JPH0720501Y2 - パネル組立形ダクト - Google Patents

パネル組立形ダクト

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JPH0720501Y2
JPH0720501Y2 JP1989051707U JP5170789U JPH0720501Y2 JP H0720501 Y2 JPH0720501 Y2 JP H0720501Y2 JP 1989051707 U JP1989051707 U JP 1989051707U JP 5170789 U JP5170789 U JP 5170789U JP H0720501 Y2 JPH0720501 Y2 JP H0720501Y2
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JP1989051707U
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顕 鶴田
伊津志 福井
隆男 湯川
哲弘 鈴木
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日立プラント建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパネル組立形ダクトに係り、特に空調設備の給
排気用のダクトに使用されるパネル組立形ダクトに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、建築物の空調設備の給排気用のダクトとして、第
9図に示されるパネル10、10…を複数枚組み合わせるこ
とによりなるパネル組立形ダクトが使用されている。第
9図のダクトを組立てる際はパネル10とパネル10との折
曲げ部10A、10Aを対向させて図示しないボルトとナット
とで折曲げ部10A、10Aを固定し、更に、角部のパネル10
とパネル10とをアングル12で固定していた。しかし、こ
の場合パネル10同士の結合でダクトが形成されているの
で強度的に弱い欠点がある。また、パネル10、10…を支
持しながら組立てるので、組立に手間がかかる上にかな
りの重労働である。
そこで、第10図に示すように、アングル状に形成された
枠体14、14…にパネル10、10…を固定して枠体14によっ
てダクトの強度を確保させるようにした組立形ダクトが
提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第10図に示されるパネル組立形ダクトは
先ず枠体14にパネル10、10を固定して一体構造の壁部を
組立てるため、組立てに多くの時間と手間がかかる欠点
がある。このため、空調工事の遅れの原因となってい
た。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、組立
てを容易、且つ迅速に行うことができ、更に、十分な強
度を持ったパネル組立形ダクトを提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するために、パネルを組立て
て流体移送用の通路を形成するパネル組立形ダクトに於
いて、前記通路の壁面に相当する位置に通路の軸線方向
と同方向に複数の補強部材を設け、前記複数の補強部材
を接合部材で連結して格子状の筒体を予め形成し、前記
筒体の格子状の開口部に、周縁にリブを有すると共に該
リブに複数のボルト孔が穿設されたパネルを嵌め込み、
前記パネルを前記補強部材及び前記接合部材にボルト結
合することにより流体移送用の通路を形成することを特
徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、先ず複数の接合部材(16)を連鎖状に
設け、接合部材(16)の接合部を補強部材(18)を介し
て結合したダクトフレーム(34)を複数個形成し、補強
部材(18)を連結してダクトフレーム(34)同士を順次
連結した格子状の筒体を形成し、この筒体の周囲の開口
部にダクトの壁材となるパネル(20)を接合して給排気
路を形成するようにしている。従って、ダクトフレーム
(34)の組立てを終えた後に、パネル(20)を接合する
ようにしているので、ダクトフレームにパネル(20)を
容易に接合することができ、ダクトの組立て作業の迅速
化が可能である。また、ダクトの強度を向上させること
が出来る。
また、複数のパネルのリブ同志をボルト結合することに
より大型パネルを簡単に形成できるので、小型ダクトか
ら大型ダクトまで、共通のパネルを使用することができ
る。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本考案に係るパネル組立形ダク
トの好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係るパネル組立形ダクトの要部を示す
斜視図である。第1図のパネル組立形ダクトは接合部材
16、16…、補強部材18、18…、パネル20、20…を主な構
成としている。
第2図(a)及び(b)は接合部材16を示す斜視図及び
断面図である。接合部材16は金属製の平板22に直交して
金属板24、24がそれぞれ対向して設けられ、金属板24、
24の両端部に金属板24A、24A(他端は図示せず)が設け
られている。第2図(b)に示すように接合部材16は横
断面がゲタの歯状に形成されしている。また、金属板24
にはパネル20(後述)固定用のボルト孔26が所定の間隔
で複数箇所に穿設され、金属板24Aには補強部材18と接
合部材16とを結合するためのボルト孔27が穿設されてい
る。
第3図(a)及び(b)は補強部材18を示す斜視図及び
断面図である。補強部材18は断面がアングル状に形成さ
れ、アングルを形成する平面部18A、18Aにはパネル20、
固定用及び接合部材16との結合用のボルト孔28が所定間
隔で複数箇所に穿設されている。また、補強部材18の両
端面には補強部材18同士を連結するためのエンドプレー
ト19、19が取り付けられており、エンドプレート19には
ボルト孔29が穿設されている。
第4図(a)及び(b)はパネル20を示す斜視図及び断
面図である。パネル20は第4図(a)に示すように矩形
状の平板の周囲を折曲げて形成されている。この折曲げ
られたリブ30には接合部材16及び補強部材18との接続用
のボルト孔32が複数箇所に穿設されている。
次に、前記の接合部材16、補強部材18、パネル20を使用
して本考案に係るパネル組立形ダクトを組立てる場合は
以下のように行う。
第5図はパネル組立形ダクトを組立てる際の位置関係を
示す斜視図、第6図は接合部材16と補強部材18とによっ
て形成されたダクトフレームを示す一部断面図である。
先ず、第5図に示すように、補強部材18の平面部18Aと
接合部材16の金属板24Aとを所定位置に合わせ、孔27と
孔28とにボルト36を螺合して補強部材18と接合部材16と
を直交した状態に結合する。そして、第6図に示すよう
に、4本の接合部材16、16…を、それぞれ4本の補強部
材18、18…の平面部18A、18A…に直交させた状態で結合
して4角形状のダクトフレーム34を形成する。この時、
接合部材16は補強部材18の中央に結合されている。この
ように額縁状のダクトフレーム34を容易に形成すること
ができる。
第7図は補強部材18及び補強部材21によってダクトフレ
ーム34間を連結した状態を示す要部断面図である。第6
図のダクトフレーム34を複数個形成した後、第7図に示
すように、ダクトフレーム34の4角に設けられている補
強部材18と連結用の補強部材21とのエンドプレート19同
士をボルト36で連結し、給排気路を形成する。この場
合、ダクトフレーム34に固定されている補強部材18の長
さをL、補強部材18と補強部材18とを連結する補強部材
21の長さをL2とするとパネルの長さL3は L3=L1+L2 となる。
従って、ダクト全長Lは L=nL3(但し、n=パネル数) となる。このように、給排気路は、所望の数のダクトフ
レーム34を予め組立てておき、これらのダクトフレーム
34同士を補強部材21を介して連結して所望のダクト長さ
Lを得ることができる。
更に、前記のダクトフレーム34を形成する接合部材16の
平板22、22…にパネル20を第1図に示すように押し付
け、パネル20の孔32、32…と接合部材16の孔26、26…と
をボルト36、36で螺合し、更に、パネル20の孔32、32…
と補強部材18の孔28、28…とをボルト36、36…で螺合し
て、補強部材18、21(第1図には図示せず)及び接合部
材16にパネル20を固定することにより、ダクトが完成す
る。パネル20と、補強部材18、21及び接合部材16との間
の接続には空気漏れ防止のため、パッキンを介して相互
に接続されている。このように、ダクトフレーム34を連
結して、格子状の筒体が形成されるのでパネル20を容易
にダクトフレーム34に結合することができ、ダクトの組
立てを迅速に行うことができる。
また、給排気路は第8図に示すように、接合部材16の金
属板24A同士を結合することにより、開口面積の増加を
図ることができる。
また、接合部材16、補強部材18、21及びパネル20の寸法
を相互に関連させて標準化することにより、最小の部品
点数で様々な寸法の給排気路に対応することが可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るパネル組立形ダクトに
よれば、接合部材、補強部材によってダクトフレームを
構成するので、ダクトの枠材の組立てを容易に行うこと
ができる。また、ダクトフレームの組立て終了後にパネ
ルを結合するようにしているので、ダクトを迅速に組立
てることが可能であり、更に、ダクトの強度向上を図る
ことが出来る。
また、複数のパネルのリブ同志をボルト結合することに
より大型パネルを簡単に形成できるので、小型ダクトか
ら大型ダクトまで、共通のパネルを使用することができ
る。従って、パネルの製造及び管理が極めて簡単になる
と共に、大型ダクトを組み立てる場合でも大きく且つ重
量の重いパネルを必要としないので、作業者がパネルを
簡単に運搬したり取扱ったりできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパネル組立形ダクトの要部を示す
斜視図、第2図(a)及び(b)は接合部材を示す斜視
図及び横断面図、第3図(a)及び(b)は補強部材を
示す斜視図及び横断面図、第4図(a)及び(b)はパ
ネルを示す斜視図及び横断面図、第5図はパネル組立形
ダクトを組立てる際の位置関係を示す斜視図、第6図は
接合部材と補強部材とによって形成されたダクトフレー
ムを示す一部断面図、第7図は補強部材を連結した場合
を示す要部断面図、第8図は本考案に係る組立形ダクト
を使用してダクトの開口面積を増加させる場合を示す一
部断面図、第9図及び第10図は従来のパネル組立形ダク
トを示す斜視図である。 16…接合部材、18、21、38…補強部材、20…パネル、22
…平板、24…金属板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 哲弘 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−32012(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルを組立てて流体移送用の通路を形成
    するパネル組立形ダクトに於いて、 前記通路の壁面に相当する位置に通路の軸線方向と同方
    向に複数の補強部材を設け、前記複数の補強部材を接合
    部材で連結して格子状の筒体を予め形成し、 前記筒体の格子状の開口部に、周縁にリブを有すると共
    に該リブに複数のボルト孔が穿設されたパネルを嵌め込
    み、 前記パネルを前記補強部材及び前記接合部材にボルト結
    合することにより流体移送用の通路を形成することを特
    徴とするパネル組立形ダクト。
  2. 【請求項2】パネルを組立てて流体移送用の通路を形成
    するパネル組立形ダクトに於いて、 矩形状に設けられた4本の接合部材が矩形状の角部に接
    合部材に直交して設けられた4本の補強部材を介して結
    合された4角形状のダクトフレームを複数個形成し、 前記ダクトフレームの補強部材を順次連結して格子状の
    筒体を形成し、 該筒体が形成する周囲4面の開口部に、周縁にリブを有
    すると共に該リブに複数のボルト孔が穿設されたパネル
    を嵌め込み、 前記パネルを前記補強部材及び前記接合部材にボルト結
    合することにより流体移送用の通路を形成することを特
    徴とするパネル組立形ダクト。
JP1989051707U 1989-05-01 1989-05-01 パネル組立形ダクト Expired - Lifetime JPH0720501Y2 (ja)

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JPH02144356U JPH02144356U (ja) 1990-12-07
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JPH0418970Y2 (ja) * 1985-08-14 1992-04-28

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