
はない。また、装着部は必ずしもあり溝状のもの
でなくても良く、他部材を固定できる様な溝或い
は突起状のものを適宜採用できる。
なお、本実施例では、搬送装置の駆動部通過部
の隔壁5を支持しているフレーム繋ぎ材9は、コ
ーナーフレーム20とダクトユニツト端部の接続
用フレーム60とを接続する作用も果たしている
ので、その詳細はで述べる接続用フレーム60
の部分で説明する。
ダクトの保持手段 内部に搬送装置を収納したダクトは、工場の建
屋内部の天井に吊下げられたり、床に設けた架台
上に支持されるが、本実施例ではダクトを吊り金
具や架台に結合するために、コーナーフレーム2
0の外面にボルト頭部或いはナツトを挿入するこ
とのできるあり溝状の保持部50が一体に形成さ
れている。
なお、この保持部50の位置は、本実施例では
コーナーフレーム20における左右のパネル10
の固定部近傍にのみ設けられているが、上下のパ
ネルの固定部近傍に設けても良い。また、この保
持部50は、コーナーフレーム20の長手方向全
域に亘つて設けられていれば、前記のあり溝状の
もの以外に、断面L字形やT字形の突条を採用す
ることも可能であり、その場合はボルト・ナツト
の代りに鍵状の保持金具をこの保持部に係合させ
る様にする。
この様に本実施例においては、ダクト保持部5
0がコーナーフレーム20の長手方向全域に亘つ
て設けられているので、ダクトのどの部分でも吊
り金具や架台と結合することが可能となり、ダク
ト設置の際の許容度が増すので、施工が容易にな
る。しかも、この保持部50は、アルミの押出し
成型によりコーナーフレーム20と一体に形成さ
れているので、コーナーフレームに孔明け加工な
どをするものに比較すると、作業が容易になる
上、作業時に異物がダクト内に侵入する恐れがな
いとか、気密性の低下を招く欠点がない等の利点
もある。
接続用フレーム 本実施例のダクトは、一定の長さにユニツト化
されているので、各ユニツトの端部には接続用フ
レーム60が設けられている。即ち、第4図の斜
視図に示す様に、各ダクトユニツトの端部におい
て、コーナーフレーム20はダクトユニツト端部
にまで延長されているが、各パネル10の端部は
隣接するユニツトのパネル10と直接接続するこ
とはできないので、この部分に接続用フレーム6
0が設けられ、このフレーム60によつてパネル
10端部の固定と密封がなされている。また、こ
の接続用フレーム60は、隣接するユニツトの接
続用フレーム60とボルト・ナツト等で締結する
ことにより、ユニツト同士の接続も行なうもので
ある。
従つて、この接続用フレーム60には、前記コ
ーナーフレーム20と同様に押縁30を利用した
パネル10の固定部61が形成されると共に、パ
ネル10の固定部の反対側には接続用のボルト孔
62を設けた接続板63が設けられている。ま
た、このフレーム60の端部には、コーナーフレ
ーム20と接続用フレーム60とを固定するため
のボルト孔64を有する端板65が設けられてい
る。
なお、第4図から明らかな通り、この接続用フ
レーム60の内面にも前記コーナーフレーム20
と同様にあり溝状の装着部66が形成され、この
装着部66とコーナーフレームの装着部を利用し
て搬送装置の駆動部通過部Cの隔壁5を支持して
いるフレーム繋ぎ材9がダクト内面にボルト・ナ
ツトで固定されている。即ち、このフレーム繋ぎ
材9の側面及び底面にはそれぞれ2個のボルト孔
91,92が形成され、一方のボルト孔91を縦
横の接続フレーム60の装着部66に、他方のボ
ルト孔92をコーナーフレーム20の装着部44
に締め付けることで、フレーム繋ぎ材9は縦横の
接続フレーム60とコーナーフレーム20を接続
固定している。
この様なフレーム繋ぎ材9を使用するとで、接
続フレーム60端部の端面板とコーナーフレーム
20とを単にボルト締めするよりも更に各フレー
ムの結合強度が向上し、より優れたダクトを得る
ことができる。
中間フレーム 更に、図示の実施例の様にダクトの長さが長い
ものでは、ダクトの中間部分に前記接続フレーム
60と同様な構造で、しかもダクト外部に露出し
ない様にパネルの内側に配設される中間フレーム
70が設けられている。この中間フレーム70
は、一例として角筒状をなし、その端部には、前
記接続フレームと同様なボルト孔を有する端面板
が設けられており、この端面板をコーナーフレー
ムの装着部43にボルト締めすることで、コーナ
ーフレームに固定されている。また、この中間フ
レーム70の位置に合わせてフレーム繋ぎ材9も
設けられ、コーナーフレームと中間フレームとを
接続している。
[他の実施例] 本考案は、前記の実施例に限定されるものでは
なく、四隅のコーナーフレーム20に対して上下
左右のパネル10を着脱自在に固定する手段とし
ては、例えば第5図に示すものの様な構成のもの
も採用することができる。また、必ずしも押縁の
使用を必要とするものではなく、ねじ止めその他
従来公知の固定手段を採用することもできる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案の組立式ダクトは、ダクト
全体が四隅のコーナーフレームと上下のパネルと
から構成され、しかもパネルとコーナーフレーム
とを着脱できるので、従来の鋼製ダクトに比べて
施工が極めて簡単になる利点がある。また、ダク
トをコーナーフレームとパネルから構成したこと
により、強度を確保するコーナーフレームをアル
ミやアルミ合金などの軽量型材で形成し、パネル
も合成樹脂やアルミ等の複合材料で形成すること
が可能となり、従来の鋼製ダクトに比べて大幅な
軽量化を可能とすることができる。しかも、本考
案のダクトは、パネルを簡単にコーナーフレーム
から取外すことができるので、ダクト内の所望の
箇所を開口でき、ダクト内に各種の機器を配置し
た場合でもそのメンテナンス作業が容易に行える
効果もある。
特に、本考案の組立式ダクトは、 ダクト全体のフレームをコーナーフレーム及
び接続フレームによつて枠状に組立て、その内
側に上下左右のパネルを固定したので、上下左
右のパネルには直接荷重が加わらず、パネル部
分の軽量化を計りながら、ダクトとして充分な
強度を確保できる。
各コーナーフレームをその端部において枠状
に保持している接続用フレームが、そのまま他
のダクトとの接続用の部材として使用できるの
で、ダクトをユニツト化しておき、施工場所に
合わせて自由に組合わせ、所望の寸法のダクト
を得ることができる。また、隣接するダクトと
の接続のために、専用の接続部材も不要であ
る。
コーナーフレームと接続用フレームとがフレ
ーム繋ぎ材を介して連結されているので、フレ
ーム全体の強度が高い上に、この繋ぎ材がダク
ト内の他の部材の支持部材も兼ねているので、
専用の支持部材を用意する必要もなく、ダクト
の構成が単純化されている。
と言う作用効果が発揮され、実用性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の組立式ダクトの一実施例を示
す正面図、第2図は同じく斜視図、第3図は第1
図のダクトにおけるコーナーフレームの拡大断面
図、第4図は第1図のダクトの端部を示す斜視
図、第5図は本考案のコーナーフレームに設ける
固定部と押縁の他の実施例を示す断面図である。 10……パネル、20……コーナーフレーム、
21……フレーム本体、22……パネル固定部、
23……受け縁、24……気密材、25……受け
部、26,27……係止部、30……押縁、31
……縁板、32……変形部、33,34……係止
部、35……ビード、41〜45……装着部、5
0……保持部、60……接続用フレーム、61…
…パネル固定部、62……ボルト孔、63……接
続板、64……ボルト孔、65……端板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下左右のパネルを四隅のコーナーフレーム
    を介して筒状に組立てて成る組立式ダクトであ
    つて、 各コーナーフレームの両側端にそれぞれパネ
    ル固定部が互いに直角方向を向いて形成され、
    このパネル固定部に前記パネル側縁部が着脱自
    在に固定され、 各コーナーフレームの端部には、四隅のコー
    ナーフレームを互いに連結する接続用フレーム
    が設けられ、これら各接続用フレームには、前
    記パネルの端縁部の固定部が形成されると共に
    他のダクトの接続用フレームとの接続板が形成
    され、 前記コーナーフレームと接続用フレームの少
    なくとも一部が、ダクト内部の部材の支持部材
    を兼用したフレーム繋ぎ材を介して接続されて
    いることを特徴とする組立式ダクト。 (2) コーナーフレームが、断面円弧状に形成さ
    れ、外面に気流を乱す角部が形成されていない
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の組立式ダ
    クト。 (3) コーナーフレームが、その外面にダクトを天
    井や架台に固定するために使用される保持部
    を、コーナーフレームの長手方向に沿つて一体
    に設けたものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の組立式ダクト。
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