JP3087845U - 補強フランジ付きダクト素板の構造 - Google Patents
補強フランジ付きダクト素板の構造Info
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- JP3087845U JP3087845U JP2002000548U JP2002000548U JP3087845U JP 3087845 U JP3087845 U JP 3087845U JP 2002000548 U JP2002000548 U JP 2002000548U JP 2002000548 U JP2002000548 U JP 2002000548U JP 3087845 U JP3087845 U JP 3087845U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は運搬効率を飛躍的に向上し、補強フ
ランジ取付けの際の寸法違いや位置ずれ等のミスを解消
するようにした補強フランジ付きのとも板フランジダク
トを新規に提供することを目的とするものである。 【構成】 本考案は雌雄のハゼ結合によりとも板フラン
ジダクトを組立て形成する左右側板と上下板のそれぞれ
の長手方向の中間外面にとも板フランジに並行する補強
フランジを取付けて非組立ての個別板にてダクト配管現
場に運搬し、現場にてとも板ダクトに組立てて配管する
ことを特徴とするとも板フランジダクトにある。
ランジ取付けの際の寸法違いや位置ずれ等のミスを解消
するようにした補強フランジ付きのとも板フランジダク
トを新規に提供することを目的とするものである。 【構成】 本考案は雌雄のハゼ結合によりとも板フラン
ジダクトを組立て形成する左右側板と上下板のそれぞれ
の長手方向の中間外面にとも板フランジに並行する補強
フランジを取付けて非組立ての個別板にてダクト配管現
場に運搬し、現場にてとも板ダクトに組立てて配管する
ことを特徴とするとも板フランジダクトにある。
Description
【0001】
この考案は補強フランジ付きダクト素板の構造に関するものである。
【0002】
従来、ダクト素板は工場にてハゼ結合してダクトに組立てしてから、各ダクト の長手方向の中間部の外面に補強フランジを周着し、該ダクトを配管現場に運搬 して配管工事をしてきたものである。
【0003】
しかしながら、ダクトにハゼ結合組立てしてから配管現場への運搬は嵩張るた めに運搬効率を著しく非能率にしており、また左右側板および上下板に補強フラ ンジを取付ける際に寸法違いのものや取付け位置を誤って取付けてしまうことが あるという課題があった。
【0004】
本考案は左右側板と上下板のそれぞれにハゼ結合組立て前に補強フランジを取 付けて構成して、かかる課題を解決するようにしたのである。
【0005】
とも板フランジダクト10は図1乃至図2に示すように左右側板1a,1bの 上下部の長手方向に内凹み傾斜による帯状強化面2を設け、該強化面2に続く上 下端部の外側に間隙3を挟んでボタンパンチタイプの雌形ハゼ4を設ける。上下 板5a,5bは長手方向の両端に90度折り曲げによる雄形ハゼ6を設ける。6 aはボタンパンチ形として外向きにて設けられる掛止爪である。なお7a,7b は左右側板1a,1bと上下板5a,5bの長手方向の両端に設けたとも板フラ ンジである。しかして左右側板1a,1bと上下板5a,5bはハゼ結合組立て する前にそれぞれの長手方向の中間部外面に素板と同寸法にて形成された補強フ ランジ8を取付けるのである。補強フランジ8は両端のとも板フランジ7a,7 bに平行している。8aは取付け用のかしめ鋲、8bは補強フランジ8の両端に 設けた傾斜接合面、8cは傾斜接合面8bの接合時に連通する取付孔、9aは接 合ボルト、9bはナットである。なお、かしめ鋲8aのかわりにスポット溶接に て取付けることもある。
【0006】 とも板フランジダクト10の配管現場には左右側板1a,1bと上下板5a, 5bをハゼ結合の前のバラバラの状態にて運搬し、配管現場にてロール組立て機 (図示してない)などを用いて、図3に示すように左右側板1a,1bの上下端 部の雌形ハゼ4に上下板5a,5bの両端の雄形ハゼ6を嵌め、外向きの掛止爪 6aを雌形ハゼ4の内部中間の掛止面4aに弾発掛止させて、以ってとも板フラ ンジダクト10に組立てるのである。
【0007】 この際左右側板1a,1bと雌形ハゼ4間の間隙3は図3に示すようにロール 組立て機の下支えロールや支持板Sの嵌め付け間隙として役立つこととなる。
【0008】 とも板フランジ7a,7bの各コーナー部にコーナー部材(図示してない)を 取付け、図6に示すように補強フランジ8の傾斜接合面8b間に連通する取付孔 8c,8cに接合ボルト9aを通してナット9b締めして図4乃至図5に示すよ うな補強フランジ付きのダクトに組立て、図7に示すように、天井裏に吊り金具 11の下端フック11aを間隙3に嵌め止めなどして配管するのである。
【0009】 図8乃至図10は他の実施例を示すもので、図8は内ハゼ4bを設けたとも板 フランジダクト10組立てのための補強フランジ付きダクトの素板の例を示し、 図9は内ハゼ4bを備えたアングルフランジ12取付けタイプの補強フランジ付 きダクトの素板の例を示すものである。6bは内ハゼ4b用に内向きにて形成し た掛止爪である。また図10はとも板補強フランジ13付きにて形成した例を示 すもので、各コーナー部にはコーナー部材14を嵌入止めして接続するのである 。これらの補強フランジは上下板5a,5bおよび左右側板1a,1bに対して 出張りのない同寸にて形成されるているので補強フランジ付きダクトの素板の保 管,運搬や取扱いに便利なものとなる。
【0010】 なおミツイハゼとするときは図11に示すように雄形ハゼ6の嵌入後に雌形ハ ゼ4の突出板4bを上下板5a,5b上に倒し締めするのである。
【0011】
本考案はハゼ結合組立て前に左右側板と上下板の長手方向の中間部外面にダク ト寸法と同寸法にて製作される補強フランジを取付けるようにしたので、ダクト 組立後に取付ける際に生じていた寸法違いや位置違いにて補強フランジを取付け てしまうというミスを防止することができるという効果を生ずる。
【0012】 また上下板と左右側板をハゼ結合組立ての前のバラバラの状態にて配管現場に 個別に運搬し、配管現場にてダクトに組立てるようにしたので、運搬効率を飛躍 的に向上することができるという効果を生ずる。
【0013】 補強フランジを中間に取付けたので、ハゼ結合組立てするダクトは著しく補強 ,強化されるという効果を生ずる。
【0014】 左右側板の上下部に内凹み傾斜による帯状強化面を設けるときはダクトの垂る みを防止するという効果を生ずる。
【図1】 ハゼ結合組立て前の状態にて示す上板(下板
も同じ)と側板の斜視図
も同じ)と側板の斜視図
【図2】 同、縦断正面図
【図3】 ハゼ結合しつつある状態を示す部分拡大図
【図4】 組立てたとも板フランジダクトの側面図
【図5】 同、斜視図
【図6】 補強フランジの接合傾斜面の接合状態を示す
部分拡大図
部分拡大図
【図7】 吊り金具の下端フックを間隙に嵌め止めした
状態を示す部分拡大図
状態を示す部分拡大図
【図8】 内ハゼを設けたとも板フランジダクトを組立
てるための補強フランジ付きダクトの素板の例を示す斜
視図
てるための補強フランジ付きダクトの素板の例を示す斜
視図
【図9】 内ハゼを備えたアングルフランジを取付ける
タイプの補強フランジ付きダクトの素板の例を示す斜視
図
タイプの補強フランジ付きダクトの素板の例を示す斜視
図
【図10】 補強フランジをとも板補強フランジ13と
した外ハゼの例を示す斜視図
した外ハゼの例を示す斜視図
【図11】 ミツイハゼの例を示す部分拡大図
1a,1bは左右側板 2は帯状強化面 3は間隙 4は雌形ハゼ 4aは掛止面 4bは内ハゼ 5a,5bは上下板 6は雄形ハゼ 6aは外向きに設けられた掛止爪 6bは内ハゼ用に内向きに設けられた掛止爪 7a,7bはとも板フランジ 8は補強フランジ 8aは取付用のかしめ鋲 8bは接合傾斜面 8cは取付孔 9aは接合ボルト 9bはナット 10はとも板フランジダクト 11は吊り金具 11aは下端フック 12はアングルフランジ 13はとも板補強フランジ 14はコーナー部材
Claims (6)
- 【請求項1】 ダクトハゼ加工済みの左右側板と上下板
のそれぞれハゼ結合組立ての前に補強フランジを取付け
たことを特徴とする補強フランジ付きダクト素板の構
造。 - 【請求項2】 補強フランジは長手方向の中間外面に長
手方向に交差して素板と同寸法にて設けられる請求項1
記載の補強フランジ付きダクト素板の構造。 - 【請求項3】 補強フランジはアングル材の両端に傾斜
接合面と該傾斜接合面間に連通する取付孔を設けている
請求項1または2に記載の補強フランジ付きダクト素板
の構造。 - 【請求項4】 補強フランジはとも板フランジにて形成
し、各コーナー部にコーナー部材を嵌め止めする請求項
1または2に記載の補強フランジダクト素板の構造。 - 【請求項5】上下板の長手方向の両側に設けるボタンパ
ンチ雄形ハゼは雌形ハゼが内側の内ハゼまたは外ハゼに
掛止する掛止爪を外向きに設けている請求項1乃至4の
いずれかに記載の補強フランジ付きダクト素板の構造。 - 【請求項6】 雌ハゼを外ハゼとするボタンパンチまた
はミツイハゼを設けた左右側板の上下部の長手方向に内
凹み傾斜による帯状強化面と、該帯状強化面に続く上下
端部の外側にハゼ結合時の下支え治具とおよび配管用の
吊り金具の嵌入を許容する間隙を挟んでボタンパンチな
どの雌形ハゼを設ける請求項1乃至5のいずれかに記載
の補強フランジ付きダクト素板の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000548U JP3087845U (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 補強フランジ付きダクト素板の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000548U JP3087845U (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 補強フランジ付きダクト素板の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3087845U true JP3087845U (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=43239178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000548U Expired - Fee Related JP3087845U (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 補強フランジ付きダクト素板の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087845U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019212121A1 (ko) * | 2018-05-03 | 2019-11-07 | ㈜삼일강업 | 덕트 유니트 보강 방법 |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002000548U patent/JP3087845U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019212121A1 (ko) * | 2018-05-03 | 2019-11-07 | ㈜삼일강업 | 덕트 유니트 보강 방법 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |