JPH027207Y2 - - Google Patents

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JPH027207Y2
JPH027207Y2 JP1985081256U JP8125685U JPH027207Y2 JP H027207 Y2 JPH027207 Y2 JP H027207Y2 JP 1985081256 U JP1985081256 U JP 1985081256U JP 8125685 U JP8125685 U JP 8125685U JP H027207 Y2 JPH027207 Y2 JP H027207Y2
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passage
oil
cylinder head
cylinder block
oil passage
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JP1985081256U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シリンダブロツクに設けられるオイ
ル通路と、シリンダヘツドに設けられるオイル通
路の各中心線を相互にずらして形成したエンジン
の潤滑装置に関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来より、例えば第3図に示すように、シリン
ダブロツク1に設けるオイル通路2の中心線a
と、シリンダヘツド3に設けるオイル通路4の中
心線bとを一定距離だけずらせて設定し、両オイ
ル通路2,4をこれらに直交する連結路5によ
り、シリンダブロツク1とシリンダヘツド3との
合わせ面において連結したエンジンのオイル通路
構造は公知である(実開昭54−35540号公報参
照)。
かかるオイル通路構造は、エンジンの冷却水通
路との干渉を生ずることなしに、或いはシリンダ
ブロツクやシリンダヘツドの壁厚を必要以上に厚
くすることなしに相互の連結を図ることができる
利点がある。
しかしながら、第3図に示した通路構造ではオ
イルが連結路5で直角に方向変換され、オイル通
路4の下端部の壁面に垂直に衝突しシリンダブロ
ツク1とシリンダヘツド3との間に介装したガス
ケツト6のシール性を悪化させる問題がある。
とりわけ、エンジンの冷間始動直後に急加速を
行つた時には、シリンダブロツクやシリンダヘツ
ドさらに冷却水が各々急激に温度上昇し、これに
伴つてオイル通路2,4、特にシリンダブロツク
とシリンダヘツドとの合せ面に位置する連結路5
の周囲に、熱膨張率差等に起因する比較的大きな
熱変形が生じシール面圧を低下させる。そのう
え、冷間始動時の油圧は暖機後の油圧よりも一時
的に高い圧力になり、この高い圧力がシール面圧
の低下した連結路5に直かに作用するため、オイ
ル洩れが惹起される。
また、上記の熱変形の繰返しによつてガスケツ
トのシート部やシールラバー部に永久歪を生じ、
始動回数が多くなるにつれてシール面圧が減少し
てしまうといつた問題もある。
[考案の目的] 本考案の目的は、シリンダブロツクのオイル通
路とシリンダヘツドのオイル通路とをずらして設
けなければならない場合においても、オイル洩れ
を発生させることのないオイル通路構造を備えた
エンジンの潤滑装置を提供することである。
[考案の構成] このため、本考案は、ガスケツトを介在させて
相互に締結されるシリンダブロツクとシリンダヘ
ツドとに夫々設けられる各オイル通路の中心がオ
フセツトされたエンジンの潤滑通路において、中
心部を貫通する内部通路を有し、シリンダブロツ
クのオイル通路のシリンダヘツド側端部に嵌合さ
れる円筒部材と、中心部を貫通する内部通路を有
し、シリンダヘツドのオイル通路のシリンダブロ
ツク側端部に嵌合される円筒部材と、 上記ガスケツトに上記各オイル通路の端部開口
を含むように予め形成された切欠部に嵌合され、
ガスケツトとほぼ同じ厚みを有するプレート部材
とを設け、 上記プレート部材には、上記各円筒部材の内部
通路端にほぼ合致する2つの開口と、2つの開口
をプレート部材内部において連通し、プレート部
材の周方向には閉じられた連通路とを形成し、 このプレート部材を介して、両オイル通路を連
通するようにしたことを特徴とするエンジンの潤
滑装置を提供するものである。
[考案の効果] 本考案によれば、シールラバーのシール面圧が
繰返しの熱変形により低下したとしても、オイル
通路内を通るオイルが直接にかつ正面からシール
部に作用することがないのでオイル洩れを有効に
防止することができる。
また、本考案によれば、ガスケツトと同じ厚み
を有するプレート部材をガスケツトの切欠部に嵌
合することで両オイル通路を連通させることがで
きるので、シリンダブロツクやシリンダヘツドの
合せ面に不要な加工をする必要がない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照してよ
り具体的に説明する。
第1図および第2図に示すように、中心線が相
互にずれたシリンダブロツク1のオイル通路2と
シリンダヘツド3のオイル通路4とは、プラグ部
材10によつて連結されている。
このプラグ部材10は、シリンダブロツク1の
オイル通路2に挿入される肉厚の金属製円筒部材
11と、シリンダヘツド3のオイル通路4に挿入
される肉厚の金属製円筒部材12と、これら円筒
部材11,12の各内部通路11a,12aを介
して両オイル通路2,4を相互に連通する連通路
13を内部に備えたプレート部材14の計3つの
部分から形成されている。
第1図に示す実施例では、プレート部材14は
シリンダブロツク1とシリンダヘツド3との間に
介装するガスケツト15およびプレート部材14
の周囲に設けるシールラバー16の厚みとほぼ等
しい厚みを有し、略楕円形状の下、上2枚の金属
製プレート17,18と両プレート17,18間
に所定の間隔を確保するリング状の金属製スペー
サ19とを外周部において溶接により接合して構
成されている。
そして、シリンダブロツク1のオイル通路2と
シリンダヘツド3のオイル通路4とは円筒部材1
1の内部通路11a→下プレート17の開口17
a→連結部14の連通路13→上プレート18の
開口18a→円筒部材12の内部通路12aの経
路で連通される。
なお、各円筒部材11,12の外周部にはOリ
ング20,21を嵌合して、オイル通路壁面との
間をシールする。
以上のように、両オイル通路2,4をプラグ部
材10を用いて連結するようにすれば、オイルが
直接にシール部に作用せずシールラバー部分にお
けるシール面圧が低下しても、オイル洩れを生ず
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるプラグ部材の装着状態
での断面図、第2図は同プラグ部材の平面図、第
3図は従来のオイル通路構造を示す断面図であ
る。 1……シリンダブロツク、3……シリンダヘツ
ド、2,4……オイル通路、10……プラグ部
材、11,12……円筒部材、14……プレート
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガスケツトを介在させて相互に締結されるシリ
    ンダブロツクとシリンダヘツドとに夫々設けられ
    る各オイル通路の中心がオフセツトされたエンジ
    ンの潤滑通路において、中心部を貫通する内部通
    路を有し、シリンダブロツクのオイル通路のシリ
    ンダヘツド側端部に嵌合される円筒部材と、中心
    部を貫通する内部通路を有し、シリンダヘツドの
    オイル通路のシリンダブロツク側端部に嵌合され
    る円筒部材と、 上記ガスケツトに上記各オイル通路の端部開口
    を含むように予め形成された切欠部に嵌合され、
    ガスケツトとほぼ同じ厚みを有するプレート部材
    とを設け、 上記プレート部材には、上記各円筒部材の内部
    通路端にほぼ合致する2つの開口と、2つの開口
    をプレート部材内部において連通し、プレート部
    材の周方向には閉じられた連通路とを形成し、 このプレート部材を介して、両オイル通路を連
    通するようにしたことを特徴とするエンジンの潤
    滑装置。
JP1985081256U 1985-05-29 1985-05-29 Expired JPH027207Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2514781Y2 (ja) * 1987-12-18 1996-10-23 ダイハツ工業株式会社 エンジンのオイル通路構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534366U (ja) * 1978-08-29 1980-03-05
JPS5635540A (en) * 1979-08-30 1981-04-08 Mitsubishi Electric Corp Fm car radio

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