JPH04311743A - 半導電性組成物 - Google Patents

半導電性組成物

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JPH04311743A
JPH04311743A JP10471191A JP10471191A JPH04311743A JP H04311743 A JPH04311743 A JP H04311743A JP 10471191 A JP10471191 A JP 10471191A JP 10471191 A JP10471191 A JP 10471191A JP H04311743 A JPH04311743 A JP H04311743A
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JP
Japan
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mfr
density
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Application number
JP10471191A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
寛 加藤
Yoshiji Miyashita
芳次 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04311743A publication Critical patent/JPH04311743A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂層に良好に密着し
、かつ剥離も容易な半導電層を形成できて、架橋ポリオ
レフィン絶縁ケーブル等に好適な半導電性組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの絶縁層の内外に電界を緩
和すべく半導電層が設けられている。その半導電層に要
求される性能に、絶縁層との隙間ない密着と、絶縁層か
らの容易な剥離がある。密着性はコロナ放電防止の点よ
り要求され、剥離容易性は電力ケーブルの接続性、ない
し端末作業性等の点より要求される。
【0003】従来、前記した半導電層の形成材としては
、エチレン・酢酸ビニルを樹脂成分とするものが知られ
ていた。しかしながら、無極性の架橋ポリオレフィンか
らなる絶縁層に対してすらも強く接着し、極性樹脂から
なる絶縁層の場合と同様、剥離することは実質的に不可
能であった。かかる点より、絶縁層と半導電層との過度
の接着は、剥離を困難にして作業に長時間と熟練技術を
要するばかりでなく、絶縁層を傷付けやすい問題点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、極性の架橋
ポリオレフィン等からなる絶縁層に対しても隙間なく密
着してかつ、剥離が容易な半導電層を形成できる半導電
性組成物の開発を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、MFRが1.
5〜5.0の低密度高圧法ポリエチレン60〜40重量
部と、シリコーンを40〜55重量%含有する低密度高
圧法ポリエチレン・シリコーンコンセントレート20〜
30重量部と、MFRが3.5〜20で密度が0.88
〜0.90g/cm3のエチレン・α−オレフィン共重
合体及び/又はMFRが0.2〜3.0で密度が0.8
8〜0.89g/cm3のポリオレフィンエラストマー
20〜30重量部とからなる樹脂成分100重量部に、
導電性カーボンブラック30〜55重量部、高級脂肪酸
及び/又はその二価金属塩0.2〜5.0重量部、ヒン
ダードフェノール系酸化防止剤0.3〜4.0重量部及
び有機過酸化物系架橋剤0.3〜4.0重量部を配合し
てなることを特徴とする半導電性組成物を提供するもの
である。
【0006】本発明では樹脂成分として、MFRが1.
5〜5.0の低密度高圧法ポリエチレンと、シリコーン
を40〜55重量%含有する低密度高圧法ポリエチレン
・シリコーンコンセントレートと、MFRが3.5〜2
0で密度が0.88〜0.90g/cm3のエチレン・
α−オレフィン共重合体及び/又はMFRが0.2〜3
.0で密度が0.88〜0.89g/cm3のポリオレ
フィンエラストマーが併用される。
【0007】MFRが1.5〜5.0の低密度高圧法ポ
リエチレンの例としては、ユカロンEH30、同YK3
0、同YK60、同LK30、同LK50、同ZH51
、同ZH52、同NH50(いずれも商品名、三菱油化
社製)、NUC9025、同9026(いずれも商品名
、日本ユニカー社製)などがあげられる。
【0008】シリコーンを40〜55重量%含有する低
密度高圧法ポリエチレン・シリコーンコンセントレート
の例としては、シリコーンコンセントレートBY27−
002(商品名、東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製)などがあげられる。
【0009】MFRが3.5〜20で密度が0.88〜
0.90g/cm3のエチレン・α−オレフィン共重合
体の例としては、タフマーA4085、同A4090、
同A20090(いずれも商品名、三井石油化学社製)
などがあげられる。
【0010】MFRが0.2〜3.0で密度が0.88
〜0.89g/cm3のポリオレフィンエラストマーの
例としては、タフマーP−0280、同P−0480、
同P−0680(いずれも商品名、三井石油化学社製)
などがあげられる。
【0011】上記の樹脂からなる各成分の使用割合は、
低密度高圧法ポリエチレン60〜40重量部、低密度高
圧法ポリエチレン・シリコーンコンセントレート20〜
30重量部、エチレン・α−オレフィン共重合体及び/
又はポリオレフィンエラストマー20〜30重量部であ
る。かかる組成とすることにより、密着性と剥離容易性
とが両立したものとすることができる。
【0012】本発明の半導電性組成物は、前記樹脂成分
100重量部あたり1種又は2種以上の、導電性カーボ
ンブラック30〜55重量部と、高級脂肪酸及び/又は
その二価金属塩0.2〜5.0重量部と、ヒンダードフ
ェノール系酸化防止剤0.3〜4.0重量部と、有機過
酸化物系架橋剤0.3〜4.0重量部とを配合したもの
である。かかる配合により、半導電性、押出し成形性、
強度などの性能を付与することができ、電力ケーブル用
途などに適する性能をもたせることができる。
【0013】好ましく用いうる導電性カーボンブラック
としては、ファーネスブラックやアセチレンブラックな
どがあげられる。その例としては、Vulcan XC
−72(商品名、キャボット社製)、#4500、#5
500(いずれも商品名、東海カーボン社製)などがあ
げられる。
【0014】高級脂肪酸及び/又はその二価金属塩の例
としては、リノール酸、リノレン酸、パルミチン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、ないしそれらの亜鉛塩、カル
シウム塩、マグネシウム塩などがあげられる。就中、リ
ノール酸、オレイン酸、ステアリン酸、ないしそれらの
亜鉛塩が好ましく用いられる。
【0015】好ましく用いうるヒンダードフェノール系
酸化防止剤の例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4
−エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノール、2,2−メチレンビス(4−エチル−
6−t−ブチルフェノール)、2,2−メチレンビス(
4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,5−ジ
−t−ブチルハイドロキノンなどがあげられる。
【0016】好ましく用いうる有機過酸化物系架橋剤の
例としては、ジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(
t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サンなどがあげられる。
【0017】本発明の半導電性組成物は、上記した各成
分をロールミルや押出し機等の適宜な装置を使用して混
合することにより得ることができる。その混合に際して
は、必要に応じ用いられることのある他の添加剤、例え
ば安定剤などを配合してもよい。本発明の半導電性組成
物の用途について特に限定はない。就中、電力ケーブル
における架橋ポリオレフィン系絶縁層の内外への半導電
層の付与に好ましく用いられる。
【0018】
【発明の効果】本発明の半導電性組成物によれば、架橋
ポリオレフィン等からなる極性の樹脂層に対しても、隙
間のない良好な密着状態を示すと共に、その樹脂層から
容易に剥離できる半導電層を、押出し方式等により安定
して形成することができる。
【0019】
【実施例】実施例1 低密度高圧法ポリエチレン(ユカロンEH30)50部
(重量部、以下同じ)、低密度高圧法ポリエチレン・シ
リコーンコンセントレート(BY27−002)25部
、エチレン・α−オレフィン共重合体(タフマーA40
90)25部、導電性カーボンブラック(Vulcan
 XC−72)40部、ステアリン酸1部、2,2−メ
チレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)
1.5部、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン0.4部をロールミルにて、120℃
で10分間混合して半導電性組成物を得た。
【0020】実施例2 ユカロンEH30:50部、BY27−002:25部
、ポリオレフィンエラストマーペレット(タフマーP−
0680)25部、Vulcan XC−72:40部
、ステアリン酸2部、2,2−メチレンビス(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)1.5部、1,3−ビ
ス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.
4部をロールミルにて、120℃で10分間混合して半
導電性組成物を得た。
【0021】実施例3 ユカロンEH30:60部、BY27−002:25部
、タフマーP−0680:5部、タフマーA4090:
10部、Vulcan XC−72:40部、ステアリ
ン酸亜鉛2部、2,2−メチレンビス(4−エチル−6
−t−ブチルフェノール)3部、1,3−ビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.4部をロー
ルミルにて120℃で10分間混合して半導電性組成物
を得た。
【0022】実施例4 低密度高圧法ポリエチレン(ユカロンLK30)40部
、BY27−002:30部、タフマーP−0680:
20部、タフマーA4090:10部、VulcanX
C−72:40部、ステアリン酸亜鉛2部、2,5−ジ
−t−ブチルハイドロキノン3部、1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.8部をロ
ールミルにて120℃で10分間混合して半導電性組成
物を得た。
【0023】実施例5 低密度高圧法ポリエチレン(ユカロンLK50)40部
、BY27−002:30部、タフマーA4090:3
0部、アセチレンブラック50部、ステアリン酸2部、
2,2−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)2部、ジクミルパーオキサイド0.8部をロ
ールミルにて120℃で10分間混合して半導電性組成
物を得た。
【0024】実施例6 低密度高圧法ポリエチレン(NUC9025)50部、
BY27−002:25部、タフマーP−0680:1
5部、タフマーA4090:10部、導電性カーボンブ
ラック(#4500)45部、ステアリン酸亜鉛2部、
2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール2部、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキサン1部をロールミルにて120℃で10分間混
合して半導電性組成物を得た。
【0025】比較例 ユカロンEH30:75部、タフマーP−0680:1
0部、タフマーA4090:10部、アセチレンブラッ
ク55部、ステアリン酸2部、2,2−メチレンビス(
4−メチル−6−t−ブチルフェノール)0.3部、ジ
クミルパーオキサイド2部をロールミルにて120℃で
10分間混合して半導電性組成物を得た。
【0026】剥離強度 実施例、比較例で得た半導電性組成物をホットプレスに
て150℃で予備成形し、厚さ1mmの半導電層用のシ
ートを形成した。一方、MFRが1.1で密度が0.9
2g/cm3の低密度高圧法ポリエチレン70部、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体30部、ジクミルパーオキサ
イド2部、及び2,2−メチレンビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェノール)0.3部を混合してなる絶縁
層形成用の組成物を用いて前記に準じ、厚さ1mmのシ
ートを形成した。
【0027】前記の半導電層用シートと絶縁層形成用シ
ートを、重ね合わせてホットプレスにて180℃で45
分間加熱架橋させると共に、シート間を密着させた。つ
いで、得られた積層プレス体について、半導電層用シー
トと絶縁層形成用シートとの剥離強度を調べた。結果を
表1に示した。
【0028】
【0029】表より、実施例においては、良好な密着性
と剥離容易性とが両立していることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  MFRが1.5〜5.0の低密度高圧
    法ポリエチレン60〜40重量部と、シリコーンを40
    〜55重量%含有する低密度高圧法ポリエチレン・シリ
    コーンコンセントレート20〜30重量部と、MFRが
    3.5〜20で密度が0.88〜0.90g/cm3の
    エチレン・α−オレフィン共重合体及び/又はMFRが
    0.2〜3.0で密度が0.88〜0.89g/cm3
    のポリオレフィンエラストマー20〜30重量部とから
    なる樹脂成分100重量部に、導電性カーボンブラック
    30〜55重量部、高級脂肪酸及び/又はその二価金属
    塩0.2〜5.0重量部、ヒンダードフェノール系酸化
    防止剤0.3〜4.0重量部及び有機過酸化物系架橋剤
    0.3〜4.0重量部を配合してなることを特徴とする
    半導電性組成物。
JP10471191A 1991-04-10 1991-04-10 半導電性組成物 Pending JPH04311743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505555A (ja) * 2009-09-22 2013-02-14 ユニオン カーバイド ケミカルズ アンド プラスティックス テクノロジー エルエルシー 柔軟性の成形又は押出製品及びそれらを製造するための半導電性化合物(関連出願の相互参照)本願は、参照によりその内容が全体として本明細書に組み込まれる2009年9月22日に出願された米国特許仮出願第61/244,618号明細書の利益を主張するものである。

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505555A (ja) * 2009-09-22 2013-02-14 ユニオン カーバイド ケミカルズ アンド プラスティックス テクノロジー エルエルシー 柔軟性の成形又は押出製品及びそれらを製造するための半導電性化合物(関連出願の相互参照)本願は、参照によりその内容が全体として本明細書に組み込まれる2009年9月22日に出願された米国特許仮出願第61/244,618号明細書の利益を主張するものである。

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