JPH07241798A - 押え装置 - Google Patents

押え装置

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JPH07241798A
JPH07241798A JP3355094A JP3355094A JPH07241798A JP H07241798 A JPH07241798 A JP H07241798A JP 3355094 A JP3355094 A JP 3355094A JP 3355094 A JP3355094 A JP 3355094A JP H07241798 A JPH07241798 A JP H07241798A
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cut
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Yoshio Masuda
良夫 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断装置に装着される押え装置において、か
まぼこ様の断面形状の被切断物を的確に押さえる。 【構成】 長さの異なる板ばね28〜38を長さ順に積
層して板ばね積層体22a、22bを構成する。最長の
板ばね28の先端に設けられたU字状の曲げ部40に穿
設された貫通穴42には長尺板ばね44が挿通されてお
り、板ばね積層体22aと板ばね積層体22bとは、長
尺板ばね44を介して一連に接続されている。駆動ロッ
ド64、66を介して押え部材26を下降側に揺動させ
ることにより、被切断物Hを搬送面16に向かって押圧
できる。長さの異なる板ばね28〜38を積層している
ので、先端側が柔軟、基端側が強固となっており、かま
ぼこ様の被切断物Hを効果的に押さえることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送面上を搬送される
被切断物を搬送面を横断する方向に沿って切断する切断
装置に装着されて、被切断物を搬送面に向かって押圧す
る押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に例示するように、搬送面3
01上を紙面と垂直な方向に沿って搬送される魚等の被
切断物303を切断する際に被切断物303を搬送面に
向かって押圧する押え装置として、例えば特開昭63−
216695号公報に開示されるように昇降する押え板
305によって被切断物303を搬送面301に向かっ
て押さえる構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−216695号に記載されている押え装置で、図
9に示すようなかまぼこ様の断面形状を有する被切断物
303を押さえる場合には、押え板305と被切断物3
03との接触域が被切断物の頂部307付近に限られる
ので、被切断物の矢印U、V方向の移動を十分に規制で
きないことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の押え装置は、搬送面上を
搬送される被切断物を上記搬送面を横断する回転刃にて
切断する切断装置に装着されて、上記被切断物を上記搬
送面に向かって押圧する押え装置であって、長さの異な
る複数の板ばねを一方の端をほぼ揃えて長さ順に積層さ
れ、他方のの端側で相対向して上記被切断物の搬送方向
と交差する方向に沿って配された一対の板ばね積層体
と、該一対の板ばね積層体の上記一方の端部を、それぞ
れ上記板ばね積層体の積層方向に沿って揺動可能に保持
する一対の保持部材と、上記一対の板ばね積層体を駆動
して上記揺動させる駆動機構とを設けたことにより、上
記一対の板ばね積層体を上記搬送面に向かって揺動させ
た際に上記一対の板ばね積層体にて上記被切断物を上記
搬送面に向かって押圧可能としている。
【0005】次に、請求項2記載の押え装置は、請求項
1記載の押え装置において、さらに、上記各板ばね積層
体を構成する板ばね中でそれぞれ最長尺となる一対の最
長尺の板ばねの他方の端部に貫通穴を有する曲げ部を設
け、上記最長尺の板ばねの貫通穴に挿通され両端部を上
記一対の板ばね積層体にそれぞれ接続され、上記貫通穴
の軸方向に沿って上記両板ばね積層体に対して相対移動
可能であると共に上記板ばね積層体の揺動に応じて弾性
変形する長尺板ばねを設けたことを特徴とする。
【0006】また、請求項3記載の押え装置は、請求項
2記載の押え装置において、上記曲げ部をU字状とし、
該U字状の底部に上記貫通穴を設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】請求項1記載の押え装置では、駆動機構が、一
対の板ばね積層体を駆動して搬送面に向かって揺動させ
ると、板ばね積層体は搬送面上にある被切断物に接触し
て弾性変形し、その弾性変形に応じた押圧力を被切断物
に及ぼす。この押圧力は、被切断物を搬送面に押し付け
る力として作用する。
【0008】被切断物がかまぼこ様の断面形状である
と、板ばね積層体の保持部材から離れた側が被切断物の
頂部に近くなる。板ばね積層体は、長さの異なる複数の
板ばねの一方の端をほぼ揃えて長さ順に積層されている
ので、他方の端側に近づくほど板ばねの積層数が少なく
なっている。このため板ばね積層体は他方の端側(=被
切断物の頂部側)で相対的に柔軟で、保持部材側で相対
的に硬くなるので、板ばね積層体は被切断物のかまぼこ
様の外面に沿って、全体として山なりに変形する。した
がって、板ばね積層体は、かまぼこ様の被切断物の頂部
付近だけでなく、裾側の部分にも接触して押圧力を及ぼ
すので、例えば搬送面に平行で搬送方向と直交する方向
に沿っての被切断物の移動を有効に規制できる。
【0009】なお、かまぼこ様の断面形状とは、例えば
魚を背骨に沿って分割した一片のように搬送面から遠ざ
かる側で凸となる曲線状の断面形状であり、必ずしも円
弧状、楕円状等の整った形状をいうものではない。次
に、請求項2記載の押え装置では、長尺板ばねが、板ば
ね積層体と共に弾性変形するので、長尺板ばねは、被切
断物の頂部付近を効果的に押さえることができる。した
がって、被切断物を一層良好に押さえることができる。
【0010】また、請求項3記載の押え装置は、最長尺
の板ばねの端部に設けられた曲げ部をU字状としている
ので、曲げ部と被切断物との接触が滑らかとなり、曲げ
部において被切断物を過剰に押圧することがない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の二実施例を説明する (実施例1)まず本実施例の押え装置10が装着される
切断装置12の概要について説明する。
【0012】図1に示すように、切断装置12はほぼ水
平方向に配された搬送台14を備えており、この搬送台
14の上面は、例えば三枚におろされた魚片等の被切断
物Hが搬送される搬送面16となっている。被切断物H
は、図示しない送給装置により、矢印A方向に沿って、
例えば切身の厚さに対応する単位距離ごとに間欠的に搬
送される。さらに、被切断物Hは、矢印B方向に自転し
つつ搬送台14の突端に沿って矢印C方向に移動する回
転刃18によって上述の単位距離に対応する厚さに切断
され、例えば切身となる。押え装置10は、この回転刃
18による切断に際して被切断物Hを適切な姿勢に保持
するために、被切断物Hを搬送面16に押さえつけるた
めの装置である。このため、押え装置10は搬送台14
の突端付近に設置されている。
【0013】図2および図3に示すように、押え装置1
0は一対の板ばね積層体22a、22bを長尺板ばね2
4を介して一連とした構造の押え部材26を備えてい
る。図4に示すように、板ばね積層体22aは、それぞ
れ長さの異なる板ばね28、30、32、34、36、
38を長さ順に積層して構成されている。また、最短の
板ばね28と次に短い板ばね30との間には空隙部29
aを備えるライナー29が介装されており、板ばね28
と板ばね30との間には空隙部29aに対応する空間が
形成されている。これら板ばね積層体22aを形成する
板ばね28〜38中の最長の板ばね38は、先端部がU
字状に曲げられて曲げ部40が設けられている。この曲
げ部40のU字の底部に相当する部分には、内側から外
側へと貫通する貫通穴42が穿設されている。この貫通
穴42には、長尺板ばね44が、貫通穴42の軸方向に
沿って相対移動可能に挿通されている。また、長尺板ば
ね44の一方の端部44aは、板ばね28と板ばね30
との間の空隙部29a内に挿入されている。さらに、詳
細の図示は省略するが、板ばね積層体22bは板ばね積
層体22aと鏡像対称であり、長尺板ばね44は板ばね
積層体22bの曲げ部48に穿設されている貫通穴を貫
いており、長尺板ばね44の他方の端部は板ばね積層体
22bに形成されている空隙部に挿入されている。した
がって、板ばね積層体22aと板ばね積層体22bと
は、長尺板ばね44を介して一連に接続されている。
【0014】図3および図4に示すように、板ばね積層
体22a、22bの端部は、それぞれ2本のビス49、
49を介して保持アーム50a、50bに固着されてい
る。これにより、板ばね積層体22a、22bを構成す
る各板ばね28〜38の保持アーム50a、50b側は
固定端とされ、保持アーム50a、50bから離れた側
が可動端とされている。
【0015】図2に示すように、保持アーム50aの端
部はピン52を介してアームサポート54に軸支されて
おり、ピン52を中心として揺動可能である。同様に保
持アーム50bの端部もピン56を介してアームサポー
ト58に軸支されており、ピン56を中心として揺動可
能である。これらアームサポート54、58の下端は、
図3に示されるように箱状をしたフレーム60に固着さ
れており、図2に示されるように、アームサポート5
4、58およびフレーム60で略コの字状の支持体62
が構成されている。
【0016】また、保持アーム50a、50bには、そ
れぞれアームサポート54、58よりも中央側にアーム
サポート54、58とほぼ平行に配された駆動ロッド6
4、66がピン68、70を介して連結されており、保
持アーム50aと駆動ロッド64、保持アーム50bと
駆動ロッド66とは、それぞれピン68、70を中心に
相対揺動可能である。駆動ロッド66は、ピン72を介
してフレーム60に軸支されているL字部材74の短辺
側の端部に、ピン76を介して回動自在に連結されてい
る。このL字部材74の長辺側の端部は、フレーム60
に取り付けられているエアシリンダ78のロッド80
に、ピン82を介して回動自在に連結されている。
【0017】他方、L字部材74の長辺の中間部には、
ピン84を介して回動自在に横ロッド86が連結されて
いる。この横ロッド86の他の端部は、ピン88を介し
てフレーム60に軸支されているL字部材90の一方の
端部に、ピン92を介して回動自在に連結されている。
このL字部材90の他の端部には、ピン94を介して回
動自在に駆動ロッド64が連結されている。
【0018】このような構成により、エアシリンダ78
を伸張操作した際には、L字部材74を介して駆動ロッ
ド66を下降方向に移動させることができ、併せてL字
部材74、横ロッド86およびL字部材90を介して駆
動ロッド64を下降方向に移動させることができる。ま
た、この駆動ロッド64、66の下降移動に伴って保持
アーム50a、50bが、それぞれピン52、56を中
心に下降方向に揺動させられるので、押え部材26が、
図2において2点鎖線で示すように下降変位させられ
る。
【0019】図2および図3に示すように、押え装置1
0は、旋回フレーム100に装着されている。この旋回
フレーム100は、一対の縦フレーム104a、104
bを横フレーム106で結合した構造で、コの字を上向
き横転させた形状を備えている。横フレーム106の中
央下部に設けられているシャフト108は、図示省略す
る旋回駆動機構に接続されており、旋回駆動機構によっ
て旋回フレーム100を揺動軸110の廻りを揺動でき
る。縦フレーム104a、104bには、それぞれ揺動
アーム112a、112bが図2の紙面を横断する方向
に沿って揺動可能に取り付けられており、揺動アーム1
12a、112bの先端には切断機構連結ブラケット1
14a、144bが固着されている。なお、図3におい
ては、切断機構連結ブラケット114a、144bは表
示を省略している。これら揺動アーム112a、112
bは、旋回フレーム100内に収容されているモータ
(図示略)によって駆動されて、図2の紙面を横断する
方向に沿って揺動する。
【0020】図2に示すように、旋回フレーム100に
は、切断機構連結ブラケット114a、144bを介し
て、図1に示される回転刃18を保持、駆動する切断機
構(詳細の図示は省略)116が連結される。この切断
機構116は、旋回フレーム100と共に揺動軸110
の廻りを揺動され、揺動アーム112a、112bを介
して図2の紙面を横断する方向に沿って揺動する。した
がって、回転刃18も、揺動軸110の廻りおよび図2
の紙面を横断する方向に沿って、揺動されることにな
る。
【0021】図2および図3に示すように、揺動アーム
112a、112bの下方で縦フレーム104a、10
4bに固着されている一対のブラケット118a、11
8bには、切欠き部120aを備えるまな板部材120
が横設されている。このまな板部材120は、回転刃1
8の下方にて被切断物Hを支承するための部材であり、
切欠き部120aは回転刃18の刃先部分を通過させる
ために設けられている。したがって、被切断物Hの切断
箇所付近は、まな板部材120にて下支えされることに
なる。
【0022】図2に示すように、押え装置10のアーム
サポート54、58には、それぞれ一対のV溝ローラ1
22a、122b、124a、124bが上下方向に沿
って装着されている。また、旋回フレーム100には、
V溝ローラ122a、122b、124a、124bの
V溝と整合する凸部を有するレール126a、126
b、128a、128bが横設固定されている。図5に
示すように、V溝ローラ124aの上側にはレール12
8aが凸部を下向きにして当接され、V溝ローラ124
bの下側にはレール128bが凸部を上向きにして当接
されている。さらに、図示を省略するが、V溝ローラ1
22aの上側にはレール126aが凸部を下向きにして
当接され、V溝ローラ122bの下側にはレール126
bが凸部を上向きにして当接されている。したがって、
押え装置10は、旋回フレーム100に対してレール1
26a〜128bに沿って平行移動可能であるが、上下
方向および図2において紙面に垂直な方向への移動は規
制されている。このため、旋回フレーム100が揺動軸
110の廻りに揺動された際には、押え装置10も同様
に揺動されることになる。
【0023】ただし、図6に示すように、押え部材26
の押え中心(板ばね積層体22aと板ばね積層体22b
との中間点)26aの直下で、揺動軸110と平行に押
え装置10の底部に立設されたピン130が、搬送台1
4側に固定されているプレート132に穿設された長穴
134に挿通されている。この長穴134の長軸は搬送
台14の搬送中心136と実質的に一致している。した
がって、押え装置10は搬送中心136に沿っての平行
移動は許容されるが、搬送中心136と交差する方向へ
の平行移動は規制されている。
【0024】こうした構成から、旋回フレーム100が
揺動軸110を中心に揺動すると押え装置10も揺動さ
れるのだが、図6の例では、押え装置10は矢印F方向
に揺動しつつ、矢印G方向に沿って旋回フレーム100
に対して相対的に平行移動させられる。このため、押え
装置10の押え中心26aは、常に搬送中心136上に
位置することになり、搬送中心136に沿って搬送され
る被切断物Hを正確に押さえることができる。
【0025】次に、この押え装置10の作動について説
明する。搬送台14の搬送面16上を被切断物Hが搬送
されてくる(図1参照)と、エアシリンダ78がロッド
80を伸張させる方向に操作される。これにより、駆動
ロッド64、66が下降させられ、保持アーム50a、
50bがピン52、56を軸として下降側へ揺動させら
れる。したがって、押え部材26は、図2に2点鎖線で
示す側へと変位させられて被切断物Hを搬送面16に向
かって押圧する。
【0026】板ばね積層体22a、22bは、先端側
(=押え中心26a側)ほど板ばねの積層数が少ないの
で相対的に柔軟であり、大きく弾性変形できる。このた
め、図7に示すように、被切断物Hがかまぼこ様の断面
形状であっても、板ばね積層体22a、22bは被切断
物Hの外面に沿って山なりに変形する。また、長尺板ば
ね44も板ばね積層体22a、22bと同様に山なりに
弾性変形する。したがって、長尺板ばね44押圧力はか
まぼこ状の被切断物Hの頂部付近に及ぼされるが、板ば
ね積層体22a、22bは、かまぼこ様の被切断物Hの
頂部付近だけでなく、裾側の部分にも接触して押圧力を
及ぼすので、図7に矢印Jで示すような搬送方向と交差
する方向に沿っての被切断物Hの移動を有効に規制でき
る。これにより、被切断物Hと回転刃18との相対位置
を切断中においても一層適切に維持できるので、良好な
切断面を得られる。
【0027】また、最長尺の板ばね38の端部に設けら
れた曲げ部40、48をU字状としているので、曲げ部
40と被切断物Hとの接触が滑らかとなり、曲げ部4
0、48において被切断物Hを過剰に押圧することはな
い。 (実施例2)この実施例は、長尺板ばねを使用しない例
である。
【0028】図8に示すように、この実施例で使用され
る板ばね積層体202a、202bは、先端に曲げ部2
04aを備える最長尺の板ばね204上に、長さの異な
る板ばね206、208、210、212を長さ順に積
層し、さらに押え板ばね214を積層し、押え板ばね2
14の先端を曲げ部204aの貫通穴(図示略)に挿通
させた構造とされている。なお、板ばね積層体202
a、202bの構造以外は実施例1と同様であるので、
これらについての説明は省略する。
【0029】板ばね積層体202a、202bは、実施
例1と同様に基端部を保持アーム(図示略)に固定され
ている。板ばね積層体202a、202bは、保持アー
ムの揺動によって搬送面へ向かって揺動変位させられ
て、被切断物を搬送面に向かって押圧する。
【0030】この際、板ばね積層体202a、202b
は、互いに相手方とは無関係に弾性変形するので、例え
ば被切断物の形状が板ばね積層体202a側と板ばね積
層体202b側とで大きく異なっている場合でも、それ
ぞれの側の被切断物の形状に応じて弾性変形できる。し
たがって、例えば被切断物の形状が板ばね積層体202
a側と板ばね積層体202b側とで大きく異なっていて
も、被切断物を良好に押さえつけることができる。
【0031】以上、二実施例について説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できる。例え
ば上述の実施例1では搬送面側に最長尺の板ばねを配し
上側に短い板ばねを積層しているが、これを天地逆転し
た積層順としても同様の効果を得られることはいうまで
もない。同様に、実施例2の板ばね積層体において天地
逆転した積層順としても同様の効果を得られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の押
え装置によれば、被切断物がかまぼこ様の断面形状であ
っても、被切断物の頂部付近だけでなく裾側の部分にも
押え部材を接触させて押圧力を及ぼすことができるの
で、搬送面に平行で搬送方向と交差する方向に沿っての
被切断物の移動を有効に規制できる。
【0033】次に、請求項2記載の押え装置は、長尺板
ばねが、板ばね積層体と共に弾性変形するので、長尺板
ばねは、被切断物の頂部付近を効果的に押さえることが
できる。したがって、被切断物を一層良好に押さえるこ
とができる。また、請求項3記載の最長尺の板ばねの端
部に設けられた曲げ部をU字状としているので、曲げ部
と被切断物との接触が滑らかとなり、曲げ部において被
切断物を過剰に押圧することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の押え装置が装着される切断装置の
概要の説明図である。
【図2】 実施例1の押え装置の正面図である。
【図3】 実施例1の押え装置の平面図である。
【図4】 実施例1の押え装置に装着される押え部材の
説明図であり、図4(a)は長尺板ばねを一部切欠いた
状態の平面図、図4(b)は図4(a)の状態の正面図
である。
【図5】 実施例1の押え装置と旋回フレームとを連結
するV溝ローラとレールとの当接状態を示す一部断面図
である。
【図6】 実施例1の押え装置の押え中心の説明図であ
り、図6(a)は旋回フレームを旋回軸廻りに揺動さて
いない状態の押え装置の押え中心の説明図、図6(b)
は旋回フレームを旋回軸廻りに揺動させた際の押え装置
の押え中心の説明図である。
【図7】 実施例1の押え装置によりかまぼこ様の断面
形状を有する被切断物を押さえる際の押え部材の弾性変
形の説明図である。
【図8】 実施例2の板ばね積層体の要部の説明図であ
る。
【図9】 従来技術の押え装置により被切断物を押さえ
る際の説明図である。
【符号の説明】
10・・・押え装置、12・・・切断装置、14・・・
搬送台、16・・・搬送面、22a、22b,202
a、202b・・・板ばね積層体、26・・・押え部
材、40、48、204a・・・曲げ部、42・・・貫
通穴、44・・・長尺板ばね、44a、44b・・・端
部、50a、50b・・・保持アーム(保持部材)、5
2、56・・・ピン(駆動機構)、54、58・・・ア
ームサポート(駆動機構)、64、66・・・駆動ロッ
ド(駆動機構)、68・・・ピン(駆動機構)、72・
・・ピン(駆動機構)、74・・・L字部材(駆動機
構)、76・・・ピン(駆動機構)、78・・・エアシ
リンダ(駆動機構)、80・・・ロッド(駆動機構)、
82・・・ピン(駆動機構)、84・・・ピン(駆動機
構)、86・・・横ロッド(駆動機構)、88・・・ピ
ン(駆動機構)、90・・・L字部材(駆動機構)、9
2・・・ピン(駆動機構)、94・・・ピン(駆動機
構)、H・・・被切断物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面上を搬送される被切断物を上記搬
    送面を横断する方向に沿って切断する切断装置に装着さ
    れて、上記被切断物を上記搬送面に向かって押圧する押
    え装置であって、 長さの異なる複数の板ばねを一方の端をほぼ揃えて長さ
    順に積層され、他方のの端側で相対向して上記被切断物
    の搬送方向と交差する方向に沿って配された一対の板ば
    ね積層体と、 該一対の板ばね積層体の上記一方の端部を、それぞれ上
    記板ばね積層体の積層方向に沿って揺動可能に保持する
    一対の保持部材と、 上記一対の板ばね積層体を駆動して上記揺動させる駆動
    機構とを設けたことにより、 上記一対の板ばね積層体を上記搬送面に向かって揺動さ
    せた際に上記一対の板ばね積層体にて上記被切断物を上
    記搬送面に向かって押圧可能とした押え装置。
  2. 【請求項2】 さらに、上記各板ばね積層体を構成する
    板ばね中でそれぞれ最長尺となる一対の最長尺の板ばね
    の他方の端部に貫通穴を有する曲げ部を設け、 上記最長尺の板ばねの貫通穴に挿通され両端部を上記一
    対の板ばね積層体にそれぞれ接続され、上記貫通穴の軸
    方向に沿って上記両板ばね積層体に対して相対移動可能
    であると共に上記板ばね積層体の揺動に応じて弾性変形
    する長尺板ばねを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の押え装置。
  3. 【請求項3】 上記曲げ部をU字状とし、該U字状の底
    部に上記貫通穴を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の押え装置。
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JPH0639786A (ja) * 1992-07-28 1994-02-15 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 切断用送給装置

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