JPS5817191Y2 - ホ−ス取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高圧流体を給供するホースを管に嵌装する
ホース取付装置に係り、特にその封止性の向上を計った
ものである。

従来、ホースを管に嵌装して相互に接続する場合、第３
図のようにホースの抜は出しを防止するため管２′に予
めスプール３′を設けてホース１′を嵌装し、このスプ
ール３’、３’間に位置してホース外面に弾力性締付具
６′をバネ力により常時緊締状態に保持させてとりつけ
ることが行われている。

しかし、この場合スプール３′によりホース１′が拡張
され強く管を圧迫している部分４′は、単にホース１′
の抜は止めとして作用しているだけであり、締付具６′
はスプール３’、３’間に当る比較的ゆるく嵌装されて
いる部分に設けられているため充分な封止効果を期待で
きないという欠点があった。

本考案の目的は、上記従来の欠点を克服し、ホースがス
プールにより拡張されて強く管を圧迫している部分を外
部から締付具で緊締するとともに、ホースは予めスプー
ルにより圧出されるホースの隆出高さに応じた軟質短管
を接着被装して封止力を増大させたホース取付装置を提
供するにある。

かかる目的は、ホースに先端から間隔をおいて複数個の
スプールを隆設した管を圧入し、ホース外周面の上記ス
プールの１つを囲む対応位置に幅広の弾力性締付具を装
着して一体に固定するとともに、ホース外周面には予め
前記スプールの１つを介して形成される環状隆起を挾ん
で所要長さで、かつ環状隆起の高さに見合う厚さを有す
る軟質短管をそれぞれ被着してなるホース取付装置によ
って遠戚される。

□次に本考案の構成を、実施例により、図面を参照しで
説明する。

第１図において、管２には複数個（図では２個）のスプ
ール３，３が隆設されており、管２にはホース１が圧入
され、ホース１の先端は管端がら２番目のスプール３に
達し、管端に近い方のスプール３はホース１に覆われて
いる。

ホース１の外周面の上記ホース１に覆われたスプール３
を囲む対応位置に幅広の弾力性締付具６を装着して一体
に固定する。

ホース１の外周面にはスプール３の１つを介して環状隆
起４が形成されており、この環状隆起４を挾んで所要長
さで、かつ環状隆起４の高さに見合う厚さを有する２個
の軟質短管５，５がそれぞれ被着されている。

この軟質短管５，５は一般に接着剤で被着されており、
またこれら軟質短管５′、５内外面は第１図および第２
図のようにホース１と弾力性締付具６とに押接されてい
る。

なおスプール３を複数個設けたのはホースに挿入する際
、スプール３の１つを所定位置におくための目印とする
ためで゛ある。

この考案は上記のように弾力性締付具６が環状隆起４お
よびその両側を広く均等に締めつけることができるから
封止部分が大となって耐圧性を増大し、高圧流体の漏洩
を完全に防止することができ、従来のように局部的に締
めつけ、単に締付具を締付力の大なるものを用いる方法
と異なり簡単な構造で極めて能率のよい結果を得ること
ができる。

なお、締付具は図示のバネ式に限らず、ネジ式のもので
あってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の縦断面図、第２図は同横断面図、第
３図は従来の一例を示す縦断面図である。 図中符号、１はホース、２は管、３はスプール、４は環
状隆起、５は軟質短管、６は弾力性締付具を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ホース１に先端から間隔をおいて複数個のスプール３，
   ３を隆設した管２を圧入し、ホース１外周面の上記スプ
   ール３の１つを囲む対応位置に幅広の弾力性締付具６を
   装着して一体に固定するとともに、ホース１外周面には
   予め前記スプール３の１つを介して形成される環状隆起
   ４を挾んで所要長さで、かつ環状隆起の高さに見合う厚
   さを有する軟質短管５，５をそれぞれ被着してなるホー
   ス取付装置。