JPS6339419Y2 - - Google Patents

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JPS6339419Y2
JPS6339419Y2 JP1982011380U JP1138082U JPS6339419Y2 JP S6339419 Y2 JPS6339419 Y2 JP S6339419Y2 JP 1982011380 U JP1982011380 U JP 1982011380U JP 1138082 U JP1138082 U JP 1138082U JP S6339419 Y2 JPS6339419 Y2 JP S6339419Y2
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JP
Japan
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mounting hole
injector
adapter
ring
air
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JP1982011380U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の燃料噴射弁、特に燃料の微
粒化を促進するためのエアアシスト装置を具えた
燃料噴射弁のエアシール構造に関する。
〔従来の技術〕
まず初めに第1,2図を参照して従来技術を説
明する。第1,2図は従来のエアアシスト式燃料
噴射弁の先端部のシール構造の2つの例を示すも
のである。まず初めに、第1図において、インジ
エクタ10を収納した中空のエアアシストアダプ
タ(キヤツプ)3はシリンダヘツド(あるいはイ
ンテークマニホルド)9に形成されるインジエク
タ取付孔8内に挿着される。インジエクタ10は
アダプタ3に同軸的に嵌合せしめられている。ア
シストエアはシリンダヘツド9に形成されるアシ
ストエア通路9aからアダプタ3の周囲の間隙
(即ち、取付孔8の空間)に導入され、更にアダ
プタ3に形成されるエア導入孔3aを介してアダ
プタ内部に導かれ、インジエクタ10のノズル1
4に向けて放出される。扨て、上述の如きエアア
シスト付インジエクタにおいてアシストエアのシ
ール構造は一対の環状ゴムインシユレータ1,2
により構成される。即ち、下方のゴムインシユレ
ータ1は取付孔8の下方肩部4とアダプタ3の底
部との間に押し付けられ、上方のゴムインシユレ
ータ2は取付孔8の上方肩部5とアダプタ3の上
方肩部3bとの間に押し付けられる。しかるに、
このような一対のゴムインシユレータを取付孔に
突合せする型のシール構造にあつてはゴムインシ
ユレータ1,2の肉厚a,bとアダプタ3の先端
部長さcの寸法公差によつてはどちらかのゴムイ
ンシユレータが取付孔8の対応肩部に十分な強さ
で押し付けられずシールが不完全となりアシスト
エアの漏れる可能性があつた。
このような寸法公差によりシール性能が決定さ
れるという問題を解決するために、第2図に示す
如く下方のゴムインシユレータ1(第1図)をO
リング5に代えたシール構造も提案実施されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第2図に示すものにおいては、
取付孔8及びアシストエア通路9aはその一方は
あるいは両方とも機械加工により形成することに
なるので取付孔8とアシストエア通路9aとの連
通部には必ずと言つていい程バリが生じる。しか
も、この連通部の形状は直交する2つの円筒の接
合面であるので3次元形状であり、従つて面取り
等によるバリ取りは実質上不可能である。
一方、第2図において、下方のシールはOリン
グ5のみに依存しているために、即ち、Oリング
5の内外周面のみでシールを行うために、Oリン
グの外径は相対的に大き目になつており、従つて
組み付け時にこの連通部を通過するOリングはバ
リに当たり破損し易くなる。また、第2図に示す
如く、取付孔8の底部近辺、即ちOリング5が嵌
合する部分以外は取付孔8の径を大きくすると、
アダプタ3を取付孔8内に挿脱する際にアダプタ
3が傾き易く、結局、Oリング5はバリに当た
り、その結果Oリング5は傷つけられ、そこから
アシストエアが漏れるという問題がある。更にま
た、Oリング5はアダプタ3の下端に設けられて
いるためにアダプタ3の挿脱時に取付孔8内での
移動距離が孔8の上部から底部までと大きく、従
つてそれだけ取付孔8の孔加工時に特にその段部
やテーパ部に発生し易いバリ等によつて傷つけら
れる可能性が大きく好ましくない。
本考案の目的はこれらの欠点を解消すべくイン
ジエクタ取付孔へのインジエクタユニツトの良好
な組付性を確保しつつ機械加工に伴うバリに起因
するアシストエアの漏れを有効に防止し得るエア
アシスト式燃料噴射弁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案によれば、
アシストエア通路付きインジエクタ取付孔にイン
ジエクタを収容した筒状のエアアシストアダプタ
を嵌着して成るエアアシスト式燃料噴射弁装置に
おいて、上記アシストエア通路あるいはインジエ
クタ取付孔の少なくとも一方は機械加工により形
成され、アシストエア通路の上方においてインジ
エクタ取付孔内周面とエアアシストアダプタ外周
面との間をエアシール用Oリングによりシールす
ると共に、インジエクタ取付孔の底部とアダプタ
の底部に形成される肩部との間を環状のゴムイン
シユレータによりシールし、該ゴムインシユレー
タはインジエクタ取付孔の内周面よりも小さな外
径を有することを構成上の特徴とする。
〔作用〕
Oリングはアシストエア通路の上方においてイ
ンジエクタ取付孔の内壁とアダプタの側壁との間
をシールする。挿入時にインジエクタはOリング
によりガイドされ、取付孔に対し傾斜することが
ない。インジエクタの挿脱時にOリングはアシス
トエア通路の手前(上方)で停止するのでアシス
トエア通路の開口端部に形成されるバリにより損
傷される可能性はなくなる。
ゴムインシユレータはアダプタの下端部に形成
される肩部と取付孔底部との間に確実に保持され
る。ゴムインシユレータはこの肩部と取付孔底部
4との間を確実にシールする。
このゴムインシユレータは取付孔の内周面より
小径であり、従つて取付孔内周面との間に隙間を
有するので、インジエクタの挿入時にアシストエ
ア通路の開口端部(アシストエア通路と取付孔と
の連通部)に接触することはない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を詳細に説明する。
本考案の実施例によれば、第3図に示す如く、
エアアシストのシールは上方がOリング21、下
方がゴムインシユレータ20により達成される。
下方のゴムインシユレータ20は取付孔8の底部
肩部4とアダプタ3の下部肩部25との間に押し
付けられる。一方、Oリング21はアダプタ3に
形成されるOリング溝24内に嵌入保持される。
Oリング溝24、従つてOリング21はアシスト
エア通路9aの上部に位置する。即ちOリング2
1とゴムインシユレータ20とはアシストエア通
路9aを挟んで上下に配設される。好ましくは、
Oリング21はインジエクタユニツト(インジエ
クタ10、Oリング21付きアダプタ3)をイン
ジエクタ取付孔8に挿脱する際の軸方向移動距離
を小さくするため取付孔8から外れない範囲でで
きるだけ取付孔8の上端側に位置するように配設
される。また、インジエクタユニツトの挿入時に
ゴムインシユレータ20は好ましくは予じめアダ
プタ3の底部に圧入嵌合されるが、取付孔8の底
部肩部4上に載置しておいてもよい。
ゴムインシユレータ20は取付孔8の内周面よ
りも小径であり従つてそれとの間に所定の隙間が
形成される(組付け時)。従つて、インジエクタ
挿入時にゴムインシユレータ20はアシストエア
通路9aの開口端部に直接接触することはない。
即ち、ゴムインシユレータ20もアシストエア通
路9aの開口端部に存在するバリに当たることは
なく、従つてさもなければこのバリによりゴムイ
ンシユレータが傷つけられるであろうという問題
も解消される。尚、ゴムインシユレータが取付孔
8の内周壁面から離されているということはイン
ジエクタの挿入作業を容易にするのみならずその
隙間が断熱空間としても機能する。ゴムインシユ
レータ20自身もシリンダヘツド(またはインテ
ークマニホルド)9からの断熱作用を有する。
好ましくは、取付孔8へのOリング21の挿入
をスムーズにするため取付孔8の開口上端には多
段面取部23が形成される。このような多段面取
部の存在により挿入時におけるOリング21の撓
み量は徐々に変化し、従つてOリング21が傷つ
けられる可能性もそれだけ減少せしめられる。
尚、第3図において11,12は夫々インジエ
クタニードル及びインジエクタハウジングを示
す。
アシストエア導入孔3aからアダプタ3内に放
出されたアシストエアはインジエクタノズル14
から噴射される燃料にノズルポート19近辺で混
合せしめられ、その際燃料はアシストエアの空気
流により微粒化が促進される。
Oリングをインジエクタ取付孔の上端開口部近
傍に位置するようにしてアダプタに設けることに
よりインジエクタユニツトの挿脱時におけるOリ
ングの移動距離を少くしそれによりOリングの切
損の可能性を小さくすることができる。更にま
た、アダプタの上部に設けられるOリングの存在
によりインジエクタユニツトが傾いて挿入される
可能性は減少される。
〔考案の効果〕
以上に記載した如く、本考案によればOリング
はインジエクタ取付孔とアシストエア通路との連
通部の上方に位置するので機械加工に伴いこの連
通部に発生するバリにOリングが触れることな
く、従つてバリによるOリグの損傷という問題は
起きない。Oリングはインジエクタ挿入時のガイ
ドとしても機能し、インジエクタユニツトが傾い
て挿入される可能性を大幅に減少することが出来
る。
また、下方のシールを受け持つゴムインシユレ
ータは取付孔8の内周壁面より小さな径を有する
ので、インジエクタの挿入作業が容易に行えると
共にインジエクタ挿入時にゴムインシユレータは
上記連通部に残存するであろうバリに触れること
はなく、バリにより傷付けられるという問題はO
リングの場合と同様起きない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来技術に係るエアアシス
ト式燃料噴射弁のシール構造の2つの例を示す断
面正面図、第3図は本考案の一実施例を示すエア
アシスト式燃料噴射弁装置の断面正面図。 3……アダプタ、8……インジエクタ取付孔、
9……シリンダヘツド、9a……アシストエア通
路、10……インジエクタ、14……ノズル、2
0……ゴムインシユレータ、21……Oリング、
23……多段面取部、24……Oリング溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アシストエア通路付きインジエクタ取付孔にイ
    ンジエクタを収容した筒状のエアアシストアダプ
    タを嵌着して成るエアアシスト式燃料噴射弁装置
    において、上記アシストエア通路あるいはインジ
    エクタ取付孔の少なくとも一方は機械加工により
    形成され、アシストエア通路の上方においてイン
    ジエクタ取付孔内周面とエアアシストアダプタ外
    周面との間をエアシール用Oリングによりシール
    すると共に、インジエクタ取付孔の底部とアダプ
    タの底部に形成される肩部との間を環状のゴムイ
    ンシユレータによりシールし、該ゴムインシユレ
    ータはインジエクタ取付孔の内周面よりも小さな
    外径を有することを特徴とするエアアシスト式燃
    料噴射弁装置。
JP1138082U 1982-02-01 1982-02-01 エアアシスト式燃料噴射弁装置 Granted JPS58114878U (ja)

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JP1138082U JPS58114878U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 エアアシスト式燃料噴射弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS58114878U JPS58114878U (ja) 1983-08-05
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2782028B2 (ja) * 1992-10-19 1998-07-30 株式会社日立製作所 内燃機関の燃料噴射弁装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544444A (en) * 1977-06-14 1979-01-13 Taisei Corp Method of reclaiming land from waste
JPS55117067A (en) * 1979-03-02 1980-09-09 Bosch Gmbh Robert Fuel injector for internal combustion engine

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JPS54169620U (ja) * 1978-05-21 1979-11-30

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JPS55117067A (en) * 1979-03-02 1980-09-09 Bosch Gmbh Robert Fuel injector for internal combustion engine

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JPS58114878U (ja) 1983-08-05

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