JP2535710Y2 - 燃料圧力センサの取付け装置 - Google Patents

燃料圧力センサの取付け装置

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JP2535710Y2
JP2535710Y2 JP3148991U JP3148991U JP2535710Y2 JP 2535710 Y2 JP2535710 Y2 JP 2535710Y2 JP 3148991 U JP3148991 U JP 3148991U JP 3148991 U JP3148991 U JP 3148991U JP 2535710 Y2 JP2535710 Y2 JP 2535710Y2
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JP
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pressure sensor
ring
pressure
fuel pressure
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岳志 ▲高▼橋
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
蓄圧配管に使用される燃料圧力センサの取付け装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃料噴射装置とし
て、高圧の燃料を蓄圧し、その圧力により各気筒に燃料
供給を行なう蓄圧配管を使用するものが、特開平1−26
7355号に記載されている。
【0003】燃料供給量は、蓄圧配管内の燃料圧に依存
する。従って、ディーゼルエンジンの回転数及び負荷に
応じた適当量の燃料を供給するために、蓄圧配管内の燃
料圧を回転数及び負荷に応じて正確に制御する必要があ
り、その制御には、現状の燃料圧を知るための圧力セン
サが不可欠である。
【0004】一般的な圧力センサの取付け状態を図3に
示す。同図において、圧力センサ1には、本体2と、圧
力検出のためのダイヤフラム3a等を先端に有する圧力
検出部3とを具備し、本体2には、取付けのための雄ネ
ジ部2aと締付トルクを与える頭部2bとが設けられて
いる。
【0005】図3のシール部分の拡大図である図4にお
いて、圧力検出部3は、本体2より小径の円柱形であ
り、本体2と同軸である。本体2の環状の端面は、圧力
センサ1側のシール面2cであり、このシール面2cに
対向する蓄圧配管4の段部4aに設けられたOリング溝
4b内に位置する金属製のOリング5が、圧力センサ1
側のシール面2cと、Oリング溝4bの底面とによって
つぶされて蓄圧配管4内のシールを行なう。
【0006】圧力センサ1の圧力検出部3は、ダイヤフ
ラム3a等を有する先端はもとより、側面においても燃
料以外の他の物質により押圧されると正確な燃料圧を検
出することができなくなるので、圧力検出部3が位置す
る蓄圧配管4の孔部4cは、圧力検出部3に対して余裕
を持って加工されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】Oリング5は、つぶれ
た状態における内径が、圧力センサ1の圧力検出部3の
外径よりわずかに大きいだけなので、Oリング溝4bが
蓄圧配管4の雌ネジ部に対して高度の同芯に加工されて
いないと、図3に示すようにOリング5の内面が圧力検
出部3を押圧することになる。これにより正確な燃料圧
が検出できないことがある。
【0008】また、金属製のOリング5は、蓄圧配管4
内の運転状態により変動する高い圧力(120bar〜1300ba
r)を確実にシールするために適切なつぶし代が必要であ
り、このつぶし代はOリング溝4bの深さに依存する。
従って、Oリング溝4bは、高い同心度に加えて、高精
度の深さ加工も必要である。
【0009】このようなOリング溝4bの加工は非常に
難しく、いずれかの要求において加工不良となることが
あり、その時は、Oリング溝4bが蓄圧配管4に直接加
工されているために、その蓄圧配管4は廃却処分とな
る。これはディーゼルエンジンの燃料噴射装置のコスト
アップの要因となる。
【0010】また、圧力センサ1の脱着時に、通常Oリ
ング5は交換されるが、Oリング5は高圧により外方向
に塑性変形し、Oリング溝4bの外周部に密着して容易
には取外すことができない。無理をしてOリング5を取
外す際に、Oリング溝4bのシール面を傷つけることが
あり、この場合は蓄圧配管4も交換しなければならな
い。
【0011】従って、本発明の目的は、蓄圧配管のシー
ル部の加工不良を防止し、またOリングの交換を容易に
する燃料圧力センサの取付け装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案による燃料圧力センサの取付け装置は、前
記燃料圧力センサが取付けられる蓄圧配管に、前記燃料
圧力センサの本体の一部が挿入される第1の孔部と、前
記本体の端面に同軸に位置する前記本体より小径の圧力
検出部が接触することなく挿入される前記第1の孔部よ
り小径の第2の孔部とを設け、前記燃料圧力センサの本
体の端面に形成された環状のシール面と、前記シール面
と対向し、前記蓄圧配管側のシール面を形成する環状の
平らな段部との間に、Oリングと共に、前記Oリングの
外側に位置するリング部材を介在させて、前記燃料圧力
センサを所定軸力のもとで前記蓄圧配管に固定し、前記
リング部材の厚さを、前記Oリングに所定のつぶし代を
与える寸法に形成すると共に、前記リング部材の外径
を、前記第1の孔部の下側内面と所定のはめ合いを形成
する寸法とし、内径を前記Oリングより定まる所定寸法
としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】前述の構造とすると、蓄圧配管には、高度な加
工を必要とするOリング溝を加工しないのでシール部の
加工不良は防止され、燃料圧力センサの脱着の際のOリ
ングの交換は、Oリングが内圧により塑性変形して外側
のリング部材に密着していても、リング部材と共に容易
に取外すことができる。
【0014】
【実施例】図1に本考案の燃料圧力センサの取付け装置
を示す。同図において、圧力センサ1は、従来例を示す
図3と同一形状のものである。
【0015】蓄圧配管4には、圧力センサ1の本体2の
一部が挿入される第1の孔部4dと、圧力センサ1の圧
力検出部3が接触することなく挿入される前記第1の孔
部4dより小径の第2の孔部4cとが設けられている。
【0016】第1の孔部4dと第2の孔部4cの段差4
aは、圧力センサ1の環状のシール面2cと対向する平
らな表面である。この段差4aは、蓄圧配管4側のシー
ル面となっており、圧力センサ1のシール面2cとの間
に、金属製のOリング5と、Oリング5の外側に位置
し、Oリング5により定まる所定寸法の内径及び第1の
孔部4dの下側内面と所定のはめ合いを形成する外径を
有するリング部材6を設ける。
【0017】圧力センサ1の固定は、圧力センサ1の雄
ネジ2aと蓄圧配管4の第1の孔部4dの上側に設けら
れた雌ネジ部との螺合によって行なわれる。
【0018】Oリング5の位置は、蓄圧配管4の第1の
孔部4dの下側内面と所定のはめ合いを形成するリング
部材6によって決定されるが、第1の孔部4dの下側内
面は、上側の雌ネジ部を加工する前の下穴であり、特別
高精度の加工機械を使用しなくても上側の雌ネジ部に対
して高い同心度を有するために、Oリング5が圧力セン
サ1に対して偏心して圧力検出部3を押圧することはな
い。
【0019】また、Oリング5により確実なシール性を
保証するために、Oリング5に適切なつぶし代を与える
リング部材6の厚さは、高精度に加工されなければなら
ないが、蓄圧配管4に直接正確な深さを有するOリング
溝を加工するのに比べて加工が容易であることは明らか
であり、もし加工不良が発生しても、小さなリング部材
6を交換すればよく、コストアップとはならない。
【0020】また、圧力センサ1の脱着の際のOリング
5の交換は、Oリング5が内圧により塑性変形してリン
グ部材6に密着するが、リング部材6と共に容易に取外
すことができるために、この時に蓄圧配管4のシール面
である段部4aを傷つけることなはい。
【0021】
【考案の効果】このように、本考案の燃料圧力センサの
取付け装置は、蓄圧配管のシール部分の加工が簡単で、
しかも高精度の加工機材を使用しないで確実に行なうこ
とができるために、蓄圧配管の加工不良を防止すること
ができ、また圧力センサの脱着の際のOリング交換が、
蓄圧配管のシール面を傷つけることなく容易に行なうこ
とができ、これは、それらの蓄圧配管廃却によるディー
ゼルエンジンの燃料噴射装置のコストアップを防止する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による燃料圧力センサの取付け装置の断
面図である。
【図2】図1のシール部の拡大図である。
【図3】従来の燃料圧力センサの取付け状態を示す断面
図である。
【図4】図3のシール部の拡大図である。
【符号の説明】
1…圧力センサ 3…圧力検出部 4…蓄圧配管 5…Oリング 6…リング部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料圧力センサが取付けられる蓄圧配管
    に、前記燃料圧力センサの本体の一部が挿入される第1
    の孔部と、前記本体の端面に同軸に位置する前記本体よ
    り小径の圧力検出部が接触することなく挿入される前記
    第1の孔部より小径の第2の孔部とを設け、前記燃料圧
    力センサの本体の端面に形成された環状のシール面と、
    前記シール面と対向し、前記蓄圧配管側のシール面を形
    成する環状の平らな段部との間に、Oリングと共に、前
    記Oリングの外側に位置するようにリング部材を介在さ
    せて、前記燃料圧力センサを所定軸力のもとで前記蓄圧
    配管に固定し、前記リング部材の厚さを、前記Oリング
    に所定のつぶし代を与える寸法に形成すると共に、前記
    リング部材の外径を前記第1の孔部の下側内面と所定の
    はめ合いを形成する寸法とし、内径を前記Oリングによ
    り定まる所定寸法としたことを特徴とする燃料圧力セン
    サの取付け装置。
JP3148991U 1991-05-08 1991-05-08 燃料圧力センサの取付け装置 Expired - Lifetime JP2535710Y2 (ja)

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JPH04126093U JPH04126093U (ja) 1992-11-17
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JP2011163957A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Yamato Scale Co Ltd 扉の防水構造および計量装置
JP5958691B2 (ja) * 2012-03-30 2016-08-02 ミネベア株式会社 圧力センサ
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