JPH0511935B2 - - Google Patents

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JPH0511935B2
JPH0511935B2 JP2256319A JP25631990A JPH0511935B2 JP H0511935 B2 JPH0511935 B2 JP H0511935B2 JP 2256319 A JP2256319 A JP 2256319A JP 25631990 A JP25631990 A JP 25631990A JP H0511935 B2 JPH0511935 B2 JP H0511935B2
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JP
Japan
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fish
tail
section
fish body
filleting
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JP2256319A
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Sakuyoshi Ishioka
Hiroyuki Myake
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、魚をフイーレする装置にかかる。
さらに詳細には、魚の頭部、臓物等を取り除く前
処理作業のされた魚を、あるいは前処理と同時
に、2枚あるいは3枚におろすフイーレ作業をお
こなう装置にかかる。
(従来の技術) 従来魚のフイーレ作業を行う装置、あるいは方
法は、種々提案されて来た。たとえば、発明者に
おいても、「刃物を用いて自動連続フイーレする
方法」(特許第1235362号、特開昭54−141298)、
「魚体をフイーレする装置」(特許第1245431号、
特開昭55−7045)。さらに、「魚のフイーレ方法と
その装置」(特開昭61−239837)も知られている。
「刃物を用いて自動連続フイーレする方法」
(特許第1235362号、特開昭54−141298)は、「魚
体を頭部と背骨などを除いてフイーレするにあた
り、魚体を頭部と背腹と尾部をもつて所定の姿勢
に保持し、魚体にたいし対象の位置に設けた少な
くとも一対の刃物をフイーレする魚対の両あご鰓
下の所定の箇所に配置し該刃物のは先をもつて挟
み、背骨の両側の魚肉を所定の背骨に接近する深
さに切り込みするようにし、刃物として線、スト
ランド、ロープまたはテープであつて魚肉を切る
面の厚さが厚くとも0.5mmであつてかつ少なくと
も面に所定の形状寸法の凹凸をそなえたものを用
い、該刃物と魚対との相対的位置および間隔の変
化または刃物の緊張若しくは弛緩の変化を可能に
して、所定の形状寸法にし、自動連続して魚対を
供給して行うことを特徴とした刃物を用いて自動
連続フイーレする方法。」からなる。
「魚体をフイーレする装置」(特許第1245431
号、特開昭55−7045)は、「フイーレする魚体を
フイーレする為に所定の箇所に送り込み刃物で胸
びれの根元に切り込み背骨両側に接近して移動
し、尾部まで該刃物でフイーレするものにおい
て、前記魚体を所定の間隔と位置と姿勢を保つよ
うに胸びれ根元を保持し、第1の箇所に搬送し更
に第2の箇所まで送り込む搬送部と、前記の魚体
を背骨に近接する深さで背骨両側胴に切り込みフ
イーレする少なくとも一対の刃物の駆動部と、前
記の刃物のは先が第2の箇所で送入進行する魚体
背骨の長さ中心を通る仮想の一つの垂直平面に対
して左右対称に該平面に平行して設け刃先の延長
が該平面に所定の交叉角度をもつて装着して設
け、連続送入魚体を駆動刃物で所定の魚肉を分離
し魚体残部と別々に搬出するものであることを特
徴とした魚体をフイーレする装置。」にかかる。
「魚のフイーレ方法とその装置」(特開昭61−
239837)は、「頭の切り落とし、臓物の取り出し、
鱗の剥離等の前処理のされた魚を、フイレ加工部
へ送り込んで2枚又は3枚におろすにおいて、前
処理のされた魚を背鰭を上または下として尻尾か
ら供給部へ送り込み、切断部での動きが直線動と
なる1枚又は2枚の切断体の切り刃を、前記送り
込まれた魚の骨に食い込まない程度の所定の角度
に骨側面に当接して送り込まれた魚の尻尾側から
順次切断した後骨と切れ身を分離することを特徴
とする魚のフイレ方法。」、および「略V字型とな
つた供給ガイド部と、スプリング等の弾発力に抗
して間隔が開く咬わえ込み方向に回転する一対の
供給ロールと、垂直直線動若しくは往復動する切
断刃と、スプリング等の弾発力に抗して間隔が開
閉しかつ供給された魚の尻尾部分を鋏んで引つ張
るようにした引き込み部とからなり、これらの各
部分が加工移送経路を中心として左右対称であつ
て、供給ガイド部、供給ロールに続いて切断刃、
引き込み部の順に排泄され、供給ロールに回転力
が、切断刃に直線動若しくは往復動がそれぞれ伝
達されるようになつていることを特徴とする魚の
フイレ方法に使用するフイレ装置。」、にかかる。
「魚のフイーレ装置」(特開平1−124739、特
願昭63−124739)は、「帯状刃により魚のフイー
レ作業を行う魚のフイーレ装置において、帯状刃
は、フイーレされる魚の背骨側には歯の振りを形
成し反対面には歯の振りを形成しない鋸歯状から
なることを特徴とする魚のフイーレ装置。」およ
び、「フイーレ作業をされている魚を抱きかかえ
て載置する魚体載置容器と、魚体載置容器に載置
された魚の尾部を挟みかつ引つ張る尾部挟み部
と、魚体載置装置と尾部挟み部の間に位置しフイ
ーレされる魚の背骨方向に設置される刃を有する
とともに、刃は魚方向への近接離隔移動可能なフ
イーレ作業部とからなることを特徴とする魚のフ
イーレ装置。」からなる。
これらの魚のフイーレ作業装置、方法は、魚の
フイーレ熟練作業者の不足、機械化による加工効
率の向上を目的としてなされたものである。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来から魚のフイーレ作業装置、
方法に関しては種々の提案がなされているにもか
かわらず、一度導入された魚のフイレ作業装置が
使用されず、熟練者の手作業によるフイレ作業に
逆戻りしているのが、作業現場での実情である。
すなわち、従来の魚のフイレ作業装置に関しては
種種の課題が指摘される。
魚のフイーフ作業装置、方法に使用する刃に関
しては、以下のような課題を有する。すなわち、
従来のハ字状に組んで回転させる円盤刃を使用す
ると、魚の背を下にして身下ろしをした場合は、
背筋の幅が広く切り取られ捨てられる背骨に肉が
多く残り、歩留まりが非常に悪化する。腹を下に
した場合は、下となつた腹の歩留まりが悪化する
課題を有する。
さらに、切断刃の位置へフイーレされる魚を、
フイーレする円盤刃あるいは帯状刃の作業領域に
搬送する搬送装置も幾種類か知られているが、そ
れら搬送装置に関しては、次のような課題を各々
有している。
すなわち、ばねを利用して魚体を左右両方から
挟んで送る装置、あるいは対称に設置した一対の
ベルトを同一方向に回転させ、その間に魚体を挟
んで送る装置、あるいは「魚のフイーレ方法とそ
の装置」(特開昭61−239837)に開示されるよう
な、一対のローラ間に魚体を挟んで強制的に送り
込む装置においては、左右から強制的に強く押さ
えて、円盤刃の間に魚体の背骨が通るように、途
中で魚体が曲がつたりしているか否かに拘わらず
強制的に送りこむために、左右ローラの強度ある
いは係止力の違いその他の原因によつて、身おろ
しされたサバ等の魚体に身割れ身崩れが生じて商
品価値が低下する課題を有した。
なお、魚の尾をつかんで刃の間を曳行し、中央
の骨と両側の肉の部分に3枚に分ける3枚おろし
をおこなう従来技術としては「魚体のおろし装
置」(特開昭57−208941、特公昭60−28253)が知
られている。同装置は、「魚体をその尾をつかん
で軸心方向へ曳行させる曳行手段と、曳行魚体の
進路に魚体の背骨を両側から挟むように設けて、
振動手段により長手方向の振動を与える一対の刃
物と、これら刃物を刃部だけのぞくように納めて
背骨へ切り込まないように案内させる案内と、前
記細刃物の間隔を曳行手段の通過時、曳行手段に
触れないように開かせ、通過後、直ち前記案内が
背骨へ接する様に綴じさせる開閉手段とを備えさ
せたことを特徴とする魚体のおろし装置。」から
なるものである。しかしながら、同装置は、魚体
の尾をつかんで曳行しながら作業するに適するあ
る程度大きな、かつお、まぐろの類いのある程度
以上の大きさのある魚に適するものと解される。
さらに、根本的に従来の切断刃の位置へフイー
レされる魚を、フイーレする円盤刃あるいは帯状
刃の作業領域に搬送する搬送装置は、搬送する魚
体の性質を認識せず、他の一般の機械、器具の搬
送と同様に考えているにすぎないものである。す
なわち、さば等の魚体は魚体の中心を横に背椎骨
が走り、それから上方に向かつて神経束が生えて
おり、下方には肋骨や血管束があり、上方から下
方に縦長に骨が生え、全体として板状と見ること
もできる。しかし、魚体自体は弾性体からなるの
であるから、また魚によつて固体差もあるので魚
体を外側の左右上下からいくら押し付けても正確
な中心を求めることは困難であるし、あまり意味
がない。特に冷凍保存され一部解凍された魚の場
合は、冷凍時に横倒しにされ重ねられた魚の背骨
より下側は、上側に比して薄くなり背骨を挟んだ
左右の身の厚みは程度の差はあれ異なる。そし
て、身おろしのためある程度解凍されても背骨を
挟んだ左右の身の厚さは等しくならない。そのよ
うな魚を、背骨の厚さの〓間を設けた刃の間を通
過させ背骨を残して身をとることは至難の技であ
る。発明者はむしろ、魚の中心は既に背骨、そし
て背骨に連続する尾鰭あるいは尾部によつて定め
られているのであるから、例えば一対の刃物の間
を背骨の厚み或は太さよりも0.5〜1mm余計に間
隔をとり、魚が転ばない程度に支え、尾部を引く
と、魚体の僅かな偏りは、刃物と背骨との接触は
抵抗として働くため魚自体の背骨が偏りを修正し
て背骨に添つて奇麗に身下ろし出来ることを知見
した。そこで、発明者は、先に「魚のフイーレ装
置」(特開昭1−124739、特願昭63−124739)を
提案した。同装置の「刃は魚方向への近接離隔可
能なフイーレ部」は、回転する帯状刃を上下2個
のプーリー間に架け渡したフイーレ作業装置を対
向させて2個設置し、各下側のプーリーを相互に
近付けたり離したりすることで、装置相互の下部
が開いたハ字状に開いたり、あるいは閉じたりす
る状態を選択させる。そして、ハ字状に開いて待
機しているフイーレ作業装置間に尾を先にして送
られて来た魚の尾鰭をフイーレ作業装置通過後つ
かみ、尾鰭が通過したところでフイーレ作業装置
相互を閉じ、回転する帯状刃の作用により身を骨
からとるものである。しかしながら、フイーレ作
業装置をハ字状に開いた状態から閉じた状態へ変
化させるタイミングが難しく、あるいは尾鰭をつ
かんでも帯状刃が曲がり、魚の背骨を切断した
り、尾鰭ではなく身をつかんでしまう課題を有し
た。
(課題を解決するための手段) この発明は、 魚体を搬送する魚体搬送部と、基部は魚体搬送
部に取り付けられ、先端は分かれて魚の尾部を挟
む尾挟を有する垂直方向に突設される尾部挟み部
と、基部は魚搬送部の、フイーレ作業される魚体
の長さだけ尾部挟み部よりも搬送方向位置に取り
付けられ、基部に設けられる回転軸を回転中心と
して回転される頭部押さえ部と、魚体搬送部の搬
送方向と平行にかつ尾部挟み部の通過位置を挟ん
で並べて設置される刃を有するフイーレ作業部と
からなることを特徴とする魚のフイーレ作業装
置、 および、 魚体を搬送する魚体搬送部と、基部は魚体搬送
部に取り付けられ、先端は分かれて魚の尾部を挟
む尾挟を有する垂直方向に突設される尾部挟み部
と、尾部挟み部の搬送方向前方に取り付けられ魚
体搬送部により搬送されるとともに尾部挟み部の
搬送方向側を挟む尾鰭挟み部と、基部は魚搬送部
の、魚体の長さだけ尾部挟み部よりも搬送方向位
置に取り付けられ、基部に設けられる回転軸を回
転中心として回転される頭部押さえ部と、魚体搬
送部の搬送方向と平行にかつ尾部挟み部の通過位
置を挟んで並べて設置される刃を有するフイーレ
作業部とからなることを特徴とする魚のフイーレ
作業装置、 を提供する。
(作用) 魚体の尾鰭をフイーレ作業部側に向けて尾鰭を
尾挟で挟む。すると、尾鰭は垂直に立てられ、魚
体は垂直に立てられ、魚体背骨を垂直にして設置
される。しかも、魚体両側には接触物はないた
め、魚体は両側から規制されることは無い。
更に、尾鰭挟み部を有する場合は、尾部挟み部
の搬送方向側を尾鰭挟み部で挟む。次いで、頭部
押さえ部で尾部を挟まれた魚体の頭部側から背骨
の中心に向けて押しあてる。魚体は、尾部は尾部
挟み部あるいは尾鰭挟み部で挟まれ、頭部側は頭
部押さえ部で位置決めされるため、魚搬送部によ
つて搬送されも魚体の位置がずれることはない。
次いで、魚体搬送部を駆動させて、魚体を挟ん
だ尾部挟み部、および頭部押さえ部をフイーレ作
業部方向に移動させる。尾部挟み部等の移動に伴
い、尾鰭を挟まれ、頭部側を押し当てられたた魚
体も移動する。
尾部挟み部が、フイーレ作業部の刃設置位置に
まで至ると、以後は尾挟み部の移動に伴い刃は尾
部挟み部の両側に掻き分けられる。次いで、魚体
の尾鰭あるいは尾基部が刃の間を通過する。さら
に、尾部挟み部が移動するにしたがい、魚体全体
が刃の間を通過する。
ところで、魚の中心は背骨、背骨に連続する尾
鰭あるいは尾部によつて定められている。そのた
め、魚体が刃の間を通過することにより、刃は魚
体の背骨の両側を通過することになり、魚体は背
骨を挟んだ両側の身と背骨とにフイーレされる。
フイーレされた魚体の背骨、尾鰭は、尾部挟み
部、尾鰭挟み部から取り外す。以下、順次作業を
繰り返すことで、新たな魚体にフイーレ作業を施
す。
(実施例) 以下、この発明の実施例をあらわす図面にした
がつて説明する。
11は、魚体搬送部である。魚体搬送部11
は、第1図、第2図に図示されるように、隣接す
るリンクプレートをピンにより連結されることで
こま12を連続されるチエーンからなる。チエー
ンは、第2図に図示されるようにスプロケツト1
3a,13bで両端を張設される。スプロケツト
13a、あるいはスプロケツト13bはモータ1
4で駆動され、魚体搬送部11は無限駆動され
る。
21は、魚体載置部である。魚体載置部21
は、第1図に図示されるように魚体搬送部11を
挟んだ両側上部に、魚体搬送部11の搬送方向に
沿つて設置される。魚体載置部21は、第1図に
図示されるように間隔1をあけて設置された平行
な2本のアグル材22,22からなつても、第5
図に図示されるように平行にかつ間隔1をあけた
2枚の金属製の板状体23,23からなつてもよ
い。魚体載置部21には、フイーレ作業をされる
魚体Aが載置される。したがつて、アングル材2
2,22の間隔1あるいは、板状体23,23の
間隔1は、その間から魚体Aが落下しない程度の
距離としておく必要があり、魚の種類によつて幅
を調整する。
31は、尾部挟み部である。尾部挟み部31
は、第1図、第4図等に図示されるように、基部
32は魚体搬送部11を構成するチエーンのこま
12の1つに取り付けられる。尾部挟み部31
は、第1図に図示されるようにフイーレ作業され
る魚体Aよりも各々間隔をあけて、チエーンのこ
ま12に取り付けられる。尾部挟み部31の先端
には、2枚の金属板を重ねあわせて構成され、先
端から分かれて魚の尾部を挟む尾挟33を設け
る。尾部挟み部31は、魚体載置部11の間隔1
内を通り、尾挟33は、魚体載置部11上に垂直
方向に突設される。
41は、尾鰭挟み部である。第1図、第4図に
図示されるのは、尾鰭挟み部41を設置しない場
合の実施例であるが、刃を掻き分けてのフイーレ
作業部51の魚体のガイド上からは、尾鰭挟み部
41を設けるほうが望ましい。第5図、第6図に
図示される実施例のように尾鰭挟み部41を設置
される場合は、尾部挟み部31の搬送方向前方に
設けられ、尾部挟み部31とともに魚体搬送部に
よつて駆動される。すなわち、第5図に図示され
る実施例においては、尾鰭挟み部41は、上部を
進行方向に傾斜させた2枚の金属板を重ねて取り
付けられ、尾鰭挟み部41は、その基部を尾部挟
み部31の基部に取り付ける。第6図に図示され
る実施例においては、尾鰭挟み固定基部42を、
尾部挟み部31が基部で取り付けられたチエーン
のこま12の、1個進行方向側のチエーンのこま
12に固定させる。次いで、上部を進行方向に傾
斜させた2枚の金属板を重ねて進行方向後端側は
開閉可能に取り付けられた、尾鰭挟み部41の基
部を、回転軸43を介して尾鰭挟み固定基部42
に取り付ける。そのため、第6図に図示される実
施例においては、尾鰭挟み部41は回転軸43を
回転中心として、尾部挟み部31側に回転させる
と、尾部挟み部31の進行方向側は尾鰭挟み部4
1に挟み込まれる。尾鰭挟み部41を、進行方向
側に回転させると、挟み込みは少なくとも先端側
では解除される。さらに、第7図に図示されるよ
うにチエーンからなる魚体搬送部11がスプロケ
ツト13bにかかると、尾鰭挟み部41と尾挟み
部31の取り付けられているチエーンのこま12
が異なるため、両者の角度は大きくなり、両者の
先端方向の距離は大きく異なるため、両者の挟み
込みは更に解除される。そのため、フイーレされ
た後の背骨は自動的に落下する。第8図に図示さ
れる実施例においては、尾鰭挟み部41の尾部挟
み部31側は回転軸44により、尾部挟み部31
に取り付けられるとともに、進行方向側には長孔
44を設ける。長孔44には、チエーンのこま1
2に取り付けられた尾鰭挟み固定基部42に固定
されるピン45を係止する。
51は、フイーレ作業部である。フイーレ作業
部51には、帯状刃52a,52bを設置する。
帯状刃52a,52bは、魚体載置部21の間隔
1内に、魚体搬送部11の搬送方向と平行にかつ
尾部挟み部31、あるいは尾部挟み部31、尾鰭
挟み部41の通過位置を挟んで並べて設置され
る。帯状刃52a、帯状刃52bの刃先は両刃、
片刃、鋸刃であつてもよい。帯状刃52a,52
bの間の間隔は、フイーレされる魚体がサバであ
るときは、約5mm乃至それ以下とする。すなわ
ち、サバの背骨の太さは約5mmであり、尾部挟み
部31、尾鰭挟み部41で尾部、あるいは尾鰭を
挟まれたときの尾部挟み部31、尾鰭挟み部41
の厚さを約3〜3,5mmとすると、間隔を約5mm
とすることで、尾部挟み部31、尾鰭挟み部4
1、サバ背骨は帯状刃52a,52b間を擦り抜
けることが可能となる。
更に、帯状刃52a,52bの代わりに円盤状
刃を設けてもよいが魚肉への当たり面積を小さく
し、魚肉の身割れを避けるためには帯状刃の使用
が望ましい。
53は、それぞれ帯状刃52a,52bが上下
に架け渡されるプーリーである。下側のプーリー
53は、それぞれモータ54により駆動される。
55,56,57,58はそれぞれ、帯状刃張設
装置である。帯状刃張設装置56,57はそれぞ
れ両側先端で中心方向に、サバをフイーレするこ
の実施例では、間隔が約5mmとなるように帯状刃
52a,52bを押し付ける。この実施例では、
間隔は約5mmとしたが、刃物の厚さにより間隔を
選択してもよい。すなわち、帯状刃52a,52
bの幅が5mm、8mm、13mmのとき、厚さはおのお
の0,65mm、0,9mm、0,9mmであるが、厚さ
が薄くなるほどたわみやすく、魚肉が硬くなるほ
ど帯状刃52a,52bは湾曲されるので、これ
らの状態に応じて間隔は選択する。帯状刃張設装
置56,57を挟んで第3図に図示されるように
上下に設けられる帯状刃張設装置55,58は、
帯状刃52a,52bを中心から離れる方向に引
つ張る。帯状刃張設装置55,56,57,58
は、それぞれ長孔を設けられ、中心方向への距離
の調節が可能である。60は、フレームであり、
帯状刃張設装置55,56,57,58の一端を
取り付ける。59は、尾部挟み部ガイドである。
尾部挟み部ガイド59は、第1図に図示されるよ
うに尾部挟み部31の進行方向の両側に魚体載置
部21に平行に設置される2本の棒状からなり、
魚体進入側を広げられて設置される。この実施例
では、フイーレ作業部51は、垂直に設置し帯状
刃52a,52bを垂直に駆動したが、帯状刃5
2a,52bは水平あるいは斜め方向に駆動さ
せ、魚体Aを、垂直方向あるいは斜め方向に引き
上げ、あるいは引き下げてフイーレ作業させても
よい。
第9図、第10図に図示される71は、頭部押
さえ部である。頭部押さえ部71は、第9図に図
示されるように、側面視く字型に進行方向に傾斜
された厚さ約2mmの板状体からなり、回転軸72
を回転中心として回転可能に、尾部挟み部31よ
りフイーレ作業される魚体Aの長さ分上流側のチ
エーンのこま12に取り付けられる。頭部押さえ
部71は、魚体載置部21上に載置され、尾部挟
み部31で尾部を挟まれた魚体Aの頭部側から背
骨の中心に向けて押し当てる。魚体Aは、押部は
尾部挟み部31で挟まれ、頭部側は頭部押さえ部
71で位置決めされるため、魚体搬送部11によ
り搬送されても、魚の背骨位置がよりずれる事な
くフイーレ作業部51へ搬送される。さらに、骨
がちぎれかかつた場合であつても、頭部側の骨
が、頭部押さえ部71で押されるため背骨がちぎ
れることなく押し進められる。また、搬送方向に
傾斜されているため、フイール作業部51で、刃
を両側に掻き分けることが可能である。
第15図aに正面図を、第15図bに側面図を
図示されるので、頭部押さえ部71の他の実施例
である。この実施例では、魚体との当接部分81
では、両側は中央部より突起された刃82,82
を形成される。そのため、魚体への当接時の頭部
押さえ部81の食い込みは十分となり固定がしや
すく、完全となる。83は頭部押さえ部フレーム
である、頭部押さえ部フレーム83は、長方形の
板状体からなり、中央部には長方形の孔84を形
成され、下部でチエーンのこま12の1個に固定
される。85はスライド板であり、孔84にスラ
イド自在に嵌められる。スライド板85には、頭
部押さえ部71の基部が取り付けられ、スライド
板85とともに図中左右にスライド可能である。
86は、頭部押さえ部81下部にそつて取り付け
られた鋸刃である。87は、ストツパであり、鋸
刃86に係止される。88は、スプリングであ
り、ストツパ87を鋸刃86方向に押圧する。し
たがつて、この実施例では、魚体の大きさに応じ
てスライド板85をスライドさせて頭部押さえ部
71を移動させ、スライド87と、鋸刃86を係
止させることで位置決めさせる。
第11図に図示される73は、魚体支え板であ
る。魚体支え板73は、逆L字型からなり上部先
端を搬送方向に突設させる金属製板からなり、第
5図に図示される構造からなる尾部挟み部31、
尾鰭挟み部41における尾部挟み部31と、頭部
押さえ部71とを連結する。チエーンのこま12
に、魚体支え板73および尾部挟み部31が取り
付けられ、頭部押さえ部71は、回転軸72を介
して回転可能に背骨支え部73に取り付けられ
る。76は、固定用針である。固定用針76は、
頭部押さえ部71の搬送方向に突設させられた上
部内側に魚体A設置方向に突設され、魚体Aにつ
き立てられる固定される。このように背骨支え部
73を設けた場合は、フイーレされる魚体は、チ
エーンからなる魚搬送装置11の上部に位置する
魚体支え板73により下から支えられるため、魚
体Aは安定して搬送される。
第11図に図示される実施例では、魚体は上下
からはさまれるため、必ずしも魚体載置部21は
必要としない。魚体載置部21を設けたときは、
正確な位置ぎめができ正確なフイーレをおこなう
ことが可能である。
第13図に図示される魚体支え板73は、尾部
挟み部31に搬送方向と反対側に延長されて形成
される。第13図に図示される魚体支え板73
は、第11図に図示される魚体支え板73に比し
上下に幅せまとなるため、軽量化がはかれる。更
に魚体支え板73の上部からは、固定用突起77
を多数設けている。そのため、フイーレする魚体
Aの固定が容易である。この場合も、魚体載置部
21は必ずしも必要としないが、設けたときは位
置決めはより正確となる。
第14図に図示される魚体支え板73では、フ
イーレ作業される魚体Aの尾部の形状にあわせて
湾曲させた尾部支え78を形成するため、魚体A
の魚体支え板73上部への固定が確実となる。こ
の場合も、必ずしも魚体載置部21は必要とせず
に位置決めされるが、設けることにより位置決め
を正確とすることが可能である。
第12図に図示される74は、背腹固定装置で
ある。背腹固定装置74は、板状からなるはさみ
状からなり、基部は魚搬送装置11のこま12に
固定される。上部はチエーンの搬送方向とは反対
側に、水平方向に延長され魚支持部75a,75
bを形成する。夫々の水平状態の魚支持部75
a,75bは中央部がそれぞれ上下に膨らんだ状
態にまげられる。上側の魚支持部75aは、回転
軸76により回転自在に背骨固定装置74本体に
取り付けられる。フイーレされる魚体Aは、第1
2図に図示されるように上下の魚支持部75a,
75bに背骨の位置を挟んで上下から挟まれる。
次いで、フイーレ作業部51方向へ搬送される。
この実施例でも、魚体は上下で押さえ込まれて固
定されるため、必ずしも魚体載置部21は必要と
しないが、設置することで正確な位置決めが可能
である。
次いで、実施例の作用について説明する。
フイーレされる魚体Aを尾鰭をフイーレ作業部
51側に向けて魚体載置部21上に載置するとと
もに、尾鰭を尾挟33で挟む。すると、尾鰭は垂
直に立てられ魚体は背骨を垂直に設置される。し
かも魚体両側には接触物はないため、両側から規
制されることはない。あるいは、第12図に図示
されるように背腹固定装置74で固定されたとき
は頭側をフイーレ作業部51側に向けて固定す
る。更に頭部押さえ部71を有する場合は、頭部
押さえ部71を魚体Aに押し当てる。あるいは、
魚体支え板73がある場合は、魚体Aは、魚体支
え板73上に設置される。第12図に図示される
ように背腹固定装置74からなる場合は、同装置
で魚体Aを固定させる。
次いで、スプロケツト13a,13bを駆動さ
せて、魚体搬送部11を駆動させて、魚体Aを挟
んだ尾部挟み部31、あるいは第12図に図示さ
れるように背腹固定装置74からなる場合は、同
装置をフイーレ作業部51方向に移動させる。尾
部挟み部31等の移動に伴い、尾鰭を挟まれた魚
体Aも魚体載置部21にガイドされながら移動す
る。
尾部挟み部31が、フイーレ作業部51の刃設
置位置にまで至ると、以後は尾部挟み部31の移
動に伴い刃52a,52bは尾部挟み部31、背
腹固定装置74の両側に掻き分けられる。次い
で、魚体Aの尾鰭あるいは尾基部が刃52a,5
2bの間を通過する。さらに、尾部挟み部31が
移動するにしたがい、魚体A全体が帯状刃52
a,52bの間を通過する。
ところで、魚の中心は背骨、背骨に連続する尾
鰭あるいは尾部によつて定められている。そのた
め、魚体Aが帯状刃52a,52bの間を通過す
ることにより、帯状刃は魚体の背骨の両側を通過
することになり、魚体Aは背骨を挟んだ両側の身
と背骨とにフイーレされる。
フイーレされた魚体Aの背骨、尾鰭は、尾部挟
み部31等から取り外す。以下、順次作業を繰り
返すことで、新たな魚体Aにフイーレ作業を施
す。
第16図に斜視図を、第17図に一部拡大図を
図示される実施例は、魚体搬送部11をチエーン
を用いて無限駆動させて魚体を駆動させる代わり
に、エアシリンダを使用することで魚体を往復移
動させる。
この実施例では、第15図に図示される頭部押
さえ部71、第5図に図示される尾部挟み部3
1、尾鰭挟み部41をスライド台91に取り付け
る。スライド台91は、LMガイドに取り付けら
れる。92は、LMガイドのレールである。93
は、エアシリンダである。エアシリンダ93は、
スライド台91に取り付けられエアシリンダ93
の伸縮に伴い両方向に移動させる。51は、フイ
ーレ作業部であり、この実施例では、〓間を明け
て平行に設置れた円盤刃52c,52dからな
る。94は、円盤刃52c,52dを駆動させる
プーリー、95はプーリー94を駆動させるベル
トである。96は、円盤刃52c,52dを上下
動させるエアシリンダである。97は、円盤刃5
2c,52dを上下動させる蝶番からなる支点で
ある。
この実施例においては、エアシリンダ93を伸
縮駆動させ、伸長状態を取つたときに尾部挟み部
31、尾鰭挟み部41、頭部押さえ部71、魚体
をフイーレ作業部51の、円盤刃52c,52d
間を通過させ、フイーレさせる。フイーレ終了後
は、エアシリンダ96を作動させ、円盤刃52
c,52dを持ち上げ、尾部挟み部31、尾鰭挟
み部41、頭部押さえ部71の移動に邪魔となら
ない状態とする。ついで、エアシリンダ93を作
動させ、尾部挟み部31等をもとの位置に戻し、
フイーレされて残つた魚体の骨を取り外す。つい
で、エアシリンダ96を作動させ円盤刃52c,
52dを元の位置まで下げる。このような作業を
順次繰り返して、魚体を往復移動させフイーレ作
業を行う。
この実施例では、尾部挟み部31、尾鰭挟み部
41、頭部押さえ部71等は1のセツトからな
り、スライド台91に取り付けられ、またフイー
レ作業部51t1のセツトからなるが、これらを複
数個並べて取り付け、一度に複数個の魚体をフイ
ーレしてもよい。
(発明の効果) したがつて、この発明では魚に確実にフイーレ
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の斜視図、第2図は
どう概略中央断面図、第3図は第2図のX−X断
面図、第4図は尾部挟み部の一部拡大図、第7図
は同魚体搬送部の一部拡大図、第5図、第6図、
第8図は同他の実施例の一部拡大図、第9図は他
の実施例の頭部押さえ部、尾部押さえ部の一部拡
大図、第10図は第9図のY−Y断面図、第11
図、第13図、第14図は同他の実施例の魚体支
え板の一部拡大図、第12図は同他の実施例の背
腹固定装置の一部拡大図、第15図aは頭部押さ
え部の他の実施例の正面図、第15図bは同側面
図、第16図は他の魚体搬送部に係る実施例の斜
視図、第17図は同一部拡大図である。 11……魚体搬送部、21……魚体載置部、3
1……尾部挟み部、41……尾鰭挟み部、51…
…フイーレ作業部、71……頭部押さえ部、72
……回転軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚体を搬送する魚体搬送部と、基部は魚体搬
    送部に取り付けられ、先端は分かれて魚の尾部を
    挟む尾挟を有する垂直方向に突設される尾部挟み
    部と、基部は魚搬送部の、フイーレ作業される魚
    体の長さだけ尾部挟み部よりも搬送方向位置に取
    り付けられ、基部に設けられる回転軸を回転中心
    として回転される頭部押さえ部と、魚体搬送部の
    搬送方向と平行にかつ尾部挟み部の通過位置を挟
    んで並べて設置される刃を有するフイーレ作業部
    とからなることを特徴とする魚のフイーレ作業装
    置。 2 魚体を搬送する魚体搬送部と、基部は魚体搬
    送部に取り付けられ、先端は分かれて魚の尾部を
    挟む尾挟を有する垂直方向に突設される尾部挟み
    部と、尾部挟み部の搬送方向前方に取り付けられ
    魚体搬送部により搬送されるとともに尾部挟み部
    の搬送方向側を挟む尾鰭挟み部と、基部は魚搬送
    部の、魚体の長さだけ尾部挟み部よりも搬送方向
    位置に取り付けられ、基部に設けられる回転軸を
    回転中心として回転される頭部押さえ部と、魚体
    搬送部の搬送方向と平行にかつ尾部挟み部の通過
    位置を挟んで並べて設置される刃を有するフイー
    レ作業部とからなることを特徴とする魚のフイー
    レ作業装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077673A1 (ja) * 2005-01-20 2006-07-27 Mayekawa Mfg. Co., Ltd 魚体の鰭除去装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077673A1 (ja) * 2005-01-20 2006-07-27 Mayekawa Mfg. Co., Ltd 魚体の鰭除去装置
JPWO2006077673A1 (ja) * 2005-01-20 2008-06-19 株式会社前川製作所 魚体の鰭除去装置
JP4611321B2 (ja) * 2005-01-20 2011-01-12 株式会社前川製作所 魚体の鰭除去装置

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