JP2007057418A - 高圧対応圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 例えば数100MPa以上の流体圧力を測定するのに適した高圧対応圧力センサを提供する。
【解決手段】 被取付部材50に締結されるセンサ本体11を備える圧力センサ10において、センサ本体11は、被取付部材50のねじ穴51に螺合する取付ねじ部16と、この取付ねじ部16の先端側に形成される円筒状の先端軸部17と、この先端軸部17の先端側に形成される環状のシール座面18と、このシール座面18から突出する円筒状のシール軸部19とを有し、このシール軸部19にバックアップリング8を介して嵌められるOリング9とを備え、検出圧力によってOリング9がバックアップリング8とシール軸部19の外周面とシール穴52の内周面に押し付けられて密着し、センサ本体11と被取付部材50の間を密封する。
【選択図】 図1
【解決手段】 被取付部材50に締結されるセンサ本体11を備える圧力センサ10において、センサ本体11は、被取付部材50のねじ穴51に螺合する取付ねじ部16と、この取付ねじ部16の先端側に形成される円筒状の先端軸部17と、この先端軸部17の先端側に形成される環状のシール座面18と、このシール座面18から突出する円筒状のシール軸部19とを有し、このシール軸部19にバックアップリング8を介して嵌められるOリング9とを備え、検出圧力によってOリング9がバックアップリング8とシール軸部19の外周面とシール穴52の内周面に押し付けられて密着し、センサ本体11と被取付部材50の間を密封する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高圧対応圧力センサの改良に関するものである。
検出圧力レンジを例えば数100MPa以上に高めようとする場合、圧力センサの受圧部の機械的強度も高めなければならない(特許文献1参照)。
従来、25MPa程度の流体圧力を測定する圧力センサとして、例えば図3に示すものがある。
これについて説明すると、圧力センサ1は流体管路などの被取付部材5に対するシール部にOリング9が介装される。このOリング9は、センサ本体2の軸部に嵌められ、センサ本体2の取付ねじ部3が被取付部材5のねじ穴6に螺合して締結された状態にて、センサ本体2の座面4と被取付部材5のテーパ面7との間で圧縮され、センサ本体2と被取付部材5の間を密封する。
特開2001−296198号公報
しかしながら、図3に示すような圧力センサ1において、規定値を超える高圧が導入されると、Oリング9が変形して洩れが生じやすいという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば数100MPa以上の流体圧力を測定するのに適した高圧対応圧力センサを提供することを目的とする。
本発明は、被取付部材に締結されるセンサ本体を備える圧力センサにおいて、センサ本体は、被取付部材のねじ穴に螺合する取付ねじ部と、この取付ねじ部の先端側に形成される円筒状の先端軸部と、この先端軸の先端側に形成される環状のシール座面と、このシール座面から突出する円筒状のシール軸部とを有し、このシール軸部にバックアップリングを介して嵌められるOリングを備えるものとした。
本発明によると、圧力導入部から導かれる検出圧力が高まるのに伴って、Oリングはバックアップリングとシール軸部の外周面とシール穴の内周面に押し付けられて密着し、センサ本体と被取付部材の間を密封する。
シール座面とOリングの間にバックアップリングが介装されるため、検出圧力によって変形するOリングはバックアップリングによって受け止められ、検出圧力が上昇してもOリングがバックアップリングからはみ出すことを抑えられ、密封性を維持することができる。
これにより、例えば数100MPa以上の流体圧力を測定するのに適した高圧対応圧力センサを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、圧力センサ10はそのセンサ本体11が流体管路などの被取付部材50に締結され、被取付部材50に対するシール部にOリング9とバックアップリング8が介装される。
圧力センサ10のセンサ本体11の内側に図示しないセンサ部が収められ、このセンサ部からリード線20を介してセンサ出力が取り出される。
センサ部は被取付部材50の圧力導入穴53から導入される流体圧力に応じて撓むダイヤフラムと、このダイヤフラムの表面に形成される歪ゲージとを備える。センサ回路は複数の歪ゲージでブリッジ回路を組んだもので、流体圧力に応じてダイヤフラムが撓むと、これに応じて歪ゲージの抵抗が変化し、センサ回路の出力電圧が変化する。
図1に示すように、センサ本体11は、工具が係合する断面六角形の頭部13と、被取付部材50に着座する環状の座面14と、この座面14から突出する円筒状の基端軸部(首部)15と、被取付部材50のねじ穴51に螺合する取付ねじ部16と、この取付ねじ部16の先端側に形成される円筒状の先端軸部17と、この先端軸部17の先端側に形成される環状のシール座面18と、このシール座面18から突出する円筒状のシール軸部19とを有し、これらが同軸上に形成される。
図2に示すように、被取付部材50には、ねじ穴51と、シール穴52と、圧力導入穴53とが同軸上に形成される。
先端軸部17の外径Dは被取付部材50のねじ穴51のねじ谷径dより小さく形成される。先端軸部17はねじ穴51を挿通してシール穴52に所定の隙間を持って嵌合される。
先端軸部17とシール軸部19の間にはシール座面18として環状段部が形成される。シール座面18はセンサ本体11の中心線に対して直交する平面状に形成される。
シール軸部19は直円筒状に形成され、その先端部に突出するフランジ部を持たない。すなわち、センサ本体11はシール軸部19より先端側にバックアップリング8の内径より大きい部位を持たない。
シール軸部19に嵌合されるバックアップリング8は合い口端部を持たないエンドレスタイプのものが用いられる。バックアップリング8は例えばフッ素樹脂によって形成される。
Oリング9はその自由状態においてシール軸部19の外径より小さく形成される。これにより、センサ本体11が被取付部材50に組み付けられる前の状態で、Oリング9はその弾性復元力によりシール軸部19に嵌められ、シール軸部19に対してバックアップリング8とOリング9が組み付けられた状態が維持される。
センサ本体11が被取付部材50に取り付けられる前の状態で、Oリング9の外径はシール穴52の内径より大きく形成される。これにより、センサ本体11が被取付部材50に組み付けられた状態で、Oリング9はシール軸部19とシール穴52の間で圧縮され、その弾性復元力によりシール軸部19とシール穴52に密着する。
以上のように構成されて、次に作用及び効果について説明する。
図1、図2に示すように、センサ本体11が被取付部材50に組み付けられた状態で、Oリング9はシール軸部19とシール穴52の間で圧縮され、その弾性復元力によりシール軸部19とシール穴52に密着する。
圧力導入部53から導かれる検出圧力が上昇するのに伴って、Oリング9はバックアップリング8とシール軸部19の外周面とシール穴52の内周面に押し付けられて密着し、センサ本体11と被取付部材50の間を密封する。
シール座面18とOリング9の間にエンドレスタイプのバックアップリング8が介装されるため、検出圧力によって変形するOリング9はバックアップリング8によって受け止められ、例えば数100MPa以上に検出圧力が上昇してもOリング9がバックアップリング8からはみ出すことを抑えられ、密封性を維持することができる。
これにより、例えば数100MPa以上の流体圧力を測定するのに適した高圧対応圧力センサ10を提供することができる。
センサ本体11はシール軸部19より先端側にバックアップリング8の内径より大きい部位を持たないため、エンドレスタイプのバックアップリング8を用いることが可能となる。エンドレスタイプのバックアップリング8は合い口端部を持たないため、Oリング9に対する面圧の分布が全周に渡って均一化され、高圧に対して密封性を維持することができる。
また、圧力センサ10の組み立て時に、センサ本体11に対するバックアップリング8とOリング9の組み付けが容易に行え、圧力センサ10の製造コストを低減できる。
さらに、センサ本体11はシール軸部19より先端側にフランジ部等を持たないため、軸方向の寸法を短縮し、その小型化がはかれる。
これに比べて、シール軸部19より先端側にバックアップリング8の内径より大きいフランジ部を持つ場合、バックアップリング8は合い口端部を有するスパイラルタイプのものを用いる必要があり、バックアップリング8のOリング9に対する支持剛性が低下し、高圧に対して密封性を維持することが難しい。また、圧力センサ10の組み立て時に、バックアップリング8とOリング9をフランジ部を乗り越えてシール軸部19に嵌める作業に手間がかかり、圧力センサ10の製造コストが増大する可能性がある。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の高圧対応圧力センサは、例えば車両における燃料噴射装置の燃料圧を測定するもの、油圧機械に取り付けられるもの、さらに他の機械、設備等に利用できる。
8 バックアップリング
9 Oリング
10 圧力センサ
11 センサ本体
16 取付ねじ部
17 先端軸部
18 シール座面
19 シール軸部
50 被取付部材
51 ねじ穴
52 シール穴
9 Oリング
10 圧力センサ
11 センサ本体
16 取付ねじ部
17 先端軸部
18 シール座面
19 シール軸部
50 被取付部材
51 ねじ穴
52 シール穴
Claims (3)
- 被取付部材に締結されるセンサ本体を備える高圧対応圧力センサにおいて、
前記センサ本体は、前記被取付部材のねじ穴に螺合する取付ねじ部と、この取付ねじ部の先端側に形成される円筒状の先端軸部と、この先端軸の先端側に形成される環状のシール座面と、このシール座面から突出する円筒状のシール軸部とを有し、このシール軸部にバックアップリングを介して嵌められるOリングを備えることを特徴とする高圧対応圧力センサ。 - 前記センサ本体は前記シール軸部より先端側に前記バックアップリングの内径より大きい部位を持たないことを特徴とする請求項1に記載の高圧対応圧力センサ。
- 前記バックアップリングは合い口端部を持たないエンドレスタイプとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の高圧対応圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005243999A JP2007057418A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 高圧対応圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005243999A JP2007057418A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 高圧対応圧力センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007057418A true JP2007057418A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37921040
Family Applications (1)
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JP2005243999A Pending JP2007057418A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 高圧対応圧力センサ |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01156439U (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-27 | ||
JPH04126093U (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料圧力センサの取付け装置 |
JP2005042815A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Denso Corp | 冷凍サイクル用配管継手 |
JP2005172592A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Kayaba Ind Co Ltd | 圧力センサ |
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2005
- 2005-08-25 JP JP2005243999A patent/JP2007057418A/ja active Pending
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