JPH0429673B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429673B2
JPH0429673B2 JP58141883A JP14188383A JPH0429673B2 JP H0429673 B2 JPH0429673 B2 JP H0429673B2 JP 58141883 A JP58141883 A JP 58141883A JP 14188383 A JP14188383 A JP 14188383A JP H0429673 B2 JPH0429673 B2 JP H0429673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yohimbinone
formula
compound
lithium
chlorocarbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58141883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6032788A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP58141883A priority Critical patent/JPS6032788A/ja
Publication of JPS6032788A publication Critical patent/JPS6032788A/ja
Publication of JPH0429673B2 publication Critical patent/JPH0429673B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規1−低級アルコキシカルボニル−
ヨヒンビノン及びその製法に関する。
ヨヒンビンは西アフリカ産のヨヒンベ木などか
ら得られるアルカロイドでアドレナリン遮断剤と
して周知である。1960年頃よりヨヒンビン及び関
連化合物の全合成が試みられ、近年、多大の進歩
が認められるに至つたが、立体選択性の問題のた
め、まだ工程数が多く実用上の改良が望まれてい
る。
本発明者は先にヨヒンバン骨格を比較的簡便に
得る全合成法を成しとげたが、さらに研究を進め
た結果、デヒドロヨヒンボン類の16位に低級アル
コキシカルボニル基を立体選択的に導入すること
に成功し、ヨヒンビノン近縁体を簡便かつ好収率
で得ることに成功した。この方法により新規1−
低級アルコキシカルボニル−ヨヒンビノンが得ら
れ、このものから炭酸アルカリとの反応により定
量的にヨヒンビノンが得られることを見出した。
本発明は、一般式 (式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされる
1−低級アルコキシカルボニル−ヨヒンビノンで
ある。
式の化合物は、次式 で表わされるデヒドロヨヒンボンを、リチウムジ
低級アルキルアミド及びクロロ炭酸低級アルキル
と反応させてジアルコキシカルボニル体となし、
この生成物を還元することにより製造できる。
ヨヒンビノン類(16−メトキシカルボニル−ヨ
ヒンボン)の全合成は、従来多くの化学者により
研究されてきたが、ヨヒンボン類の16位に立体選
択的にアルコキシカルボニル基を導入することは
知られていない。
次式 で表わされるインドロピリジン類のハルマランか
ら式の化合物を経由する方法によれば、ヨヒン
ビノン近縁体が6工程で34〜41%の高い総収率で
得られる。これは、従来のニトリル基導入後イン
ドロキノリチジン類を閉環させる方法などに比べ
て画期的である。ヨヒンビノン又はその近縁体か
らは、ナトリウムボロハイドライド還元法によ
り、ヨヒンビン、アロヨヒンビン、α−ヨヒンビ
ンなどが容易に得られることが知られているの
で、本発明はヨヒンビン又はその近縁体の全合成
にきわめて優れた中間体の合成法を提供するもの
である。
式の化合物は、例えば19,20−デヒドロヨヒ
ンバノンを有機酸と反応させることにより得られ
る。
1−低級アルコキシカルボニル−ヨヒンビノン
()の基Rのための低級アルキル基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基など
があげられる。リチウムジ低級アルキルアミド
(LDA)としては、リチウムジメチルアミド、リ
チウムジエチルアミド、リチウムジプロピルアミ
ド、リチウムジブチルアミド、リチウムメチルエ
チルアミド、リチウムプロピルブチルアミドな
ど、好ましくはリチウムジイソプロピルアミドが
用いられる。LDAは例えばジ低級アルキルアミ
ンをn−ブチルリチウムと反応させることにより
得られる。またクロロ炭酸アルキルとしては、ク
ロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸
プロピル、クロロ炭酸ブチルなどが用いられる。
本発明を実施するに際しては、まず式の化合
物をLDAと反応させる。本反応はテトラヒドロ
フランなどの溶媒中で、約−80℃の低温で行うこ
とが好ましい。反応時間は1時間である。次いで
これにクロロ炭酸低級アルキルを加えて反応させ
る。クロロ炭酸低級アルキルの使用量は、式の
化合物に対し2当量以上、好ましくは約5当量で
ある。反応温度は0℃付近が好ましく、反応は約
1時間で終了する。これらの反応はクラウンエー
テル、マグネシウムブロマイドなどの存在下に行
うこともできる。こうしてジカルボアルコキシ化
合物が得られる。
次いでこの生成物を還元することにより式の
化合物が得られる。還元は酸化白金などの触媒の
存在下に接触還元することが好ましい。還元は常
温、常圧付近で行われ、1〜2時間で終了する。
式の化合物は薄層クロマトグラムなどの方法
で単離、精製することができる。
式の化合物は炭酸アルカリと反応させること
によりヨヒンビノンが得られるので、式の化合
物はヨヒンビノンの中間体として有用である。こ
の反応はテトラヒドロフランなどの溶媒中で行う
ことが好ましい。反応温度は室温付近が好まし
く、反応は1時間ないし数時間で終了する。
実施例 1−メトキシカルボニル−ヨヒンビノンの製造 −78℃で無水テトラヒドロフラン10mlにジイソ
プロピルアミン0.12ml及びn−ブチルリチウム
0.40mlを加え、リチウムジイソプロピルアミドを
製造する。10分間放置したのち、デヒドロヨヒン
ボン50mgを無水テトラヒドロフラン3mlに溶解し
た溶液を−78℃で滴下する。この温度で1時間放
置したのち、クロロ炭酸メチル0.06mlを加え、0
℃で1時間放置する。反応液に水を加え塩化メチ
レン層を水洗し、乾燥したのち、溶媒を留去す
る。
残留物を無水メタノール15mlに溶解し、酸化白
金23mgを加え触媒として、常温、常圧下に水素ガ
スを通じ1時間接触還元する。次いで触媒を別
し、液を濃縮し、残留物を薄層クロマトグラム
で精製し、1−メトキシカルボニル−ヨヒンビノ
ンの白色結晶16mgを得る。収率23%。
ほかに副生物として下記式で表わされる1−メ
トキシカルボニル−17−メトキシカルボニルオキ
シ−16,17−デヒドロ−ヨヒンバンが31mg得られ
る(収率45%)。
1−メトキシカルボニル−ヨヒンビノンの構造
は核磁気共鳴及び赤外吸収スペクトルにより確め
た。
NMR(δ):8.10(1H、dd、J=8.2、12−H) 4.00(3H、s、N−COOCH3) 3.73(3H、s、COOCH3) IRνCHCl3 maxcm-1:1740、1720 また、1−メトキシカルボニル−17−メトキシ
カルボニルオキシ−16,17−デヒドロ−ヨヒンバ
ンも同様に確めた。
NMR(δ):7.97(1H、dd、J=8.2、12−H) 5.33(1H、s、16−H) 4.00(3H、s、N−COOCH3) 3.76(3H、s、O−COOCH3) IRνCHCl3 maxcm-1:1760〜1730、1730 参考例 ヨヒンビノンの製造 1−メトキシカルボニル−ヨヒンビノン7mgを
無水メタノール10mlに溶解した溶液に無水炭酸カ
リウム15mgを加え、窒素気流中、室温で3時間撹
拌する。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出
する。抽出液を水洗乾燥したのち、溶媒を留去し
て得られる結晶に少量のエチルエーテルを加えて
結晶化させる。粗結晶をメタノールから再結晶し
て、ヨヒンビノンの白色結晶6mgを得る。収率98
%。得られたヨヒンビノンは、公知法により得ら
れたヨヒンビノンと各種スペクトルデータが一致
することにより同定された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされる
    1−低級アルコキシカルボニル−ヨヒンビノン。 2 デヒドロヨヒンボンをリチウムジ低級アルキ
    ルアミド及びクロロ炭酸低級アルキルと反応させ
    ジアルコキシカルボニル体となし、この生成物を
    還元することを特徴とする、1−低級アルコキシ
    カルボニル−ヨヒンビノンの製法。
JP58141883A 1983-08-04 1983-08-04 新規ヨヒンビノン近縁体及びその製法 Granted JPS6032788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58141883A JPS6032788A (ja) 1983-08-04 1983-08-04 新規ヨヒンビノン近縁体及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58141883A JPS6032788A (ja) 1983-08-04 1983-08-04 新規ヨヒンビノン近縁体及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032788A JPS6032788A (ja) 1985-02-19
JPH0429673B2 true JPH0429673B2 (ja) 1992-05-19

Family

ID=15302377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58141883A Granted JPS6032788A (ja) 1983-08-04 1983-08-04 新規ヨヒンビノン近縁体及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6032788A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6032788A (ja) 1985-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110330500B (zh) 一种6β-羟基-7,8-二氢-吗啡衍生物的立体选择性合成方法
JPS5827276B2 (ja) ビンカミンおよびその関連化合物の製法
JPH02225484A (ja) L−リボース誘導体
JPH0429673B2 (ja)
JPS6317077B2 (ja)
JPH0121146B2 (ja)
JPH041750B2 (ja)
JP2005512977A (ja) 14ベータ−ヒドロキシ−バッカチンiii−1,14−カルボネートの調製方法
JP2718715B2 (ja) 9,10−セコ−シクロアルタン誘導体
JPS6056978A (ja) 新規ヨヒンバン誘導体
KR100420263B1 (ko) 아지리딘-2-카르복시산 에스테르로부터 이소세린 및 그유도체들을 제조하는 방법
JP4503596B2 (ja) シクロペンテンニトリル誘導体の製造方法
KR100645373B1 (ko) 세 고리형 테트라하이드로퓨란 락톤 화합물과 이의 제조방법
JPH01100147A (ja) 光学活性マロン酸エステル誘導体
CN115710213A (zh) 一种顺式手性3-氟-4-羟基哌啶及其衍生物的制备方法
CN115611760A (zh) 一种适合规模化生产(s)-2-氨基-5-炔基己酸的化学合成方法
CN117186107A (zh) 一种制备2-取代-5,7-二羰基-2,6-二氮杂螺[3,4]辛烷中间体的方法
JPH0470295B2 (ja)
JPH0137382B2 (ja)
JPH0532663A (ja) ヨヒンバン誘導体の製法
JPH0452274B2 (ja)
JPS5833858B2 (ja) セスキテルペン誘導体の製法
JP2001131196A (ja) コルジセピン誘導体の製造方法
JPS5842874B2 (ja) セスキテルペン誘導体の製造法
JPH0465066B2 (ja)