JPH04297340A - アシストグリップの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車室内に取
付けられるアシストグリップの取付構造に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】自動車にあっては、車両走行時に同乗者
が体を保持する目的で、ルーフサイド部やセンターピラ
ー部にアシストグリップを取付けたものがある。

【０００３】この一例を図７，８によって説明すると、
１はアシストグリップであって、車室内のフロントピラ
ー部２に両端の取付部３がボルト４によって取付けられ
るようになっている。

【０００４】具体的には、フロントピラー部２はピラー
インナパネル５とピラーアウタパネル６とで形成された
閉断面構造部分がガーニッシュ７で車室内から覆われて
いて、ピラーインナパネル５にはウエルドナット８が取
付けられ、ガーニッシュ７の対応する部位には取付孔９
の周囲に取付座１０が形成されている。

【０００５】一方、アシストグリップ１は両端に取付部
３を備えた樹脂製の部材であって、取付部３は蓋体１１
によって取付後にボルト４が見えないよう閉塞される構
造となっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】アシストグリップ１の
取付部３の取付面はガーニッシュ７の取付座１０に対応
して平坦に形成されているため、アシストグリップ１を
取付ける際にアシストグリップ１の位置決めが困難であ
るという問題がある。

【０００７】また、アシストグリップ１をガーニッシュ
７に取付けた後のアシストグリップ１の座りが悪いとい
う問題がある。

【０００８】そこで、この発明は、アシストグリップの
取付時の位置決めが容易であり、かつ取付安定性が高い
アシストグリップの取付構造を提供するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】アシストグリップの取付
部に凹部あるいは凸部を形成する一方、アシストグリッ
プが取付けられる車体のガーニッシュ等に凸部あるいは
凹部を形成し、アシストグリップの凹部あるいは凸部を
ガーニッシュ等の凸部あるいは凹部に係合してアシスト
グリップをガーニッシュ等に固定した。

【００１０】

【作用】アシストグリップの取付部の凹部あるいは凸部
をガーニッシュ等の凸部あるいは凹部に係合してアシス
トグリップを位置決めし、アシストグリップを安定した
状態でガーニッシュ等に取付ける。

【００１１】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。

【００１２】図１，２において、アシストグリップ１は
樹脂製でコの字状に成形されたものであり、両端には取
付孔１２を有する取付部３，３が設けられている。

【００１３】取付部３には蓋体１１が開閉自在に設けら
れ取付後にボルト４が外側から見えないようにしてある
。

【００１４】ここで、取付部３の裏面、即ち後述するセ
ンターピラー部１４のガーニッシュ７に当接する部位の
把持部寄りの稜線Ｐには凹部１３が２箇所形成されてい
る。

【００１５】尚、この凹部１３は蓋体１１を閉塞した際
に、蓋体１１の係合部を成形するために必要な型成形上
のアンダカットをかわす穴である。

【００１６】一方、アシストグリップ１が取付けられる
車体のセンターピラー部１４は、ピラーインナパネル１
５とピラーアウタパネル１６とで形成された閉断面構造
部の車室内側に樹脂製のガーニッシュ７が取付けられた
もので、このガーニッシュ７には前記アシストグリップ
１の凹部１３に係合する凸部１７が２箇所形成されてい
る。

【００１７】また、このガーニッシュ７とピラーインナ
パネル１５には、取付孔９が形成されると共にピラーイ
ンナパネル１４の車室外側面には取付孔９にウエルドナ
ット８が固定されている。

【００１８】そして、上記ガーニッシュ７の凸部１７に
アシストグリップ１の凹部１３を整合させてアシストグ
リップ１の取付孔３にボルト４を挿通してガーニッシュ
７及びピラーインナパネル１５の取付孔９のウエルドナ
ット８に締付ける。

【００１９】したがって、この実施例によれば、アシス
トグリップ１の凹部１３をガーニッシュ７の凸部１７に
整合させることで、取付けの際の位置決めが簡単に行な
うことができ、また、アシストグリップ１を取付けた後
において、アシストグリップ１の座りが良く、取付安定
性が向上する。

【００２０】次に、図３〜５にこの発明の第２実施例を
示す。尚、上記実施例と同一部分には同一符号を付す。

【００２１】この実施例は、アシストグリップ１の取付
部３の裏面の把持部寄りの稜線Ｐに凹部としての段差部
１８が形成され、裏面中央には取付孔１２が形成された
ものである。

【００２２】尚、段差部１８には前述した第１実施例の
凹部１３も形成されている。

【００２３】一方、車体側は図４に示すようにピラーイ
ンナパネル１５の車室内側にガーニッシュが配置された
構造であって、ピラーインナパネル１５の車室外側には
ガーニッシュ７及びピラーインナパネル１５に形成され
た取付孔９の位置にウエルドナット８が固定されている
。

【００２４】また、ガーニッシュ７には図５に示すよう
にアシストグリップ１の取付部３の段差部１８に整合す
る凸部としての突起１９が形成されている。

【００２５】そして、図４に示すようにアシストグリッ
プ１の段差部１８にガーニッシュ７の突起１９を整合さ
せて、アシストグリップ１の取付部３の取付孔１２にボ
ルト４を挿入し、ガーニッシュ７及びピラーインナパネ
ル１５の取付孔９に挿入してウエルドナット８に締め付
ける。

【００２６】したがって、この実施例においても、取付
時の位置決めが容易になされ、取付後のアシストグリッ
プ１の取付安定性が向上する。

【００２７】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、図６に示すように第２実施例のガー
ニッシュ７の突起１９にアシストグリップ１の凹部１３
に整合する凸部２０を設けても良い。

【００２８】また、ガーニッシュ７の側に凹部を設けア
シストグリップ１の側に凸部を設けるようにしても良い
。

【００２９】

【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、アシストグリップの取付部に設けられた凹部あるい
は凸部をガーニッシュ等に設けられた凸部あるいは凹部
に整合させた状態でアシストグリップをガーニッシュ等
に取付けるため、取付けに先立って位置決めが容易にで
きると共に取付後においてアシストグリップの取付安定
性が向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１実施例のアシストグリップの斜
視図。

【図２】同取付状態を示す断面説明図。

【図３】第２実施例のアシストグリップの要部斜視図。

【図４】同取付状態を示す部分断面図。

【図５】同ガーニッシュの要部斜視図。

【図６】ガーニッシュの別の実施例の要部斜視図。

【図７】従来技術の部分斜視説明図。

【図８】車室内のアシストグリップ取付状態図。

【符号の説明】

１…アシストグリップ ３…取付部 ７…ガーニッシュ １３…凹部 １７…凸部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　アシストグリップの取付部に凹部ある
   いは凸部を形成する一方、アシストグリップが取付けら
   れる車体のガーニッシュ等に凸部あるいは凹部を形成し
   、アシストグリップの凹部あるいは凸部をガーニッシュ
   等の凸部あるいは凹部に係合してアシストグリップをガ
   ーニッシュ等に固定したことを特徴とするアシストグリ
   ップの取付構造。