JPH0430817B2 - - Google Patents

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JPH0430817B2
JPH0430817B2 JP63335549A JP33554988A JPH0430817B2 JP H0430817 B2 JPH0430817 B2 JP H0430817B2 JP 63335549 A JP63335549 A JP 63335549A JP 33554988 A JP33554988 A JP 33554988A JP H0430817 B2 JPH0430817 B2 JP H0430817B2
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    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/14Beheading, eviscerating, or cleaning fish
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はすけそう鱈等の魚体から鱈子とするた
めの魚卵を連続自動的に採取する装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来から、すけそう鱈等の魚体から魚卵を採取
するには人手により行われていたが、能率が極め
て悪いために、近年、機械的に行う装置が開発さ
れるようになつた。
このような装置としては、特公昭59−26257号
公報に記載されているような鱈子採取装置があ
る。
この装置は、魚体の原部を進行方向に向けてそ
の尾部を挟持した状態で魚体を搬送し、その搬送
途上に、スプリング力により魚体の腹部側に向か
つて牽引されている押出ヘラを水平方向に回動自
在に配設し、この押出ヘラを魚体の進行によりそ
の腹腔部に当接させて頭部側に相対的に摺動させ
ることにより、腹腔内の鱈子を切断頭部側に絞り
出すように構成しているものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような装置によれば、押出
ヘラが魚体の腹部に当接した場合、スプリング力
が弱いと押出ヘラが単に魚体の腹部に摺接するに
止まつて腹部内から鱈子となる魚卵を絞り出すこ
とができず、又、スプリング力を強くすると、魚
体が押出ヘラの押圧力に従つて後方に彎曲して逃
げが生じ、押出ヘラの魚体腹部に対する食い込み
が少なくなつて魚卵の絞り出しが殆ど行えなくな
るものである。
このため、このような押出しヘラを装置の2カ
所以上に配設して魚卵の絞り出しを行つている
が、このような構造では、装置全体が大型化する
ばかりでなく、魚卵採取個所が異なつて作業性を
低下させることになる。
又、押出ヘラの配設位置は一定であるにも拘わ
らず、搬送されてくる魚体の腹部の位置が正確に
設定されていないために、押出ヘラが腹部の中央
部寄りに当接する場合が生じて魚卵が押し潰さ
れ、商品価値を著しく低下させるばかりでなく、
魚卵の採取が困難となる場合が生じる等の問題点
があつた。
また、特開昭60−98938号公報に示されている
ように、魚卵採取位置で魚体の腹部押圧部材に対
向して魚体の背部を受止する固定背当てガイドを
設け、腹部押圧部材の押し付けによる魚卵採取時
に、魚体の背部を受止してその押し付け力を魚体
の腹部に確実に作用させるように構成した魚卵採
取装置も知られているが、背当てガイドは、魚体
の尾部を挾着しながら搬送するベルトと腹部押圧
部材との間に配設しなければならないことから、
搬送ベルトにより挾着された尾部に連なる魚体の
胴体下半部を、該固定背当てガイドを通じて腹部
押圧部材側に突出させなければならず、従つて、
このような固定背当てガイドでは、該ガイドを魚
体の胴体下半部が挿通可能な間隔を存して上下に
2分割した構造とする必要がある。
このように構成すると、腹部押圧部材を押し付
けて魚卵の採取を行う際に、魚体の背部が腹部押
圧部材からの押圧力によつて固定背当てガイドの
上部間隔部に食い込み、その状態で尾部を挟持し
た搬送ベルトが一定の速度で移動するものである
から、固定背当てガイドと魚体間に大きな摩擦力
が発生し、魚体がその摩擦力に抗して引つ張られ
て魚肉が損傷したり挟持された尾部から引き千切
れる虞れがある。
さらに、腹部押圧部材も魚体の腹部を押し付け
ながら腹部上を大きな摩擦力でもつて摺動するも
のであるから、腹鰭に引つ掛かつたりして魚卵の
絞り出しが行われる前に腹部の魚肉が削ぎ取られ
る虞れがあり、しかも、上記のように背当てガイ
ドが固定であから、この背当てガイドと腹部押圧
部材とを固定させて両者間に魚体を挟圧させなが
ら引き出すという魚卵採取状態となつて一層大き
な摩擦力が発生し、魚卵の採取に無理が生じて円
滑な採取ができなくなるという問題点があつた。
本発明はこのような問題点を解消し得る魚卵採
取装置の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の魚卵採取
装置は、魚体の腹部を搬送方向に向けた状態で搬
送するコンベアー装置と、搬送途上で尾部を挟持
する尾部搬送挟持手段と、この尾部搬送挟持手段
と前記コンベアー装置との間に配設されてこれら
の尾部搬送挟持手段とコンベアー装置と共に同一
速度で移動し且つ下部ベルト側に魚体載置部と魚
卵採取時において魚体の背部を全面的に受止する
受止フレームとを交互に設けてなる上下一対の無
端挟持ベルトと、搬送途上で魚体の頭部を切断す
るカツターと、スプリング力により常時閉止する
方向に付勢された上下一対のアームの先端にそれ
ぞれ軸支されて魚体の腹部を腹鰭の両側から挟圧
するように構成した上下一対の魚卵採取用押圧ロ
ールと、これらの押圧ロールを設けた上記一対の
アームを搬送されてくる魚体の搬送速度に同調し
て前記上下挟持ベルト側に向かつて往復動させる
機構とから構成されているものである。
〔作用〕
コンベアー装置に魚体を供給するに際して、上
下一対の無端挟持ベルトの下部ベルト上における
魚体載置部に順次載置して搬送し、その搬送途上
に設けたカツターにより頭部を切断したのち、尾
部及び胴下半部を尾部搬送挟持手段と上下挟持ベ
ルトにより挾着させた状態で魚卵採取側に搬送す
る。
この魚卵採取位置に達すると、魚体の下腹肛門
部分がその進行途上で待機している上下一対のア
ームの先端に軸支された上下押圧ロールに当接
し、該魚体がその腹鰭を中央にして腹部の両側面
部がこれらの押圧ロールによつて夫々挟まれる状
態となる。
この状態から魚体がさらに搬送されると、魚体
は押圧ロールにより腹部を受止されながら挟持さ
れた尾部側を支点として胴部が後方に彎曲する。
このように魚体の胴部が彎曲すると、その背部
が該魚体を挟持している上下挟持ベルトにおける
下部ベルトに設けた受止フレームに受止され、そ
れ以上の彎曲を阻止されながら受止フレームと共
に押圧ロールを通過しようとする。
この時、押圧ロールが受止フレーム側に移動し
て魚体の腹部を両側面から摘むようにしながら肛
門部分をさらに押圧し、この状態で魚体が受止フ
レームと共に搬送移動して上下押圧ロールが魚体
の腹部両側面を押圧しながら魚体腹腔内の魚卵を
頭部切断面に向かつて押し出すものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、1
は機台で、魚体aをその腹部cを前方に向けた状
態にして水平方向に搬送するコンベアー装置2を
配設していると共に、該コンベアー装置2と平行
にして、搬送途上で魚体aの腹部cと尾部e間の
胴下半部dを挟持する上下一対の無端挟持ベルト
3,4と、同じく搬送途上で尾部eを挟持する上
下一対の無端搬送挟持手段5とを並設してある。
コンベアー装置2は魚体頭部bを載置する頭部
載置台6を一定間隔毎に取付けられている無端ベ
ルト7と、魚体aの鰓部fを係止させる係止台枠
8及び腹部載置台9を一定間隔毎に取付けている
無端ベルト10とからなり、魚体aの搬送始端、
即ち機台1の後端から前方に向かつて機台中央部
分にまで駆動ホイール21と従動ホイール22間
に掛け渡されてある。
頭部載置台6は、第8,9図に示すように、そ
の上面が無端ベルト7の一端縁側から他端側に向
かつて徐々に深くなるように凹弧状に彎曲傾斜し
且つ無端ベルト7から上方に位置する頭部嵌合載
置部6aを有し、鰓部係止台枠8はその上面フレ
ーム部8aが該頭部嵌合載置部6aと同様に凹弧
状に彎曲していると共に載置部6aと対向した端
面が該載置部6aの対向端面よりも僅かに上方に
位置して魚体aの下側鰓部fの係止作業を容易に
行えるようにしてあり、さらに、腹部載置台9も
その載置面9aを凹弧状に彎曲させ且つ鰓部係止
台枠8の上面側から尾部側に向かつて下方に緩や
かに傾斜させているものである。
11はコンベアー装置2の魚体搬送終端部寄り
に配設した円形状の頭部切断カツターで、機台1
に配設されたモーター23によつて回転駆動され
るものであり、その切断刃は前記頭部載置台6と
鰓部係止台枠8間の間〓部内に斜め方向、即ち、
頭部載置面に直交する方向に挿入してある。
一方、魚体aの腹部cと尾部e間の胴下半部d
を挟持する上下一対の無端挟持ベルト3,4にお
いて、下側のベルト4は機台1の全長に亘つて駆
動プーリ24と従動プーリ25間に無端状に掛け
渡され、上側のベルト3は頭部切断カツター11
の位置よりも後方寄り部分から搬送終端(機台の
前端)まで駆動プーリ26と従動プーリ27間に
無端状に掛け渡されてある。
下側のベルト4には、前記コンベアー装置1の
頭部載置台6等と同一間隔毎に胴下半部載置面部
4aを設けて頭部載置台6や係止台枠8、腹部載
置台9と横方向に一列状態で移行させるようにし
ていると共に該載置面部4a,4a間の端縁部上
にには背部受止フレーム12を固着してある。従
つて載置面部4aと背部受止フレーム12とはベ
ルト4の長さ方向に交互に設けられているもので
ある。
この背部受止フレーム12は一定幅の平帯金属
板から形成され、コンベアー装置1の無端ベルト
10と対向する該ベルト4の端縁にその前後両端
屈曲部を固着していると共に該両端部間の一定高
さ(幅)を有する長方形状の背部受止垂直面12
aをその前端から後端に向かつて前記無端ベルト
10側に緩やかに突出させているものであり、さ
らに、この背部受止垂直面12aの上下端縁に無
端ベルト10側に向かつて水平に突出する一定幅
の突片12b,12bを一体に設けて断面コ字状
の背部嵌入溝13を形成してある。
又、魚体aの尾部eを挟持する上下一対の無端
搬送挟持手段5は、上下無端チエーン5a,5b
と該無端チエーン5a,5bの全長に亘つて夫々
一体に取付けられたピン付小幅ベルト5c,5d
とからなり、前記無端挟持ベルト3,4と同様
に、下側の無端チエーン5bは機台1の全長に亘
つて駆動スプロケツトホイール28と従動スプロ
ケツトホイール29間に掛け渡され、上側の無端
チエーン5aは頭部切断カツター11の位置より
も後方寄り部分から搬送終端(機台の前端)まで
駆動スプロケツトホイール30と従動スプロケツ
トホイール31間に無端状に掛け渡されてある。
尚、図中、32は下側のベルト5dと並行にし
て機台1の側端縁に配設した尾部ガイドである。
又、魚体aの胴下半部dを挟持する前記上側の
無端挟持ベルト3と、尾部eを挟持する上側の無
端チエーン5aとは、中央部を機台1に回動自在
に枢着されている複数のく字状レバー33,34
の先端に枢支された押圧ローラ35と押圧ホイー
ル36とによつて対向する下側ベルト4とピン付
小幅ベルト5dに向かつて夫々押圧させられてあ
り、その押圧力は、各レバー33,34の基端と
機台1間に張設したコイルスプリング37,38
の引張力を調整することによつて調節される。
14は頭部切断カツター11の前方(コンベア
ー装置2の前方)における機台1の前部に配設し
た押圧部材で、第4図〜7図に示すように、上下
一対のアーム15,15′の先端に互いに上下離
間可能に圧接し且つ外周面が円弧状押圧面に形成
されている上下小径円板押圧ロール16,16′
を縦軸39によつて枢着してなるものであり、機
台1の一側からこれらのアーム15,15′を機
台1内に水平方向に挿入してその押圧ロール1
6,16′を移行する下部無端挟持ベルト4に取
付けられた前記背部受止フレーム12の背部嵌入
溝13に対して一定の間隔を存した位置に配設し
ているものである。
又、上部円板形押圧ロール16の上面と下部円
板形押圧ロール16′の下面にはこれらのロール
径よりも短径幅がやヽ長い楕円形状の魚体腹部受
入れガイド板40,41が同軸に取付けられてあ
る。
なお、上下押圧ロール16,16′はアーム1
5,15′に対して長さ方向に移動調整自在に装
着されて前記背部受止フレーム12に対する間隔
を調整可能にしてある。
上下一対のアーム15,15′の基端部は押圧
部材作動機構17の一部を構成している逆L字状
の回動フレーム18の垂直フレーム部に横軸4
2,42′によつて上下回動自在に枢着されてい
ると共にこれらのアーム15,15′の基端部に
一体に固着したセグメントギヤー43,43′を
互いに噛合させて前記上下押圧ロール16,1
6′をその圧接面から上下方向に同時に同一距離
だけ離間させるようにしてあり、さらに、これら
のアーム15,15′の中央部に固着したスプリ
ング架設片44,44′間にスプリング45をそ
の引張力が調整可能に連結して状態においては前
記押圧ロール16,16′を比較的大きな圧接力
で密接させてある。
作動機構17はその逆L字状の回動フレーム1
8の基端部を機台1に垂直軸42″によつて水平
回動自在に枢着されていると共に該フレーム18
の基端から直角方向に一体に突設した逆L字状支
杆部18′の下端に摺接転子19を枢着し、モー
タ46によつて適宜の伝達機構を介して一定の周
速度で回転させられる楕円形状カム板20のカム
面に前記摺接転子19を押接させてなるものであ
る。
なお、前記コンベアー装置2及び無端搬送挟持
手段5、無端挟持ベルト3,4は、このモータ4
6から適宜の伝達機構を介して連動させられ、こ
れらの移動速度に同調して前記カム板20を回転
させるようにしているものである。
47は機台1上に突設した棒体48と前記支杆
部18′間に張設されてスプリングで、その引張
力を調整することによつて摺接転子19のカム面
に対する圧接力を調節するように構成している。
カム板20はその外周面に凹弧面20aを形成
してあり、該凹弧面20aに転子19が達した時
に前記押圧ロール16,16′を搬送されてくる
魚体aの肛門部まで突出させてその部分に押接さ
せるようにしたのち、該凹弧面20aから高く成
つた凸弧面20bに転子19をガイドして押圧ロ
ール16,16′を僅かに後退させ、その後退を
徐々に行つて押圧ロール16,16′と背部受止
フレーム12間の間隔を一定に保持し、該背部受
止フレーム12の通過後、再び突出させるように
形成している。
49はコンベアー装置2の無端ベルト10の搬
送終端にその一端縁を近接させ、且つて下側挟持
ベルト3の端縁に沿つて押圧部材14の下方に配
設した固定水平板である。
50は押圧部材14の下方に機内から機外に向
かつて下方に傾斜したシユートである。
このように構成した実施例の魚卵採取装置の作
用を説明すると、まず、モータ23及び46を作
動させて頭部切断カツター11を回転させると共
にコンベアー装置2及び無端搬送挟持手段5、無
端挟持ベルト3,4を巡回移動させる。
機台1の後方における魚体搬送始端側において
すけそう鱈等の魚体aを人手によつてその腹部c
を進行方向に向け且つ鰓部fを係止台枠8の上面
フレーム部8aに係止させながら頭部b及び腹部
cを夫々載置台6,9に載置させてコンベアー装
置2とベルト4上に供給する(第8,9図)。
この供給作業は、一定間隔毎に配設されている
前記載置台等の魚体載置部に順次行い、載置され
た魚体aはその頭部bから腹部cを斜め下方に傾
斜した状態となつて腹腔内の魚卵は下半身側に移
動する。
こうしてコンベアー装置2上に供給された魚体
aは、前方に搬送され、その搬送途上で胴下半部
dと尾部eとを上下無端挟持ベルト3,4とピン
付小幅ベルト5c,5dとによつて挟持されてこ
の状態で頭部切断カツター11側に送り込まれ、
該カツター11により頭部bが切断される(第1
0図)。
切断された頭部bは機台1の下方に落下して適
宜な容器に収容される。
この頭部切断カツター11を魚体aが通過する
と、コンベアー装置2は下方に反転循回し、魚体
aの腹部cは固定水平フレーム49上に受止させ
ると共に直ちに押圧部材14の押圧ロール16,
16′にその腹部下端(肛門部分)が当接する。
押圧ロール16,16′は、前述したようにア
ーム15,15′の先端に枢着されてあり、この
アーム15,15′を取付けている前記作動機構
17の回動フレーム18は、回転するカム板20
によつて該カム面上に摺接する転子19を介し水
平方向に往復回動させられ、その動きによつて押
圧ロール16,16′を無端ベルト10の側端面
に対して魚体aの搬送速度に同調して接離させる
ようにしている。
そして、魚体aの腹部cが押圧ロール16,1
6′に当接すると、押圧ロール16,16′によつ
てその進行を阻止され、上下無端挟持ベルト3,
4により挟着された胴下半部dの進行に従つて該
腹部cが胴下端部dを支点として後方に彎曲する
ことになる(第13図)。
このように魚体の腹部cが押圧ロール16,1
6′によつて押されながら後方に彎曲すると、そ
の背部gが無端挟持ベルトの下部ベルト4の端縁
に設けられた受止フレーム12の背部嵌入溝13
内に入つて背部受止垂直面12aに当接、受止さ
れる。
この状態においては、押圧ロール16,16′
と背部受止垂直面12a間の間隔は、魚体aの腹
腔と背との間の背部の肉厚(略25mm)であり、押
圧ロール16,16′は魚体aの肛門部分に食い
込んでいる。
押圧ロール16,16′はこの間隔を保持する
ようにスプリング47の引張力が回動フレーム1
8を介して作用しており、この状態から魚体aが
搬送されるに従つて、その腹部cが押圧ロール1
6,16′の押圧、転動により肛門側から頭部切
断側へと強制的に押圧されて腹腔内の魚卵hが頭
部切断面から押し出されるものである(第14
図)。
なお、押圧ロール16,16′が魚体aの腹部
cに当接した時や魚卵採取に必要以上の反力が、
受止フレーム12から魚体aを介して押圧ロール
16,16′伝達された場合には、スプリング4
7の力に抗して押圧ロール16,16′が後退す
るものであり、この場合には転子19はカム板2
0のカム面から浮き上がり状態となるものであ
る。従つて、転子19はカム面に常に摺接させて
おくものではない。
又、上下押圧ロール16,16′は、上下に対
向する円弧常外周面16a,16aによつて魚体
aを、その腹鰭を中央にして腹部の両側面部をあ
たかも人の親指と人指とで摘むようにしながら魚
卵hを絞り出す作用を奏するものであり、しか
も、スプリング45によつてその摘み力に相当す
る押圧ロール16,16′間の圧力を設定してい
るものである。
こうして、搬送されてくる魚体aから魚卵hを
順次、連続自動的に絞り出し、排出された魚卵h
はシユート50に落下して該シユート50の下方
に配設した適宜の容器(図示せず)内に収容され
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、魚体の腹部を搬送方向
に向けた状態で魚体頭部を搬送するコンベアー装
置と、搬送途上で尾部を挟持する尾部搬送挟持手
段と、この尾部搬送挟持手段と前記コンベアー装
置との間に配設されてこれらの尾部搬送挟持手段
とコンベアー装置と共に同一速度で移動し且つ下
部ベルト側に魚体載置部と魚卵採取時において魚
体の背部を全面的に受止する受止フレームとを交
互に設けてなる上下一対の無端挟持ベルトと、搬
送途上で魚体の頭部を切断するカツターと、スプ
リング力により常時閉止する方向に付勢された上
下一対のアームの先端にそれぞれ軸支されて魚体
の腹部を腹鰭の両側から挟圧するように構成した
上下一対の魚卵採取用押圧ロールと、これらの押
圧ロールを設けた上記一対のアームを搬送されて
くる魚体の搬送速度に同調して前記上下挟持ベル
ト側に向かつて往復胴させる機構とからなるもの
であるから、カツターによつて頭部を切断された
魚体が魚卵採取位置に達した時に、該魚体の下腹
肛門部分をその進行途上で待機している上下一対
のアームの先端に軸支された上下押圧ロールに当
接させて後方に彎曲させ、挟持ベルトの魚体載置
部に隣接して設けた背部受止フレームにそれ以上
の彎曲を阻止された状態にしてその背部を確実に
受止させることができる。
さらに、上下押圧ロールによつて、魚体の腹鰭
の両側腹面を弾力的に挟むように押圧させること
ができ、この状態で魚体の搬送移動力により押圧
ロールが魚体の腹部を両側面から摘むようにしな
がら肛門部分から切断頭部側に相対移動して腹部
両側面を押圧しながら魚体腹腔内の魚卵を頭部切
断面から確実に絞り出すことができるものであ
る。
この際、魚体の胴下端部の挟持ベルトは、その
下部ベルトに魚体載置部と背部受止フレームとを
交互に設けているので、魚体載置部上の上体の背
部を隣接する受止フレームによつて順次確実に受
止させながら魚卵の採取が行えると共に、この受
止フレームが魚体と一体的に移動するから、押圧
ロールの押圧力にも拘わらず、魚体の背部と受止
フレーム間には全く摩擦力が作用しないものであ
り、その上、上下押圧ロールも魚体の腹部両側面
上を転動するように押圧移動するものであるか
ら、魚体の腹部側においても大きな摩擦力を生じ
ることがなく、従つて、魚体にはその腹部に押圧
ロールの押し付け力だけが有効に作用して尾部か
らの引き千切れや腹肉の削がれ等が全く生じるこ
となく、円滑且つ能率よく魚卵の絞り出しを行う
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
一側面図、第2図は他側面図、第3図はその簡略
平面図、第4図は要部の斜視図、第5図はその正
面図、第6図は側面図、第7図は平面図、第8図
は魚体載置して供給を開始している状態の平面
図、第9図はその簡略縦断正面図、第10図は頭
部切断状態を示す簡略縦断正面図、第11図は頭
部切断後の簡略縦断正面図、第12図乃至第14
図は魚卵採取工程を説明するための平面図であ
る。 1……機台、2……コンベアー装置、3,4…
…無端挟持ベルト、5……搬送挟持手段、6……
頭部載置台、8……鰓部係止台枠、9……腹部載
置台、11……頭部切断カツター、12……背部
受止フレーム、14……押圧部材、15,15′
……アーム、16,16′……押圧ロール、19
……摺接転子、20……カム板、a……魚体b…
…頭部、c……腹部、d……胴下半部、f……鰓
部、g……背部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚体の腹部を搬送方向に向けた状態で搬送す
    るコンベアー装置と、搬送途上で尾部を挟持する
    尾部搬送挟持手段と、この尾部搬送挟持手段と前
    記コンベアー装置との間に配設されてこれらの尾
    部搬送挟持手段とコンベアー装置と共に同一速度
    で移動し且つ下部ベルト側に魚体載置部と魚卵採
    取時において魚体の背部を全面的に受止する受止
    フレームとを交互に設けてなる上下一対の無端挟
    持ベルトと、搬送途上で魚体の頭部を切断するカ
    ツターと、スプリング力により常時閉止する方向
    に付勢された上下一対のアームの先端にそれぞれ
    軸支されて魚体の腹部を腹鰭の両側から挟圧する
    ように構成した上下一対の魚卵採取用押圧ロール
    と、これらの押圧ロールを設けた上記一対のアー
    ムを搬送されてくる魚体の搬送速度に同調して前
    記上下挟持ベルト側に向かつて往復動させる機構
    とからなることを特徴とする魚卵採取装置。 2 前記コンベアー装置は、頭部を持上げ状態に
    載置する載置台を一定間隔毎に取付けているコン
    ベアーと、鰓部を係止させる頭部位置決め係止台
    枠及び尾部側に向かつて下方に傾斜した傾斜面を
    有する腹部載置台を一定間隔毎に取付けているコ
    ンベアーとからなることを特徴とする請求項1記
    載の魚卵採取装置。
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