JP2014139384A - 山形鋼の補強装置及び山形鋼の補強施行方法 - Google Patents

山形鋼の補強装置及び山形鋼の補強施行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トラス構造物を構成する既存の山形鋼材に何らの加工を施すことなく、最小限の材料を利用して既存山形鋼の補強を可能にし、かつ作業時間の短縮と補強工事のコスト低減を可能にした山形鋼の補強装置及び山形鋼の補強施行方法を提供する。
【解決手段】補強板材20を既存山形鋼材11の開口部113内に、その長手方向に沿って配置した状態で、既存山形鋼材11のL形両辺111を外側面から第1及び第2の固定金具301、302で挟み込むようにして第1及び第2の固定金具を面対称に配置し、この第1の固定金具の第1固定部301d及び第2の固定金具の第2固定部302dを第1の固定用ボルト・ナット303で補強板材20に固定し、第1の固定金具の第1締め付け部301bと第2の固定金具の第2締め付け部302bを第1の締め付け用ボルト・ナット304で互いに接近する方向に締め付けることで補強板材20を山形鋼材11に一体的に固定するように構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鉄塔や建築骨組等の鉄骨構造物の1つである既設のトラス構造物を構成する山形鋼を補強する補強装置及び山形鋼の補強施工方法に関する。
従来、最も典型的な山形鋼材の補強方法としては、特許文献1等に示されているように、トラス構造物を構成する既設の山形鋼材に、該山形鋼材の長手方向に沿って複数の穴を形成し、この穴を利用して、アングル材または平板材などからなる補強材をボルト・ナットにより固定し、これにより、山形鋼材を補強することが知られている。
また、既存の山形鋼材に、アングル材または平板材などからなる補強材を溶接により固着することで、山形鋼材を補強する方法も知られている。
上記のような従来の補強方法は、補強対象である山形鋼材に対して、穴あけもしくは溶接を行う必要があるため、穴あけもしくは溶接によって既存の山形鋼材に施されている亜鉛メッキ層が破壊され、補強工事により、山形鋼材に錆が誘発されるという問題がある。
また、既存の山形鋼材への穴あけ加工により山形鋼材に断面欠損が生じるおそれがある。さらに、高所作業など、厳しい作業環境下で穴あけもしくは溶接を行うため、施行の品質確保が困難になり、かつ多くの作業時間を要するほか、補強工事のコストが上昇するという問題がある。
特開2006−342517号公報
本発明は、上述したような従来の問題を解決するためになされたもので、トラス構造物を構成する既存の山形鋼材に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存山形鋼の補強を可能にし、併せて、施行の品質確保を容易にし、作業時間の短縮及び補強工事のコスト低減を可能にした山形鋼の補強装置及び山形鋼の補強施行方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、既設のトラス構造物を構成するL形の両辺が等しい等辺山形鋼材もしくはL形の両辺が等しくない不等辺山形鋼材(以下単に山形鋼材という)を補強するための補強装置であって、前記山形鋼材の前記L形両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記L形両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記山形鋼材の長手方向の全長に亘り延在して配置された補強板材と、前記山形鋼材の長手方向の複数箇所で前記補強板材を前記山形鋼材に一体に固定する複数の固定機構とを備え、前記固定機構は、前記L形両辺の外側から前記山形鋼材を挟むように面対称に配置される第1及び第2の固定金具と、前記山形鋼材の開口部側で前記第1及び第2の固定金具の一端部を前記補強板材の幅方向の他端部に固定する第1の固定用ボルト・ナットと、前記第1の固定用ボルト・ナットと反対側に位置する前記第1及び第2の固定金具の他端部を互いに接近する方向に締め付けて前記補強板材と前記山形鋼材とを一体化する第1の締め付け用ボルト・ナットを有し、前記第1の固定金具は、前記L形両辺の一方の辺の外側面に当接する第1当接部と、前記第1当接部の一端に該第1当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第1締め付け部と、前記第1当接部の他端に連接され前記一方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第1連接部と、前記第1連接部の先端に設けられ前記第1の固定金具を前記補強板材に固定する第1固定部を有し、前記第2の固定金具は、前記L形両辺の他方の辺の外側面に当接する第2当接部と、前記第2当接部の一端に該第2当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第2締め付け部と、前記第2当接部の他端に連接され前記他方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第2連接部と、前記第2連接部の先端に設けられ前記第2の固定金具を前記補強板材に固定する第2固定部を有し、前記第1固定部と前記第2固定部は前記第1の固定用ボルト・ナットで前記補強板材に固定され、前記第1締め付け部と前記第2締め付け部を前記第1の締め付け用ボルト・ナットにより互いに接近する方向に締め付けることで前記補強板材が前記山形鋼材に一体に固定されるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の山形鋼の補強装置において、前記第1の固定用ボルト・ナットのボルト頭部は、前記第1の固定金具の第1固定部及び前記第2の固定金具の第2固定部の何れか一方に予め固着され、前記第1の締め付け用ボルト・ナットのボルト頭部は、前記第1の固定金具の第1締め付け部及び前記第2の固定金具の第2締め付け部の何れか一方に予め固着されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の山形鋼の補強装置において、前記第1の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第1の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第1当接部と前記第1締め付け部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第2当接部と前記第2締め付け部との連接部に補強用のリブが設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第1連接部と前記第1固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第2連接部と前記第2固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1記載の山形鋼の補強装置において、前記補強板材は、前記山形鋼材の長さより短い複数の補強板材を継ぎ合わせることで前記山形鋼材の全長に亘り延在する長さに構成され、前記継ぎ合わされる各補強板材は前記山形鋼材の長手方向の複数箇所で前記山形鋼材に一体に固定され、さらに前記継ぎ合わされる各補強板材の互いの継ぎ合わせ箇所の固定には補強板材継手兼用の固定機構が用いられ、前記補強板材継手兼用の固定機構は、前記継ぎ合わせ箇所に前記L形両辺の外側から前記山形鋼材を挟むように面対称に配置され、かつ前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に差し渡し状態に重合し得る長さの第3及び第4の固定金具と、前記山形鋼材の開口部側で前記第3及び第4の固定金具の一端部を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の幅方向の他端部に固定する第2の固定用ボルト・ナットと、前記第2の固定用ボルト・ナットと反対側に位置する前記第3及び第4の固定金具の他端部を互いに接近する方向に締め付ける第2の締め付け用ボルト・ナットを有し、前記第3の固定金具は、前記L形両辺の一方の辺の外側面に当接する第3当接部と、前記第3当接部の一端に該第3当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第3締め付け部と、前記第3当接部の他端に連接され前記一方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第3連接部と、前記第3連接部の先端に設けられ前記第3の固定金具を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定する第3固定部を有し、前記第4の固定金具は、前記L形両辺の他方の辺の外側面に当接する第4当接部と、前記第4当接部の一端に該第4当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第4締め付け部と、前記第4当接部の他端に連接され前記他方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第4連接部と、前記第4連接部の先端に設けられ前記第4の固定金具を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定する第4固定部を有し、前記第3固定部と前記第4固定部は前記第2の固定用ボルト・ナットで前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定され、前記第3締め付け部と前記第4締め付け部を前記第2の締め付け用ボルト・ナットにより互いに接近する方向に締め付けることで前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部が前記山形鋼材に一体に固定されるように構成されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7記載の山形鋼の補強装置において、前記第2の固定用ボルト・ナットのボルトは、前記第3の固定金具の第3固定部及び前記第4の固定金具の第4固定部の何れか一方に予め固定状態に設けられ、前記第2の締め付け用ボルト・ナットのボルトは、前記第3の固定金具の第3締め付け部及び前記第4の固定金具の第4締め付け部の何れか一方に予め固定状態に設けられていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項7または8記載の山形鋼の補強装置において、前記第2の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項7乃至9の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第2の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項7乃至10の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第3当接部と前記第3締め付け部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第4当接部と前記第4締め付け部との連接部に補強用のリブが設けられていることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項7乃至11の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置において、前記第3連接部と前記第3固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第4連接部と前記第4固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載した山形鋼補強装置を構成する補強板材及び固定機構を用いて山形鋼材を補強するための山形鋼補強施工方法であって、既存の前記山形鋼材の開口部内に前記補強板材を前記山形鋼材の長手方向に沿って配置した後、前記山形鋼材の長手方向の中間に位置する中間箇所において前記固定機構を構成する第1及び第2の固定金具及び第1の固定用ボルト・ナットと第1の締め付け用ボルト・ナットを用いて前記補強板材を前記山形鋼材に固定し、次いで、前記中間箇所から前記山形鋼材の両支点端までの間に一定の間隔で補強板材固定箇所を設定し、これら各設定箇所において前記中間箇所から前記山形鋼材の両端方向に向け前記固定機構を構成する第1及び第2の固定金具及び第1の固定用ボルト・ナットと第1の締め付け用ボルト・ナットを用いて前記補強板材を前記各設定箇所ごとに前記山形鋼材に順に固定し、さらに、前記中間箇所及び各設定箇所における前記第1の固定用ボルト・ナット及び前記第1の締め付け用ボルト・ナットを本締めした後、これら第1の固定用ボルト・ナット及び第1の締め付け用ボルト・ナットに緩み防止用のロックナットを取り付けて締め込むことを特徴とする。
本発明の山形鋼補強装置及び山形鋼の補強施行方法によれば、トラス構造物を構成する既存の山形鋼材に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存山形鋼の補強が可能になり、併せて、施行の品質確保を容易に実現でき、作業時間の短縮及び補強工事のコスト低減することができる。
また、本発明によれば、第1の固定用ボルト・ナット及び第1の締め付け用ボルト・ナットがロックナットを備えているので、本締めされた第1の固定用ボルト・ナット及び第1の締め付け用ボルト・ナットの緩みを防止でき、既存山形鋼材の補強状態を安定して維持できる。
また、本発明によれば、山形鋼材の長さより短い複数の補強板材を継ぎ合わせることにより山形鋼材の全長に亘り延在する長さの補強板材を構成し、継ぎ合わされる各補強板材の互いの継ぎ合わせ箇所の固定に補強板材継手兼用の固定機構を用いる構成にしたので、山形鋼材の補強に、これと同一の長さの補強板材を用意する必要がなくなり、これにより、補強板材の工事現場等への搬入や取り扱いが容易になり、山形鋼材の補強工事の効率化及び低コスト化を実現できる。
また、本発明によれば、固定機構を構成する固定金具が補強用のリブを備えることにより、固定金具の剛性が向上し、固定機構による補強板材と山形鋼材との一体化を、より強固にできる。
本発明に係る山形鋼補強装置を用いて既存山形鋼材を補強した状態を示すトラス構造物の一部の概略図である。 本発明に係る山形鋼補強装置を用いて既存の山形鋼材を補強した状態の一例を示す要部の拡大斜視図である。 図2に示す山形鋼補強装置を分解して示す拡大斜視図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明に係る山形鋼補強装置を用いて既存の山形鋼材を補強する場合の補強施行方法の説明図である。 本発明に係る山形鋼補強装置の他の例を示す断面図である。 補強板材の継ぎ合わせ箇所に補強板材継手兼用の固定機構を用いて既存の山形鋼材を補強した場合の本発明の他の実施の形態を示す説明図である。 図7のB部分を拡大して示す補強板材継手兼用固定機構の正面図である。 図8の矢印C−C線に沿う補強板材継手兼用固定機構の断面図である。 本発明の他の実施の形態における補強板材継手兼用固定機構の一部の説明用斜視図である。
以下、本発明に係る山形鋼補強装置の第1の実施の形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1において、トラス構造物10は、L形の両辺が等しい等辺山形鋼材(以下単に山形鋼材という)11を、ピン接合12により三角形に構成し、その三角形をつなぎ合わせ、組み立てることで構成されている。そして、トラス構造物10を構成する各山形鋼材11は、平形鋼材からなる補強板材20と、補強板材20を山形鋼材11の長手方向の複数箇所で固定して、補強板材20と山形鋼材11を一体化する複数の固定機構30によって補強される構成になっている。
補強板材20は、図2〜図4に示すように、山形鋼材11のL形両辺111の幅d2より大きい幅d2を有しており、この補強板材20の幅d2方向の一端縁201が山形鋼材11の内側隅部112に当接し、かつL形両辺111が形成する開口部113の角度(90°)が二分される中間に位置するようにして山形鋼材11の長手方向の全長に亘り延在して配置される長さを有している。また、補強板材20の幅d2方向の他端縁部202には、ボルト挿通用の穴203が一定の間隔(例えば60mm)で補強板材20の全長に亘り形成されている。なお、補強板材20の一端縁201の形状は、山形鋼材11の内側隅部112の形状に合致する円弧状を呈している。
固定機構30は、図2〜図4に示すように、山形鋼材11のL形両辺111の外側から山形鋼材11を挟むように面対称に配置される第1の固定金具301及び第2の固定金具302と、山形鋼材11の開口部113側で第1の固定金具301及び第2の固定金具302の一端部を補強板材20の幅方向の他端部202に固定する、高力ボルト・ナットからなる一対の第1の固定用ボルト・ナット303と、第1の固定用ボルト・ナット303と反対側に位置する第1の固定金具301及び第2の固定金具302の他端部を互いに接近する方向に締め付けて補強板材20の一端縁201を山形鋼材11の内側隅部112に密着させ、補強板材20と山形鋼材11とを一体化する、高力ボルト・ナットからなる一対の第1の締め付け用ボルト・ナット304を有している。
また、第1の固定用ボルト・ナット303は、締め付け用のナット303aのほかに、この締め付け用のナット303aの緩みを防止するロックナット303bを備えている。同様にして、第1の締め付け用ボルト・ナット304も、締め付け用のナット304aのほかに、この締め付け用のナット304aの緩みを防止するロックナット304bを備えている。
第1の固定金具301は、山形鋼材11のL形両辺111の一方の辺の外側面に当接する第1当接部301aと、第1当接部301aの一端に該第1当接部301aから補強板材20の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第1締め付け部301bと、第1当接部301aの他端に連接され、L形両辺111の一方の辺の上端縁から山形鋼材11の開口部113側へ折り曲げ加工された第1連接部301cと、第1連接部301cの先端に設けられ、第1の固定金具301を補強板材20に固定する第1固定部301dを有している。
また、第1締め付け部301bには、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cが挿通される一対の穴301eが穿設されている。同様にして、第1固定部301dには、第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cが挿通される一対の穴301fが穿設されている。さらに、第1当接部301aと第1締め付け部301bとの連接箇所には補強用のリブ301gが設けられており、第1連接部301cと第1固定部301dとの連接箇所には補強用のリブ301hが設けられている。
第2の固定金具302は、山形鋼材11のL形両辺111の他方の辺の外側面に当接する第2当接部302aと、第2当接部302aの一端に該第2当接部302aから補強板材20の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第2締め付け部302bと、第2当接部302aの他端に連接され、L形両辺111の一方の辺の上端縁から山形鋼材11の開口部113側へ折り曲げ加工された第2連接部302cと、第2連接部302cの先端に設けられ、第2の固定金具302を補強板材20に固定する第2固定部302dを有している。
また、第2締め付け部302bには、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cが挿通される一対の穴302fが穿設されている。同様にして、第2固定部302dには、第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cが挿通される一対の穴302fが穿設されている。さらに、第1当接部301aと第1締め付け部301bとの連接箇所には補強用のリブ302gが設けられており、第2連接部302cと第2固定部302dとの連接箇所には補強用のリブ302hが設けられている。
また、第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cを第2固定部302dの穴302fに外側から挿入した後、そのボルト頭部303dを第2固定部302dに溶接により固着することで、第1の固定用ボルト・ナット303を第2の固定金具302に一体に組み込まれた構成になっている。同様にして、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cを第2締め付け部302bの穴302eに外側から挿入した後、そのボルト頭部304dを第2締め付け部302bに溶接により固着することで、第1の締め付け用ボルト・ナット304を第2締め付け部302bに一体に組み付けた構成になっている。
次に、上記のように構成された山形鋼補強装置を用いて、トラスト構造物10を構成する既存の山形鋼材11を補強する場合の施行手順について、図5を参照して説明する。
この場合は、まず、補強板材20の一端縁201が山形鋼材11の内側隅部112に当接されるようにして、補強板材20を既存の山形鋼材11の開口部113内に、その長手方向に沿って配置する。
しかる後、図5に示す山形鋼材11の長さの1/2に相当する中間箇所P1において、固定機構30を構成する第2の固定金具302に一体に組み付けられた一対の第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cを、中間箇所P1に対向する補強板材20の穴203に挿入し、かつ第2の固定金具302の第2当接部302aを山形鋼材11のL形両辺111の他方の辺の外側面に当接させる。
次いで、山形鋼材11を挟んで、上記第2の固定金具302と面対称に配置される第1の固定金具301の第1固定部301dに穿設された一対の穴301fに、補強板材20の穴203を通して突出される上記第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cを差し込み、穴301fを通して突出するボルト部303cに締め付け用のナット303aを螺合して仮止めする。さらに、第1の固定金具301の第1締め付け部301bに穿設された一対の穴301eに、上記第2の固定金具302に一体に組み付けられた第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cを差し込み、穴301eを通して突出するボルト部304cに締め付け用のナット304aを螺合して仮止めする。これにより、第1の固定金具301の第1当接部301a及び第2の固定金具302の第2当接部302aは、山形鋼材11のL形両辺111の外側面に当接されるとともに、補強板材20は、山形鋼材11の開口部113の角度を二分する中間位置に保持される。
次いで、図5に示すように、山形鋼材11の中間箇所P1から山形鋼材の両支点端までの間に一定の間隔で補強板材固定箇所P2、P3、P4・・・を設定する。この場合の間隔L1は、600mm程度が最も好ましい。また、補強板材固定箇所P4から支点端までの間隔L2は、1/4・L1であることが最も好ましい。
上記各補強板材固定箇所P2、P3、P4・・・においては、上記中間箇所P1で補強板材20を山形鋼材11に固定する場合と同様に、第1及び第2の固定金具301、302及び第1の固定用ボルト・ナット303と第1の締め付け用ボルト・ナット304を用いて、補強板材固定箇所P2から固定箇所P3、P4へと順番に実行し、補強板材20を山形鋼材11に仮止めする。
しかる後、山形鋼材11に対する補強板材20の配置位置及び姿勢が山形鋼材11の開口部113の角度を二分する中間位置に保持されているかを確認し、確認されたならば、中間箇所P1及び各固定箇所P2、P3、P4にある第1の固定用ボルト・ナット303の締め付け用のナット303a及び第1の締め付け用ボルト・ナット304の締め付け用のナット304aをそれぞれ締め付けて本締めする。
この場合、第1の締め付け用ボルト・ナット304の締め付け用ナット304aが本締めされることにより、第1の固定金具301の第1締め付け部301bと第2の固定金具302の第2締め付け部302bとが互いに接近する方向に締め付けられると、第1の固定金具301の第1当接部301a及び第2の固定金具302の第2当接部302aが山形鋼材11のL形両辺111と摺接しながら、それぞれ図4の矢印Z1、Z2の方向に移動されるとともに、第1の固定金具301及び第2の固定金具302を含めた補強板材20が図4の矢印Xの方向に移動し、補強板材20の一端縁201を山形鋼材11の内側隅部112に密着させ、山形鋼材11と一体化する。その後、第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cにロックナット303bを螺合して締め込む。さらに、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cにロックナット304bを螺合して締め込む。これにより、補強板材20は山形鋼材11に一体化されることになる。
このような本実施の山形鋼補強装置を用いて既存の山形鋼材を補強した場合の山形鋼材の座屈強度は、本実施の山形鋼補強装置を用いない山形鋼材に比較して、1.5倍から2倍程度、向上していることが確認された。
また、本実施の形態を示す山形鋼補強装置及び山形鋼の補強施行方法によれば、トラス構造物を構成する既存の山形鋼材に何らの加工を要しないとともに、山形鋼材の補強に使用される補強材も、既存山形鋼材の長さに相当する帯状の平板鋼材でよいため、ほとんど加工を要しない最小限の材料を利用して既存山形鋼を補強することができる。
また、本実施の形態によれば、上述した補強施行方法を用いることにより、補強板材20を既存山形鋼材11の開口部113内に、その長手方向に沿って配置した状態で、既存山形鋼材11のL形両辺111を外側面から第1及び第2の固定金具301、302で挟み込むようにして第1及び第2の固定金具301、302を面対称に配置し、この第1の固定金具301の第1固定部301d及び第2の固定金具302の第2固定部302dを第1の固定用ボルト・ナット303で補強板材20に固定し、さらに第1の固定金具301の第1締め付け部301bと第2の固定金具302の第2締め付け部302bを第1の締め付け用ボルト・ナット304で互いに接近する方向に締め付けることで補強板材20を既存の山形鋼材11に一体的に固定する補強動作を、既存山形鋼材11の長手方向の中間箇所から両支点端まで一定の間隔で順番に施行するように構成したので、既存山形鋼材11の用ボルト・ナットトラス構造物が存在する現地での既存山形鋼に対する補強工事が容易になり、併せて、施行の品質確保を容易に実現でき、作業時間の短縮及び補強工事のコスト低減することができる。
特に、既存山形鋼材の長さ方向の中間箇所において、固定機構30により補強板材20を既存山形鋼材11に一体的に固定する施行方式を採用したので、既存山形鋼材に生じ易い中間部での座屈がなくなり、山形鋼材全体の強度を向上できる。
また、本発明によれば、第1の固定用ボルト・ナット303及び第1の締め付け用ボルト・ナット304がロックナットを備えているので、本締めされた第1の固定用ボルト・ナット及び第1の締め付け用ボルト・ナットの緩みを防止でき、既存山形鋼材の補強状態を安定して維持できる。
また、本実施の形態によれば、固定機構を構成する固定金具が補強用のリブを備えることにより、固定金具の剛性が向上し、固定金具の薄肉化ができるとともに、固定機構による補強板材と山形鋼材との一体化を、より強固にでき、かつ一体化の経年変化が大幅に低減され、補強品質を向上できる。また、本実施の形態によれば、第1の固定用ボルト・ナット303を構成するボルト部303c及び第1の締め付け用ボルト・ナット304を構成するボルト部304cは、溶接により第2の固定金具302に接着され一体化されているため、補強施行時の固定用部品の取り扱いや管理が容易で、かつ簡素化できる。
次に、本発明に係る山形鋼補強装置の第2の実施の形態について、図6を参照して説明する。
この第2の実施の形態において、上記図4に示す山形鋼補強装置と異なる点は、L形の両辺が等しくない不等辺の山形鋼材40を補強するように構成されたところにある。
このために、本実施の形態における山形鋼材40は、図6に示すように、L形の一方の辺41の幅がL形の他方の辺42の幅より小さい構造になっている。これに伴い、固定機構30を構成する第1の固定金具301の第1当接部301aは、一方の辺41の幅に対応する寸法に形成される。また、第1の固定金具301を構成する第1締め付け部301b及び第1連接部3は、上記図4に示す場合と同様に形成される。そして、一方の辺41の幅が小さくなることに伴い、第1の固定金具301を構成する第1固定部301dの長さが上記図4に示す場合より長く形成されている。また、図4の同一の構成要素には図4と同一の符号を付して、その構成説明を省略する。
このような第2の実施の形態に示す山形鋼補強装置においても上記第1の実施の形態に示す場合と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明に係る山形鋼補強装置の第3の実施の形態について、図7〜図10を参照して説明する。
この第2の実施の形態に示す山形鋼の補強装置においては、図7に示すように、既存の山形鋼材11の補強に使用される補強板材20に、山形鋼材11の長さより短い複数、例えば3本の補強板材20A、20B、20Cを用い、この3本の補強板材20A、20B、20Cのうち、一番長い補強板材20Aを真中にして、補強板材20Aの一端に補強板材20Aより短い補強板材20Bを継ぎ合わせ、さらに補強板材20Aの他端に補強板材20Aより短い補強板材20Cを継ぎ合わせることで山形鋼材11の全長に亘り延在する長さに構成したものである。
各補強板材20A、20B、20Cの山形鋼材11への固定は、図7に示すように、上記第1の実施の形態に示す複数の固定機構30を用いることで行われる。そして、補強板材20Aと補強板材20Bとの継ぎ合わせ箇所P11、及び補強板材20Aと補強板材20Cとの継ぎ合わせ箇所P12の固定には、補強板材継手兼用の固定機構50が用いられている。
補強板材継手兼用の固定機構50は、図8〜図10に示すように、継ぎ合わせ箇所P11において(継ぎ合わせ箇所P12においても同様であるので、継ぎ合わせ箇所P11の場合のみについて説明する)、山形鋼材11のL形両辺111の外側から山形鋼材11を挟むように面対称に配置された第3の固定金具501及び第4の固定金具502を有しており、また、この第3の固定金具501及び第4の固定金具502は、互いに継ぎ合わされる補強板材20A及び補強板材20Bの端部に差し渡し状態に重合し得る長さを有している。
さらに、補強板材継手兼用の固定機構50は、山形鋼材11の開口部113側で第3の固定金具501及び第4の固定金具502の一端部を、互いに継ぎ合わされる補強板材20Aと補強板材20Bの幅方向の他端部202にそれぞれ固定する、高力ボルト・ナットからなる二対の第2の固定用ボルト・ナット503と、第2の固定用ボルト・ナット503と反対側に位置する第3の固定金具501及び第4の固定金具502の他端部を互いに接近する方向に締め付けて補強板材20A及び補強板材20Bの一端縁201を山形鋼材11の内側隅部112に密着させ、補強板材20A及び補強板材20Bと山形鋼材11とを一体化する、高力ボルト・ナットからなる二対の第2の締め付け用ボルト・ナット504を有している。
また、第2の固定用ボルト・ナット503は、締め付け用のナット503aのほかに、この締め付け用のナット503aの緩みを防止するロックナット503bを備えている。同様にして、第2の締め付け用ボルト・ナット504も、締め付け用のナット504aのほかに、この締め付け用のナット504aの緩みを防止するロックナット504bを備えている。
第3の固定金具501は、山形鋼材11のL形両辺111の一方の辺の外側面に当接する第3当接部501aと、第3当接部501aの一端に該第3当接部501aから補強板材20A及び補強板材20Bの幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第3締め付け部501bと、第3当接部501aの他端に連接され、L形両辺111の一方の辺の上端縁から山形鋼材11の開口部113側へ折り曲げ加工された第3連接部501cと、第3連接部501cの先端に設けられ、第3の固定金具501を補強板材20A及び補強板材20Bに固定する第3固定部501dを有している。
また、第3締め付け部501bには、第2の締め付け用ボルト・ナット504のボルト部504cが挿通される二対の穴501eが穿設されている。同様にして、第3固定部501dには、第3の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cが挿通される二対の穴501fが穿設されている。さらに、第3当接部501aと第3締め付け部501bとの連接箇所には補強用のリブ501gが設けられており、第3連接部501cと第3固定部501dとの連接箇所には補強用のリブ501hが設けられている。
第4の固定金具502は、山形鋼材11のL形両辺111の他方の辺の外側面に当接する第4当接部502aと、第4当接部502aの一端に該第4当接部502aから補強板材20A及び補強板材20Bの幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第4締め付け部502bと、第4当接部502aの他端に連接され、L形両辺111の一方の辺の上端縁から山形鋼材11の開口部113側へ折り曲げ加工された第4連接部502cと、第4連接部502cの先端に設けられ、第4の固定金具502を補強板材20A及び補強板材20Bに固定する第4固定部502dを有している。
また、第4締め付け部502bには、第2の締め付け用ボルト・ナット504のボルト部504cが挿通される二対の穴502fが穿設されている。同様にして、第4固定部502dには、第2の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cが挿通される二対の穴502fが穿設されている。さらに、第4当接部501aと第4締め付け部501bとの連接箇所には補強用のリブ502gが設けられており、第4連接部502cと第4固定部502dとの連接箇所には補強用のリブ502hが設けられている。
また、第2の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cを第4固定部502dの穴502fに外側から挿入した後、そのボルト頭部503dを第4固定部502dに溶接により固着することで、第1の固定用ボルト・ナット303を第2の固定金具302に一体に組み込まれた構成になっている。同様にして、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cを第2締め付け部302bの穴302eに外側から挿入した後、そのボルト頭部304dを第2締め付け部302bに溶接により固着することで、第1の締め付け用ボルト・ナット304を第2締め付け部302bに一体に組み付けた構成になっている。
次に、上記のように構成された補強板材継手兼用の固定機構50を用いて、補強板材20の継ぎ合わせ箇所P11及びP12で各補強板材20A、20B、20Cを既存の山形鋼材11に一体的に固定する場合の施行手順について説明する。
まず、3本の補強板材20A、20B、20Cを、一番長い補強板材20Aを真中に位置するようにして、既存の山形鋼材11の開口部113内に、その長手方向に沿って配置する。
しかる後、各補強板材20A、20B、20Cを、その長手方向の複数箇所で、上記第1の実施の形態に示す固定機構30を用いて既存の山形鋼材11に仮固定する。
次いで、補強板材継手兼用の固定機構50を構成する第4の固定金具502に固着された二対の第2の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cを、継ぎ合わせ箇所P11に対向する補強板材20の穴203に挿入し、かつ第4の固定金具502の第4当接部502aを山形鋼材11のL形両辺111の他方の辺の外側面に当接させる。
次いで、山形鋼材11を挟んで、上記第4の固定金具502と面対称に配置される第3の固定金具501の第3固定部501dに穿設された二対の穴501fに、補強板材20A及び補強板材20Bの穴203を通して突出される上記第2の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cを差し込み、穴501fを通して突出するボルト部503cに締め付け用のナット503aを螺合して仮止めする。さらに、第3の固定金具501の第3締め付け部501bに穿設された二対の穴501eに、上記第4の固定金具502に固着された第2の締め付け用ボルト・ナット504のボルト部504cを差し込み、穴501eを通して突出するボルト部504cに締め付け用のナット504aを螺合して仮止めする。これにより、第3の固定金具501の第3当接部501a及び第4の固定金具502の第4当接部502aは、山形鋼材11のL形両辺111の外側面に当接されるとともに、補強板材20A及び補強板材20Bは、山形鋼材11の開口部113の角度を二分する中間位置に保持される。
また、補強板材20Aと補強板材20Cとの継ぎ合わせ箇所P12においても、上記継ぎ合わせ箇所P11における場合と同様な施行を実行することにより、補強板材20Aと補強板材20Cとの継ぎ合わせ部も仮固定される。
次に、山形鋼材11に対する補強板材20A、20B、20Cの配置位置及び姿勢が山形鋼材11の開口部113の角度を二分する中間位置に保持されているかを確認し、確認されたならば、各固定機構30を構成する第1の固定用ボルト・ナット303の締め付け用のナット303a及び第1の締め付け用ボルト・ナット304の締め付け用のナット304aをそれぞれ締め付けて本締めする。同様にして、継ぎ合わせ箇所P11及びP12の補強板材継手兼用の固定機構50を構成する第2の固定用ボルト・ナット503の締め付け用のナット503a及び第2の締め付け用ボルト・ナット504の締め付け用のナット504aをそれぞれ締め付けて本締めする。これにより、補強板材20A、20B、20Cの一端縁201が山形鋼材11の内側隅部112に密着され、山形鋼材11と一体化される。
その後、第1の固定用ボルト・ナット303のボルト部303cにロックナット303bを螺合して締め込み、さらに、第1の締め付け用ボルト・ナット304のボルト部304cにロックナット304bを螺合して締め込む。同様にして、第2の固定用ボルト・ナット503のボルト部503cにロックナット503bを螺合して締め込み、さらに、第2の締め付け用ボルト・ナット404のボルト部504cにロックナット504bを螺合して締め込む。これにより、補強板材20A、20B、20Cは山形鋼材11に一体化されることになる。
このような第3の実施の形態に示す山形鋼補強装置においても上記第1の実施の形態に示す場合と同様の作用効果が得られる。
また、本第3の実施の形態によれば、山形鋼材11の長さより短い複数の補強板材20A、20B、20Cを継ぎ合わせることにより山形鋼材11の全長に亘り延在する長さの補強板材20を構成し、継ぎ合わされる各補強板材の互いの継ぎ合わせ箇所の固定に補強板材継手兼用の固定機構50を用いる構成にしたので、山形鋼材の補強に、これと同一の長さの補強板材を用意する必要がなくなり、これにより、補強板材の工事現場等への搬入や取り扱いが容易になり、山形鋼材の補強工事の効率化及び低コスト化を実現できる。
なお、本発明の山形鋼補強装置においては、上記実施の形態に示したように、第1の固定用ボルト・ナットのボルト部を第2の固定金具に固着し、第1の締め付け用ボルト・ナットのボルト部を第2の固定金具に固着し、または、第2の固定用ボルト・ナットのボルト部を第4の固定金具に固着し、第2の締め付け用ボルト・ナットのボルト部を第4の固定金具に固着した場合について説明したが、これに限らず、上述の固定用ボルト・ナットのボルト部及び締め付け用ボルト・ナットのボルト部を第1の固定金具または第3の固定金具に固着するようにしてもよく、あるいは第1及び第2の固定用ボルト・ナットまたは第1及び第2の締め付け用ボルト・ナットをそれぞれの固定金具と分離可能な方式であってもよい。
また、上記実施の形態では、ボルト挿通用の穴203を補強板材20の全長に亘り一定の間隔で形成した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、ボルト挿通用の穴203を固定金具30が装着される補強板材20の箇所にだけ形成する方式であってもよい。
この場合、補強板材20に形成されるボルト挿通用の穴203は、固定金具30の固定用ボルト・ナットの数と同じ、2個に限らず、固定用ボルト・ナットの数の3倍に相当する6個にすることが望ましい。その理由は既存の山形鋼材の組み立て状況に応じて、固定金具30の装着位置を山形鋼材の長手方向に変更できるようにするためである。
10…トラス構造物
11…山形鋼材
111…L形両辺
112…内側隅部
113…開口部
20…補強板材
203…穴
30…固定機構
301…第1の固定金具
301a…第1当接部
301b…第1締め付け部
301c…第1連接部
301d…第1固定部
301e…穴
301f…穴
301g…リブ
301h…リブ
302…第2の固定金具
302a…第2当接部
302b…第2締め付け部
302c…第2連接部
302d…第2固定部
302e…穴
302f…穴
302g…リブ
302h…リブ
303…第1の固定用ボルト・ナット
303a…締め付けナット
303b…ロックナット
304…第1の締め付け用ボルト・ナット
304a…締め付けナット
304b…ロックナット
40…山形鋼材
50…補強板材継手兼用の固定機構
501…第3の固定金具
501a…第3当接部
501b…第3締め付け部
501c…第3連接部
501d…第3固定部
501e…穴
501f…穴
501g…リブ
501h…リブ
502…第4の固定金具
502a…第4当接部
502b…第4締め付け部
502c…第4連接部
502d…第4固定部
502e…穴
502f…穴
502g…リブ
502h…リブ
503…第2の固定用ボルト・ナット
503a…締め付けナット
503b…ロックナット
504…第2の締め付け用ボルト・ナット
504a…締め付けナット
504b…ロックナット

Claims (13)

  1. 既設のトラス構造物を構成するL形の両辺が等しい等辺山形鋼材もしくはL形の両辺が等しくない不等辺山形鋼材(以下単に山形鋼材という)を補強するための補強装置であって、
    前記山形鋼材の前記L形両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記L形両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記山形鋼材の長手方向の全長に亘り延在して配置された補強板材と、
    前記山形鋼材の長手方向の複数箇所で前記補強板材を前記山形鋼材に一体に固定する複数の固定機構とを備え、
    前記固定機構は、前記L形両辺の外側から前記山形鋼材を挟むように面対称に配置される第1及び第2の固定金具と、前記山形鋼材の開口部側で前記第1及び第2の固定金具の一端部を前記補強板材の幅方向の他端部に固定する第1の固定用ボルト・ナットと、前記第1の固定用ボルト・ナットと反対側に位置する前記第1及び第2の固定金具の他端部を互いに接近する方向に締め付けて前記補強板材と前記山形鋼材とを一体化する第1の締め付け用ボルト・ナットを有し、
    前記第1の固定金具は、前記L形両辺の一方の辺の外側面に当接する第1当接部と、前記第1当接部の一端に該第1当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第1締め付け部と、前記第1当接部の他端に連接され前記一方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第1連接部と、前記第1連接部の先端に設けられ前記第1の固定金具を前記補強板材に固定する第1固定部を有し、
    前記第2の固定金具は、前記L形両辺の他方の辺の外側面に当接する第2当接部と、前記第2当接部の一端に該第2当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第2締め付け部と、前記第2当接部の他端に連接され前記他方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第2連接部と、前記第2連接部の先端に設けられ前記第2の固定金具を前記補強板材に固定する第2固定部を有し、
    前記第1固定部と前記第2固定部は前記第1の固定用ボルト・ナットで前記補強板材に固定され、
    前記第1締め付け部と前記第2締め付け部を前記第1の締め付け用ボルト・ナットにより互いに接近する方向に締め付けることで前記補強板材が前記山形鋼材に一体に固定されるように構成されている、
    ことを特徴とする山形鋼の補強装置。
  2. 前記第1の固定用ボルト・ナットのボルトは、前記第1の固定金具の第1固定部及び前記第2の固定金具の第2固定部の何れか一方に予め固定状態に設けられ、前記第1の締め付け用ボルト・ナットのボルトは、前記第1の固定金具の第1締め付け部及び前記第2の固定金具の第2締め付け部の何れか一方に予め固定状態に設けられていることを特徴とする請求項1記載の山形鋼の補強装置。
  3. 前記第1の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項1または2記載の山形鋼の補強装置。
  4. 前記第1の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  5. 前記第1当接部と前記第1締め付け部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第2当接部と前記第2締め付け部との連接部に補強用のリブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  6. 前記第1連接部と前記第1固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第2連接部と前記第2固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  7. 前記補強板材は、前記山形鋼材の長さより短い複数の補強板材を継ぎ合わせることで前記山形鋼材の全長に亘り延在する長さに構成され、前記継ぎ合わされる各補強板材は前記山形鋼材の長手方向の複数箇所で前記山形鋼材に一体に固定され、さらに前記継ぎ合わされる各補強板材の互いの継ぎ合わせ箇所の固定には補強板材継手兼用の固定機構が用いられ、
    前記補強板材継手兼用の固定機構は、前記継ぎ合わせ箇所に前記L形両辺の外側から前記山形鋼材を挟むように面対称に配置され、かつ前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に差し渡し状態に重合し得る長さの第3及び第4の固定金具と、前記山形鋼材の開口部側で前記第3及び第4の固定金具の一端部を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の幅方向の他端部に固定する第2の固定用ボルト・ナットと、前記第2の固定用ボルト・ナットと反対側に位置する前記第3及び第4の固定金具の他端部を互いに接近する方向に締め付ける第2の締め付け用ボルト・ナットを有し、
    前記第3の固定金具は、前記L形両辺の一方の辺の外側面に当接する第3当接部と、前記第3当接部の一端に該第3当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第3締め付け部と、前記第3当接部の他端に連接され前記一方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第3連接部と、前記第3連接部の先端に設けられ前記第3の固定金具を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定する第3固定部を有し、
    前記第4の固定金具は、前記L形両辺の他方の辺の外側面に当接する第4当接部と、前記第4当接部の一端に該第4当接部から前記補強板材の幅方向と平行にかつ離間する方向に延在して設けられた第4締め付け部と、前記第4当接部の他端に連接され前記他方の辺の上端縁から前記山形鋼材の開口部側へ折り曲げ加工された第4連接部と、前記第4連接部の先端に設けられ前記第4の固定金具を前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定する第4固定部を有し、
    前記第3固定部と前記第4固定部は前記第2の固定用ボルト・ナットで前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部に固定され、
    前記第3締め付け部と前記第4締め付け部を前記第2の締め付け用ボルト・ナットにより互いに接近する方向に締め付けることで前記互いに継ぎ合わされる両補強板材の端部が前記山形鋼材に一体に固定されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の山形鋼の補強装置。
  8. 前記第2の固定用ボルト・ナットのボルトは、前記第3の固定金具の第3固定部及び前記第4の固定金具の第4固定部の何れか一方に予め固定状態に設けられ、前記第2の締め付け用ボルト・ナットのボルトは、前記第3の固定金具の第3締め付け部及び前記第4の固定金具の第4締め付け部の何れか一方に予め固定状態に設けられていることを特徴とする請求項7記載の山形鋼の補強装置。
  9. 前記第2の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項7または8記載の山形鋼の補強装置。
  10. 前記第2の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  11. 前記第3当接部と前記第3締め付け部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第4当接部と前記第4締め付け部との連接部に補強用のリブが設けられていることを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  12. 前記第3連接部と前記第3固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられ、前記第4連接部と前記第4固定部との連接箇所に補強用のリブが設けられていることを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載の山形鋼の補強装置。
  13. 請求項1乃至6の何れか一項に記載した山形鋼補強装置を構成する補強板材及び固定機構を用いて山形鋼材を補強するための山形鋼補強施工方法であって、
    既設の前記山形鋼材の開口部内に前記補強板材を前記山形鋼材の長手方向に沿って配置した後、前記山形鋼材の長手方向の中間に位置する中間箇所において前記固定機構を構成する第1及び第2の固定金具及び第1の固定用ボルト・ナットと第1の締め付け用ボルト・ナットを用いて前記補強板材を前記山形鋼材に固定し、
    次いで、前記中間箇所から前記山形鋼材の両支点端までの間に一定の間隔で補強板材固定箇所を設定し、これら各設定箇所において前記中間箇所から前記山形鋼材の両端方向に向け前記固定機構を構成する第1及び第2の固定金具及び第1の固定用ボルト・ナットと第1の締め付け用ボルト・ナットを用いて前記補強板材を前記各設定箇所ごとに前記山形鋼材に順に固定し、
    さらに、前記中間箇所及び各設定箇所における前記第1の固定用ボルト・ナット及び前記第1の締め付け用ボルト・ナットを本締めした後、これら第1の固定用ボルト・ナット及び第1の締め付け用ボルト・ナットに緩み防止用のロックナットを取り付けて締め込む、
    ことを特徴とする山形鋼補強施工方法。
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