JP3023127U - 空気調和設備通気用スリーブ - Google Patents

空気調和設備通気用スリーブ

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JP3023127U
JP3023127U JP1995011444U JP1144495U JP3023127U JP 3023127 U JP3023127 U JP 3023127U JP 1995011444 U JP1995011444 U JP 1995011444U JP 1144495 U JP1144495 U JP 1144495U JP 3023127 U JP3023127 U JP 3023127U
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sleeve
steel plate
flange
conditioning equipment
concrete
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JP1995011444U
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弘 中川
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Nakagawa Manufacturing Co Ltd
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Nakagawa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気調和設備通気用ダクトが、壁又は床を貫通
する部分に使用される実管スリーブにおいて、製造方法
ならびに構造が簡単であり、重量が軽く工事現場での施
工が容易な製品を提供する。 【構成】実管スリーブにおいて、前後のダクトと接続さ
せるために必要なフランジを、事前に必要寸法に切断し
た鋼板の成型又は折り曲げによって一体として形成させ
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空気調和設備用通気路として建築物の壁又は床を貫通する部分で使 用される、いわゆる実管スリーブに関し、鋼板製スリーブ管に等辺山形鋼(アン グル材)製フランジを取り付ける従来の実管スリーブに替えて使用されるフラン ジ一体型鋼板製実管スリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築物の工事の際には、空気調和設備の通気用ダクトが壁又は床を貫通するス ペースを作るためにスリーブが取り付けられる。このスリーブには、コンクリー ト打設前に取り付け、コンクリート固化後に取り外す木製のもの、或いはコンク リート固化後も取り外さず内部にダクトを設置する金属製のもの(いわゆる鞘管 スリーブ)と、コンクリート打設前に直接にダクトの実管を取付け、コンクリー ト固化後はそのまま通気路として使用する、いわゆるダクト実管スリーブ(以下 実管スリーブ)がある。この考案は実管スリーブに関するものである。 従来の実管スリーブは、図3及び図4に示すように、該スリーブにダクトを接 続するためのフランジとして、別途用意した等辺山形鋼製フランジ枠又はフラン ジを鋼板製スリーブ管の両側に溶接又はリベット等により装着することにより製 作している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の実管スリーブは、図3に示すように、等辺山形鋼を必要な長さに切断、 開孔し、これを4枚溶接してフランジ枠となしたもの又は4枚のフランジを単独 に、別に作成した矩形断面の鋼板製スリーブ管に溶接又はリベット止め等の方法 により固定して作製している。このため、2種類の鋼材を用意する必要があるば かりでなく、構造が複雑であるために製造工程も多くなり、必然的に製造コスト も高いので製作工程の簡略化が求められていた。又、この構造のものは、重量が 重いために、狭隘にして、機械力の使用が困難な悪条件下での建設現場において 取付け作業に多大な労力を要し、危険度も高いため、安全性の高い軽量のスリー ブが求められていた。更に、中空状のスリーブは輸送効率も悪く、工事現場での 保管にも広い場所を必要とするので、工事現場で容易に組立て可能なスリーブが 求められている。 本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案になる鋼板製のフランジ一体型スリーブは、前記の課題を解決するため に、例えば、図5に示すように鋼板を事前に必要な寸法に切断し、必要な開孔等 をおこなった後に、図6に示すように折曲げ又は成形もしくはこの双方の加工に よってフランジ部を一体として形成させた複数の鋼板の端部を、溶接、リベット 又ははぜ折り等により接続することによって、図1のような外形に組み立てるこ とを特徴とする。本考案によると、等辺山形鋼によるフランジを別途作製し、こ れを更にスリーブ管に取り付ける工程が不要となり、大幅な省力化が達成される とともに、鋼材の使用量が減少し重量が軽くなる。又、最後の組立て工程のみを 工事現場で行うことにすれば、輸送と保管が非常に容易となる。 応用例として、スリーブ管(本体)の外側に折り曲げて外側にフランジを構成 させる、いわゆる「外折りタイプ」とする場合がある。
【0005】
【作用】
本考案の鋼板製スリーブは、図2に示すように建築物の壁または床の空気調和 設備用ダクトが貫通すべき部分に、コンクリート打設前に設置する。コンクリー ト固化後スリーブの前後に、これに接続すべきダクトのフランジと該スリーブの フランジ部を事前に開孔してあった孔を介してボルトで接続し、該スリーブをも って貫通部分のダクトを形成させる。尚、寸法の大きい壁用のスリーブには、一 般にコンクリート打設時にスリーブ下方へのコンクリート流入を促すとともに、 補強の役割を持ち、コンクリート固化後に撤去する「コンクリート流入管」が取 り付けられる。又、床用スリーブには、設置時の沈下を防止するための「下がり 止め」、工事中の落下事故防止のための「落下防止板」が付属している。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 下記の工程により、厚さ1.6mmの亜鉛メッキ鋼板を、切断と成形加工して 長さ1,070mm(呼び寸1,000mm)、高さ570mm(呼び寸500 mm)、壁厚さ200mmで、33mmのフランジ幅、10mmの折り返し幅及 び20mmのリベット代を持つ鋼板製壁用スリーブを製作した。 この鋼板製スリーブは、壁断面法線方向上端中央部下向きに約400kgfの 集中荷重を加えても、座屈、破損等の欠陥は発生せず、変形も僅かであり壁用ス リーブに要求される強度を十分に保有していた。この強度は等辺山形鋼を使用し た従来のスリーブに匹敵するものであった。又、重量は従来のスリーブと比較し て、約25%軽くなった。 第1工程 亜鉛メッキ鋼板を、図5に示すように所要の寸法に切断し、4辺とな る2種4枚(断面が正方形の場合は1種4枚)の板を作製する。 亜鉛メッキ鋼板の切断例として図7、図9、又は図11に示すような 例もあり、これを組み立てた場合は夫々図8、図10、又は図12のよ うな構造となる。図11及び図12は、いわゆる外折り型と称されるも ので、スリーブ外周にフランジ部を形成させたものである。 第2工程 切断した亜鉛メッキ鋼板の所要の位置に開孔する。(自動パンチプレ ス機のような機械を用いると第1工程において同時に開孔が行われる) 第3工程 切断および開孔した亜鉛メッキ鋼板を、ベンダーおよびベンダーとロ ール成形機等を用いて、図6のような形に成形を行い、フランジ部を形 成させるとともに、補強の役割を持つ折り返しと、リベット等による接 続代を形成させる。図8、図10、及び図12は応用例を示す。 以上までを工場にて作製して、必要な付属品を付して製品として工事 現場に提供し、以下の組立て工程はユーザーが実施することもあり、こ の場合には、輸送と工事現場における保管が非常に容易となる利点があ る。 第4工程 以上の工程を経てできた複数の鋼板製スリーブ構成片を組み合わせ、 夫々の端部をリベット、溶接、はぜ折り等により接続し固定する。これ に用途や寸法により、空気流入管、下がり止め板、はかま、落下防止板 補強材等を取り付ける。 本考案のスリーブは以上のような構造であり、これを使用するときには、コン クリート打設前の建築物の壁または床の空気調和設備用ダクトが貫通すべき所定 の位置に設置する。壁または床の型枠内の鉄筋等にスリーブを固定したあと、コ ンクリート打設が行われ、コンクリートの固化とともにコンクリート内に固定さ れる。このあと、壁用スリーブの場合の空気流入管のあるものについては、これ を撤去する。 ダクト工事の施工に伴って、壁または床を貫通すべきダクトは、ダクトのフラ ンジと本考案によるスリーブのフランジ部を事前に開孔してあった孔を介してボ ルトで接続し、該スリーブをもってダクトの一部を形成させる。 寸法の大きい壁用のスリーブには、一般にコンクリート打設時にスリーブ下方 へのコンクリート流入を促し、コンクリート固化後に撤去する空気流入管が取り 付けられている。又、床用スリーブには、設置後の沈下を防止するための「下が り止め」、工事中の落下事故防止のための「落下防止板」が付属している。
【0007】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案においては、従来の等辺山形鋼製フランジを使 用するスリーブに代えて、1枚の亜鉛鉄板の折り曲げ又は成形によりフランジを 形成させて鋼板製スリーブとしている。このため、構造が簡単で、重量が軽く工 事の施工、運搬、保管、安全確保が容易な構造となっているだけではなく、同時 に製造費を引き下げることができる。又、一般に組立てはリベット等で固定する だけの簡単なものであるので、スリーブとして組立てる前の部品を工事現場に提 供することにより、運搬、保管等の取扱いを更に容易にすることができる。尚、 亜鉛鉄板の折り曲げ等によって構成するフランジ部及び折り返しはフランジ本体 の補強として働くので、通常の施工方法及び使用方法によってスリーブ本体の変 形、座屈等を防止することができる。 表面処理鋼材である亜鉛メッキ鋼板により製造されたスリーブは、表面無処理 の等辺山形鋼材を使用して製造されたスリーブに比し耐蝕性が高く、仕上がりも 美麗であるため一般に塗装を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による実管スリーブの斜視図
【図2】 本考案による実管スリーブの使用状態図
【図3】 従来の実管スリーブの斜視図
【図4】 従来の実管スリーブの使用状態図
【図5】 本考案の鋼板片切断例(その1)
【図6】 本考案の鋼板片切断例(その1)によるスリ
ーブ分解斜視図
【図7】 本考案の鋼板片切断例(その2)
【図8】 本考案の鋼板片切断例(その2)によるスリ
ーブ分解斜視図
【図9】 本考案の鋼板片切断例(その3)
【図10】本考案の鋼板片切断例(その3)によるスリ
ーブ分解斜視図
【図11】本考案の鋼板片切断例(その4)
【図12】本考案の鋼板片切断例(その4)によるスリ
ーブ分解斜視図
【符号の説明】
1 実管スリーブ 2 フランジ部 3 折り返し部 4 ボルト孔 5 リベット止め又は溶接 6 リベット又は溶接代、又ははぜ折り代 7 接続ボルト 8 接続ダクト 9 壁又は床 10 等辺山形鋼製フランジ 11 スリーブ構成片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面又は床面に貫通させて設置する空気
    調和設備通気用スリーブであって、これを壁面又は床面
    の開口部に相当する面の域内において、接続ダクトと接
    続するために、所要寸法に切断した後に折り曲げ又は成
    型によって、フランジ部を一体として形成させた鋼板よ
    り成る各片相互の端部を溶接、リベット又はその他の方
    法を用いて固定し、組み立てられることを特徴とする空
    気調和設備通気用スリーブ。
JP1995011444U 1995-09-25 1995-09-25 空気調和設備通気用スリーブ Expired - Lifetime JP3023127U (ja)

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