JPH01296936A - 魚フイーレ装置 - Google Patents

魚フイーレ装置

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JPH01296936A
JPH01296936A JP12473988A JP12473988A JPH01296936A JP H01296936 A JPH01296936 A JP H01296936A JP 12473988 A JP12473988 A JP 12473988A JP 12473988 A JP12473988 A JP 12473988A JP H01296936 A JPH01296936 A JP H01296936A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、魚のフイレー装置にかかる。
さらに詳細には、魚の頭部、臓物等を取り除く前処理作
業のされた魚を、あるいは前処理と同時に、2枚あるい
は3枚におろすフイーレ作業をおこなう装置にかかる。
(従来の技術) 従来魚のフィーレ作業を行う装置、あるいは方法は、種
々提案されて来た。たとえば、発明者においても、「刃
物を用いて自動連続フイーレする方法」(特許第123
5362号、特開昭54−141298)、「魚体をフ
イーレする装置」(特許第1245431号、特開昭5
5−7045)を提案している。さらに、「魚のフイー
レ方法とその装置」(特開昭61−239837)も知
られている。
「刃物を用いて自動連続フイーレする方法」(特許第1
235362号、特開昭54−141298)は、「魚
体を頭部と背骨などを除いてフイーレするにあたり、魚
体を頭部と背腹と尾部をもって所定の姿勢に保持し、魚
体にたいし対象の位置に設けた少なくとも一対の刃物を
フイーしする魚体の両あご聰下の所定の箇所に配置し該
刃物のは先をもって挟み、背骨の両側の魚肉を所定の背
骨に接近する深さに切り込みするようにし、刃物として
線、ストランド、ローブまたはテープであって魚肉を切
る面の厚さが厚くとも0.5mmであってかつ少なくと
も面に所定の形状寸法の凹凸をそなえたものを用い、該
刃物と魚体との相対的位置および間隔の変化または刃物
の緊張若しくは弛緩の変化を可能にして、所定の形状寸
法にし、自動連続して魚体を供給して行うことを特徴と
した刃物を用いて自動連続フイーレする方法。」からな
る。
「魚体をフイーレする装置」(特許第1245431号
、特開昭55−7045)は、[フイーレする魚体をフ
イーレする為に所定の箇所に送り込み刃物で胸びれの根
元に切り込み背骨両側に接近して移動し、爪部まで該刃
物でフイーレするものにおいて、前記魚体を所定の間隔
と位置と姿勢を保つように胸びれ根元を保持し、第1の
箇所に搬送し更に第2の箇所まで送り込む搬送部と、前
記の魚体を背骨に近接する深さで背骨両側胴に切り込み
フイーレする少なくとも一対の刃物の駆動部と、前記の
刃物のは先が第2の箇所で送入進行する魚体背骨の長さ
中心を通る仮想の−っの垂直平面に対して左右対称に該
平面に平行して設は刃先の延長が該平面に所定の交叉角
度をもって装着して設け、連続通人魚体を駆動刃物で所
定の魚肉を分離し魚体残部と別々に搬出するものである
ことを特徴とした魚体をフイーレする装置。」にかかる
「魚のフイーレ方法とその装置」(特開昭61−239
837)は、「頭の切り落とし、臓物の取り出し、鱗の
剥離等の前処理のされた魚を、フイレ加工部へ送り込ん
で2枚又は3枚におろすにおいて、前処理のされた魚を
背鰭を上または下として尻尾から供給部へ送り込み、切
断部での動きが直線動となる1枚又は2枚の切断体の切
り刃を、前記送り込まれた魚の骨に食い込まない程度の
所定の角度に前側面に当接して送り込まれた魚の尻尾側
から順次切断した後前と切れ身を分離することを特徴と
する魚のフィレ方法。」、および「略V字型となった供
給ガイド部と、スプリング等の弾発力に抗して間隔が開
く咬わえ込み方向に回転する一対の供給ロールと、垂直
直線動若しくは往復動する切断刃と、スプリング等の弾
発力に抗して間隔が開閉しかつ供給された魚の尻尾部分
を鋏んで引っ張るようにした引き込み部とからなり、こ
れらの各部分が加工移送経路を中心として左右対称であ
って、供給ガイド部、供給ロールに続いて切断刃、引き
込み部の順に排泄され、供給ロールに回転力が、切断刃
に直線動若しくは往復動がそれぞれ伝達されるようにな
っていることを特徴とする魚のフィレ方法に使用するフ
ィレ装置。
」、にががる。
これらの魚のフイーレ装置、方法は、魚のフイーレ熟練
作業者の不足、機械化による加工効率の向上を目的とし
てなされたものである。
そして、フイレ装置に使用される切断刃としては、これ
らのフィレ装置等に使用されるようにバンドソー、ある
いは線状、ロープ状、ストランド状、テープ状、帯状の
刃物のほか、2枚1組として相互にハ字状に、即ち上部
間隔は狭く下部間隔は広く設置した円盤刃をもちいるこ
とも知られている。
(発明が解決しようとす゛る問題点) このように、従来から魚のフイレ装置、方法に関しては
種々の提案がなされているにもかかわらず、−度導入さ
れた魚のフィレ装置が使用されず、熟練者の手作業にょ
るフィレ作業に逆戻りしているのが、作業現場での実情
である。すなわち、従来の魚のフィレ装置に関しては種
種の問題点が指摘される。
魚のフイーレ装置、方法に使用する刃に関しては、以下
のような問題点を有する。すなわち、従来のハ字状に組
んで回転させる円盤刃を使用すると、魚の背を下にして
身下ろ1゜をした場合は、背筋の幅が広く切り取られ捨
てられる背骨に肉が多く残り、歩留まりが非常に悪化す
る。腹を下にした場合は、下となった腹の歩留まりが悪
化する問題点を有する。
さらに、従来の円盤刃を使用した場合、刃物の魚肉との
当たり面積が大きくなるため、魚肉との摩擦力が過大と
なり身割れ身崩れを生ずる。また油や、臓物、血肉がこ
びりつくため、既に切り終わっている向辺を何度も高速
で摩擦することになるため身割れ身崩れが一層ひどくな
る課題を有した。
この点、帯状刃を使用した場合では、一対の帯状刃の相
互角は自由に変更出来、平行状態に設置することで魚肉
切り身のロスを少なくすることが可能である。さらに、
帯状刃の場合は、円盤刃に比し切断ずみの身を更に摩擦
する面積は少なくなるため、魚肉の身割れ身崩れの発生
は少なくなる。
刃の形状に関しては、円盤刃であれ帯状刃であれ、刃先
に凹凸キザの無いストレートな刃と、鋸歯状歯が考えら
れる。しかしながら、ストレートな刃では、魚油により
切れ味が落ち易く、また魚の肋骨を切るところから切れ
味の落ち方が早くなる問題点を有した。特に振りの全く
ないストレートな一対の帯状刃の間を魚を通過させてを
使用すると、刃の側面がつるつるで骨と皮からなる魚体
爪部の表面ですべり、切り込み傷がつかず、一対の帯状
刃は間隔を広げられ、限界まで広げられたうえで初めて
切断を開始するため、身の分どまりが悪化することも知
見した。この点では、鋸歯状はこれらの問題点を解決す
ることが可能である。しかしながら、鋸歯状刃の場合は
、切れ味が鈍ったときの研磨が困難で、目立てやすりが
必要とされ一般にはそのまま捨てられることが多い課題
を有する。
先に発明者が提案した、「刃物を用いて自動連続フイー
レする方法」(特許第1235362号、特開昭54−
141298) ニおイテも、直径0゜3mm〜0.8
mmのワイヤー線等で切断をおこなうと、以下のような
課題を有した。
すなわち、一対のワイヤーをビンと張設し、その間に魚
体を送り、ワイヤを上下動させると、イワシのように魚
体か小さく、皮の薄い魚の場合は問題はないが、サバ、
ホッケのように皮の厚い魚では、魚はワイヤーの上下動
につれて上下するため上から押さえる必要があり、身お
ろしした魚体の切り身は包丁で切断したような滑らかな
切り口とはならない。
ワイヤーをエンドレスに回転させた場合は、ワイヤーは
刃はついていないため、高速回転をしないと皮が完全に
切れず、むしれた箇所を生ずる。たとえば、直径140
mmの2個のプーリー間にワイヤーをかけて回転させて
使用したところ、3.OH回転/毎分では、時々皮むし
れが生じたが、5.006回転/毎分ではきれいな切断
面となる。しかし、それだけワイヤーも屈曲折れが激し
くなる。さらに、ワイヤーが、背骨のくぼみに入ると抜
は出せなくなり、背骨がちぎれる。金属製のワイヤーの
代わりに、テトロン製の釣り糸をエンドレスにかけて使
用すると、2.000回転でもワイヤーに比し切れ味か
数段優れる。しかし、使用中の伸びが大きく、使用中に
油、臓物が付着するとすべって切れ味が落ち、回転を上
げざるを得ない。
さらに、切断刃の位置ヘフイーレされる魚を、フイーレ
する円盤刃あるいは帯状刃の作業領域に搬送する搬送装
置も幾種類か知られているが、それら搬送装置に関して
は、次のような課題を各々有している。
すなわち、ばねを利用して魚体を左右両方から挟んで送
る装置、あるいは対称に設置した一対のベルトを同一方
向に回転させ、その間に魚体を挟んで送る装置、あるい
は「魚のフイーレ方法とその装置」(特開昭6l−23
9837)に開示されるような、一対のローラ間に魚体
を挟んで強制的に送り込む装置においては、左右から強
制的に強く押さえて、円盤刃の間に魚体の背骨が通るよ
うに、途中で魚体が曲がったりしているか否かに拘わら
ず強制的に送りこむために、左右ローラの強度あるいは
係止力の違いその他の原因によって、身おろしされたサ
バ等の魚体に身割れ身崩れが生じて商品価値が低下する
課題を有した。
なお、魚の尾をつかんで刃の間を曳行し、中央の骨と両
側の肉の部分に3枚に分ける3枚おろしをおこなう従来
技術としては「魚体のおろし装置」(特開昭57−20
8941、特公昭6O−28253)が知られている。
同装置は、「魚体をその尾をつかんで軸心方向へ曳行さ
せる曳行手段と、曳行魚体の進路に魚体の背骨を両側か
ら挟むように設けて、振動手段により長平方向の振動を
与える一対の刃物と、これら刃物を刃部だけのぞくよう
に納めて背骨へ切り込まないように案内させる案内と、
前記細刃物の間隔を曳行手段の通過時、曳行手段に触れ
ないように開かせ、通過後、直ち重犯案内が背骨へ接す
る樺に綴じさせる開閉手段とを備えさせたことを特徴と
する魚体のおろし装置。」からなるしのである。しかし
ながら、同装置は、魚体の尾をつかんで曳行しながら作
業するに適するある程度大きな、かつお、まぐろの類い
のある程度以上の大きさのある魚に適するものと解され
、また魚体を抱きかかえて載置する魚体a置容器を備え
るものではない。
さらに、根本的に従来の切断刃の位置ヘフイーレされる
魚を、フィーμする円盤刃あるいは帯状刃の作業領域に
搬送する搬送装置は、搬送する魚体の性質を認識せず、
他の一般の機械、器具の搬送と同様にηえているにすぎ
ないものである。すなわち、さば等の魚体は魚体の中心
を横に背推骨が走り、それから上方に向かって神経束が
生えており、下方には肋骨や血管束があり、上方から下
方に縦長に骨が生え、全体として板状と見ることもでき
る。しかし、魚体自体は弾性体からなるのであるから、
また魚によって個体差もあるので魚体を外側の左右上下
からいくら押し付けても正確な中心を求めることは困難
であるし、あまり意味がない。発明者はむしろ、魚の中
心は既に背骨、そして背骨に連続する尾鰭あるいは尾部
によって定められているのであるから、例えば一対の刃
物の間を背骨の厚み或は太さよりも0.5〜1mm余計
に間隔をとり、魚が転ばない程度に支え、尾部を引くと
、魚体の僅かな偏りは、刃物と背骨との接触は抵抗とし
て働くため魚自体の背骨が偏りを修正して背骨に添って
奇麗に身下ろし出来ることを知見した。
(問題点を解決するための手段) この発明は、 帯状刃により魚のフィーμ作業を行う魚のフィーμ装置
において、帯状刃は、フィーμされる魚の背骨側には歯
の振りを形成し反対面には歯の振りを形成しない鋸歯状
からなることを特徴とする魚のフィーμ装置、 および フィーμ作業をされる魚を抱きかかえて載置する魚体載
置容器と、魚体載置容器に載置された魚の尾部を挟みか
つ引っ張る尾部挟み部と、魚体載置装置と尾部挟み部の
間に位置しフィーμされる魚の背骨方向に設置される刃
を有するとともに、刃は負方向への近接離隔移動可能な
フイーレ部とからなることを特徴とする魚のフィーμ装
置、 を提供する。
(作  用) 特許請求の範囲第1項記載の発明においては、帯状刃の
魚体への当たり面が小さくなり、鋭利となるため、骨と
皮ばかりの尾部あるいは尾鰭を挟んでも、即座に皮に食
い込むことが可能となり、肋骨もその分抵抗なく切り進
めることが可能となる。帯状歯の切れ味が落ちたときは
、帯状歯を回転させながら振り無し面側に砥石を当てて
研ぐだけで、切れ味は回復する。
特許請求の範囲第2項記載の発明においては、魚体は、
両側から強く押さえ込まれるのではなく、魚体を軽く押
さえて抱きかかえられるようにソフトに挟まれる。した
がって、魚体が、曲がってセットされたときは軽い力で
簡単に魚体の偏りを修正することが可能である。魚体載
置容器からはみ出した魚体の地部は、刃前面を通り過ぎ
刃よりも地部挟み部側にはいる。すると、地部挟み部で
は、地部あるいは尾鰭をつかむ。次いで、刃を魚体に接
近させ、刃を作動させながら地部挟み部を引く。尾は魚
の背骨の延長上に位置するため、尾を引くことは帯状刃
を対向させて設けた場合は、帯状刃と魚体の左右に背骨
から等距離の位置をそれぞれ作り出す゛ことになり、そ
の位置を維持しながらフィーμ作業を行う。すなわち地
部は、背骨に連続しているのであるから、刃を地部に接
触させ、地部挟み部で魚体の地部を引くと、たとえ魚体
の多少の偏り、傾きがあっても背骨の構造的な強さのた
め偏りを修正しながら刃に添って進み易くなる。
(実 施 例) この発明の実施例を図面にしたがって説明する。
(11)は、容器搬送用のコンベアである。この実施例
では、1回転して元に戻るようにエンドレスに設置する
。コンベア(11)には、第1図に図示するように、フ
ィーμされる魚の頭をセットする魚体セット部A1セッ
トされた魚の頭を落とす頭落とし部81次いで内蔵を開
く内蔵切断部C1次いで回転ブラシで肋骨内部を回転す
ることにより内蔵を除去する内蔵除去部D、フィーμ作
業を行うフィーμ作業部Eをコンベア(11)の上流か
ら順次設置する。コンベア(11)には、その上部に第
1図に図示するように一定間隔で、魚体載置容器(12
)を多数、この実施例では14個固定する。
魚体載置容器(12)は、第2図に斜視をあられすよう
に、板状のコンベア(l l)に一定間隔で固定する容
器固定ボルト(13)を介して固定する。即ち、魚体載
置容器(I2)は、容器固定ボルト(13)に固定され
る一対のアングル(14)と、アングル(14)に下部
を固定される一対の金属板製の魚体載置部(15)とか
らなる。魚体載置部(15)は、第2図に図示するよう
に、下部は狭く、上部に魚の外形に応じて、内面で魚を
抱きかかえることが可能な形状、この実施例では湾曲面
を有して広がり、最上部は若干狭めて先端は外側に折り
返してなる。魚体載置部(15)は、この実施例では、
185mm長さで、0.3mm厚のバネ効果が期待でき
るステンレス板からなる。魚体載置容器(12)の大き
さは、サバ、イワシ、カツオ等のフィーμする魚の種類
によって選択すれば良い。また魚の大きさに応じて、コ
ンベア(11)と、フィーμ装置(21)との距離を移
動して調節する。
(21)は、フィーμ装置である。フィーμ装置(21
)は、第1図に図示するようにコンベア(11)に対抗
させて設置する。フィーμ装置(21)の正面は、第3
図、第4図に図示するように、平面は第5図に図示する
ような構成からなる。
すなわち、(22)、(23)は、プーリーである。
プーリー(22)、(23)は対抗させて一対づつ設け
、プーリー(22)、プーリー(22)はそれぞれモー
タ(図示せず)その他の駆動機によって回転させる。(
24)は、エアシリンダーであり、先端が2又に分かれ
たロッド(25)を往復運動させる。ロッド(25)は
、各一対のプーリー(22)、(23)の取り付は板(
26)に先端を固定する。
そのため、エアシリンダ(24)でロッド(25)を往
復運動させることで、一対のプーリー(22)、(23
)は、第3図に図示するようなハ字状に開いた状態と、
第4図に図示するように相互に近接した閉じた状態を選
択する。
(31)は、帯状刃である。帯状刃(31)は各々プー
リー(22)、(23)間にエンドレス状に架は渡され
る。帯状刃(31)は、第6図に一部を、第7図に拡大
を表すような鋸歯状、この実施例では、0.7mm厚で
7mm幅の鋼鉄製帯状刃からなる。すなわち、通常の鋸
歯では、歯は左右に振っであるが、この実施例に使用す
る帯状刃(31)では、帯状刃(31)の一方の側は、
歯の振り、すなわち歯角をそのまま残したa振り面(3
2)とし、他方の面は歯の振り、歯角を斜めに落とした
振り無し面(33)とする。帯状刃(31)のプーリー
(22)、(23)への張設は、歯のついている側をコ
ンベア(11)側に向けかつ有振り面(32)を中心側
に、すなわち一対の張設された帯状刃(31)は、相互
に有振り而(32)を向けあって設置する。
帯状刃(31)を1本だけ設置し、片面ずつ身下ろしす
るときも、張設される帯状刃(31)については同様に
設置する。
(41)は、置部挟み部である。尾部挾み部(41)は
、先端に対抗させた一対の尾把持部(42)を設ける。
(43)は、エアシリンダーであり、ロッドを介して第
5図に図示するような尾部挾み部(41)全体の前進後
退と、尾把持部(42)の近接離隔作業を各々選択して
おこなう。(51)は、尾部挾み部(41)の下部に設
置されるコンベアであり、尾部挾み部(41)でフイー
レされ落下してきた魚の切り身を回収する。コンベア(
51)のかわりに、固定された切り身回収容器を設置し
てもよい。
そこで、魚体セット部Aで、第2図に図示するように、
順次魚体夏]を背を下にして垂直に魚体載置容器(12
)に魚体Hをセットする。
頭は、第1図図中下方に向け、置部は魚体載置容器(1
2)から50〜70mmはみ出させて載置する。背腹は
逆にセットしてもよいが、背腹方向は垂直方向となるよ
うにセットする。魚体載置容器(12)の魚体載置部(
15)は、下部は狭く、上部に魚の外形に応じて、内面
で魚を抱きかかえることが可能な形状、この実施例では
湾曲面を有して広がり、最上部は若干狭めて先端は外側
に折り返してなり、また魚体載置容器(12)はバネ状
の金属板からなるため、魚体は、両側から強く押さえ込
まれるのではなく、魚体の厚みのある部分を舒く押さえ
て抱きかかえられるようにソフトに挟まれる。
したがって、魚体が、曲がってセットされたときは軽い
力で簡単に魚体の偏りを修正することが可能である。
ついで、頭部落とし部B1内蔵切断部C1内蔵除去部D
、フイーレ作業部Eの各工程毎にコンベア(11)のラ
ブチェットの送りと、停止を繰り返して魚体載置容器(
12)を搬送する。
そして、頭部落とし部BではフイーレEに設置されるの
と同様の構造からなる尾部尾さえ装置で魚の尾を押さえ
ながら頭を切断する。
ついで、同様に尾を押さえながら内蔵切断部Cでは腹を
開く。次いで、内蔵除去部りでは同様に尾を押さえなが
ら回転ブラシを肋骨の内部で回転させ臓物を、頭を切断
した頭部側から除去させる。次いで、フイーレ作業部E
にきて停止する。
このとき帯状刃(31)は、第3図に図示されるように
下部は相互に開いて待機している。
魚体載置容器(12)からはみ出した魚体■(の置部は
、第5図における帯状刃(31)間を通過し、帯状刃(
31)よりも尾部挾み部(41)側にはいる。
すると、尾把持部(42)がエアシリンダ(43)の作
動により前進し、かつ相互に閉じることで尾把持部(4
2)で置部あるいは尾鰭をつかむ。
次いで、エアシリンダ(24)を作動させ、帯状刃(3
1)相互を第4図に図示するように閉じる。
ついで、この実施例では0.3秒帯状刃(31)を回転
させたところで、帯状刃(31)を回転させながらエア
シリンダ(43)を作動させて、置部挟み部(41)を
第5図においては上方に引く。0゜3秒だけ間をおいて
から尾部挾み部(41)を引くのは、魚の置部はほぼ骨
と皮だけからなり、肉は殆どついていないため、帯状刃
(31)の食い込みがなく、皮の上をただすべっている
だけで皮に傷がついていない場合が打るためである。そ
のような場合に、置部挟み部(41)を引くと帯状刃(
31)は当初挟んだ間隔よりも押し広げられ、身のつい
た厚みのある部分が切り取られることになる。このよう
な問題をさけ確実に皮に傷をつけるため、この実施例で
は魚体I(に帯状刃(31)か当接してから0.2〜O
13秒間たってから尾部挾み部(41)を引く。
このとき帯状刃(31)は、一方の側は、歯の振り、す
なわち歯角をそのまま残した有振り振り面(32)とし
、他方の面は歯の振り、歯角を落とした振り無し面(3
3)とし、さらに帯状刃(31)のプーリー(22)、
(23)への張設は、歯のついている側をコンベア(1
1)に向けかつ有振り面(32)を中心側に、すなわち
一対の張設された帯状刃(31)は、相互に有振り面(
32)を向けあって設置する。すなわち、魚体Hの背骨
側には、有振り而(32)を向けていることになる。そ
のため、帯状刃(31)の魚体Hへの当たり面が小さく
なり、鋭利となるため、骨と皮ばかりの尾部あるいは尾
鰭を挟んでも、即座に皮に食い込むことが可能となり、
肋骨もその分抵抗なく切り進めることが可能となる。そ
のため、帯状刃(31)の両面とも有振り面(32)と
した場合には、切断面がザラついた感じとなるのに対し
て切り身の切断面は、包丁で切断し多様に滑らかとなる
。さらに、魚体載置容器(12)により、魚体は、両側
から強く押さえ込まれるのではなく、魚体の厚みのある
部分を軽く押さえて抱きかかえられるようにソフトに挟
まれている。そのため、魚体Hを無理に左右からあるい
は上方から無理におさえたりして魚体H自体の自由修正
度を無くしてのフイーレ作業とは異なる。すなわち、自
由修正度を無くして切断すると、修正に対する抵抗が大
きくなり、当初の傾きのまま魚体Hの向きの修正が出来
ないまま不適性な切断を強行することになる。それにた
いして、この実施例では、尾部は、背骨に連続している
のであるから、帯状刃(31)を尾部に接触させ、尾部
挾み部(41)で魚体Hの尾部を引くと、たとえ魚体H
の多少の偏り、傾きがあっても背骨の構造的な強さのた
め偏りを修正しながら帯状刃(31)に添って進み易く
なる。
フイーレ作業が終了すると、コンベア(51)により、
尾部挾み部(41)でフイーレされ落下してきた魚の切
り身を回収する。また、尾部挾み部(41)は後方に後
退しきった状態で尾把持部(42)を離し、魚体Hの尾
部あるいは尾鰭、および背骨を落下させこれらも別途に
回収する。
帯状刃(31)の切れ味が落ちたときは、帯状刃(31
)を回転させながら振り無し面(33)側に斜めに砥を
当てて研ぐだけで、切れ味は回復する。帯状刃(31)
は、往復作動する直線刃でもよいが、研磨の容易性から
はエンドレス状の方が望ましい。
フイーレ作業だけを必要とするときは、コンベア(11
)を設けずに、フイーレ作業部Eだけを設け、コンベア
(11)の代わりに容器取り付は板を設け、それに魚体
載置容器(12)を1個設けてもよい。その場合は、す
でに頭を落とし、臓物を取り除いた魚を魚体載置容器(
12)にセットして刃物間に差し出して使用する。
(発明の効果) したがって、この発明では、身崩れ、身割れを生じず、
歩°留まりの良い魚のフイーレ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例の平面図、第2図は同部品
図である魚体載置容器の斜視図、第3図、第4図は実施
例の正面図、第5図は第1図の拡大図、第6図は帯状刃
の斜視図、第7図は第6図の一部拡大図である。 (12)・・・魚体載置容器、(21)・・・フイーレ
装置、(31)・・・帯状刃、(41)・・・尾部挟み
部、(42)・・・尾把持部 特許出願人   三  宅   忠  −代理人弁理士
  安  原   正  2同           
安   原     正   義第6図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯状刃により魚のフイーレ作業を行う魚のフイー
    レ装置において、帯状刃は、フイーレされる魚の背骨側
    には歯の振りを形成し反対面には歯の振りを形成しない
    鋸歯状からなることを特徴とする魚のフイーレ装置。
  2. (2)フイーレ作業をされる魚を抱きかかえて載置する
    魚体載置容器と、魚体載置容器に載置された魚の尾部を
    挟みかつ引っ張る尾部挟み部と、魚体載置装置と尾部挟
    み部の間に位置しフイーレされる魚の背骨方向に設置さ
    れる刃を有するとともに、刃は魚方向への近接離隔移動
    可能なフイーレ部とからなることを特徴とする魚のフイ
    ーレ装置。
JP12473988A 1988-05-20 1988-05-20 魚フイーレ装置 Granted JPH01296936A (ja)

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