JPH0430661Y2 - - Google Patents
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- JPH0430661Y2 JPH0430661Y2 JP1984085961U JP8596184U JPH0430661Y2 JP H0430661 Y2 JPH0430661 Y2 JP H0430661Y2 JP 1984085961 U JP1984085961 U JP 1984085961U JP 8596184 U JP8596184 U JP 8596184U JP H0430661 Y2 JPH0430661 Y2 JP H0430661Y2
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- motor
- switch
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- deck
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Links
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 claims description 13
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 claims description 13
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、2個のデツキを有し、一方から他方
への連続再生及び一方の再生信号を他方のデツキ
で録音するシンクロ録音を自動的に切換えること
が出来るテープレコーダに関する。 (ロ) 従来の技術 単一のキヤビネツト内に2個のデツキを備える
テープレコーダが知られている。この様なテープ
レコーダとしては、例えば、特公昭56−8421号公
報に記載されるものが存在する。前記特公昭56−
8421号公報に記載されるテープレコーダは、一方
のデツキの再生が終了した後、他方のデツキの再
生を自動的に開始する連続再生機能や、一方のデ
ツキの再生と他方のデツキの録音とを同時に開始
することが出来、一方のデツキの再生信号を他方
のデツキでタイミング良く録音出来るシンクロ録
音機能を有する。 (ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記テープレコーダは、連続再
生とシンクロ録音とを切換えるのに手動の切換え
スイツチを切換えなければならなかつた。また、
前記テープレコーダは操作釦とスライドベース等
の機構とを機械的に連結し、該操作釦の押圧によ
り、直接、前記機構を移動させる純機械式のもの
であるので、モータを駆動源としてスライドベー
スを移動させるソフトメカ式のテープレコーダに
は直接応用出来なかつた。 (ニ) 課題を解決するための手段 本考案に係るテープレコーダは、少なくとも再
生機能を有し、駆動源となる第1モータ、該第1
モータに動作電流を供給する第1トランジスタを
備え、該第1トランジスタのオン・オフに応じて
選択的に前記第1モータを駆動する第1モータ回
路、及び該第1モータ回路を動作状態にする為、
前記第1トランジスタのオン・オフを制御する第
1モータ回路の制御入力端子に一端が接続される
第1モータスイツチを備える第1デツキと、少な
くとも録音機能と再生機能とを有し、駆動源とな
る第2モータ、該第2モータに動作電流を供給す
る第2トランジスタを備え、該第2トランジスタ
のオン・オフに応じて選択的に前記第2モータを
駆動する第2モータ回路、及び該第2モータ回路
を動作状態にする為、前記第2トランジスタのオ
ン・オフを制御する第2モータ回路の制御入力端
子に一端が接続される第2モータスイツチを備え
る第2デツキと、該第2デツキが録音位置に駆動
されたときに録音側に切換えられる第1及び第2
録音再切換えスイツチとから成り、前記第1録再
切換えスイツチは、再生側に切換えられていると
き、前記第2モータスイツチを介在して第1モー
タのホツトエンドと第2モータ回路の制御入力端
子とを結線する伝送線路を形成するべく接続され
るとともに、録音側に切換えられているとき、前
記第2モータスイツチを介在して第1モータ回路
の制御入力端子と第2モータ回路の制御入力端子
とを接続する伝送線路を形成すべく接続され、か
つ、前記第2録再切換えスイツチは、再生側に切
換えられているとき、前記第1モータスイツチを
介在して第2モータのホツトエンドと第1モータ
回路の制御入力端子とを結線する伝送線路を形成
するべく接続されるとともに、録音側に切換えら
れているとき、前記第1モータスイツチを介在し
て第1モータ回路の制御入力端子をアースに結線
する伝送線路を形成するべく接続されている。 (ホ) 作用 本考案は、第2デツキが録音位置に駆動されて
いないとき、第2モータスイツチをオンすると、
第1モータのホツトエンドに発生している電圧が
第2モータ回路の制御入力端子に印加されるよう
にするとともに、第1モータスイツチをオンする
と、第2モータのホツトエンドに発生している電
圧が第1モータ回路の制御入力端子に印加される
ようにし、一方、第2デツキが録音位置に駆動さ
れているとき、第2モータスイツチをオンする
と、第2モータ回路の制御入力端子が第1モータ
回路の制御入力端子に接続されるようにするとと
もに、第1モータスイツチをオンすると、前記第
1モータ回路の制御入力端子がアースされるよう
にし、連続再生を行う為に第1及び第2デツキの
一方を再生状態にするとき、再生状態にされた一
方のデツキのモータが駆動されることにより生じ
る電圧を一方の録再切換えスイツチを介して他方
のデツキのモータスイツチの他端に印加して、該
他方のデツキをスタンバイ状態となし、前記一方
のデツキの再生終了に応じてスタンバイ状態にあ
る他方のデツキを再生状態となし、また、シンク
ロ録音を行う為に前記第2デツキを録音状態にす
るとき、第1及び第2録再切換えスイツチを録音
側に切換え、第1モータスイツチの一端を第1録
再切換えスイツチを介して第2モータスイツチに
接続するとともに、第1モータスイツチの他端を
第2録再切換えスイツチを介してアースに接続し
て前記第2デツキを録音スタンバイ状態となし、
更に前記第1デツキの再生操作に応じて第1モー
タスイツチをオンすることにより、前記第1デツ
キの再生状態と第2デツキの録音状態とをシンク
ロさせるようにしたものである。 (ヘ) 実施例 図は本考案の一実施例を示すもので、1は再生
機能を有する第1デツキのテープ走行機構及びス
ライドベースの駆動源となる第1モータ、2は録
音及び再生機能を有する第2デツキのテープ走行
機構及びスライドベースの駆動源となる第2モー
タ、3は第1トランジスタ4を有し、該第1トラ
ンジスタ4のオン・オフを制御する為の制御入力
端子となる制御入力点Aがアースされた時、前記
第1モータ1のホツトエンドである出力点Bから
前記第1モータ1に動作電流を供給する第1モー
タ回路、5は第2トランジスタ6を有し、該第2
トランジスタ6のオン・オフを制御する為の制御
入力端子となる制御入力点Cがアースされた時、
前記第2モータ2のホツトエンドである出力点D
から前記第2モータ2に動作電流を供給する第2
モータ回路、7は前記第1モータ回路3を動作状
態にする為の第1モータスイツチ、8は前記第2
モータ回路5を動作状態にする為の第2モータス
イツチ、9及び10は前記第2デツキが録音位置
に駆動されることにより録音側に切換わる第1及
び第2録再切換えスイツチ、及び11は前記第1
デツキ及び前記第2デツキを独立に動作させる時
にa(独立)側に切換え、連続再生またはシンク
ロ録音を行う為、前記第1及び第2デツキを関連
させて動作させる時にb(連動)側に切換える独
立・連動切換えスイツチである。 上述の回路において、独立・連動切換えスイツ
チ11をa側に切換えると、第1及び第2モータ
スイツチ7及び8の一端が該独立・連動切換えス
イツチ11を介して独立にアースされるので、第
1及び第2デツキはそれぞれ独立に動作する様に
なる。例えば、第1デツキの再生操作を行うと、
第1モータスイツチ7が閉成されるので、第1モ
ータ回路3の制御入力点Aがアースされ、第1及
び第2録再切換えスイツチ9及び10の切換え状
態に関係なく、第1トランジスタ4はオンする。
その為、第1モータ1に動作電流が供給されるの
で、該第1モータ1が回転し始め、第1デツキが
再生状態になる。また、第2デツキの録音操作を
行うと、第2モータスイツチ8が閉成され、第2
モータ2が回転することにより、第1及び第2録
再切換えスイツチ9及び10がR(録音)側に切
換えられるが、第2トランジスタ6は該第1及び
第2録再切換えスイツチ9及び10に関係なく、
オンするので、第2モータ2が回転し、第2デツ
キが録音状態になる。その為、一方のデツキのみ
を使用して再生する時や録音する時にはこの状態
にしておけば良い。 次に前記独立・連動切換えスイツチ11をb側
に切換えると前記第1及び第2モータスイツチ7
及び8がアースから切り離され、連続再生及びシ
ンクロ録音が出来る様になる。 この状態において、連続再生を行う場合、ま
ず、一方のデツキ、例えば第1デツキの再生操作
を行う。すると、第1モータスイツチ7が閉成さ
れる。この時、第2デツキはまだ何ら操作されて
いず、停止状態にあるので、第1及び第2録再切
換えスイツチ9及び10は共にP(再生)側に位
置する。その為、第1モータ回路3の制御入力点
Aが第1モータスイツチ7、独立・連動切換えス
イツチ11、第2録再切換えスイツチ10及び停
止状態にある第2モータ2内のコイルを介してア
ースされる。この結果、前記第1トランジスタ4
はオンして、第1モータ1が回転し、第1デツキ
は再生状態になる。その後、第2デツキの再生操
作を行うと、第2モータスイツチ8が閉成され
る。この時、第1及び第2録再切換えスイツチ9
及び10は共にP側のままであるから、第2モー
タ回路5の制御入力点Cと第1モータ回路3の出
力点Bとが第2モータスイツチ8、独立・連動切
換えスイツチ11及び第1録再切換えスイツチ9
を介して接続される。しかしながら、この時、第
1デツキは再生状態にあり、第1モータ回路3の
出力点Bにはモータ駆動の為の電圧が生じている
ので、第2トランジスタ6はベース電流が流れ
ず、オフしている。その為、第2モータ2は回転
せず、第2デツキはスタンバイ状態になる。 第1デツキの再生が進み、テープの終端に達し
て自動停止装置(図示せず)が動作すると、第1
モータスイツチ7が開放され、第1モータ回路3
の制御入力点Aがアースから切り離される。その
為、第1トランジスタ4はオフするので、第1モ
ータ1の回転が停止して、第1デツキは停止状態
になる。前記第1モータ1の回転が停止すると、
該第1モータ1が駆動されていた為に発生してい
た電圧がなくなり、前記第1モータ回路3の出力
点Bが前記第1モータ1内のコイルを介してアー
スされるので、第2モータ回路5の制御入力点C
がアースされる。その為、第2トランジスタ6が
オンして、第2モータ2が回転し始め、第2デツ
キは再生状態になる。したがつて、第1デツキか
ら第2デツキへの連続再生が行われる。 尚、最初に第2デツキの再生操作を行つた後、
第1デツキの再生操作を行うと、同様の動作が行
われ、前記第2デツキから前記第1デツキへの連
続再生が行われる。 シンクロ録音を行う場合、まず、第2デツキの
録音操作を行う。すると第2モータスイツチ8が
閉成されるが、この時、前記第1及び第2録再切
換えスイツチ9及び10は未だP側に位置してお
り、第2モータ回路5の制御入力点Cが第1モー
タ1を介してアースされるので、第2トランジス
タ6はオンして、第2モータ2が回転し始める。
その為、前記第2モータ2の回転により、前記第
1及び第2録再切換えスイツチ9及び10がP側
からR(録音)側に移動し始める。すると、すぐ
に前記第1録再切換えスイツチ9の移動により、
第2モータ回路5の制御入力点Cアースから切り
離され、第2トランジスタ6がオフするが、フラ
イホイールの慣性力により前記第2モータ2は少
しの間、回転し続けるので、該回転により前記第
1及び第2録再切換えスイツチ9及び10は完全
にR側に切換わる。その為、第2デツキはメカ的
に録音位置に駆動されており、回路的に第2モー
タ2に動作電流が供給されない録音スタンバイ状
態になる。そして、この様にセツトした後、第1
デツキの再生操作を行う。すると、第1モータス
イツチ7が閉成される。この時、前記第1モータ
スイツチ7は第2録再切換えスイツチ10がR側
に切換えられたことにより一端がアースされてい
るので、第1モータ回路3の制御入力点Aがアー
スされ、第1トランジスタ4がオンして、第1モ
ータ1が回転し始める。また、前記第1モータス
イツチ7が閉成された時、第2モータスイツチ8
は閉成されており、第1録再切換えスイツチ9は
R側に切換えられているので、第2モータ回路5
の制御入力点Cアースされ、第2トランジスタ6
がオンして、第2モータ2が回転し始める。その
為、第1デツキは再生状態と成り、第2デツキは
録音状態と成り、シンクロ録音が開始される。 ここで、前記第2デツキは、録音スタンバイ状
態に成される時、少許第2モータ2が回転される
ので、スライドベースが少許移動されている。そ
の為、前記第1デツキの再生状態が安定するより
早く前記第2デツキは録音状態が安定することに
なる。 また、シンクロ録音を停止する場合、再生状態
にある第1デツキを停止状態にする。すると、第
1モータスイツチ7が開放され、第1モータ回路
3の制御入力点A及び第2モータ回路5の制御入
力点Cが共にアースから切り離される。その為、
第1及び第2トランジスタ4及び6が共にオフ
し、第1及び第2モータ1及び2が共に停止する
ので、第1及び第2デツキは共に停止状態にな
る。 この様に独立・連動切換えスイツチ11をb側
にしておいて、一方のデツキの再生操作を行つた
後、他方のデツキの再生操作を行うと連続再生
が、第2デツキの録音操作を行つた後、第1デツ
キの再生操作を行うとシンクロ録音が達成される
ので、連続再生とシンクロ録音とを格別に手動で
切換える必要が無い。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、第1及び第
2デツキの操作手順を考慮するだけで、専用のス
イツチを手動操作することなく、第1及び第2デ
ツキの連続再生とシンクロ録音とを切換えて行え
る様にしているので、操作性が良好なテープレコ
ーダが提供出来る。また、シンクロ録音を行う場
合、再生状態になるデツキよりも録音状態になる
デツキの方が早く立上るので、録音開始時から再
生信号を漏れなく録音することが出来るという利
点を有する。
への連続再生及び一方の再生信号を他方のデツキ
で録音するシンクロ録音を自動的に切換えること
が出来るテープレコーダに関する。 (ロ) 従来の技術 単一のキヤビネツト内に2個のデツキを備える
テープレコーダが知られている。この様なテープ
レコーダとしては、例えば、特公昭56−8421号公
報に記載されるものが存在する。前記特公昭56−
8421号公報に記載されるテープレコーダは、一方
のデツキの再生が終了した後、他方のデツキの再
生を自動的に開始する連続再生機能や、一方のデ
ツキの再生と他方のデツキの録音とを同時に開始
することが出来、一方のデツキの再生信号を他方
のデツキでタイミング良く録音出来るシンクロ録
音機能を有する。 (ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記テープレコーダは、連続再
生とシンクロ録音とを切換えるのに手動の切換え
スイツチを切換えなければならなかつた。また、
前記テープレコーダは操作釦とスライドベース等
の機構とを機械的に連結し、該操作釦の押圧によ
り、直接、前記機構を移動させる純機械式のもの
であるので、モータを駆動源としてスライドベー
スを移動させるソフトメカ式のテープレコーダに
は直接応用出来なかつた。 (ニ) 課題を解決するための手段 本考案に係るテープレコーダは、少なくとも再
生機能を有し、駆動源となる第1モータ、該第1
モータに動作電流を供給する第1トランジスタを
備え、該第1トランジスタのオン・オフに応じて
選択的に前記第1モータを駆動する第1モータ回
路、及び該第1モータ回路を動作状態にする為、
前記第1トランジスタのオン・オフを制御する第
1モータ回路の制御入力端子に一端が接続される
第1モータスイツチを備える第1デツキと、少な
くとも録音機能と再生機能とを有し、駆動源とな
る第2モータ、該第2モータに動作電流を供給す
る第2トランジスタを備え、該第2トランジスタ
のオン・オフに応じて選択的に前記第2モータを
駆動する第2モータ回路、及び該第2モータ回路
を動作状態にする為、前記第2トランジスタのオ
ン・オフを制御する第2モータ回路の制御入力端
子に一端が接続される第2モータスイツチを備え
る第2デツキと、該第2デツキが録音位置に駆動
されたときに録音側に切換えられる第1及び第2
録音再切換えスイツチとから成り、前記第1録再
切換えスイツチは、再生側に切換えられていると
き、前記第2モータスイツチを介在して第1モー
タのホツトエンドと第2モータ回路の制御入力端
子とを結線する伝送線路を形成するべく接続され
るとともに、録音側に切換えられているとき、前
記第2モータスイツチを介在して第1モータ回路
の制御入力端子と第2モータ回路の制御入力端子
とを接続する伝送線路を形成すべく接続され、か
つ、前記第2録再切換えスイツチは、再生側に切
換えられているとき、前記第1モータスイツチを
介在して第2モータのホツトエンドと第1モータ
回路の制御入力端子とを結線する伝送線路を形成
するべく接続されるとともに、録音側に切換えら
れているとき、前記第1モータスイツチを介在し
て第1モータ回路の制御入力端子をアースに結線
する伝送線路を形成するべく接続されている。 (ホ) 作用 本考案は、第2デツキが録音位置に駆動されて
いないとき、第2モータスイツチをオンすると、
第1モータのホツトエンドに発生している電圧が
第2モータ回路の制御入力端子に印加されるよう
にするとともに、第1モータスイツチをオンする
と、第2モータのホツトエンドに発生している電
圧が第1モータ回路の制御入力端子に印加される
ようにし、一方、第2デツキが録音位置に駆動さ
れているとき、第2モータスイツチをオンする
と、第2モータ回路の制御入力端子が第1モータ
回路の制御入力端子に接続されるようにするとと
もに、第1モータスイツチをオンすると、前記第
1モータ回路の制御入力端子がアースされるよう
にし、連続再生を行う為に第1及び第2デツキの
一方を再生状態にするとき、再生状態にされた一
方のデツキのモータが駆動されることにより生じ
る電圧を一方の録再切換えスイツチを介して他方
のデツキのモータスイツチの他端に印加して、該
他方のデツキをスタンバイ状態となし、前記一方
のデツキの再生終了に応じてスタンバイ状態にあ
る他方のデツキを再生状態となし、また、シンク
ロ録音を行う為に前記第2デツキを録音状態にす
るとき、第1及び第2録再切換えスイツチを録音
側に切換え、第1モータスイツチの一端を第1録
再切換えスイツチを介して第2モータスイツチに
接続するとともに、第1モータスイツチの他端を
第2録再切換えスイツチを介してアースに接続し
て前記第2デツキを録音スタンバイ状態となし、
更に前記第1デツキの再生操作に応じて第1モー
タスイツチをオンすることにより、前記第1デツ
キの再生状態と第2デツキの録音状態とをシンク
ロさせるようにしたものである。 (ヘ) 実施例 図は本考案の一実施例を示すもので、1は再生
機能を有する第1デツキのテープ走行機構及びス
ライドベースの駆動源となる第1モータ、2は録
音及び再生機能を有する第2デツキのテープ走行
機構及びスライドベースの駆動源となる第2モー
タ、3は第1トランジスタ4を有し、該第1トラ
ンジスタ4のオン・オフを制御する為の制御入力
端子となる制御入力点Aがアースされた時、前記
第1モータ1のホツトエンドである出力点Bから
前記第1モータ1に動作電流を供給する第1モー
タ回路、5は第2トランジスタ6を有し、該第2
トランジスタ6のオン・オフを制御する為の制御
入力端子となる制御入力点Cがアースされた時、
前記第2モータ2のホツトエンドである出力点D
から前記第2モータ2に動作電流を供給する第2
モータ回路、7は前記第1モータ回路3を動作状
態にする為の第1モータスイツチ、8は前記第2
モータ回路5を動作状態にする為の第2モータス
イツチ、9及び10は前記第2デツキが録音位置
に駆動されることにより録音側に切換わる第1及
び第2録再切換えスイツチ、及び11は前記第1
デツキ及び前記第2デツキを独立に動作させる時
にa(独立)側に切換え、連続再生またはシンク
ロ録音を行う為、前記第1及び第2デツキを関連
させて動作させる時にb(連動)側に切換える独
立・連動切換えスイツチである。 上述の回路において、独立・連動切換えスイツ
チ11をa側に切換えると、第1及び第2モータ
スイツチ7及び8の一端が該独立・連動切換えス
イツチ11を介して独立にアースされるので、第
1及び第2デツキはそれぞれ独立に動作する様に
なる。例えば、第1デツキの再生操作を行うと、
第1モータスイツチ7が閉成されるので、第1モ
ータ回路3の制御入力点Aがアースされ、第1及
び第2録再切換えスイツチ9及び10の切換え状
態に関係なく、第1トランジスタ4はオンする。
その為、第1モータ1に動作電流が供給されるの
で、該第1モータ1が回転し始め、第1デツキが
再生状態になる。また、第2デツキの録音操作を
行うと、第2モータスイツチ8が閉成され、第2
モータ2が回転することにより、第1及び第2録
再切換えスイツチ9及び10がR(録音)側に切
換えられるが、第2トランジスタ6は該第1及び
第2録再切換えスイツチ9及び10に関係なく、
オンするので、第2モータ2が回転し、第2デツ
キが録音状態になる。その為、一方のデツキのみ
を使用して再生する時や録音する時にはこの状態
にしておけば良い。 次に前記独立・連動切換えスイツチ11をb側
に切換えると前記第1及び第2モータスイツチ7
及び8がアースから切り離され、連続再生及びシ
ンクロ録音が出来る様になる。 この状態において、連続再生を行う場合、ま
ず、一方のデツキ、例えば第1デツキの再生操作
を行う。すると、第1モータスイツチ7が閉成さ
れる。この時、第2デツキはまだ何ら操作されて
いず、停止状態にあるので、第1及び第2録再切
換えスイツチ9及び10は共にP(再生)側に位
置する。その為、第1モータ回路3の制御入力点
Aが第1モータスイツチ7、独立・連動切換えス
イツチ11、第2録再切換えスイツチ10及び停
止状態にある第2モータ2内のコイルを介してア
ースされる。この結果、前記第1トランジスタ4
はオンして、第1モータ1が回転し、第1デツキ
は再生状態になる。その後、第2デツキの再生操
作を行うと、第2モータスイツチ8が閉成され
る。この時、第1及び第2録再切換えスイツチ9
及び10は共にP側のままであるから、第2モー
タ回路5の制御入力点Cと第1モータ回路3の出
力点Bとが第2モータスイツチ8、独立・連動切
換えスイツチ11及び第1録再切換えスイツチ9
を介して接続される。しかしながら、この時、第
1デツキは再生状態にあり、第1モータ回路3の
出力点Bにはモータ駆動の為の電圧が生じている
ので、第2トランジスタ6はベース電流が流れ
ず、オフしている。その為、第2モータ2は回転
せず、第2デツキはスタンバイ状態になる。 第1デツキの再生が進み、テープの終端に達し
て自動停止装置(図示せず)が動作すると、第1
モータスイツチ7が開放され、第1モータ回路3
の制御入力点Aがアースから切り離される。その
為、第1トランジスタ4はオフするので、第1モ
ータ1の回転が停止して、第1デツキは停止状態
になる。前記第1モータ1の回転が停止すると、
該第1モータ1が駆動されていた為に発生してい
た電圧がなくなり、前記第1モータ回路3の出力
点Bが前記第1モータ1内のコイルを介してアー
スされるので、第2モータ回路5の制御入力点C
がアースされる。その為、第2トランジスタ6が
オンして、第2モータ2が回転し始め、第2デツ
キは再生状態になる。したがつて、第1デツキか
ら第2デツキへの連続再生が行われる。 尚、最初に第2デツキの再生操作を行つた後、
第1デツキの再生操作を行うと、同様の動作が行
われ、前記第2デツキから前記第1デツキへの連
続再生が行われる。 シンクロ録音を行う場合、まず、第2デツキの
録音操作を行う。すると第2モータスイツチ8が
閉成されるが、この時、前記第1及び第2録再切
換えスイツチ9及び10は未だP側に位置してお
り、第2モータ回路5の制御入力点Cが第1モー
タ1を介してアースされるので、第2トランジス
タ6はオンして、第2モータ2が回転し始める。
その為、前記第2モータ2の回転により、前記第
1及び第2録再切換えスイツチ9及び10がP側
からR(録音)側に移動し始める。すると、すぐ
に前記第1録再切換えスイツチ9の移動により、
第2モータ回路5の制御入力点Cアースから切り
離され、第2トランジスタ6がオフするが、フラ
イホイールの慣性力により前記第2モータ2は少
しの間、回転し続けるので、該回転により前記第
1及び第2録再切換えスイツチ9及び10は完全
にR側に切換わる。その為、第2デツキはメカ的
に録音位置に駆動されており、回路的に第2モー
タ2に動作電流が供給されない録音スタンバイ状
態になる。そして、この様にセツトした後、第1
デツキの再生操作を行う。すると、第1モータス
イツチ7が閉成される。この時、前記第1モータ
スイツチ7は第2録再切換えスイツチ10がR側
に切換えられたことにより一端がアースされてい
るので、第1モータ回路3の制御入力点Aがアー
スされ、第1トランジスタ4がオンして、第1モ
ータ1が回転し始める。また、前記第1モータス
イツチ7が閉成された時、第2モータスイツチ8
は閉成されており、第1録再切換えスイツチ9は
R側に切換えられているので、第2モータ回路5
の制御入力点Cアースされ、第2トランジスタ6
がオンして、第2モータ2が回転し始める。その
為、第1デツキは再生状態と成り、第2デツキは
録音状態と成り、シンクロ録音が開始される。 ここで、前記第2デツキは、録音スタンバイ状
態に成される時、少許第2モータ2が回転される
ので、スライドベースが少許移動されている。そ
の為、前記第1デツキの再生状態が安定するより
早く前記第2デツキは録音状態が安定することに
なる。 また、シンクロ録音を停止する場合、再生状態
にある第1デツキを停止状態にする。すると、第
1モータスイツチ7が開放され、第1モータ回路
3の制御入力点A及び第2モータ回路5の制御入
力点Cが共にアースから切り離される。その為、
第1及び第2トランジスタ4及び6が共にオフ
し、第1及び第2モータ1及び2が共に停止する
ので、第1及び第2デツキは共に停止状態にな
る。 この様に独立・連動切換えスイツチ11をb側
にしておいて、一方のデツキの再生操作を行つた
後、他方のデツキの再生操作を行うと連続再生
が、第2デツキの録音操作を行つた後、第1デツ
キの再生操作を行うとシンクロ録音が達成される
ので、連続再生とシンクロ録音とを格別に手動で
切換える必要が無い。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、第1及び第
2デツキの操作手順を考慮するだけで、専用のス
イツチを手動操作することなく、第1及び第2デ
ツキの連続再生とシンクロ録音とを切換えて行え
る様にしているので、操作性が良好なテープレコ
ーダが提供出来る。また、シンクロ録音を行う場
合、再生状態になるデツキよりも録音状態になる
デツキの方が早く立上るので、録音開始時から再
生信号を漏れなく録音することが出来るという利
点を有する。
図は本考案の一実施例を示す回路図である。
主な図番の説明 1,2……モータ、3,5…
…モータ回路、7,8……モータスイツチ、9,
10……録再切換えスイツチ。
…モータ回路、7,8……モータスイツチ、9,
10……録再切換えスイツチ。
Claims (1)
- 少なくとも再生機能を有し、駆動源となる第1
モータ、該第1モータに動作電流を供給する第1
トランジスタを備え、該第1トランジスタのオ
ン・オフに応じて選択的に前記第1モータを駆動
する第1モータ回路、及び該第1モータ回路を動
作状態にする為、前記第1トランジスタのオン・
オフを制御する第1モータ回路の制御入力端子に
一端が接続される第1モータスイツチを備える第
1デツキと、少なくとも録音機能と再生機能とを
有し、駆動源となる第2モータ、該第2モータに
動作電流を供給する第2トランジスタを備え、該
第2トランジスタのオン・オフに応じて選択的に
前記第2モータを駆動する第2モータ回路、及び
該第2モータ回路を動作状態にする為、前記第2
トランジスタのオン・オフを制御する第2モータ
回路の制御入力端子に一端が接続される第2モー
タスイツチを備える第2デツキと、該第2デツキ
が録音位置に駆動されたときに録音側に切換えら
れる第1及び第2録再切換えスイツチとから成
り、前記第1録再切換えスイツチは、再生側に切
換えられているとき、前記第2モータスイツチを
介在して第1モータのホツトエンドと第2モータ
回路の制御入力端子とを結線する伝送線路を形成
するべく接続されるとともに、録音側に切換えら
れているとき、前記第2モータスイツチを介在し
て第1モータ回路の制御入力端子と第2モータ回
路の制御入力端子とを接続する伝送線路を形成す
べく接続され、一方、前記第2録再切換えスイツ
チは、再生側に切換えられているとき、前記第1
モータスイツチを介在して第2モータのホツトエ
ンドと第1モータ回路の制御入力端子とを結線す
る伝送線路を形成するべく接続されるとともに、
録音側に切換えられているとき、前記第1モータ
スイツチを介在して第1モータ回路の制御入力端
子をアースに結線する伝送線路を形成するべく接
続され、第2デツキが録音位置に駆動されていな
いとき、第2モータスイツチをオンすると、第1
モータのホツトエンドに発生している電圧が第2
モータ回路の制御入力端子に印加されるようにす
るとともに、第1モータスイツチをオンすると、
第2モータのホツトエンドに発生している電圧が
第1モータ回路の制御入力端子に印加されるよう
にし、かつ、第2デツキが録音位置に駆動された
とき、第2モータスイツチをオンすると、第2モ
ータ回路の制御入力端子が第1モータ回路の制御
入力端子に接続されるようにするとともに、第1
モータスイツチをオンすると、前記第1モータ回
路の制御入力端子がアースされるようにしたこと
を特徴とするテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8596184U JPS613528U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | テ−プレコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8596184U JPS613528U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | テ−プレコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613528U JPS613528U (ja) | 1986-01-10 |
JPH0430661Y2 true JPH0430661Y2 (ja) | 1992-07-23 |
Family
ID=30636825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8596184U Granted JPS613528U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | テ−プレコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613528U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58159655U (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-24 | 三洋電機株式会社 | テ−プレコ−ダ−の電動機制御回路 |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP8596184U patent/JPS613528U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS613528U (ja) | 1986-01-10 |
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