JPH021584Y2 - - Google Patents

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JPH021584Y2
JPH021584Y2 JP1983107609U JP10760983U JPH021584Y2 JP H021584 Y2 JPH021584 Y2 JP H021584Y2 JP 1983107609 U JP1983107609 U JP 1983107609U JP 10760983 U JP10760983 U JP 10760983U JP H021584 Y2 JPH021584 Y2 JP H021584Y2
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JP
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tip
enlarged diameter
pipe
diameter portion
bead
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JP1983107609U
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JPS6016082U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、パイプの継手構造に係り、特に自動
車用空気調和装置の冷媒配管などにおいて使用さ
れるものに関する。
(従来の技術) 例えば、自動車用空気調和装置には冷房サイク
ル系を構成する冷媒配管の他に温水配管等が設け
られており、冷媒またはエンジン冷却水等の温水
を熱交換器に導き、空気を冷却及び加熱すること
により車室内の冷暖房を行なつていることは周知
の通りである。
しかして、この配管を連結し、所定の冷房サイ
クル系に組立てるには、パイプ相互を継手によつ
て連結するが、この継手には従来から第1図に示
すような継手が用いられている。
このパイプ継手1は、第1パイプP1の先端部
にビード部2を形成し、このビード部2の後端面
2aに当接する内端面3aを有するナツト3と、
第2パイプP2の端部に拡径部5を形成し、この
拡径部5に内端面6が当接するユニオン7を螺合
し、両パイプP1,P2を連結するようにしている。
また、これら両パイプP1,P2間のシールは、
前記拡径部5の内端面5dと、第1パイプP1
先端部10の外周面10aと、ビード部2の前端
面2bとの間にOリング4を介装し、このOリン
グ4をパイプの半径方向に押圧することにより行
われる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このナツト3とユニオン7との締付
けが過多となつたときとか、繰返し締付けを行う
時に前記拡径部5の先端部5aが破損することが
ある。
また、この種のパイプ継手での着脱作業は規格
スパナを2本使用し、一方のスパナでユニオン7
を固定したうえで他方のスパナでナツト3を回転
させパイプの連結作業を行うため、締付トルク値
の制御は困難である。
特に、この締付が過多になると、第2図に示す
ようにユニオン7の内端面6の先端部8が、パイ
プP2の拡径部5の先端部5aを変形させ、ここ
を薄肉化し、その余剰肉を図中上方へ押し上げる
ようになる。
このようになつたとき、このパイプ継手1の連
結を解くためにナツト3を図中右方へ移動させよ
うとしても、このナツト3の雌ねじ先端9の位置
より前記拡径部5の先端部5aの方が図上hだけ
大きくなり、このナツト3を外すことができなく
なる虞れもある。
これを防止するためにこの拡径部5の先端部5
aの部分の高さを小さくすればよいが、もともと
この部分は規格ネジ径に制約され、0.5mm〜1mm
程度のきわめて小さなものであるため、このよう
な加工も難しい。
さらに、この拡径部5の内端面5dと第1パイ
プP1の先端部10の外周面10aとの間の距離
lはOリング4の圧縮率(通常Oリング径の25
%)を確保しなければならないため、厳格に規制
されており、この拡径部5の内方への変形も許さ
れない。
このため前記ナツト3とユニオン7との締付作
業は慎重を要し、持にエンジンルーム等の狭い場
所での作業ではトルク値の制御の困難性を伴うこ
とになつている。
本考案は上述した従来の欠点に着目し、これを
改善するためになされたもので、従来と同様の方
法で締付作業を行うにも拘ず、ナツトの外れ不能
という事態が発生しないパイプの継手構造を提供
することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、接続すべ
き一方のパイプの先端部外周にビード部を形成
し、他方のパイプの端部に拡径部を形成すると共
に、この拡径部の内端面と先端部の外周面と前記
ビード部の前端面との間にOリング等のシール部
材を抱持することにより前記シール部材を前記パ
イプの半径方向に押圧し、前記拡径部に内端面を
係合させたユニオンと、前記ビード部に内端面を
係合させたナツトとを、前記パイプの半径方向に
対して前記拡径部の先端部と近接した位置で螺合
し締付けることにより、前記拡径部の先端部を前
記ビード部に当接させて両パイプを連結するよう
にしたパイプの継手において、前記拡径部の先端
部に当該先端部の基部に対してほぼ直立する立片
を形成し、当該立片が前記ビード部に沿つて変形
するように前記ユニオンの先端部内周縁にテーパ
部を形成してなるパイプの継手構造である。
(作用) このように構成した本考案にあつては、ナツト
とユニオンとを螺合し、軽く締付けていくと、拡
径部の先端部がビード部に当接した所で停止す
る。このとき、ユニオンのテーパ部と、拡径部の
先端部との間に空間部が生じている。
この状態からさらに締付けると、前記拡径部の
先端部に形成した立片がユニオンの先端部に加圧
されて、基部を中心に傾動し、テーパ部に沿つた
状態となる。
この時点で締付トルクは相当大きくなるため、
作業者は所定位置まで締付けたことが分るが、さ
らに締付けると、テーパ部とビード部との間の立
片は薄肉化しようとするが、この余剰肉はテーパ
部により加圧され、ビード部に沿つて変形するこ
とになる。
したがつて、この立片の先端はこのテーパ部に
指向させられ、所定の高さ以上には半径方向に拡
開せず、締付ければ締付ける程ビードの外周面に
沿つて変形することになる。
このため、拡径部の先端部と雌ねじの先端との
間にギヤツプが生じ、ナツトをゆるめて外すとき
にも、パイプの余剰肉が邪魔をすることはない。
また、この締付を行うときもテーパ部で加圧す
るために、締付力も所定値以上になりにくく、拡
径部の先端部がビード部とユニオンの先端とによ
り切断される虞れもない。
(実施例) つぎに本考案の一実施例を第3図乃至第6図に
より説明するが、第1,2図と共通する部分には
同じ符号を付し、その説明は省略する。
第3図に示す本考案による継手パイプ20は、
第4図に示すように、ユニオン7の先端部7aの
内周縁に、例えば45゜のテーパ部21を形成し、
前記パイプP2の拡径部5の先端部5aはその基
部5bよりほぼ直立に立設した立片5cを有して
おり、特に前記テーパ部21との間に空間部22
が生じるようにしている。
このように構成した継手20の締付作用を説明
する。
まずナツト3とユニオン7とを螺合し、軽く締
付けていくと、第4図に示すようにパイプP2
先端部5aがビード部2に当接した所で停止す
る。
このとき、ユニオン7のテーパ部21と、拡径
部5の先端部5aとの間に空間部22が生じてい
る。
この状態からさらに締付けると、前記立片5c
がユニオン7の先端部7aに加圧されて、基部5
bを中心に傾動し、第5図に示すようにテーパ部
21に沿つた状態となる。
この時点で締付トルクは相当大きくなるため、
作業者は所定位置まで締付けたことが分るが、さ
らに締付けると、テーパ部21とビード部2との
間の立片5cは薄肉化し、その余剰肉は図中上方
へ伸びようとする。
ところが、この余剰肉はテーパ部21により加
圧され、第6図に示すようにビード部2に沿つて
変形することになる。
したがつて、この立片5cの先端はこのテーパ
部21により下方へ下方へと指向させられ、所定
の高さ以上には上方へ上らず、締付ければ締付け
る程ビード2の外周面に沿つて変形することにな
る。
このため、立片5cの先端と雌ねじの先端9と
の間にh1というギヤツプが生じ、ナツト3をゆる
めて外すときにも、前述したパイプP2の余剰肉
が邪魔をすることはない。
また、この締付を行うときもテーパ部21で加
圧するために、単位面積当たりの締付力も所定値
以上になりにくく、立片5cがビード部2とユニ
オン7の先端とにより切断される虞れもない。
なお、上述した実施例はテーパ部21を45゜の
傾斜にしたものであるが、この傾斜はパイプの材
料若しくは肉厚等を考慮して適宜決定すればよ
い。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、拡径部の先
端部がビード部に沿つて変形するようにユニオン
の先端部内周縁にテーパ部を形成したため、パイ
プ締付時の余剰肉がナツトを外すときに邪魔にな
ることもなく、しかも締付トルクを大きくしても
この力は斜面を押すことになるため、力が分散さ
れ、パイプ自体を押し潰すこともなく、さらに締
付時の力も所定値以上にはなりにくいという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の継手構造を示す半部を断面した
半断面側面図、第2図は第1図の要部拡大断面
図、第3図は本考案によるパイプ継手構造の半部
を断面した半断面側面図、第4,5,6図は締付
作業経過を示す要部断面図である。 2……ビード部、2b……前端面、3……ナツ
ト、3a……内端面、4……Oリング、5……拡
径部、5a……先端部、5b……基部、5c……
立片、5d……内端面、6……ユニオンの内端
面、7……ユニオン、7a……先端部、10……
一方のパイプの先端部、20……継手、21……
テーパ部、P1……一方のパイプ、P2……他方の
パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続すべき一方のパイプP1の先端部10外周
    にビード部2を形成し、 他方のパイプP2の端部に拡径部5を形成する
    と共に、この拡径部5の内端面5dと前記先端部
    10の外周面10aと前記ビード部2の前端面2
    bとの間にOリング等のシール部材4を抱持する
    ことにより前記シール部材4を前記パイプP1,
    P2の半径方向に押圧し、 前記拡径部5に内端面6を係合させたユニオン
    7と、前記ビード部2に内端面3aを係合させた
    ナツト3とを、前記パイプP1,P2の半径方向
    に対して前記拡径部5の先端部5aと近接した位
    置で螺合し締付けることにより、前記拡径部5の
    先端部5aを前記ビード部2に当接させて両パイ
    プP1,P2を連結するようにしたパイプの継手
    において、 前記拡径部5の先端部5aに当該先端部5aの
    基部5bに対してほぼ直立する立片5cを形成
    し、当該立片5cが前記ビード部2に沿つて変形
    するように前記ユニオン7の先端部7a内周縁に
    テーパ部21を形成してなるパイプの継手構造。
JP10760983U 1983-07-13 1983-07-13 パイプの継手構造 Granted JPS6016082U (ja)

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JP10760983U JPS6016082U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 パイプの継手構造

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JP10760983U JPS6016082U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 パイプの継手構造

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JPS6016082U JPS6016082U (ja) 1985-02-02
JPH021584Y2 true JPH021584Y2 (ja) 1990-01-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740397U (ja) * 1980-08-16 1982-03-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870584U (ja) * 1981-11-07 1983-05-13 村田 正行 流体管の継手装置

Patent Citations (1)

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JPS5740397U (ja) * 1980-08-16 1982-03-04

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