JPH04126093U - 燃料圧力センサの取付け装置 - Google Patents

燃料圧力センサの取付け装置

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JPH04126093U
JPH04126093U JP3148991U JP3148991U JPH04126093U JP H04126093 U JPH04126093 U JP H04126093U JP 3148991 U JP3148991 U JP 3148991U JP 3148991 U JP3148991 U JP 3148991U JP H04126093 U JPH04126093 U JP H04126093U
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pressure sensor
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岳志 ▲高▼橋
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トヨタ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は燃料圧力センサの取付け装置に関
し、蓄圧配管のシール部の加工不良を防止し、またOリ
ング交換を容易にすることを目的とする。 【構成】 燃料圧力センサ(1)のシール面(2c)
と、前記シール面(2c)と対向する蓄圧配管(4)の
平らな段部(4a)との間に、Oリング(5)と前記O
リング(5)の外側に位置し、前記Oリング(5)に所
定のつぶし代を与える厚さのリング部材(6)とを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディーゼルエンジンの蓄圧配管に使用される燃料圧力センサの取付 け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンの燃料噴射装置として、高圧の燃料を蓄圧し、その圧力に より各気筒に燃料供給を行なう蓄圧配管を使用するものが、特開平1−267355号 に記載されている。
【0003】 燃料供給量は、蓄圧配管内の燃料圧に依存する。従って、ディーゼルエンジン の回転数及び負荷に応じた適当量の燃料を供給するために、蓄圧配管内の燃料圧 を回転数及び負荷に応じて正確に制御する必要があり、その制御には、現状の燃 料圧を知るための圧力センサが不可欠である。
【0004】 一般的な圧力センサの取付け状態を図3に示す。同図において、圧力センサ1 には、本体2と、圧力検出のためのダイヤフラム3a等を先端に有する圧力検出 部3とを具備し、本体2には、取付けのための雄ネジ部2aと締付トルクを与え る頭部2bとが設けられている。
【0005】 図3のシール部分の拡大図である図4において、圧力検出部3は、本体2より 小径の円柱形であり、本体2と同軸である。本体2の環状の端面は、圧力センサ 1側のシール面2cであり、このシール面2cに対向する蓄圧配管4の段部4a に設けられたOリング溝4b内に位置する金属製のOリング5が、圧力センサ1 側のシール面2cと、Oリング溝4bの底面とによってつぶされて蓄圧配管4内 のシールを行なう。
【0006】 圧力センサ1の圧力検出部3は、ダイヤフラム3a等を有する先端はもとより 、側面においても燃料以外の他の物質により押圧されると正確な燃料圧を検出す ることができなくなるので、圧力検出部3が位置する蓄圧配管4の孔部4cは、 圧力検出部3に対して余裕を持って加工されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
Oリング5は、つぶれた状態における内径が、圧力センサ1の圧力検出部3の 外径よりわずかに大きいだけなので、Oリング溝4bが蓄圧配管4の雌ネジ部に 対して高度の同芯に加工されていないと、図3に示すようにOリング5の内面が 圧力検出部3を押圧することになる。これにより正確な燃料圧が検出できないこ とがある。
【0008】 また、金属製のOリング5は、蓄圧配管4内の運転状態により変動する高い圧 力(120bar〜1300bar)を確実にシールするために適切なつぶし代が必要であり、 このつぶし代はOリング溝4bの深さに依存する。従って、Oリング溝4bは、 高い同心度に加えて、高精度の深さ加工も必要である。
【0009】 このようなOリング溝4bの加工は非常に難しく、いずれかの要求において加 工不良となることがあり、その時は、Oリング溝4bが蓄圧配管4に直接加工さ れているために、その蓄圧配管4は廃却処分となる。これはディーゼルエンジン の燃料噴射装置のコストアップの要因となる。
【0010】 また、圧力センサ1の脱着時に、通常Oリング5は交換されるが、Oリング5 は高圧により外方向に塑性変形し、Oリング溝4bの外周部に密着して容易には 取外すことができない。無理をしてOリング5を取外す際に、Oリング溝4bの シール面を傷つけることがあり、この場合は蓄圧配管4も交換しなければならな い。
【0011】 従って、本発明の目的は、蓄圧配管のシール部の加工不良を防止し、またOリ ングの交換を容易にする燃料圧力センサの取付け装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案による燃料圧力センサの取付け装置は、 前記燃料圧力センサが取付けられる蓄圧配管に、前記燃料圧力センサの本体の一 部が挿入される第1の孔部と、前記本体の端面に同軸に位置する前記本体より小 径の圧力検出部が接触することなく挿入される前記第1の孔部より小径の第2の 孔部とを設け、前記燃料圧力センサの本体の端面に形成された環状のシール面と 、前記シール面と対向し、前記蓄圧配管側のシール面を形成する環状の平らな段 部との間に、Oリングと共に、前記Oリングの外側に位置するリング部材を介在 させて、前記燃料圧力センサを所定軸力のもとで前記蓄圧配管に固定し、前記リ ング部材の厚さを、前記Oリングに所定のつぶし代を与える寸法に形成すると共 に、前記リング部材の外径を、前記第1の孔部の下側内面と所定のはめ合いを形 成する寸法とし、内径を前記Oリングより定まる所定寸法としたことを特徴とす る。
【0013】
【作用】
前述の構造とすると、蓄圧配管には、高度な加工を必要とするOリング溝を加 工しないのでシール部の加工不良は防止され、燃料圧力センサの脱着の際のOリ ングの交換は、Oリングが内圧により塑性変形して外側のリング部材に密着して いても、リング部材と共に容易に取外すことができる。
【0014】
【実施例】
図1に本考案の燃料圧力センサの取付け装置を示す。同図において、圧力セン サ1は、従来例を示す図3と同一形状のものである。
【0015】 蓄圧配管4には、圧力センサ1の本体2の一部が挿入される第1の孔部4dと 、圧力センサ1の圧力検出部3が接触することなく挿入される前記第1の孔部4 dより小径の第2の孔部4cとが設けられている。
【0016】 第1の孔部4dと第2の孔部4cの段差4aは、圧力センサ1の環状のシール 面2cと対向する平らな表面である。この段差4aは、蓄圧配管4側のシール面 となっており、圧力センサ1のシール面2cとの間に、金属製のOリング5と、 Oリング5の外側に位置し、Oリング5により定まる所定寸法の内径及び第1の 孔部4dの下側内面と所定のはめ合いを形成する外径を有するリング部材6を設 ける。
【0017】 圧力センサ1の固定は、圧力センサ1の雄ネジ2aと蓄圧配管4の第1の孔部 4dの上側に設けられた雌ネジ部との螺合によって行なわれる。
【0018】 Oリング5の位置は、蓄圧配管4の第1の孔部4dの下側内面と所定のはめ合 いを形成するリング部材6によって決定されるが、第1の孔部4dの下側内面は 、上側の雌ネジ部を加工する前の下穴であり、特別高精度の加工機械を使用しな くても上側の雌ネジ部に対して高い同心度を有するために、Oリング5が圧力セ ンサ1に対して偏心して圧力検出部3を押圧することはない。
【0019】 また、Oリング5により確実なシール性を保証するために、Oリング5に適切 なつぶし代を与えるリング部材6の厚さは、高精度に加工されなければならない が、蓄圧配管4に直接正確な深さを有するOリング溝を加工するのに比べて加工 が容易であることは明らかであり、もし加工不良が発生しても、小さなリング部 材6を交換すればよく、コストアップとはならない。
【0020】 また、圧力センサ1の脱着の際のOリング5の交換は、Oリング5が内圧によ り塑性変形してリング部材6に密着するが、リング部材6と共に容易に取外すこ とができるために、この時に蓄圧配管4のシール面である段部4aを傷つけるこ となはい。
【0021】
【考案の効果】
このように、本考案の燃料圧力センサの取付け装置は、蓄圧配管のシール部分 の加工が簡単で、しかも高精度の加工機材を使用しないで確実に行なうことがで きるために、蓄圧配管の加工不良を防止することができ、また圧力センサの脱着 の際のOリング交換が、蓄圧配管のシール面を傷つけることなく容易に行なうこ とができ、これは、それらの蓄圧配管廃却によるディーゼルエンジンの燃料噴射 装置のコストアップを防止することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による燃料圧力センサの取付け装置の断
面図である。
【図2】図1のシール部の拡大図である。
【図3】従来の燃料圧力センサの取付け状態を示す断面
図である。
【図4】図3のシール部の拡大図である。
【符号の説明】
1…圧力センサ 3…圧力検出部 4…蓄圧配管 5…Oリング 6…リング部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料圧力センサが取付けられる蓄圧配管
    に、前記燃料圧力センサの本体の一部が挿入される第1
    の孔部と、前記本体の端面に同軸に位置する前記本体よ
    り小径の圧力検出部が接触することなく挿入される前記
    第1の孔部より小径の第2の孔部とを設け、前記燃料圧
    力センサの本体の端面に形成された環状のシール面と、
    前記シール面と対向し、前記蓄圧配管側のシール面を形
    成する環状の平らな段部との間に、Oリングと共に、前
    記Oリングの外側に位置するようにリング部材を介在さ
    せて、前記燃料圧力センサを所定軸力のもとで前記蓄圧
    配管に固定し、前記リング部材の厚さを、前記Oリング
    に所定のつぶし代を与える寸法に形成すると共に、前記
    リング部材の外径を前記第1の孔部の下側内面と所定の
    はめ合いを形成する寸法とし、内径を前記Oリングによ
    り定まる所定寸法としたことを特徴とする燃料圧力セン
    サの取付け装置。
JP3148991U 1991-05-08 1991-05-08 燃料圧力センサの取付け装置 Expired - Lifetime JP2535710Y2 (ja)

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JP2535710Y2 JP2535710Y2 (ja) 1997-05-14

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057418A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Kayaba Ind Co Ltd 高圧対応圧力センサ
JP2011163957A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Yamato Scale Co Ltd 扉の防水構造および計量装置
JP2013213683A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Minebea Co Ltd 圧力センサ
US10119643B2 (en) 2015-11-02 2018-11-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel piping structure

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