JP3009501U - 圧力調整器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンベとの接続部からガスが漏れない圧力調
整器を提供する。 【構成】 ボンベ３に設けられたガス供給用のガス供給
孔４に差し込まれる結合軸５の先端部外周にＯリング１
１を嵌める。結合軸５をボンベ３のガス供給孔４にねじ
込むと、Ｏリング１１がガス供給孔４の内壁に当接し、
結合軸５とガス供給孔４の隙間が密封される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ボンベに接続される圧力調整器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ガス溶接を行う際、ボンベに充填された高圧のガスを圧力調整器によ り減圧して使用する。

【０００３】 上記圧力調整器は、圧力調整機構を有する本体に、ボンベの上部に設けられた ガス供給孔に差し込まれる結合軸と、ホースを介しトーチに接続される連結軸と を設けたものである。

【０００４】 上記結合軸の外周にはねじが形成され、このねじをガス供給孔の内周面に形成 されたねじにねじ込むことにより、圧力調整器はボンベに接続される。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のような圧力調整器では、結合軸とガス供給孔とのねじ係 合部において、結合軸とガス供給孔の間に微小な隙間ができ、その隙間からガス が漏れるという問題があった。

【０００６】 そこで、この発明は、ボンベとの接続部からガスが漏れない圧力調整器を提供 することを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するため、この考案は、圧力調整機構を有する本体に、ボン ベの上部に設けられたガス供給孔に差し込まれる結合軸と、ホースを介しトーチ に接続される連結軸とを設け、前記結合軸の外周面に、前記ガス供給孔の内周面 に形成されたねじに係合するねじを形成した圧力調整器において、前記結合軸の 先端部外周に、ガス供給孔の内壁に当接するＯリングを設けた構成を採用したの である。

【０００８】

【作用】

ボンベとの接続に際して、結合軸をボンベのガス供給孔にねじ込むと、Ｏリン グがガス供給孔の内壁に当接し、結合軸とガス供給孔の隙間が密封される。

【０００９】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図１及び図２に示すように、この考案に係る圧力調整器１は、圧力調整機構を 有する本体２に、ボンベ３の上部に設けられたガス供給用のガス供給孔４に差し 込まれる結合軸５と、ホース６を介しトーチに接続される連結軸７とを設けた構 成となっている。

【００１０】 前記結合軸５の外周にはねじ８が形成され、このねじ８をガス供給孔４の内周 面に形成されたねじ９にねじ込むことにより、圧力調整器１はボンベ３に接続さ れる。

【００１１】 結合軸５の先端部外周には、結合軸５の軸線と直交する方向に溝１０が形成さ れ、この溝１０にＯリング１１が嵌められている。Ｏリング１１の外周部は溝１ ０から突出している。

【００１２】 なお、溝１０の形成を省略し、Ｏリング１１を結合軸５の先端部外周面に接着 してもよい。

【００１３】 上記のような圧力調整器１をボンベ３に接続する際、結合軸５をボンベ３のガ ス供給孔４にねじ込むと、Ｏリング１２がガス供給孔４の内壁に当接し、結合軸 ５とガス供給孔４の隙間が密封される。

【００１４】

【効果】

この考案によれば、以上のように、結合軸の先端部外周にＯリングを設けたの で、ボンベとの接続に際して、結合軸をボンベのガス供給孔にねじ込むと、Ｏリ ングがガス供給孔の内壁に当接し、結合軸とガス供給孔の隙間が密封される。

【００１５】 従って、ボンベとの接続部からガスが漏れない。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例のボンベとの接続状態を示す正面図

【図２】同上の斜視図

【符号の説明】

１ 圧力調整器 ３ ボンベ ４ ガス供給孔 ５ 結合軸 １１ Ｏリング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 圧力調整機構を有する本体に、ボンベの
   上部に設けられたガス供給孔に差し込まれる結合軸と、
   ホースを介しトーチに接続される連結軸とを設け、前記
   結合軸の外周面に、前記ガス供給孔の内周面に形成され
   たねじに係合するねじを形成した圧力調整器において、
   前記結合軸の先端部外周に、ガス供給孔の内壁に当接す
   るＯリングを設けたことを特徴とする圧力調整器。