JP3024674B2 - 折り丁揃え装置 - Google Patents

折り丁揃え装置

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JP3024674B2 JP7036064A JP3606495A JP3024674B2 JP 3024674 B2 JP3024674 B2 JP 3024674B2 JP 7036064 A JP7036064 A JP 7036064A JP 3606495 A JP3606495 A JP 3606495A JP 3024674 B2 JP3024674 B2 JP 3024674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製本システム等に用い
られる折り丁揃え装置であって、折り丁束に対する捌き
処理及び側端辺の揃え処理を自動的に行う折り丁揃え装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の製本システムとして、図7に示す
ものが知られている。このシステムでは、印刷機等によ
って作製された折り丁1が手作業又はロボットハンド等
を用いた自動作業によって仕分け装置2上に複数枚立て
た状態で並べられる。折り丁1は、図10に示すよう
に、印刷機によって印刷された1枚の印刷物を数回折り
畳むことによって形成されるものであり、背折り部Dと
開き部Eを有している。仕分け装置2は、それら複数枚
の折り丁1のうちから所定枚数を抜き取り、さらにそれ
らを束ねて折り丁束3を形成し、その折り丁束3を所定
位置に置く。
【0003】仕分け装置2の所定位置に置かれた折り丁
束3は、ロボットハンドその他の搬送装置によって構成
された折り丁搬送装置4aによって折り丁揃え装置5へ
と運ばれる。折り丁揃え装置5は、搬送された折り丁束
3に対して捌き処理及び端辺の揃え処理を行う。ここに
いう「捌き処理」とは、折り丁束3を形成する各折り丁
1の間に空気を入れて各折り丁同士の密着状態を解消す
るための処理のことである。また、「端辺の揃え処理」
というのは、図11において、折り丁束3の上下左右の
4つの端辺3a〜3dをきれいに直線状に揃える処理の
ことである。
【0004】具体的には、図8に示すように、揃えベー
ス51上に折り丁束3を載せ、折り丁束3の前後両面を
一対の押えプレート52a及び52bによって緩く挟
み、折り丁束3の上端辺に上叩き部材53を近接又は接
触させ、さらに必要に応じて折り丁束3の左右端辺に横
叩き部材54を近接又は接触させる。そして、その状態
で揃えベース51を振動させる。この振動により、各折
り丁が捌かれ、さらに各折り丁の上下左右の端辺が揃え
られる。
【0005】図7において、折り丁揃え装置5によって
捌き処理及び側端辺の揃え処理を受けた折り丁束3は、
折り丁搬送装置4bによって製本機6の折り丁スタック
位置Sまで運ばれる。折り丁スタック位置Sにはベルト
搬送装置7が配設されていて、このベルト搬送装置7に
よって折り丁1が1枚づつ製本機6の内部へ供給され
る。製本機6は、供給された複数の折り丁をページ順に
重ね合わせ、さらにステープル処理等を行って1冊の本
を作製する。
【0006】一般に、製本機6の折り丁スタック位置S
は、製本機内への折り丁の供給を容易にするために傾斜
している。図7に示した従来の製本システムでは、折り
丁揃え装置5、仕分け装置2及び折り丁搬送装置4a,
4bが折り丁スタック位置Sの傾きに対応して傾斜して
いる。このように各機器を傾斜させることにより、特
に、折り丁搬送装置4a,4bの構造を簡単にしてコス
トダウンが達成でき、さらに折り丁搬送装置による折り
丁の搬送時における折り丁の乱れを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置のように折り丁揃え装置5を傾斜させた場合に
は、図8において折り丁3自身の重量が前方側の折り丁
に加わってしまい、折り丁束に振動を加えたり、エアー
を吹き付けたりするとき、図9に示すように、前方側の
折り丁が上方へずれ上がって上叩き部材53によって潰
されるという問題が生じた。
【0008】本発明は、上記の問題点を解消するために
成されたものであって、折り丁束を傾斜状態で仕分け装
置等から受け取ったり、あるいは傾斜状態で製本機等へ
受け渡したりする形式の折り丁揃え装置において、折り
丁束の自重が一部の折り丁に集中的に加わることを防止
して、折り丁束の捌き処理及び端辺の揃え処理が正確に
行われるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る折り丁揃え装置は、折り丁束を載せる
ことができる揃えベースと、揃えベース上に載せられた
折り丁束の前後両面に対向して配置されていて折り丁束
に対して近づき又は離れる方向へ移動可能な一対の押え
プレートと、折り丁束の上側端辺に近接又は接触する位
置とその位置から離れた離隔位置との間で移動可能な上
叩き部材と、揃えベースを振動させる加振手段と、そし
て揃えベース上に載せられた折り丁束の上側端辺及び下
側端辺の少なくとも一方にエアーを吹き付けるエアー吹
き付け手段とを有していて、押えプレート及び上叩き部
材によって折り丁束の動きを規制した上で折り丁束に振
動を加え、さらにエアーを吹き付けて、その折り丁束を
捌きつつその側端辺を揃える折り丁揃え装置において、
上記押えプレートは傾斜状態に配置され、上記揃えベー
スは、押えプレートとほぼ直角な傾斜位置と水平位置と
の間で移動可能であり、そして、揃えベースを水平位置
に置いた状態で、加振手段によって折り丁束に振動を与
え、さらにエアー吹付け手段によって折り丁束にエアー
を吹き付けることを特徴とする。
【0010】上叩き部材は、自由に傾斜移動できるよう
に支持されることが望ましい。こうすれば、折り丁束の
上端辺の形状が傾斜状態、あるいは水平状態のいずれの
状態になるときでも、それに対応させて上叩き部材を自
由に移動させることができる。
【0011】上叩き部材に加えて、揃えベース上に載せ
られた折り丁束の左右両側端辺に対向させて横叩き部材
を配設することが望ましい。これにより、折り丁束の端
辺の揃え処理をより一層正確に行うことができる。
【0012】折り丁束を前後両面から挟むための一対の
押えプレートの折り丁押え面に関しては、一方が断面V
字状の凸面で、他方が断面V字状の凹面であることが望
ましい。これにより、折り丁束をV字形状に折り曲げた
状態で揃えベース上に載せられるので、折り丁束の腰を
強くでき、よって、折り丁束に振動を加えたり、エアー
を吹き付けたときに、折り丁が倒れ込むことを防止でき
る。
【0013】エアー吹付け手段の構造は特別な構造のも
のに限定されないが、望ましくは、エアーノズルを折り
丁束の側端辺に沿って平行移動させる構造を採用する。
本発明では、揃えベースが傾斜位置と水平位置との間で
移動するので、それに応じて折り丁束の位置も変動す
る。エアーノズルによって折り丁束にエアーを吹き付け
るときには、揃えベースが水平位置に置かれたときにエ
アーノズルを折り丁束の端辺に対して平行に移動させる
ことが望ましい。
【0014】
【作用】適宜量の折り丁を重ねて形成された折り丁束
は、一対の押えプレートによって挟まれた状態で揃えベ
ースの上に立てて並べられる。望ましくは、各折り丁の
背折り部を揃えベースに接触させた状態で並べられる。
そして、加振手段からの振動が揃えベースを通して折り
丁束に伝わってこれが振動し、同時にエアー吹付け手段
からのエアーが各折り丁に吹き付けられる。この加振及
びエアーの吹付けにより、互いに吸着し合っている折り
丁が自動的に剥がされて捌かれる。また、加振される折
り丁束の上端辺に対応して上叩き部材が配置され、さら
に必要に応じて折り丁束の両側端辺に対応して横叩き部
材が配置されることにより、折り丁束の各端辺が直線状
に揃えられる。
【0015】本発明の折り丁揃え装置では、揃えベース
及び押えプレートが製本機等のスタック位置の傾斜に対
応して傾斜させてある。この傾斜配置により、折り丁を
搬送するための折り丁搬送装置の構造を簡単にしてコス
トダウンが達成でき、さらに折り丁搬送装置による折り
丁の搬送時における折り丁の乱れを防止できる。
【0016】また、加振及びエアーの吹き付けによって
折り丁束に対して捌き処理及び端辺の揃え処理を与える
ときは、揃えベースを水平状態に移動させてその加振処
理等を実行する。揃えベースを傾斜させたままでそのよ
うな加振処理等を行えば、折り丁束の自重が傾斜前方側
の折り丁に加わってしまい、その結果、正確な捌き処理
及び端辺揃え処理ができないおそれがあった。これに対
して、揃えベースを水平位置へ移動させた状態で加振処
理等を行うようにした本発明によれば、そのような折り
丁束の自重による弊害が解消されて、正確な捌き処理及
び端辺揃え処理を行うことができる。
【0017】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る折り丁揃え装置
の一実施例を示している。特に、図1は正面図を示し、
図2は図1における矢印IIに従った平面図を示す。こ
こに示した折り丁揃え装置は、例えば図7に示す製本シ
ステムに用いられる。図1において、機枠8に支持部材
9が固定され、その支持部材9の上端に揃えベース11
が回転移動可能に支持され、その下端にレール10が回
転移動可能に支持されている。
【0018】機枠8と一体なブラケット16には、バイ
ブレータ17及びエアシリンダ18が支持されている。
バイブレータ17は揃えベース11に振動を与える。エ
アシリンダ18の出力ロッド18aの先端には揃えベー
ス11が回転可能に連結され、さらにその出力ロッド1
8aの根本部分は、リンク19を介してレール10が連
結されている。エアシリンダ18が収縮状態にあると
き、揃えベース11及びレール10は実線で示す傾斜位
置に置かれ、エアシリンダ18が伸張動作すると、揃え
ベース11及びレール10は鎖線で示す水平位置へ移動
する。
【0019】レール10の上にはエアーノズル20を含
むエアー吹付け装置21が設置され、このエアー吹付け
装置21はレール10にガイドされて図の左右方向へ自
由に往復移動できる。また、レール10の左端部にはエ
アシリンダ22が配設され、このエアシリンダ22によ
って駆動されてエアー吹付け装置21はレール10上で
往復移動する。
【0020】揃えベース11の上方位置には、機枠8に
よって支持された一対の押えプレート12a及び12b
が傾斜状態で配設されている。この傾斜角度は、製本機
の折り丁スタック位置S(図7参照)の傾斜角度に対応
した適宜の角度に設定される。左側の押えプレート12
aは、図2に示すように、V字形状の凸面である折り丁
押え面23aを有し、右側の押えプレート12bはV字
形状の凹面である折り丁押え面23bを有している。ま
た、これらの押えプレートには、ぞれぞれエアシリンダ
24a及び24bの出力ロッドが連結され、これらのエ
アシリンダによって駆動されて各押えプレート12a及
び12bは折り丁束3に対して近づき又は離れる方向へ
往復移動可能である。
【0021】図2に示すように、押えプレート12a及
び12bの下部には切り込み空間55が形成され、これ
らの空間55に対応して揃えベース11が配置されてい
る。揃えベース11が図1において傾斜位置(実線)か
ら水平位置(鎖線)へと移動する際には、揃えベース1
1はそれらの空間55を出入りする。また、図2におい
て、押えプレート12a及び12bの両側方位置には横
叩き部材37が配設される。これらの横叩き部材37
は、折り丁束3の側端辺に近接又は接触する揃え位置
(鎖線)と、折り丁束3から離れる離隔位置(実線)と
の間で平行移動する。
【0022】図1において、押えプレート12a及び1
2bの左側の上方位置には、エアシリンダ24及びガイ
ドロッド25が位置不動に設置されている。ブラケット
26は、ガイドロッド25によってガイドされて上下方
向へ移動可能であり、さらにエアシリンダ24の移動子
24aの上に載っている。ブラケット26は移動子24
aの上に載っているだけであって、固着されるわけでは
ない。ブラケット26には昇降フレーム27が固着さ
れ、その昇降フレーム27には、レール28及びエアシ
リンダ29が設けられる。また、昇降フレーム27から
下方へ延びる支持板30の下端に上叩き部材13が回転
移動可能、すなわち傾斜移動可能に支持されている。エ
アシリンダ29の移動子29aには移動板31が固着さ
れ、その移動板31の下端にはガイドブロック32が設
けられる。
【0023】ガイドブロック32は複数のガイドロッド
33を昇降移動可能に支持し、それらのガイドロッド3
3の下端にノズル支持板34が固着される。ノズル支持
板34はエアノズル35の下端を固定支持しており、そ
のエアノズル35はガイドブロック32を貫通して上方
へ延びている。また、ノズル支持板34の右端にはロー
ラ36が設けられ、そのローラ36は上叩き部材13の
上面上を転がるようになっている。
【0024】以下、上記の構成より成る折り丁揃え装置
の動作について説明する。まず、図7において、仕分け
装置2に置かれた折り丁束3が搬送装置4aによって折
り丁揃え装置5へ運ばれ、さらに図3(a)に示すよう
に、押えプレート12a及び12bの間に挿入された
後、傾斜状態にある揃えベース11の上に置かれる。こ
のとき、押えプレート12a及び12bは折り丁束3よ
りも広い間隔に離れていて折り丁束3の挿入を邪魔しな
いようになっている。その後、一旦両押えプレート12
a,12bによって折り丁束3を前後から押しつけて折
り丁束3を、図4に示すようにV字形状に整形する。こ
のV字形状の整形により、折り丁束3を形成する各折り
丁の腰が強化される。そしてその後、折り丁同士に隙間
が開く程度に、例えば折り丁の厚みの約1〜2割程度、
両押えプレート12a及び12bの間隔を少し広げる。
【0025】その後、エアシリンダ24(図1)の移動
子24aを下降させて、上叩き部材13を図3(b)の
ように折り丁束3の上端辺に当接する位置まで降下させ
る。上叩き部材13は支持板30に傾斜移動自在に支持
されているから、折り丁束3の所まで降下した上叩き部
材13は、その折り丁束3の上端辺の傾斜状態に対応し
た角度に自動的に傾斜すると共に、自重によって折り丁
束3を上方から押しつける。
【0026】その後、揃えベース11駆動用のエアシリ
ンダ18(図1)が伸張動作して、図3(c)及び図4
に示すように、揃えベース11が水平位置へ持ち上げら
れる。このとき、上叩き部材13は、折り丁束3の上端
辺によって押し上げられて水平状態まで回転移動する。
次いで、図2において、横叩き部材37が鎖線で示す揃
え位置、すなわち折り丁束3の側端辺に近接又は接触す
る位置まで移動する。そしてこの状態で、バイブレータ
17(図1)によって折り丁束3に振動が加えられ、さ
らに上下のエアーノズル35及び20を矢印Aのよう
に、折り丁束3の上下側端辺に対して平行に往復移動さ
せながら、各ノズルから折り丁束3へエアーを吹き付け
る。このような折り丁束3に対する加振及びエアーの吹
き付けにより、折り丁束3に対して捌き処理及び端辺の
揃え処理が行われる。
【0027】なお、上下エアーノズル35及び20は、
折り丁束3の端辺から10〜20mm程度離れた位置か
らエアーを吹き付ける。また、上ノズル35の往復移動
は図1においてエアシリンダ29の移動子29aの左右
への往復移動によって実現され、下ノズル20の往復移
動はエアシリンダ22の伸張及び収縮動作によって実現
される。また、上ノズル35は水平状態にある上叩き部
材13にガイドされながら水平方向、すなわち折り丁束
3の端辺に対して平行方向へ往復移動し、下ノズル20
は水平位置へ持ち上げられたレール10にガイドされな
がら水平方向、すなわち折り丁束3の端辺に対して平行
方向へ往復移動する。
【0028】本実施例では、揃えベース11が水平位置
に置かれた状態で折り丁束3に対する加振処理及びエア
ーの吹き付け処理が行われるので、これらの処理が行わ
れているときの折り丁束3を考えると、図5において、
折り丁束3のAの部分の質量がA’に移動することにな
り、折り丁束3の前方に加わる分力Fがその分だけ減少
する。これにより、個々の折り丁間にエアーが入りやす
くなり、その結果、捌き処理が確実に行われる。また、
図6(a)に示す傾斜状態においては各折り丁間の先端
の隙間が狭いが、図6(b)に示す水平状態においては
各折り丁の先端の隙間が広げられる。よって、このこと
からも各折り丁の間にエアーが入りやすくなる。さら
に、揃えベース11が傾斜位置から水平位置へと持ち上
がるとき、揃えベース11の上に載っている各折り丁は
互いに強制的にずれることになるので、捌き処理の効果
がより一層向上する。
【0029】以上のようにして加振及びエアーの吹き付
けによる捌き処理及び端辺揃え処理が終わると、図3
(d)に示すように、揃えベース11が再び傾斜位置へ
と降ろされる。これにより、折り丁束3及び上叩き部材
13も傾斜位置へと移動する。次いで、図3(e)に示
すように、上叩き部材13が折り丁束3から離れる離隔
位置へ戻り、その後、ロボットハンドその他の搬送装置
によって折り丁束3が後段の機器、例えば製本機等へ持
ち運ばれる。
【0030】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変で
きる。例えば、折り丁揃え装置への折り丁束の搬送及び
折り丁揃え装置から後段の機器への折り丁束の搬送は、
ロボットハンドその他の搬送装置によって自動的に行う
ことに限られず、オペレータによる手作業によってその
搬送作業を行うようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の折り丁揃え装置によれ
ば、折り丁束を載せる揃えベース及び折り丁束を前後方
向から挟む押えプレートを、折り丁揃え装置の後段の機
器、例えば製本機の折り丁スタック位置の傾斜角度に合
わせて傾斜させたので、折り丁揃え装置から後段機器へ
折り丁束を搬送するための搬送装置として複雑な構造の
搬送装置を用いることなく、簡単な構造の搬送装置を用
いることができる。しかも、加振及びエアーの吹き付け
によって折り丁束に対して捌き処理及び端辺揃え処理を
行うときには、揃えベースを水平位置へ持ち上げた状態
でそれらの加振処理及びエアーの吹き付け処理を行うよ
うにしたので、折り丁束の自重が傾斜下方側の折り丁に
加わるという現象が解消され、よって、折り丁束の捌き
処理及び端辺の揃え処理を確実に行うことができる。
【0032】請求項2記載の折り丁揃え装置によれば、
揃えベースを傾斜位置から水平位置へ移動させることに
よって折り丁束の上端辺を水平状態にするときに、上叩
き部材を折り丁束の上端辺に追従させて無理なく傾斜移
動させることができ、よって、折り丁束の上端辺を確実
に揃えることができる。
【0033】請求項3記載の折り丁揃え装置によれば、
折り丁束の左右側端辺をも確実に揃えることができるの
で、折り丁束をさらに安定して揃えることができる。
【0034】請求項4記載の折り丁揃え装置によれば、
折り丁束をV字形状に湾曲させた状態で揃えベース上に
載せることができるので、折り丁束を形成する個々の折
り丁の腰を強くでき、よって、加振及びエアーの吹き付
けを行うときに個々の折り丁が折れ曲がることを防止で
きる。
【0035】請求項5記載の折り丁揃え装置によれば、
エアーを個々の折り丁の間に確実に吹き込むことができ
る。
【0036】請求項6記載の折り丁揃え装置によれば、
エアーノズルのガイド機構を簡単に構成できる。
【0037】請求項7記載の折り丁揃え装置によれば、
折り丁束の上端辺に過剰な負荷を加えることなく、その
上端辺を揃えることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り丁揃え装置の一実施例を示す
正面図である。
【図2】図1における矢印IIに従った平面図である。
【図3】図1に示す折り丁揃え装置の具体的な一連の動
作を模式的に示す図である。
【図4】図1に示す折り丁揃え装置の主要な動作を示す
斜視図である。
【図5】折り丁束の傾斜状態の変化を模式的に示す図で
ある。
【図6】折り丁束の傾斜状態の変化を模式的に示す図、
特に(a)は揃えベースが傾斜状態のときの折り丁束の
様子を示し、(b)は揃えベースが水平状態のときの折
り丁束の様子を示す。
【図7】本発明に係る折り丁揃え装置を適用可能な製本
システムの一例を示す正面図である。
【図8】従来の折り丁揃え装置による折り丁束への加振
処理時の状態を示す図である。
【図9】図8の部分IXを拡大して示す図である。
【図10】折り丁の一例を示す斜視図である。
【図11】折り丁束の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 折り丁 2 折り丁仕分け装置 3 折り丁束 5 折り丁揃え装置 6 製本機 7 ベルト搬送装置 8 機枠 11 揃えベース 12a,12b 押えプレート 13 上叩き部材 14 横叩き部材 17 バイブレータ 18 エアシリンダ 20 エアーノズル 21 エアー吹込み装置 22 エアシリンダ 23a,23b 押え面 24 エアシリンダ 27 昇降フレーム 29 エアシリンダ 35 エアーノズル 37 横叩き部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−219080(JP,A) 特開 平5−97107(JP,A) 特開 平7−89258(JP,A) 特開 平8−59017(JP,A) 実開 平6−29865(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42C 5/00 B42C 19/08 B42C 1/00,1/10,1/12 B65H 9/00 B65H 31/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り丁束を載せることができる揃えベー
    スと、 揃えベース上に載せられた折り丁束の前後両面に対向し
    て配置されていて折り丁束に対して近づき又は離れる方
    向へ移動可能な一対の押えプレートと、 折り丁束の上端辺に近接又は接触する位置とその位置か
    ら離れた離隔位置との間で移動可能な上叩き部材と、 揃えベースを振動させる加振手段と、そして揃えベース
    上に載せられた折り丁束の上端辺及び下端辺の少なくと
    も一方にエアーを吹き付けるエアー吹付け手段と、を有
    していて、押えプレート及び上叩き部材によって折り丁
    束の動きを規制した上で折り丁束に振動を加えさらにエ
    アーを吹き付けて、その折り丁束を捌きつつその側端辺
    を揃える折り丁揃え装置において、 上記押えプレートは傾斜状態に配置され、 上記揃えベースは、押えプレートとほぼ直角な傾斜位置
    と水平位置との間で移動可能であり、そして揃えベース
    を水平位置に置いた状態で、加振手段によって折り丁束
    に振動を与え、さらにエアー吹付け手段によって折り丁
    束にエアーを吹き付けることを特徴とする折り丁揃え装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の折り丁揃え装置におい
    て、上叩き部材は、自由に傾斜移動できるように支持さ
    れることを特徴とする折り丁揃え装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の折り丁揃え
    装置において、揃えベース上に載せられた折り丁束の両
    側端辺に対向して配置されていて、折り丁束に対して近
    づき又は離れる方向へ移動可能な横叩き部材を有するこ
    とを特徴とする折り丁揃え装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1つに記載の折り丁揃え装置において、一対の押えプレ
    ートの折り丁押え面は、一方が断面V字状の凸面で、他
    方が断面V字状の凹面であることを特徴とする折り丁揃
    え装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちのいずれか
    1つに記載の折り丁揃え装置において、エアー吹付け手
    段はエアーを噴出するエアーノズルを有しており、その
    エアーノズルは、揃えベースが水平位置にあるときに、
    その揃えベースに対して平行に移動することを特徴とす
    る折り丁揃え装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の折り丁揃え装置におい
    て、折り丁束よりも上方のエアーノズルは、上叩き部材
    にガイドされて移動する移動ブロックによって支持さ
    れ、折り丁束よりも下方のエアーノズルは、揃えベース
    と一体になって傾斜位置と水平位置との間で移動するガ
    イドレールによってガイドされることを特徴とする折り
    丁揃え装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のうちのいずれか
    1つに記載の折り丁揃え装置において、上叩き部材は自
    重によって折り丁束の上側端辺に接触することを特徴と
    する折り丁揃え装置。
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