JPH04291014A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH04291014A
JPH04291014A JP8183391A JP8183391A JPH04291014A JP H04291014 A JPH04291014 A JP H04291014A JP 8183391 A JP8183391 A JP 8183391A JP 8183391 A JP8183391 A JP 8183391A JP H04291014 A JPH04291014 A JP H04291014A
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JP
Japan
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magnetic
rotating drum
tape
recording
drum
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JP8183391A
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Inventor
Tatsumaro Yamashita
龍麿 山下
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2個の回転ドラムが設け
られた磁気記録再生装置に係り、特に高密度記録を可能
にし、あるいは高速サーチ精度を高め、さらに走行する
磁気テープの張力を安定させることができる磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッド装置を使用した磁気記録再生
装置は従来オーディオ用あるいはビデオ用として使用さ
れてきたが、最近は、この磁気記録再生装置を使用して
ハードディスク装置などのバックアップ記録用としてコ
ンピュータ用データを扱うことが行われ始めている。図
9は、従来のDAT用磁気記録再生装置を前記コンピュ
ータのデータの記録用として使用している場合を示して
いる。図9に示す磁気記録再生装置は、リードアフター
ライトによるベリファイ機能を備えたものである。図9
に示す回転ヘッド装置は、固定ドラムとこの固定ドラム
上にて回転する回転ドラム1を備えている。回転ドラム
1は直径が30mmであり、磁気テープTは回転ドラム
1に約90度の角度にて巻き付けられ、速度V0にて走
行する。回転ドラム1には、記録に使用される磁気ヘッ
ドAとBが180度の配置角度にて設けられている。磁
気ヘッドAとBとでは、記録アジマス角度が相違してい
る。また磁気ヘッドAと90度の角度配置にて再生に使
用される磁気ヘッドA´が設けられ、また磁気ヘッドB
と90度の角度配置にて同じく再生に使用される磁気ヘ
ッドB´が設けられている。磁気ヘッドA´は前記磁気
ヘッドAと同じ再生アジマス角度であり、磁気ヘッドB
´は前記磁気ヘッドBと同じ再生アジマス角度である。
【0003】図10(A)は、前記磁気ヘッドAとBに
よる記録信号を時間軸上にて示し、同図(B)は、前記
磁気ヘッドA´とB´による再生信号を時間軸にて示し
ている。磁気ヘッドAとBは回転ドラム1が90度回転
する間だけ磁気テープTを走査する。よって図10(A
)に示すように、磁気ヘッドAとBとによる記録信号は
、時間軸上にて間欠的なものとなる。また磁気ヘッドA
による記録時間よりも回転ドラム1の90度の回転位相
だけ遅れて、磁気ヘッドAにより記録されたトラックが
磁気ヘッドA´により再生される。同様に磁気ヘッドB
により記録されたトラックが回転ドラム1の90度の位
相遅れにて磁気ヘッドB´にて再生される。よって図1
0(B)に示すように、磁気ヘッドA´とB´による記
録信号は間欠的で、またこの再生時間が図10(A)の
記録時間の間欠部分にある状態となる。コンピュータ用
データの記録などの場合には、図10(B)で示す再生
信号により図10(A)にて記録された信号がただちに
再生(リードアフターライト)され、データの記録が適
正か否かの確認(ベリファイ動作)が行われる。また、
磁気テープTに記録されたデータを再生するときには、
磁気ヘッドAとB(あるいはA´とB´)によりデータ
が再生される。この再生信号は図10(A)または(B
)に示すのと同等な時間的に間欠的な信号出力となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す磁気記録再
生装置による通常の記録または再生モードでは、直径3
0mmの回転ドラム1が2000rpmの回転数にて回
転し、磁気テープTの走行速度V0は8.15mm/s
ecである。しかしながら最近のコンピュータはデータ
処理速度が高速化してきており、ハードディスク装置に
より再生されて磁気記録再生装置に転送されてくるデー
タも高速になってきている。ところがこのデータの受入
側である磁気記録再生装置が前記の通常の記録モードに
て動作している場合には、転送されてくるデータの記録
動作が追従できず、よって磁気記録再生装置側のバッフ
ァが満杯になった状態で、ホストコンピュータ側を待機
状態にするなどの必要が生じる。そこで図9に示す磁気
記録再生装置によりデータの記録速度ならびに再生速度
を速めようとする場合には、回転ヘッド1の回転数を高
め、例えば前記通常のモードの2倍の4000rpmに
て回転させ、これに応じて磁気テープTの走行速度V0
を2倍にし、さらに磁気ヘッドAとBへの記録データの
送り速度を2倍にする(クロックの周波数の2倍にする
)ことにより対処できる。ところが、このように回転ド
ラム1の回転数を高くすることには限界があり、前記の
ように通常モードの2倍程度は可能であるが、例えば前
記通常のモードの3倍の6000rpmや4倍の800
0rpmにて記録または再生を行おうとすると、回転ド
ラム1と磁気テープTとの接触部に許容状態以上のエア
ーフィルムが形成され、磁気ヘッドと磁気テープTとの
安定した接触ができなくなる。また回転ドラム1の回転
数が高くなりすぎると、回転ドラム1の軸受部の寿命が
低下して実用上の問題が生じる。
【0005】また、図9に示した磁気記録再生装置によ
り、磁気テープの再生時の高速サーチ動作を行う場合に
は、磁気テープTを早送りするとともに、回転ドラム1
を高速にて回転させ、再生に使用される磁気ヘッドAま
たBにより磁気テープのトラックを横断走査させる。と
ころが、高速サーチ動作のある時点ではいずれか一方の
磁気ヘッドAまたはBが磁気テープを走査するのみであ
るため、横断走査するトラックのデータの読み取り欠落
などがあった場合に、高精度なサーチ動作ができなくな
る。また図9の従来の磁気記録再生装置では、例えば再
生用の磁気ヘッドA´と記録に使用される磁気ヘッドA
との相互位置が固定されているため、図10に示すリー
ドアフターライト動作を行う際、磁気ヘッドAにより記
録された信号のうちのATF(Automatic T
rack Following)信号が正確に記録され
ているか否かの確認を行うことはできない。すなわちリ
ードアフターライト動作のときに、再生用磁気ヘッドA
´ならびにB´は、記録に使用される磁気ヘッドAとB
に対し90度遅れて機械的な位置関係で追従するだけで
、この再生動作中にATF制御が行われないため、前記
ATF信号の記録が欠陥なく行われているか否かの確認
は行えない。さらに正規のトラック角度で記録されてい
るか否かの検証が困難であった。本発明は上記従来の課
題を解決するものであり、データのリードアフターライ
ト動作をさらに高速にて行えるようにし、また高速サー
チ動作の精度を高め、さらに走行する磁気テープのテー
プ張力を適正に保つことができる磁気記録再生装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープの
走行方向の上流側から下流側に順に配置された第1の回
転ドラムならびに第2の回転ドラムと、それぞれの回転
ドラムに巻き付けられた磁気テープを走行させるテープ
走行駆動手段とが設けられている磁気記録再生装置であ
って、第1の回転ドラムにはこの回転ドラムの回転によ
り順にデータの記録を行う複数の磁気ヘッドが設けられ
、第2の回転ドラムには前記第1の回転ドラムのヘッド
により記録されたトラックを順に走査して再生する複数
の磁気ヘッドが設けられていることを特徴とするもので
ある。また上記手段において、磁気テープを高速走行さ
せ且つ各回転ドラムを高速回転させるサーチモードにお
いて、第1の回転ドラムの磁気ヘッドと第2の回転ドラ
ムの磁気ヘッドとを共に再生用として使用し、第1の回
転ドラムの磁気ヘッドと第2の回転ドラムの磁気ヘッド
とが、磁気テープ上の異なる軌跡にてトラックを横断走
査するものである。さらに上記手段において、磁気テー
プを走行させるテープ走行駆動手段であるキャプスタン
とピンチローラとが、第1の回転ドラムと第2の回転ド
ラムの中間に配置されているものである。
【0007】
【作用】上記手段では、第1の回転ドラムに設けられた
複数の磁気ヘッドにより磁気テープに順に記録を行い、
その下流側に設けた第2の回転ドラムに設けられた複数
の磁気ヘッドにより、第1の回転ドラムの磁気ヘッドに
より記録されたデータを順に再生する。よって例えば第
1と第2の回転ドラムに従来のものよりも磁気ヘッドを
多く搭載することにより、高速にてリードアフターライ
ト動作ができるようになる。また高速サーチ動作におい
て、第1の回転ドラムの磁気ヘッドと第2の回転ドラム
の磁気ヘッドとで、磁気テープの異なるアジマストラッ
クを始点とするなどして異なる軌跡にてほぼ同時にトラ
ック横断走査を行えば、高速サーチによる信頼性が倍増
できることになる。さらに第1と第2の回転ドラムの中
間にキャプスタンとピンチローラを設けることにより、
それぞれの回転ドラムに接する磁気テープの張力を独立
させることができる。よって供給側リール台のバックト
ルクと巻取り側リール台の巻取りトルクを調節制御する
ことなどにより、両回転ドラムに対し、磁気テープの接
触状態を最適にできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図10の図
面により説明する。図1は本発明による磁気記録再生装
置の磁気テープ走行状態を示す平面図である。図2は図
1におけるII矢視方向から見た磁気テープの走行経路
を展開して示した展開図である。符号Tは速度Vにて走
行する磁気テープ、D1は磁気テープ走行方向の上流側
に設けられた第1の回転ドラム、D2は磁気テープ走行
方向の下流側に設けられた第2の回転ドラムである。図
2に示すように、第1の回転ドラムD1は固定ドラムD
1aと同軸にて回転自在に支持され、ドラムモータM1
により回転駆動される。同様に第2の回転ドラムD2も
固定ドラムD2aと同軸にて回転自在に支持され、ドラ
ムモータM2により回転駆動される。図1に示すように
、第1の回転ドラムD1には磁気ヘッドA1,B2,A
3,B4が、回転中心に対して90度の角度配置にて搭
載され、それぞれの磁気ヘッドは回転ドラムD1の下縁
外周に臨んでいる(図2参照)。この各磁気ヘッドA1
,B2,A3,B4のうち、A1とA3は記録または再
生時のアジマス角度が同じであり、B2とB4も同じア
ジマス角度である。しかも磁気ヘッドA1,A3と磁気
ヘッドB2,B4とではアジマス角度が相違している。 また、第2の回転ドラムD2には磁気ヘッドA1´,B
2´,A3´,B4´が搭載されている。この各磁気ヘ
ッドは第1の回転ドラムD1に設けられた磁気ヘッドと
同様に回転中心に対して90度の角度配置であり、図2
に示すように回転ドラムD2の下縁外周に臨んでいる。 磁気ヘッドA1´,B2´,A3´,B4´のうちA1
´は第1の回転ドラムD1に設けられた磁気ヘッドA1
と同じアジマス角度である。同様にB2´,A3´,B
4´はそれぞれ第1の回転ドラムD1の磁気ヘッドB2
,A3,B4と同じアジマス角度である。
【0009】また図1の実施例では、第1の回転ドラム
D1と第2の回転ドラムD2は共に直径が30mmであ
る。図1はカセットパックCが装填された状態を示して
いる。カセットパックC内の供給側テープリールR1は
供給側リール台11に装着され、巻取り側テープリール
R2は巻取り側リール台12に装着される。各リール台
11と12はモータによりダイレクト駆動される。すな
わち供給側リール台11はリールモータM3により直接
駆動され、巻取り側リール台12はリールモータM4に
より直接駆動される。図1に示すように、カセットパッ
クCが装填されるシャーシ(図示せず)には、3つのロ
ーディングベース13と14と15がそれぞれ(イ)(
ロ)(ハ)で示す経路に沿って移動するようにガイドさ
れている。これらのローディングベース13,14,1
5は、図示しないローディング機構を介してモータの動
力にて前記それぞれの経路を移動する。
【0010】ローディングベース13にはローディング
ポスト16と傾斜ポスト17が搭載され、ローディング
ベース14にはローディングポスト18と傾斜ポスト1
9が搭載されている。また中央のローディングベース1
5は、両回転ドラムD1とD2の中間へ移動するもので
あり、これにはピンチローラ21が回転自在に支持され
、またその両側には傾斜ポスト22と23が搭載されて
いる。またこの中央のローディングベース15にはポス
ト25と26が設けられている。またローディングベー
ス15が図1に示すようにテープローディング完了位置
にあるとき、ピンチローラ21はシャーシに設けられた
キャプスタン31に磁気テープTを圧接させる。このキ
ャプスタン31はキャプスタンモータM5により回転駆
動される。磁気テープTのローディングが完了した状態
では、図1に示すように、磁気テープTは、各回転ドラ
ムD1とD2に対してほぼ90度の巻き付け角度となる
。またこのとき図2の展開図に示すように、傾斜ポスト
17と22により磁気テープTは第1の回転ドラムD1
に対し所定のリード角にてヘリカルに巻き付けられ、同
様に傾斜ポスト23と19により、磁気テープTは第2
の回転ドラムD2に対して所定のリード角でヘリカルに
巻き付けられる。
【0011】次に図1と図2に示す磁気記録再生装置に
より磁気テープにデータをリードアフターライト動作に
より記録するときの動作を説明する。リードアフターラ
イト動作では、まず巻取り側のリールモータM4の回転
により巻取り側リール台12が図1において時計方向へ
駆動して、磁気テープTが巻取り側テープリールR2に
より巻取られる。またキャプスタンモータM5によりキ
ャプスタン31が図1において反時計方向へ駆動され、
このキャプスタン31とピンチローラ21とで挟まれた
磁気テープTがキャプスタン31の回転数に応じて速度
Vにて送られる。また第1の回転ドラムD1と第2の回
転ドラムD2は、それぞれのドラムモータM1とM2と
により同期して同じ回転数nにて回転する。回転位相の
同期は、それぞれのドラムモータM1とM2に設けられ
たPG(パルスジェネレータ)の出力により制御され、
また回転速度はそれぞれのドラムモータM1とM2に設
けられたFG(周波数ジェネレータ)の出力に応じて制
御される。このドラムモータM1とM2の回転位相を同
期させる際、第1の回転ドラムD1の磁気ヘッドA1と
第2の回転ドラムD2の磁気ヘッドA1´の磁気テープ
との接触時の回転位相を一致させる。その結果、磁気ヘ
ッドA1が磁気テープに書き込みを開始できる位置に至
ったときに、磁気ヘッドA1´が磁気テープの記録トラ
ックを再生開始できる位置へ移動することになる。また
、第1の回転ドラムD1の他の磁気ヘッドB2,A3,
B4と、第2の回転ドラムD2の他の磁気ヘッドB2´
,A3´,B4´も磁気テープに対する接触時に同じ位
相角度となるように回転する。またこのとき例えば第1
の回転ドラムD1の磁気ヘッドA1が磁気テープに接触
する位置と、第2の回転ドラムD2の磁気ヘッドA1´
が磁気テープに接触する位置との磁気テープ上の距離X
(図3参照)は、記録トラックのピッチをpとしたとき
に、(X=p×4の倍数)または(X=p×2の倍数)
となるように両回転ドラムD1とD2の位置が設定され
ている。
【0012】(X=p×4の倍数)である場合のリード
アフターライト動作を図3(A)(B)に示している。 同図(A)は第1の回転ドラムD1の各磁気ヘッドが磁
気テープを走査してトラック記録している状態を磁気テ
ープの記録面側から示し、同図(B)は記録された磁気
テープのトラックを第2の回転ドラムD2の各磁気ヘッ
ドが走査して再生を行っている状態を磁気テープの記録
面側から示している。Xが(p×4の倍数)であり、且
つ磁気ヘッドA1とA1´が磁気テープに対して同じ位
相にて接触し他の磁気ヘッドも磁気テープに対し同じ位
相にて接触する結果、第1の回転ドラムD1の磁気ヘッ
ドA1と第2の回転ドラムD2の磁気ヘッドA1´が同
じ時刻に共に同じアジマス角度のトラックを走査する。 すなわち磁気ヘッドA1により記録された(1)のトラ
ックが一定時間後に磁気ヘッドA1´により走査されて
データが再生される。なお磁気ヘッドA1´が(1)の
トラックを再生しているとき、磁気ヘッドA1は同時に
他のトラックを記録している。このトラックもいずれ磁
気ヘッドA1´により再生される。また磁気ヘッドB2
により記録された(2)のトラックも一定時間後に磁気
ヘッドB2´により再生される。なおB2とB2´は同
じ時刻に磁気テープを走査する。磁気ヘッドA3,B4
と磁気ヘッドA3´,B4´においても同じことになる
【0013】図4(A)は上記のリードアフターライト
のときの第1の回転ドラムD1による記録信号を時間軸
にて示し、同図(B)はこのときの第2の回転ドラムD
2による再生信号を時間軸にて示している。前記のよう
にして第1の回転ドラムD1に設けられた磁気ヘッドが
A1,B2,A3,B4の順にて間欠時間なく記録動作
を行い、その記録トラックは前記テープ上の距離Xが回
転ドラム間を走行する時間(X/V)だけ遅れて第2の
回転ドラムD2の磁気ヘッドによりA1´,B2´,A
3´,B4´の順に再生される。第2の回転ドラムD2
の磁気ヘッドにより再生されたデータは記録データと比
較され、C1、C2チェックなどにより確認される。こ
のときにエラーが確認されたときには再記録などの処理
が行われる。なおヘッドA1とA1´が磁気テープに接
触する位置間の磁気テープ上の距離Xが(X=p×2の
倍数)のときで且つ(X=p×4の倍数)でない場合に
は、磁気ヘッドA1により記録されたトラックがA3´
にて再生され、A3にて記録されたトラックがA1´に
て再生されることになる。同様にB2で記録されたトラ
ックはB4´により再生され、B4で記録されたトラッ
クはB2´にて再生される。この場合、再生用の磁気ヘ
ッドは同じアジマス角度にて記録されたトラックを走査
するので、リードアフターライト動作としては問題はな
い。
【0014】なお図1の装置による記録動作では、各回
転ドラムD1とD2の回転数nを図9に示す従来例と同
じ2000rpmにした場合、磁気テープTの走行速度
Vは図9の従来例の速度V0の2倍であり、且つ4つの
磁気ヘッドA1,B2,A3,B4による順時記録であ
るため、データの記録速度を2倍にできることになる。 さらに各回転ドラムD1とD2の回転数nを4000r
pmにし、磁気テープTの走行速度をVの2倍にすれば
、図9の従来例の4倍の速度でデータの記録が可能にな
る。なお、再生用に使用される第2の回転ドラムD2に
おいて、磁気ヘッドA1´,B2´,A3´,B4´に
よる再生信号によると、ATF制御を行えば、第1の回
転ドラムD1の各磁気ヘッドにより記録された記録デー
タやATF信号が正確なものであるか否かがD1ドラム
におけるテープ状態にかかわらず判断できる。
【0015】次に図1の実施例における磁気テープの張
力調節制御について説明する。図1の実施例では、第1
の回転ドラムD1と第2の回転ドラムD2の中間にキャ
プスタン31が配置され、この位置にて磁気テープTが
ピンチローラ21によりキャプスタン31に圧接されて
いる。よって第1の回転ドラムD1に接触している磁気
テープの張力t1と第2の回転ドラムD2に接触してい
る磁気テープの張力t2は、キャプスタン31の位置で
分離独立されていることになる。よって磁気テープTが
走行している際に、供給側のリールモータM3によるバ
ックトルクにより前記張力t1を設定でき、巻取り側の
リールモータM4の巻取りトルクにより前記張力t2を
設定できることになる。
【0016】この張力調節制御のための装置構造を以下
において説明する。この装置は、図1に示すように、供
給側リール台11の回転数を検知する検知器41と、巻
取り側リール台12の回転数を検知する検知器42と、
両検知器41と42からの出力パルスをそれぞれ検出す
るパルス検出部43ならびに44と、両パルス検出部4
3と44からのパルス信号が入力する演算処理部45と
、この演算処理部45による演算結果によって、各リー
ルモータM3とM4のトルクを設定できるようにしたモ
ータドライバー46ならびに47とから構成されている
。パルス検出器43からのパルス出力により供給側リー
ル台11の回転数が検出され、パルス検出器44からの
パルス出力により巻取り側リール台12の回転数が検出
される。演算処理部45ではこの各リール台11と12
のある時点での回転数、ならびにテープ厚さ寸法または
テープ長の記憶テーブルに基づいて、現在の供給側と巻
取り側のテープリールR1とR2のテープ巻き数が算出
される。この算出値によりリールモータM3とM4に与
えるべきトルクが算出され、これに応じてモータドライ
バー46と47が制御される。その結果、図5に示すよ
うに供給側リールモータM3では、供給側のテープリー
ルR1のテープ巻き数が減少するにしたがってバックト
ルクを低下させ、巻取り側リールモータM4では、巻取
り側テープリールR2のテープ巻き数が多くなるにした
がって巻取りトルクを増大させる。これにより第1の回
転ドラムD1に接触する磁気テープの張力t1と、第2
の回転ドラムD2に接触する磁気テープの張力t2とを
共に適正な状態に設定できることになる。
【0017】次に図1に示す磁気記録再生装置により再
生動作を行うときには、両回転ドラムD1とD2を共に
回転させ、第2の回転ドラムD2に設けられた磁気ヘッ
ドA1´,B2´,A3´,B4´のみを使用して再生
を行う。なお第1の回転ドラムD1に設けられている磁
気ヘッドA1,B2,A3,B4を記録再生兼用ヘッド
としておけば、第1の回転ドラムD1の磁気ヘッドA1
,B2,A3,B4のみにより再生動作を行うことも可
能である。また回転ドラムD1とD2の両方を再生動作
させればリードリトライの頻度や、最悪ヘッド目詰まり
時の保護にもなる。
【0018】次に高速サーチ動作について説明する。こ
の高速サーチ動作としては、まず第1と第2の回転ドラ
ムD1とD2を共に高速にて回転させ、また磁気テープ
Tを高速にて走行させて、第1の回転ドラムD1に設け
られた磁気ヘッドまたは第2の回転ドラムD2に設けら
れた磁気ヘッドのいずれか一方のみを使用する。例えば
第2の回転ドラムD2の磁気ヘッドA1´,B2´,A
3´,B4´のみを使用し、各磁気ヘッドによりトラッ
クを横断走査させて、目的位置のサーチを行う。この場
合第1の回転ドラムD1は回転させるだけで、信号読み
取りなどは行わない。
【0019】あるいは次のような高速サーチ動作を行う
ことも可能である。図1に示した装置により、リードア
フターライトを行うときには、前述のように、例えば磁
気ヘッドA1とA1´が同時に磁気テープに接触する位
置のテープ上での距離Xを(X=p×4の倍数)に設定
して、第1の回転ドラムD1に設けられた磁気ヘッドA
1の磁気テープに対する位相と、第2の回転ドラムD2
に設けられた磁気ヘッドA1´の磁気テープに対する位
相を一致させていた。すなわち磁気テープに対して磁気
ヘッドA1とA1´とが同時に接触し、B2とB2´、
A3とA3´、B4とB4´が同時に磁気テープに接触
するような関係にしていた。このような磁気ヘッドの位
相関係ならびに回転ドラムD1とD2の配置関係に設定
されている場合の磁気記録再生装置において、すでにデ
ータが記録されている磁気テープの目標位置を探すため
の高速サーチ動作を行う場合、次のような動作が可能で
ある。
【0020】まず、第2の回転ドラムD2の回転位相を
図1の状態からほぼ90度反時計方向へずらす。そして
、両回転ドラムD1とD2を同期させて高速回転させ、
磁気テープTを高速走行させ、さらに第1の回転ドラム
D1側の磁気ヘッドと第2の回転ドラムD2側の磁気ヘ
ッドを共に読み取り用として使用する。このとき図7と
図8(A)(回転ドラムD1の磁気ヘッドの走査をテー
プの記録面側から示す説明図)に示すように、第1の回
転ドラムD1側では、磁気ヘッドA1がA側のアジマス
角度のトラックを始点としてトラックを横断走査するよ
うにする。このとき同時に、図7と図8(B)(回転ド
ラムD2側の説明図)に示すように、第2の回転ドラム
D2側では、磁気ヘッドB2´がB側のアジマス角度の
トラックを始点としてトラックを横断走査する。その結
果、A1の磁気ヘッドがトラックを横断走査する走査軌
跡(ニ)と、B2´の磁気ヘッドがトラックを横断走査
する軌跡(ホ)が相違する。しかもこの相違する軌跡に
て2つの磁気ヘッドA1とB2´とが同時にテープを走
査していることになる。この状態で動作を継続させると
、第1の回転ドラムD1では、磁気ヘッドA1,B2,
A3,B4が順にトラックを横断走査してサーチ読み取
りを行い、第2の回転ドラムD2では同時に、磁気ヘッ
ドA1´,B2´,A3´,B4´が順にトラックを横
断走査してサーチ読み取りを行う。この両ドラムの磁気
ヘッドは異なる軌跡にて同時にテープを走査するため、
サブコードのヒット確率を2倍にでき、目標の検索精度
を高くできる。
【0021】この高速サーチ動作により磁気テープの目
標位置を探した後、各回転ドラムD1,D2の回転数な
らびに磁気テープの走行速度を通常モードに戻し、第2
の回転ドラムD2の磁気ヘッドA1´,B2´,A3´
,B4´により目標位置を始点とした通常の再生動作に
移行する。あるいは目標位置を始点として前述のリード
アフターライト動作を開始する。なお図1のリードアフ
ターライトにおいて磁気ヘッドA1がテープに接触する
位置と磁気ヘッドA1´が磁気テープに接触する位置と
のテープ上の距離が(X=p×4の倍数)となっている
ときには、図1から第2の回転ドラムD2を正確に90
度回転させてからサーチを開始すると、図7においてA
1の磁気ヘッドがサーチを開始する位置と、磁気ヘッド
B2´がサーチを開始する位置とが一致して両磁気ヘッ
ドが磁気テープ上の同じ軌跡を同時に走査することにな
ってしまう。したがって、図7においてサーチを開始す
るときには、図1の状態から第2の回転ドラムD2を正
確に90度回転させた時点からさらに1トラックピッチ
ずれた位置へ回転させ、その位置から磁気ヘッドB2´
によるトラック横断走査を開始することが好ましい。
【0022】なお、本発明の構成は前記実施例に限られ
るものではなく、次のような構成とすることも可能であ
る。まずリードアフターライトを行う場合に、第1の回
転ドラムD1において磁気ヘッドA1が磁気テープに接
触して記録を開始した時点で、第2の回転ドラムD2で
は、磁気ヘッドB2´が磁気テープに接触してBアジマ
スのトラックの再生を開始するように、各回転ドラムD
1とD2の回転位相ならびに磁気テープ長方向の各回転
ドラムD1とD2の配置間隔を設定しておく。この場合
リードアフターライトでは第1の回転ドラムD1に設け
られた磁気ヘッドによりA側のアジマス角度のトラック
の記録を行っているときに、第2の回転ドラムD2に設
けられて磁気ヘッドではB側のアジマス角度で記録され
たトラックの再生が行われる。このような両回転ドラム
の磁気ヘッドの位相にしておけば、サーチのときに、両
回転ドラムD1とD2の位相を変えることなく、そのま
ま第1の回転ドラムD1の磁気ヘッドと第2の回転ドラ
ムD2の磁気ヘッドを共に再生状態とし、両回転ドラム
D1とD2を同期させて高速回転させることにより、図
8に示すのと同じように、第1の回転ドラムD1の磁気
ヘッドと第2の回転ドラムD2の磁気ヘッドとで別の軌
跡となるようなトラック横断走査によるサーチが可能に
なる。またこの場合、リードアフターライト動作とサー
チ動作とで第1の回転ドラムD1と第2の回転ドラムD
2とのヘッドの位相を同じ状態にしたままでよいため、
両回転ドラムD1とD2を別々のドラムモータで駆動す
る必要はなく、共通のモータにより両回転ドラムD1と
D2を同期回転させることが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転ドラ
ムの回転数を過大な状態に設定することなく、データの
高速記録が可能になる。よって高速処理のコンピュータ
からの転送データであってもリードアフターライトによ
る記録ならびに再生を追従させることが可能である。ま
たそれぞれの回転ドラムの磁気ヘッドにより異なる軌跡
にてトラック横断走査を行うことにより、信頼性の高い
高速サーチが可能になる。さらに両回転ドラムの中間に
テープ走行駆動手段を設けることにより、それぞれの回
転ドラムに接触する磁気テープの張力を分離でき、張力
調節制御により適正なテープテンションを設定できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置テープ走行駆動
経路を示す平面図。
【図2】図2は図1の磁気記録再生装置においてII矢
視方向からテープ走行経路を示す展開図。
【図3】(A)は図1の磁気記録再生装置がリードアフ
ターライトを行っているときの第1の回転ドラムによる
データ書き込み動作をテープの記録面側から示す説明図
、(B)は同じく第2の回転ドラムによるデータ読み取
り動作をテープの記録面側から示す説明図。
【図4】(A)はリードアフターライトにおける記録信
号を時間軸に沿って示す線図、(B)は同じく再生信号
を時間軸に沿って示す線図。
【図5】テープ張力調整制御動作において各リールモー
タに設定されるトルクを示す線図。
【図6】第1と第2の回転ドラムに接触するテープの張
力t1とt2の設定状態を示す線図。
【図7】高速サーチ動作における各回転ドラムの回転位
相を示す部分平面図。
【図8】(A)は高速サーチ動作において第1の回転ド
ラムの磁気ヘッドのトラック横断走査をテープの記録面
側から示す説明図、(B)は同じく第2の回転ドラムの
磁気ヘッドのトラック横断走査をテープの記録面側から
示す説明図。
【図9】従来のデータ記録に使用される磁気記録再生装
置のテープ走行状態を示す部分平面図。
【図10】(A)は従来の磁気記録再生装置がリードア
フターライトを行っているときの記録信号を時間軸に沿
って示す線図、(B)は同じく再生信号を時間軸に沿っ
て示す線図。
【符号の説明】
D1  第1の回転ドラム D2  第2の回転ドラム 11  供給側リール台 12  巻取り側リール台 21  ピンチローラ 31  キャプスタン C  カセットパック R1  供給側テープリール R2  巻取り側テープリール M1  第1の回転ドラムのドラムモータM2  第2
の回転ドラムのドラムモータM3  供給側リールモー
タ M4  巻取り側ドラムモータ M5  キャプスタンモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁気テープの走行方向の上流側から下
    流側に順に配置された第1の回転ドラムならびに第2の
    回転ドラムと、それぞれの回転ドラムに巻き付けられた
    磁気テープを走行させるテープ走行駆動手段とが設けら
    れている磁気記録再生装置であって、第1の回転ドラム
    にはこの回転ドラムの回転により順にデータの記録を行
    う複数の磁気ヘッドが設けられ、第2の回転ドラムには
    前記第1の回転ドラムのヘッドにより記録されたトラッ
    クを順に走査して再生する複数の磁気ヘッドが設けられ
    ていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】  磁気テープを高速走行させ且つ各回転
    ドラムを高速回転させるサーチモードにおいて、第1の
    回転ドラムの磁気ヘッドと第2の回転ドラムの磁気ヘッ
    ドとを共に再生用として使用し、第1の回転ドラムの磁
    気ヘッドと第2の回転ドラムの磁気ヘッドとが、磁気テ
    ープ上の異なる軌跡によりトラックを横断走査する請求
    項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】  磁気テープを走行させるテープ走行駆
    動手段であるキャプスタンとピンチローラとが、第1の
    回転ドラムと第2の回転ドラムの中間に配置されている
    請求項1記載の磁気記録再生装置。
JP8183391A 1991-03-20 1991-03-20 磁気記録再生装置 Withdrawn JPH04291014A (ja)

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