JPH04292621A - 結晶化度の減少した大環状ポリアリーレート組成物 - Google Patents

結晶化度の減少した大環状ポリアリーレート組成物

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JPH04292621A
JPH04292621A JP3323976A JP32397691A JPH04292621A JP H04292621 A JPH04292621 A JP H04292621A JP 3323976 A JP3323976 A JP 3323976A JP 32397691 A JP32397691 A JP 32397691A JP H04292621 A JPH04292621 A JP H04292621A
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JP
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group
phenylene
polyarylate
composition according
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JP3323976A
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Eugene P Boden
ユージン・パウリング・ボーデン
Peter D Phelps
ピーター・デイビット・フェルプス
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General Electric Co
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General Electric Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08G63/18Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
    • C08G63/19Hydroxy compounds containing aromatic rings
    • C08G63/193Hydroxy compounds containing aromatic rings containing two or more aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/007Esters of unsaturated alcohols having the esterified hydroxy group bound to an acyclic carbon atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/76Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C69/80Phthalic acid esters
    • C07C69/82Terephthalic acid esters

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は大環状ポリアリーレートオリゴ
マーに関し、そして更に詳しくは改良された加工性を有
するオリゴマー組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】大環状ポリエステルオリゴマーの製造方
法は、例えば米国特許第4,757,132号及び同4
,927,904号各明細書に記載されている。これら
のオリゴマーは、線状ポリアリーレートを製造する中間
体としてある種の利点を有する。例えば、オリゴマーを
樹脂トランスファー成形等の反応性加工操作に使用する
ことができ、所望する線状ポリアリーレートへの重合を
行なう金型への移送の前に液化することができる。
【0003】主要な公知の環状ポリアリーレートオリゴ
マーは、ビスフェノールと様々な個々の芳香族ジカルボ
ン酸、特にイソフタル酸及びテレフタル酸とのエステル
である。これらのエステルは、性能及び潜在的用途にお
いて、例えば米国特許第4,644,053号明細書に
開示されている環状ポリカーボネートオリゴマーに類似
する。
【0004】しかし、これらのエステルとポリカーボネ
ートオリゴマーとは、様々な重合度のオリゴマー種の分
布において相違している。従来から製造されているタイ
プの大環状ポリカーボネートオリゴマー混合物は、通常
ほぼ統計的分布の様々な重合度のオリゴマーを含む。こ
の様な分布においては、トリマー及びテトラマーが比較
的多量に存在し、そしてオリゴマーは高級につれて減少
した量で存在し、2乃至約12の重合度を有する化合物
がオリゴマー混合物の本質的に全部を構成している。
【0005】他方、ビスフェノールAイソフタレート等
の大環状ポリアリーレートオリゴマーにおいては、混合
物中で環状トリマーが遥かに優勢な種である。テトラマ
ー、ペンタマー及び更に高級のオリゴマーが存在するが
、しかし環状ポリカーボネート中に見られる割合と比べ
て極めて小さな割合しか存在しない。環状オリゴマーか
ら製造される線状ポリアリーレート樹脂において、環状
トリマーがしばしば痕跡量で存在する。
【0006】このオリゴマー分布の1つの結果として、
大環状ポリアリーレートオリゴマー組成物に対して比較
的高い加工温度が必要となる。環状ビスフェノールAイ
ソフタレートトリマーは400℃を超える温度で融解し
、そして通常得られるオリゴマー混合物が完全に融解す
るのに350℃を超える温度を必要とする。この様な高
温が必要である理由の1つは、トリマーの様な高融点を
有する結晶種の割合が高いことにあると確信される。
【0007】今回、環状ポリアリーレートオリゴマー混
合物の結晶化度が、該混合物中に存在する分子種の可成
りの割合(即ち数量で約2乃至65%)がテレフタレー
ト種であるときに可成り減少することを見い出した。テ
レフタレート成分の導入により、存在する種の分布に変
化を来し、比較的多数の、そして比較的多量の数多くの
様々な重合度を有する種を生起させる。その1つの結果
として、融点が低下し、その結果加工条件が改良される
。もう1つの結果として、低結晶化度であり、それに伴
ない加工性の高い線状ポリアリーレートが形成される。
【0008】
【発明の概要】即ち、本発明は式(I):
【0009】
【化3】 の分子から成る大環状ポリアリーレートオリゴマー組成
物である[式中A1 は式(II): −A3 −Y−A4 − 又は式(III):
【0010】
【化4】 であり、A2 成分の約2乃至65%がp−フェニレン
基であり、そしてA2 成分の残部がm−フェニレン基
であり、Yは単結合又は2価の橋かけ基であり、Rは炭
素数1乃至4のアルキル基又はハロ基であり、mは0乃
至3であり、そしてnは2乃至約7である]。
【0011】
【発明の詳述】式(I)において、A1 は、A3 及
びA4 の各々が置換されていないフェニレン基又はそ
の置換誘導体である式(II)を有することができる。 置換されていないフェニレン基が好適である。A3 及
びA4 の両方がo−又はm−フェニレン基であるか、
あるいは一方がo−又はm−フェニレン基であり、そし
て他方がp−フェニレン基であることもできるが、好ま
しくは両方がp−フェニレン基である。
【0012】Yは単結合であるか、あるいは、最も頻繁
には1個又は2個の原子、好ましくは1個の原子がA3
 をA4 から隔てている橋かけ基である。Yは通常炭
化水素基であり、特にメチレン、シクロヘキシルメチレ
ン、[2.2.1]ビシクロヘプチルメチレン、エチレ
ン、エチリデン、2,2−プロピリデン、2,2−ジメ
チル−1,1−プロピリデン、シクロヘキシリデン、シ
クロペンタデシリデン、シクロドデシリデン又は2,2
−アダマンチリデン等の飽和された炭素数1乃至12の
脂肪族又は脂環式基であり、とりわけアルキリデン基で
ある。不飽和基、及び例えばオキシ基等の炭素及び水素
以外の原子を含む基と共に、アリールで置換された基が
包含される。前記に例示した様な置換基は、Y基の脂肪
族、脂環式及び芳香族部分に存在することができる。最
も好ましくは、Yはイソプロピリデン基である。
【0013】そのほか、A1 基は、Rがハロ基(例え
ばクロロもしくはブロモ)又はアルキル基(例えばメチ
ル、エチル、2−プロピル、n−ブチル)であることが
できる式(III)のスピロ(ビス)インダン構造を有
することもできる。最も頻繁には、前記スピロ(ビス)
インダンは置換されていない、即ち以下に時として「S
BI」と表示する6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3
′,3′−テトラメチル−1,1′−スピロ(ビス)イ
ンダンである。そのほかに、A1 基が式(II)の基
と式(III)の基との混合物である大環状オリゴマー
から成る組成物も本発明の範囲内である。
【0014】本発明組成物の個々の分子におけるA2 
は、p−フェニレン基、m−フェニレン基又はこれらの
混合物であることができる。組成物中の成分の総数のう
ち、約2乃至65%、好ましくは約2乃至50%、そし
て最も好ましくは約5乃至30%がp−フェニレン基で
あり、残部がm−フェニレン基である。これらの限界内
で、そして特に好適な限界内で、結晶種の濃度が減少し
、その結果融解温度が約200℃未満に低下する。高圧
液体クロマトグラフィーにより、これが少なくとも一部
分において、数多くの大環状分子種が存在し、そしてそ
の比較的多数が大きな割合で存在することの結果である
ことが示された。
【0015】テレフタレート種(A2 がp−フェニレ
ン基である)の高濃度下においては、増量した線状ポリ
アリーレートの存在も結晶化度低下に貢献する。しかし
、テレフタレート種が65モル%を超えると、大環状オ
リゴマーの生成が容易ではなく、そして線状ポリアリー
レートが優勢となり、50モル%を超えることすらあり
僅かに約50%(重量割合)の大環状物が形成されるに
過ぎない。
【0016】本発明組成物は、少なくとも1種の第四級
アンモニウム塩の存在下で塩化イソフタロイルと塩化テ
レフタロイルとの混合物(以下に時として「酸塩化物混
合物」という)を少なくとも1種の、式:HO−A3 
−Y−A4 −OHのジヒドロキシ芳香族化合物の水溶
性塩と反応させることにより製造することができる。酸
塩化物混合物を、典型的にはトルエン又はキシレン等の
芳香族炭化水素;クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン又はニトロベンゼン等の置換されている芳香族炭化水
素;又はクロロホルム、塩化メチレン、トリクロロエタ
ンもしくはテトラクロロエタン等の塩素化脂肪族炭化水
素である実質的に水不混和性の有機液体中の溶液、好ま
しくは直前に調製した溶液の形態で使用する。塩素化脂
肪族炭化水素、とりわけ塩化メチレンが通常好適である
【0017】前記ジヒドロキシ芳香族化合物の塩(以下
に時として「ビスフェノール塩」と略記する)を、水溶
液の形態、同様に好ましくは直前に調製した水溶液の形
態で使用する。この塩は好ましくはアルカリ金属塩であ
り、最も頻繁にはナトリウム又はカリウム塩であり、と
りわけナトリウム塩である。
【0018】一般的に言って、前記反応で使用するのに
好適な第四級アンモニウム塩は、前出の米国特許第4,
757,132号明細書に記載されているものである。 この塩は、相間移動触媒としての役割を果たす。好適な
塩は、約8乃至20個、好ましくは約12乃至20個の
炭素原子を含む単一のアルキル基を含み、そして5個以
下の前記以外の炭素原子を含むものである。
【0019】A1 が式(II)を有する本発明組成物
の製造に関しては、酸塩化物混合物の溶液とビスフェノ
ール塩の溶液とを、有機液体中での第四級アンモニウム
塩の溶液中に通常同時に導入する。A1 が式(III
)を有する場合は、ビフフェノール塩溶液を反応槽内に
存在させることができる。A1 が前記式の両方を有す
るビスフェノールの混合物を使用する場合は、前記導入
方式の両方を使用することができる。
【0020】使用する第四級アンモニウム塩の量は、最
も頻繁には酸塩化物混合物を基準として約1乃至5モル
%であり、そして前記塩の溶液は通常有機液体1リット
ルあたり約0.5乃至5.0グラムの第四級アンモニウ
ム塩を含む。酸塩化物混合物の有機液体全体に対する割
合については、通常約0.4モル/リットルまで、とり
わけ約0.1乃至0.3モル/リットルを使用するのが
好ましい。
【0021】最も頻繁には、ビスフェノール塩を溶解す
るために使用する水の量が少ない場合に環状ポリアリー
レートの収率が最大となることが見受けられる。従って
、とりわけビスフェノールAの場合には、飽和溶液を与
える量の少なくとも約90%を含む溶液がしばしば好適
であり、そして飽和溶液が最も好適である。ビスフェノ
ールA二ナトリウム塩の場合、飽和溶液は約0.78M
である。
【0022】又、反応混合物中の試薬を低濃度に維持し
、これにより分子間反応よりも分子内反応を促進するこ
とにより収率が最大となる。従って、比較的多量の有機
液体を収容した槽内にビスフェノール塩の水溶液と共に
酸塩化物混合物の比較的濃縮した溶液を導入することが
通常好ましい。酸塩化物混合物の溶液は、通常少なくと
も約1.0乃至3.5Mの濃度を有する。
【0023】使用するビスフェノール塩の割合は、好ま
しくは化学量論量よりも少なくとも約3%過剰である、
即ち酸塩化物混合物に対する等モル量よりも少なくとも
約3%大である。この様な過剰量の存在は、しばしば環
状ポリアリーレートの収率を改善する。約5%過剰を超
える量は通常必要ではない。
【0024】反応温度は臨界条件ではないが、しかし通
常0乃至100℃の範囲内であり、最も頻繁には約25
乃至100℃の範囲内である。本明細書に記載した好適
な方法の特長は、所望する環状ポリアリーレートを高収
率で得るために温度を上昇させる明白な必要性がなく、
従って有機液体として塩化メチレンをその沸点(約40
℃)未満の温度で使用することができ、それにも拘わら
ず、環状生成物が比較的高収率で得られることである。
【0025】本発明の環状ポリアリーレートは製造の後
従来からの方法により単離することができる。反応がビ
スフェノール塩および酸塩化物混合物の添加のほぼ直後
に完了するため、単離はその時点で開始することができ
る。
【0026】環状ポリアリーレートを副生物の線状ポリ
アリーレートから分離することを所望する場合は、この
分離はアセトン又はテトラヒドロフラン等の非溶媒を用
いた有機液体からの沈殿により達成することができる。 大環状生成物は、前述した様に非常な高温で融解するト
リマーを極めて大きな割合で含むことが時として見受け
られる。このトリマーは通常混合物を室温で放置するか
、あるいは冷却すると析出する。本発明組成物の加工性
を改良するためには、この析出分を取除くことがしばし
ば有利である。しかし、線状ポリアリーレートの除去は
しばしば不要である。
【0027】
【実施例】以下の実施例により、本発明を例証する。 実施例1   機械的かくはん具及び冷却器を備えた三ッ口5リッ
トルモートンフラスコに、塩化メチレン1600ml及
びヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド1.3
7グラム(3.75ミリモル)を装入した。溶液を還流
状態にし、そして同時にかくはん下で30分かけてビス
フェノールA二ナトリウム塩の0.78M水溶液500
mlと、4:1の重量比の塩化イソフタロイルと塩化テ
レフタロイルとの塩化メチレン中の3M溶液125ml
とを加えた。
【0028】混合物を水性層と有機層とに分離し、そし
て有機層を希塩酸水溶液で1度、そして水で3度洗浄し
た。水洗後に濃厚乳濁液が生成し、これをシリコーン相
分離紙を通してのろ過により分離した。有機相のゲル透
過クロマトグラフィー分析により、大環状オリゴマーの
収率が63%であることが示された。
【0029】有機相を2.5倍容のアセトンに加え、そ
れにより線状ポリアリーレートと環状物の約20%とが
析出した。放置後、可成りの割合の環状トリマーを含む
追加の環状物も析出し、このトリマー混合物は404℃
の融点を有していた。固形分をろ過により取り出した。
【0030】残留環状ポリアリーレートオリゴマーを、
メタノールを用いた沈殿又は流動クラム化により有機溶
液を濃縮することにより単離することができた。かくし
て得られた大環状ポリアリーレートオリゴマー混合物は
、約190℃で完全に融解した。 実施例2   機械かくはん具、還流冷却器及び加熱マントルを備
えた五ッ口250mlモートンフラスコに、6,6′−
ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチル−1
,1′−スピロ(ビス)インダン3.20グラム(10
.4ミリモル)、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
ブロミド218mg(0.6ミリモル)、9.75M水
酸化ナトリウム水溶液2.7ml及び塩化メチレン10
0mlを装入した。混合物を還流状態に加熱し、そして
同時にかくはん下で25乃至30分かけて等モル量の塩
化イソフタロイルと塩化テレフタロイルとの塩化メチレ
ン中の1M溶液20ml、及びビスフェノールA11.
86グラム(52ミリモル)と9.75M水酸化ナトリ
ウム水溶液10.7mlとの、総体積100mlを生ず
るのに十分な水中の溶液20mlを加えた。乳白溶液が
、反応が進行するに連れて徐々に透明化した。
【0031】添加完了時に水50mlを加え、そして有
機相と水性相とを分離した。有機相を塩酸水溶液及び水
で洗浄し、相を分離させ、有機相を取り出し、そしてア
セトンとメタノールとの3:1(体積比)の混合物30
0ml中に注いだ。線状ポリアリーレートが析出し、そ
してろ過により取り除いた。有機相を濃縮して、収量5
グラム(理論値の63%)の222℃のガラス転移温度
を有する大環状ポリアリーレートオリゴマー混合物(ゲ
ル透過クロマトグラフィーにより決定)を得た。
【0032】本発明の大環状ポリアリーレートオリゴマ
ーは、前出の米国特許第4,757,132号明細書に
記載されている様に線状ポリアリーレートへと重合させ
ることができる。前記オリゴマーから、ゲル透過クロマ
トグラフィーにより測定してしばしば150,000(
重量平均)を超える非常に高い分子量の線状ポリアリー
レートを製造することができることが分った。
【0033】例えば、実施例1の生成物と、環状ポリア
リーレート構造単位を基準として0.1モル%のテトラ
−2−エチルヘキシルチタネートとを溶液混合し、溶媒
をストリッピングし、そして残留物を300℃で15分
間加熱して、151,000の重量平均分子量を有する
線状ポリアリーレートが得られた。0.25モル%のサ
リチル酸リチウム及び0.1モル%のアルミニウムトリ
ス(アセチルアセトネート)を用いて同様の生成物が得
られた。後者の場合の生成物は、8%(重量割合)の未
転化大環状オリゴマーも含んでいた。各線状ポリアリー
レートは、187℃のガラス転移温度を有していた。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式(I): 【化1】 の分子から成る大環状ポリアリーレートオリゴマー組成
    物[式中A1は式(II): −A3 −Y−A4 − 又は式(III): 【化2】 であり、A2 成分の約2乃至65%がp−フェニレン
    基であり、そしてA2 成分の残部がm−フェニレン基
    であり、A3 及びA4 の各々は置換されていないフ
    ェニレン基又はその置換誘導体であり、Yは単結合又は
    2価の橋かけ基であり、Rは炭素数1乃至4のアルキル
    基又はハロ基であり、mは0乃至3であり、そしてnは
    2乃至約7である]。
  2. 【請求項2】  A1 が式(II)を有する請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】  A2 成分の約2乃至50%がp−フ
    ェニレン基である請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】  A2 成分の約5乃至30%がp−フ
    ェニレン基である請求項2記載の組成物。
  5. 【請求項5】  A3 及びA4 の各々がp−フェニ
    レン基であり、そしてYがイソプロピリデン基である請
    求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】  A1 が式(III)を有する請求項
    1記載の組成物。
  7. 【請求項7】  mが0である請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】  A2 成分の約2乃至50%がp−フ
    ェニレン基である請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】  A2 成分の約5乃至30%がp−フ
    ェニレン基である請求項7記載の組成物。
  10. 【請求項10】  A1 が式(II)及び式(III
    )を有するオリゴマーの混合物から成る請求項1記載の
    組成物。
  11. 【請求項11】  mが0である請求項10記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】  A2 成分の約2乃至50%がp−
    フェニレン基である請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】  A2 成分の約5乃至30%がp−
    フェニレン基である請求項11記載の組成物。
  14. 【請求項14】  A3 及びA4 の各々がp−フェ
    ニレン基であり、そしてYがイソプロピリデン基である
    請求項13記載の組成物。
JP3323976A 1990-11-19 1991-11-13 結晶化度の減少した大環状ポリアリーレート組成物 Pending JPH04292621A (ja)

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