JPH0653761U - 内燃機関のシール装置 - Google Patents

内燃機関のシール装置

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JPH0653761U
JPH0653761U JP8845092U JP8845092U JPH0653761U JP H0653761 U JPH0653761 U JP H0653761U JP 8845092 U JP8845092 U JP 8845092U JP 8845092 U JP8845092 U JP 8845092U JP H0653761 U JPH0653761 U JP H0653761U
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JP
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mounting hole
injection nozzle
tubular nut
nut
cylinder head
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茂 小林
鈴木  誠
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッドの上部中央よりに燃料噴射ノ
ズルを取り付けると共に、シリンダヘッド上部を囲うヘ
ッドカバーとその上面を覆うロッカカバーを備える内燃
機関において、ヘッドカバーの燃料チューブ取付穴を簡
単な構成で良好にシールできるようにする。 【構成】 ヘッドカバー22に噴射ノズル21へ向けて
燃料チューブの取付穴25を形成し、燃料チューブ24
を外部からその取付穴25に挿入する筒状ナット26で
噴射ノズル1と接続状態に連結する一方、ヘッドカバー
22のチューブ取付穴26に筒状ナット26外周を囲む
環状の切欠部32を形成し、この切欠部32に取付穴2
5と筒状ナット26の隙間を密封するオイルシール33
を組み付けると共に、筒状ナット26のネジ穴27先端
側に噴射ノズル21との結合を案内する拡口部28を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は内燃機関において、ヘッドカバーのチューブ取付穴を密封するシー ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関では例えば4バルブエンジンの場合、図2のようにバルブレイアウト との関係から燃料噴射ノズル1をシリンダヘッドの上部中央寄りに取り付けると 共に、シリンダヘッド上部を囲うヘッドカバー2とその上面を覆うロッカカバー を備えるものが知られている(実開平和1ー58748号公報)。ヘッドカバー 2には噴射ノズル1へ向けて燃料チューブ3の取付穴4が形成され、燃料チュー ブ3は外部からその取付穴4に挿入する筒状ナット5で噴射ノズル1と接続状態 に連結される。
【0003】 そして、チューブ取付穴4の隙間からの油漏れを防止するため、筒状ナット5 とヘッドカバー2外面との間にナット5の締付力でワッシャ6を介して圧縮する リング状のラバー部材7が介装されるが、燃料チューブ3の接続時に噴射ノズル 1が筒状ナット5の締付力で傾いたりすると、ラバー部材7のつぶし代つまり面 圧が緩むために良好なシール性が損なわれるという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
また、図3のようにシール部材としてチューブ取付穴4の周囲に金属環10を ガスケット11と共にボルト12で締め付けると共に、金属環10に筒状ナット 5との隙間などを密封するラバーブーツ13を加硫接着する例も見られるが、そ の場合には前記の従来例に較べて部品点数が増えてコスト的に問題があった。
【0005】 この考案はこのような問題点を解決するため、構成が簡単で燃料チューブのナ ット締付力に影響されず、良好なシール性を容易に確保できる装置の提供を目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、シリンダヘッドの上部中央よりに燃料噴射ノズルを取り付けると共 に、シリンダヘッド上部を囲うヘッドカバーとその上面を覆うロッカカバーを備 える内燃機関において、ヘッドカバーに噴射ノズルへ向けた燃料チューブの取付 穴を形成し、燃料チューブを外部からその取付穴に挿入する筒状ナットで噴射ノ ズルと接続状態に連結する一方、ヘッドカバーのチューブ取付穴に筒状ナット外 周を囲む環状の切欠部を形成し、この切欠部に取付穴と筒状ナットの隙間を密封 するオイルシールを組み付けると共に、筒状ナットのネジ穴先端側に噴射ノズル との結合を案内する拡口部を設ける。
【0007】
【作用】
オイルシールのシール性を確保するには、チューブ取付穴の切欠部と筒状ナッ トとの同軸度が要求されるが、筒状ナットのネジ穴先端側に噴射ノズルとの結合 を案内する拡口部を設けたのと、チューブ取付穴の内径を筒状ナットとの寸法差 を小さく抑えることで同軸度を出し、良好なシール性の確保が図れる。
【0008】
【実施例】
図1において、シリンダヘッド20には従前と同じく上部中央寄りに燃料噴射 ノズル21が取り付けられ、ヘッド20上部を囲うヘッドカバー22とその上面 を覆うロッカカバー(図示せず)が設けられる。ヘッドカバー22には噴射ノズ ル21のコネクタ23へ向けて燃料チューブ24の取付穴25が形成され、燃料 チューブ24は外部から取付穴25に挿入する筒状ナット26で噴射ノズル21 と接続状態に連結される。
【0009】 この場合、筒状ナット26のネジ穴27と噴射ノズル21のコネクタ23が同 軸上に結合しやすいように、筒状ナット26のネジ穴27先端側に拡口部28が 形成される一方、噴射ノズル21のコネクタ23に筒状ナット26の拡口部28 と嵌り合う大径部29と、筒状ナット26のネジ穴27に結合する雄ネジ付きの 小径部30が設けられる。31はコネクタ23の大径部29と筒状ナット26の 拡口部28との隙間を密封するオーリングを示す。
【0010】 そして、チューブ取付穴25には筒状ナット26の外周を囲む環状の切欠部3 2が形成され、この切欠部32に取付穴25と筒状ナット26の隙間を密封する オイルシール33が組み付けられる。オイルシール33は内径リップ部35にバ ックアップリング34を備え、筒状ナット26との同軸度に多少のバラツキがあ ってもこれにリップ部35が追従して、良好なシール性を発揮するようになって いる。
【0011】 このような構成により、オイルシール33のシール性は筒状ナット26とバッ クアップリング34によりリップ部35の筒状ナット26への追従可能な範囲で 同軸度が要求されるが、筒状ナット26のネジ穴27先端側に拡口部28を設け たのと、チューブ取付穴25の内径を筒状ナット26との寸法差を小さく抑える ことで、リップ部35の追従可能な範囲に同軸度を出すことが可能なため、オイ ルシール33で良好なシール性の確保が図れる。また、オイルシール33はチュ ーブ取付穴25の切欠部32へ容易に組み付けることができ、その組み付けに付 属部品も必要としないため、従来のシール構造に較べて部品点数が少なくコスト 的にも有利となる。
【0012】 なお、噴射ノズル21の大径部29と筒状ナット26の拡口部28との隙間を 密封するオーリング31により、ナット26内の燃料チューブ24とコネクタ2 3の接続面からの漏れ油がヘッドカバー22内側へと滲み出るようなことはない 。
【0013】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、シリンダヘッドの上部中央よりに燃料噴射ノ ズルを取り付けると共に、シリンダヘッド上部を囲うヘッドカバーとその上面を 覆うロッカカバーを備える内燃機関において、ヘッドカバーに噴射ノズルへ向け た燃料チューブの取付穴を形成し、燃料チューブを外部からその取付穴に挿入す る筒状ナットで噴射ノズルと接続状態に連結する一方、ヘッドカバーのチューブ 取付穴に筒状ナット外周を囲む環状の切欠部を形成し、この切欠部に取付穴と筒 状ナットの隙間を密封するオイルシールを組み付けると共に、筒状ナットのネジ 穴先端側に噴射ノズルとの結合を案内する拡口部を設けたと、チューブ取付穴の 内径寸法を小さく抑えてオイルシールの同軸度を出すことが可能なため、オイル シールで良好にシール性を容易に確保できると共に、部品点数も少なくコスト的 に有利という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すシリンダヘッドの一部
切断平面図である。
【図2】従来装置の構成を説明するシリンダヘッドの一
部断面側面図である。
【図3】従来装置の構成を説明するシリンダヘッドの一
部断面側面図である。
【符号の説明】
20 シリンダヘッド 21 噴射ノズル 22 ヘッドカバー 23 噴射ノズルのコネクタ 24 燃料チューブ 25 チューブ取付穴 26 筒状ナット 28 ナットの拡口部 32 切欠部 33 オイルシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの上部中央よりに燃料噴
    射ノズルを取り付けると共に、シリンダヘッド上部を囲
    うヘッドカバーとその上面を覆うロッカカバーを備える
    内燃機関において、ヘッドカバーに噴射ノズルへ向けた
    燃料チューブの取付穴を形成し、燃料チューブを外部か
    らその取付穴に挿入する筒状ナットで噴射ノズルと接続
    状態に連結する一方、ヘッドカバーのチューブ取付穴に
    筒状ナット外周を囲む環状の切欠部を形成し、この切欠
    部に取付穴と筒状ナットの隙間を密封するオイルシール
    を組み付けると共に、筒状ナットのネジ穴先端側に噴射
    ノズルとの結合を案内する拡口部を設けたことを特徴と
    する内燃機関のシール装置。
JP8845092U 1992-12-24 1992-12-24 内燃機関のシール装置 Expired - Lifetime JP2557298Y2 (ja)

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JP8845092U JP2557298Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 内燃機関のシール装置

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JPH0653761U true JPH0653761U (ja) 1994-07-22
JP2557298Y2 JP2557298Y2 (ja) 1997-12-10

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ID=13943144

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075208A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 日野自動車株式会社 配管継手構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015075208A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 日野自動車株式会社 配管継手構造

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JP2557298Y2 (ja) 1997-12-10

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