JPH0356700B2 - - Google Patents

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JPH0356700B2
JPH0356700B2 JP62069694A JP6969487A JPH0356700B2 JP H0356700 B2 JPH0356700 B2 JP H0356700B2 JP 62069694 A JP62069694 A JP 62069694A JP 6969487 A JP6969487 A JP 6969487A JP H0356700 B2 JPH0356700 B2 JP H0356700B2
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JP
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fish
abdomen
conveyor belts
pressing member
fish body
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JP62069694A
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JPS63233746A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、魚体の卵巣を取出すための装置に関
する。
従来技術 第6図は、典型的な先行技術の斜視図である。
頭部が切断された魚体は、搬送ベルト60,61
によつてその側部が挟持された状態で搬送され、
腹部が腹部押圧部材62によつて押圧されて卵巣
Gが取出される。
発明が解決しようとする問題点 上記先行技術では、腹部押圧部材62が魚体の
腹部に当接するようにばね63によつて搬送ベル
ト60,61に近接する方向に付勢されている。
この場合、搬送される魚体の腹部後端の肛門付近
に腹部押圧部材62が当接するが、腹部が下向き
に垂れた状態で魚体が搬送されるため、腹部押圧
部材62は魚体の横腹を押圧することとなり、採
卵できない場合がある。
この現象は、断頭魚体の各部分のうち肛門の後
方部の断面卵形の部分が最も堅固であり、この部
分に腹部押圧部材62が圧接すると魚体がねじれ
て横向けになり易いことからも生ずる。
本発明の目的は、卵巣を損傷することなく円滑
にかつ確実に取出すことができ、かつ採卵処理速
度を向上するようにした採卵装置を提供すること
である。
問題点を解決するための手段 本発明は、頭部が切断された魚体の両側部を挟
持して搬送する一対の搬送ベルトと、 魚体の搬送経路の途中に設けられ、前記搬送経
路に垂直な回転軸線を有し、魚体の腹部に近接/
離反変位可能で自転可能の腹部押圧部材と、 前記腹部押圧部材を魚体の腹部に近接する方向
に付勢する付勢手段と、 前記腹部押圧部材よりも搬送方向上流側に配置
され、この腹部押圧部材によつて腹部を押圧され
る魚体の背部を保持して案内する上下一対の案内
板とを含むことを特徴とする採卵装置である。
作 用 本発明に従えば、搬送される魚体腹部に腹部押
圧部材が当接すると、魚体は搬送方向上流側に弯
曲し魚体の背部が案内板に案内、保持された状態
で腹部押圧部材により魚体の卵巣が押出される。
実施例 第1図は本発明の一実施例の平面図であり、第
2図はその正面図である。魚体搬送装置1は、予
め定めた第1の姿勢で魚体Fを搬送する第1搬送
装置2と、予め定めた第2の姿勢で魚体Fを搬送
する第2搬送装置3と、魚体Fを第1の姿勢から
第2の姿勢に変換する姿勢変換装置4とを含む。
第1搬送装置2は、一対の始端側プーリ5a,5
bと、一対の終端側プーリ6a,6bと、これら
のプーリ5a,5b;6a,6b間に巻掛けられ
て張架される無端状の搬送ベルト7a,7bとを
有する。始端側プーリ5a,5bは、図示しない
駆動源によつて駆動され、搬送ベルト7a,7b
は略同一速度で搬送方向Aに向けて走行される。
搬送ベルト7a,7bの一方側(第1図の上方)
には、一対の搬送ベルト8a,8bが設けられ、
搬送ベルト7a,7bの他方側(第1図の下方)
には、一対の搬送ベルト9a,9bが設けられ
る。搬送ベルト9a,9bは、搬送ベルト7a,
7bの始端側から採卵装置10近傍まで張架され
る。
第2搬送装置3は、一対の始端側プーリ11
a,11bと、終端側プーリ12a,12bと、
これらのプーリ11a,11b;12a,12b
間に巻掛けられて張架される無端状の搬送ベルト
13a,13bとを有する。始端側プーリ11
a,11bは図示しない駆動源によつて駆動さ
れ、搬送ベルト13a,13bは略同一速度で搬
送方向Aに向けて走行される。搬送ベルト7a,
7bと搬送ベルト13a,13bとの張架方向は
同一である。始端側プーリ11a,11bは、終
端側プーリ6a,6bの搬送方向Aに向かつて上
流側近傍位置に配置される。
魚体Fが搬送ベルト7a,7bの始端側から横
にした状態でかつ腹部を搬送方向Aに向けた第1
の姿勢で供給され、搬送ベルト7a,7bによつ
て側部が挟持され、搬送ベルト8a,8bによつ
て側部の尾部寄りの部分が挾持され、かつ搬送ベ
ルト9a,9bによつて側部の頭部寄りの部分が
挾持され、搬送方向Aに向かつて搬送される。こ
の搬送途中において、頭部切断用回転丸刃15に
よつて頭部が切断され、採卵装置10によつて卵
巣Gが取出される。このような採卵時において、
搬送中の魚体Fの腹部に腹部押圧部材17が回動
して当接すると、魚体Fは弯曲して搬送方向上流
側に配設される案内板16a,16bの間に案内
されてその背部を保持された状態で腹部押圧部材
17により卵巣Gが押出される。卵巣Gが取出さ
れた魚体Fは、送りブラシ18の矢符19方向の
回転によつて、採卵時に湾曲した姿勢が第1の姿
勢に戻される。第1の姿勢に復帰した魚体Fは、
その側部を搬送ベルト13a,13bによつて挾
持され、搬送ベルト13a,13b;7a,7
b;8a,8bとによつて、姿勢変換装置4近傍
に搬送される。なお、魚体Fは、姿勢変換装置4
の近傍位置では搬送ベルト13a,13bによつ
て挾持されている。魚体Fが姿勢変換装置4を通
過する際に、魚体Fの長手方向が頭部側を先頭に
して搬送方向Aとなる第2の姿勢に姿勢変換され
る。第2の姿勢に姿勢変換された魚体Fは、腹部
切断用回転丸刃20によつて腹部が切開され、ガ
ツテイングプーリ21によつて内臓および黒皮が
除去され、ハラス切断用回転丸刃22によつてハ
ラス部分が切断され、フイレナイフ23によつて
中骨などが除去されてフイレ状態に処理される。
こうして、搬送ベルト7a,7b;13a,13
bによつて搬送されて、魚体Fは卵巣Gが取出さ
れ、フイレ状態に処理される。
第3図は、採卵装置10付近の斜視図である。
第1図をも参照して、採卵装置10は、鉛直軸線
まわりに矢符C方向に回転駆動され、搬送された
魚体Fの腹部を押圧して卵巣Gを取出すための腹
部押圧部材17を有する。この腹部押圧部材17
は、その基端部がプーリ31aに同軸に固定され
る。プーリ31aは、回転軸32aに固定され、
回転軸32aは軸受33aによつて軸支される。
この軸受33aは、連結部材34によつて軸受3
3bと連結される。軸受33bには回転軸32b
が軸支され、この回転軸32bの下端部にはプー
リ31bが固定される。また回転軸32bの上端
部は、図示しない駆動モータに連結されて回転駆
動される。前記プーリ31a,31bには、ベル
ト35が巻掛けられて張架され、プーリ31bが
回転駆動されるとベルト35を介してプーリ31
aが回転駆動される。これによつて前記腹部押圧
部材17は矢符C方向に回転駆動される。軸受3
3aの一側部には、一端部が固定されたばね36
が取付けられており、これによつて一定位置に固
定された回転軸32bを回転中心として、腹部押
圧部材17が矢符D方向にばね付勢されている。
このような腹部押圧部材17の搬送方向Aの上流
側近傍には、搬送ベルト7a,7bの相互に対向
する挾持面とほぼ同一平面を有するように配置さ
れ、腹部押圧部材17の回動当接により弯曲する
魚体Fの背部を保持、案内する一対の案内板16
a,16bが備えられる。この案内板16a,1
6bは、搬送ベルト7a,7bによつて挾持され
た魚体Fの通過時には、この魚体Fの厚みに応じ
て相互に近接/離反自在な構成を有している。
頭部が切断された魚体Fが採卵装置10付近に
搬送されると、第4図1のごとく腹部押圧部材1
7は、魚体Fの腹部に当接して初期位置P0から
押圧開始位置P1に移動する。
さらに、腹部押圧部材17が回動して魚体Fの
腹部に圧力が増加すると第3図および第4図2の
ように魚体Fの背部は案内板16a1,16b1
の間に案内され保持された状態で腹部押圧部材1
7により押圧されて卵巣Gが押出され自重により
図示しない容器に落下、収容される。
次に前述の実施例に代えて、魚体Fの尾部を上
方にして、かつ腹部を進行方向に向けた状態で搬
送する、いわゆる縦型の搬送装置を用いてもよ
く、このような場合の採卵装置10a付近の断面
図が第5図に示されている。なお、前述の実施例
に対応する箇所には同一の参照符を付す。卵巣G
は一対の卵巣体G1,G2(仮想線で示す)から
なり、その成長度の違いによつて大きさが異なる
場合がある。このような場合には、卵巣Gは、頭
部が切断された魚体Fの切口に関して右方(矢符
K1方向)または左方(矢符K2方向)のいずれ
の方向に押出されるかは一様ではなく、したがつ
て一対の案内板16a,16bを設ける必要があ
る。なお、前記実施例の魚体搬送装置1では、押
出された卵巣が案内板16bによつて案内される
ため、案内板16aは省略することができる。
効 果 以上のように本発明によれば、腹部押圧部材に
よる魚体腹部からの卵巣押出しに際し、魚体背部
を案内、保持する案内板を設けたので、採卵時、
腹部押圧部材が魚体の横腹ではなく腹部正面を押
圧して確実に採卵でき、採卵精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は
魚体搬送装置1の正面図、第3図は採卵装置10
付近の斜視図、第4図は採卵装置10の採卵動作
を説明するための図、第5図は本発明の他の実施
例の断面図、第6図は典型的な先行技術の斜視図
である。 1……魚体搬送装置、5a,5b……始端側プ
ーリ、6a,6b……終端側プーリ、7a,7
b;8a,8b;9a,9b;13a,13b…
…搬送ベルト、10,10a……採卵装置、15
……頭部切断用回転丸刃、16a,16b……案
内板、16a1,16b1……案内面、17……
腹部押圧部材、36……ばね、G……卵巣、G
1,G2……卵巣体、F……魚体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 頭部が切断された魚体の両側部を挟持して搬
    送する一対の搬送ベルトと、 魚体の搬送経路の途中に設けられ、前記搬送経
    路に垂直な回転軸線を有し、魚体の腹部に近接/
    離反変位可能で自転可能の腹部押圧部材と、 前記腹部押圧部材を魚体の腹部に近接する方向
    に付勢する付勢手段と、 前記腹部押圧部材よりも搬送方向上流側に配置
    され、この腹部押圧部材によつて腹部を押圧され
    る魚体の背部を保持して案内する上下一対の案内
    板とを含むことを特徴とする採卵装置。
JP6969487A 1987-03-23 1987-03-23 採卵装置 Granted JPS63233746A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6969487A JPS63233746A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 採卵装置

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JP6969487A JPS63233746A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 採卵装置

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JPS63233746A JPS63233746A (ja) 1988-09-29
JPH0356700B2 true JPH0356700B2 (ja) 1991-08-29

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JP6969487A Granted JPS63233746A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 採卵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102072B2 (ja) * 1990-09-05 1995-11-08 日本フイレスタ株式会社 採卵装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244253A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 日本フイレスタ株式会社 魚の卵巣取出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60244253A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 日本フイレスタ株式会社 魚の卵巣取出し装置

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JPS63233746A (ja) 1988-09-29

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