JPH0242990Y2 - - Google Patents

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JPH0242990Y2
JPH0242990Y2 JP14248585U JP14248585U JPH0242990Y2 JP H0242990 Y2 JPH0242990 Y2 JP H0242990Y2 JP 14248585 U JP14248585 U JP 14248585U JP 14248585 U JP14248585 U JP 14248585U JP H0242990 Y2 JPH0242990 Y2 JP H0242990Y2
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duct
folded
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調や換気等に使用するダクトを組立
式に形成して通常は分解状態で保管し、必要に応
じて取付現場で組立て、かつダクト同士をワンタ
ツチで連結するようにした組立ダクトに関する。
〔従来の技術〕
空調や換気等に使用する従来のダクトは薄鋼板
等で本体部分を製作し、これとは別にアングル鋼
材等でフランジ部を製作したものを本体部分に取
付けリベツト等で固定していた。
そしてこのダクトを連設する場合は、フランジ
同士を面合し全周をボルトで締結していた。
又、ダクト本体の先端部を90度折曲げてフラン
ジを形成し、これにコーナ部材をスポツト溶接に
より取付固定したもの等も使用されてきた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このフランジを本体と別製作
し、本体にリベツトで取付けるものでは、フラン
ジは様々なダクトの開口寸法に合わせて製作しな
ければならず、その上、リベツトやボルトの穴加
工等もあつて製作組立てに手間がいり、又ダクト
連設時には数多くのボルトの取り合いをしなけれ
ばならないため取付作業に人手と時間がかかり、
全体重量も重いものとなつて高所作業ともなれば
安全管理の面からいつてもこの構造のものでは合
理的なものとはいえない問題点があつた。
又、ダクト本体を折曲げてフランジにコーナ部
材をスポツト溶接で取付固定するものでは、スポ
ツト溶接機の購入や設置場所の確保等をしなけれ
ばならず、その上溶接作業行程も増えて費用や手
間が増えるという問題があつた。
又、これ等いづれのダクト構造も本体を矩形に
固定しているために大きな容積を占め、倉庫保管
や運搬に余分な費用がかかるし、又フランジ構造
にしてもダクト連設の時、フランジ同士にパツキ
ンを挟んでこれを挟持したときにパツキンの端末
がダクト内部に突出してゴミやホコリが付着し、
これが大きく堆積してしまうという問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
になされたものでその目的とするところは、ダク
トのフランジを別製作することもなく、又コーナ
部材を溶接しないで取付固定することができ、又
現場で手軽く組立ができ、かつパツキンがダクト
内部に突出しない組立ダクトを提供することにあ
り、そのための技術的手段として本考案では、ダ
クトを組立てる雄溝を両側辺に設けた雄溝付壁体
と、雌溝を両側辺に設けた雌溝付壁体と、の先端
部を90度折曲げて平面部を設け、さらに平面部を
適宜巾にして平面部裏面に折返して折返し部を設
け、前記平面部の折曲げ位置には小型の陥入部を
設けると共に折返し位置には適宜大きさの拡巾部
を設け、又前記壁体の折返し部に挿入する連結コ
ーナ部材と、同折返し部に冠着させるクランプと
を設け、前記雄溝付壁体の雄溝を雌溝付壁体の雌
溝に挿入して筐体を形成し、かつ前記連結コーナ
部材を折返し部に挿入して平面部をフランジに形
成すると共に筐体を矩形に保持してダクトを形成
し、フランジ同士の間にパツキンを挿着して前記
クランプを折返し部に冠着し、フランジ同士を固
定してダクトを連結することとした。
〔作用〕
従つて、本考案の組立ダクトでは、溝付壁体の
先端部に形成した折返し部に連結コーナ部材を挿
入しながら溝付壁体を筐形にすると共に舌状片を
小窓に係止させるとダクトを強固に素早く組立て
ることができる。又、このダクトのフランジにパ
ツキンを挟みフランジ同士を挟持したときパツキ
ンは平面部の折曲位置に設けた陥入部によつて挟
着されずに延びないためダクト内部に突出するこ
とがない。
尚、本ダクトは連結コーナ部材でダクトを筐形
に組立てるようにしたので、特殊工具や設備もい
らないので現場で組立てるようにして倉庫保管時
は分解してダクト本体部材のままにしておいても
良い。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に示して説明する。
本実施例の組立ダクト1は、雄溝付壁体2、雌
溝付壁体2′、連結コーナ部材3、フランジ4、
陥入部5主要な構成としている。
前記雄溝付壁体2は、薄鋼板による部材の両側
辺を略L字形に折曲げた差込部6を設けたもので
同一形状のもの2枚を必要数とし、かつ雌溝付壁
体2′は同じく薄鋼板による部材の両側辺を略U
字形に折曲げた溝部7を設けたもので2枚を必要
数とする。
又、前記溝付壁体2および2′は部材の先端部
8を90度折曲げて平面部9を設け、またこの平面
部9の折曲位置10には略半円形の小さな陥入部
5を設け、さらに前記平面部9を適宜巾にして平
面部9の裏面に折返して折返し部11を設けると
共にこの折返し位置12に小さな略U字形の拡巾
部13を設けている。
又、前記平面部9の両端部には小さな矩形の三
方を切離して内側にわずか折曲げた形状の舌状片
14を設け、この舌状片14の先端を対向させた
状態に配設している。
前記連結コーナ部材3は平鋼材の一端に小窓1
5と、他端にボルト穴aとポンチ穴bとを穿設し
たストレート板3aにより形成されたものと、同
じく平鋼材の一端に小窓15と、他端にボルト穴
a′を穿設し、又突起b′を突設し、かつ前記ストレ
ート板3aを90度にして重ねたときストレート板
3aの厚み分だけ折曲げて逃げを作り両方の平面
を同一にするようにした折曲板3bにより形成さ
れたものとで構成されている。又、前記ボルト穴
aはボルト穴a′の縁に小さな突縁cを設け、この
突縁cが前記ボルト穴aに挿着されるように形成
され、かつ突起b′をポンチ穴bに係止したときに
ストレート板3aと、折曲板3bとがワンタツチ
で90度を保持するように設けられている。
尚、16は前記折返し部11を2枚重ねて冠着
するクランプ、17は同締付ボルト、18は連結
コーナ部材3の締付用ボルト、19はパツキンで
ある。
本実施例の組立ダクト1は以上の様に構成さ
れ、まず第2図に示すように連結コーナ部材3の
ストレート板3aを雌溝付壁体2′の折返し部1
1に、又折曲板3bを雄溝付壁体2の折返し部1
1にそれぞれ挿入し、舌状片14を小窓15に係
止させる。次に雄溝付壁体2の両側に雌溝付壁体
2′を配してそれぞれ雄溝の差込部6を雌溝の溝
部7に挿入し、連結コーナ部材3のストレート板
3aに設けたボルト穴aに折曲板3bに設けたボ
ルト穴a′の突縁cを挿着し、かつ突起b′をポンチ
穴bに係止すると雌溝付壁体2′は自ら雄溝付壁
体2に対して90度を保持して固定される。従つて
溝付壁体2および2′を連結コーナ部材3で連結
すると同時にフランジ4が組立ダクト1の先端に
形成されることになる。
又、フランジ4同士にパツキン19を挿着し、
連結コーナ部材のボルト穴a,a′をボルト18で
締結してからクランプ16で折返し部11を冠着
し、ボルト17を締付けてフランジ4同士を固定
して組立ダクト1を連設する。
以上示すように本実施例の組立ダクト1は雄溝
付壁体2の差込部6を雌溝付壁体2′の溝部7に
挿入し、連結コーナ部材3のストレート板3aを
折曲板3bに係止させるだけでワンタツチで筐形
のダクトを組立て、又同時にダクトの先端にフラ
ンジ4を形成することができる。
又、パツキン19はフランジ4の陥入部によつ
て挟着されないのでダクト内部に突出することが
なく、ゴミやホコリが付着することがない。
それにフランジ4は薄鋼板を折曲げて形成した
が、折返し部11、拡巾部13によつて強度補強
にもなつて、フランジ4への外力に対して十分剛
な強度となつているし、軽量化にもなつている。
又、ダクト同士の連設も連結コーナ部材の四隅
をボルトで締結し、あとはクランプで任意の位置
を締付けるだけで良いので取付作業が短時間で行
なえる。
この組立工程には特殊工具等も必要としないの
で設置現場までは各部品として運搬し、現場で短
時間で手軽く組立てることができる。又、運搬用
車輌も小型のものでよいし、保管倉庫等を広いス
ペースを必要としない。それにスポツト溶接機等
の工場設備も不要となつた。
以上本考案の実施例を図面に示して説明したが
本考案の具体的な構成は本実施例に限定されるも
のではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があつても本考案の技術的範囲に含まれ
る。
例えば実施例では平面部の折曲位置には略半円
形の陥入部を設けたが、これに限らず、第7図に
示すように陥入部は傾斜面20としてもよい。
又、連結コーナ部材3はストレート板3aと、
折曲板3aとを別体に形成してそれぞれ折返し部
11に挿入して組立てたが、これに限らず第8図
のようにL字形に形成してまず雄溝付壁体2の折
返し部11に挿入して組立てるようにしてもよ
い。
又、クランプ16はボルト17で締付けるよう
にしたが、これに限らず第9図に示すようにフラ
ンジ4の拡巾部13同士を冠着するクランプ21
としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、フランジ
をダクトと一体に形成したので軽量で強度も十分
に確保することができる。
又、溶接箇所のない組立式としたので特殊工具
等が不要で取付現場まで部品として運搬でき、現
場で短時間で容易に組立てることができる。それ
にダクト内にパツキンが突出しないのでゴミやホ
コリが付着せずダクト内を清潔に保つことができ
る。
又、スポツト溶接機やその設置場所が不要で、
かつ倉庫の保管スペースも小さくて済み、運搬も
小型車で済むことからトータル的なコストダウン
を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の組立ダクトを示す斜視
図、第2図は同組立要領部、第3図は連結コーナ
部材の要部を示す斜視図、第4図は同断面図、第
5図は同取付状態説明図、第6図は同フランジ同
士でパツキンを挟持した要部を示す断面図、第7
図は他の実施例の陥入部を示す断面図、第8図は
同連結コーナ部材の平面図、第9図は同クランプ
の断面図、第10図は従来のダクトの要部を示す
断面図である。 1:組立ダクト、2:雄溝付壁体、2′:雌溝
付壁体、4:フランジ、5:陥入部、6:差込
部、7:溝部、8:先端部、9:平面部、10:
折曲位置、11:折返し部、12:折返し位置、
13:拡巾部、14:舌状片、15:小窓、1
6:クランプ、19:パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダクトを組立てる雄溝を両側辺に設けた雄溝付
    壁体と、雌溝を両側辺に設けた雌溝付壁体と、の
    先端部を90度折曲げて平面部を設け、さらに平面
    部を適宜巾にして平面部裏面に折返して折返し部
    を設け、前記平面部の折曲げ位置には小型の陥入
    部を設けると共に折返し位置には適宜大きさの拡
    巾部を設け、又前記壁体の折返し部に挿入する連
    結コーナ部材と、同折返し部に冠着させるクラン
    プとを設け、前記雄溝付壁体の雄溝を雌溝付壁体
    の雌溝に挿入して筐体を形成し、かつ前記連結コ
    ーナ部材を折返し部に挿入して平面部をフランジ
    に形成すると共に筐体を矩形に保持してダクトを
    形成し、フランジ同士の間にパツキンを挿着して
    前記クランプを折返し部に冠着し、フランジ同士
    を固定してダクトを連結するようにしたことを特
    徴とする組立ダクト。
JP14248585U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0242990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14248585U JPH0242990Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14248585U JPH0242990Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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Publication Number Publication Date
JPS6250448U JPS6250448U (ja) 1987-03-28
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ID=31051259

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JP14248585U Expired JPH0242990Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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