JPH0547348Y2 - - Google Patents
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- JPH0547348Y2 JPH0547348Y2 JP9034589U JP9034589U JPH0547348Y2 JP H0547348 Y2 JPH0547348 Y2 JP H0547348Y2 JP 9034589 U JP9034589 U JP 9034589U JP 9034589 U JP9034589 U JP 9034589U JP H0547348 Y2 JPH0547348 Y2 JP H0547348Y2
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- Japan
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- nut
- fastening member
- pipe
- tightening
- joint body
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 16
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 27
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、管継手、特に接続すべき管部材の端
部にねじを形成することなく管部材を連結できる
メカニカル管継手に関する。
部にねじを形成することなく管部材を連結できる
メカニカル管継手に関する。
従来技術
例えば、実開昭61−67489号及び実開昭62−
196989号公報に示されるように、接続すべき一対
の管部材の端部にねじを形成することなくこれら
の管部材を連結する管継手は公知である。
196989号公報に示されるように、接続すべき一対
の管部材の端部にねじを形成することなくこれら
の管部材を連結する管継手は公知である。
第4図は、一例として本願出願人が開発した従
来のメカニカル管継手を示す、軸線上で対向する
管部材30,31の端部を接続する管継手20
は、本体21を有する。本体21は貫通孔21a
が形成された金属鋳造品である。本体21の両端
部の外周面にはそれぞれ雄ねじ部22,22が設
けられ、内周面には端部から内側に先細となるテ
ーパ面23が形成されている。各テーパ面23の
最小内径dは、外形Dを有する管部材30,31
挿通可能な寸法に設定されている。
来のメカニカル管継手を示す、軸線上で対向する
管部材30,31の端部を接続する管継手20
は、本体21を有する。本体21は貫通孔21a
が形成された金属鋳造品である。本体21の両端
部の外周面にはそれぞれ雄ねじ部22,22が設
けられ、内周面には端部から内側に先細となるテ
ーパ面23が形成されている。各テーパ面23の
最小内径dは、外形Dを有する管部材30,31
挿通可能な寸法に設定されている。
また、2つの締付ナツト24,24の各内周面
には、本体21の両端に形成された各雄ねじ部2
2に連結される雌ねじ部25が設けられる。締付
ナツト24の一端にはフランジ26が形成され
る。フランジ26の中心には貫通孔27が設けら
れる。貫通孔27の内径は本体21のテーパ面2
3の最小内径dにほぼ等しく、管部材30,31
の挿通が可能である。
には、本体21の両端に形成された各雄ねじ部2
2に連結される雌ねじ部25が設けられる。締付
ナツト24の一端にはフランジ26が形成され
る。フランジ26の中心には貫通孔27が設けら
れる。貫通孔27の内径は本体21のテーパ面2
3の最小内径dにほぼ等しく、管部材30,31
の挿通が可能である。
更に、管継手20は、リング状でゴム製の弾性
パツキン28及び金属製ワツシヤ29を有する。
弾性パツキン28は管部材30,31の外周面に
嵌着できる内径を有し、外周には本体21に形成
したテーパ面23とほぼ同一の傾斜面を有するテ
ーパ面28aが設けられる。即ち、テーパ面28
aを介して本体21のテーパ孔部23に弾性パツ
キン28を楔作用により係合させて、締付ナツト
24を締め付け方向に回転すると、弾性パツキン
28は弾性的に変形しつつ本体21のテーパ孔部
23に押圧される。このため弾性パツキン28は
管部材30,31の外周面に密接して、所要の気
密シール又は液密シールが確保される。本体21
への弾性パツキン28の押圧は、ワツシヤ29を
介して締付ナツト24の本体21へのねじ込みに
よつて行われる。
パツキン28及び金属製ワツシヤ29を有する。
弾性パツキン28は管部材30,31の外周面に
嵌着できる内径を有し、外周には本体21に形成
したテーパ面23とほぼ同一の傾斜面を有するテ
ーパ面28aが設けられる。即ち、テーパ面28
aを介して本体21のテーパ孔部23に弾性パツ
キン28を楔作用により係合させて、締付ナツト
24を締め付け方向に回転すると、弾性パツキン
28は弾性的に変形しつつ本体21のテーパ孔部
23に押圧される。このため弾性パツキン28は
管部材30,31の外周面に密接して、所要の気
密シール又は液密シールが確保される。本体21
への弾性パツキン28の押圧は、ワツシヤ29を
介して締付ナツト24の本体21へのねじ込みに
よつて行われる。
従つて、管継手20による管部材30と31と
を接続するとき、管継手20は構成部品の仮組み
状態で行われる。即ち、接続すべき2つの管部材
30,31の各端部を適当な長さで管継手20の
貫通孔21aに対向方向で押しいれる。これよ
り、両側の締付ナツト24,24を手作業により
締付方向に回転させて仮締めする。
を接続するとき、管継手20は構成部品の仮組み
状態で行われる。即ち、接続すべき2つの管部材
30,31の各端部を適当な長さで管継手20の
貫通孔21aに対向方向で押しいれる。これよ
り、両側の締付ナツト24,24を手作業により
締付方向に回転させて仮締めする。
仮締め後、スパナ等の工具を使用して各締付ナ
ツト24の本締めを行う。締付ナツト24を本体
21に締め込むと、ワツシヤ29を介して弾性パ
ツキン28が本体21のテーパ面23との間と管
部材30,31に押し込まれる。このため、押圧
力で弾性パツキン28は弾性変形しつつ本体21
のテーパ面23と管部材30,31の外周面に密
着し、また本体21のテーパ面23との楔作用で
圧入される。弾性パツキン28は管部材30,3
1との間の気密又は液密のシール性を確保する作
用がある。
ツト24の本締めを行う。締付ナツト24を本体
21に締め込むと、ワツシヤ29を介して弾性パ
ツキン28が本体21のテーパ面23との間と管
部材30,31に押し込まれる。このため、押圧
力で弾性パツキン28は弾性変形しつつ本体21
のテーパ面23と管部材30,31の外周面に密
着し、また本体21のテーパ面23との楔作用で
圧入される。弾性パツキン28は管部材30,3
1との間の気密又は液密のシール性を確保する作
用がある。
このように、第4図のメカニカル管継手では、
現場作業で管部材30,31の各端部にねじ切り
加工を行う必要がなく、単に締付ナツト24の締
込みにより管部材30,31を気密又は液密に接
続できる利点がある。また、弾性パツキン28に
より管部材30,31内の流体の振動又は圧力変
動による管部材30,31に対する機械的負荷を
ある程度吸収することができる。
現場作業で管部材30,31の各端部にねじ切り
加工を行う必要がなく、単に締付ナツト24の締
込みにより管部材30,31を気密又は液密に接
続できる利点がある。また、弾性パツキン28に
より管部材30,31内の流体の振動又は圧力変
動による管部材30,31に対する機械的負荷を
ある程度吸収することができる。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、従来の管継手20の構造では本
体21に対し締付ナツト24を締付けても作業者
は最適な締込み量を正確に確認することができな
い。即ち工具により本締めを行わずに手締めによ
る締付ナツト24の仮締めでも、通水テストや施
工後の初期使用段階で漏洩が生じないこともあ
る。このため、工具による本締めを忘れた場合な
ど、それを作業者に気付かせる方法がない。締込
ナツト24の締込みが不充分な場合、弾性パツキ
ン28のシール性が充分に確保されずまた流体振
動やウオータハンマ(水槌現象)で締付ナツト2
4が緩むことがあり、流体の漏洩を十分に防止す
ることができない。
体21に対し締付ナツト24を締付けても作業者
は最適な締込み量を正確に確認することができな
い。即ち工具により本締めを行わずに手締めによ
る締付ナツト24の仮締めでも、通水テストや施
工後の初期使用段階で漏洩が生じないこともあ
る。このため、工具による本締めを忘れた場合な
ど、それを作業者に気付かせる方法がない。締込
ナツト24の締込みが不充分な場合、弾性パツキ
ン28のシール性が充分に確保されずまた流体振
動やウオータハンマ(水槌現象)で締付ナツト2
4が緩むことがあり、流体の漏洩を十分に防止す
ることができない。
逆に工具で締付ナツト24を締付けたとき、過
剰な締付力により弾性パツキン28が破損して所
望のシール性が得られないこともある。このよう
に従来の管継手20では締付ナツト20の最適締
付量を表す判断基準としての目安を備えていな
い。従つて、締付ナツト24の締込みを作業者の
感又は経験に頼るため、締付量のバラツキがあ
り、シール性能が不均一になる。
剰な締付力により弾性パツキン28が破損して所
望のシール性が得られないこともある。このよう
に従来の管継手20では締付ナツト20の最適締
付量を表す判断基準としての目安を備えていな
い。従つて、締付ナツト24の締込みを作業者の
感又は経験に頼るため、締付量のバラツキがあ
り、シール性能が不均一になる。
本考案の目的は前記の課題を解決すべく、締付
ナツトの最適な締込み量を表示する管継手を提供
することにある。
ナツトの最適な締込み量を表示する管継手を提供
することにある。
課題を解決するための手段
本考案による管継手は、継手本体と、第1締結
部材と、弾性シール部材と、第2締結部材と、座
金とを有する。継手本体は、雄ねじ部がそれぞれ
形成された両端部、一対の管部材が挿通される貫
通孔、各雄ねじ部の仕切舞部に形成された環状フ
ランジ部及び貫通孔の両端部の各々に形成されか
つ内側に縮径するテーパ面を有する。第1締結部
材は、内側に突出する内側フランジ部、内側フラ
ンジ部に形成されかつ第2締結部材の円筒部が挿
通される貫通孔及び継手本体の雄ねじ部に連結さ
れかつ継手本体の環状フランジ部に当接するまで
ねじ込み可能な雌ねじ部を有する。弾性シール部
材は、管部材を挿通する貫通孔及び継手本体のテ
ーパ面に当接するテーパ面を有する。第2締結部
材は、管部材を挿通する貫通孔、非円形断面の一
端及び第1締結部材の雌ねじ部に連結されるねじ
部が形成された他端を有する。座金は、第2締結
部材と弾性シール部材の端面との間に配置され
る。第2締結部材を第1締結部材に対しねじ込ん
だとき、弾性シール部材は継手本体のテーパ面と
管部材との間で押圧される。
部材と、弾性シール部材と、第2締結部材と、座
金とを有する。継手本体は、雄ねじ部がそれぞれ
形成された両端部、一対の管部材が挿通される貫
通孔、各雄ねじ部の仕切舞部に形成された環状フ
ランジ部及び貫通孔の両端部の各々に形成されか
つ内側に縮径するテーパ面を有する。第1締結部
材は、内側に突出する内側フランジ部、内側フラ
ンジ部に形成されかつ第2締結部材の円筒部が挿
通される貫通孔及び継手本体の雄ねじ部に連結さ
れかつ継手本体の環状フランジ部に当接するまで
ねじ込み可能な雌ねじ部を有する。弾性シール部
材は、管部材を挿通する貫通孔及び継手本体のテ
ーパ面に当接するテーパ面を有する。第2締結部
材は、管部材を挿通する貫通孔、非円形断面の一
端及び第1締結部材の雌ねじ部に連結されるねじ
部が形成された他端を有する。座金は、第2締結
部材と弾性シール部材の端面との間に配置され
る。第2締結部材を第1締結部材に対しねじ込ん
だとき、弾性シール部材は継手本体のテーパ面と
管部材との間で押圧される。
作 用
仮組状態の管継手に接続される管部材の端部を
適度な長さで挿入する。仮締めの段階では、継手
本体の環状フランジ部に当接するまで第1締結部
材を継手本体にねじ込む。
適度な長さで挿入する。仮締めの段階では、継手
本体の環状フランジ部に当接するまで第1締結部
材を継手本体にねじ込む。
次に、第2締結部材を第1締結部材に対して締
込むと、弾性シール部材は弾性変形しつつ第1締
結部材のテーパ面と管部材との間に圧入され、テ
ーパ面の楔作用によつて管部材の外周面に密接
し、所要のシール性を確保できる。また、弾性シ
ール部材によつて管部材の傾斜又は移動を弾性的
に吸収してシール性を確保することができる。第
1締結部材のフランジ部に対して第2締結部材の
ナツト部が所定の間隔まで移動したとき、第2締
結部材の締込みを停止する。この間隔は第2締結
部材の最適締込み位置を示す。従つて、常時、最
適締込み量を確認できると共に、全ての作業者に
よつて均一な締込み量で管継手を管部材に取付け
ることができる。また、締込みが不十分な場合、
作業者は第1締結部材に対して第2締結部材の突
出状態を目視できるから、本締めの確認が容易で
あり、不十分な取付を防止することができる。
込むと、弾性シール部材は弾性変形しつつ第1締
結部材のテーパ面と管部材との間に圧入され、テ
ーパ面の楔作用によつて管部材の外周面に密接
し、所要のシール性を確保できる。また、弾性シ
ール部材によつて管部材の傾斜又は移動を弾性的
に吸収してシール性を確保することができる。第
1締結部材のフランジ部に対して第2締結部材の
ナツト部が所定の間隔まで移動したとき、第2締
結部材の締込みを停止する。この間隔は第2締結
部材の最適締込み位置を示す。従つて、常時、最
適締込み量を確認できると共に、全ての作業者に
よつて均一な締込み量で管継手を管部材に取付け
ることができる。また、締込みが不十分な場合、
作業者は第1締結部材に対して第2締結部材の突
出状態を目視できるから、本締めの確認が容易で
あり、不十分な取付を防止することができる。
実施例
以下、第1図〜第3図に示すメカニカル管継手
について本考案の実施例を説明する。筒状の管継
手1の継手本体2は中心面に対して対称な構造を
有するから、図面では、継手本体2の長手方向の
片側のみを示す。しかし、本考案は継手本体2の
片側についてのみ実施することは可能である。
について本考案の実施例を説明する。筒状の管継
手1の継手本体2は中心面に対して対称な構造を
有するから、図面では、継手本体2の長手方向の
片側のみを示す。しかし、本考案は継手本体2の
片側についてのみ実施することは可能である。
金属又は合成樹脂により形成された継手本体2
の端部の外面に雄ねじ部3が形成され、雄ねじ部
3の仕切舞部には環状フランジ部4が形成されて
いる。また、継手本体2の内面には内側方向へ先
細のテーパ面5が形成されている。テーパ面5の
最小内径dは外径Dを有する接続すべき管部材3
0を挿通可能な寸法に設定されている。
の端部の外面に雄ねじ部3が形成され、雄ねじ部
3の仕切舞部には環状フランジ部4が形成されて
いる。また、継手本体2の内面には内側方向へ先
細のテーパ面5が形成されている。テーパ面5の
最小内径dは外径Dを有する接続すべき管部材3
0を挿通可能な寸法に設定されている。
また、継手本体2の雄ねじ部3には、外側ナツ
ト(第1締結部材)6が螺合される。外側ナツト
6の外周はレンチ等の工具を係止できるよう多角
形の形成されている。外側ナツト6の内面には継
手本体2の雄ねじ部3に螺合する雌ねじ部7が形
成される。雌ねじ部7の端部には内側フランジ部
8が設けてあり、内側フランジ部8に形成した貫
通孔9は内側ナツト(第2締結部材)13を挿通
できる内径を有する。
ト(第1締結部材)6が螺合される。外側ナツト
6の外周はレンチ等の工具を係止できるよう多角
形の形成されている。外側ナツト6の内面には継
手本体2の雄ねじ部3に螺合する雌ねじ部7が形
成される。雌ねじ部7の端部には内側フランジ部
8が設けてあり、内側フランジ部8に形成した貫
通孔9は内側ナツト(第2締結部材)13を挿通
できる内径を有する。
外側ナツト6の内部では、中空で円錐台状のゴ
ム製パツキン(弾性シール部材)10が管部材3
0と継手本体2のテーパ面5との間に配置され、
ワツシヤ(リング状座金)11はパツキン10に
隣接して配置される。パツキン10には管部材3
0の外径Dと同一又はこれよりやや小さい内径を
有する貫通孔12aが設けられる。パツキン10
の外側には継手本体2のテーパ面5とほぼ同一傾
斜角を有するテーパ面12が形成してある。
ム製パツキン(弾性シール部材)10が管部材3
0と継手本体2のテーパ面5との間に配置され、
ワツシヤ(リング状座金)11はパツキン10に
隣接して配置される。パツキン10には管部材3
0の外径Dと同一又はこれよりやや小さい内径を
有する貫通孔12aが設けられる。パツキン10
の外側には継手本体2のテーパ面5とほぼ同一傾
斜角を有するテーパ面12が形成してある。
一方、内側ナツト13は、管部材30が挿通可
能な貫通孔13aと、円筒部14と、円筒部14
の一端に形成されかつレンチ等の工具を係止でき
るナツト部15と、円筒部14の他端に設けたね
じ部16とを有する。円筒部14とナツト部15
との間には段差部Aが形成されている。また、円
筒部14の他端に設けた環状フランジ部13bに
ねじ部16が設けられている。ねじ部16は外側
ナツト6の雌ねじ部7に噛合しかつフランジ部8
の内側に当接可能である。内側ナツト13の回転
により外側ナツト6に対し内側ナツト13を軸方
向へ移動することができる。
能な貫通孔13aと、円筒部14と、円筒部14
の一端に形成されかつレンチ等の工具を係止でき
るナツト部15と、円筒部14の他端に設けたね
じ部16とを有する。円筒部14とナツト部15
との間には段差部Aが形成されている。また、円
筒部14の他端に設けた環状フランジ部13bに
ねじ部16が設けられている。ねじ部16は外側
ナツト6の雌ねじ部7に噛合しかつフランジ部8
の内側に当接可能である。内側ナツト13の回転
により外側ナツト6に対し内側ナツト13を軸方
向へ移動することができる。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、外側ナツト6、内側ナツト13、ワツシ
ヤ11及びパツキン10を順次管部材30の端部
に適度な長さで挿し込む。次に、外側ナツト6を
継手本体2の雄ねじ部3に螺合し、継手本体2の
テーパ面5にパツキン10を圧入する。この状態
ではパツキン10は概ねテーパ面5内に圧入さ
れ、内側ナツト13の環状フランジ部13bは外
側ナツト6のフランジ8に当接又は接近し、ねじ
部16は雌ねじ部7に連結している。別法とし
て、管継手1を組立てた後、管部材30を外側ナ
ツト6、内側ナツト13、ワツシヤ11及びパツ
キン10に挿通してもよい。
ヤ11及びパツキン10を順次管部材30の端部
に適度な長さで挿し込む。次に、外側ナツト6を
継手本体2の雄ねじ部3に螺合し、継手本体2の
テーパ面5にパツキン10を圧入する。この状態
ではパツキン10は概ねテーパ面5内に圧入さ
れ、内側ナツト13の環状フランジ部13bは外
側ナツト6のフランジ8に当接又は接近し、ねじ
部16は雌ねじ部7に連結している。別法とし
て、管継手1を組立てた後、管部材30を外側ナ
ツト6、内側ナツト13、ワツシヤ11及びパツ
キン10に挿通してもよい。
続いて、外側ナツト6をレンチ等の工具により
締込む方向に回転させ、外側ナツト6の端部を継
手本体2の環状フランジ部4に当接させて位置決
めする。この予備作業は手締めによる操作で可能
であるるこの際、外側ナツト6のフランジ部8か
ら内側ナツト13のナツト部15が離間している
から、作業者は本締め作業の必要性を確認でき
る。
締込む方向に回転させ、外側ナツト6の端部を継
手本体2の環状フランジ部4に当接させて位置決
めする。この予備作業は手締めによる操作で可能
であるるこの際、外側ナツト6のフランジ部8か
ら内側ナツト13のナツト部15が離間している
から、作業者は本締め作業の必要性を確認でき
る。
続いて、レンチ等の工具を用いて内側ナツト1
3を回転し、内側ナツト6に対してねじ込み方向
に移動させる。この場合、ねじ込みの初期段階で
は手締めによる回転も可能である。ねじ部16が
外側ナツト6側の雌ねじ部7に沿つて移動するこ
とにより、内側ナツト13は外側ナツト6内に向
かつて図の右方向に移動する。内側ナツト13の
前進でワツシヤ11を介してパツキン10が弾性
変形しつつ継手本体のテーパ面5と管部材30と
の間に圧入される。
3を回転し、内側ナツト6に対してねじ込み方向
に移動させる。この場合、ねじ込みの初期段階で
は手締めによる回転も可能である。ねじ部16が
外側ナツト6側の雌ねじ部7に沿つて移動するこ
とにより、内側ナツト13は外側ナツト6内に向
かつて図の右方向に移動する。内側ナツト13の
前進でワツシヤ11を介してパツキン10が弾性
変形しつつ継手本体のテーパ面5と管部材30と
の間に圧入される。
内側ナツト13による締込み中、内側ナツト1
3のナツト部15の端部、例えば、段差部Aは外
側ナツト6のフランジ8面に対し接近する。この
場合、最適締込位置は、フランジ8の外面と段差
部Aとの相対的位置により決定される。図示の例
では、最適締込位置は、フランジ8の外面と段差
部Aとが管部材30の半径方向のほぼ同一平面上
となる位置である。この段階で、作業者は内側ナ
ツト13が第2図に示す最適締込位置に達したこ
とを知る。最適締込位置では、ワツシヤ11を介
してパツキン10は継手本体2のテーパ面5内に
強力に押圧され、パツキン10管部材30の外面
及び継手本体2のテーパ面5に弾性的に密接す
る。このように、楔作用を行うパツキン10の圧
入によつて、継手本体2に対して管部材30が傾
斜又は移動する流体圧を又は外力を受けてもパツ
キン10はシール性を低下することなく、管部材
30の傾斜又は移動を弾性的に吸収する。パツキ
ン10は半径方向へ拡径する力を継手本体2の端
部に与えるため、外側ナツト6の内面に反力と摩
擦力を与えて、外側ナツト6のゆるみを防止する
ことができる。
3のナツト部15の端部、例えば、段差部Aは外
側ナツト6のフランジ8面に対し接近する。この
場合、最適締込位置は、フランジ8の外面と段差
部Aとの相対的位置により決定される。図示の例
では、最適締込位置は、フランジ8の外面と段差
部Aとが管部材30の半径方向のほぼ同一平面上
となる位置である。この段階で、作業者は内側ナ
ツト13が第2図に示す最適締込位置に達したこ
とを知る。最適締込位置では、ワツシヤ11を介
してパツキン10は継手本体2のテーパ面5内に
強力に押圧され、パツキン10管部材30の外面
及び継手本体2のテーパ面5に弾性的に密接す
る。このように、楔作用を行うパツキン10の圧
入によつて、継手本体2に対して管部材30が傾
斜又は移動する流体圧を又は外力を受けてもパツ
キン10はシール性を低下することなく、管部材
30の傾斜又は移動を弾性的に吸収する。パツキ
ン10は半径方向へ拡径する力を継手本体2の端
部に与えるため、外側ナツト6の内面に反力と摩
擦力を与えて、外側ナツト6のゆるみを防止する
ことができる。
本考案の上記の実施例では下記の特徴が得られ
る。
る。
内側ナツト13を常に最適締込位置にねじ込
むことにより、パツキン10を破損することな
く一対の管部材30,31を接続できるので、
施工作業中の締込量の均一が図られ、長期間優
れたシール性を維持することが可能となる。
むことにより、パツキン10を破損することな
く一対の管部材30,31を接続できるので、
施工作業中の締込量の均一が図られ、長期間優
れたシール性を維持することが可能となる。
内側ナツト13のねじ込み位置を目視確認で
きるので、流体の漏洩防止に対する信頼性が格
段に向上する。
きるので、流体の漏洩防止に対する信頼性が格
段に向上する。
外側ナツト6を継手本体2に螺合した後、継
手本体2の端部と内側ナツト13との間に間隙
が形成されるため、種々の異なる幅又は内径を
有するパツキン10を使用することができる。
このため、異なるかつ広範囲の管種を有する管
部材30,31を使用することができるから、
管継手1の汎用性が拡大する。
手本体2の端部と内側ナツト13との間に間隙
が形成されるため、種々の異なる幅又は内径を
有するパツキン10を使用することができる。
このため、異なるかつ広範囲の管種を有する管
部材30,31を使用することができるから、
管継手1の汎用性が拡大する。
外側ナツト6を継手本体2に螺合した仮締め
後は、外側ナツト6の内側フランジ8と内側ナ
ツト13の環状フランジ部13bとが当接して
内側ナツト13の脱落を防止することができ、
取扱及び運搬に便利である。
後は、外側ナツト6の内側フランジ8と内側ナ
ツト13の環状フランジ部13bとが当接して
内側ナツト13の脱落を防止することができ、
取扱及び運搬に便利である。
本考案の上記実施例は種々の変更が可能であ
る。例えば、上記管継手1は一般的な管状構造の
ものを示したが、エルボ型、T型、Y型又はクロ
ス型等種々の構造の管継手に本考案を実施できる
ことは理解されよう。また最適締込位置はフラン
ジ8の外面と段差部Aとが同一平面上ではなく、
段差部Aがフランジ8の外面の内側又は外側とな
つてもよい。いずれの場合でも、段差部Aとフラ
ンジ8の外面との感覚によつて最適締込位置を目
視で確認することが可能である。
る。例えば、上記管継手1は一般的な管状構造の
ものを示したが、エルボ型、T型、Y型又はクロ
ス型等種々の構造の管継手に本考案を実施できる
ことは理解されよう。また最適締込位置はフラン
ジ8の外面と段差部Aとが同一平面上ではなく、
段差部Aがフランジ8の外面の内側又は外側とな
つてもよい。いずれの場合でも、段差部Aとフラ
ンジ8の外面との感覚によつて最適締込位置を目
視で確認することが可能である。
考案の効果
以上説明したように、本考案による管継手で
は、第2締結部材を常に最適締込位置にねじ込む
ことにより、弾性シール部材を破損することなく
管部材を接続できるので、施工作業中の締込量の
均一化が図られ、長期間優れたシール性を維持す
ることが可能となる。また、第2締結部材のねじ
込み位置を目視確認できるので、本締めの確認が
容易であり、流体の漏洩防止に対する信頼性を格
段に向上する。
は、第2締結部材を常に最適締込位置にねじ込む
ことにより、弾性シール部材を破損することなく
管部材を接続できるので、施工作業中の締込量の
均一化が図られ、長期間優れたシール性を維持す
ることが可能となる。また、第2締結部材のねじ
込み位置を目視確認できるので、本締めの確認が
容易であり、流体の漏洩防止に対する信頼性を格
段に向上する。
第1図〜第3図は、本考案によるメカニカル式
管継手の実施例を示し、第1図及び第2図は締込
前と締込後のそれぞれの形態を示す組立断面図、
第3図は全体の分解斜視図である。第4図は従来
のメカニカル式管継手の断面図を示す。 2……継手本体、3……雄ねじ部、5……テー
パ面、6……外側ナツト(第1締結部材)、7…
…雌ねじ部、8……フランジ部、10……パツキ
ン(弾性シール部材)、12b……テーパ面、1
1……ワツシヤ(リング状座金)、13……内側
ナツト(第2締結部材)、15……ナツト部。
管継手の実施例を示し、第1図及び第2図は締込
前と締込後のそれぞれの形態を示す組立断面図、
第3図は全体の分解斜視図である。第4図は従来
のメカニカル式管継手の断面図を示す。 2……継手本体、3……雄ねじ部、5……テー
パ面、6……外側ナツト(第1締結部材)、7…
…雌ねじ部、8……フランジ部、10……パツキ
ン(弾性シール部材)、12b……テーパ面、1
1……ワツシヤ(リング状座金)、13……内側
ナツト(第2締結部材)、15……ナツト部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 雄ねじ部が形成された端部、管部材が挿通され
る貫通孔、各雄ねじ部の仕切舞部に形成された環
状フランジ部及び貫通孔の両端部の各々に形成さ
れかつ内側に縮径するテーパ面を有する継手本体
と、 内側に突出する内側フランジ部、内側フランジ
部に形成されかつ第2締結部材の円筒部が挿通さ
れる貫通孔及び継手本体の雄ねじ部に連結されか
つ継手本体の環状フランジ部に当接するまでねじ
込み可能な雌ねじ部を有する第1締結部材と、 管部材を挿通する貫通孔及び継手本体のテーパ
面に当接するテーパ面を有する弾性シール部材
と、 管部材を挿通する貫通孔、非円形断面の一端及
び第1締結部材の雌ねじ部に連結されるねじ部が
形成された他端を有する第2締結部材と、 第2締結部材と弾性シール部材の端面との間に
配置された座金と、 を備え、第2締結部材を第1締結部材に対しねじ
込んだとき、弾性シール部材は継手本体のテーパ
面と管部材との間で押圧されることを特徴とする
管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034589U JPH0547348Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034589U JPH0547348Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329793U JPH0329793U (ja) | 1991-03-25 |
JPH0547348Y2 true JPH0547348Y2 (ja) | 1993-12-13 |
Family
ID=31639872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034589U Expired - Lifetime JPH0547348Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547348Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP9034589U patent/JPH0547348Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329793U (ja) | 1991-03-25 |
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