JPH04303389A - 伸縮ブームの制御装置 - Google Patents

伸縮ブームの制御装置

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JPH04303389A
JPH04303389A JP6621691A JP6621691A JPH04303389A JP H04303389 A JPH04303389 A JP H04303389A JP 6621691 A JP6621691 A JP 6621691A JP 6621691 A JP6621691 A JP 6621691A JP H04303389 A JPH04303389 A JP H04303389A
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JP
Japan
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pressure
cylinder
boom
oil chamber
load
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Pending
Application number
JP6621691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Hidaka
日▲高▼ 幸夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式クレーンにおける
伸縮ブームの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式クレーンの伸縮ブームは、伸縮お
よび起伏両シリンダ(油圧シリンダ)によって伸縮およ
び起伏駆動され、クレーン作業時の負荷(吊り荷重およ
びブーム自重)がこの両シリンダによって支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クレーン作
業の途中で、待機や休憩等で荷を吊ったままブームが作
動停止された状態(所謂吊り殺しの状態)で長時間放置
される場合がある。
【0004】このような場合、シリンダ内の油が温度低
下によって収縮するため、負荷を支持するシリンダの伸
び側(負荷側)油室の圧力が低下して同シリンダが縮小
し、これによってブームが自然降下する事態が発生する
【0005】このブームの自然降下は、とくに油の収縮
が激しい冬期や、ブームを長く伸ばした状態、ブームを
大角度に起こした状態での作業時に顕著となり、激しい
ショックが発生するとともに、吊り荷が動揺する等の問
題が生じていた。
【0006】なお、このような問題は、荷を吊った状態
にかぎらず、無負荷状態でブームを伸長させ、あるいは
起立させた状態でも生じていた。
【0007】そこで本発明は、このようなブームの自然
降下を防止することができる伸縮ブームの制御装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブーム制御回
路により制御されて伸縮ブームを作動させるブーム作動
用シリンダの両側油室のうち吊り荷重を支持する負荷側
油室の圧力を検出する圧力検出手段と、上記シリンダが
作動停止状態にあるか否かを検出する作動停止検出手段
と、これら両検出手段からの検出信号が入力されるコン
トローラとを具備し、このコントローラは、上記シリン
ダが作動停止状態であることを条件として、この作動停
止状態であることが検出された時点での同シリンダの負
荷側油室の当初圧力を記憶し、この記憶された当初圧力
とそれ以後に検出された圧力との差が、同シリンダを停
止状態に保持しうる差圧として予め設定された値以上に
なったときに、上記ブーム制御回路に対し上記差圧が設
定値以下となるまで同シリンダの負荷側油室に油を供給
する信号を出力するように構成されたものである。
【0009】
【作用】上記構成によると、ブーム作動用シリンダの作
動停止中に、同シリンダの負荷側油室の圧力が停止時点
の当初圧力から低下してその差圧が予め設定された値以
上になったときに、同シリンダの負荷側油室に自動的に
油が補充されて差圧が設定値以下となるように加圧され
るため、吊り殺し状態等でのブームの自然降下を防止す
ることができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。
【0011】図1にこの制御装置を含めた回路構成を示
している。
【0012】ここでは、ブーム作動用シリンダとして伸
縮シリンダ1のみを示しているが、ブーム起伏シリンダ
についても以下同様に構成することができる。また、図
では伸縮シリンダ1を1段のみ示しているが、同シリン
ダ1が2段以上に設けられるクレーンにあっては、各シ
リンダがシリーズに接続されて同時に同方向に作動する
【0013】2はこの伸縮シリンダ1の伸縮作動を制御
するリモコン弁で、基本的にはこのリモコン弁2の矢印
方向の操作によってパイロット式切換弁3が中立位置イ
と伸長位置ロと縮小位置ハとの間で切換えられ、これに
より油圧源(ポンプ)Pからの圧油が、伸長位置ロでは
伸縮シリンダ1の負荷側油室である伸び側油室1aに、
縮小位置ハでは同縮み側油室1bにそれぞれ供給されて
同シリンダ1が伸長または縮小作動する。
【0014】ここで、リモコン弁2の二次回路のうち縮
小側操作回路4は、直接、切換弁3の縮小側パイロット
室3bに接続され、リモコン弁2が縮小側に操作された
ときにのみ伸縮シリンダ1が縮小作動するようになって
いる。
【0015】一方、伸長側操作回路5は、シャトル弁6
の一方の流入口に接続されている。このシャトル弁6の
他方の流入口には、油圧源Pからのバイパス回路7が接
続され、これら伸長側操作回路5とバイパス回路7の一
方の油圧が切換弁3の伸長側パイロット室3aに供給さ
れるように構成されている。
【0016】バイパス回路7には、電磁開閉弁(以下、
単に電磁弁という)8が設けられ、この電磁弁8がコン
トローラ9で制御される。なお、この開閉式の電磁弁8
に代えて電磁比例弁を用いても良い。
【0017】一方、検出手段として、リモコン弁2が中
立位置にあるか否かを検出する圧力スイッチ10と、伸
縮シリンダ1における伸び側油室1aの圧力を検出する
圧力センサ11とが設けられている。
【0018】圧力スイッチ10は、リモコン弁2の両側
操作回路4,5同士をシャトル弁12を介して接続する
回路13に接続され、同スイッチ10のオフ信号、すな
わち両側操作回路4,5のいずれにも圧力が生じていな
い旨の信号により、リモコン弁2が中立位置にあること
(伸縮シリンダ1が作動停止状態にあること)が検出さ
れる。
【0019】この圧力スイッチ10のオン、オフ信号、
および圧力センサ11からの圧力信号は検出ライン14
,15によってコントローラ9に入力される。
【0020】このコントローラ9では、圧力スイッチ1
0によって伸縮シリンダ1が作動停止状態にあることが
検出されたことを条件として、圧力センサ11からの圧
力信号に基づいて停止時点での伸び側油室1aの圧力P
0が記憶され、それ以後、検出される圧力(現在圧力)
Pがこの記憶値P0と比較される。
【0021】そして、伸び側油室1aの油が温度低下に
よって収縮し、同油室1aの圧力が低下した場合、その
差圧(P0−P)が、予め設定された値ΔP(この値は
、伸縮ブームにおける各段ブーム間に設けられた摺動パ
ッドの抵抗等によってブームを現位置に保持できる値と
して決められる)よりも大きくなったときに電磁弁8に
作動信号が出力される。
【0022】この点の作用を図2のフローチャートを併
用して詳述する。
【0023】エンジンの運転開始、またはブームの自然
降下防止のために設けられたスイッチ(図示せず)がオ
ペレータによってオン操作されることによってコントロ
ーラ9の制御プログラムが実行される。
【0024】まず、圧力スイッチ10からの信号により
伸縮シリンダ1が作動停止状態か否かが判断され(ステ
ップS1)、NOの場合はクレーン作業中であってブー
ムの自然降下のおそれがないため制御停止となる(ステ
ップS2)。
【0025】一方、YESの場合は、圧力センサ11か
らの圧力信号に基づき、その時点、すなわちシリンダ作
動停止時点でのシリンダ伸び側油室1aの圧力(当初圧
力)P0が記憶される(ステップS3)。
【0026】これ以後、同油室1aの圧力(現在圧力)
Pが連続して読み込まれる(ステップS4)とともに、
当初圧力P0とこの現在圧力Pとの差が設定値ΔPと比
較され(ステップS5)、その差圧(P0−P)が設定
値ΔPを超えると(ステップS5でYESのとき)図1
の電磁弁8に作動信号が出力される。
【0027】これにより、電磁弁8が図右側の開位置に
切換わって切換弁3の伸長側パイロット室3aにパイロ
ット圧が加えられるため、同切換弁3が伸長位置ロに切
換わり作動して伸縮シリンダ1の伸び側油室1aに圧油
が補充され、同油室1aが加圧される。
【0028】こうして、この加圧作用がP0−P<ΔP
となるまで(ステップS7でYESとなり、ステップS
8で電磁弁8に対する作動信号の出力が停止されるまで
)行なわれることにより、シリンダ伸び側油室1aの圧
力が安全範囲まで回復してブームの自然降下が防止され
る。
【0029】ところで、ステップS7において、P=P
0となるまで加圧作用を続行するように構成してもよい
【0030】また、シリンダ1が作動停止状態か否かを
検出する手段として上記実施例ではリモコン弁2の二次
側圧力を検出する手段をとったが、これに代えて、リモ
コン弁2のレバー位置を磁気センサやリミットスイッチ
等によって検出する手段を用いてもよい。
【0031】一方、ブームの自然降下は、ブームの自然
縮小と自然倒伏の双方によって発生するため、伸縮シリ
ンダと起伏シリンダの双方について上記した制御を行な
うのが望ましいが、両シリンダのうちでも伸縮シリンダ
が、ストロークが大きい分だけ自然縮小の度合いが大き
いため、この伸縮シリンダのみについて上記制御を行な
うようにしてもよい。この場合、シリンダが作動停止状
態にあるか否かの検出を伸縮シリンダのみについて行な
ってもよいし、伸縮および起伏両シリンダについて行な
っても良い。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ブー
ム作動用シリンダの作動停止中に、同シリンダの負荷側
油室の圧力が停止時点の当初圧力から低下してその差圧
が予め設定された値以上になったときに、同シリンダの
負荷側油室に自動的に油を補充して、差圧が設定値以下
となるように加圧する構成としたから、同シリンダを作
動停止時点の状態に保持して吊り殺し状態等でのブーム
の自然降下を防止することができる。このため、ブーム
の自然降下時のショック発生、吊り荷の動揺等を防止し
て安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路構成図である。
【図2】作用を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1  ブーム作動用シリンダとしての伸縮シリンダ1a
  同シリンダの負荷側(伸び側)油室2  同シリン
ダ制御回路を構成するリモコン弁3  同切換弁 8  同電磁弁 9  コントローラ 10  シリンダ作動停止状態にあるか否かを検出する
圧力スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ブーム制御回路により制御されて伸縮
    ブームを作動させるブーム作動用シリンダの両側油室の
    うち吊り荷重を支持する負荷側油室の圧力を検出する圧
    力検出手段と、上記シリンダが作動停止状態にあるか否
    かを検出する作動停止検出手段と、これら両検出手段か
    らの検出信号が入力されるコントローラとを具備し、こ
    のコントローラは、上記シリンダが作動停止状態である
    ことを条件として、この作動停止状態であることが検出
    された時点での同シリンダの負荷側油室の当初圧力を記
    憶し、この記憶された当初圧力とそれ以後に検出された
    圧力との差が、同シリンダを停止状態に保持しうる差圧
    として予め設定された値以上になったときに、上記ブー
    ム制御回路に対し上記差圧が設定値以下となるまで同シ
    リンダの負荷側油室に油を供給する信号を出力するよう
    に構成されたことを特徴とする伸縮ブームの制御装置。
JP6621691A 1991-03-29 1991-03-29 伸縮ブームの制御装置 Pending JPH04303389A (ja)

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CN102431919A (zh) * 2011-10-14 2012-05-02 三一汽车起重机械有限公司 一种起重机、伸缩臂及其伸缩保护装置和方法

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