JP2540156Y2 - ダクト用タイロット補強材 - Google Patents

ダクト用タイロット補強材

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JP2540156Y2
JP2540156Y2 JP7093393U JP7093393U JP2540156Y2 JP 2540156 Y2 JP2540156 Y2 JP 2540156Y2 JP 7093393 U JP7093393 U JP 7093393U JP 7093393 U JP7093393 U JP 7093393U JP 2540156 Y2 JP2540156 Y2 JP 2540156Y2
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duct
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lot
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JP7093393U
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Inventor
利和 坂口
Original Assignee
株式会社坂口ダクト工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空気調和・換気ため
に空気が流れる通路としてのダクトが潰れて変形するの
を防止するためのダクト用タイロット補強材に係り、特
に、ダクト同士の接続部に取付けるようにして補強材の
取付け工程を短縮化し、又補強材の部材数を半減すると
共に、ダクトの搬送効率を高めるダクト用タイロット補
強材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物などの室内の空気調和・換
気ために、空気が流れる通路としてのダクトが設けられ
ている。ダクトは、その開口断面の大きさに比べてそれ
を形成する鋼板は薄い板厚が使用されているために、潰
れて変形し易い。そこで、これを防ぐために、ダクトに
はタイロット補強材が取付けられ、ダクトが潰れて変形
するのを防いでいる。
【0003】従来のタイロット補強材は、各ダクトの開
口両端の接続部の近くに、ダクトの高さ方向に取付けら
れており、又タイロット補強材はダクトの上板及び下板
に形成された取付け孔にその両端を貫通し、貫通した両
端にナットを螺合して取付けて固定されている。そし
て、これらのタイロット補強材の取付け作業は工場で行
われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、従来のタイロット補強材を取付けるために
は、ダクトの上板及び下板に、タイロット補強材を取付
けるための取付け孔をそれぞれ形成する必要があり、そ
のための孔開け作業が必要であった。
【0005】また、前述したように、従来のタイロット
補強材は、各ダクトの開口両端の接続部の近くにそれぞ
れ取付けられており、各ダクトを接続した場合には、接
続部の両側にタイロット補強材が位置することになり、
取付け工程は一般に多くなり、又補強材の使用数も多か
った。
【0006】更に、タイロット補強材の取付け作業は工
場で行われるため、搬送時のダクトの開口両端の接続部
には、既にタイロット補強材が取付けられており、この
ため、タイロット補強材が邪魔になって、搬送時に空洞
のダクトの内部に別の部品等を詰め込むことができなか
った。その結果、効率良く部品を搬送することができな
かった。
【0007】この考案は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ダクト同士の接続部に取付けるように
して補強材の取付け工程を短縮化し、また、補強材の部
材数を半減すると共に、ダクトの搬送効率を高めること
のできるダクト用タイロット補強材を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの考案は、ダクト接続部の開口内縁面の相対向す
る両内縁面間に取付けられ両内縁面に両端部が当接して
支持する補強支持部材と、該補強支持部材の両端部に設
けられ、ダクト接続部の開口周縁の接合面に挟着され且
つその先端側がダクト接続部の開口周縁の接合面の縁端
から外部に突出する折曲自在な薄板片とからなるもので
ある。
【0009】
【作用】以上のような構成を有するこの考案は、次のよ
うに作用する。すなわち、片方のダクトのダクト接続部
にタイロット補強材を取付け、取付けた後に、ダクト同
士をそのダクト接続部で接続して連結し、ダクト接続部
の接合面の縁端から外部に突出して露出するタイロット
補強材の両端側の薄板片の先端側を接合面の裏面側に折
り曲げてタイロット補強材の取付けを完了する。
【0010】ダクト接続部に取付けられたタイロット補
強材は、タイロット補強材を構成する補強支持部材の両
端部がダクト接続部の開口内縁面の相対向する両内縁面
に当接することによって、このタイロット補強材の補強
支持部材がダクトを潰して変形させるような方向に作用
する力に対して抵抗して、ダクトの形状の保持に努める
ように作用する。
【0011】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考
案をより具体的に説明する。ここで、図1(A)はタイ
ロット補強材の正面図、(B)はタイロット補強材の側
面図、図2はタイロット補強材の端部の斜視図、図3は
タイロット補強材の取付け状態の断面図、図4はタイロ
ット補強材の取付け状態の斜視図である。
【0012】図において、タイロット補強材1は、ダク
トaが潰れて変形するのを防ぐための補強部材で、ダク
トa同士を接続するダクト接続部bの開口内縁面cの相
対向する両内縁面c,c間に取付けられるもので、従来
のようにダクトaに補強材を取付けるための取付け孔を
形成する必要がなく、手間のかかる取付け孔の穿設作業
を不要にできる特徴を備えている。
【0013】このタイロット補強材1は、ダクト接続部
bの開口内縁面cの相対向する両内縁面c,c間に取付
けられ両内縁面c,cに両端部2a,2aが当接して支
持する補強支持部材2と、該補強支持部材2の両端部2
a,2aに設けられ、ダクト接続部bの開口周縁の接合
面dに挟着され且つその先端側3aがダクト接続部bの
開口周縁に形成されたフランジ表面の接合面dの縁端か
ら外部に突出する折曲自在な薄板片3とから構成されて
いる。
【0014】補強支持部材2は、例えば、パイプ状の中
空の円筒体から形成されており、又その材質には例えば
アルミ材が使用されている。この補強支持部材2には、
その両端部2a,2aに圧縮力が作用するため、圧縮力
による座屈を起こし難い形状、例えば円筒形の形状から
なっている。
【0015】補強支持部材2は、その両端部2a,2a
がダクト接続部bの開口内縁面cの相対向する両内縁面
c,cに当接して支持する構造になっている。このた
め、補強支持部材2の長さは、ダクト接続部bの開口内
縁面cの相対向する両内縁面c,c間の長さに等しくな
るように形成されている。
【0016】薄板片3は、補強支持部材2の両端部2
a,2aにそれぞれ同一平面上になるように設けられて
おり、又折曲自在な例えば薄い平坦面の金属性板から形
成されている。薄板片3は、補強支持部材2の端部2a
にその基端側が埋め込まれるようにして固着され、又基
端側から先端側3aに向かう途中で、その中央部がU字
に切り欠かれて左右に二股に分かれて先端側3aに至っ
ている。
【0017】折曲自在な薄板片3は、ダクトa同士を接
続すると、ダクト接続部bの開口周縁に形成されたフラ
ンジ表面の接合面dによって、その両側から挟まれて挟
圧保持される。薄板片3の左右に二股に分かれた先端側
3aは、ダクトa同士を接続したとき、そのダクト接続
部bのフランジ表面の接合面dの周縁から突出するよう
になっている。
【0018】このフランジ表面の接合面dの周縁から突
出した薄板片3の左右に二股に分かれた先端側3a同士
は、互いに違う方向に折り曲げられて、又隣接する一対
のフランジ表面の接合面dの裏面側に折り曲げられて固
定される。このようにして、タイロット補強材1は、ダ
クトa同士の接続部bに挟圧された状態で固定されるの
である。
【0019】次に上記実施例の構成に基づくタイロット
補強材の取付け方法について以下説明する。即ち、ダク
トa同士をそのダクト接続部bで接続して連結する前
に、片方のダクトaのダクト接続部bにタイロット補強
材1を取付ける。タイロット補強材1の取付けは、タイ
ロット補強材1を構成する補強支持部材2の両端部2a
を、ダクトaの開口内縁面cの相対向する両内縁面c,
cに当接させる。
【0020】補強支持部材2の長さは、ダクト接続部b
の開口内縁面cの相対向する両内縁面c,c間の長さに
等しくなるように形成されているので、タイロット補強
材1はその補強支持部材2の両端部2aが開口内縁面c
の相対向する両内縁面c,cに当接した状態で取付けら
れる。
【0021】このとき、タイロット補強材1の両端側に
設けられている薄板片3の平坦面は、ダクト接続部bの
開口周縁に形成されたフランジ表面の接合面dに密着
し、また、左右二股に分かれた薄板片3の先端側3aは
フランジ表面の接合面dの周縁から外部に突出してい
る。
【0022】そして、タイロット補強材1を片方のダク
トaのダクト接続部bに取付けた後、ダクトa同士をそ
のダクト接続部bで接続してボルトによって連結する。
ダクトa同士をそのダクト接続部bで連結すると、タイ
ロット補強材1の薄板片3の大半は、前後の各ダクト接
続部bの開口周縁に形成されたフランジ表面の接合面d
によって挟まれて挟圧保持されて隠れるが、左右二股に
分かれた薄板片3の先端側3aは接合面dの周縁から突
出して外部に露出している。
【0023】この外部に露出している左右二股に分かれ
た薄板片3の先端側3aを、フランジ表面の接合面dに
対して互いに逆方向に直角に折り曲げ、更にその先端側
をフランジの裏面側に着くように直角に折り曲げて、タ
イロット補強材1の取付けは完了する。
【0024】このような取付け方法によって、タイロッ
ト補強材1を簡単に取付けることができる。取付けられ
たタイロット補強材1は、ダクトaを潰して変形させる
ような方向に作用する力に対して抵抗して、ダクトaの
形状の保持に努める。また、この取付けに当たっては、
従来のようなタイロット補強材を取付けるための取付け
孔を必要としない。
【0025】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0026】
【考案の効果】以上の記載より明らかなように、この考
案に係るダクト用タイロット補強材によれば、タイロッ
ト補強材を取付けるための取付け孔をダクトの上板及び
下板に形成する必要がなく、手間のかかる取付け孔の孔
開け作業を全く不要にできるので作業工程を軽減でき、
作業の短縮化を図ることができる。
【0027】ダクト同士の接続部にタイロット補強材を
取付けて、両側のダクトを同時に補強するので、従来の
ものに比べてその取付け作業を半減することができ、そ
の作業の短縮化を図ることができる。しかも、タイロッ
ト補強材の部材数も半減することができる。
【0028】ダクトの搬送時には、タイロット補強材が
ダクトの開口両端の接続部に取付けられていないので、
ダクトの空洞の内部に別の部材を詰め込んで同時に搬送
することができるので、ダクトの搬送効率を高めること
ができる等、極めて実用的有益なる効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の実施例を示すタイロット補
強材の正面図である。(B)はこの考案の実施例を示す
タイロット補強材の側面図である。
【図2】この考案の実施例を示すタイロット補強材の端
部の斜視図である。
【図3】この考案の実施例を示すタイロット補強材の取
付け状態の断面図である。
【図4】この考案の実施例を示すタイロット補強材の取
付け状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 タイロット補強材 2 補強支持部材 2a 端部 3 薄板片 3a 先端側 a ダクト b ダクト接続部 c 開口内縁面 d 接合面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト接続部の開口内縁面の相対向する
    両内縁面間に取付けられ両内縁面に両端部が当接して支
    持する補強支持部材と、該補強支持部材の両端部に設け
    られ、ダクト接続部の開口周縁の接合面に挟着され且つ
    その先端側がダクト接続部の開口周縁の接合面の縁端か
    ら外部に突出する折曲自在な薄板片と、からなることを
    特徴とするダクト用タイロット補強材。
JP7093393U 1993-12-01 1993-12-01 ダクト用タイロット補強材 Expired - Lifetime JP2540156Y2 (ja)

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JPH0735940U JPH0735940U (ja) 1995-07-04
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