JP2512320B2 - 記憶再生装置 - Google Patents

記憶再生装置

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JP2512320B2 JP63193699A JP19369988A JP2512320B2 JP 2512320 B2 JP2512320 B2 JP 2512320B2 JP 63193699 A JP63193699 A JP 63193699A JP 19369988 A JP19369988 A JP 19369988A JP 2512320 B2 JP2512320 B2 JP 2512320B2
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • G11B5/531Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/00878Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes transducing different track configurations or formats on the same tape

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記憶再生装置に係り、特に種々のフォーマッ
トを同一の記憶再生装置にて共用できるようにした記憶
再生装置に関する。
〔従来の技術〕
デジタル記憶再生装置として、回転ヘッド装置を使用
して磁気テープにデジタル信号の記録ならびに再生を行
なうDAT(Digital Audio Taperecorder)がある。とこ
ろで、この磁気テープ(DATテープ)をマイクロコンピ
ュータのメモリ装置としてシステムを組むことが増えて
きている。上記メモリ装置においては情報処理速度の観
点から通常の磁気テープ(DATテープ)の情報の処理速
度を有するシステム(以下システム1と記す)の他にこ
れより速い情報処理速度を有するシステム(以下システ
ム2)が必要となる。
第3図から第5図によってシステム1に使用される磁
気テープへの記録について説明する。
第3図はシステム1あるいはDATとして使用される回
転ヘッド式記憶再生装置のテープ走行系を示す平面図、
第4A図は第3図の磁気ヘッドHaによって記憶されるデー
タの信号波形図、第4B図は第3図の磁気ヘッドHbによっ
て記憶されるデータの信号波形図である。
第3図において、符号1は回転ヘッド装置を示してお
り、回転ヘッド装置1は磁気ヘッドHaならびにHbが装備
されている。この回転ヘッド装置1には図に示すように
磁気テープ2が90°の巻き付け角度にて接触されてい
る。符号3はカセットハーフを示している。カセットハ
ーフ3内の供給側のテープリール4はリール台5に設置
され、巻き取り側のテープリール6はリール台7に設置
される。
磁気テープ2はガイドローラ8a,8bおよびローディン
グポスト9a,9bによってカセットハーフ3内から引き出
され、回転ヘッド装置1に対して90°の角度にて巻き付
けられる。
記録モードにおいては、ガイドローラ8a,8b、ローデ
ィングポスト9a,9bと共にピンチローラ12が移動し、こ
のピンチローラ12によって磁気テープ2がキャプスタン
11に圧接させられる。そして、磁気テープ2は、キャプ
スタン11の回転によって例えば8.150mm/sec(通常のDAT
におけるテープの走行速度)にて走行される。また、回
転ヘッド装置1が2000rpmにて回転される。この状態に
おいて、例えば第5図に示すトラック16の16aの位置
(第4A図のS0)に磁気ヘッドHaが当接され、磁気ヘッド
Haがa方向に沿ってトラック16を走査する。これによっ
て、1トラック分のデータ(第4A図T1参照)の書き込み
がなされ、第5図に示すようにサブコードSUB、サーボ
用ATF、オーディオPCMなどのデータが斜めの状態で記録
される。この1トラック分のデータの書き込みは第3図
の開始点Aに位置する磁気ヘッドHaが終了点Bに移動さ
れることによってなされる。すなわち、磁気ヘッドHaが
90°回転される期間内において、1トラック分の情報が
書き込まれるようになる。
なお、磁気ヘッドHaが開始点Aに位置するときは、第
4A図に示す信号波形T1のうちの第1番目の信号S0の書き
込みがなされ、磁気ヘッドHbが終了点Bに到ったときに
は最終の信号S1の書き込みがなされる。
終了点Bに磁気ヘッドHaが到り、第4B図の符号M1で示
される位相角度90°の期間は磁気テープ2に磁気ヘッド
Ha,Hbが当接されず、データの書き込みが不可能な状態
となる。終了点Bに磁気ヘッドHaが到った後、回転ヘッ
ド装置1が90°回転されると、磁気ヘッドHbが開始点A
(第4B図の信号S2の書き込みが可能な位置)に到りデー
タの書き込みが可能な状態となり、第5図で示すトラッ
ク17の書き込み開始点17aに磁気ヘッドHbが到る。すな
わち、磁気ヘッドHaがトラック16の書き込み開始点16a
に当接されてから回転ヘッド装置1が180°回転され
て、磁気ヘッドHbがトラック17の書き込み開始点17a
(第4B図において信号S2が書き込み可能な位置)に到る
ようになる。
すなわち、一対の磁気ヘッドが180°対向して設けら
れた回転ヘッド装置を有する記憶再生装置によるデータ
の書き込みは、第4A図から第4B図に示すように、磁気ヘ
ッドHaの書き込みが有効とされるモードM0、磁気ヘッド
Ha,Hbのいずれも書き込みが不可能なモードM1、磁気ヘ
ッドHbの書き込みが有効にされるモードM2とを回転ヘッ
ド装置1の90°の回転ごとに切換えることによってなさ
れる。
次にシステム2に使用される磁気テープの記録につい
て説明する。
なお、第7A図〜第7D図はそれぞれ磁気ヘッドHa〜Hdに
よって記録された信号波形図である。
ここではシステム2として、例えば、システム1の情
報処理スピードの2倍のものを考える。この場合、シス
テム2用に記録される磁気テープは第6図に示すような
4つのヘッドHa〜Hdが装備された回転ヘッド装置によっ
てなされる。磁気テープの回転ヘッド装置に対する巻き
付け角度はシステム1の場合と同様90°となっている。
また、磁気ヘッドHa〜Hdが回転ヘッド装置の外周に互い
に90°間隔となるように取り付けられている。磁気ヘッ
ドHaとHcは同一のアジマス角度となっており、また磁気
ヘッドHbとHdは同一のアジマス角度になっている。そし
て、磁気ヘッドHa,Hcと磁気ヘッドHb,Hdとはそれぞれ逆
のアジマス角度となっている。これによって、隣接する
トラック内のデータが互いに逆のアジマス角度となるよ
うな記録が可能となる。
記録モードにおいては第6図に示すような4つのヘッ
ドを装備した回転ヘッド装置によって磁気ヘッドが書き
込み可能となるタイミングをHa,Hb,Hc,Hdの順に切換え
た走査を2000rpm(システム1と同じ回転数)で行な
い、一方、テープ走行速度をシステム1の場合の2倍の
16.300mm/secにして磁気テープへの書き込みを行なう。
この場合、例えば、第5図に示すトラック16の16aの位
置に到った磁気ヘッドHaがa方向に沿ってトラック16を
走査する。これによって、1トラック分のデータの書き
込みがなされる。この場合において、磁気テープの走行
速度がシステム1による場合の2倍であるため、回転ヘ
ッド装置が90°回転されることによって、16a(第7A図
の信号S0が書き込み可能な位置)にある磁気ヘッドHaが
磁気テープをa方向に走査し、走査が完了した時点で、
17a(第7B図の信号S1が書き込み可能な位置)に磁気ヘ
ッドHbが到るようになる。以後、回転ヘッド装置が90°
回転されるごとに磁気ヘッドHcが18aの位置(第7C図の
信号S2が書き込み可能な位置)、磁気ヘッドHdが19aの
位置(第7D図の信号S3が書き込み可能な位置)へと順次
走査される。
このような磁気テープの走行速度を2倍(回転ヘッド
装置1の回転数は同一)にして4つの磁気ヘッドによっ
て記録されたシステム2用の磁気テープ2はシステム1
のものに比して、転送レートが2倍となる。すなわち、
システム1のようにデータの記録されないモードM1はな
く、磁気ヘッドHa〜Hdによる記録がなされるモードM2〜
M5を連続的に切換えて記録がなされる。したがって、再
生の際にも磁気テープの走行速度をシステム1の場合の
2倍にすることによって、データの再生速度を2倍に速
めることができる。なお、テープフォーマット自体(ト
ラックピッチやトラック長など)はほぼ同じである。
〔発明が解決しようとする課題〕
システム1ならびにシステム2用の磁気テープは前述
のようにテープフォーマットは同じである。したがっ
て、両システムの情報処理を行なえる回路を設けるよう
にして、同一の装置で両システムの記憶・再生が行なわ
れると都合がよい。
ここで、第3図に示すような2つのヘッドを有する記
憶再生装置によって記録されたデータを第6図のような
4つの磁気ヘッドを有する回転ヘッド装置(システム2
用の磁気テープの記録再生を行なう装置)によって読み
出すことを考える。この場合、例えば、磁気ヘッドHaと
これと180°の角度にて対向した磁気ヘッドHcを用いる
ことが考えられる。この場合、磁気テープの走行速度を
8.150mm/sec(2ヘッドによってデータを磁気テープに
記録する際の磁気テープの走行速度)にすることが条件
となる。実際、このようにすれば、磁気ヘッドHaならび
にHcは、2ヘッドによって記録された磁気テープのフォ
ーマット上を走査するようになる。しかしながら、磁気
ヘッドHaとHcは同一のアジマス角度を有するため、第5
図のように交互に逆のアジマス角度にて記録されたデー
タを読み出すことはできない。
また、第6図に示す回転ヘッド装置に装備され、180
°の角度にて対向する磁気ヘッドHaとHcによって、シス
テム1用の磁気記録を行なおうとしても、これらは同一
のアジマス角度を有するので、第5図のような隣接トラ
ックを逆のアジマス角度によって記録できないという不
都合がある。
本発明は上記従来の課題に着目してなされたものであ
り、種々のフォーマットを同一の記憶再生装置にて共用
できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による記憶再生装置は、磁気ヘッドが装備さ
れ、且つモータによって回転駆動される回転ヘッド装置
を使用した記憶再生装置であって、前記回転ヘッド装置
には180度の角度に配置されその各々が同一のアジマス
角度となる一対の磁気ヘッドが複数組搭載されており且
つ、これらの磁気ヘッドの少なくとも1個の近傍に、そ
の磁気ヘッドと逆のアジマス角度を有する補助磁気ヘッ
ドが設けられ、この補助磁気ヘッドは、隣接する他の磁
気ヘッドよりも回転ヘッド装置の軸方向ヘずれて配置さ
れていることを特徴とするものである。
また、上記において、補助磁気ヘッドと隣接する他の
磁気ヘッドの、回転ヘッド装置の中心からの配置角度を
θとし、磁気テープに信号が記録されるトラックのピッ
チをPとしたときに、補助磁気ヘッドと隣接する他の磁
気ヘッドとの間の軸方向へのずれ量を(P×θ)/180°
としたものである。
〔作用〕
上記した手段は、磁気記憶再生装置において、これを
構成する回転ヘッド装置に設けられた同一のアジマス角
度を有する磁気ヘッドのうちの一方の磁気ヘッドの近傍
に逆のアジマス角度を有する補助磁気ヘッドを設けてい
る。したがって、一対の磁気ヘッドの一方と補助磁気ヘ
ッドとによって、ほぼ180度のピッチにて配置された逆
アジマスの2個の磁気ヘッドを有する装置と同様の記録
あるいは再生システムを構成できる。よって上記手段に
よる記憶再生装置と2個の磁気ヘッドを有する装置によ
って記録されたシステムとを共通使用でき、1種の装置
によって2種のシステムへの対応が可能になる。
さらに上記した手段において、補助磁気ヘッドを他の
磁気ヘッドに対して回転ヘッド装置の軸方向にずらすこ
とによって補助磁気ヘッドの回転方向の位置のずれを補
正することができ、補助磁気ヘッドが、磁気テープのト
ラックを確実に走査できるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る記憶再生装置のテー
プ走行系の平面図、第2図は磁気ヘッドの取り付け位置
を模式的に示した図である。
第1図において符号10は回転ヘッド装置を示してい
る。回転ヘッド装置10には90°間隔にて磁気ヘッドHa〜
Hdが備えられており、これらの4つのヘッドによってデ
ータの記録・再生ができるようになっている。磁気ヘッ
ドHa〜Hdの配置ならびにアジマス角度は第6図にて示し
たものと同様である。ただし、本実施例においては、磁
気ヘッドHcの近傍にこれと逆のアジマス角度を有する補
助磁気ヘッドHeが設けられている。磁気ヘッドHcと補助
磁気ヘッドHeとが回転ヘッド装置10の中心Oとなす角は
微小角θとなっている。
回転ヘッド装置10の回転方向は、反時計方向となって
おり、補助磁気ヘッドHeが磁気テープ2のトラックに対
して走査されるタイミングが磁気ヘッドHcより微小角θ
分だけわずかに遅れるようになっている。したがって、
この遅れを相殺するため、第2図に示すように補助磁気
ヘッドHeの回転ヘッド装置10に対する軸方向の取付け位
置がΔyだけ磁気ヘッドHcより下方にずらされている。
回転ヘッド装置10の180°の回転で、テープ2が1トラ
ックピッチだけ進むので、補助磁気ヘッドHeが磁気ヘッ
ドHcからθだけずらされている場合のΔyの値はトラッ
クピッチ×θ/180となる。これを満足することによっ
て、補助磁気ヘッドHeは確実に磁気ヘッドHcと同じトラ
ックを走査できるようになる。
次に本発明の動作について説明する。
まず、通常のDAT(本実施例の記憶再生装置とは別個
のもので第3図に示すもの)によって磁気テープに書き
込まれたデータ(システム1用のもの)を再生する場合
について説明する。
なお、このシステム1では、第3図の磁気ヘッドHaに
よって、第5図に示すトラック16へのデータの記録が、
また磁気ヘッドHbによってトラック17というように順次
交互に記録がされているものとする。またシステム1で
は、第3図に示す装置によって、隣接するトラック16と
17とが逆のアジマス角にて記録されている。したがっ
て、第1図に示す装置によって、システム1による記録
がなされたテープの再生を行なう場合には、磁気ヘッド
Haとこれと逆のアジマス角度を有する補助磁気ヘッドHe
によって再生がなされる。この場合、第1図の装置にお
いて、通常のDATの記録の際と同様の条件、すなわち、
回転ヘッド装置10の回転速度を2000rpm、磁気テープ2
の走行速度を8.150mm/secにして再生がなされる。再生
の際には、図示しないコントロール信号に基づいて動作
される制御手段によって、磁気ヘッドHaがトラック16の
データ記録開始点16aに到らしめられる。磁気ヘッドHa
はa方向に走査され、トラック16内に記録されたデータ
を順次再生する。回転ヘッド装置10が180°回転される
と、磁気ヘッドHcは17aの位置に到る。その後、補助磁
気ヘッドHeはθ分だけ遅れて17aの位置に到り、トラッ
ク17に記録されたデータの再生が可能となる。なお、こ
の遅れによるデータの欠落は、フォーマットがマージン
を持つため実用上は支障ない。画像情報のようにデータ
再生の精度が要求される場合には、テープの巻き付け角
度を(90度+θ)にすることによって、補助磁気ヘッド
Heによる走査遅れの補正が可能になる。あるいは時間軸
補正装置によって、磁気ヘッドHaの信号の再生信号をθ
分だけずらすことによっても、補助磁気ヘッドHeの角度
θ分の位置のずれを補正できる。
また、補助磁気ヘッドHeが磁気ヘッドHcと同一高さに
て回転ヘッド装置10に取付けられていると、磁気ヘッド
Heはトラック17上を走査しなくなる。しかしながら補助
磁気ヘッドHeは磁気ヘッドHcよりもトラックピッチ×θ
/180分だけ下方にずらして取付けられているので、補助
磁気ヘッドHeはトラック17上を正確に走査するようにな
る。
以上のようにして、磁気ヘッドHaによってこれに対応
するアジマス角度にて記録されたデータが書き込まれた
トラックを、磁気ヘッドHaと逆のアジマス角度を有する
補助磁気ヘッドHeによって、これに対応するアジマス角
度にて記録されたデータが書き込まれたトラックを交互
に走査することによって、通常のDATと同じ装置によっ
て書き込まれたシステム1のデータを再生することがで
きるようになる。
次に第1図に示す本実施例の記憶再生装置あるいはこ
れと同種の記憶再生装置によって4つヘッドによる記録
がなされたシステム2用のデータの再生を、第1図に示
す装置によって行なう場合には、磁気ヘッドHa,Hb,Hc,H
dの4つのヘッドによってなされる。この場合、テープ
の走行速度をシステム1の場合の2倍(ただし、回転ヘ
ッド装置1の回転数はシテム1の場合と同じ2000rpm)
にして再生を行なう。
次に第1図に示す本実施例の記憶再生装置による記録
動作について説明する。
まず、システム1用の磁気テープの記録は、テープの
走行速度を8.150mm/sec、回転ヘッド装置の回転速度を2
000rpmにして、磁気ヘッドHa,Heによって記録を行な
う。この場合、コントロール信号に基づいて動作される
制御手段(図示せず)によって、例えば、磁気ヘッドHa
が16aの位置に到らしめられ、記録が開始される。トラ
ック16の記録が完了した後、補助磁気ヘッドHeがトラッ
ク17上に到らしめられる。この場合において、補助磁気
ヘッドHeは磁気ヘッドHaと180°にて対向しておらず、
微小角θ分だけ遅れて走行するようになる。そのため、
この遅れ分に相当するデータが若干欠落することにな
る。
以上のようにして記録されたデータの再生は、磁気テ
ープの走行速度などを記録時と同様にて、磁気ヘッドH
a,Heによって行なうことが可能である。再生に際して
は、磁気ヘッドHaが制御手段(図示せず)によって16a
の位置に到らしめられる。次に磁気ヘッドHcが17aの位
置に到った後、微小角θ分だけ遅れて磁気ヘッドHeが17
aの位置に到らしめられ、トラック17に記録されたデー
タの再生がなされる。
本実施例の記録再生装置によるシステム2用の磁気テ
ープの記録は、磁気ヘッドHa,Hb,Hc,Hdの4つのヘッド
にてなされる。この場合、磁気テープの走行速度はシス
テム1の場合の2倍((16.300mm/sec)、回転ヘッド装
置の回転数は2000rpmとする。ここで、例えば、磁気ヘ
ッドHaが図示しない制御手段によって16aの位置に到ら
しめられる。その後、磁気ヘッドHaの走査よりも90°位
相がずれて、磁気ヘッドHbが17aの位置に到らしめられ
る。磁気ヘッドHbは回転ヘッド装置10の回転に伴い、ト
ラック16に記録されたデータとは逆のアジマス角度によ
ってデータを記録する。その後90°の位相がずれてトラ
ック18には、磁気ヘッドHcによって、トラック17とは逆
のアジマスのデータが記録される。そしてこの磁気ヘッ
ドHcの走査により位相が90°遅れて磁気ヘッドHdがトラ
ック19内にトラック18のデータとは逆のアジマスによっ
てデータを記録する。
以上のように回転ヘッド装置10の90°の回転ごとに順
次異なったアジマス角度を有する磁気ヘッドが所定のト
ラックを走査することにより、トラック間に隙間のない
アジマス記録がなされる。
このようにして記録されたデータの再生は回転ヘッド
ならびにテープの走行速度を記録時と同様にして、磁気
ヘッドHa,Hb,Hc,Hdを、順次所定のトラックの位置に到
るように制御することによってなされる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本実施例は上記実施例に限定され
るものではない。
例えば、タブルカセットデッキによってダビングを行
なう際に有効である。すなわち、システム1用のフォー
マットにて書き込まれたデータをシステム2のモードで
再生することによって2倍の再生速度とし、これを記録
すればダビング速度を2倍にすることができる。
また、上記したダビングにおいて、回転ヘッド装置の
回転スピードを2000rpmから3000rpmにし、さらにテープ
走行速度をシステム2の1.5倍にすることによって、ダ
ビング速度を通常の3倍にすることができる。
さらに上記実施例では、補助磁気ヘッドHeの走査が磁
気ヘッドHcよりもθ°分だけ遅くなるようにしている
が、θ°分だけ速くなるようにして、磁気ヘッドHeの取
付け位置を上方にトラックピッチ×θ/180だけずらすよ
うにしてもよい。
このように、本発明では、共通の装置によって複数の
システムの使用が可能になる。したがって、上記実施例
のように、本発明の装置に、システム1用とシステム2
用の処理回路を接続して、別々のシステム記録・再生が
可能になる。あるいは、DATと新フォーマットのVTRを共
通の装置に使用することも可能になる。
〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、磁気記憶再生装置にお
いて、これを構成する回転ヘッド装置に設けられた同一
のアジマス角度を有する磁気ヘッドのうちの一方の磁気
ヘッドの近傍に逆のアジマス角度を有する補助磁気ヘッ
ドを設けている。したがって、前記一方の磁気ヘッドと
新たに設けられた逆のアジマス角度を有する磁気ヘッド
によってアジマス記録、ならびにこの記録されたデータ
の再生が行なえるようになる。そのため、新たに設けら
れた逆のアジマス角度を有する磁気ヘッドに関与しない
状態で記録・再生されるフォーマットならびに関与する
状態で記録・再生されるフォーマットのいずれの記録・
再生も可能になるという効果が得られる。
さらに本発明によれば、上記の記録再生装置におい
て、一方の磁気ヘッドから例えばトラックピッチ×θ/1
80の高さ分だけずらして逆のアジマス角度を有する磁気
ヘッドを設けている。したがって、逆のアジマス角度を
有する磁気ヘッド(1ピッチずれた)をトラックに正確
に到らしめることができるようになるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記憶再生装置のテープ走行系の平面
図、第2図は磁気ヘッドの取付け位置を説明するための
図、第3図は従来の2ヘッド方式の記憶再生装置のテー
プ走行系の平面図、第4A図は磁気ヘッドHaによって記録
(再生)された信号の波形図、第4B図は磁気ヘッドHbに
よって記録(再生)された信号の波形図、第5図は磁気
テープの記録フォーマットを示す拡大図、第6図は従来
の4ヘッド方式の回転ヘッド装置に装備される磁気ヘッ
ドの配置を説明する図、第7A図〜第7D図はそれぞれ磁気
ヘッドHa〜Hdによって記録(再生)された信号波形図で
ある。 10……回転ヘッド装置、16〜19トラック、Ha〜Hd……磁
気ヘッド、He……補助磁気ヘッド。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドが装備され、且つモータによっ
    て回転駆動される回転ヘッド装置を使用した記憶再生装
    置であって、前記回転ヘッド装置には180度の角度に配
    置されその各々が同一のアジマス角度となる一対の磁気
    ヘッドが複数組搭載されており且つ、これらの磁気ヘッ
    ドの少なくとも1個の近傍に、その磁気ヘッドと逆のア
    ジマス角度を有する補助磁気ヘッドが設けられ、この補
    助磁気ヘッドは、隣接する他の磁気ヘッドよりも回転ヘ
    ッド装置の軸方向へずれて配置されていることを特徴と
    する記憶再生装置。
  2. 【請求項2】補助磁気ヘッドと隣接する他の磁気ヘッド
    の、回転ヘッド装置の中心からの配置角度をθとし、磁
    気テープに信号が記録されるトラックのピッチをPとし
    たときに、補助磁気ヘッドと隣接する他の磁気ヘッドと
    の間の軸方向へのずれ量は(P×θ)/180°である請求
    項1記載の記憶再生装置。
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