JPH04305695A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH04305695A
JPH04305695A JP3096200A JP9620091A JPH04305695A JP H04305695 A JPH04305695 A JP H04305695A JP 3096200 A JP3096200 A JP 3096200A JP 9620091 A JP9620091 A JP 9620091A JP H04305695 A JPH04305695 A JP H04305695A
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早川 徳次
Yorihisa Yamaguchi
順久 山口
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  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器等において
利用される自動演奏装置に関し、特に、自動リズム演奏
や自動ベース・コード伴奏など所望の自動演奏パターン
に従って自動演奏を行うタイプのものに関し、詳しくは
、フィルイン、イントロ、エンディング等の経過的な自
動演奏パターンを自動的に選定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器における自動リズム演奏につい
て従来例を示すと、共通のリズム名に関して複数のリズ
ムパターンが用意されており、その中から所望のリズム
パターンを選択することができるようになっているのが
普通である。例えば、ボサノバならボサノバというリズ
ム名に関して、ノーマルパターンとバリエーションパタ
ーンが用意されており、そのどちらかを選択できるよう
になっている。更には、バリエーションパターンは1個
に限らず、複数用意されている場合もある。一般に、パ
ターンは数小節分の長さを持ち、これを繰り返すことに
より連続的な自動リズム演奏が行われる。
【0003】このようにメインの演奏パターンは同じパ
ターンが繰り返されるので演奏が単調になりがちである
。そこで、フィルインあるいはブレークあるいはアドリ
ブ等と称されるサブパターンを用意しておき、人為的な
スイッチ操作等による指示に応じてこのサブパターンに
従う演奏を一時的に挿入し、その後メインのパターンに
移行するようにすることが行われている。その場合、フ
ィルイン等のサブパターンの挿入後にどのメインパター
ンに移行するかを指示する、つまり移行先のメインパタ
ーンを指示するようになっており、挿入すべきサブパタ
ーンの種類は指示された移行先のメインパターンによっ
て一義的に決まるようになっていた。
【0004】例えば、メインの演奏パターンがノーマル
パターンとバリエーションパターンの2種類の場合、フ
ィルイン指示スイッチが「フィルイン−to−ノーマル
」(フィルインを行った後ノーマルパターンに移行すべ
きこと)と「フィルイン−to−バリエーション」(フ
ィルインを行った後バリエーションパターンに移行すべ
きこと)の2通りに対応して設けられており、フィルイ
ンパターンもこの2通りに対応して2種類設けられてい
るだけであった。従って、「フィルイン−to−ノーマ
ル」が指示されたときは、その直前まで演奏されていた
パターンがノーマルであるかバリエーションであるかに
無関係に、「フィルイン−to−ノーマル」に専用のフ
ィルインパターンに従うフィルイン自動演奏が行われる
。また、「フィルイン−to−バリエーション」が指示
されたときも、その直前まで演奏されていたパターンが
ノーマルであるかバリエーションであるかに無関係に、
「フィルイン−to−バリエーション」に専用のフィル
インパターンに従うフィルイン自動演奏が行われる。
【0005】また、自動演奏に生演奏の感覚を取り入れ
るために、メインの演奏パターンとは別にイントロ用の
演奏パターン及びエンディング用の演奏パターンを用意
しておき、演奏開始時にはイントロ用の演奏パターンを
挿入し、演奏終了時にはエンディング用の演奏パターン
を挿入することが行われている。その場合、従来は、イ
ントロ指示操作に対応して所定のイントロパターンに従
う演奏を挿入し、また、エンディング指示操作に対応し
て所定のエンディングパターンに従う演奏を挿入するよ
うになっていただけであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のフ
ィルイン等のサブパターンは、該サブパターンの挿入後
に移行するメインパターンによって一義的に決まるよう
になっていたため、その直前までのメインパターンとの
つながりが不自然になったり、あるいはフィルイン演奏
そのものが単調になったりすることがある、という問題
が生じる。例えば、ノーマルパターンに移行するときの
フィルインの場合、その直前までのメインパターンがノ
ーマルパターンであってもバリエーションパターンであ
っても同じフィルインパターンを使用するので、ノーマ
ルパターンからフィルインを挟んで再びノーマルパター
ンに戻る場合とバリエーションパターンからフィルイン
を挟んでノーマルパターンに移る場合とで同じフィルイ
ン演奏が行われることになり、単調になりがちであった
【0007】また、上述のように従来のイントロパター
ンは、イントロ指示操作に対応して所定のイントロパタ
ーンが一義的に選定されてしまうため、イントロ演奏が
単調になりがちであった。同様に、従来のエンディング
パターンは、エンディング指示操作に対応して所定のエ
ンディングパターンが一義的に選定されてしまうため、
エンディング演奏が単調になりがちであった。
【0008】また、フィルイン等の経過的な演奏を行っ
ている最中に、別のフィルイン等の経過的な演奏を指示
する操作がなされることも有りうるが、従来の技術にお
いてはそのような事態に対する対策が欠けており、不都
合のない処理を行うことができなかった。上述の種々の
問題は、自動リズム演奏に限らず、自動ベース・コード
伴奏やその他の自動演奏においても起こることである。
【0009】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、演奏の途中でフィルイン等のサブパターンを経過的
に挿入する場合において、できるだけ単調さのない演奏
を可能にした自動演奏装置を提供しようとするものであ
る。また、この発明は、自動演奏の始まりでイントロ演
奏を挿入する場合において、できるだけ単調さのないイ
ントロ演奏を可能にした自動演奏装置を提供しようとす
るものである。また、この発明は、自動演奏の終わりで
エンディング演奏を挿入する場合において、できるだけ
単調さのないエンディング演奏を可能にした自動演奏装
置を提供しようとするものである。更に、この発明は、
フィルイン等の経過的な演奏を行っている最中に、別の
フィルイン等の経過的な演奏を指示する操作がなされた
場合に、不都合のない処理を行うようにした自動演奏装
置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
従う自動演奏装置は、複数のメインパターン及び複数の
サブパターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、所望
のメインパターンを選択する選択手段と、前記選択手段
によって選択されたメインパターンを前記記憶手段から
読み出して該パターンに従う自動演奏を行う第1の制御
手段と、自動演奏の最中にサブパターンに従う演奏を一
時的に挿入して所望のメインパターンに従う演奏に移行
することを指示する指示手段と、前記指示手段による指
示に応じて、該指示手段によって指示された前記所望の
メインパターンとこの指示の直前に演奏されていたメイ
ンパターンとの組合せに従って、挿入すべきサブパター
ンを自動的に決定する決定手段と、前記決定手段により
決定されたサブパターンを前記記憶手段から読み出して
該サブパターンに従う自動演奏を行い、その後、前記指
示手段によって指示された前記所望のメインパターンを
前記記憶手段から読み出して該パターンに従う自動演奏
を行う第2の制御手段とを具えたものである。
【0011】この発明の第2の観点に従う自動演奏装置
は、複数のメインパターン及び複数のイントロパターン
を記憶した演奏パターン記憶手段と、所望のメインパタ
ーンを選択する選択手段と、自動演奏の始まりにおいて
イントロパターンに従う自動演奏を行うことを指示する
イントロ指示手段と、前記イントロ指示手段による指示
に応じて、前記選択手段によって選択されたメインパタ
ーンに従ってイントロパターンを自動的に決定するイン
トロパターン決定手段と、前記イントロパターン決定手
段により決定されたイントロパターンを前記記憶手段か
ら読み出して該イントロパターンに従う自動演奏を行い
、その後、前記選択手段によって選択された前記メイン
パターンを前記記憶手段から読み出して該パターンに従
う自動演奏を行う制御手段とを具えたものである。
【0012】この発明の第3の観点に従う自動演奏装置
は、複数のメインパターン及び複数のエンディングパタ
ーンを記憶した演奏パターン記憶手段と、任意のメイン
パターンを前記記憶手段から読み出して該パターンに従
う自動演奏を行う第1の制御手段と、自動演奏の終わり
においてエンディングパターンに従う自動演奏を行うこ
とを指示するエンディング指示手段と、前記エンディン
グ指示手段による指示に応じて、この指示の直前に演奏
されていたメインパターンに従ってエンディングパター
ンを自動的に決定するエンディングパターン決定手段と
、前記エンディングパターン決定手段により決定された
エンディングパターンを前記記憶手段から読み出して該
エンディングパターンに従う自動演奏を行う第2の制御
手段とを具えたものである。
【0013】この発明の第4の観点に従う自動演奏装置
は、複数のメインパターン及び複数のサブパターンを記
憶した演奏パターン記憶手段と、自動演奏の最中にサブ
パターンに従う演奏を一時的に挿入して所望のメインパ
ターンに従う演奏に移行することを指示する指示手段と
、前記指示手段による指示に応じて前記記憶手段からサ
ブパターンを読み出して該サブパターンに従う自動演奏
を行い、その後、前記所望のメインパターンを前記記憶
手段から読み出して該パターンに従う自動演奏を行う第
1の制御手段と、前記サブパターンに従う自動演奏の最
中に、前記指示手段により別のサブパターンに従う演奏
を挿入して別のメインパターンに従う演奏に移行するこ
とが指示されたならば、演奏中のサブパターンは変更せ
ずに、その後演奏すべきメインパターンを該別のメイン
パターンに変更するよう前記第1の制御手段を制御する
第2の制御手段とを具えたものである。
【0014】
【作用】第1の観点に従う自動演奏装置によれば、演奏
パターン記憶手段において複数のサブパターンを記憶し
ている。指示手段によってサブパターンに従う演奏を一
時的に挿入して所望のメインパターンに従う演奏に移行
することを指示した場合、該指示に従う所望のメインパ
ターンによってサブパターンが一義的に決まるのではな
く、決定手段によって、該指示手段によって指示された
前記所望のメインパターンとこの指示の直前に演奏され
ていたメインパターンとの組合せに従って、挿入すべき
サブパターンが自動的に決定される。従って、移行先の
メインパターンのみならず、直前までのメインパターン
をも考慮してサブパターンが自動的に決定されるので、
サブパターンに従う経過的演奏をその前後のメイン演奏
の組合せに従って多様な変更態様で自動的に実行するこ
とができるようになり、フィルインのような経過的演奏
が単調になることを防ぐことができる。例えば、移行先
のメインパターンがノーマルパターンの場合、その直前
のパターンがノーマルパターンである場合とバリエーシ
ョンパターンである場合とでは異なるサブパターンが選
定され、該サブパターンに従う演奏が行われる。従って
、ノーマルパターンからフィルインを挟んで再びノーマ
ルパターンに戻る場合とバリエーションパターンからフ
ィルインを挟んでノーマルパターンに移る場合とでは異
なるフィルイン演奏が行われることになり、変化に富ん
だ演奏が可能である。
【0015】第2の観点に従う自動演奏装置によれば、
演奏パターン記憶手段において複数のイントロパターン
を記憶している。イントロ指示手段によってイントロ指
示がなされると、この指示に従ってイントロパターンが
一義的に決まるのではなく、イントロ決定手段により、
選択手段によって選択されたメインパターンに従ってイ
ントロパターンが自動的に決定される。従って、イント
ロの次にどのようなメインパターンを演奏するかによっ
て多様な変更態様でイントロパターンが自動的に決定さ
れるようになり、イントロ演奏が単調になることを防ぐ
ことができる。
【0016】第3の観点に従う自動演奏装置によれば、
演奏パターン記憶手段において複数のエンディングパタ
ーンを記憶している。エンディング指示手段によってエ
ンディング指示がなされると、この指示に従ってエンデ
ィングパターンが一義的に決まるのではなく、エンディ
ング決定手段により、この指示の直前に演奏されていた
メインパターンに従ってエンディングパターンが自動的
に決定される。従って、エンディングの直前にどのよう
なメインパターンが演奏されていたかによって多様な変
更態様でエンディングパターンが自動的に決定されるよ
うになり、エンディング演奏が単調になることを防ぐこ
とができる。
【0017】第4の観点に従う自動演奏装置によれば、
サブパターンに従う経過的演奏を行っている最中に、別
のサブパターンに従う演奏を挿入して別のメインパター
ンに従う演奏に移行することが指示されたならば、演奏
中のサブパターンは変更せずに、その後演奏すべきメイ
ンパターンを変更する処理のみが行われる。従って、フ
ィルイン等の経過的な演奏を行っている最中に、別のフ
ィルイン等の経過的な演奏を指示する操作がなされた場
合、演奏中のフィルインの持続性を保証することができ
る一方で、その後移行するメインパターンについては、
後から指示されたものを優先することができ、合理的な
処理を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。まず、図1を参照して、メイン
パターンがノーマルパターンとバリエーションパターン
の2種類の場合について、上記第1乃至第3の観点に従
う具体的なパターン変化例につき概略的に説明する。図
1は自動演奏におけるパターン変化の流れを概略的に示
す図である。まず、メインパターンの選択により、ノー
マルパターンまたはバリエーションパターンのどちらか
が選択される。イントロ指示がなされない場合は、選択
されたパターンに従い、自動演奏が開始される(符号1
または2のルート)。イントロ指示がなされた場合は、
選択されたメインパターンがどちらであるかに応じて、
異なる2つのイントロパターン(すなわちノーマルイン
トロパターンとバリエーションイントロパターン)のど
ちらかが自動的に選択され、その後メインパターンに移
行する。選択されたメインパターンがノーマルパターン
であればノーマルイントロパターンに従って自動演奏を
開始した後、ノーマルパターンに移行し(符号3のルー
ト)、他方、選択されたメインパターンがバリエーショ
ンパターンであればバリエーションイントロパターンに
従って自動演奏を開始した後、バリエーションパターン
に移行する(符号4のルート)。
【0019】フィルイン演奏用のサブパターンとしては
、4つの異なるパターンすなわち「N→Nフィルインパ
ターン」、「V→Nフィルインパターン」、「N→Vフ
ィルインパターン」、「V→Vフィルインパターン」が
用意されている。なお、「N」はノーマルの略、「V」
はバリエーションの略、「→」は移行方向、を示してい
ると解釈していただきたい。例えば、「N→Vフィルイ
ンパターン」は、フィルイン前のメインパターンがノー
マルパターン、フィルイン後のメインパターンがバリエ
ーションパターンの場合において使用するフィルインパ
ターンであることを示す。
【0020】自動演奏の最中に、フィルイン演奏を行っ
た後ノーマルパターンに移行することを指示する「フィ
ルイン−to−ノーマル」指示がなされると、この指示
の直前に演奏されていたパターンがノーマルパータンで
あれば、「N→Nフィルインパターン」が自動的に選択
され、このパターンに従うフィルイン演奏を行った後、
ノーマルパターンに移行する(符号5a,5bのルート
)。他方、この指示の直前に演奏されていたパターンが
バリエーションパータンであれば、「V→Nフィルイン
パターン」が自動的に選択され、このパターンに従うフ
ィルイン演奏を行った後、ノーマルパターンに移行する
(符号6a,6bのルート)。また、フィルイン演奏を
行った後バリエーションパターンに移行することを指示
する「フィルイン−to−バリエーション」指示がなさ
れると、この指示の直前に演奏されていたパターンがノ
ーマルパータンであれば、「N→Vフィルインパターン
」が自動的に選択され、このパターンに従うフィルイン
演奏を行った後、バリエーションパターンに移行する(
符号7a,7bのルート)。他方、この指示の直前に演
奏されていたパターンがバリエーションパータンであれ
ば、「V→Vフィルインパターン」が自動的に選択され
、このパターンに従うフィルイン演奏を行った後、バリ
エーションパターンに移行する(符号8a,8bのルー
ト)。
【0021】エンディング指示がなされた場合は、この
指示の直前に演奏されていたメインパターンがどちらで
あるかに応じて、異なる2つのエンディングパターン(
すなわちノーマルエンディングパターンとバリエーショ
ンエンディングパターン)のどちらかが自動的に選択さ
れ、該エンディングパターンに従う自動演奏を行った後
、演奏を終了する。直前のメインパターンがノーマルパ
ターンであればノーマルエンディングパターンに従って
エンディング演奏を行い(符号9のルート)、他方、直
前のメインパターンがバリエーションパターンであれば
バリエーションエンディングパターンに従ってエンディ
ングを行う(符号10のルート)。
【0022】次に、この発明に従う自動演奏装置を適用
した電子楽器の一実施例につき具体的に説明する。図2
はこの発明に従う自動演奏装置を適用した電子楽器の一
実施例を示すハード構成ブロック図であり、この例では
、中央処理ユニット(CPU)11、ROM12、RA
M13を含むマイクロコンピュータの制御の下で各種処
理が実行される。ROM12はプログラムメモリ及び各
種データメモリを含んでおり、リズムパターンメモリや
自動ベース・コードパターンメモリ等の各種自動演奏パ
ターンメモリもこのROM12に含まれている。RAM
13はデータ及びワーキングメモリとして機能するもの
であり、各種自動演奏パターンの一部がこのRAM13
に記憶されるようになっていてもよい。
【0023】鍵盤14は発生すべき楽音の音高を指定す
るための複数の鍵を具備しており、各鍵に対応するキー
スイッチを含む。押鍵検出回路15は、鍵盤14の各鍵
の押鍵及び離鍵を検出するものであり、上記マイクロコ
ンピュータに接続されており、押鍵情報及び離鍵情報を
マイクロコンピュータに与える。
【0024】操作パネル16は、楽音の音色、音量、音
高、効果等を選択・設定・制御するための各種操作子及
び自動演奏用の選択スイッチ群並びに制御スイッチ群等
を含むものであり、更には各スイッチ及び操作子や機能
に対応する表示器を有している。一例を示すと、各種の
リズムを選択するための自動リズム選択スイッチ群16
A、自動リズムの制御を行うための制御スイッチ群16
B、自動ベース・コード演奏の選択を行うための自動ベ
ース・コード選択スイッチ群16Cを有している。
【0025】制御スイッチ群16Bの一例を示すと、自
動リズムのスタート/ストップを制御するスタート/ス
トップスイッチS1,イントロ指示又はエンディング指
示を行うためのスイッチS2,ノーマルパターンの選択
又は「フィルイン−to−ノーマル」指示を行うための
スイッチS3,バリエーションパターンの選択又は「フ
ィルイン−to−バリエーション」指示を行うためのス
イッチS4を具えている。この実施例において、これら
のスイッチS1〜S4はそれぞれ2つの制御機能に兼用
されるようになっており、リズムRUN状態(自動リズ
ムがスタートしている状態)か否かに応じて2つの制御
機能のうち一方が有効になる。リズムRUNでない状態
(自動リズムがストップしている状態)では、スイッチ
S1はリズムスタートスイッチとして機能し、スイッチ
S2はイントロ指示スイッチとして機能し、スイッチS
3はノーマルパターンを選択するスイッチとして機能し
、スイッチS4はバリエーションパターンを選択するス
イッチとして機能する。リズムRUN状態(自動リズム
がスタートしている状態)では、スイッチS1はリズム
ストップスイッチとして機能し、スイッチS2はエンデ
ィング指示スイッチとして機能し、スイッチS3は「フ
ィルイン−to−ノーマル」指示を行うためのスイッチ
として機能し、スイッチS4は「フィルイン−to−バ
リエーション」指示を行うためのスイッチとして機能す
る。
【0026】パネルスイッチ検出回路17は、操作パネ
ル16における各種操作子及びスイッチの操作状態やオ
ン/オフ状態を検出するものであり、上記マイクロコン
ピュータに接続されており、操作情報やオン/オフ情報
をマイクロコンピュータに与える。表示制御回路18は
操作パネル16における各種表示器の表示動作を制御す
るものであり、上記マイクロコンピュータに接続されて
いる。
【0027】音源回路19は、音階音の音源回路及びリ
ズム音源回路を有しており、複数チャンネルで音階音及
びリズム音の楽音信号を発生することができるものであ
り、具体的には公知又は未公知のどのような音源回路を
使用してもよい。各チャンネル又はリズム音源で発生す
べき音階音またはリズム音を示す情報(音高、音色、音
量等の設定情報を含む)がマイクロコンピュータから音
源回路19に与えられ、これらの情報に基づき音階音又
はリズム音の楽音信号を発生する。なお、自動ベース・
コード音は周知のように音階音の楽音信号として発生さ
れる。音源回路19から発生された楽音信号はサウンド
システム20に与えられ、可聴音響信号として発音され
る。
【0028】タイマ21は、可変設定される演奏テンポ
に従って所定のテンポクロック信号を形成するものであ
り、このテンポクロック信号がCPU11に対する割込
み信号となる。一例として、このテンポクロック信号つ
まり割込みタイミングは、1小節を96分割したテンポ
タイミング毎に発生する。つまり、4分の4拍子の場合
、24回の割込みタイミング(24個のテンポクロック
)が4分音符の音符長に対応する。
【0029】図2の構成の電子楽器において自動リズム
演奏においてこの発明を適用した実施例につき、以下説
明する。まず、ROM12に含まれるリズムパターンメ
モリの記憶例について図3により説明する。図3に示し
たメモリフォーマットは、自動リズム選択スイッチ群1
6Aで選択可能な1つのリズム名に対応するものである
。従って、自動リズム選択スイッチ群16Aで選択可能
な各リズム名毎に図3に示すようなフォーマットからな
るリズムパターンデータ群がそれぞれ用意されていると
理解してよい。リズムパターンメモリにおいては、1つ
のリズム名に対応して、複数のリズム演奏パターンを記
憶している。これらのリズム演奏パターンの種類は、図
1に示したものと同様であり、すなわち、2種類のメイ
ンパターン(ノーマルパターンとバリエーションパター
ン)、2種類のイントロパターン(ノーマルイントロパ
ターンとバリエーションイントロパターン)、4種類の
フィルインパターン(N→Nフィルインパターン,V→
Nフィルインパターン,N→Vフィルインパターン,V
→Vフィルインパターン)、及び2種類のエンディング
パターン(ノーマルエンディングパターンとバリエーシ
ョンエンディングパターン)である。各リズム演奏パタ
ーンの記憶エリアに先行してヘッダ部が有り、ここには
、各パターンの記憶エリアの先頭アドレスを示すデータ
や当該リズム名に共通の各種設定データ等が記憶されて
いる。
【0030】個々のパターンの記憶例を示すと、アドレ
ス順が演奏順に対応しており、演奏順に従ってタイミン
グデータとイベントデータが順次のアドレスに記憶され
ている。イベントデータに先行してタイミングデータが
記憶されており、このタイミングデータはイベントを発
生すべきタイミングを示している。この例では、このタ
イミングデータは、イベントを発生すべきタイミングを
、1小節の始まりから当該イベント発生までのテンポク
ロック数(割込みタイミングの回数)で表示するもので
ある。この例では、イベントデータはノートオンイベン
トデータ(1つの楽音の発生を指示するのに必要な各種
データ)からなる。詳しくは、ノートオンイベントデー
タは、ノートナンバとベロシティデータ及びゲートタイ
ムデータなどからなる。リズム音の場合、ノートナンバ
は、発生すべき打楽器音の種類を指示するものであり、
これは該打楽器音のピッチを指定するデータを含んでい
てもよい。ベロシティデータは、当該イベントに関わる
音の強さ(音量)を指示するデータである。ゲートタイ
ムデータは、当該イベントに関わる音のキーオン時間長
を示すデータである。なお、当該パターンの最後のイベ
ントデータの中には、所定のパターン終了コードも含ま
れる。
【0031】次に、マイクロコンピュータによって実行
される処理の一例につき、自動リズム演奏の処理を主体
にして、フローチャートを参照して説明する。これらの
フローチャートによれば、概ね、図1によって示したパ
ターン変化が実現できるようになっている。 −メインルーチンの説明− 図4はメインルーチンの一例を示しており、所定のイニ
シャライズ処理(ステップ30)を行った後、パネルス
イッチ処理(ステップ31)、自動リズム処理(ステッ
プ32)、その他の処理(ステップ33)を繰返し実行
する。パネルスイッチ処理(ステップ31)では、操作
パネル16における各種操作子,スイッチ類をスキャン
してそのオン・オフを検出し、その検出に基づき各種処
理を行う。このパネルスイッチ処理において実行される
各種処理のうち特に自動リズム関連の処理、つまり自動
リズム選択スイッチ群16Aと制御スイッチ群16Bに
関連する処理、の一例を抽出して示したものを図5乃至
図8に示す。図5乃至図8は、同一の接続符号A,B,
Cの箇所でそれぞれ互いに接続される一連の処理を示し
ている。自動リズム処理(ステップ32)では、テンポ
クロック信号の割込みに応答して自動リズム演奏を実行
するための処理を行う。その一例は図9乃至図11に示
されている。その他の処理(ステップ33)では、その
他の各種の処理、例えば押鍵検出や離鍵検出に応答する
処理など、を実行する。
【0032】−割込み処理の説明− メインルーチンを実行している過程で、タイマ21から
テンポクロック信号が発生し、CPU11に対して割込
みがかけられると、図12に示すタイマインタラプト処
理が行われる。このタイマインタラプト処理では、RU
Nフラグ(自動リズムRUN状態のとき“1”にセット
され、そうでないとき“0”にリセットされるフラグ)
が“1”であるかを調べ(ステップ34)、YESであ
ればテンポクロックレジスタTCの値を1増加し(ステ
ップ35)、処理を終了する。ステップ34がNOであ
れば、つまりリズムRUN状態でなければ、直ちに処理
を終了する。テンポクロックレジスタTCは、未処理の
テンポクロック割込み数を示すものである。つまり、実
際の割込み処理ではレジスタTCの増加のみを行って、
割込み処理を簡単化し、この割込み信号に応答する実質
的な自動リズム演奏実行処理は、メインルーチン内の自
動リズム処理(ステップ32)で行うようにし、CPU
の負担を軽減しているのである。従って、追って明らか
なように、自動リズム処理(ステップ32)ではテンポ
クロックレジスタTCの値に応じて実質的な自動リズム
演奏実行処理を行うようになっている。
【0033】−リズム選択− 自動リズム選択スイッチ群16Aで所望のリズム名を選
択する操作がなされた場合は、図5のステップ40で、
選択されたリズム名に対応するリズムスタイル番号をリ
ズムスタイルレジスタSTYLに記憶する。後述するよ
うに、このリズムスタイルレジスタSTYLに記憶され
たリズムスタイル番号に応じて1つのリズム名に対応す
るROM12のリズムパターンデータ群が選択される。
【0034】−メインパターンの選択−前述の通り、自
動リズムがRUNしていない状態で、制御スイッチ群1
6BのスイッチS3又はS4をオンすることにより、ノ
ーマルパターン又はバリエーションパターンの選択を行
うことができる。まず、スイッチS3をオンしてノーマ
ルパターンを選択した場合について説明する。図5では
、前記ステップ40の処理の後、ステップ41に行き、
スイッチS1つまりリズムスタート/ストップスイッチ
がオンかを調べる。今の場合はNOであり、図6のステ
ップ42に行く。ステップ42では、スイッチS2つま
りイントロ/エンディング指示スイッチがオンかを調べ
る。今の場合はNOであり、図7のステップ43に行く
。ステップ43では、スイッチS3つまりノーマルパタ
ーンの選択又は「フィルイン−to−ノーマル」指示を
行うためのスイッチがオンかを調べる。 今の場合は、スイッチS3がオンであるから、YESで
あり、次にステップ44に行く。ステップ44では、R
UNフラグが“1”かを調べる。今の場合は、自動リズ
ムがRUNしていない状態であるからNOである。これ
は、スイッチS3がノーマルパターン選択スイッチとし
て機能していることを意味する。ステップ44がNOな
らば、ステップ45に行き、ノーマルパターンフラグN
ORMを“1”にセットする。その後、図8のステップ
46に行き、スイッチS4がオンかを調べる。今の場合
は、NOであるから、次にステップ47に行き、その他
の処理を行った後、リターンする。こうして、ノーマル
パターンが選択された場合は、ノーマルパターンフラグ
NORMが“1”にセットされる。なお、後述するよう
に、自動演奏の最中に「フィルイン−to−ノーマル」
指示が与えられてフィルイン演奏の後ノーマルパターン
に移行したときもノーマルパターンフラグNORMが“
1”にセットされる。
【0035】次に、スイッチS4をオンしてバリエーシ
ョンパターンを選択した場合について説明する。その場
合は、前記ステップ41のNO、ステップ42のNO、
ステップ43のNOを経由して図8のステップ46に行
く。ステップ46では、スイッチS4つまりバリエーシ
ョンパターンの選択又は「フィルイン−to−バリエー
ション」指示を行うためのスイッチがオンかを調べる。 今の場合は、スイッチS4がオンであるから、YESで
あり、次にステップ48に行く。ステップ48では、R
UNフラグが“1”かを調べる。今の場合は、自動リズ
ムがRUNしていない状態であるからNOである。これ
は、スイッチS4がバリエーションパターン選択スイッ
チとして機能していることを意味する。ステップ48が
NOならば、ステップ49に行き、ノーマルパターンフ
ラグNORMを“0”にリセットする。その後、ステッ
プ47に行き、その他の処理を行った後、リターンする
。こうして、バリエーションパターンが選択された場合
は、ノーマルパターンフラグNORMが“0”にリセッ
トされる。なお、後述するように、自動演奏の最中に「
フィルイン−to−バリエーション」指示が与えられて
フィルイン演奏の後バリエーションパターンに移行した
ときもノーマルパターンフラグNORMが“0”にリセ
ットされる。
【0036】−イントロパターンの自動選択について−
自動リズムがRUNしていない状態で、制御スイッチ群
16BのスイッチS2をオンすることにより、イントロ
演奏の指示を行うことができる。まず、図5では、前記
ステップ41がNOであり、図6のステップ42に行く
。今の場合はスイッチS2がオンされているので、ステ
ップ42はYESであり、次にステップ50に行く。 ステップ50では、RUNフラグが“1”かを調べる。 今の場合は、自動リズムがRUNしていない状態である
からNOである。これは、スイッチS2がイントロ指示
スイッチとして機能していることを意味する。ステップ
50がNOならば、ステップ51に行き、イントロフラ
グINTROを“1”にセットする。その後、図7のス
テップ43に行き、該ステップ43のNOから図8のス
テップ46のNOを経由してリターンする。こうして、
イントロ演奏の指示がなされた場合は、イントロフラグ
INTROが“1”にセットされる。
【0037】演奏を開始する場合は、制御スイッチ群1
6BのスイッチS1をオンする。これに応じて、図5の
ステップ41ではスイッチS1オンYESと判定し、次
にステップ52に行く。ステップ52ではRUNフラグ
を反転する。今の場合、それまではRUNフラグは“0
”であったから、反転により“1”に変わる。つまり、
スイッチS1はリズムスタートスイッチとして機能する
。次のステップ53ではRUNフラグが“1”かを調べ
る。今の場合、YESであり、ステップ54に行く。ス
テップ54では、リズムスタイルレジスタSTYLのリ
ズムスタイル番号に応じて、選択されたリズムに対応す
るROM12のリズムパターンデータ群を選択し、この
リズムパターンデータ群のヘッダ部に記憶されている各
種データを読み出し、これに応じて各種の設定処理を行
う。
【0038】次に、ステップ55ではイントロフラグI
NTROが“1”かを調べる。今の場合は、イントロフ
ラグINTROが“1”にセットされているので、YE
Sであり、ステップ56に行く。ステップ56では、ノ
ーマルパターンフラグNORMが“1”かを調べる。メ
インパターンとしてノーマルパターンが選択されている
場合はこのフラグNORMが“1”であり、ステップ5
6でYESと判定されてステップ57に行く。ステップ
57では、選択されたリズムに対応するROM12のリ
ズムパターンデータ群のうちノーマルイントロパターン
の先頭アドレスを指定する。これにより、リズムパター
ンメモリからノーマルイントロパターンの読み出しを開
始する状態となる。こうして、ノーマルイントロパター
ンが自動的に選択される。この部分の処理は図1の符号
3のルートに示される処理に対応する。次のステップ5
8では、指定された先頭アドレスからタイミングデータ
を読み出し、タイムインターバルレジスタTINTにセ
ットする。次のステップ59では、テンポクロックレジ
スタTCを初期値0にリセットする。こうして、自動演
奏の開始に合わせて該レジスタTCをリセットする。ス
テップ59の後、図6のステップ42に行き、最終的に
図8のステップ47を経由し、リターンする。なお、以
後のアドレスの歩進は、後述するように図9の自動リズ
ム処理において行われる。
【0039】図5のステップ56に戻り、メインパター
ンとしてバリエーションパターンが選択されている場合
について説明すると、その場合はフラグNORMが“0
”であり、ステップ56でNOと判定されてステップ6
0に行く。ステップ60では、選択されたリズムに対応
するROM12のリズムパターンデータ群のうちバリエ
ーションイントロパターンの先頭アドレスを指定する。 これにより、リズムパターンメモリからバリエーション
イントロパターンの読み出しを開始する状態となる。こ
うして、バリエーションイントロパターンが自動的に選
択される。この部分の処理は図1の符号4のルートに示
される処理に対応する。その後ステップ58に行き、上
述と同様の処理を行う。
【0040】−イントロを挿入しない場合について−イ
ントロ演奏の指示を行わずに、制御スイッチ群16Bの
スイッチS1をオンした場合は、前述と同様に、図5の
ステップ41,52,53,54の処理を行い、ステッ
プ55に行く。今の場合、イントロ演奏の指示を行って
いないので、イントロフラグINTROは“0”であり
、ステップ55はNOであり、ステップ61に行く。 ステップ61では、ノーマルパターンフラグNORMが
“1”かを調べる。メインパターンとしてノーマルパタ
ーンが選択されている場合はこのフラグNORMが“1
”であり、ステップ61でYESと判定されてステップ
62に行く。ステップ62では、選択されたリズムに対
応するROM12のリズムパターンデータ群のうちノー
マルパターンの先頭アドレスを指定する。これにより、
リズムパターンメモリからノーマルパターンの読み出し
を開始する状態となる。この部分の処理は図1の符号1
のルートに示される処理に対応する。その後ステップ5
8に行き、上述と同様の処理を行う。一方、メインパタ
ーンとしてバリエーションパターンが選択されている場
合はフラグNORMが“0”であり、ステップ61でN
Oと判定されてステップ63に行く。ステップ63では
、選択されたリズムに対応するROM12のリズムパタ
ーンデータ群のうちバリエーションパターンの先頭アド
レスを指定する。これにより、リズムパターンメモリか
らバリエーションパターンの読み出しを開始する状態と
なる。この部分の処理は図1の符号2のルートに示され
る処理に対応する。その後ステップ58に行き、上述と
同様の処理を行う。
【0041】−フィルインパターンの自動選択−前述の
通り、自動リズムがRUNしている状態で、制御スイッ
チ群16BのスイッチS3又はS4をオンすることによ
り、「フィルイン−to−ノーマル」指示又は「フィル
イン−to−バリエーション」指示を行うことができる
。まず、スイッチS3をオンして「フィルイン−to−
ノーマル」指示を行った場合について説明する。スイッ
チS3のオンに応じて、図7のステップ43ではYES
となり、次のステップ44に行く。今の場合は、自動リ
ズムがRUNしている状態であるからRUNフラグが“
1”であり、ステップ44ではYESと判定する。これ
は、スイッチS3が「フィルイン−to−ノーマル」指
示スイッチとして機能していることを意味する。ステッ
プ44がYESならば、ステップ64に行き、テンポタ
イミングレジスタTIMEの値が「72」より小である
かを調べる。
【0042】追って明らかになるように、テンポタイミ
ングレジスタTIMEの値は、自動演奏パターンにおい
て現在処理中のテンポタイミングを示しており、テンポ
クロック割込み信号の分解能でかつ1小節のモジュロで
、つまり0〜95の範囲で増加変化を繰り返す。従って
、このTIMEの値が「72」より小とは、現在の発音
タイミングが1小節の4拍目に達していないことを意味
する。つまり、4分の4拍子の場合、0〜23が1拍目
に対応し、24〜47が2拍目に対応し、48〜71が
3拍目に対応し、72〜95が4拍目に対応するからで
ある。
【0043】結局、ステップ64では、「フィルイン−
to−ノーマル」指示がなされたときに、それまで演奏
されてきたメインパターンの演奏が1小節の4拍目に未
だ達していないか、または達したか、を調べている。こ
れは、それまで演奏されてきたメインパターンの演奏が
1小節の4拍目に未だ達していない場合は、その途中か
らフィルイン演奏を挿入し(その場合はフィルイン演奏
も小節の途中から始まる)、それまで演奏されてきたメ
インパターンの演奏が1小節の4拍目に達している場合
は、そのメインパターンの小節が終了するまで待ち、次
の小節の始まりからフィルイン演奏を挿入する(その場
合はフィルイン演奏も小節の最初から始まる)ように制
御するためである。このように、小節の途中で演奏パタ
ーンを変更する場合に適切な制御を行うことは、演奏パ
ターンの自然な切り換わりを実現することができるので
、有利である。
【0044】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「72」より小であれば、図7のステップ64はYES
であり、ステップ65に行き、フィルイン−to−ノー
マルフラグFTNを“1”にセットする。このフラグF
TNの“1”は、直ちにフィルイン演奏を実行し、その
後ノーマルパータンに従う演奏に移行すべきことを指示
している。この場合は、それまで演奏されてきたメイン
パターンの演奏が1小節の4拍目に未だ達していないた
め、その途中からフィルイン演奏を挿入する(その場合
はフィルイン演奏も小節の途中から始める)ための処理
を、引き続くステップ66,67,68により行う。
【0045】ステップ66では、ノーマルパターンフラ
グNORMが“1”かを調べる。フィルイン演奏の直前
に演奏されていたパターンがノーマルパータンであれば
、このフラグNORMが“1”であり、ステップ67に
行く。ステップ67では、選択されたリズムに対応する
ROM12のリズムパターンデータ群のうち「N→Nフ
ィルインパターン」の先頭アドレスを指定する。これに
より、リズムパターンメモリからN→Nフィルインパタ
ーンの読み出しを開始する状態となる。こうして、フィ
ルイン演奏の前後の演奏パターンの関係から「N→Nフ
ィルインパターン」が自動的に選択される。この部分の
処理は図1の符号5aのルートに示される処理に対応す
る。
【0046】次のステップ68では、前ステップで指定
された先頭アドレスからアドレスポインタを順次進めて
、該フィルインパターンにおけるタイミングデータを順
次読み出し、このタイミングデータの値とテンポタイミ
ングレジスタTIMEの現在値とを比較し、タイミング
データの値がTIMEの値を超えたアドレスで該アドレ
スポインタを停止する。そして、そのタイミングデータ
の値をタイムインターバルレジスタTINTにセットす
る。タイムインターバルレジスタTINTの内容は次の
発音タイミングを示している。従って、このようにTI
MEの値をジャスト超えるタイミングデータの値をサー
チし、これをレジスタTINTにセットすることにより
、小節の途中で中断されるメインパターンのテンポタイ
ミングに見合ったテンポタイミングで、フィルイン演奏
を小節の途中から始めることができる。
【0047】一方、フィルイン演奏の直前に演奏されて
いたパターンがバリエーションパータンであれば、フラ
グNORMが“0”であるので、前記ステップ66はN
Oであり、ステップ69に行く。ステップ69では、選
択されたリズムに対応するROM12のリズムパターン
データ群のうち「V→Nフィルインパターン」の先頭ア
ドレスを指定する。これにより、リズムパターンメモリ
からV→Nフィルインパターンの読み出しを開始する状
態となる。こうして、フィルイン演奏の前後の演奏パタ
ーンの関係から「V→Nフィルインパターン」が自動的
に選択される。この部分の処理は図1の符号6aのルー
トに示される処理に対応する。その後、前述と同様にス
テップ68の処理を行う。
【0048】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「72」以上であれば、図7のステップ64はNOであ
り、ステップ70に行き、ネクストフィルイン−to−
ノーマルフラグNFTNを“1”にセットする。このフ
ラグNFTNの“1”は、次の小節の始まりからフィル
イン演奏を実行し、その後ノーマルパータンに従う演奏
に移行すべきことを指示している。この場合は、それま
で演奏されてきたメインパターンの演奏が1小節の4拍
目に達しているので、そのメインパターンの小節が終了
するまで待ち、次の小節の始まりからフィルイン演奏を
挿入する(その場合はフィルイン演奏も小節の最初から
始まる)ように制御するための処理を、図9の自動リズ
ム処理内の小節エンド判定処理(その詳細例は図11に
示されている)によって行う。
【0049】次に、スイッチS4をオンして「フィルイ
ン−to−バリエーション」指示を行った場合について
説明する。スイッチS4のオンに応じて、図8のステッ
プ46がYESとなり、次のステップ48に行く。今の
場合は、自動リズムがRUNしている状態であるからR
UNフラグが“1”であり、ステップ48ではYESと
判定する。これは、スイッチS4が「フィルイン−to
−バリエーション」指示スイッチとして機能しているこ
とを意味する。ステップ48がYESならば、ステップ
71に行き、前記ステップ64と同様に、そして同様の
理由により、テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「72」より小であるかを調べる。
【0050】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「72」より小であれば、図7のステップ65〜68と
類似したステップ72〜75の処理を行う。ステップ7
2では、フィルイン−to−バリエーションフラグFT
Vを“1”にセットする。このフラグFTVの“1”は
、直ちにフィルイン演奏を実行し、その後バリエーショ
ンパータンに従う演奏に移行すべきことを指示している
。次のステップ73では、ノーマルパターンフラグNO
RMが“1”かを調べる。フィルイン演奏の直前に演奏
されていたパターンがノーマルパータンであれば、この
フラグNORMが“1”であり、ステップ74に行く。 ステップ74では、選択されたリズムに対応するROM
12のリズムパターンデータ群のうち「N→Vフィルイ
ンパターン」の先頭アドレスを指定する。これにより、
リズムパターンメモリからN→Vフィルインパターンの
読み出しを開始する状態となる。こうして、フィルイン
演奏の前後の演奏パターンの関係から「N→Vフィルイ
ンパターン」が自動的に選択される。この部分の処理は
図1の符号7aのルートに示される処理に対応する。次
のステップ75の処理は前述の図7のステプ68と同様
の処理である。
【0051】一方、フィルイン演奏の直前に演奏されて
いたパターンがバリエーションパータンであれば、フラ
グNORMが“0”であるので、前記ステップ73はN
Oであり、ステップ76に行く。ステップ76では、選
択されたリズムに対応するROM12のリズムパターン
データ群のうち「V→Vフィルインパターン」の先頭ア
ドレスを指定する。これにより、リズムパターンメモリ
からV→Vフィルインパターンの読み出しを開始する状
態となる。こうして、フィルイン演奏の前後の演奏パタ
ーンの関係から「V→Vフィルインパターン」が自動的
に選択される。この部分の処理は図1の符号8aのルー
トに示される処理に対応する。その後、前述と同様にス
テップ75の処理を行う。
【0052】前述と同様に、テンポタイミングレジスタ
TIMEの値が「72」以上であれば、図8のステップ
71はNOであり、ステップ77に行き、ネクストフィ
ルイン−to−バリエーションフラグNFTVを“1”
にセットする。このフラグNFTVの“1”は、次の小
節の始まりからフィルイン演奏を実行し、その後バリエ
ーションパータンに従う演奏に移行すべきことを指示し
ている。
【0053】−エンディングパターンの自動選択−前述
の通り、自動リズムがRUNしている状態で、制御スイ
ッチ群16BのスイッチS2をオンすることにより、エ
ンディング指示を行うことができる。スイッチS2のオ
ンに応じて、図6のステップ42がYESとなり、次の
ステップ50に行く。今の場合は、自動リズムがRUN
している状態であるからRUNフラグが“1”であり、
ステップ50ではYESと判定する。これは、スイッチ
S2がエンディング指示スイッチとして機能しているこ
とを意味する。ステップ50がYESならば、ステップ
78に行き、テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「48」より小であるかを調べる。
【0054】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「48」より小とは、現在の発音タイミングが1小節の
真中に達していないことを意味する。従って、ステップ
78では、エンディング指示がなされたときに、それま
で演奏されてきたメインパターンの演奏が1小節の中央
に未だ達していないか、または達したか、を調べている
。これは、それまで演奏されてきたメインパターンの演
奏が1小節の中央に未だ達していない場合は、その途中
からエンディング演奏を挿入し(その場合はエンディン
グ演奏も小節の途中から始まる)、それまで演奏されて
きたメインパターンの演奏が1小節の中央に達している
場合は、そのメインパターンの小節が終了するまで待ち
、次の小節の始まりからエンディング演奏を開始する(
その場合はエンディング演奏も小節の最初から始まる)
ように制御するためである。このように、小節の途中で
演奏パターンを変更する場合に適切な制御を行うことは
、演奏パターンの自然な切り換わりを実現することがで
きるので、有利であることは前述の通りである。切り換
わり制御の基準とする小節の途中位置を、フィルインと
エンディングとで異ならせた理由は、夫々の演奏の特質
に合わせてその基準位置を適宜設定してよいことを示す
ためである。
【0055】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「48」より小であれば、図6のステップ78はYES
であり、ステップ79に行き、エンディングフラグEN
Dを“1”にセットする。このフラグENDの“1”は
、直ちにエンディング演奏を実行すべきことを指示して
いる。この場合は、それまで演奏されてきたメインパタ
ーンの演奏が1小節の中央に未だ達していないため、そ
の途中からエンディング演奏を開始する(その場合はエ
ンディング演奏も小節の途中から始める)ための処理を
、引き続くステップ80,81,82により行う。
【0056】ステップ80では、ノーマルパターンフラ
グNORMが“1”かを調べる。エンディング指示の直
前に演奏されていたパターンがノーマルパータンであれ
ば、このフラグNORMが“1”であり、ステップ81
に行く。ステップ81では、選択されたリズムに対応す
るROM12のリズムパターンデータ群のうちノーマル
エンディングパターンの先頭アドレスを指定する。これ
により、リズムパターンメモリからノーマルエンディン
グパターンの読み出しを開始する状態となる。こうして
、エンディング指示の直前の演奏パターンに応じてノー
マルエンディングパターンが自動的に選択される。この
部分の処理は図1の符号9のルートに示される処理に対
応する。次のステップ82の処理は前述の図7のステプ
68と同様の処理である。
【0057】一方、エンディング指示の直前に演奏され
ていたパターンがバリエーションパータンであれば、フ
ラグNORMが“0”であるので、前記ステップ80は
NOであり、ステップ83に行く。ステップ83では、
選択されたリズムに対応するROM12のリズムパター
ンデータ群のうちバリエーションエンディングパターン
の先頭アドレスを指定する。これにより、リズムパター
ンメモリからバリエーションエンディングパターンの読
み出しを開始する状態となる。こうして、エンディング
指示の直前の演奏パターンに応じてバリエーションエン
ディングパターンが自動的に選択される。この部分の処
理は図1の符号10のルートに示される処理に対応する
。その後、前述と同様にステップ82の処理を行う。
【0058】テンポタイミングレジスタTIMEの値が
「48」以上であれば、図6のステップ78はNOであ
り、ステップ84に行き、ネクストエンディングフラグ
NENDを“1”にセットする。このフラグNENDの
“1”は、次の小節の始まりからエンディング演奏を開
始すべきことを指示している。
【0059】−自動リズム発音処理− 図9に示す自動リズム処理においては、まず、RUNフ
ラグが“1”かを調べる(ステップ85)。NOであれ
ば直ちにリターンするが、YESであればステップ86
に行き、テンポクロックレジスタTCの値が1以上であ
るかを調べる。前述の通り、TCの値は未処理の割込み
クロック数を示している。例えば、割込みクロック信号
が発生して、図12の処理によりTCの値が1になった
とし、その後、この自動リズム処理に入ったとすると、
ステップ86はYESであり、ステップ87〜95の処
理を行う。ステップ87ではTCの値を1減少する。つ
まり、ステップ87〜95の処理を1回行うと、TCの
値が1減少される。このことは、割込みクロック信号の
1個の発生に対応してステップ87〜95の処理を1回
行うことを意味する。例えば、メインルーチンにおける
他の処理に時間がとられて、この図9に示す自動リズム
処理に来るまでに、割込みクロックが2個発生したとす
ると、TCの値が2となっており、ステップ87〜95
の処理を1回行った後でもTCの値が1であり、次にも
う一度ステップ87〜94の処理を1回行う。こうして
、割込みクロック数分だけステップ87〜95の処理を
確実に実行することができる。
【0060】ステップ88では、テンポタイミングレジ
スタTIMEの値とタイムインターバルレジスタTIN
Tの値を比較し、一致しているかを調べる。前述のとお
り、テンポタイミングレジスタTIMEの値は、1小節
を96分割してなるテンポタイミングのうち、現在処理
中のテンポタイミングを示している。また、タイムイン
ターバルレジスタTINTには、次に発音すべき音の1
小節中のテンポタイミングを示すタイミングデータがス
トアされている。従って、次に発音すべき音のテンポタ
イミングが到来したとき、TIME=TINTとなり、
ステップ88がYESとなる。次に発音すべき音のテン
ポタイミングがまだ到来していないときはステップ88
はNOであり、ステップ92に行く。
【0061】ステップ92では、テンポタイミングレジ
スタTIMEの値が最大値95であるか、つまり現在処
理中のテンポタイミングが1小節の最後であるかを調べ
る。NOであれば、ステップ93に行き、TIMEの値
を1増加し、リターンする。こうして、割込みクロック
信号の発生に対応してこの図9のステップ87以降の処
理を実行し、TIMEの値を1増加していく。
【0062】次に発音すべき音のテンポタイミングが到
来すると、TIME=TINTとなり、ステップ88が
YESとなり、ステップ89に行く。ステップ89では
、パターンデータメモリの読み出しアドレスポインタを
歩進する。このアドレス歩進により、パターンデータメ
モリでは、タイミングデータの次のアドレスすなわちイ
ベントデータを記憶しているアドレスが指定される(図
3参照)。次のステップ90では、指定されたアドレス
からイベントデータを読み出し、音源回路19に送出し
、該イベントデータに対応するリズム音信号を発生させ
る。次のステップ91では、図10に示すようなパター
ンエンド判定処理を行う。
【0063】このパターンエンド判定処理では、ステッ
プ96において、アドレスポインタによって現在指示さ
れているアドレスが当該パターンの最終アドレスかを調
べる。NOであれば、ステップ97に行き、アドレスポ
インタを歩進する。このアドレス歩進により、パターン
データメモリでは、イベントデータの次のアドレスすな
わちタイミングデータを記憶しているアドレスが指定さ
れる(図3参照)。次のステップ98では、指定された
アドレスからタイミングデータを読み出し、タイムイン
ターバルレジスタTINTにセットし、その後、このパ
ターンエンド判定処理を終了する。
【0064】図9に戻り、ステップ91のパターンエン
ド判定処理の後、ステップ92に行き、TIME=95
であるかを調べる。NOであれば前述と同様にステップ
93に行き、TIMEを1増加する。こうして、パター
ンに従って1音発音すると、次に発音すべき音のタイミ
ングデータがタイムインターバルレジスタTINTにセ
ットされ、前述と同様に、ステップ88で比較が行われ
る。これにより、選択若しくは指示されたパターンに従
って自動リズム音が順次発生される。
【0065】1小節の最後のテンポタイミングで、ステ
ップ92がYESとなり、ステップ94に行く。ステッ
プ94では、図11に示すような小節エンド判定処理を
行う。この小節エンド判定処理では、次の小節の開始時
に合わせてパターンの変更を行うための処理を行う。ま
ず、ステップ99,100,101ではそれぞれネクス
トフィルイン−to−ノーマルフラグNFTN、ネクス
トフィルイン−to−バリエーションフラグNFTV、
ネクストエンドフラグNENDが“1”かを調べる。こ
れらのフラグが全て“0”であれば、この小節エンド判
定処理をすぐに終了する。小節エンド判定処理を終了す
ると、図9のステップ94からステップ95に行き、テ
ンポタイミングレジスタTIMEの値を初期値0にセッ
トし、リターンする。
【0066】 −フィルインパターンの自動選択(その2)−ネクスト
フィルイン−to−ノーマルフラグNFTNが“1”の
場合、図11のステップ99がYESとなり、ステップ
102に行く。この場合、フィルインの直前のノーマル
パータン又はバリエーションパターンの1小節が丁度終
了し、次の小節の始まりからフィルインパターンに従う
演奏を行い、その後ノーマルパータンに従う演奏に移行
すべきことを意味している。ステップ102では、フラ
グNFTNを“0”にリセットし、フィルイン−to−
ノーマルフラグFTNを“1”にセットする。 次のステップ103,104,105の処理は、図7の
ステップ66,67,69の処理と同様である。すなわ
ち、フィルイン演奏の直前の演奏パターンに応じて「N
→Nフィルインパターン」または「V→Nフィルインパ
ターン」が自動的に選択される。次のステップ106の
処理は、図10のステップ98の処理と同様である。す
なわち、指定されたアドレスからタイミングデータを読
み出し、タイムインターバルレジスタTINTにセット
する。その後、この小節エンド判定処理を終了すると、
図9のステップ95に行く。
【0067】ネクストフィルイン−to−バリエーショ
ンフラグNFTVが“1”の場合、図11のステップ1
00がYESとなり、ステップ107に行く。この場合
、フィルインの直前のノーマルパータン又はバリエーシ
ョンパターンの1小節が丁度終了し、次の小節の始まり
からフィルインパターンに従う演奏を行い、その後バリ
エーションパータンに従う演奏に移行すべきことを意味
している。ステップ107では、フラグNFTVを“0
”にリセットし、フィルイン−to−バリエーションフ
ラグFTVを“1”にセットする。次のステップ108
,109,110の処理は、図8のステップ73,74
,76の処理と同様である。すなわち、フィルイン演奏
の直前の演奏パターンに応じて「N→Vフィルインパタ
ーン」または「V→Vフィルインパターン」が自動的に
選択される。次にステップ106の処理を行い、この小
節エンド判定処理を終了し、図9のステップ95に行く
【0068】ネクストエンディングフラグNENDが“
1”の場合、図11のステップ101がYESとなり、
ステップ111に行く。この場合、フィルインの直前の
ノーマルパータン又はバリエーションパターンの1小節
が丁度終了し、次の小節の始まりからエンディングパタ
ーンに従う演奏を行うべきことを意味している。ステッ
プ111では、フラグNENDを“0”にリセットし、
エンディングフラグENDを“1”にセットする。 次のステップ112,113,114の処理は、図6の
ステップ80,81,83の処理と同様である。すなわ
ち、エンディング演奏の直前の演奏パターンに応じて「
ノーマルエンディングパターン」または「バリエーショ
ンエンディングパターン」が自動的に選択される。次に
ステップ106の処理を行い、この小節エンド判定処理
を終了し、図9のステップ95に行く。
【0069】−パターンエンド時の処理−演奏パターン
の最後では、図10のパターンエンド判定処理において
、ステップ96でYESと判定され、ステップ115に
行く。ステップ115では、フィルイン−to−ノーマ
ルフラグFTNが“1”かを調べる。今まで演奏してき
たパターンが、「N→Nフィルインパターン」または「
V→Nフィルインパターン」である場合、このフラグF
TNが“1”であり、ステップ116に行く。ステップ
116では、フラグFTNを“0”にリセットし、ノー
マルパターンフラグNORMを“1”にセットする。次
に、ステップ117では、図5のステップ62と同様に
、ノーマルパターンの先頭アドレスを指定する処理を行
い、その後ステップ98にいく。こうして、「N→Nフ
ィルインパターン」または「V→Nフィルインパターン
」に従う演奏を該パターンの最後まで行った後は、ノー
マルパターンに従う演奏に移行する。この部分の処理は
図1の符号5b,6bのルートに示される処理に対応す
る。
【0070】ステップ115がNOならばステップ11
8に行く。ステップ118では、イントロフラグINT
ROが“1”かを調べる。今まで演奏してきたパターン
がイントロパターンである場合、このフラグINTRO
が“1”であり、ステップ119に行く。ステップ11
9では、フラグINTROを“0”にリセットする。次
に、ステップ120ではノーマルパターンフラグNOR
Mが“1”かを調べ、YESであれば前記ステップ11
7に行く。この場合、今まで演奏してきたパターンがノ
ーマルイントロパターンであることを意味し、そのノー
マルイントロパターンの終了後にノーマルパターンに従
う演奏に移行することになる。
【0071】他方、ノーマルパターンフラグNORMが
“0”の場合は、今まで演奏してきたパターンがバリエ
ーションイントロパターンであることを意味する。その
場合、ステップ120のNOからステップ123に行き
、図5のステップ63と同様に、バリエーションパター
ンの先頭アドレスを指定する処理を行い、その後ステッ
プ98にいく。従って、そのバリエーションイントロパ
ターンの終了後にバリエーションパターンに従う演奏に
移行することになる。この部分の処理は図1の符号7b
,8bのルートに示される処理に対応する。
【0072】ステップ118がNOの場合、ステップ1
21に行き、フィルイン−to−バリエーションフラグ
FTVが“1”かを調べる。今まで演奏してきたパター
ンが、「N→Vフィルインパターン」または「V→Vフ
ィルインパターン」である場合、このフラグFTVが“
1”であり、ステップ122に行く。ステップ122で
は、フラグFTVを“0”にリセットし、ノーマルパタ
ーンフラグNORMを“0”にリセットする。次に、前
記ステップ123の処理を行う。こうして、「N→Vフ
ィルインパターン」または「V→Vフィルインパターン
」に従う演奏を該パターンの最後まで行った後は、バリ
エーションパターンに従う演奏に移行する。
【0073】ステップ121がNOの場合、ステップ1
24に行き、エンディングフラグENDが“1”かを調
べる。今まで演奏してきたパターンが、エンディングパ
ターンである場合、このフラグENDが“1”であり、
ステップ125に行き、フラグENDを“0”にリセッ
トし、RUNフララグを“0”にリセットする。その後
、リターンする。RUNフララグを“0”にリセットさ
れることにより、自動演奏が終了する。
【0074】一方、エンディングフラグENDが“0”
の場合は、ステップ124がNOであり、ステップ12
6に行き、ノーマルパターンフラグNORMを“1”か
を調べる。“1”ならば前記ステップ117に行き、“
0”ならば前記ステップ123に行く。格別のパターン
変更処理又は終了処理を行わない場合、このステップ1
26に到達し、ノーマルパターンまたはバリエーション
パターンに従う自動演奏を繰返し行うことになる。
【0075】−フィルイン演奏中における特殊処理−次
に、フィルイン演奏中に別のフィルイン演奏を指示する
操作がなされた場合の対策を講じた実施例について説明
する。この実施例においては、前記実施例における図7
と図8のフロー図を図13,図14のように変更するだ
けで、他は前記実施例と同じ構成としてよい。変更箇所
について説明すると、図13は、図7のステップ44と
64の間にステップ127と128を追加したものであ
る。図14は、図8のステップ48と71の間にステッ
プ129と130を追加したものである。
【0076】まず、図13について説明すると、メイン
パターンに従う演奏を行っているときに「フィルイン−
to−ノーマル」の指示がなされた場合は、スイッチS
3がオンされるので、図13のステップ43でスイッチ
S3のオンYESと判定され、ステップ44に行く。こ
こでもRUN=1がYESと判定される。図7の例では
、ステップ44がYESならステップ64にすぐ行き、
「フィルイン−to−ノーマル」の処理を行ったが、図
13ではそうせずにステップ127に行く。ステップ1
27では、フィルイン−to−バリエーションフラグF
TVが“1”にセットされているかを調べる。この場合
、メインパターン演奏中であるから、FTV=“0”で
あり、ステップ127はNOとなり、ステップ64に行
く。従って、図7の場合と同じ処理となる。
【0077】次に、フィルイン−to−バリエーション
フラグFTVが“1”にセットされており、「N→Vフ
ィルインパターン」又は「V→Vフィルインパターン」
に従う演奏が行われている最中に、「フィルイン−to
−ノーマル」の指示がなされた場合について説明する。 その場合、スイッチS3がオンされるので、図13のス
テップ43でYES、ステップ44でもYESと判定さ
れ、ステップ127に行く。この場合、FTV=“1”
であるからステップ127ではYESであり、ステップ
128に行く。ステップ128では、フラグFTVを“
0”にリセットし、フィルイン−to−ノーマルフラグ
FTNを“1”にセットする。その後、ステップ64に
は行かずに図14のステップ46にジャンプする。従っ
て、ステップ64のルートを通らないので、演奏中のフ
ィルイン−to−バリエーションのフィルインパターン
は変更されず、そのまま続行される一方で、フラグがF
TN=“1”に切り換えられることにより、その後演奏
すべきメインパターンがバリエーションパターンからノ
ーマルパターンに変更される。
【0078】図14に追加したステップ129,130
は、図13に追加したステップ127,128に比べて
、ノーマルとバリエーションの関係が入れ替わっている
だけであり、考え方は同じである。従って、図13,図
14に従う実施例によれば、サブパターンに従う経過的
演奏(第1のフィルイン演奏)を行っている最中に、別
のサブパターンに従う演奏(第2のフィルイン演奏)を
挿入して別のメインパターンに従う演奏に移行すること
が指示されたならば、演奏中のサブパターンは変更せず
に、その後演奏すべきメインパターンを変更する処理の
みが行われることになる。従って、第1のフィルイン演
奏を行っている最中に、別の第2のフィルイン演奏を指
示する操作がなされた場合、演奏中のフィルインの持続
性を保証することができる一方で、その後移行するメイ
ンパターンについては、後から指示されたものを優先す
ることができ、合理的な処理を行うことができる。
【0079】図13,図14に示した特殊処理の考え方
は、上記実施例のようにフィルインの前後のメインパタ
ーンの組合せを考慮してフィルインパターンを決定する
タイプの自動演奏装置に限らず、移行先のメインパター
ンに応じてフィルインパターン(またはブレークパター
ン若しくはアドリブパターン)が一義的に決定されるよ
うなタイプの自動演奏装置にも適用可能である。
【0080】−自動ベース・コード演奏への応用例−上
記実施例は、自動リズム演奏におけるこの発明の適用例
であったが、同様の構成を自動ベース・コード演奏にも
適用することができる。その場合の実施例を図15,図
16に示す。図15はメインルーチンの変更例であり、
図4のメインルーチンにおけるその他の処理(ステップ
33)の部分において実行される自動ベース・コード演
奏関連処理を抽出して示している。ステップ331では
押鍵処理を行う。これは鍵盤14における押鍵及び離鍵
検出を行い、それに関連する処理を行うものである。ス
テップ332では、伴奏演奏用の所定鍵盤(又は鍵域)
における押圧鍵からコード(和音)を検出する処理、及
び検出したコード(和音)に従って、演奏パータンを切
り換える処理を行う。自動ベース・コード演奏の場合に
おいても、基本的には、メインパターンはノーマルパタ
ーンとバリエーションパターンの2種類であるとするが
、伴奏和音に適したパターンで演奏を行うという自動ベ
ース・コード演奏の特殊性により、ノーマルパターンと
バリエーションパターンは、和音種類毎に複数設けられ
ており(例えばメジャー、マイナー、マイナーセブンス
の3種類)、検出した和音の種類によってこれらの和音
種類別パターンのどれを使用するかを切り換えるのであ
る。
【0081】ステップ333では、自動伴奏処理を行う
。この自動伴奏処理は、前記自動リズム処理(ステップ
32)に対応するものであり、その詳細例が図16に示
されている。ステップ334では、残りのその他の処理
を行う。制御スイッチ群16Bは、自動リズム用のもの
と自動ベース・コード演奏用のものを共用してもよいし
、別々に設けてもよい。また、図5乃至図8のパネルス
イッチ処理のフロー図は、そのまま自動ベース・コード
演奏用の処理としても利用することができると考えてよ
い。また、自動ベース・コード演奏用のパターンを記憶
したパターンデータメモリのフォーマットも図3のもの
と同様であると考えてよい。勿論、パターンデータの内
容それ自体は、リズムと自動ベース・コードとでは全く
異なっている。
【0082】図16に示す自動伴奏処理において、ステ
ップ185〜195は、図9におけるステップ85〜9
5と同様の処理であると考えてよい。異なる点は、ステ
ップ190と191の間にステップ196と197が設
けられている点である。ステップ190ではパターンデ
ータメモリから読み出した自動伴奏用のイベントデータ
を読み出す。読み出されたイベントデータのうちノート
ナンバは、ベース音またはコード音つまり伴奏音として
発生すべき音の音高を、根音からの相対的音階で示すデ
ータである。ステップ196では、この相対的音階のデ
ータを、検出した和音の根音名と和音種類に応じて数値
シフトし、絶対的な音階データに変換する。ステップ1
97では変換された音階データを音源回路19に送出し
、これに基づきベース音またはコード音等の伴奏音信号
を発生させる。図16におけるパターンエンド判定処理
191は図10と同様の処理と考えてよく、また小節エ
ンド判定処理194も図11と同様の処理と考えてよい
。以上の構成により、自動ベース・コード演奏等の自動
伴奏においても、図1を参照して説明したのと同様のパ
ータン変化様式で、この発明に従う制御を実施すること
ができる。
【0083】上記実施例では、メインパターンの種類は
ノーマルとバリエーションの2種類としたが、これに限
らず更に多数であってもよい。また、バリエーションパ
ターンは複数のバリエーションパターンの中から選択可
能であってもよい。パターンデータの記憶フォーマット
は、図3に示したようなイベント毎にタイミングデータ
とイベントデータを記憶するタイプのものに限らない。 例えば、最小のテンポクロックタイミングに対応して複
数のアドレスを設定し、発音すべきテンポクロックタイ
ミングに対応するアドレスに発音すべき音のデータを記
憶し、テンポクロックタイミングに従って各アドレスに
順次アクセスし、記憶されているデータを読み出すよう
にしてもよい。また、上記実施例では、自動演奏のスタ
ートはスタート/ストップスイッチの操作に応じて行う
ようにしているが、公知のように、押鍵操作に連動して
自動リズムがスタートするシンクロスタート方式等であ
ってもよいのは勿論である。上記実施例では、制御スイ
ッチ群16BにおいてスイッチS1〜S4を2つの機能
で兼用しているが、これに限らず、個別の機能ごとにス
イッチ等の指示手段若しくは選択手段を設けてもよいの
は勿論である。また、小節途中で演奏パターンが変更さ
れる場合の処理の仕方として、上記実施例では、小節の
中央または4拍目を基準にしているが、これに限らない
のは勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、演奏の
途中でフィルイン等のサブパターンに従う演奏を一時的
に挿入する場合、その後に移行するメインパターンのみ
ならず、その直前まで実行されていたメインパターンを
も考慮して該サブパターンを自動的に選定するようにし
たので、そのような経過的演奏をその前後のメイン演奏
の組合せに従って多様な変更態様で自動的に実行するこ
とができるようになり、フィルインのような経過的演奏
が単調になることを防ぐことができ、自動演奏の機能を
高めることができるという優れた効果を奏する。また、
この発明によれば、自動演奏の始まりでイントロ演奏を
挿入する場合において、イントロ演奏の次にどのような
メインパターンを演奏するかによって多様な変更態様で
該イントロパターンを自動的に選定するようにしたので
、変化に富んだイントロ演奏を行うことができるように
なり、自動演奏の機能を高めることができるという優れ
た効果を奏する。また、この発明によれば、自動演奏の
終わりでエンディング演奏を挿入する場合において、そ
の直前まで演奏されていたメインパターンに従ってエン
ディングパターンを自動的に決定するようにしたので、
エンディングの直前にどのようなメインパターンが演奏
されていたかによって多様な変更態様でエンディングパ
ターンが自動的に決定されるようになり、エンディング
演奏が単調になることを防ぎ、自動演奏の機能を高める
ことができるという優れた効果を奏する。更に、この発
明によれば、フィルイン等の経過的な演奏を行っている
最中に、別のフィルイン等の経過的な演奏を指示する操
作がなされた場合に、演奏中のフィルインの持続性を保
証することができる一方で、その後移行するメインパタ
ーンについては、後から指示されたものを優先すること
ができるので、不都合のない処理を行うことができ、自
動演奏の機能を高めることができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う演奏パターン変化の流れの一例
を概略的に示す図。
【図2】この発明に従う自動演奏装置を適用した電子楽
器の一実施例を示すハード構成ブロック図。
【図3】リズムパターンメモリの記憶フォーマットの一
例を示す図。
【図4】図2におけるマイクロコンピュータによって実
行されるメインルーチンの一例を示すフロー図。
【図5】図4におけるパネルスイッチ処理において実行
される処理の一例を示すフロー図。
【図6】図4におけるパネルスイッチ処理において実行
される処理の別の一例を、図5のフロー図に引き続いて
実行される部分について示すフロー図。
【図7】図4におけるパネルスイッチ処理において実行
される処理の別の一例を、図6のフロー図に引き続いて
実行される部分について示すフロー図。
【図8】図4におけるパネルスイッチ処理において実行
される処理の別の一例を、図7のフロー図に引き続いて
実行される部分について示すフロー図。
【図9】図4における自動リズム処理の詳細例を示すフ
ロー図。
【図10】図9におけるパターンエンド判定処理の詳細
例を示すフロー図。
【図11】図9における小節エンド判定処理の詳細例を
示すフロー図。
【図12】テンポクロック信号に応じて実行されるタイ
マインタラプト処理の一例を示すフロー図。
【図13】図7の変更例を示すフロー図。
【図14】図8の変更例を示すフロー図。
【図15】自動ベース・コード演奏におけるこの発明の
実施例を示すもので、メインルーチンにおける自動ベー
ス・コード演奏関連処理を抽出して示すフロー図。
【図16】図15における自動伴奏処理の詳細例を示す
フロー図。
【符号の説明】
11…中央処理ユニット(CPU),12…ROM,1
3…RAM,14…鍵盤14,15…押鍵検出回路,1
6…操作パネル,16A…自動リズム選択スイッチ群,
16B…制御スイッチ群,16C…自動ベース・コード
選択スイッチ群,S1…自動リズムのスタート/ストッ
プを制御するスイッチ、S2…イントロ指示又はエンデ
ィング指示を行うためのスイッチ、S3…ノーマルパタ
ーンの選択又は「フィルイン−to−ノーマル」指示を
行うためのスイッチ、S4…バリエーションパターンの
選択又は「フィルイン−to−バリエーション」指示を
行うためのスイッチ、17…パネルスイッチ検出回路、
18…表示制御回路、19…音源回路、20…サウンド
システム、21…タイマ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のメインパターン及び複数のサブ
    パターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、所望のメ
    インパターンを選択する選択手段と、前記選択手段によ
    って選択されたメインパターンを前記記憶手段から読み
    出して該パターンに従う自動演奏を行う第1の制御手段
    と、自動演奏の最中にサブパターンに従う演奏を一時的
    に挿入して所望のメインパターンに従う演奏に移行する
    ことを指示する指示手段と、前記指示手段による指示に
    応じて、該指示手段によって指示された前記所望のメイ
    ンパターンとこの指示の直前に演奏されていたメインパ
    ターンとの組合せに従って、挿入すべきサブパターンを
    自動的に決定する決定手段と、前記決定手段により決定
    されたサブパターンを前記記憶手段から読み出して該サ
    ブパターンに従う自動演奏を行い、その後、前記指示手
    段によって指示された前記所望のメインパターンを前記
    記憶手段から読み出して該パターンに従う自動演奏を行
    う第2の制御手段とを具えた自動演奏装置。
  2. 【請求項2】  複数のメインパターン及び複数のイン
    トロパターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、所望
    のメインパターンを選択する選択手段と、自動演奏の始
    まりにおいてイントロパターンに従う自動演奏を行うこ
    とを指示するイントロ指示手段と、前記イントロ指示手
    段による指示に応じて、前記選択手段によって選択され
    たメインパターンに従ってイントロパターンを自動的に
    決定するイントロパターン決定手段と、前記イントロパ
    ターン決定手段により決定されたイントロパターンを前
    記記憶手段から読み出して該イントロパターンに従う自
    動演奏を行い、その後、前記選択手段によって選択され
    た前記メインパターンを前記記憶手段から読み出して該
    パターンに従う自動演奏を行う制御手段とを具えた自動
    演奏装置。
  3. 【請求項3】  複数のメインパターン及び複数のエン
    ディングパターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、
    任意のメインパターンを前記記憶手段から読み出して該
    パターンに従う自動演奏を行う第1の制御手段と、自動
    演奏の終わりにおいてエンディングパターンに従う自動
    演奏を行うことを指示するエンディング指示手段と、前
    記エンディング指示手段による指示に応じて、この指示
    の直前に演奏されていたメインパターンに従ってエンデ
    ィングパターンを自動的に決定するエンディングパター
    ン決定手段と、前記エンディングパターン決定手段によ
    り決定されたエンディングパターンを前記記憶手段から
    読み出して該エンディングパターンに従う自動演奏を行
    う第2の制御手段とを具えた自動演奏装置。
  4. 【請求項4】  複数のメインパターン及び複数のサブ
    パターンを記憶した演奏パターン記憶手段と、自動演奏
    の最中にサブパターンに従う演奏を一時的に挿入して所
    望のメインパターンに従う演奏に移行することを指示す
    る指示手段と、前記指示手段による指示に応じて前記記
    憶手段からサブパターンを読み出して該サブパターンに
    従う自動演奏を行い、その後、前記所望のメインパター
    ンを前記記憶手段から読み出して該パターンに従う自動
    演奏を行う第1の制御手段と、前記サブパターンに従う
    自動演奏の最中に、前記指示手段により別のサブパター
    ンに従う演奏を挿入して別のメインパターンに従う演奏
    に移行することが指示されたならば、演奏中のサブパタ
    ーンは変更せずに、その後演奏すべきメインパターンを
    該別のメインパターンに変更するよう前記第1の制御手
    段を制御する第2の制御手段とを具えた自動演奏装置。
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