JPH086167Y2 - クリーンブース - Google Patents

クリーンブース

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JPH086167Y2
JPH086167Y2 JP1992060280U JP6028092U JPH086167Y2 JP H086167 Y2 JPH086167 Y2 JP H086167Y2 JP 1992060280 U JP1992060280 U JP 1992060280U JP 6028092 U JP6028092 U JP 6028092U JP H086167 Y2 JPH086167 Y2 JP H086167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
booth
work
clean
air
work booth
Prior art date
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Application number
JP1992060280U
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English (en)
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JPH0618821U (ja
Inventor
好秀 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airtech Japan Ltd
Original Assignee
Airtech Japan Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、温度及び湿度の調節機
能を有する簡易設置型のクリーンブースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造業をはじめ種々の研究機関,
医療機関等においては、密閉された室内を空気清浄し、
或いは室内を加圧するなどして室外の塵や埃等が室内に
侵入するのを防止すると共に、温度及び湿度を制御して
一定に保持したクリーンルームが利用されている。
【0003】通常、クリーンルームは室内全体の空気清
浄及び温湿度制御を行なうため、大規模な設備投資が必
要となるが、作業スペースが小さくてかまわない場合
は、屋内に密閉された比較的小規模の作業ブースを仮設
して、該ブース内を空気清浄することによりクリーンル
ームと同等の作業環境を得ることが、より有効であると
いえる。
【0004】このようなクリーンブースとしては、比較
的簡単なフレーム構造により支持された支柱に透明のビ
ニールシートを囲繞したものや、重に設けた金属板の
間に断熱材を挿入してなる断熱パネルにより作業ブース
の周囲を遮蔽したもの等が知られている。
【0005】このうち、前者は、断熱性に乏しいため温
度及び湿度を一定に保持するためには周囲の室温をも一
定に保持する必要があり、温湿度制御機能を備えたクリ
ーンブースとしては不適当である。
【0006】また後者は、クリーンブースとしての性能
は優れているが、断熱パネル自体高価であるのみなら
ず、該パネルを支持するための堅牢なフレーム構造が必
要となり、且つ、組立てにも専門技術を必要とし、コス
ト高になってしまうといった問題点を有していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の技術
のこのような点に鑑みて、構造が簡単で、容易に組立
て、設置が可能であり、且つ、断熱性に優れ温湿度制御
に適したクリーンブースを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】内部に一定の作業スペー
スを形成した作業ブースと、該作業ブースに付設され作
業ブース内の空気清浄及び温湿度制御を行う空調ユニッ
トとからなるクリーンブースにおいて、上記作業ブース
の周壁部分を、その内部に密閉空気層を形成したシート
材料からなる袋体で構成した。
【0009】
【作用】袋体の内部に形成された密閉空気層の断熱作用
により、作業ブース内部では温湿度制御を容易且つ効果
に行なうことが可能となる。また、シート材料からな
る袋体は軽量であるので、クリーンブースの支持構造を
簡単にできると共に、袋体は空気を封入することによ
り、それ自体に壁材としての保形性が得られ、組立て設
置が容易である。
【0010】
【実施例】実施例について図面と共に説明する。本考案
クリーンブースは、図及び図に示すように、空調ユ
ニットA及び上部にフィルターユニットFが設けられて
いる作業ブースBから構成され、作業ブースBの側面に
空調ユニットAを付設してなるものである。
【0011】空調ユニットAは、作業ブースBに向けて
開口されたプレフィルターを内設しているリターンルー
バー1,ヒートコンバータを内蔵している空調機2,1
次チャンバー3より2次チャンバー4に向けて設けた2
台のファンを同軸に並設してなる1次ブロア5,及び、
2次チャンバー4より作業ブースBのフィルターユニッ
トF内に向けて設けた、2次ブロア6等から構成されて
おり、正面には操作盤7が設けられている。
【0012】作業ブースBは、下端にストッパー付きの
キャスター8が設けられた4本の支柱9の上端を、長2
本,短2本の計4本の梁10に固着して支持し、補強部
材11により補強することにより形成される支持フレー
ムと、周壁部分とからなり、該周壁部分の一方の側面に
は前記空調ユニットAが配置され、他の側面は作業ブー
スBへの出入口12となっている。そして、該出入口1
2を含めて作業ブースBの空調ユニットA以外の周壁部
分は、後述の如く袋体30をなすビニールシートV1,
V2、及び二重に張設されたビニールシートV3,V4
で構成され、また、作業ブースBの天井部分にはフィル
ターユニットFが設けられている。
【0013】フィルターユニットFは、内側に断熱材1
3を設けたケース14内にメインフィルター15を設
け、該フィルター15の下側であるケース14の下面は
作業ブースBの天井部分に面して開口されており、図中
右側端は導入口となっており、空調ユニットAの2次ブ
ロア6が接続される。また、フィルターユニットFの下
面には2個の照明灯16が取り付けられている。
【0014】作業ブースBの正面及び背面の周壁部分
は、図3a及びbに示す如く、2枚のビニールシート
1,V2を表面とするビニール製の袋体30に栓31よ
り空気を封入して、該袋体30の内部に密閉空気層17
を形成し、更に、梁10の下面、及び、隣接する支柱の
下端に亘って、それぞれ、U字状断面のチャンネル3
2,33を対向して設け、該チャンネル32,33に上
記袋体30を嵌入し、且つ、それぞれの袋体30の間及
び袋体30と支柱9との間を面ファスナーMにより係着
している。また、出入口12は重のビニールシートV
3,V4により開閉可能な状態に遮蔽することにより作
業ブースBの気密性を高めている。即ち出入口12の二
重になっている外側のビニールシートV3は中央部にお
いて重なり合うように2分割されて梁10より垂下して
設け、且つ、両側縁部においては、図に示すように、
ビニールシートV3及び支柱9にそれぞれ設けた面ファ
スナーMを係合させて、上記シートV3を支柱9に係着
しており、また、内側のビニールシートV4は入室を容
易にするために数枚の細長い短冊状のビニールシートV
4を、隣接部において少しづつ重なり合うようにして梁
10より垂下して設け、それぞれのビニールシートV
3,V4の間に密閉空気層18を形成している。
【0015】そして上記袋体30をなすビニールシート
V1,V2、及び、V3,V4として透明なビニールシ
ート材を用いれば、作業ブースB内での外部に対する視
界が確保されると共に、外部からも作業ブースB内での
作業状況が確認できる。
【0016】次に、上述の実施例に基づいて作用を説明
する。
【0017】リターンルーバー1より取り入れられた作
業ブースB内の空気は、空調機2により温湿度制御され
た状態で1次チャンバー3に送られ1次ブロア5により
2次チャンバー4に送られる。
【0018】更に、2次チャンバー4より、2次ブロア
6によりフィルターユニットF内へ送られた空気はメイ
ンフィルター15により空気清浄され作業ブースB内へ
と還元される。
【0019】作業ブースB内は、内部密閉空気層17
形成した袋体30をなすビニールシートV1,V2
び二重に張設した出入口12のビニールシートV3,V
により遮蔽されているので外部に対する断熱性が確保
され、容易且つ効果的に温湿度制御でき、且つ、塵、埃
等が抑制された清浄な作業環境に保たれる。
【0020】また、上記袋体をなすビニールシートV
1,V2及び、二重に張設した出入口12のビニールシ
ートV3,V4は、従来の断熱パネルに比べて安価、且
つ、軽量であると共に、面ファスナーM等により容易に
取り付け可能である特に、袋体30は空気を封入する
ことにより壁材としての保形性が得られるので、組立
て、設置が一層容易になる。
【0021】
【考案の効果】本考案クリーンブースは、上述のとお
り、内部に一定の作業スペースを形成した作業ブース
と、該作業ブースに付設され作業ブース内の空気清浄及
び温湿度制御を行う空調ユニットとからなるクリーンブ
ースにおいて、上記作業ブースの周壁部分を、その内部
に密閉空気層を形成したシート材料からなる袋体で構成
したので、袋体内部の密閉空気層により良好な断熱性
得られ、温湿度制御を容易且つ効果的に行なうことが可
能であると共に、袋体は安価であり、且つ、軽量である
ために支持構造を簡素化でき、更に袋体は、空気を封入
することで、それ自体に壁材としての保形性が得られ組
立て設置が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のクリーンブースを示す正面図で
ある
【図2】本考案実施例のクリーンブースを示す一部切除
した平面図である。
【図3】aは本考案実施例の作業ブースの平断面図、b
は要部斜視図である。
【符号の説明】
A 空調ユニット B 作業ブース F フィルターユニット V1,V2,V3,V4 ビニールシート9 支柱 10 梁 11 補強部材 17,18 密閉空気層 30 袋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に一定の作業スペースを形成した作
    業ブースと、該作業ブースに付設され作業ブース内の空
    気清浄及び温湿度制御を行う空調ユニットとからなるク
    リーンブースにおいて、上記作業ブースの周壁部分を、
    その内部に密閉空気層を形成したシート材料からなる袋
    体で構成したことを特徴とするクリーンブース。
JP1992060280U 1992-08-04 1992-08-04 クリーンブース Expired - Lifetime JPH086167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992060280U JPH086167Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 クリーンブース

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JP1992060280U JPH086167Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 クリーンブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0618821U JPH0618821U (ja) 1994-03-11
JPH086167Y2 true JPH086167Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=13137582

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JP1992060280U Expired - Lifetime JPH086167Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 クリーンブース

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