JP2580950Y2 - 流体送給用パイプの連結構造 - Google Patents

流体送給用パイプの連結構造

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JP2580950Y2
JP2580950Y2 JP8867792U JP8867792U JP2580950Y2 JP 2580950 Y2 JP2580950 Y2 JP 2580950Y2 JP 8867792 U JP8867792 U JP 8867792U JP 8867792 U JP8867792 U JP 8867792U JP 2580950 Y2 JP2580950 Y2 JP 2580950Y2
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JP
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fitting member
pipe
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tapered
spherical portion
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Inventor
伸一 石原
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジェットエンジンの燃
料供給系等に用いる流体送給用パイプの連結構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ジェットエンジンの燃料供給系に用いる
従来の燃料パイプの連結構造の例を、図2及び図3によ
り説明すると、1は流体送給用の第1のパイプ、2は該
第1のパイプ1の先端に接続された第1のフィッティン
グ部材、3は該第1のフィッティング部材2の外周に刻
設された雄ねじ、4は第1のフィッティング部材2の先
端に形成された先細りの球面部である。
【0003】5は前記第1のパイプ1と連結される流体
送給用の第2のパイプ、6は該第2のパイプ5の、前記
第1のパイプ1に対向する先端に接続された第2のフィ
ッティング部材、7は該第2のフィッティング部材6の
先端内周に形成され前記第1のフィッティング部材2の
球面部4に当接するテーパ部、8は前記第1のフィッテ
ィング部材2に面する前記第2のフィッティング部材6
の先端外周に形成された大径部で、該大径部8と連なる
小径部9には段部10が形成されている。
【0004】11は、前記第1のフィッティング部材2
及び第2のフィッティング部材6に外嵌して両フィッテ
ィング部材2,6を連結するスリーブ状の連結ねじ部
材、12は、該連結ねじ部材11の内周に刻設されて前
記第1のフィッティング部材2の雄ねじ3に螺合する雌
ねじ、13は前記第2のフィッティング部材6の段部1
0に係止する突出部である。
【0005】而して、連結ねじ部材11の雌ねじ12を
第1のフィッティング部材2の雄ねじ3に螺合して締め
付けてゆくと第1のフィッティング部材2の球面部4は
第2のフィッティング部材6のテーパ部7に強く押圧さ
れて第1のパイプ1と第2のパイプ5は接続され、第
1、第2のフィッティング部材2,6の当接部から燃料
が漏洩することが防止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
燃料パイプの連結構造では、高温、高圧条件下において
引火性の高いジェットエンジンの燃料供給系の場合、振
動等の影響によって燃料漏洩に結びつく恐れがある。
【0007】本考案は、斯かる実情に鑑み、強力な漏洩
防止機能を有する燃料パイプの連結構造を提供すること
を目的としてなしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は流体送給用の第
1のパイプの先端に接続された第1のフィッティング部
材と、流体送給用の第2のパイプの、前記第1のパイプ
に対向する先端に接続された第2のフィッティング部材
と、第1のフィッティング部材及び第2のフィッティン
グ部材に外嵌して両フィッティング部材を連結するスリ
ーブ状の連結ねじ部材とを備え、前記第1のフィッティ
ング部材は、前記第2のフィッティング部材に対向する
先端外周に第2のフィッティング部材に向って先細りの
球面部が形成され、且つ、前記先細りの球面部に前記第
2のフィッティング部材から離れた側で連なる外周に
は、雄ねじが刻設され、前記第2のフィッティング部材
は、前記第1のフィッティング部材に対向する先端内周
に第1のフィッティング部材に向って末広がりに形成さ
れ且つ前記第1のフィッティング部材の球面部に当接す
るテーパ部を有し、前記第1のフィッティング部材に面
する先端外周の大径部と前記第1のフィッティング部材
から離れた側で前記大径部と連なる小径部との間には段
部が形成され、前記連結ねじ部材の内周には、第1のフ
ィッティング部材の雄ねじに螺合する雌ねじが刻設され
ると共に、前記第2のフィッティング部材の段部に係合
する突出部が形成されている燃料パイプの連結構造にお
いて、前記第1のフィッティング部材の先細りの球面部
の先端に前記第2のフィッティング部材に対して内嵌さ
れる筒状部を突出せしめ、該筒状部と前記第2のフィッ
ティング部材の内周との間に流体の漏洩を防止するため
のOリングを介在させたものである。
【0009】
【作用】第1、第2のフィッティング部材は、球面部と
テーパ部が当接して強く押圧されると共に両フィッティ
ング部材間にはOリングが介在しているため、流体送給
用パイプの連結構造は、強力な漏洩防止機能を有する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0011】図1において上記図2及び図3に示す従来
のものと同一構成部分については同一符号が付してあ
る。
【0012】図1に示すように、第1のフィッティング
部材2の先細りの球面部4の先端に第2のフィッティン
グ部材6に内嵌される筒状部14を突出せしめ、該筒状
部14と第2のフィッティング部材6の内周との間には
液体の漏洩を防止し得るOリング15を介在させる。
【0013】16は加工上でバイトの逃げ用としての溝
である。
【0014】上記の構成であるから、連結ねじ部材11
を締め付けると第1のフィッティング部材2の先細りの
球面部4は第2のフィッティング部材6のテーパ部7に
強く押圧されると共に、Oリング15は第2のフィッテ
ィング部材6の内周で圧縮されるため第1のフィッティ
ング部材2と第2のフィッティング部材6とは完全に密
封され、燃料の漏洩を確実に防止することができる。
【0015】なお、本考案の実施例においてはジェット
エンジン燃料供給系に用いるパイプの漏洩防止の場合に
ついて説明したが、種々の液体やガス等の流体の漏洩防
止に適用できること、その他、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0016】
【考案の効果】本考案の流体送給用パイプの連結構造に
よれば、高温、高圧下の条件下において、引火性の高い
エンジンの燃料を始めとして各種の流体の強力な漏洩防
止機能を有すると共に、組合せ加工が簡単で安全性の著
しい向上が図られるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流体送給用パイプの連結構造を示す縦
断面図である。
【図2】従来の流体送給用パイプの連結構造を示す縦断
面図である。
【図3】従来の流体送給用パイプの連結構造において、
連結ねじ部材による締め付けが完了する以前の状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1のパイプ 2 第1のフィッティング部材 4 先細りの球面部 5 第2のパイプ 6 第2のフィッティング部材 7 テーパ部 11 連結ねじ部材 14 筒状部 15 Oリング 16 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体送給用の第1のパイプの先端に接続
    された第1のフィッティング部材と、流体送給用の第2
    のパイプの、前記第1のパイプに対向する先端に接続さ
    れた第2のフィッティング部材と、第1のフィッティン
    グ部材及び第2のフィッティング部材に外嵌して両フィ
    ッティング部材を連結するスリーブ状の連結ねじ部材と
    を備え、前記第1のフィッティング部材は、前記第2の
    フィッティング部材に対向する先端外周に第2のフィッ
    ティング部材に向って先細りの球面部が形成され、且
    つ、前記先細りの球面部に前記第2のフィッティング部
    材から離れた側で連なる外周には、雄ねじが刻設され、
    前記第2のフィッティング部材は、前記第1のフィッテ
    ィング部材に対向する先端内周に第1のフィッティング
    部材に向って末広がりに形成され且つ前記第1のフィッ
    ティング部材の球面部に当接するテーパ部を有し、前記
    第1のフィッティング部材に面する先端外周の大径部と
    前記第1のフィッティング部材から離れた側で前記大径
    部と連なる小径部との間には段部が形成され、前記連結
    ねじ部材の内周には、第1のフィッティング部材の雄ね
    じに螺合する雌ねじが刻設されると共に、前記第2のフ
    ィッティング部材の段部に係合する突出部が形成されて
    いる燃料パイプの連結構造において、前記第1のフィッ
    ティング部材の先細りの球面部の先端に前記第2のフィ
    ッティング部材に対して内嵌される筒状部を突出せし
    め、該筒状部と前記第2のフィッティング部材の内周と
    の間に流体の漏洩を防止するためのOリングを介在させ
    たことを特徴とする流体送給用パイプの連結構造。
JP8867792U 1992-12-01 1992-12-01 流体送給用パイプの連結構造 Expired - Lifetime JP2580950Y2 (ja)

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JPH0647796U JPH0647796U (ja) 1994-06-28
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WO2017134736A1 (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 千住スプリンクラー株式会社 消火設備配管の接続構造及びその接続方法
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