JPH0430374Y2 - - Google Patents

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JPH0430374Y2
JPH0430374Y2 JP1985022745U JP2274585U JPH0430374Y2 JP H0430374 Y2 JPH0430374 Y2 JP H0430374Y2 JP 1985022745 U JP1985022745 U JP 1985022745U JP 2274585 U JP2274585 U JP 2274585U JP H0430374 Y2 JPH0430374 Y2 JP H0430374Y2
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delivery pipe
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loose
fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動車内燃機関の燃料噴射装置におい
て、複数のインジエクタに燃料を分配する燃料デ
リバリパイプの両端のシールに関するもので、各
種の内燃機関に広く利用されるものである。
(従来の技術) 本考案に係る従来技術としては(1)実公昭56−
10921号「内燃機関燃料噴射装置用デリバリパイ
プ」の公報があり、このものは第3図のロに示す
ように、デリバリパイプの開口端面2に座ぐり部
3を形成し、この座ぐり部3に外周縁を圧接する
皿状プラグ4をプラグ5の内側に設けて、溶着時
に溶接材の溶接チツプがデリバリパイプ1a内に
侵入するのを防止する、プラグ溶接方式であり、
更に、(2)プラグ圧入方式として、デリバリパイプ
開口端部2にプラグを圧入する方式がある。
(本考案が解決しようとする問題点) 然し前記従来例である、(1)のプラグ溶接方式
は、アルコール燃料を使用した場合に、デリバリ
パイプの各部品に対して耐蝕表面処理(例えばク
ロメート処理など)を行うと表面処理層により溶
接強度が低下するとか、溶接条件の管理が非常に
難かしくなり、(2)のプラグ圧入方式は、デリバリ
パイプの母材1と同じ熱膨張係数を有するアルミ
材よりなるプラグ6を使用するために圧入時にカ
ジリ易く、この結果バリなどが生じ、インジエク
ターの詰まりの原因となる、という問題点があ
る。
そこで本考案は上記プラグの圧入方式において
バリなどがまつたく発生しないデリバリパイプを
提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、プラグ圧入方式のデリバリパイプに於い
て、圧入プラグの外径にユルミバメ部と締りバメ
部を設け、前記ユルミバメ部と締りバメ部との間
に溝を設け、更にデリバリパイプ本体のプラグ圧
入部に段差を設け、前記プラグ端面を段差に当接
してプラグをカシメる構造とするものである。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。すなわ
ち、デリバリパイプ本体と圧入するプラグを同一
素材のA材より構成し、プラグを圧入すること
によりパイプ本体の内径にプラグの締りバメ部が
圧入され、確実に固着すると共に、圧入時に発生
するバリ等は、パイプの内径とプラグのユルミバ
メ部によつて生ずるスキ間に保持されて接着材で
固着し、またプラグに設けた溝にもバリ等が保持
され、パイプに設けた段差によりプラグ端面が当
り確実にカシメられ、更にバリ等が密閉されてパ
イプ本体内に接着材及びバリの流入がなく、従つ
てデリバリパイプ内の目詰りがまつたく発生しな
いものである。
(実施例) 以下、具体的な実施例について説明する。
10はデリバリパイプの開口端部で、11はプ
ラグ12を挿入するパイプの内径であり、13は
段差部で、14はプラグのカシメ部である。
プラグ12の外径はユルミバメ部12aと、ユ
ルミバメ部12aより大きい径の締りバメ部12
bよりなるものである。
上記構成においてその作用を述べれば、プラグ
12のユルミバメ部12aに耐ガソリン性の接着
シール材を塗布し、パイプ本体1に圧入する。こ
の場合ユルミバメ部12aではパイプとのスキマ
Aが出来る寸法であるためにパイプをカジルこと
がない。締りバメ部12bでは圧入方向に向つて
テーパーをつけているために圧入時のカジリを防
止しているが、圧入代や面の仕上の状態によつて
バリが発生する場合があるが、この場合のバリは
ユルミバメ部のスキマAにはさまる如く止まり、
接着シール剤により固着されるために、パイプ内
にバリが入り込むことは無い。
また変形実施例としてプラグ12のユルミバメ
部12aと締りバメ部12bとの間に溝15を設
ければ、スキマBによつて接着の保持が良くなり
シール性が向上すると同時にプラグ12の圧入時
に生じたバリをこの溝B内にとじ込める役目を果
たすものである。
また実施例及び変形実施例共にプラグ12の端
面12cとパイプ本体1とを段差部13により当
接させることにより12a上に塗布した接着シー
ル剤を硬化させる際に軟化流出することを防止で
きると共にプラグ抜け止め用の円周3〜5ヶ所の
カシメ14を確実に行うことが出来るものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案による特有の効果は次のとおりである。
すなわち、パイプ本体に表面処理を施した場合に
おいても何ら支障が無く、従来の溶接方式と比較
して溶接工程が無いためにコストが大巾に低下
し、また従来の圧入方式と比較すればパイプ内部
への圧入バリの侵入を防止することができるの
で、管理が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の一部破断した拡大断面図で
あり、第2図は他の変形実施例の一部破断した拡
大断面図である。第3図は従来例で、イは外観斜
視図であり、ロ及びハは要部の断面図である。 1……デリバリパイプ本体、10……開口端面
部、12……プラグ、12a……ユルミバメ部、
12b……締りバメ部、12c……プラグ端面、
13……断差部、15……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内燃機関燃料噴射装置用燃料デリバリパイプ
    において、 燃料デリバリパイプの開口端と、該開口端内
    径に圧入されるプラグと、前記開口端内径に形
    成された段差と、前記プラグの外径に形成され
    たユルミバメ部及び締りバメ部とを有し、 前記ユルミバメ部の外径は前記開口端内径よ
    りも小さく形成されると共に接着シール材が塗
    布され、前記プラグの端面を前記段差に当接さ
    せたことを特徴とする燃料デリバリパイプ。 (2) 前記プラグのユルミバメ部と締りバメ部との
    間に溝を設けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の燃料デリバリパイプ。
JP1985022745U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0430374Y2 (ja)

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JPS61138865U JPS61138865U (ja) 1986-08-28
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JP2012136961A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Otics Corp デリバリパイプ及びその製造方法

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JPS61138865U (ja) 1986-08-28

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