JPH0224968Y2 - - Google Patents

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JPH0224968Y2
JPH0224968Y2 JP1985079870U JP7987085U JPH0224968Y2 JP H0224968 Y2 JPH0224968 Y2 JP H0224968Y2 JP 1985079870 U JP1985079870 U JP 1985079870U JP 7987085 U JP7987085 U JP 7987085U JP H0224968 Y2 JPH0224968 Y2 JP H0224968Y2
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JP
Japan
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flange
spigot
diameter
circular
spigot member
Prior art date
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JP1985079870U
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JPS61194814U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガス機器や空気器機等の接続口にス
ピゴツト部材をねじ込みにより密封し、又は密封
状に接続する装置、特にガス漏れや空気漏れを完
全に防止するようにしたシール機構付きスピゴツ
ト装置に関する。
(従来の技術) この種の接続金具においては、通常一般にはシ
ール面にゴムパツキンが使用されるが、ゴムパツ
キンは腐蝕性の強いガスに対する耐蝕性が問題に
なるため長期に亘る使用箇所には制限があつた。
そこで、これに対応するものとして金属製のシー
ル鍔を口金体と同一体に設けたものが、実公昭58
−15688号にみられるように本願人によつて提案
されている。公知の口金接続装置は、第5図に示
すように口金体11と雄ねじ体12との間の軸部
中間にシール鍔13を一体形成して雄ねじ体12
を接続口(ねじ孔)14に螺入緊締するとシール
鍔13が根元から剪断して接続口前面15と口金
端面16との間に挾圧されるものであるが、これ
には次の問題点を有する。
シール鍔が口金端面のストレートな面によつ
て直かに押圧されるため平行な2つのシール面
を高精度に加工することが困難で漏れを生じ易
い。
六角、その他異形の口金体では口金端面の加
工に制限があり、実施できないことがある。
溝幅が狭く且つ溝底が深いので加工が難し
く、切削工具の破損が激しくなり、コスト高に
なる。
深くて狭い溝底に切り粉やゴミ、ホコリ等が
留り易く、又それが取り難いため漏れの原因に
なる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従来の技術に有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、スピゴツト部材のねじ部を締付け方向
へ回わし続けることによりシールフランジが破断
して挟圧的に係合し、対向する2つのシール面の
密着性を確実にしてガス又は空気の漏れを完全に
なくすようにするとともに、切削加工を容易にし
て加工精度の高い、安価で実用的なシール機構付
きスピゴツト装置を提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案におけるシ
ール機構付きスピゴツト装置は、スピゴツト部材
の前端面に軸部を介して突設した雄ねじ体を、本
体側のねじ孔からなる接続口に螺入緊締するよう
にした装置において、スピゴツト部材の前端面に
スピゴツト部材の外径又は対角径より小さく、且
つ雄ねじ体の外径より大きい直径の円形段部を一
体に設けるとともに、ねじの締付けにより軸部か
ら破断するように円形段部と雄ねじ体の間におい
て軸部に一体的なものとしてシールフランジを形
成してなり、前記シールフランジは、この前後に
アンダーカツト状の周溝を介してフランジの付根
が軸部に対して全周均一な接続部をもつて且つス
ピゴツト部材の円形段部に対向して一体に形成さ
れ、而も該シールフランジは前記円形段部の直径
と少なくとも同径で且つ円形段部に対向する側の
フランジ後面に前方広がりのテーパ面を形成して
なるものである。
そして上記装置は、スピゴツト部材の前端面の
円形段部を、その前面がシールフランジのテーパ
ー面に対し平面に形成することが好ましい。
(実施例) 本考案の好ましい実施例を次に示す。
第1〜2図において、1はスピゴツト部材、2
は雄ねじ体、3は軸部4の中空に一体形成したシ
ールフランジである。スピゴツト部材1の内端面
には直径Dが雄ねじ体2の外径dより大きい円形
段部5を一体に設ける。シールフランジ3は円形
段部5と雄ねじ体2との間の軸部4の中間に前後
に周溝6,7を存して一体に形成するが、その外
径は円形段部5と同径となす。又このシールフラ
ンジ3は円形段部5との対向側を外広がりの傾斜
θをもつたテーパ面3aとなす。
スピゴツト部材1は図示例のような六角体、又
は円筒形、或いはその他の異形体として形成され
るが、どのような形状でも前端面の円形段部5を
シールフランジ3に対応する円板形に形成するこ
とでシールフランジに対する押圧面を容易且つ適
正に高精度に仕上げることができる。
第4図はシールフランジ3と円形段部5の成形
加工法を示している。周溝6,7は切削工具によ
る押し切りで加工するが、この際段部5a及び鍔
部の周面3bをカツトし、さらにテーパ面3aを
工具の前傾によつて加工すれば高精度に本考案品
を製作することができる。
(作用) スピゴツト部材1の雄ねじ体2を本体8側の接
続口(ねじ孔)9に挿入して締付け方向へ回わし
続けると、シールフランジ5の前面が接続口9の
まわりの端面8aに当接して以後の進入を阻止す
るが、引き続き強制的に螺入していくと、シール
フランジ3は、後方へ押動する荷重を受ける為
に、横向きV形に変形しつつ端面8aと円形段部
5の平らな前面5aの間に挟圧される。さらに、
その後も休まず強制圧入を続けるとついに、限界
を越え、その時点でシールフランジ3は付根から
引きち切り状に破断する。したがつてシールフラ
ンジは軸部4から離れて第1図に示すように端面
8aと円形段部5の前面5aの間に強圧着され
る。
この際、シールフランジ3の後面は、テーパ面
3aとされ、根元に向う程肉厚が大きいので、根
元からテーパの膨らみを押しつぶすように変形さ
せられる。従つてフランジの挟圧力は根本に近い
挟持部が最大となり、外周に向う程弱くなるが、
この押圧変形によつて完全密閉のシールが得られ
る。
(効果) 本考案は、スピゴツト部材1の前端面にスピゴ
ツト部材1の外径又は対角径D′より小さく、且
つ雄ねじ体2の外径dより大きい直径Dの円形段
部5を一体に設けるとともに、ねじの締付けによ
り軸部4から破断するように円形段部5と雄ねじ
体2の間において軸部4に一体的なものとしてシ
ールフランジ3を形成してなり、前記シールフラ
ンジ3は、この前後にアンダーカツト状の周溝
6,7を介してフランジの付根が軸部4に対して
全周均一な接続部をもつて且つスピゴツト部材1
の円形段部5に対向して一体に形成され、而も該
シールフランジ3は前記円形段部5の直径Dと少
なくとも同径で且つ円形段部5に対向する側のフ
ランジ後面に前方広がりのテーパ面3aを形成し
たので、スピゴツト部材の雄ねじ体を締付け方向
へ回わし続けることによりシールフランジが破断
して本体側の端面と円形段部の間に密着するよう
に挟圧されるものであり、特に挟圧力が進むにつ
れてシールフランジは後面のテーパ面が押しつぶ
しにより変形して密着するが、テーパにより根本
側に向う程強力な圧着となつて完全密閉で漏れを
完全に防ぐことができる。
又、ねじの締付けによるシールフランジの挟圧
は、ピスゴツト部材の前端面に突設した一体もの
の円形段部が受台の作用をして集中的に強力な荷
重をかけるかたちになるため、シール性を一段と
高める効果がある。
又円形段部とテーパ面の存在によつて切削加工
が容易となり、精度の高い品質の優れた製品を簡
単安価に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の縦断側面図、第2図は同
締結前の縦断側面図、第3図は第2図A−A線の
断面図、第4図は要部の拡大断面図、第5図は従
来例の装置を示す断面図である。 1……スピゴツト部材、2……雄ねじ体、3…
…シールフランジ、4……軸部、5……円形段
部、6,7……周溝、8……本体、9……接続
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スピゴツト部材1の前端面に軸部4を介して
    突設した雄ねじ体2を、本体8側のねじ孔から
    なる接続口9に螺入緊締するようにした装置に
    おいて、スピゴツト部材1の前端面にスピゴツ
    ト部材1の外径又は対角径D′より小さく、且
    つ雄ねじ体2の外径dより大きい直径Dの円形
    段部5を一体に設けるとともに、ねじの締付け
    により軸部4から破断するように円形段部5と
    雄ねじ体2の間において軸部4に一体的なもの
    としてシールフランジ3を形成してなり、前記
    シールフランジ3は、この前後にアンダーカツ
    ト状の周溝6,7を介してフランジの付根が軸
    部4に対して全周均一な接続部をもつて且つス
    ピゴツト部材1の円形段部5に対向して一体に
    形成され、而も該シールフランジ3は前記円形
    段部5の直径Dと少なくとも同径で且つ円形段
    部5に対向する側のフランジ後面に前方広がり
    のテーパ面3aを形成してなることを特徴とす
    るシール機構付きスピゴツト装置。 (2) 前記スピゴツト部材1の前端面の円形段部5
    を、その前面5aがシールフランジ3のテーパ
    ー面3aに対し平面に形成してなる前記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のシール機構付き
    スピゴツト装置。
JP1985079870U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPH0224968Y2 (ja)

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JPS61194814U JPS61194814U (ja) 1986-12-04
JPH0224968Y2 true JPH0224968Y2 (ja) 1990-07-10

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JPS4813649B1 (ja) * 1969-06-11 1973-04-28

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