JPH1148856A - 自動車のランプ取付装置 - Google Patents

自動車のランプ取付装置

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JPH1148856A
JPH1148856A JP9206694A JP20669497A JPH1148856A JP H1148856 A JPH1148856 A JP H1148856A JP 9206694 A JP9206694 A JP 9206694A JP 20669497 A JP20669497 A JP 20669497A JP H1148856 A JPH1148856 A JP H1148856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体コーナ部でランプユニットとフェンダパ
ネルとの段差をなくし、車両の外観品質を向上すること
ができる自動車のランプ取付装置を提供する。 【解決手段】 ランプユニット4には、ピン32,34
がそれぞれ突出して設けられており、一方、ランプユニ
ット4が配置されるランプ収納部内には、フロントフェ
ンダ6と一体のフランジ部38及びフェンダブラケット
30から立設された立ち上がり部42が設けられてい
る。また、フランジ部38には孔40が形成されてお
り、立ち上がり部42にはクリップ44がはめ込まれて
いる。ランプユニット4がランプ収納部内にはめ込まれ
る際、ピン32と孔40とが係合することでランプユニ
ット4は車両幅方向に位置決めされ、同時にピン34が
クリップ44に挟み込まれることでランプユニット4が
ランプ収納部内にて固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の外観品質
及びランプユニットの車体への取り付け作業性を向上さ
せた自動車のランプ装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種の、車両のコーナ部に配設
されたランプユニットを車両の外板部材と隣り合うよう
に配置するランプ取付装置にあっては、車両のデザイン
上の要求からランプユニットを外板部材に対し正確に位
置決めして、車両のコーナ部に形成されるコーナ面を一
様な面に仕上げる必要がある。また、このようなランプ
ユニットは、通常、外板部材側に回り込んで配置されて
いるため、ランプ収納部の開口は外板部材に亘って設け
られている。この場合、外板部材はその端部がブラケッ
トを介して車体に取り付けられることで、これにより外
板部材の車体本体への取り付け強度が十分に確保されて
いる。従って、このようなランプユニットをランプ収納
部内にて取り付けるには、車体コーナ部側の一端ではラ
ンプユニットが外板部材のブラケットに対して車体本体
の内側から締結されるようにして、ボルト等が車体外部
に露出しないようにする必要があり、このため、ランプ
ユニットの締結作業は非常に繁雑なものとなっている。
【0003】なお、実開平2−84743号公報に開示
されている公知の自動車用灯具にあっては、灯具本体が
バンパーのコーナ部に開口して設けた収容部にはめ込ま
れるものとなっており、その一端では係合突起と収容部
の開口との係合により、また、他端ではスタッドボルト
とスライド溝との係合によりそれぞれ灯具本体が支持さ
れるものとなっている。この公知の自動車用灯具によれ
ば、灯具本体を車体外部から締結することなく容易に固
定することができるものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公知の自動車用灯具にあっては、灯具本体の収容部へ
の取り付けを容易にすることはできるものの、その灯具
本体は、収容部に単に係合支持されているだけで、灯具
本体を収容部に対して正確に位置決め固定し、灯具本体
の外面をバンパーのコーナ面に完全に合致させることは
難しい。
【0005】一方、先に述べたランプ取付装置では、ラ
ンプユニットの一端が外板部材のブラケットに固定され
ているため、ランプユニットをブラケットに確実に固定
することができても、ブラケット自体が外板部材に対し
て正確に位置決めされていない場合、ランプユニットを
ランプ収納部内に取り付けた後、コーナ面にて外板部材
とランプユニットとの間に段差を生じてしまい、車両の
外観品質を著しく低下させる虞がある。
【0006】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、ランプユニットを
外板部材に対して正確に位置決めして車両のコーナ面を
滑らかに完成させることができ、しかも、ランプユニッ
トの取り付け作業を容易にすることができる自動車のラ
ンプ取付装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の自動車のランプ取付装置にあっては、ラ
ンプユニットが取り付けられる際、ランプユニットは掛
止装置により車体本体に装着され、このとき、外板部材
に対して車両幅方向または前後方向の一方に位置決めさ
れる。なお、掛止装置はランプユニットの取り付け作業
時、この位置決め方向に対してはランプユニットを変位
可能としているので、ランプユニットの取付後、ランプ
ユニットと外板部材との間に段差が生じることはない。
【0008】また、このようなランプユニットは、車体
本体に対して車両幅方向または前後方向の一方から容易
にはめ込むことができ、その際、ランプユニットは車両
幅方向及び前後方向へのずれが拘束されるので、この後
にランプユニットが外板部材に対してずれてしまうこと
はない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、実施例のラン
プ取付装置が適用された車両1が示されている。同図に
示すように、車両1のフロントコーナ部2には、左右一
対のランプユニット4が配置されており、これらランプ
ユニット4は、車両1のフロントから左右の外板部材、
つまり、フロントフェンダ6側に回り込んでこれらフロ
ントフェンダ6と滑らかに連なっている。従って、左右
のフロントコーナ部2には、ランプユニット4のレンズ
面及びフロントフェンダ6の表面からなるフロントコー
ナ面が滑らかに形成されている。なお、この自動車のラ
ンプ取付装置が適用される車両は、図1に示されるよう
な乗用車タイプの車両のみに限定されるものではない。
また、ランプユニットが配置されるコーナ部は、車両の
リヤコーナ部であってもよい。
【0010】各ランプユニット4は、上述したフロント
コーナ面に開口して設けたランプ収納部8内に配設され
ており、このランプ収納部8は、その周囲をフロントフ
ェンダ6、バンパ10、フロントグリル12及びフード
14に囲まれたものとなっている。図2を参照すると、
車両1の左側のフロントコーナ部2が上面から拡大して
示されている。また同図には、フード14を除いたラン
プ収納部8の内部が露出して示されており、フロントフ
ェンダ6については、フロントコーナ面における水平断
面が示されている。
【0011】ランプユニット4は、ヘッドランプ4a、
クリアランスランプ4b及びフロントターンシグナルラ
ンプ4cを一体に備えたフロントコンビネーションラン
プユニットからなり、車両1の前方に向けてヘッドラン
プ4a及びクリアランスランプ4bが、また、側方に向
けてフロントターンシグナルランプ4cがそれぞれ配置
されている。なお、ランプユニット4は特に上記のよう
なコンビネーションランプに限定されるものではなく、
ヘッドランプのみ、或いは、フォグランプ又はコーナリ
ングランプ等の補助ランプを備えるランプユニットであ
ってもよい。
【0012】図2からも明らかなように、この実施例の
ランプユニット4は、車両のフロントグリル12の両端
からフロントコーナ部2をそれぞれ車幅方向に延びてい
る。ランプユニット4のランプハウジング16には、そ
の上部から2つのアッパーブラケット18が車体側に突
出して設けられており、また、フロントグリル12側の
一端部からはサイドブラケット20が突出して設けられ
ている。
【0013】すなわち、ランプユニット4は、ラジエー
タコアサポート22及びこのラジエータコアサポート2
2と左右のフロントフェンダエプロン24とを繋ぐアッ
パーバー26にそれぞれサイドブラケット20,アッパ
ーブラケット18を介してボルトにより締結されている
ほか、その車両側方の他端部では、フロントフェンダ6
及びフェンダブラケット30にそれぞれ後述するピン3
2,34を介して固定されている。
【0014】公知のように、フロントフェンダ6は車体
本体、つまり、フロントボディに取り付けられるべき外
板部材であり、この実施例では、その前端部がフェンダ
ブラケット30を介してフロントフェンダエプロン18
に取り付けられるものとなっている。従って、このフェ
ンダブラケット30もまた車体本体をなすものである。
ここで、フロントフェンダ6にはランプ収納部8が一部
設けられており、このランプ収納部8内にてランプユニ
ット4を配置するためのスペースを確保する必要がある
ため、フロントフェンダ6の前端部をフロントフェンダ
エプロン24に直接取り付けることができない。それ
故、フェンダブラケット30を介してフロントフェンダ
6をフロントフェンダエプロン24に取り付けること
で、フロントフェンダ6の取り付け強度が適当に確保さ
れている。
【0015】図3を参照すると、フロントフェンダ6の
前端部を拡大した斜視図が示されている。図2及び図3
から明らかなように、フェンダブラケット30は、フロ
ントフェンダ6の前端部にて、その上部と側部とをL字
形状に繋いで設けられており、ランプユニット4がラン
プ収納部8内に配設されたときは、フェンダブラケット
30とランプハウジング16との干渉が回避されるよう
になっている。詳細には、フロントフェンダ6の前端上
部には、その下面側に向けて折り返された折り返し部
(図示されていない)が設けられており、また、フロン
トフェンダ6の前端側部では、下方に延出する部分が一
旦車体内側に水平に折り返された後、更に下方に折り曲
げられて、この部分にバンパ10との接合部となるべき
インナフランジ部36が形成されている。フェンダブラ
ケット30は、これら折り返し部の下面及びインナフラ
ンジ部22の内面にてそれぞれ溶接されて、フロントフ
ェンダ6の前端部に固定されている。
【0016】また、フロントフェンダ6の前端側部に
は、ランプ収納部8の開口側縁に沿って折り曲げられ、
このランプ収納部8内に突出するフランジ部38が一体
にして設けられている。また、このフランジ部38に
は、車両1の前面に向けて孔40が設けられている。一
方、フェンダブラケット30には、その水平部分から立
設された立ち上がり部42が設けられており、この立ち
上がり部42には、後述するクリップ44がはめ込まれ
るべき孔46が設けられている。
【0017】自動車の生産ラインにおいて、ランプユニ
ット4は車体の組み立て後に取り付けられる。このと
き、ランプユニット4はランプ収納部8内にその前面開
口からはめ合わされて配設され、位置決め装置をなすピ
ン32、フランジ部38及び孔40、また、掛止装置を
なすピン34及びクリップ44により車体に対してその
位置決め固定がなされるようになっており、以下には、
これら位置決め装置及び係止装置によるランプユニット
4の位置決め固定について説明する。
【0018】先ず、図4を参照すると、ランプユニット
4のピン32,34による固定端部が拡大して示されて
いる。これら2本のピン32,34はそれぞれランプユ
ニット4のランプハウジング16から車体後方に向けて
水平に突設されており、また、これらピン32,34の
軸線は互いに平行となっている。これらのうち、より車
体側方のピン32は、フランジ部38の孔46にはめ込
まれている。なお、前述したフェンダブラケット30の
立ち上がり部にはクリップ44の基部がはめ込まれてお
り、クリップ44はこの状態でフェンダブラケット30
に係止され、そして、他方のピン34の頭部を挟み込ん
でいる。
【0019】図5には、図4中V−V線に沿うピン32
の断面が示されており、同図を参照すると、フランジ部
38の孔40に対するピン32のはめ込み状態が詳細に
示されている。なお、これらピン32及び孔40は、固
定手段における係合手段をなすものである。図5に示す
ようにピン32は略十字形状の断面を有しており、その
左右の両端は孔40の内縁に接している。一方、孔40
は縦方向に伸びた長円形状をなしており、それ故、同図
の断面でみて、ピン32の上下の両端は孔40の内縁に
接していない。なお、図4でみてピン32の左右の両端
は、その基部から先端に向かって僅かなテーパ角を有し
ており、更にその先端部には、より大きなテーパ角を有
しているので、ピン32の左右の両端が孔40の内縁に
接するものであっても、ピン32はその先端から孔40
内に案内され、スムーズに孔40に差し込まれることが
できる。
【0020】従って、ランプユニット4がランプ収納部
8内にその前面開口から押し込まれたとき、ピン32の
軸線が孔40の中心に対して車両幅方向に僅かにずれて
いても、上述したようにピン32が孔40に差し込まれ
るときにそのずれが修正され、そして、ランプユニット
4が完全にはめ合わされて、ピン32が孔40に完全に
はめ込まれた後は、ピン32は孔40に対してその車両
幅方向にずれることがない。このときピン32は、孔4
0内に差し込まれるに従って、その左右の幅が広くなる
から、孔40に対してしまりばめの関係となり、ピン3
2が孔40から容易に抜き出されることもない。
【0021】ここで、車体のフロントコーナ部2におい
て、ランプユニット4の側縁とランプ収納部8の開口側
縁とは、ランプユニット4がランプ収納部8に配置され
た状態で相互に合致するようそれぞれ成形されている。
このとき、図5に示されるように、ピン32は、その中
心がランプユニット4の側縁下端から水平方向に所定の
間隔Lを存する位置に配置されており、一方、孔40
は、その中心がランプ収納部8の開口側縁下端から水平
方向に所定の間隔Lを存する位置に配置されている。従
って、ピン32が孔40内にはめ込まれたとき、これら
ピン32と孔40との中心位置が水平方向にて合致する
ことで、ランプユニット4の側縁とランプ収納部8の開
口側縁とを完全に合致させることができる。
【0022】次に、図6を参照すると、図4中VI−V
I線に沿うピン34及びクリップ44の断面が示されて
いる。なお、これらピン34及びクリップ44は、固定
手段における掛止手段をなすものである。同図に示すよ
うに、クリップ44は、その基部44bがフェンダブラ
ケット30の立ち上がり部42に設けられた孔46には
め込まれることで、このフェンダブラケット30に対し
て確実に取り付けられている。また、ピン34は、その
ねじ部がランプハウジング16の取り付けボス部にねじ
込まれることで、ランプユニット4に固定されている。
ピン34の頭部34hは、先端が切り落とされた球冠形
状に形成されており、この頭部34hにおける球冠の直
径は、ピン軸の外径よりも大となっている。なお、この
ようなピン34はランプハウジング16に対してねじ込
まれているものに限られず、ランプハウジング16から
一体にして突設されていてもよい。
【0023】ピン34の頭部34hを挟み込むクリップ
44の本体は、フェンダブラケット30に取り付けられ
た状態で、車両幅方向に亘って一様な断面形状を有して
いる。すなわち、クリップ44の本体は、図6に示す断
面でみて、その基部44bから一体にして前面に向けて
突出し、上下からピン34の頭部34hを挟み込む略C
字形状(同図では逆C字形状となっている)の挟持部分
44cと、この挟持部分44cの上下の端部からその前
方に向けて互いに開いて延びる上下一対のガイド部分4
4gとからなっている。また、挟持部分44cにおける
円筒の内径は、ピン34の頭部34hにおける球冠の直
径に略合致するものとなっている。なお、このようなク
リップ44は、例えば、ポリアセタール材から製作さ
れ、その基部44b及び挟持部分44cに適当な弾性を
与えることができる。
【0024】図7を参照すると、このようなクリップ4
4にピン34が挟み込まれるときの様子が示されてい
る。ランプユニット4がランプ収納部8の前面開口から
ランプ収納部8内に同図中矢印方向へ押し込まれると、
同図中2点鎖線で示すように、先ずピン34の頭部34
hがクリップ44のガイド部分44gに当接し、このと
き頭部34hは、ガイド部分44gの傾斜面により、ク
リップ44の挟持部分44c内に向けて案内される。更
にランプユニット4が押し込まれると、ピン34の頭部
34hはクリップ44の挟持部分44cを押し広げるよ
うにしてこの挟持部分44cの間に進入する。そして、
ランプユニット4が完全にはめ合わされると、図6に示
すようにピン34の頭部34hがクリップ44の挟持部
分44cに完全に挟み込まれる。
【0025】従って、ランプユニット4がランプ収納部
8内にその前面開口から押し込まれたとき、ピン34の
軸線がクリップ44の挟持部分44cの中心から上下方
向に僅かにずれていても、上述したようにピン34の頭
部34hがガイド部分44gに案内されるときにそのず
れが修正され、そして、ランプユニット4が完全にはめ
合わされて、頭部34hが挟持部分44cに完全に挟み
込まれた後は、ピン34はクリップ44に対してその上
下及び前後方向にずれることはない。
【0026】以上のように、ランプユニット4がランプ
収納部8内にはめ合わされるとき、ピン32を孔40に
対してはめ込むことで、これらピン32と孔40との係
合により、ランプユニット4が車両幅方向に関して確実
に位置決めされる。一方、ピン34をクリップ44に対
して挟み込むことで、ランプユニット4の前後及び上下
方向への変位が拘束されて、ランプユニット4はフェン
ダブラケット30に確実に掛止される。このとき、ピン
34がクリップ44に挟み込まれる際、ピン34は車両
幅方向へ変位可能であるので、ランプユニット4をラン
プ収納部8内にはめ合わせる際、ランプユニット4を押
し込みながら、その車両幅方向への位置決めが同時に行
われる。
【0027】そして、ランプユニット4がランプ収納部
8内にはめ合わされると、ピン34とクリップ44との
掛止によりランプユニット4はその端部にて固定され、
そして、その他の前述した締結具、つまり、アッパーブ
ラケット18及びサイドブラケット20のボルト孔の位
置決めもまた同時になされるので、この後、それらの部
位での締結作業を容易に行うことができる。
【0028】上述した実施例のランプ取付装置によれ
ば、ランプユニット4をランプ収納部8、つまり、外板
部材をなすフロントフェンダ6に対して正確に位置決め
することで、車両のフロントコーナ面を段差なく滑らか
に形成させることができる。また、ランプユニット4は
車体本体をなすフェンダブラケット30に対して掛止さ
れて装着されるため、ランプユニット4の車両側端部で
の締結作業を行う必要がなく、この側端部での締結作業
スペースを確保し難い車両にも容易に適用することがで
きる。
【0029】また、このようなランプユニット4の位置
決め固定は、ランプユニット4をランプ収納部8内にそ
の前面開口から押し込むだけの簡単な作業により行うこ
とができる。従って、生産される車両によっては、フロ
ントフェンダ6に対してフェンダブラケット30が正確
に位置決めされていなくても、車両毎に位置ずれによる
ばらつきを補償して、常にランプユニット4をランプ収
納部8内に正確に位置決め固定することができる。
【0030】更に、ピン32の左右の両端はテーパ形状
となっているので、ピン32と孔40の良好な係合を得
ることができる。また、ピン34の頭部34hは球形状
となっているので、ガイド部分44gに案内されやす
く、また、頭部34hが挟持部分34cに挟み込まれた
後は、不用意に脱落しにくく且つ所望によりランプユニ
ット4を取り外すときは、適当な引張力により容易にそ
の掛止を解除することができる。
【0031】なお、上述したようなランプユニット4の
位置決め固定作業は、産業用ロボットを利用した機械的
作業に好適である。すなわち、ランプユニット4のはめ
合わせ時、上述したようにピン32は、その軸線が孔4
0の中心から僅かにずれていても孔40内にスムーズに
差し込まれることができ、また、ピン34は、その軸線
がクリップ44の中心から僅かにずれていても、頭部3
4hが案内されて確実にクリップ44に挟み込まれるこ
とができるので、ランプユニット4のはめ合わせ作業に
おいて、これらの位置を微調整する必要がなく、ピン3
2と孔40との係合及びピン34とクリップ44の掛止
を容易に構成させることができる。
【0032】この発明は上述した一実施例に制約される
ものではなく、種々に変形が可能である。例えば、ピン
32の横断面は、図5に示されるような十字形状に限ら
れず、円形状や楕円形状であってもよい。また、ピン3
4については、頭部34hの縦断面を矢印形状としても
よい。この場合、対応するクリップ44の挟持部分44
cの内側形状もまた、あわせて矢印形状とされる。な
お、クリップ44について、ガイド部分44gのガイド
面は、一実施例のような傾斜平面だけではなく、例え
ば、すり鉢状に開いたテーパ曲面とすることもできる。
【0033】その他、ピン32と孔40又はピン34と
クリップ44との組み合わせにおいて、ピン32をフラ
ンジ部38に設け、孔40をランプハウジング16に形
成することもできるし、又は、ピン34を立ち上がり部
42に設け、クリップ44をランプハウジング16に設
けることもできる。この場合でも、上述した実施例と同
様にランプユニット4をランプ収納部8にはめ合わせる
ことで、ランプユニット4を正確に位置決め固定するこ
とができる。
【0034】また、ランプユニット4が取り付けられる
際の取付方向は、実施例のように車両前後方向に限られ
ず、その幅方向であってもよい。この場合、位置決め装
置によるランプユニット4の位置決めは、車両の前後方
向にてなされる。その他、前述したように、このランプ
取付装置を車両のリヤコーナ部に適用した場合でも、実
施例と同様に車両のリヤコーナ面を滑らかに形成するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動車
のランプ取付装置によれば、ランプユニットの取り付け
作業性が向上すると共に、確実に車両のコーナ面を滑ら
かに形成して、完成された車両の外観品質を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のランプ取付装置が適用された車両の斜
視図である。
【図2】ランプ収納部内に取り付けられたランプユニッ
トを示す図である。
【図3】フロントフェンダの前端部及びフェンダブラケ
ットの斜視図である。
【図4】ランプユニットの固定端部を拡大して示した図
である。
【図5】図4中V−V線に沿う断面図である。
【図6】図4中VI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図4中VI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
4 ランプユニット 6 フロントフェンダ 30 フェンダブラケット 32 ピン 34 ピン 38 フランジ部 44 クリップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のコーナ部に配設されたランプユニ
    ットを前記ランプユニットと隣り合う車両の外板部材に
    配置させる自動車のランプ取付装置において、 前記ランプユニットと前記外板部材との間に設けられ、
    前記ランプユニットを前記外板部材に対し車両幅方向ま
    たは前後方向の一方への位置決めを行う位置決め装置
    と、 前記ランプユニットと前記外板部材を装着している車体
    本体との間に設けられ、前記車体本体に対する前記ラン
    プユニットの掛止位置を車両幅方向または前後方向の一
    方に変位可能として前記ランプユニットを前記車体本体
    に装着する掛止装置とを具備したことを特徴とする自動
    車のランプ取付装置。
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