JPH031676Y2 - - Google Patents

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JPH031676Y2
JPH031676Y2 JP9918285U JP9918285U JPH031676Y2 JP H031676 Y2 JPH031676 Y2 JP H031676Y2 JP 9918285 U JP9918285 U JP 9918285U JP 9918285 U JP9918285 U JP 9918285U JP H031676 Y2 JPH031676 Y2 JP H031676Y2
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diameter portion
press
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oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のパワーステアリングギア装置
等の油圧機器に用いる作動油ポート構造に関す
る。
(従来の技術) 第2図a,bは、この種の従来の構造例であ
り、昭和57年度第5版「トヨタ;コルサ(その
他)修理書」に掲載されているものである。これ
によると、パワーステアリング・ギア・ハウジン
グ(図示せず)の鋳造時にあつて、このハウジン
グ外周面に成形される作動油の導入、導出用ポー
トPのポート部1には、同図bに示されるよう
に、鋳抜き中子2によつてハウジング内部に連通
する油通孔3(図中の仮想線)が成形される。鋳
抜き中子2による型抜き後、孔内においては油管
4およびこの継手部材5を組み込むためのネジ切
りおよび中ぐり等の機械加工が施こされる。第2
図aは機械加工によつて所要の油通孔3が設けら
れたポート部1に対し、油管4が継手部材5を介
して接続された態様を示している。この場合、継
手部材5としては嵌合径部5aとシール径部5b
と、そして圧入径部5c等による段付成形がなさ
れたものであり、このうち圧入径部5cはハウジ
ングに最も近く位置するように先端に設けられ、
シール径部5bはこの圧入径部5cに連なつて全
周面テーパ加工がなされ、嵌合径部5aはこのシ
ール径部5bに連なつている。したがつて、ポー
ト部1側の油通孔3としても、継手部材5の各部
に対応する嵌合孔径部3a、シール孔径部3b、
そして圧入孔径部3c等による段付加工がなされ
ている。この構造によつて、油通孔3側と継手部
材5側の圧入部同士の圧入嵌合とシール部同士の
密着接合の両作用によつ、ハウジング側から油管
4の外部に作動油が漏洩するのを防止できるとし
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる従来の構造においては、
油通孔3側が大径の嵌合孔径部3aとこれより小
径の圧入孔径部3cとの間に設けられたシール孔
径部3bによる段差部を設けねばならないため、
鋳造時に圧入孔径部3cの機械加工分(図中2点
鎖線で示した所まで機械加工する)を見込んで第
2図b中に示す符号3fの部分を厚肉にせねばな
らずこの結果、厚肉部3fが冷やされにくくなつ
て段差部周辺に巣6が生じ易く、この巣6のため
に矢印Aで示される作動油の漏洩が生じる場合が
あり、検査後一部不良品を捨てなければならない
と言つた問題点がある。
本考案は、このような従来の構造の問題点を解
消したパワーステアリングギア装置等の油圧機器
に用いる作動油ポート構造の提供を目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的の達成のために、本考案による作動油ポ
ート構造は、ハウジング内部に連通する油通孔を
有したポート部が前記ハウジングに設けられ、前
記油通孔に圧入される継手部材を介して油管が前
記ポート部に接続される油圧機器の作動油ポート
構造であつて、前記油通孔が外側開孔端から前記
ハウジング内部に向かつて順に圧入孔径部とこの
圧入径部に連なる先細テーパ状のシール孔径部と
を有し、前記継手部材が前記圧入孔径部に圧入さ
れる圧入径部と前記シール孔径部の全周面に密接
するシール径部とを有した構成となされている。
(実施例) 以下、本考案をパワーステアリングギア装置の
作動油ポート構造に適用した一実施例について第
1図a,bに参照しつつ説明する。なお、従来例
の説明で用いられた符号と同一のものは同一また
は同種の部材を指す。
図から明らかなように、実施例の継手部材5
は、全周面にテーパ加工がなされたシール径部5
bの油通孔側に円柱状の圧入径部5cが連なつて
設けられている。従つて、ハウジングから突出し
たポート部1に予め中子を使すて形成する油通孔
3は、第1図bで示すように、シール孔径部3b
より内側の厚肉部3fを大径とし鋳放しのままで
よく、この厚肉部3fを薄肉化できる。従つて、
冷却性が向上し、巣の発生を防ぐことが可能とな
る。この後、図中2点鎖線で示す位置まで機械加
工すればよい。第1図aが仕上げ後、継手部材5
を圧入し、油管4を挿入して図示しないねじ部材
により油管4を継手部材5に押圧する。なお、図
中3eは油管4の取付部材用の雌ネジ孔、5dは
継手部材5に設けられた貫通孔、第1図bにおけ
る2は鋳抜き中子とそれぞれ示している。また、
本考案による実施例の構造はパワーステアリン
グ・ギア・ハウジング内部への採用に限定され
ず、油圧シリンダにポート構造を有した他の油圧
機器一般にも適用可能である。
(考案の効果) 上記したことから理解されるように、本考案に
よるパワーステアリングギア装置等の油圧機器に
用いる作動油ポート構造は、ポート部に貫通され
た油通孔の内部において、シール孔径部外側開孔
端寄りの孔位置で継手部材の圧入径部を圧入する
ようにしたので、ポート部の油通孔を鋳造時大き
くでき、巣の発生を防いで、ハウジング側からの
作動油の漏洩が継手部材のシール径部と圧入径部
とによつて完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案による油圧機器の作動油
ポート構造の一実施例を示し、第1図aはその構
断断面図、第1図bは鋳抜き中子による油通孔の
鋳造態様を示す断面図、第2図a,bは従来例の
構造断面図と油通孔鋳造態様の断面図である。 1……ポート部、3……油通孔、3b……シー
ル孔径部、3c……圧入孔径部、4……油管、5
……継手部材、5b……シール径部、5c……圧
入径部、7……段差部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内部に連通する油通孔を有したポー
    ト部が前記ハウジングに設けられ、前記油通孔に
    圧入される継手部材を介して油管が前記ポート部
    に接続される油圧機器の作動油ポート構造であつ
    て、前記油通孔が外側開孔端から前記ハウジング
    内部に向かつて順に圧入孔径部とこの圧入径部に
    連なる先細テーパ状のシール孔径部とを有し、前
    記継手部材が前記圧入孔径部に圧入される圧入径
    部と前記シール孔径部の全周面に密接するシール
    径部とを有したことを特徴とする油圧機器の作動
    油ポート構造。
JP9918285U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH031676Y2 (ja)

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JP9918285U JPH031676Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP9918285U JPH031676Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS628486U JPS628486U (ja) 1987-01-19
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JPS628486U (ja) 1987-01-19

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