JP2508485Y2 - フュ―エルレ―ル - Google Patents
フュ―エルレ―ルInfo
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- JP2508485Y2 JP2508485Y2 JP1989098991U JP9899189U JP2508485Y2 JP 2508485 Y2 JP2508485 Y2 JP 2508485Y2 JP 1989098991 U JP1989098991 U JP 1989098991U JP 9899189 U JP9899189 U JP 9899189U JP 2508485 Y2 JP2508485 Y2 JP 2508485Y2
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- Japan
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- passage
- fuel
- plug
- disc
- disc portion
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はインジェクタに燃料を供給するフューエルレ
ールの燃料通路の端部を塞ぐフューエルレール用プラグ
に関する。
ールの燃料通路の端部を塞ぐフューエルレール用プラグ
に関する。
近年、エンジン構造の複雑化に伴い、エンジンの付属
品が増えることにより、エンジンルームのスペースを有
効に使用することが必要になってきた。この一環として
インジェクタをフューエルレールと一体化し、燃料をイ
ンジェクタの側面から供給するサイドフィード方式が採
用されるに至った。前記サイドフィード方式の場合、エ
ンジンの直近にフューエルレールが位置することになる
ため、エンジンの周辺部材が妨げになって前記フューエ
ルレールを長く製作することは困難である。このため、
従来は、フューエルレールの燃料通路(以下、貫通路と
いう)の両端に燃料供給パイプやプレッシャーレギュレ
ータを同軸に接続する方式が採用されていたが、フュー
エルレールを短くするために、前記燃料供給パイプ等を
前記貫通路に対して直角に取付け、前記貫通路の両端を
プラグで塞ぐ方式が一般式に採用されている。
品が増えることにより、エンジンルームのスペースを有
効に使用することが必要になってきた。この一環として
インジェクタをフューエルレールと一体化し、燃料をイ
ンジェクタの側面から供給するサイドフィード方式が採
用されるに至った。前記サイドフィード方式の場合、エ
ンジンの直近にフューエルレールが位置することになる
ため、エンジンの周辺部材が妨げになって前記フューエ
ルレールを長く製作することは困難である。このため、
従来は、フューエルレールの燃料通路(以下、貫通路と
いう)の両端に燃料供給パイプやプレッシャーレギュレ
ータを同軸に接続する方式が採用されていたが、フュー
エルレールを短くするために、前記燃料供給パイプ等を
前記貫通路に対して直角に取付け、前記貫通路の両端を
プラグで塞ぐ方式が一般式に採用されている。
実開昭61-138865号は、前記貫通路の端部を塞ぐプラ
グの構造が示されている。前記プラグは貫通路の端部に
圧入されることにより、その貫通路の端部を塞ぐ部材で
あり、前面側のユルミバメ部と後面側の締まりバメ部と
から構成されている。さらに、前記ユルミバメ部と締ま
りバメ部との間には溝が形成されており、前記プラグを
貫通路の端部に圧入する際には、ユルミバメ部に耐ガソ
リン性の接着シール材が塗布される。また、前記締まり
バメ部の厚みはユルミバメ部の厚みの約1.3倍〜1.4倍に
設定されている。
グの構造が示されている。前記プラグは貫通路の端部に
圧入されることにより、その貫通路の端部を塞ぐ部材で
あり、前面側のユルミバメ部と後面側の締まりバメ部と
から構成されている。さらに、前記ユルミバメ部と締ま
りバメ部との間には溝が形成されており、前記プラグを
貫通路の端部に圧入する際には、ユルミバメ部に耐ガソ
リン性の接着シール材が塗布される。また、前記締まり
バメ部の厚みはユルミバメ部の厚みの約1.3倍〜1.4倍に
設定されている。
この構造により、前記ユルミバメ部が貫通路内に挿入
される際には、そのユルミバメ部が貫通路の内壁をかじ
ることがなく、バリが発生することはない。また、前記
接着シール材によりシール性も確保される。さらに、締
まりバメ部が貫通路に圧入されることによりバリが発生
しても、そのバリは溝の部分で止められるために、前記
貫通路の内部に入り込むことはない。このため、バリに
よるインジェクタの詰まり等が発生することはない。
される際には、そのユルミバメ部が貫通路の内壁をかじ
ることがなく、バリが発生することはない。また、前記
接着シール材によりシール性も確保される。さらに、締
まりバメ部が貫通路に圧入されることによりバリが発生
しても、そのバリは溝の部分で止められるために、前記
貫通路の内部に入り込むことはない。このため、バリに
よるインジェクタの詰まり等が発生することはない。
しかしながら上記した従来のプラグでは、そのプラグ
を貫通路に圧入する際に、ユルミバメ部と貫通路の内壁
との間を接着シール材によってシールする構造である。
このため、振動等によって経時的にユルミバメ部と貫通
路の内壁との間の隙間が微妙に変化した場合には、接着
シール材とプラグとの間、あるいは接着シール材と貫通
路の内壁との間に隙間が生じてシール性が低下するおそ
れがある。
を貫通路に圧入する際に、ユルミバメ部と貫通路の内壁
との間を接着シール材によってシールする構造である。
このため、振動等によって経時的にユルミバメ部と貫通
路の内壁との間の隙間が微妙に変化した場合には、接着
シール材とプラグとの間、あるいは接着シール材と貫通
路の内壁との間に隙間が生じてシール性が低下するおそ
れがある。
この問題を解決するために、前記接着シール材の代わ
りに伸縮性のシールリングを溝の部分に装着する方法が
考えられる。しかしながら、前記締まりバメ部の厚みは
ユルミバメ部の厚みの約1.3倍〜1.4倍あるために圧入量
が多く、したがって発生するバリも多くなる。このた
め、溝の部分に位置するシールリングがバリによって傷
つき易くなり、シール性が低下するおそれがある。
りに伸縮性のシールリングを溝の部分に装着する方法が
考えられる。しかしながら、前記締まりバメ部の厚みは
ユルミバメ部の厚みの約1.3倍〜1.4倍あるために圧入量
が多く、したがって発生するバリも多くなる。このた
め、溝の部分に位置するシールリングがバリによって傷
つき易くなり、シール性が低下するおそれがある。
本考案の技術的課題は、プラグの圧入量を必要最小限
に抑えてバリの発生を少なくしてシールリングの傷付き
を防止することにより、そのシールリングを溝の部分に
使用できるようにして経時的なシール性の低下を防止し
ようとするものである。
に抑えてバリの発生を少なくしてシールリングの傷付き
を防止することにより、そのシールリングを溝の部分に
使用できるようにして経時的なシール性の低下を防止し
ようとするものである。
上記した課題は、以下の各部構造を有するフューエル
レール用プラグによって解決される。
レール用プラグによって解決される。
即ち、本考案に係るフューエルレール用プラグは、フ
ューエルレールに形成された燃料通路の端部を塞ぐフュ
ーエルレール用プラグにおいて、 前記燃料通路の端部に緩み嵌めされる第1円板部と、 外径が前記燃料通路の端部に圧入できるサイズに設定
されているとともに、圧入部位の厚みが前記第1円板部
の厚みとほぼ等しい第2円板部と、 前記第1円板部と第2円板部とを同軸に連結する軸部
と、 前記第1円板部の反軸部側の面に形成された凹部又は
凸部と、 前記燃料通路の端部の内径よりも大径で、前記軸部の
周囲に装着される伸縮性のシールリングとを有してい
る。
ューエルレールに形成された燃料通路の端部を塞ぐフュ
ーエルレール用プラグにおいて、 前記燃料通路の端部に緩み嵌めされる第1円板部と、 外径が前記燃料通路の端部に圧入できるサイズに設定
されているとともに、圧入部位の厚みが前記第1円板部
の厚みとほぼ等しい第2円板部と、 前記第1円板部と第2円板部とを同軸に連結する軸部
と、 前記第1円板部の反軸部側の面に形成された凹部又は
凸部と、 前記燃料通路の端部の内径よりも大径で、前記軸部の
周囲に装着される伸縮性のシールリングとを有してい
る。
本考案によると、第1円板部の反軸部側の面には凹部
又は凸部が形成されているために目印になり、プラグを
第1円板部側から燃料通路の端部に挿入する際に挿入方
向を間違えることがない。また、燃料通路に緩み嵌めさ
れる第1円板部と燃料通路に圧入される第2円板部とは
軸部によって同軸に連結されているために、第1円板部
が燃料通路に挿入されると第2円板部は確実に燃料通路
の端部まで導かれることになる。さらに、第2円板部は
燃料通路内に圧入されるために前記プラグはフューエル
レールに堅固に固定される。ここで、前記軸部の周囲に
装着されるシールリングは伸縮性を有しており、その外
径が燃料通路の内径よりも大きい。このため、第1円板
部、軸部と燃料通路の内壁との間の隙間が振動等により
経時的に変化した場合にもシール性を確保することがで
きる。また、第2円板部の圧入部位が第1円板部の厚み
とほぼ等しい厚みに設定されているため、第2円板部が
圧入されるときに発生するバリの量が従来よりも少なく
なる。このため、軸部の周囲に装着されるシールリング
がバリにより傷付き難くなり、シール性が良好な状態で
保持される。
又は凸部が形成されているために目印になり、プラグを
第1円板部側から燃料通路の端部に挿入する際に挿入方
向を間違えることがない。また、燃料通路に緩み嵌めさ
れる第1円板部と燃料通路に圧入される第2円板部とは
軸部によって同軸に連結されているために、第1円板部
が燃料通路に挿入されると第2円板部は確実に燃料通路
の端部まで導かれることになる。さらに、第2円板部は
燃料通路内に圧入されるために前記プラグはフューエル
レールに堅固に固定される。ここで、前記軸部の周囲に
装着されるシールリングは伸縮性を有しており、その外
径が燃料通路の内径よりも大きい。このため、第1円板
部、軸部と燃料通路の内壁との間の隙間が振動等により
経時的に変化した場合にもシール性を確保することがで
きる。また、第2円板部の圧入部位が第1円板部の厚み
とほぼ等しい厚みに設定されているため、第2円板部が
圧入されるときに発生するバリの量が従来よりも少なく
なる。このため、軸部の周囲に装着されるシールリング
がバリにより傷付き難くなり、シール性が良好な状態で
保持される。
なお、第1円板部の凹部又は凸部は目印の目的だけで
なく、シールリングの装着用治具の位置合わせに使用す
ることも可能である。
なく、シールリングの装着用治具の位置合わせに使用す
ることも可能である。
以下、図面に基づいて本考案の一実施例に係るフュー
エルレール用プラグの説明を行う。ここで、第1図はフ
ューエルレールの平面図、第2図はその側面図である。
また、第3図は第2図のIII-III矢視図であり、第4図
はプラグの詳細構造と燃料通路(貫通路)の端部の断面
図、第5図はプラグが貫通路の端部に圧入された状態を
表す側面図である。
エルレール用プラグの説明を行う。ここで、第1図はフ
ューエルレールの平面図、第2図はその側面図である。
また、第3図は第2図のIII-III矢視図であり、第4図
はプラグの詳細構造と燃料通路(貫通路)の端部の断面
図、第5図はプラグが貫通路の端部に圧入された状態を
表す側面図である。
前記フューエルレール2の内部長手方向には、図1に
示されるように、燃料通路である貫通路2aが形成されて
いる。前記貫通路2aの途中には4台のインジェクタ8が
等間隔で配置されており、その貫通路2aを流れる燃料が
それらのインジェクタ8に供給されるようになってい
る。ここで、前記インジェクタ8への燃料供給方式はサ
イドフィード方式といわれ、インジェクタ8に側面周囲
が燃料吸引口となっており、この燃料吸引口が前記貫通
路2aと連通するようになっている。
示されるように、燃料通路である貫通路2aが形成されて
いる。前記貫通路2aの途中には4台のインジェクタ8が
等間隔で配置されており、その貫通路2aを流れる燃料が
それらのインジェクタ8に供給されるようになってい
る。ここで、前記インジェクタ8への燃料供給方式はサ
イドフィード方式といわれ、インジェクタ8に側面周囲
が燃料吸引口となっており、この燃料吸引口が前記貫通
路2aと連通するようになっている。
また、その貫通路2aの一端には燃料供給通路4aがほぼ
直角に接続されており、他端にはプレッシャーレギュレ
ータ6を取付け用るために通路6aが同じくほぼ直角に接
続されている。さらに、前記貫通路2aの両端部は後述す
るフューエルレール用プラグ10(以下、プラグ10とい
う)によって閉鎖されている。このように、前記燃料供
給通路4aとプレッシャーレギュレータ6の取付け用の通
路6aとが貫通路2aに対してほぼ直角に配置されているた
めに、フューエルレール2の製作長は必要最小限の長さ
に制限される。
直角に接続されており、他端にはプレッシャーレギュレ
ータ6を取付け用るために通路6aが同じくほぼ直角に接
続されている。さらに、前記貫通路2aの両端部は後述す
るフューエルレール用プラグ10(以下、プラグ10とい
う)によって閉鎖されている。このように、前記燃料供
給通路4aとプレッシャーレギュレータ6の取付け用の通
路6aとが貫通路2aに対してほぼ直角に配置されているた
めに、フューエルレール2の製作長は必要最小限の長さ
に制限される。
前記燃料供給通路4aには燃料供給パイプ(図示されて
いない)が接続されている。燃料供給パイプは燃料タン
クから送られてくる燃料をフューエルレール2に導くた
めの通路であり、これによって燃料タンクからの燃料は
燃料供給通路4aを経由して貫通路2aを通り4台のインジ
ェクタ8に供給される。さらに、通路6aにはプレッシャ
ーレギュレータ6が取付けられているため、前記貫通路
2a内の燃料の圧力が設定圧力以上に上昇すると、その貫
通路2a内の燃料の一部がプレッシャーレギュレータ6か
ら燃料タンクに戻される。これによって、前記貫通路2a
内の燃料の圧力は一定圧力に制御される。
いない)が接続されている。燃料供給パイプは燃料タン
クから送られてくる燃料をフューエルレール2に導くた
めの通路であり、これによって燃料タンクからの燃料は
燃料供給通路4aを経由して貫通路2aを通り4台のインジ
ェクタ8に供給される。さらに、通路6aにはプレッシャ
ーレギュレータ6が取付けられているため、前記貫通路
2a内の燃料の圧力が設定圧力以上に上昇すると、その貫
通路2a内の燃料の一部がプレッシャーレギュレータ6か
ら燃料タンクに戻される。これによって、前記貫通路2a
内の燃料の圧力は一定圧力に制御される。
前記貫通路2aの端部を塞ぐプラグ10は、第4図、第5
図にその詳細が示されるように、前記貫通路2aの内部に
圧入固定される第2円板部10bと、前記貫通路2aに緩み
嵌めされる第1円板部10aとを備えている。また、第2
円板部10bの面取り部以外の圧入部位の厚みは図に示さ
れるように第1円板部10aの厚みにほぼ等しく設定され
ている。また、第1円板部10aと第2円板部10bとは軸部
10cによって同軸に連結されており、その軸部10cの周囲
に伸縮性のシールリング10dが装着されるようになって
いる。さらに、第1円板部10aの反軸部側には中央に凸
部10eが設けられている。前記凸部10eは第1円板部10a
と第2円板部10bとを区別する目印であるとともに、プ
ラグ10を製作する際に後記するシールリング10dの装着
用治具を正しくセットするための基準点となるものであ
る。
図にその詳細が示されるように、前記貫通路2aの内部に
圧入固定される第2円板部10bと、前記貫通路2aに緩み
嵌めされる第1円板部10aとを備えている。また、第2
円板部10bの面取り部以外の圧入部位の厚みは図に示さ
れるように第1円板部10aの厚みにほぼ等しく設定され
ている。また、第1円板部10aと第2円板部10bとは軸部
10cによって同軸に連結されており、その軸部10cの周囲
に伸縮性のシールリング10dが装着されるようになって
いる。さらに、第1円板部10aの反軸部側には中央に凸
部10eが設けられている。前記凸部10eは第1円板部10a
と第2円板部10bとを区別する目印であるとともに、プ
ラグ10を製作する際に後記するシールリング10dの装着
用治具を正しくセットするための基準点となるものであ
る。
前記プラグ10は第1円板部10a、シールリング10d、第
2円板部10bの順番で貫通路2a内にそれぞれ挿入または
圧入される。ここで、圧入の際に、シールリング10dは
両円板部10a,10bに挟まれた状態にあるために位置ズレ
を起こすことがない。また、第1円板部10aは貫通路2a
に緩み嵌めされるために貫通路2aの内壁が第1円板部10
aによって削られることはなくバリ等が発生しない。ま
た、第2円板部10bは貫通路2aに圧入されるため、前記
プラグ10は貫通路2a内に堅固に固定される。なお、第2
円板部10bの圧入部位の厚みは前述のように第1円板部1
0aの厚みにほぼ等しく設定されているため、圧入時に従
来ほどバリが発生することはない。したがって、バリに
よってシールリング10dが傷付けられることはなく、前
記プラグ10のシール性能が低下することはない。
2円板部10bの順番で貫通路2a内にそれぞれ挿入または
圧入される。ここで、圧入の際に、シールリング10dは
両円板部10a,10bに挟まれた状態にあるために位置ズレ
を起こすことがない。また、第1円板部10aは貫通路2a
に緩み嵌めされるために貫通路2aの内壁が第1円板部10
aによって削られることはなくバリ等が発生しない。ま
た、第2円板部10bは貫通路2aに圧入されるため、前記
プラグ10は貫通路2a内に堅固に固定される。なお、第2
円板部10bの圧入部位の厚みは前述のように第1円板部1
0aの厚みにほぼ等しく設定されているため、圧入時に従
来ほどバリが発生することはない。したがって、バリに
よってシールリング10dが傷付けられることはなく、前
記プラグ10のシール性能が低下することはない。
ここで、前記プラグ10が圧入される貫通路2aの端部は
所定範囲でその貫通路2aの途中部分よりも内径が大きく
成形されている。このため、前記プラグ10は、第5図に
示されるように、常に前記端部の深さだけ貫通路2a内に
圧入されるようになる。
所定範囲でその貫通路2aの途中部分よりも内径が大きく
成形されている。このため、前記プラグ10は、第5図に
示されるように、常に前記端部の深さだけ貫通路2a内に
圧入されるようになる。
第6図、第7図は、組付け治具20を使用して前記シー
ルリング10dをプラグ10の軸部10cの周囲に装着する手順
を表している。前記組付け治具20は図に示されるように
略円錐台形をしており、円錐の底面に相当する部分の直
径が第1円板部10aの直径のほぼ等しく設定されてい
る。また、その底面の中央には第1円板部10aの凸部10e
が嵌合できる凹部20aが形成されている。この構造によ
り、第1円板部10aの凸部10eが組付け治具20の凹部20a
に嵌合されると、図7に示されるように、第1円板部10
aと組付け治具20とは同軸に保持される。
ルリング10dをプラグ10の軸部10cの周囲に装着する手順
を表している。前記組付け治具20は図に示されるように
略円錐台形をしており、円錐の底面に相当する部分の直
径が第1円板部10aの直径のほぼ等しく設定されてい
る。また、その底面の中央には第1円板部10aの凸部10e
が嵌合できる凹部20aが形成されている。この構造によ
り、第1円板部10aの凸部10eが組付け治具20の凹部20a
に嵌合されると、図7に示されるように、第1円板部10
aと組付け治具20とは同軸に保持される。
前記プラグ10の第1円板部10aに組付け治具20がセッ
トされると、その組付け治具20の先端側からシールリン
グ10dが被せられる。そして、そのシールリング10dが組
付け治具20に倣って第1円板部10aの方向に移動させら
れる過程で半径方向に均等に広げられ、シールリング10
dは第1円板部10aを乗り越えて軸部10cの周囲に装着さ
れるようになる。
トされると、その組付け治具20の先端側からシールリン
グ10dが被せられる。そして、そのシールリング10dが組
付け治具20に倣って第1円板部10aの方向に移動させら
れる過程で半径方向に均等に広げられ、シールリング10
dは第1円板部10aを乗り越えて軸部10cの周囲に装着さ
れるようになる。
第8図〜第12図までは、第1円板部10aの凸部10eと組
付け治具20の凹部20aの形状を適宜変えた場合例を表し
ている。
付け治具20の凹部20aの形状を適宜変えた場合例を表し
ている。
本考案によると、プラグには第1円板部に凹部又は凸
部が形成されているために挿入方向を間違えることがな
い。また、前記シールリングはその外径が燃料通路の内
径よりも大きく、伸縮性を有しているため、第1円板
部、軸部と燃料通路の内壁との間の隙間が振動等により
経時的に変化した場合にも良好な状態でシール性を確保
することができる。さらに、第2円板部を燃料通路内に
圧入する際のバリの発生が従来よりも少ないために軸部
の周囲にセットされたシールリングがバリにより傷付き
難く、良好な状態でシール性を確保することができる。
部が形成されているために挿入方向を間違えることがな
い。また、前記シールリングはその外径が燃料通路の内
径よりも大きく、伸縮性を有しているため、第1円板
部、軸部と燃料通路の内壁との間の隙間が振動等により
経時的に変化した場合にも良好な状態でシール性を確保
することができる。さらに、第2円板部を燃料通路内に
圧入する際のバリの発生が従来よりも少ないために軸部
の周囲にセットされたシールリングがバリにより傷付き
難く、良好な状態でシール性を確保することができる。
第1図は本考案に係るフューエルレールの平面図、第2
図は同じくフューエルレールの側面図、第3図は第2図
のIII-III矢視図、第4図は本考案の一実施例に係るプ
ラグの側面図とそのプラグが圧入される貫通路端部の断
面図、第5図はプラグが貫通路端部に圧入された状態を
表す側面図である。 また、第6図はプラグにシールリングを装着する手順そ
の1を表す断面図、第7図はプラグにシールリングを装
着する手順その2を表す断面図である。 さらに、第8図はプラグの凸部と組付け治具の凹部とを
表す側面図(その1)、第9図はプラグの凸部と組付け
治具の凹部とを表す側面図(その2)、第10図はプラグ
の凸部と組付け治具の凹部とを表す側面図(その3)、
第11図はプラグの凸部と組付け治具の凹部とを表す側面
図(その4)、第12図はプラグの凸部と組付け治具の凹
部とを表す側面図(その5)である。 2……フューエルレール 2a……貫通路 4a……燃料供給通路 10……プラグ 10a……第1円板部 10b……第2円板部 10c……軸部 10d……シールリング 10e……凸部 20……取付け治具 20a……凹部
図は同じくフューエルレールの側面図、第3図は第2図
のIII-III矢視図、第4図は本考案の一実施例に係るプ
ラグの側面図とそのプラグが圧入される貫通路端部の断
面図、第5図はプラグが貫通路端部に圧入された状態を
表す側面図である。 また、第6図はプラグにシールリングを装着する手順そ
の1を表す断面図、第7図はプラグにシールリングを装
着する手順その2を表す断面図である。 さらに、第8図はプラグの凸部と組付け治具の凹部とを
表す側面図(その1)、第9図はプラグの凸部と組付け
治具の凹部とを表す側面図(その2)、第10図はプラグ
の凸部と組付け治具の凹部とを表す側面図(その3)、
第11図はプラグの凸部と組付け治具の凹部とを表す側面
図(その4)、第12図はプラグの凸部と組付け治具の凹
部とを表す側面図(その5)である。 2……フューエルレール 2a……貫通路 4a……燃料供給通路 10……プラグ 10a……第1円板部 10b……第2円板部 10c……軸部 10d……シールリング 10e……凸部 20……取付け治具 20a……凹部
Claims (1)
- 【請求項1】フューエルレールに形成された燃料通路の
端部を塞ぐフューエルレール用プラグにおいて、 前記燃料通路の端部に緩み嵌めされる第1円板部と、 外径が前記燃料通路の端部に圧入できるサイズに設定さ
れているとともに、圧入部位の厚みが前記第1円板部の
厚みとほぼ等しい第2円板部と、 前記第1円板部と第2円板部とを同軸に連結する軸部
と、 前記第1円板部の反軸部側の面に形成された凹部又は凸
部と、 前記燃料通路の端部の内径よりも大径で、前記軸部の周
囲に装着される伸縮性のシールリングと、 を有することを特徴とするフューエルレール用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989098991U JP2508485Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | フュ―エルレ―ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989098991U JP2508485Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | フュ―エルレ―ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337274U JPH0337274U (ja) | 1991-04-11 |
JP2508485Y2 true JP2508485Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31648064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989098991U Expired - Lifetime JP2508485Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | フュ―エルレ―ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508485Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100681708B1 (ko) * | 2006-07-31 | 2007-02-12 | (주)부림종합건축사사무소 | 식생용 옹벽블럭 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0430374Y2 (ja) * | 1985-02-19 | 1992-07-22 | ||
JPS62133961U (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-24 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1989098991U patent/JP2508485Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0337274U (ja) | 1991-04-11 |
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