JPH0639786A - 切断用送給装置 - Google Patents

切断用送給装置

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JPH0639786A
JPH0639786A JP20148992A JP20148992A JPH0639786A JP H0639786 A JPH0639786 A JP H0639786A JP 20148992 A JP20148992 A JP 20148992A JP 20148992 A JP20148992 A JP 20148992A JP H0639786 A JPH0639786 A JP H0639786A
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rotary blade
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Yoshio Masuda
良夫 増田
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、被切断物を傷めることなく送給
する。 【構成】回転刃1の近傍に板ばね6を介してホルダ8を
下降させて被切断物3を押圧し、ホルダ8を上昇させて
離間させる押え機構50を備え、一端をホルダ8に固定
すると共に、他端を送給面2から所定高さに摺動・揺動
可能に支承された摺動台68に取り付けた弾性を有する
帯状のスタビライザ52を設けた。また、引側への駆動
によりスタビライザ52を送給面2側に屈曲させて屈曲
部160を形成可能なシリンダ154を設けた。そし
て、送給面2及びスタビライザ52の間を、回転刃1に
向かって移動する送給台96に、被切断物3を咬持可能
でばねの付勢力により開口する咬持機構151が配置さ
れ、ホルダ8の下降により、スタビライザ52が上歯部
材134に接触して、被切断物3を咬持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送給面を横断する回転
刃に向かって被切断物を送給する切断用送給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被切断物を自動的に切断し
て、所定の重量、大きさの切身を大量に得るために、被
切断物を回転刃に向かって自動的に間欠送給する切断用
送給装置が種々知られている。例えば、特開平2−36
987号公報にあるように、咬持部材をばねにより付勢
して開口するようにし、咬持部材の移動に伴って、咬持
部材が押え部材の傾斜部に当接する。そして、咬持部材
がばねの付勢力に抗して閉じて、被切断物の一端を咬持
し、被切断物を回転刃に向かって送給する。また、この
切断物を揺動駆動される複数の板ばねにより押え、回転
刃により被切断物を切断する際に、被切断物がずれるの
を防止するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、複数の押え部材を上下に移動可能に
支承すると共に、これとは別個に、複数の板ばねを揺動
駆動するように構成しており、構成が複雑になると共
に、板ばねにより被切断物を傷めてしまう場合があると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、簡単な構成で、被切断物を傷めることなく
送給できる切断用送給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、送給面を横断する回転刃による切断位
置に前記被切断物を送給する切断用送給装置において、
前記回転刃の近傍に上下動可能に配置されたホルダを下
降させて前記送給面上の被切断物を押圧し、前記ホルダ
を上昇させて前記被切断物から所定量離間させる押え機
構と、前記送給面に沿って設けられ、かつ、一端を前記
ホルダに固定すると共に、他端を前記送給面から所定の
高さに摺動・揺動可能に支承された摺動台に取り付けた
弾性を有する帯状のスタビライザと、前記送給面及び前
記スタビライザの間を、前記回転刃に向かって移動する
と共に、前記被切断物を咬持可能でばねの付勢力により
開口する咬持機構が回転刃側に配置され、前記ホルダの
下降により、前記スタビライザが前記咬持機構に接触し
て、前記咬持機構が閉じて前記被切断物を咬持する送給
台と、伸縮により前記スタビライザを前記送給面側に屈
曲させて屈曲部を形成可能な屈曲機構と、を備えたこと
を特徴とする切断用送給装置の構成がそれである。
【0006】
【作用】前記構成を有する切断用送給装置は、押え機構
が、ホルダと共にスタビライザを下降させる。そして、
屈曲機構がスタビライザに屈曲部を形成し、送給台の移
動によりスタビライザが咬持機構に接触して咬持機構が
閉じ、被切断物を咬持する。送給台が回転刃に向かって
移動する間、スタビライザが咬持機構をばねの付勢力に
抗して閉じて、被切断物を咬持させ、また、ホルダがス
タビライザと共に被切断物を押さえ、被切断物がずれる
のを防止する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例である切断用送給装
置の概略斜視図である。1は回転刃であり、本実施例で
は、薄い円盤状の回転刃1が用いられている。この回転
刃1は、図1に示すように、切断位置で自転しながら直
線的に送給面2を横断し、送給面2上の被切断物3を切
断するように構成されている。この送給面2は、本実施
例では複数のガイドバー4が並設されて、その上面によ
り形成されている。尚、被切断物3は、回転刃1により
切断されものであって、漁体、畜肉、ハムや根菜類等で
ある。
【0008】この送給面2を横断する回転刃1に沿っ
て、板ばね6が設けられており、この板ばね6は、その
厚さが、中程が薄く、両端が厚くなるように、重ね板ば
ねが用いられている。また、板ばね6の中程には、ホル
ダ8が固定されて回転刃1の近傍に配置されている。
【0009】板ばね6の両端は、それぞれ保持部材1
0,12に固定されており、保持部材10,12は、そ
れぞれ支柱14,16に送給面2と平行なピン18,2
0により揺動可能に支承されている。また、保持部材1
0,12には、それぞれロッド22,24の一端がピン
26,28により揺動可能に係合されている。
【0010】一方、図示しない本体に、それぞれピン3
0,31によりレバー32,34が揺動可能に支承され
ており、更にこの両レバー32,34に、ロッド22,
24の他端が、ピン36(一方のみ図示する)により揺
動可能に係合されている。そして、両レバー32,34
には、連結ロッド38の両端がそれぞれピン40,42
により揺動可能に係合されて、両レバー32,34が同
期して揺動するように構成されている。また、一方のレ
バー34には、エアシリンダ44のロッド46の先端
が、ピン48により揺動可能に係合されている。
【0011】エアシリンダ44を押側に駆動することに
より、両レバー32,34が同期して揺動し、ロッド2
2,24を介して保持部材10,12を揺動させ、板ば
ね6を送給面2側にたわませてホルダ8を上昇させ、ホ
ルダ8により送給面2上の被切断物3を押圧することが
できるように構成されている。また、逆に、エアシリン
ダ44を引側に駆動して、板ばね6を送給面2から遠ざ
かるようにたわませてホルダ8を下降させ、ホルダ8を
被切断物3から所定量離間することができるようにされ
ている。
【0012】尚、板ばね6、ホルダ8、保持部材10,
12、ピン18,20、支柱14,16、ロッド22,
24、ピン26,28、ピン30,31、レバー32,
34、ピン36、連結ロッド38、ピン40,42、エ
アシリンダ44、ピン48により押え機構50を構成し
ている。この押え機構50は、板ばね6をたわませてホ
ルダ8を上下動させる構成に限らず、ホルダ8を上下に
摺動する摺動台等に固定して上下動させるように構成し
ても実施可能である。
【0013】一方、送給面2に沿って帯状のスタビライ
ザ52が設けられており、このスタビライザ52は、適
度な弾性を有し、本実施例では、スタビライザ52は、
ポリエチレンで形成され、帯の幅が100mmに、その
厚さが4mmに、そして、その弾性は、ヤング率が0.
6×104Kg/cm2 のものが用いられている。
【0014】そして、このスタビライザ52の一端は、
前記ホルダ8に固定されている。また、送給面2から所
定高さの位置に、所定間隔で支持部材54,56が設け
られており、この支持部材54,56には、送給面2と
平行に形成された長穴58,60が形成されている。
【0015】この長穴58,60には、それぞれローラ
62,64が摺動可能に挿入されており、両ローラ6
2,64は、摺動軸66の両端に回転可能に支承されて
いる。この摺動軸66には、摺動台68が取り付けられ
て摺動台68が摺動・揺動可能にされており、この摺動
台68の送給面2側に前記スタビライザ52の他端が取
り付けられている。
【0016】更に、並設されたガイドバー4の幅に応じ
た間隔で、2個の駆動スプロケット70,72が配置さ
れており、両駆動スプロケット70,72は駆動軸74
に固定されている。この駆動軸74には、更に大プーリ
76が固定されており、この大プーリ76と、モータ7
8の出力軸に固定された小プーリ80との間には、タイ
ミングベルト82が張設されている。
【0017】また、回転刃1側の所定位置に両駆動スプ
ロケット70,72と同じ間隔で、従動スプロケット8
4,86が、図示しない本体に回転可能に支承されてお
り、両駆動スプロケット70,72と従動スプロケット
84,86とには、それぞれチェーン88,90が張設
されている。尚、両スプロケット70,72,84,8
6の間には、アイドルスプロケット92,94も、図示
しない本体に回転可能に支承されている。
【0018】そして、このチェーン88,90には、図
2に示すように、送給台96が係合されて、チェーン8
8,90と共に送給台96が、移動するように構成され
ている。しかも、送給面2と直交して2枚のカム板9
8,100が、チェーン88,90の近傍に設けられて
おり、このカム板98,100の縁にカム輪郭部10
2,104が形成されている。
【0019】カム輪郭部102,104は、送給面2か
ら所定高さに形成された直線部102a,104aと、
直線部102a,104aに連接し回転刃1側に形成さ
れた大円弧部102b,104bと、同じく直線部10
2a,104aに連接し駆動スプロケット70,72側
に形成された小円弧部102c,104cとを備えてい
る。
【0020】また、送給台96には、その側面から送給
面2に平行に突出したローラ106,108が取り付け
られており、チェーン88,90の駆動による送給台9
6の移動により、ローラ106,108がカム輪郭部1
02,104に接触し、ローラ106,108が直線部
102a,104aにあるときには、送給台96の下
を、被切断物3が通過できる高さとなるように構成され
ている。
【0021】送給台96には、下歯部材110が、送給
面2と垂直な支持軸112に揺動可能に支承されてお
り、下歯部材110の先端には、回転刃1に向かって突
出された下歯部114が形成されている。下歯部材11
0には、一対のレバー116,118が揺動可能に支承
されており、両レバー116,118の一端は、コイル
スプリング120により互いに接近するように引っ張ら
れている。また、両レバー116,118の他端には、
溝122,124が形成されており、この溝122,1
24に対応して、送給台96には、ピン126,128
が立設されている。
【0022】一方のピン128が一方のレバー118の
溝124に係合したときには、下歯部材110は、図2
に実線で示すように、所定角度右向きに保持される。ま
た、他方のピン126が、他方のレバー116の溝12
2に係合したときには、下歯部材110は、図2に二点
鎖線で示すように、所定角度左向きに保持されるように
構成されている。
【0023】このように、本実施例では、下歯部材11
0を左向きに、あるいは右向きに切り換えることができ
るように構成している。これは、被切断物3が漁体であ
る場合に、その漁体が2枚の半身におろされたものであ
ると、両半身を送給面2に切口を下にして載せると左右
対象となる。その半身を下歯部材110で押す場合に
は、それぞれの半身で押す中心をずらした方が良好に押
せる。
【0024】従って、本実施例では、半身の形状に応じ
て、押す中心を変えることができるが、これは、被切断
物3の形状に応じて実施すればよく、下歯部材110の
向きを変えることができるように構成しなくても実施可
能である。また、送給台96がチェーン88,90によ
り最も回転刃1に接近した最前進位置に移動されたとき
に、下歯部材110の下歯部114の先端が、横断する
回転刃1の切断位置に、あるいはこれを僅かに超えるよ
うに、従動スプロケット84,86の位置、下歯部材1
10の長さ等が定められている。
【0025】前記下歯部材110には、図2、図3に示
すように、断面略U字形の下ブラケット128が取り付
けられており、この下ブラケット128の内側に第1リ
ンク130の一端が、ピン132により揺動可能に係合
されている。この第1リンク130の他端は、上歯部材
134に固定された上ブラケット136に、ピン138
により揺動可能に係合されている。
【0026】更に、下ブラケット128の両側に、2個
の第2リンク140,142の一端がピン144により
揺動可能に係合されている。この第2リンク140,1
42の他端は、上ブラケット136にピン146により
揺動可能に係合されている。これにより、上歯部材13
4が、図3に二点鎖線で示すように、上下に移動できる
ようにされている。
【0027】また、上歯部材134の先端には、下歯部
114に対応して、送給面2に向かって突き出した上歯
部148が、形成されており、ピン144には、弦巻ば
ね150が装着されて、上歯部材134を上方に付勢し
て、上歯部148が開口するように形成されている。
【0028】尚、本実施例では、下歯部材110、下ブ
ラケット128、第1リンク130、ピン132、上歯
部材134、上ブラケット136、ピン138、第2リ
ンク140,142、ピン144、ピン146、弦巻ば
ね150により咬持機構151が構成されている。咬持
機構151はこの構成に限らず、弦巻ばね150等のば
ねの付勢力により開口でき、この付勢力に抗して上歯部
148と下歯部114とにより被切断物を咬持できるも
のであればよい。
【0029】前記スタビライザ52には、その中程に、
ブラケット152が固定されており、このブラケット1
52には、エアシリンダ154のシリンダ側が揺動可能
に係合されている。また、このエアシリンダ154のロ
ッドの先端は、前記摺動台68に立設された係合部15
8に揺動可能に係合されている。
【0030】しかも、エアシリンダ154が押側に駆動
されたときには、スタビライザ52がほぼ直線的、ある
いは緩やかな円弧状になり、引側に駆動されたときに
は、スタビライザ52が屈曲して屈曲部160が形成さ
れるように構成されている。尚、本実施例では、ブラケ
ット152、エアシリンダ154、係合部158により
屈曲機構161を構成している。屈曲機構161は、前
述した構成に限らず、シリンダ等の伸縮により屈曲部1
60を形成できるものであればよく、例えば、エアシリ
ンダをスタビライザ52に対して直交して配置する。そ
して、前記ブラケット152と係合部158とに、それ
ぞれ揺動可能にリンクの一端を係合させ、両リンクの他
端をエアシリンダのロッドに揺動可能に係合させる。そ
して、エアシリンダの伸縮により、リンクを介してブラ
ケット152と係合部158とが接近したり、離れたり
するようにして、屈曲部160を形成可能にしたもので
もよい。
【0031】一方、本実施例では、前記ガイドバー4の
延長上に、ベルトコンベア162が配設されており、こ
のベルトコンベア162から被切断物3をガイドバー4
上に移送できるようにされている。次に、前述した本実
施例の切断用送給装置の作動について説明する。
【0032】まず、送給台96がカム輪郭部102,1
04の直線部102a,104aの位置にあるときに、
ベルトコンベア162に載置された被切断物3が、送給
台96の下を通って、ベルトコンベア162からガイド
バー4上に移される。そして、モータ78の回転によ
り、小プーリ80、タイミングベルト82、大プーリ7
6、駆動軸74、駆動スプロケット70,72を介し
て、チェーン88,90が回転される。このチェーン8
8,90の回転により、送給台96が移動する。
【0033】送給台96が、チェーン88,90によっ
て移動されると、図4に二点鎖線で示すように、カム輪
郭部102,104に接触している送給台96のローラ
106,108が、直線部102a,104aから小円
弧部102c,104cに沿って動き、送給台96がベ
ルトコンベア162上に移動される。
【0034】そして、送給台96は、更に、ベルトコン
ベア162上を回転刃1に向かって進み、ベルトコンベ
ア162からガイドバー4の送給面2に移る。その際、
下歯部材110の下歯部114が、被切断物3に食い込
み、被切断物3を押しながら送給台96が移動する。
【0035】また、このとき、エアシリンダ44は押側
に駆動され、レバー34がピン30の廻りに揺動され、
このレバー34の揺動は、連結ロッド38により他方の
レバー32に伝達されて、他方のレバー32も同期して
揺動する。よって、両ロッド22,24が引き下げられ
て、保持部材10,12がピン18,20の廻りに揺動
され、板ばね6が下に膨らみ、図5に示すように、ホル
ダ8が下降され、スタビライザ52を送給面2に押し付
ける。
【0036】また、エアシリンダ154は引側に駆動さ
れ、摺動台68を介して摺動軸66が引かれて、ローラ
62,64が長穴58,60内を摺動すると共に、摺動
台68が揺動して送給面2に対して傾斜する。スタビラ
イザ52は、ブラケット152と摺動台68との間で屈
曲されて屈曲部160が形成される。このとき、スタビ
ライザ52は、送給面2から摺動軸66に向かって斜め
に立ち上がった状態になる。
【0037】この状態で、送給台96により押された被
切断物3が、屈曲部160に接触すると、スタビライザ
52が持ち上げられて、被切断物3は、スタビライザ5
2と送給面2との間に入り込む。更に送給台96が移動
すると、図5に示すように、上歯部材134がスタビラ
イザ52に接触し、上歯部材134はスタビライザ52
により、弦巻ばね150の付勢力に抗して押し下げられ
る。よって、上歯部材134は閉じて、被切断物3に食
い込み、下歯部材110と共に、被切断物3を咬持す
る。
【0038】そして、送給台96もスタビライザ52と
送給面との間に入り込み、回転刃1に向かって移動す
る。移動中、スタビライザ52は、被切断物3を覆うよ
うにして押さえて、浮き上がったり、横にずれたりする
のを防止し、また、上歯部材134を弦巻ばね150の
付勢力に抗して押さえ、被切断物3を咬持した状態にす
る。
【0039】被切断物3が回転刃1による切断位置にま
で送給されると、図6に示すように、モータ78の回転
が停止され、回転刃1が自転しながら送給面2を横断し
て移動され、被切断物3が切断される。その際、被切断
物3は、ホルダ8により押圧されて、切断中の被切断物
3のずれが防止される。
【0040】被切断物3が切断されると、モータ78が
所定量回転されて、送給台96が所定量間欠的に移動さ
れ、再び、回転刃1が送給面2を横断して移動され、被
切断物3が所定の厚さの切身に次々と切断される。そし
て、切断を終了すると、エアシリンダ44が引側に駆動
され、レバー32,34がピン30,31の廻りに揺動
され、両ロッド22,24が突き上げられて、板ばね6
が送給面2から離れるように、上に膨らみ、図4に示す
ように、ホルダ8が被切断物3から離間される。また、
ホルダ8の上昇により、スタビライザ52の一端も持ち
上げられる。
【0041】一方、エアシリンダ154は伸側に駆動さ
れ、摺動台68を介して摺動軸66が押されて、ローラ
62,64が長穴58,60内を摺動し、スタビライザ
52は自身の弾性によりほぼ直線状に、あるいは緩やか
な曲線を描くように、摺動台68とホルダ8との間に張
り渡される。この時、摺動台68も、スタビライザ52
の弾性により、ほぼ送給面2と平行になる。
【0042】これにより、スタビライザ52は、上歯部
材134から離れ、上歯部材134は弦巻ばね150の
付勢力により持ち上げられて開口し、被切断物3の咬持
が開放される。そして、モータ78が回転されて送給台
96が移動されると、下歯部材110により被切断物3
の残りが押されて、送給面2上から押し出される。
【0043】一方、送給台96は、従動スプロケット8
4,86の廻りを回ると、ローラ106,108がカム
輪郭部102,104の大円弧部102b,104bに
接しながら、送給面2上から持ち上げられる。その際、
本実施例では、上歯部材134はスタビライザ52に接
触して、弦巻ばね150の付勢力に抗して閉じられる。
【0044】そして、送給台96が更に大円弧部102
b,104bから直線部102a,104aに沿って移
動され、再び被切断物3がベルトコンベア162によ
り、送給台96の下を通ってガイドバー4上に移され
て、前述した動作を繰り返して、新たな被切断物3を次
々と切身に切断する。
【0045】従って、前述した本実施例の切断用送給装
置によると、スタビライザ52をホルダ8の一端に固定
して、ホルダ8により上下動作し、また、エアシリンダ
154によりスタビライザ52に屈曲部160を形成さ
せて、咬持機構151により被切断物3を咬持する簡単
な構成で、被切断物3を切断位置に送給することができ
る。
【0046】しかも、スタビライザ52により咬持機構
151を閉じて、被切断物3を咬持させるので、回転刃
1の切断位置まで確実に送給する。また、この咬持機構
151により咬持しているので、送給台96を間欠的に
移動しても、被切断物3を突き放すことがなく、確実に
送給する。
【0047】更に、帯状のスタビライザ52が送給中の
被切断物3を覆うようにされているので、送給中の被切
断物3を傷めることなく、被切断物3を押さえることが
できる。尚、本実施例では、送給台96をカム輪郭部1
02,104に沿って移動させ、送給台96を戻す際に
は、所定高さに持ち上げるようにしているが、送給台9
6は、持ち上げることなく、送給面2上を単に往復動さ
せる構成であっても実施可能である。その場合は、カム
板98,100は不要である。
【0048】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の切断用送給
装置は、スタビライザの一端をホルダに固定して上下動
させ、また、スタビライザに屈曲部を形成させて、咬持
機構により被切断物を咬持する簡単な構成で被切断物を
送給することができる。更に、帯状のスタビライザが、
送給中の被切断物を覆い、傷めることなく、送給中の被
切断物を押さえ、被切断物がずれることなく、確実に送
給できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての切断用送給装置の概
略斜視図である。
【図2】本実施例の送給台、上歯部材を除いた咬持機構
の拡大上面図である。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】本実施例の切断用送給装置のスタビライザを持
ち上げた状態の動作説明図である。
【図5】本実施例の切断用送給装置の咬持機構が閉じる
状態の動作説明図である。
【図6】本実施例の切断用送給装置により送給された被
切断物の切断状態の動作説明図である。
【符号の説明】
1…回転刃 2…送給面 4
…ガイドバー 8…ホルダ 50…押え機構 5
2…スタビライザ 68…摺動台 88,90…チェーン 9
6…送給台 98,100…カム板 110…下歯部材 1
48…上歯部材 151…咬持機構 154…シリンダ 1
60…屈曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送給面を横断する回転刃による切断位置
    に前記被切断物を送給する切断用送給装置において、 前記回転刃の近傍に上下動可能に配置されたホルダを下
    降させて前記送給面上の被切断物を押圧し、前記ホルダ
    を上昇させて前記被切断物から所定量離間させる押え機
    構と、 前記送給面に沿って設けられ、かつ、一端を前記ホルダ
    に固定すると共に、他端を前記送給面から所定の高さに
    摺動・揺動可能に支承された摺動台に取り付けた弾性を
    有する帯状のスタビライザと、 前記送給面及び前記スタビライザの間を、前記回転刃に
    向かって移動すると共に、前記被切断物を咬持可能でば
    ねの付勢力により開口する咬持機構が回転刃側に配置さ
    れ、前記ホルダの下降により、前記スタビライザが前記
    咬持機構に接触して、前記咬持機構が閉じて前記被切断
    物を咬持する送給台と、 伸縮により前記スタビライザを前記送給面側に屈曲させ
    て屈曲部を形成可能な屈曲機構と、 を備えたことを特徴とする切断用送給装置。
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